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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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指数は五連騰になったが、今日の上げは中味が無い…
 週末4日の日経平均株価は、44円92銭高の1万222円59銭、TOPIXは1.54ポイント高の889円58銭とともに、5日続伸して終わりました。今日も海外筋からの買い攻勢(買い戻し攻勢?)が続き、出来高概算は23億1800万株、売買代金は1兆5100億円と、ボリュームアップした商いが続いています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは75、RSIは57、25日線かい離は+3.4%に拡大しています。今日で日本株は5連騰、チャート的にも、「五陽連」をつけ、「三本新値の陽転」、「赤三兵」に続き、また、強気サインが出てきました。日銀サプライズは今日も続いていますね。意外と効果は長いようですが、それだけ、頑迷な日銀が量的緩和に踏み切ったという驚きが大きかった、ということでしょう。

★続伸したが、今日の中味はいただけない…
 さて、今晩に米国雇用統計の発表を控え、今日は調整するか…と思ったんですが、引けてみると五連騰。為替が1ドル88円台の円安をキープしたことが効いたようです。ただ、中味を見ると値上がり数は523、値下がりは1037となっており、とても指数どおりの強い動きとはいえませんね。まあ、流石に1万円はスピード違反だろうとして、先物筋は前場中に売り仕掛けをし、一旦は、緩む場面もありましたが、後場になっても売り崩せず、結局、手仕舞いの買戻しを入れたところ、先物と現物のサヤが開いて裁定買いが入り、指数だけがするすると上昇した。という感じではなかったのでしょうか。証券関係者は海外投資家が買った、と騒いでいますが、このところの急伸で先物との間で買い裁定が効く場面が多くありましたから、海外投資家の買いはもしかしたら、裁定買い残を積み上げただけのものかもしれません。まあ、あまり額面どおりには受け取らない方が良いでしょう。

★裁定取引の影響を軽く考えてはいけないよ
 最近、私が裁定残のことを気にしすぎる…との、問い合わせをいただきました。でも、私には、1989年のバブルピーク(日経平均3万8915円)へ向かって相場が走っていくときの苦い経験があります。このとき、証券会社の手口を洗いながら、インデックス銘柄へのガイジン買いの多さが目立っていました。このときには、先物との間に裁定取引が行われている…なんて知識はまったくありませんでしたから、外人買いはプラスだなんて考えて、変に強気した思い出があります。でも、良く考えてみると、あまり上昇スピードが速すぎるので、現物の手当てができない投信などの機関投資家が先物の買いで玉を手当てするやり方をしていましたので、常に、先物が割高になるという状態が続いていました。結局、インデックス採用銘柄への異常ともいえるガイジン買いは、裁定取引にともなう現物買いだったわけで、彼らが、買えば買うほど、鉄砲玉が、砲弾に。さらに、裁定買い残が積み上がり、砲弾は爆弾に、さらに、原爆から水爆級へと破壊力を増していたわけです。本当に、知らないことは恐ろしいことです。1990年に入ってからの、円売り攻勢、債券売りで金利が上昇すると、後はもう先物売と解消売りが重なり、あの恐ろしい下落相場を演出したわけです。

★日経平均先物は、日本の金融市場を支配するツール?
 裁定取引は相場にとって中立と教科書には書いてありますが、これが、操作性が容易な日経平均の先物と組み合わさると、「意図的」に株価を支配することが出来ます。自己資本比率を株の含み益に依存する日本の銀行は、株価の変動に弱い体質があり、株価が下落すれば、日本経済は貧血になり落ち込むという欠点を見事につかれました。その作戦をさらに確実なものにするために、事前に、海外で営業する銀行は自己資本比率8%が必要というBIS基準を日本に導入させました。これは、裏返して考えれば自己資本の13倍弱しか融資をしてはならないということですから、もし、自己資本が急減するようなことになったら何が起きるかは容易に想像できるはずです。つまり、BIS規制の導入、それに続く株式先物(日経平均をとんでもない倍率で採用させた…)の採用は、日本のプレゼンスを落とすために周到に計画されたものだった、ということも出来るのではないでしょうか。

