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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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円高にも抵抗力を示し底堅くなった日本株
 8日火曜日の日経平均株価は、27円13銭安の1万140円47銭、TOPIXは2.23ポイント安の896.70と、ともに7日ぶりに反落して終わりました。為替の先行きが読めないため、模様眺め気分も強く、出来高概算は20億1800万株、売買代金は1兆2700億円と、ともに昨日からは減少しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは75、RSIは61、25日線かい離はプラス4.5%でした。日経平均は小安くなったものの、本日の25日線は9706円と前日に続き上昇トレンドを維持しています。

★バーナンキ発言を勘繰ってみた…
 さて、先週末の雇用統計サプライズは米国の長期金利の上昇とドル高をもたらしました。しかし、昨日行われたワシントンでの講演でバーナンキFRB議長は「手ごわい(おそるべき)向かい風」などと、過激な表現を使い安易な楽観を戒めるような発言をしています。その結果、景気の先行き懸念から長期金利は低下。これを受け、ドルも軟化しています。日本の評論家の間でも、同議長の発言に驚きを隠せない人も多くいたようです。オバマ大統領は、輸出振興による景気刺激を打ち出しており、こんなとこでドル高になってもらっては困る…ということもあるんでしょうが、どうも、それだけでは無いような気がします。良く考えてみると、米国では、財政資金調達が始まり、今晩は3年債400億ドル、明日は10年債210億ドル、あさっては30年債130億ドルの入札が行われます。こんなときに、金利が上昇(債券価格は下落)するような状態では、海外の投資家は安心して応札することは出来ません。議長の予想外の発言は、入札の環境作りをやったと言うことでは無いんでしょうか。米国では景気の状況は改善傾向にあり、FRBが強気の見通しをだせば、長期金利が上昇しやすいところにありますので、金利の先高感をださないために、あんな過激な発言をした…というのは、あまりにうがちすぎた見方でしょうか。

★世界最大の運送会社FEDEXの好決算はサプライズ
 景気の改善状況を裏付けるように、昨日引け後に発表された運送大手FEDEXの決算は、合理化効果に加え、世界的な航空貨物の好調で、市場予想を大幅に上回る好決算を発表しています。輸送関係企業の業績は景気の実態を図る指針として、投資家の注目を集めていますが、その最大手で世界各国を航空貨物で結ぶ同社の決算が予想を上回ったということは、明らかに景気の基調が変化してきたことを暗示。投資家にとっては雇用統計と並ぶくらいのサプライズ効果があるかもしれません。国債入札が終わるまでは、金利市場は押さえ気味に推移しそうですが、終了後には、なにか変化がおきてくるのではないでしょうか。今日の朝も書きましたが、本来、ドル安のヘッジ手段として買われてきた金が、ドルが軟化したにもかかわらず、続落して終わった、ということは、ドル安を前提にした投資スタンスに大きな基調変化がおきているといってもいいのではないでしょうか。ちょっと、注意して相場を見ていかないと、流れに乗りそこなうと痛い目にあうことになるかもしれません。

★介入思惑が円安を支える?
 まあ、米国の物色の変化は最近しつこく書いてきましたから、あえて繰り返す必要もありませんが、日本株の見方についても、従来書いてきたように、上昇トレンドをたどる方向に変化はないものと思われます。今日は、米国株が高安まちまちの動きになったほか、バーナンキ発言を受け、ドル売られたことから、円が88円台に上昇。早速、強弱感が対立し円高が進む、いや、円安だ…とかまびすしくなっています。ただ、日銀や財務省、政府の三者が円高対策に乗り出したことは、円の一段高への強力な歯止めになっているほか、今月初旬、財務省財務官が米国財務省好感と面談。介入への承諾を取り付けた(実際の内容は不明)との思惑は、今後円の買い仕掛けをする投機筋にとっては恐怖材料になるはずです。

 チャート的にも先週、ドル高の強力な長大陽線が立ち上がり、基調転換を暗示する線をつけましたので、当面は、円高の戻りめどを模索しながら、25日線の改善や13週線の方向転換などテクニカルな方向転換を確認して、次の展開(円安方向か?)に向かうものと思われます。当面は、テクニカルの改善待ち、というところですが、ドル円の13週移動平均線は対応点からみて方向転換する次期が近づいており、次に動き出せば、予想外の円安(95円~100円)が出るかもしれません。まあ、期待してみておきましょう。

★週末のSQの前哨戦が始まった?
 さて、今日の日本株ですが、政府の経済対策が発表されたことから、投機筋は、国債発行が増加して金利が上昇する…との思惑から国債の先物を売り、一方で、株の先物を買うという裁定取引を実施。週末のSQをにらみ、踏み上げを誘うような動きをして居ました。また、一方では、円高を弱気材料として先物の売り仕掛けをする動きもありましたが、FEDEXの好決算を受けGLOBEXで米国株の先物が堅調に推移していたため、さらに売り進むことが出来ず、売り買いが交錯する中で、膠着感の強い相場展開になりました。ただ、先物価格が現物を下回る状態がかなりありましたが、日経平均が大きく崩れなかったことを見ても、裁定解消売りを吸収する買い物が入っていることを暗示しています。まあ、相場の腰は予想以上に強くなっている感じがします。

 テクニカル的には、25日線が上昇に転じ、26週線も上昇を維持。下落中の13週線はあと2-300円上げるか、または1~2週間もめば横ばいから上昇に転じる見通し。当面は、海外情勢、特に米国株を見ながらになりますが、26週線を下値とし、次の出直りを窺う展開か…。物色の方向などはこれまで書いてきたことに変化はありません。

