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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2009/10 | 11
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景気指標は全て予想通り…下落は期末特有の需給要因。心配なのは日本
 おはようございます。
 10月の米国株は「期待」と「失望」の間を揺れ動き、終わってみれば、ほぼ前月末の水準に戻っていた…という、高値圏に特有の荒っぽい相場で終わりました。
 昨日は、この日発表された9月の個人消費支出が0.5%減と、5ヶ月ぶりに減少。自動車買い替え支援措置終了の影響が早くも出たことに、景気の先行きへの警戒感が台頭。前日買われた反動もあり利食い売りが増加。反落してスタートしました。また、ミシガン大消費者信頼感指数(10月)が前月の73.5から、70.6に低下するなど個人消費の弱さを確認する指標が続いたことから、次第に下落幅を拡大。同時に、リスク回避の動きが強まりドルが買われ、その一方で、金や原油などドル代替資産が売られたことから資源・エネルギー株が売られ、下落幅を拡大。結局、主力3指数とも2%を大きく上回る下落で終わりました。

 この日は、個別株でも、中小商業金融大手CITグループの破産法適用申請が早まるとの観測や、有力金融アナリストが、シティが10-12月期に100億ドルを上回る評価損を計上する…との見通しを発表。商業用不動産の下落への警戒感が強まり金融株全般が売られました。また、個人消費の弱さを受け、AMEXなど消費関連も売られています。月末の換金売りも手伝い、この日のニューヨーク市場の出来高は16億55万株と急増。騰落状況も値狩り405、値下がり2655と、ほぼ全面安商状になりました。

 米国株は、月末の換金売りに加え、10月末が決算期末になるミューチャルファンドなどが多く、決算対策売りも多かったようです。個人消費支出が減少したことへのショックが大きいように捉えられていますが、自動車買い替え支援策打ち切りの影響は事前に予想されていたこと。もともとアナリストは0.4~0.5%の減少を予定していましたから、結果はほぼ予想の範囲内だった、といえます。また、ミシガン大消費者信頼感指数にしても、前月から低下したものの、昨年11月に記録した55.3の最低水準からは順調に上向いていますから、トレンドが変ったわけではありません。さらに、この日発表されたシカゴ購買部景気指数は前月の46.1から54.2に上昇。市場予想の48.5も大幅に上回っています。生産(47.2→63.7)、新規受注(46.3→61.4)、在庫(38.9→32.2)など項目別にも改善傾向が目立っています。

 こうしてみてくると、ミューチャルファンドなどが、期末の換金売りを急いだ…という、需給関係からの下落が主な要因と思われます。特に、金融株の下落率が大きかったことを見ても、新年度のポートフォリオ形成を意識して持ち高を減らしたことも考えられます。もともと、10月から11月相場は需給関係の悪化を予想してきましたから、今回の下げは想定の範囲内。特に、米国の景気回復が変調をきたしたとか、ファンダメンタルの変化を映したものでは無いと思われます。まあ、想定どおり11月の2週前後をめどに、強気で下値が固まるところを見ていくことでしょう。

 30日の米国株
 ニューヨークダウ 9712ドル73セント -249ドル85セント (2.51%)

 NASDAQ総合指数  2045.11ポイント  -52.44ポイント (2.50%)

 S&P500   1036.19ポイント  -29.92ポイント (2.81%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9740円  -270円

              (円建て)  9715円  -295円


 米国株は急反落、CME日経平均先物(円建て)は300円近く下げ9700円付近で帰ってきました。為替は、リスク回避からドル・円が買われ、一方、ドル対円では、円が買われ一時89円台に上昇しています。何度か書いてきましたが、日本株にとって最悪の状況が出始めました。以前から、リスク回避の姿勢が強まったときに米国株が下落すれば、一方的に円高が進行する可能性がある…と書いてきましたが、昨日の動きはまさにその通りの状態。円高の進行→CME日経平均先物安→日本株下落という図式が出始めています。日本の景気は内需の弱さを、なんとか外需でカバーしてきましたが、ここで円高が進行すればこの回復トレンドにも水を差しかねません。デフレ傾向も助長しますが、日銀はデフレを認めず、これ以上の金融緩和を敬遠。政府も、来週の急落場面では、「株価の上げ下げに一喜一憂しない…」とか何とか言って、逃げをうつんでしょう。まさに日本経済には八方塞の閉塞感が生まれつつあります。昨日の話しでは無いですが、民主党政権は日本の経済をどうしようとしているんでしょうかね~。これまで、日本の株に期待をつないできましたが、今のていたらくでは、海外投資や商品投資など他の金融商品のことを真剣に考えざるを得なくなりそうです。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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