★1980年代後半、日本の金融界は「虎の尾」を踏んだ
 1980年代の米国は、産業の空洞化や日本・ドイツの追い上げに競争力が落ちていた時期。そこで、新たなリード産業として金融の強化を図る方向で動き出していました。ところが、資産バブルが膨れ上がり交際的な競争力を増した日本の銀行が、世界の金融の中ででのプレゼンスを高め、英米が計画していた金融立国の障害になり始めていました。このことを考えると、何故英米が、日本の金融をたたいたのかが想像できるものと思います。中国は、欧米から要請がある株先物の導入を決めながら、なんやかんやと理屈をつけ実施を先延ばししていますが、日本や韓国の経済成長のスキルについての研究過程で、欧米からの先物の強制的な導入で、どんな悲劇が起きたかを知り尽くしているからでしょう。いまだに、海外投資家の市場と国内投資家の市場を分離しているのも、市場を操作されることを懸念しているからだと思われます。中国としては、欧米の思惑通りにはならないというしたたかさを発揮しています。

★日本人も欧米人の発想を身に着ける時期
 なんだか、また、寄り道してしまいましたが、日本人やアジア人などの農耕民族は、農業をスムーズに行うために強調しなければなりませんが、狩猟を基礎とした欧米文化は、どんな手段をとっても獲物を取らなければならず、個人主義的また「獲物を確保するために確実にしとめる罠の文化」を基本にしています。どうも、東洋人は欧米文化の本質が分からず、甘言をろうされると、簡単に信じてしまうところがあります。日本が先物を導入するときも、操作性が高いとして学者や有識者からの反対意見が多かったのですが、当時の政府が、欧米の圧力に負けて導入してしまいました。おかげで、いまだに日本はその後遺症を引きづったままです。

 このコーナーでは時々欧米諸国が進める温暖化ガス削減などの動きに批判的なことを書いていますが、基本的に、彼らがすることには何らかの意図があると考えているからです。たかが、海外からの買いに対して、これだけ長々と書いてしまいましたが、グローバル化が進むということは、強いものが弱いものを食う…という流れ。それも、欧米人の特徴は獣の世界と異なり、ルールを作って競争をやること…。それも、自分たちにとって都合のいいように…。スポーツで、自分たちが不利になれば、すぐにルールを変える欧米人のやり方を見ていれば分かるはずです。日本人は、もう少し、疑いの目をもって物事を見るクセをつけたほうが良いと思います。最近の日本株についても、彼らは、ぼろくそに言っていましたが、底値ゾーンではしっかり買い越していましたね。彼らが獲物をしとめるために本音と建前を使い分けていることを知らねばなりません。日本人ももう少しずるくなるようにしませんか。

★来週は為替が焦点だが、25日線の改善で押し目買い。

 まあ、とんでもなく横道にそれてしまいましたが、今日の相場の中味をみても実体と指数がかい離していることが分かります。一方、朝も書きましたように戻り一巡の主力株に代わり、中小型株がしっかりしてきました。このコーナーでも取り上げた、酉島製作所やリンテック、焼津水産化学などの小物がしっかり…。政府のエコ住宅ポイント関連の積水化成も理想的な買いゾーンを形成しに来ています。来週は小物が動き出しそうです。

 さて、肝腎な相場のほうですが、今週は、日銀サプライズで52週線から26週線まで一気に大陽線が立ち上がりました。流れが変化したことを暗示しています。まだ日経平均週足のサイコロは4勝8敗、RSIは40%台と余裕含み。25日線も今日までの上げで、下落幅が縮小し、横ばいに近づいてきました。ただ、週の移動平均線は、対応点からみて13週、26週とも下落基調が続き、下方圧力は強くなってきます。これまでの上昇を支えてきた、円相場も今日は88円台で抵抗を受けていますが、このポイントは円高が進む過程で抵抗したチャート上の急所。常識的にはちょっと売り圧力が強まりそうですが、昨日も書いたように、200日、52週という長期の移動平均線が下値を支えているほか、25日線も近々上昇に転じ下値を支えますので、押し目買いに転換したことは間違いない所でしょう。来週は、為替が90円台に迫れるかどうかが焦点。主力株でも25日線や13週線が上昇に転じるものは買い対象になってきます。
 
 今日は、まだ頭が熱に浮かされていますのであらぬことを書いてしまいました。でも流れは、数ヶ月前から書いたとおりに運んでいますので、今日のたわごとも勘弁してください。来週になるとメジャーSQが思惑されてきますから、指数は先物筋の思惑で波乱するかもしれません。まあ、正月のもち代稼ぎは、下がった主力株と上昇トレンドを維持している中小型材料株でつくりましょうか。

