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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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上がるも下がるも米国株次第…経済的には無政府状態の日本
 30日週末の日経平均株価は143円64銭高の1万34円74銭、TOPIXは12.41ポイント高の894.67と、ともに反発して終わりました。出来高概算は17億9000万株、売買代金は1兆3400億円と、週末要因も重なり前日比では減少しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは82、RSIは56、25日線かい離はマイナス0.4%でした。今日は、米国の第3・四半期GDPが予想を上回る、というミニサプライズと、月末のドレッシング商いに助けられ、何とか帳尻を合わせて終わった…という感じでしょうか。

★弱気をふるい落とした後の動きは軽かった…
 さて、昨日の米国のGDP数値の発表には驚かされましたね。普通なら、市場の事前予想3.3%を上回る3.5%増になった、ということで相場的にはそんなに大きなインパクトにはならなかったはずですが、前日には、最近、当たり屋で定評がある大手銀行が、3.3%増から、2.7%増に下方修正するレポートを発表し、あらかた織り込んだ後だったので、市場には「サプライズ」と受け止められたようです。特に、昨日は出来高が17億株近く出来ていましたので、結構、狼狽的に売った投資家も多かったのかもしれません。相場的には、気迷い筋をふるい落とす効果があり、昨晩の200ドル近い上げにつながったものと思われます。

★米国の輸入の増加は日本企業への「微風」
 今回のGDPの数値では、5四半期ぶりにプラス成長に返り咲いたわけですが、主因は低燃費車の買い替え支援に支えられた個人消費(前期比年率3.45増)や新規住宅取得への所得控除を好感した住宅部門の好調(同23.4%増)、景気刺激のための政府支出増(同2.3%増)など、政府が実施した景気てこ入れ策が効果を上げた格好になっています。景気は回復色を示しているものの、企業は生産拡大には慎重で、設備投資は5・四半期連続で減少。企業は在庫管理を徹底しながら在庫の積み増しを図る程度に生産をとどめています。一方、ドル安効果から、輸出が14,7%という大きな伸びを示しており、今後もドル安が続き輸出が増加すれば、この分野から設投資が回復してくる可能性を示しています。一方、個人消費の堅調を映し、減少傾向にあった輸入が16.4%の増加に転じており、日本経済にとっては期待がもてる状況も生まれています。

 自動車買い替え支援策は10月に終了し、住宅取得支援策も11月末に期限が迫り、現在延長の可否について検討されており、もし基本方針通り支援策が終われば、第4四半期は成長が鈍化するのでは…という見方もあります。しかし、新興国の景気好調に加え、ドル安が輸出を刺激しており、今期も輸出の増加期待がもてるほか、10月から新財政年度に入り、政府の支出増加が期待できることなどから、案外、堅調な数字が続くのかもしれません。日本の輸出関連には「微風」が吹くことになるんでしょう。

★日本は経済に関しては「無政府状態」…日経一面連載記事が証明
 さて、昨日は民主党政権の経済への無関心ぶりについて書きましたが、今日の日経一面の連載「政権」で、同様なことが書いてありました。読まれた方も多いと思いますが、16日に開催された月例経済報告の会議風景について取材した内容です。冒頭から、「早く終わってくれという雰囲気に包まれていた…」、「景気について熱心に語るメンバーは皆無だった…」とあります。まさに、日本経済が浮沈の渕にあるという認識が今の政権内にまったく無いということが、鮮明に伝えられています。景気よりもマニフェストの実施の方が大事…という事なんでしょう。本当だと、すると、これは大変なことです。海外の投資家は、新政権の経済政策が見えないとして日本への投資に慎重になっていますが、政策そのものに無関心となると話は別。新興国や他のアジア各国は必死になって景気対策に取り組んでいるんですから、下手をすると政権の態度は「日本売り」につながるかもしれません。今日の連載の内容を海外投資家が読んだらどういう印象をうけるのでしょうか。

 やはり民主党は自分の縄張りについては強い「テクノクラート」の集まり…か。世界の政治・経済が激動し、グローバルなパワーゲームが始まっているのに、同党の外交や政策をみると内向き指向を強めるばかり。誰か、グランドデザインを描ける政治家はいないのでしょうか。今後は民主党の政権担当能力が最大のリスクとして、相場観を組み立てる必要があるのかもしれません。(断っておきますが、政治的に民主党を非難しているわけではありません。純粋に投資という観点から、政局を見た時にリスクと考えざるを得ない…ということです)

 折角、閉塞的な日本経済に海外から追い風が吹こうとしているのに、これを景気回復につなげられないというのも残念な話です。せめて、政治が景気回復の足を引っ張ることが内容にしてもらいたいものです。なにしろ、建築基準法の改悪、金融商品取引法などで景気回復の芽を、政治や行政が摘み取ってきた…という、すばらしい実績をお持ちですから。

★日経平均は上昇トレンドを維持したが、上値圧迫は強まる
 さて、昨日の書き込みで、今日、26週線を回復して終わればOK…としましたが、引け値では26週線(9963円)を上回って終わり、とりあえず上昇トレンドを維持して終わりました。ただ、25日線を上回ることは出来なかったほか、下落ピッチを早めており下落圧力は増加。また今日の日経平均高値は13週移動平均線(昨日1万48円)を意識して終わっており、再び、13週、26週にはさまれたレンジ相場に入ってきました。ただし、以前と違い25日線と13週線がいずれも下降に転じており、今後は上値圧迫を強めてくることは懸念材料です。今日の相場も、米国株高を受け「ドーン」と上がったものの、より後の終日値幅はわずか65円にとどまっており、依然としてこう着状態が続いています。

