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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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指数は上がったが売り叩きの動きもなく、迫力に欠ける展開
 20日火曜日の日経平均株価は100円33銭高の1万336円と反発、TOPIXは7.65ポイント高の913.65と、続伸して終わりました。出来高概算は18億3777万株、売買代金は1兆2983億円と、相変わらずの薄商い状態。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは88、RSIは59、25日線かい離はプラス2%でした。指数的には何も問題はありませんが、値動きをいていると、なんだか無気力相場に入ったような感じを受けますね。今日も寄り付きで勝負あった…という感じで、終日の日経平均の値幅はわずかに50円…でした。

★売り叩く動きも無く、迫力に欠ける展開
 まあ、今日は、週明けの米国株が企業業績の好調を受け新高値。中国市場も成長力の加速を好感して続伸し、調整後の戻り高値を本日更新…。インドもオーストラリアも高い…という状態で、世界的な株高の追い風を受け、日本株も好調…でした、と書きたいところですが、なんとなく迫力を欠いた展開でした。海外高を受け、一時は上値を追う動きがあったものの、今月6日に利上げしたオーストラリア準備銀行の議事録が公表され、「(金融)緩和措置は必要ない…」との討議内容が伝わると、オーストラリアドルを中心に買われドルが下落。つれて円相場も一時90円丁度まで急伸したためハイテク株が値を消し上げ幅を縮小する場面もありました。引けにかけ先物の買い戻しもあり、上げ幅を拡大したものの、値下がり率トップが6%未満となるなど売り叩く動きも無く、全般に値動きの乏しい迫力を欠いた展開でした。

★日本経済と株式にとり「鬼門」になった為替
 どうも日本株にとっては為替が鬼門になってしまったようです。リスク回避通貨としてドルが売られれば、反動で円が買われ、逆にドルが買われれば、安全通貨として円も買われる、といった状態でどっちに転んでも円高方向に進んでしまいます。藤井財務大臣の為替不介入発言以来、民主党政権は円高を指向している…とレッテルを貼られてしまったようです。中国を含めたアジア各国は輸出振興に景気刺激効果を求め、こぞって為替介入を続けていますが、そのしわ寄せを通貨の面でも経済の面でも日本が多くこうむってしまっています。内需もだめ、輸出もダメ…もしかしたら景気の2番底をのぞくかもしれない通貨が何故買われるんでしょうか。不思議で仕方がないんですが…。

★中国と米国がつるんで通貨安政策を取る?
 どうやら、単純に考えると、金融危機後急速に膨らんだドル需要を満たすため、米国は輪転機を回しまくって大量にドルを世界にばら撒きました。おかげで、世界の金融市場は窒息状態に陥らなくて済みましたが、危機通過後の現在では、ドルが余り、これが資源価格を引き上げ、新興国市場に流れ込み資産高をもたらしています。おかげで、新興国は通貨高に見舞われたため、輸出を維持するため必至になって介入しているという状況。しかし、ドルとリンクしている中国元は、危機後、実質的にドル固定の状態になっており、ドル安とともに元安も進行。おかげで、他の新興国や日本、欧州、他の新興国に先駆けて輸出が回復し始めました。最近、中国の外貨準備高が急速に膨らみはじめたことを見ても、ドル固定を維持するため必死になって介入していることが分かります。

★円高に貢献する日銀の金融政策
 結局、通貨安のメリットを受けているのは米国と中国だけ、という感じになってきました。これが、米国が目指すG2体制ということでしょうか。ちょっと、いんちきなやり方みたいな気がしますが、とばっちりを受けている日本こそ、いい面の皮です。さて、今度は日本の事情…。藤井さんのわけの分からない発言だけでは円高は進まないと思いますが、それでは、原因はナンなのでしょうか。米国は、危機に際し輪転機をフル回転し、通貨供給を倍近くに一気に増やしました。国内や世界の資金循環を円滑にすると言う目的がありました。日本も、金融を緩めるように言われたものの、日銀は一回目の時は、これを拒否…。世界の金融界から顰蹙を買いましたが、2回目の要求にはしぶしぶ従い、国債やCPの買い上げなどの措置をとりましたが、通貨供給に際しては危機当時と大きな変化(現在72兆円程度)はありません。