 明日の朝は、もう少し詳しくみてみましょうか。

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銀行の増資再開を嫌気し、引け際に急落…レンジ相場離れのきっかけになるか、今晩の雇用統計
 おはようございます。
 昨日の米国株は、11月のISM非製造業景気指数が予想を下回ったものの、新規失業保険申請件数が市場予想を大幅に下回ったことを好感。昨日下げたニューヨークダウ(NASDAQ総合指数とS&P500は前日上昇)は反発して始まりました。ただ、今晩に雇用統計の発表を控えていることから、前日引け値をはさんで売り買いが交錯し、頭の重い展開が続いていましたが、公的資金の返済が決まったバンクオブアメリカが、188億ドルの増資を実施すると伝えられたことから、引け際、20分の間に金融株を中心に売られ、結局、主力3指数とも下落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は11億3000万株と前日から1億株増加。騰落状況は値上がり1068、値下がり1947でした。

 この日は、バーナンキFRB議長の再任を決める議会の公聴会が実施されており、市場も関心をはらって見ていたようです。もともと、議会のバーナンキ議長への評価は低く、再任に反対する議員も多いといわれ、もし、再任が認めれ無かった場合、市場が一時的なショック状態に陥る事態も予想されます。また、この日、財務省が来週740億ドルの財政資金調達を実施する、としたことも、長期金利の上昇を招き。株価を圧迫しました。個別では、増資計画を発表したバンクオブアメリカは、公的資金返済を好感されたものの、他の銀行にも増資実施による需給悪化が予想されるとして、銀行株の売りに拍車をかけました。S&P500の銀行株指数は2.1%下落。この日の下げをリードしています。ただ、このなかでも、フィラデルフィア半導体株指数が上昇して終わったほか、半導体メモリー大手のマイクロンテクノロジーの株価目標引き上げなど、ハイテク株の強さが目立ちました。

 ニューヨークダウは、1万400ドルをはさんで上下100ドルの幅でレンジ相場を繰り返しています。落ち合いの日柄は、1万400ドルを回復してから既に、13日を経過しています。やや頭の重さが目立っていますが、新しい動きに移るには、何かサプライズな好材料が出て一気に上放れるか、一旦、25日線か13週線まで引いて、エネルギーを蓄積して再度持ち合い離れに挑戦するかの動きが必要です。以前から指摘している、高値からの下降バンドの上限ラインと短期の上昇トレンドの高値を結ぶ上値抵抗ラインを市場は予想以上に強く意識しているようです。その意味では、今晩の雇用統計が何かのサプライズ材料をもたらすかもしれません。レンジ相場の脱却を期待しましょう。

 3日の米国株
 ニューヨークダウ  1万366ドル15セント  -86ドル53セント (0.83%)

 NASDAQ総合指数   2173.14ポイント  -11.89ポイント (0.54%)

 S&P500     1099.92ポイント  -9.32ポイント (0.84%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9925円  -25円

          (円建て) 9915円  -35円

 米国10年国債金利  3.3800%  +0.0570%

 WTI原油  75.77ドル  -0.83ドル

 GOLD 1207.50ドル  -4.50ドル


 米国株は下落、CME日経平均先物は、大証終値比小幅安で帰ってきました。また、米株安によりドルが買われたことから円は軟化。現在は1ドル88円台前半の取引になっています。相場環境的には中立ではあるものの、為替が88円台に乗せてきたことは好材料。今日も昨日の地合を受け継ぎ輸出株優位の展開になりそうですが、週末控えであることや、今晩、米国株の動向を左右するかもしれない雇用統計の発表を控えており、目先、スピード調整の動きになるかも知れません。昨晩指摘した下落中の13週、26週線に到達しており、両ラインの下落圧力をかわして移動平均線上に出て終われるかが焦点。個別でもすでに、25日線や13週線へのかい離修正を達成したものも多く、再び、上昇トレンドを維持している中小型好内容・テーマ株への回帰が始まるか…。今日も、為替、GLOBEX米国株先物をめぐり先物優位の展開…(あまり指数の動きを気にしても仕方が無いのですが…)。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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