★来週から、「神無月」が終わり、相場の神様がお帰りになる
 現在の日本株は、前日の米国株次第で寄り付きの相場が決まり、あとはこう着状態が続くという、無機質な相場状況になっています。まさに国内からの手がかり材料が決算発表以外に無いといういびつな状況。少なくとも経済面では「無政府状態」になっています。結局、最後は政治問題に落ち着いてしまいます。本当に、なんとかならないものでしょうか。自民党さん、モットしっかりしてくださいね。さて、来週から11月相場に入ります。「神無月」も終わり、相場の神様も出雲の国から帰ってこられます。政治の神様もおられたら東京に戻られるはずですから、鳩山さんに喝を入れてくださることを期待しましょう。でも11月は二日しんぽ…格言どおり荒れなきゃいいが…。

 酉島製作所、予定通り1550円割れから反転。日本調剤、本日決算発表。中間期の進捗率は50%」超え、通期予想EPS187円は増額含み…三角持合離れの来週の相場に期待。メガチップスの下方修正幅は思ったより少なかった…。

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米国GDP発表が「ミニサプライズ」…期待値に実体が追いつきだした?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、第3・四半期のGDPが3.5%のプラスと市場予想(3.3%成長)を上回ったことを好感。買い先行でスタートしました。また、株価が反発したことで、ドル相場が軟化。これを受け、原油や金、資源価格が上昇したことからエネルギー株などが買われ指数を押し上げました。また、弱気筋が拠り所としていた住宅取得時の減税や低燃費車の買い替え(8月末に終了)などの一時的支援策を除いてもプラス成長に回帰したことから、前日売られたキャタピラーやアルコアなどの景気敏感株が買戻しなどから急伸。ほぼ全面高となり、主流3指数とも急反発して終わりました。
 
 この日は、通信機器大手モトローラが、市場予想の前期並みを上回るEPS0.02ドルを計上したことや生活用品大手P&Gが予想を上回る好決算を発表するなどダウ採用銘柄に好材料が相次ぎ、ニューヨークダウやS&Pなど主力指数の上昇率がハイテク株主体のNASADQ総合指数の上昇率を上回っていました。ニューヨーク市場の出来高は14億5500万株と前日比では減少。騰落状況は値上がり2502、値下がり546。

 この日発表された週間失業保険申請件数(~24日)は、53万件で、前週から1000件の減少。ただ、アナリスト予想の平均値52万1000件はやや上回っています。ただ、トレンドをみる4週移動平均は52万6250件と前週比で減少。8週連続で減少傾向にあり、雇用状況が改善傾向にあることを示しました。また、受給者総数(~17日)も579万7000件と前週比較で14万8000件の減少になっていました。

 米国経済の先行きへの不信感は根強く、前日は、大手銀行が第3・四半期GDP見通しの引き下げをレポートで発表したことから、出来高をともなった失望売りが出て急落していました。しかし、この日は、予想を上回る好調な数字が発表され、「失望」の裏返しのような現象から買い気が戻っています。前日のレポートで弱気筋をふるい落としたことで、動きやすい状況が出来上がったようです。この日実施された7年債の入札は応札倍率が2.65倍と前回水準(2.79倍)を下回る不調となり、市場金利は上昇。債券投資への手控え気分が強まったことも株式にはプラスに作用しました。やはり、国債入札の終了が相場の分岐点になったようです。
 あらためて1万ドル大台に挑戦する動きが始まりそうですが、以前から指摘している長期持合の壁は予想以上に大きいと思われ、まだ何度かの上値トライの必要がありそうです。特に、今後米国経済をリードすると思われるテクノロジー株のウェートが高いNASDAQ総合指数はまだ25日線を下回ったままですので、この回帰が急がれます。

 29日の米国株
 ニューヨークダウ 9962ドル58セント +199ドル89セント (2.05%)

 NASDAQ総合指数  2097.55ポイント  +37.94ポイント (1.84%)

 S&P500   1066.11ポイント  +23.48ポイント (2.25%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万50円  +170円

              (円建て)   1万30円  +150円


 米国株は急反発、CME日経平均先物は1万円大台回復で帰ってきました。また、懸念材料だった円相場も、米国株高によるリスク選好の回帰から主要通貨に対し円・ドルが軟化。対ドルでも円が売られ91円台半ばの取引になっています。今日は相場環境は「順」となっており、昨日の先物の買戻しや機関投資家のヘッジ売りの買い戻しなどから、堅調なスタートが予想されます。昨日に続き、TOPIX採用銘柄の不動株比率見直しから、ファンド勢の大型株買いが予想されるほか、米国GDPのプラス成長回帰から、輸出関連株の買い直しも予想されます。ただ、週末控えであるほか、今日が決算発表の前半の山場にあたることから、見送り気分が強まり、先物の動きが先行する展開か…?為替、中国株、GLOBEX米国株先物など外部環境に振られやすい展開が続きそう。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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