★日銀はいつまでデフレを続ける…?
 結局、国内には成長通貨は供給されていなし、貿易や金融決済などをする際には、供給量が倍になったドルと供給量に変化がない円を交換するわけですから、円の価値が上がるのは需給関係からみても当然だと思われます。こういう状態にあるにもかかわらず、日銀はCPの買い入れを利用がないとして止めることを検討し始めています。一体、日本経済をいつまで金欠病状態にしようとしているのでしょうか。以前から、何度も書いてきたように、日本の物価は過去最大の下落をし、デフレスパイラルに陥ろうとしているのに、日銀は頑なにデフレを認めようとはしていません。物価は年率2%を大幅に超える下落をしているわけですから、実質金利は2%を大幅に超え3%近くに達しています。これでは、消費も設備投資も動きませんから景気は低迷状態を続けたままになっても当然です。一体何年こんな状態がつづいているんでしょうか。

 日銀がこんな状態を放置しているのか、なぜマスコミは追求しないのでしょうか。世界の中で、日本経済の動きが鈍い原因がここにあるとしたら…。米国が世界にばら撒いたドルを回収するか、日銀が通貨供給を増やす(量的緩和への回帰)かしない限り、単純に需給関係から見て円高が進むことになります。日銀は、日本経済をどうしようとしているんでしょうか。最近、日銀の姿勢に大きな疑問を感じています。

 ちょっと横道の話が長引いてしまいました。経済学者ではありませんので、間違った考え方をしているかもしれませんが、まあ、ど素人の繰言としてご容赦ください。でも、世界の金融危機は、日銀の量的緩和措置の解除、ゼロ金利解除のあとに起きていることは単なる偶然ではないような気がするんですが…。

★あらためて物色の方向が確認された
 さて、株価の方ですが、アップルの好決算をみても分かるように、世界の景気回復を自社に取り込めるところの業績が目立ってよくなっています。日本も、コマツが世界のインフラ投資をうけ、また東エレが半導体需要の回復を受けそれぞれ受注を伸ばすなど、回復色を強めてきました。以前から、主張してきた流れですね。当分は、この流れに変化は無いものと思われます。唯一の障害が為替ですが、折角うまく買っても、今日のように立会い中に為替が変動すると元の木阿弥になってしまいます。まあ利益面はともかく、数量面では増加が見込めますので、できるだけ独占的なシェアをもち付加価値の大きいところを狙うことでしょう。

★13週の上値抵抗を抜いてきたが、明日から弾みがつくか?
 また、日経平均ですが、今日、上値抵抗になっていた13週線(昨日1万280円)を上回ってきました。今晩の米国株次第では、上げに弾みがついてくるかもしれませんね。まあ。為替に大きなブレがないことを期待しておきましょう。このコーナーで注目してきたメガチップスですが、みずほ証券の2段階格下げにあい急落しましたが、同証券が格下げの根拠にしたシステム事業の不振は、すでに発表済みの内容。それを踏まえたうえで予想EPS115円を出し、来期はさらに130円を見込んでいます。詳しい資料を読んでいないので分かりませんが、システム事業が利益にしめる比率はさほど大きいものではなく、会社が出した見通しから大きく利益が減少するとはちょっと考えにくいのですが…。チャート的には株価が長期間持ち合った1600円以下は買い場…だと思うんですが。

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米国で投資判断の格上げ続出…引け後発表のアップル決算は市場予想上回る
 おはようございます。
 米国の決算発表はたけなわに差し掛かってきました。これまでのところ、決算発表をしたS&P500採用企業62社中、8割近い企業の業績がアナリスト予想を上回る、という好調ぶり。投資家心理もじょじょに改善し始めたようです。
 週明けの米港株は、週末に大きく下げた反動から買戻しが入りしっかりにスタート。その後、新聞大手ガネットなどが予想を上回る決算を発表したことや、今晩決算発表を控えている建機大手キャタピラーに対し、バンクオブアメリカ・メリルリンチが株価目標の引き上げを実施。また投資会社も買い推奨したほか、カード大手AMEXやモトローラ、高級百貨店ノードストロームなどに投資判断引き上げが相次いだことから、大幅に反発。主力3指数とも年初来高値を更新して終わりました。騰落状況は値上がり銘柄数2240、値下がり数799と、値上がり数が圧倒的に上回りましたが、ニューヨーク市場の出来高は10億8100万株と低水準のまま…。好調な企業決算とは裏腹に、投資家の経済の先行きに対する警戒感が強いことを示しています。

