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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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雇用統計は劇的改善…金融政策の手直しが早まるとの観測から上げ幅は圧縮へ
 おはようございます。
 レンジ相場脱出のカギとして期待した昨日の11月雇用統計の数字ですが、非農業部門の雇用者数は市場予想の12万5000人減を大幅に下回る1万1000人減に、失業率も予想の10.2%を下回る10.0%にそれぞれ改善。早ければ12月にも雇用者数がプラスに転じるのではないか、という強気の見通しも台頭。予想外の数字を受け、市場には動揺も起きているようです。

 この日の米国株は予想を裏切る雇用状況の改善に、寄り付きから買い物が集まり急反発してスタート。ニューヨークダウは一時150ドルを越える上げ幅となり年初来高値を更新する場面もありました。ただ、雇用状況の改善を受け、「金融政策の手直しが早まるのではないか…」との観測が強まり、債券市場で金利が急騰。10年もの国債金利が一時3.5%台まで上昇したことを受け、ドル相場が急伸したことから、原油や金などドル代替資産が下落し、資源・エネルギー株が売られるなどドミノ倒し的に売りが広がり上昇幅を圧縮。結局、主要3指数は反発したものの小幅高で終わりました。ニューヨーク市場の出来高は15億株近くまで増加しています。ただ騰落状況をみると値上がり2168、値下がり834となっており、指数採用銘柄(大型株)の上げ幅圧縮が影響したことが分かります。

 雇用統計で非農業部門雇用者数の減少にもっとも貢献したのが専門職を中心にした人材派遣だったことを受け、この日は、モンスター・ワールドワイドなどの人材派遣会社株が急伸。不動産株や半導体の好調を受けた半導体・同製造装置が買われる一方、市場の急変を受け、エネルギーや素材株が売られています。ドルの急伸はこのところ連日上昇していた金価格を直撃。この日だけで4.5%も下落し、市場に動揺をあたえています。

 昨日の雇用統計の予想外の数字は、一時的に市場に期待感を抱かせました。ただ、金融政策の変更時期が早まるとの観測から、流動性相場の色彩を強めていた最近の大型株中心の流れにはマイナスになるとの判断から、上げ幅を圧縮。結局、ここまで続いてきたレンジ相場の中に納まって終わりました。なかなか、レンジ相場を抜け出せませんが、この日の指数別の上昇率を見ると、ニューヨークダウの0.22%、S&P500の0.55%に比べ、NASDAQ総合指数は0.98%の上げが目立っています。
 先日も、レンジ相場脱出のカギはNASDAQ相場の上昇にあるのではないか…としましたが、チャート的にも上値を慕う動きが出てきています。企業は回復に自信を持ち始めていますが、まだ常用雇用を増やすほどの自信はなく、派遣など流動的な雇用を増やしているようです。ただ、米国では派遣は常用雇用の先行指標。雇用がプラスに転換する時期も近いという観測から、今後の市場には常に出口論がつきまとい流動性相場の頭を押さえることになるのかもしれません。やはり、今後は、景気敏感、成長重視のNASDAQリードの展開になっていくのではないでしょうか。長期金利の動きが注目されます。

 それにしても、一昨日の引け前20分の急落は一体なんだったんでしょうか。雇用統計の数字が漏れて、自動売買のロボットが作動したんでしょうか。そういえば、いつも、前日に雇用統計の予想を発表していたゴールドマンザックスは一昨日、予想を発表したんでしょうか…。

 4日の米国株
 ニューヨークダウ 1万388ドル90セント +22ドル75セント (0.22%)

 NASDAQ総合指数  2194.35ポイント  +21.21ポイント (0.98%)

 S&P500   1105.98ポイント  +6.06ポイント (0.55%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万225円 +225円

          (円建て) 1万215円  +215円

 米国10年国債金利  3.48%  +0.10% (3.05%)

 WTI原油価格  75.25ドル -0.71ドル

 GOLD  1162.60ドル  -54.80ドル      


 米国株は小反発だったものの、CME日経平均先物は1万200円台に急伸して帰ってきました。為替市場で円相場が90円台半ばに急落したことが好感されたもので、来週の日本株の上昇に期待をつなぐ流れになったようです。昨日発表されたシカゴIMM通貨先物市場(12月1日現在)でのドル円の取り組みは、円ロングが7万3793枚、同ショートが1万3514枚で差し引き5万6907枚と、前週から、さらに5000枚以上円強気のポジションが増えていました。このところの円安は、このポジション解消にともなうものと思われますが、昨日の米雇用統計数字を受けて、一気に90円台に入った動きは、予想外の数字を受け円強気のポジションが一気に巻き戻されたものと思われます。それほど、日銀の政策変更と米国雇用統計数字のインパクトが大きかったということでしょう。円相場はチャート上の急所だった88円10銭台、25日移動平均線を一気に突破するチャート破りの動きをしましたが、今週ある程度エネルギーを出し切っただけに来週もこの傾向が継続するかどうかがカギになりそうです。景気対策や沖縄基地問題をめぐって閣内不一致の動きがでていることも懸念材料…。日銀の量的緩和に関する追加への含み発言、閣内からの円安好感発言など、何らかの援護射撃がほしいところ…。来週も先物リードの展開が続きそうですが、メジャーSQを控え、これまで取られてきたデリバティブの弱気ポジションの後始末が焦点。米国の流れを受けた中小型株と輸出株の流れへ。インデックス銘柄もSQの関係で上げそうですが、苦し紛れに何をやられるかわからないのであまり近づきたくはありません。やはり、12月相場は好転しましたね。

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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