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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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2進1退相場だが、大型株の商いをともなった買いは要注意…高まる債券市場のリスク
 22日木曜日の日経平均株価は、66円22銭安の1万267円17銭と続落、TOPIXは5.10ポイント安の908.60と反落して終わりました。出来高は大型数量株が買われたこともあり20億4200万株、売買代金も1兆3680億円と、ともに前日比で増加しました。
 また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは84、RSIは61、25日線かい離はプラス1.5%でした。指数的に過熱感はありませんが、売り信号一歩手前のサイコロについては、明日から対応点が5日連続高したところにかかってきますので、ここから5日間は上昇しても8勝4敗のままです。このところ、終日値幅の少なさが目立ちましたが、本日は115円幅に拡大。先物筋も売り仕掛けに動くなど、こう着状態に変化が出る兆しも出てきました。

★中国GDPは予想通りの水準だったが、内需が予想外に健闘
 さて、今日の注目ポイントは、中国の第3四半期のGDPでしたが、発表された数字は前年同期比8.9%の増加。前期の7.9%から成長がさらに加速しています。ただ、市場予測の8.9%と同水準だったため、株式市場は材料出尽くし…として反落していました。政府の景気刺激策もあり都市部の固定資産投資の1-9月期が前年同期で33,3%伸びるなど、経済成長は期をおうごとに加速しており、政府が目指す8%成長はほぼ達成可能になってきました。また、同時に発表された9月の小売売上高は前月比15.5%増、鉱工業生産指数(同)も、前月比13.9%増とともに、前月から増加しており、内需の増加が成長を押し上げている格好になっています。

★日本株は91円台の円安とクレディスイスの好決算に反応…大型輸出株に買い物
 これを受けた、日本株ですが、特に数字には反応せず、前日に続き小動きの展開を続けていました。米国株の大幅安の影響を受け、寄り付き段階では全業種が売られていました。また、中国の好調なGDP数値に反応しなかったことから後場からは先物筋が数千枚単位の売り物を出し、裁定解消売りも入り、一時日経平均は180円近く下げる場面がありましたが、為替が1ドル91円台にはいるとともに、欧州銀行大手クレディスイスの好決算が発表されると、先物に買戻しが入るとともに、大型輸出株にも買戻しの動きが入り、急速に下げ幅を縮小して終わっています。このところ、BNPパリバの処分以来、先物筋など海外投資家の動きが鈍っていましたが、そろそろやる気がでてきたんでしょうか。どっちにいくにしても、変動率が高まるのはいいことです。ただ、先週末までに、裁定買い残が再び急増し、1兆4000億円台に載せてきていることには注意が必要です。

★日本も業績感応相場へ
 まあ、引けにかけ電機や精密など輸出大型株が買われました。米国の流れや中国の成長率を受けたものですが、このところ発表される決算の修正数字をみても、増額するものが増えてきました。今日は、鹿島や大成などゼネコンが増額修正を発表していますが、採算重視の選別受注を進めるなど企業努力を反映したものになっています。内需系のものは原材料価格の低下や合理化効果が増益要因になっていますし、外需依存型のばあいは、中国の家電購入支援など海外景気刺激策の影響で増収効果もでてきました。損益分岐点が低下しているはずなので、利益が膨らむものも増えてくるかもしれませんね。来週から決算発表が本格化してきますが、米国型の相場になるかどうか…まずは乞うご期待というところでしょうか。

★2004年から2005年半ばも退屈この上ない相場だった…
 さて、当面の株価動向ですが、やはり、2004年から2005年半ばにかけての持ち合い場面に差し掛かってスピード調整を始めています、この状態はニューヨークダウでも同じです。何か好材料がでて商いをともない一気に突き抜けると、このゾーンが下値抵抗帯に変り、真空地帯を駆け上がるように戻れるんですが、個別の企業業績の積み重ねではなかなか突破するということはできないようです。そのため、どうしても日柄をかけながら錐をもみこむように壁を突破しなければなりませんから、2進1退のもどかしい動きになるため、嫌気が差す方も多いと思います。ただ、ニューヨークダウを見ても分かるように、着実に下値はきり上がっています。これを「弱い」と見るか、「強い」と見るかは、それぞれの相場観によりますが、2004年の持ち合い相場でも同じ苛立ちを経験したはず…。

 このときも、合理化やリストラにより減収増益に転じた企業業績が、果たして増収増益に転じられるかの「迷い」が市場にはありました。このときには、証券化バブルという神風が吹いて業績は急上昇しましたが、今回は何が押し上げる要因になるのか…が、まだ分からないことが市場の気迷い感を強めています。さらに日本の場合、政権交代により景気対策がなおざりにされてしまっていることも、先行きへの警戒感を強めることになっています。ただ、これだけの不透明感を抱えながらも、全体がじり高していることを評価すべきではないでしょうか。何が押し上げる要因になるかは分かりませんが、押し上げ要因は、なにも景気や企業業績ばかりではありません。以前から、債券市場との兼ね合いを書いてきましたが、このところ債券市場のリスクが言われ始めており、その一方で、大型輸出株が商いをともなって上昇するなど、どこかから株式市場に資金が入り始めている兆候があります、もしかしたら、金融相場(不景気の株高)現象が始まりだしたのかもしれません。