 この日は、引け後に、アップルの四半期決算が発表されましたが、売上高は98億7000万ドル、EPSは1.82ドルになりました。売上高92億989万ドル、EPS1.42ドルとしたアナリスト予想平均を、いずれも大幅に上回る好調なものでした。また、10年第一四半期について同社は、売上高113-116億ドル、EPS1.70-1.78を予想していますが、これに関しては、売上高114億4866万ドル、EPS1.91ドルとするアナリスト予想を下回っていました。

 また、この日発表された10月の建設業者指数は18。前月の19から4ヶ月ぶりに低下しました。市場予想の20も下回っています。同指数の見方に対しては、政府の新規住宅取得支援策が来月末に終了する予定になっていることから、住宅取得に慎重な姿勢が見え始めた、と弱気の見方をする向きと、住宅価格の水準が新規の需要を刺激し始めており、今回の数値は一時的な落ち込みに過ぎない…と、強気の見方をする意見が対立し始めました。新規住宅取得支援策の帰趨については流動的ですが、この日、オバマ政権は地方の住宅金融会社を支援する新政策を発表しており、市場の反応が注目されます。この日は、住宅への弱気の見方が広がり、住宅建設大手KBホームが売られるなど、住宅関連は総じて軟調に推移しました。

 米国株は、決算発表に一喜一憂する形で、じり高をたどっています。以前から指摘しているように、1万ドル付近で形成したテーブルに差し掛かっており、テクニカル的にも、もみ合うところ。企業業績の好調を受け、じりじりと上げているものの、出来高の増加をともなわないため、一気に突破することが出来ないようです。また、債券市場も景気の先行きをめぐる意見の対立から、昨日も長期金利が低下するなど、待機資金が流出するところまでなかなか行かないようです。当面、好調な決算を背景に二進一退を繰り返しながら、息の長い上昇相場が続きそうです。長期金利が本格上昇に転じれば株価の上昇スピードが速まることもありそうです。債券と株式の綱引きは今も続いているようです。

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 1万92ドル19セント +96ドル28セント (0.96%)

 NASDAQ総合指数  2176.32ポイント  +19.52ポイント (0.91%)

 S&P500   1097.91ポイント  +10.29ポイント (0.94%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万310円 +60円

              (円建て)  1万295円 +45円


 米国株は急反発して年初来高円を更新。CME日経平均先物は小幅高で帰ってきました。為替は、株高によるリスク許容度の増加からドルが軟化。円は90円台半ばの取引になっています。また、ドルの軟化を受け金価格が上昇。景気上昇による消費利用増加を見込みWTI原油先物も79ドル台に上昇しています。今日の日本株は、相場環境は良好。特に、注目のアップルの決算が市場予想を上回ったことは、国内ハイテク株見直しにつながりそうです。また、キャタピラーへの評価が上がりつつありますが、本日の日経でも回復基調にあるコマツの決算が伝えられており、インフラ関連株への見直し気運が強まりそうです。
 このところ、政府の指向する内需型経済と現実の世界景気回復の恩恵を受ける外需依存型経済の間で、投資家は股裂き状態となっており、日本株への気迷い感を強めることになっています。ただ、米国では成長産業が金融から、証券化バブルの影響を受けなかった通信やバイオなどの成長型産業へと移行しつつあり、米国経済のパイが縮小する中で、新しいパイが生まれつつあります。通信業界の革命がすすむなか、それにともなうハードの需要も拡大しており、資本財供給国としての日本への依存度も高まってきます。ここからは、米国経済を表面的な数字でみるのではなく、パイの中身がどのように変化しているかをみて、投資方針をそれにあわせることが需要に思われます。
 日本経済が内需を指向するにしてもまだまだ時間が必要。目先は、世界景気回復の恩恵を取り込めるもの…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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