★指数はもたついても、個別銘柄は、結構、はじけているものが多い
 原子力、フラッシュメモリー、電池、LED証明など最近のテーマの缶詰のような東芝が大商いになり新値をとってきたことは何かの象徴なのかもしれません。ダブル底をつけてで直ってきた三洋電機など電池関連の動きもよくなってきました。また、以前から、リチウムイオン電池などで本体をつくるところより、電解質や電極、セパレーターなどの部材を供給するところのほうが妙味があるとして取り上げた戸田工業も連日高騰し、4桁大台に近づいています。スマートグリッド関連の高岳製作所も今日は業績の増額修正を発表しています。指数を見ていると、退屈で欠伸がでてきますが、個別をみると結構うねりが出てきたものも多くありますよ。やはり、森より木を見る相場…。指数的には、まだしばらくは13週線と26週線にはさまれたまま、じり高する展開か…? 

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年初来高値更新も、過去最高益を上げた金融株への格下げ発表で大幅続落
 おはようございます。
 米国株では高値警戒感から悪材料に敏感に反応する「神経質」な動きが続いています。昨日の米国株は前日の立会時間終了後に発表された検索大手ヤフーとメモリーチップ大手サンディスクの決算が市場予想を上回ったことを好感。反発して始まり、好決算を発表したアップルが過去最高値に買い進まれたほか、この日決算発表したモルガンスタンレーやウェールズファーゴなど銀行決算が予想を上回り買い物が増加。一時、ニューヨークダウは高値1万119ドルと年初来高値を更新するところまでいきました。
 
 ただ、年初来高値更新で警戒感が強まっているとき、証券会社の有力金融アナリストリチャード・ボーブ氏が、過去最高益を発表したばかりのウェールズファーゴの投資判断を格下げしたことから、金融株全般に売り物が広がり、下げ幅を拡大。通期見通しの下方修正を発表したボーイングや年末商戦について厳しい見通しを発表したウォルマートも売られるなどダウ採用銘柄の下げがきつく、結局、主力3指数とも続落して終わりました。

 過去最高益を更新したばかりのウェールズファーゴの格下げが実施されたことは市場にミニショックをもたらしました。このアナリストによると、ローン損失が拡大傾向にあることや、収益が本来的な事業の改善によるものではなく、住宅ローン回収管理サービスの手数料収入の拡大という本来事業とは異なるものになっていることを問題視しているようです。金融株については、ゴールドマンザックスなどが好決算を発表した折にも、有力女性金融アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ話題になりましたが、この際業績的には問題はないが、株価の成長性については問題がある…としており、もともと、物色対象として妙味がなくなってきていたという側面があります。この点については、以前からこのコーナーでも書いてきましたが、これを機に、今後、次の相場のステップに向け、金融株から景気敏感株への乗換えが進んでくるのかもしれません。

 米国株はRSI (9日ベース)が90を大幅に超えるなど、加熱状態にありましたが、昨日、年初来高値を更新したため警戒感がさらに増幅していました。ウェールズファーゴの格下げは利食いを促すきっかけを与えただけで、基調の変化を示すものではありません。当面は1万ドル大台固めになるものと思われますが、企業業績の回復について、市場は「確信」に近いものを持ち始めており、押し目は浅いものと思われます。今後、マイクロソフト、ハネウェル、マクドナルドなど有力企業の決算発表が続きますが、通期見通しや来期見通しなど先行きについての関心が株価を左右することになりそうです。

 21日の米国株
 ニューヨークダウ  9949ドル36セント  -92ドル12セント (0.92%)

 NASDAQ総合指数  2150.73ポイント  -12.74ポイント (0.59%)

 S&P500  1081.40ポイント -9.66ポイント (0.89%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万270円  -60円

              (円建て)   1万255円  -75円
 

 米国株は大幅続落、CME日経平均先物も1万300円を割り込んで帰ってきています。また、株安にもかかわらず、ドルは対ユーロで安値を更新。これを受け円相場は対ドルで91円に近い円安水準で推移しており、相場環境としては中立…か。昨日から、「JAL買い・金融株売り」などのロングショートポジションが組まれるなど、金融株への逆風が目立ちますが、政府のJAL救済策の概要がだされたことから、一旦はポジションが解消されるか…?指数的にはこう着状態を強めているものの、個別には好決算物には素直に反応する動きが強まっており、次第に決算相場への色彩を強めています。また、ここにきて、WTI原油がガソリン在庫の予想外の減少を受け、1バレル82ドル台に上昇、また金価格も4日続伸し1060ドル台を回復するなどドル安ヘッジの動きも強まっており、再び、産金、都市鉱山、商社など資源がらみの動きが注目されるか?さらに、コンテナ船市況の上昇も手がかり材料…。ただ、アップルの過去最高値更新に見られるようにハイテク中心の流れに変化はなし。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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