 COPの開催で環境関連が注目される…といいますが、米国が温暖化ガスを危険物質と認定するなど、スタンドプレーを強めているほか、島が沈むと涙ながらに訴える留学生を登場させるなど、環境対策ブームを盛り上げようとしていますが、狙いは排出権取引でリーダーシップを握ろうという意図は明らか…。もともと、温暖化効果があるのか無いのか証明もされていない炭酸ガスを有毒ガスと認定するなど、おかしなことが多すぎます。鳩山さんもこの流れに便乗しているつもりのようですが、地球の温暖化は本当に進んでいるのでしょうか…。環境研究の専門化の間では、温暖化ではなく寒冷化が進行しているとする学説もあります。どうも、欧米人が騒ぎ出すと裏に何か儲け話が絡んでいると疑いたくなる…。次は、排出権を証券化した売買する環境バブルが狙いか…?

 まあ、実際に受注につながる企業は狙えば良い…。でも、過剰な投資で債務を抱え込んだ中東産油国、環境で一致団結して化石燃料の使用量を減らそうとしている消費国…。過剰投資の付けを払うため原油を秘密裏に増産し、需給バランスが大きく狂い、1バレル10ドルに突っ込んでいったオイルショック後の動き…。歴史は繰り返すというが、なんだか同じ状況になってきた。原油が20ドルになっても化石燃料の使用は減らすんだ、環境保護だ…と消費国はいっているんでしょうか。ここでも歴史は繰り返す?
 
 世界の景気が回復しているといわれても、金に比較した割安感があるといわれても微動だにしない原油価格…。この動きは嵐の前の静けさ、それとも、過去の歴史の繰り返しを読み始めた?

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バーナンキ講演をめぐり波乱したものの、レンジ相場は抜け出せず
 おはようございます。
 昨日の米国株は、週末発表された雇用統計が予想外に改善した余韻から、買い先行でスタートしたものの、この日ワシントンで行われたバーナンキFRB議長の公演内容をめぐって強弱感が対立。投資判断の引き上げがあったクレジットカード株やボーイングなどが上げたものの、金融株や不動産、ハイテク株などが売られたことから、結局、ニューヨークダウは小幅上昇したものの、一部ハイテク株や金融株の下落を受け、NASDAQ総合指数やS&P500は反落。高安まちまちの動きで終わりました。ニューヨーク市場の出来高は週末に比べ5億1000万株少ない10億5900万株に急減。騰落状況は値上がり1656、値下がり1363と、値上がり数が上回る底堅い展開。

 この日は、目立った経済指標の発表も無く、市場が注目したのはワシントンのエコノミッククラブで行われたバーナンキFRB議長の講演。このなかで、「米国経済は改善傾向にあるものの、自律的な回復にはまだ時間が必要」と述べ、「当面、現在の超低金利状態を続ける」という金融政策の運営方針を語りました。市場は、出口政策が遠のいた…として買い先行になりましたが、一方で、同議長が「雇用情勢や貸し出しの厳しさが、景気の自律的回復の手ごわい向かい風になる…」と発言したことから、景気の先行きへの懸念が台頭。利食い売りが増加して上げ幅を縮小するなど、神経質な動きを繰り返しています。同議長の発言を受け、為替市場ではドルが売られる一方、超低金利政策の持続観測から長期金利も低下しています。ただ、景気の先行き懸念から原油価格は続落したほか、これまでドル安の代替資産として買われてきた金価格が続落するなど、先週までとは異なった動きをする商品が出てきたことには注意が必要です。

 米国株は景気回復への期待感と金融政策の手直し懸念とが綱引き状態になり、小幅のレンジ相場が続いています。週末の雇用統計数字も結局サプライズにならず、昨日のバーナンキFRB議長の「超低金利政策持続」発言で週末以前の相場環境に引き戻された格好になっています。トリシェECB議長も、出口政策の実施延長に含みを持たせる発言をするなど、一時高まった「出口論」が後退しているように思われます。ただ、ドル安にもかかわらず金価格が下落するなど、市場はすでに出口政策を思惑して、出口後を展望したポートフォリオの入れ替えに動き始めた可能性があります。ニューヨークダウの構成銘柄をみても金融株に頭打ち感がでている一方で、ハイテク株やキャタピラー、ウォルマートなど景気敏感型の堅調振りが目立っており、相場環境の変化を先取りた動きが始まっているように思われます。これまで、ドル安の代替資産として買われてきた商品の動きには、今後十分な注意を払ってみていく必要がありそうです。

 7日の米国株
 ニューヨークダウ 1万390ドル11セント +1ドル21セント (0.01%)

 NASDAQ総合指数  2189.61ポイント -4.74ポイント (0.22%)

 S&P500     1103.21ポイント -2.73ポイント (0.25%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万115円  -35円

          (円建て)  1万110円  -40円

 10年国債金利 3.448% -0.0350%

 WTI原油  74ドル10セント -1.37ドル

 GOLD  1158.50ドル -10.30ドル
 

 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物は、ドル安への反転を嫌気して小幅安で帰ってきています。現在、為替は、89円30銭台の取引となり、円が反発しており、今日の相場環境は為替をめぐって荒れ模様になるかもしれません。先週、相場環境が急変するまで、先物などデリバティブ運用をする投機筋は弱気のポジションを形成しており、週末のメジャーSQをめぐりナントカ損失のカバーを図りたいところ。ただ、弱気筋の踏み上げを狙って買い仕掛けをする動きも予想され、ファンダメンタルを離れたところで空中戦に発展する可能性も…。

 為替の急変が気になるところですが、昨日も書いたように日銀、財政、政府の動きが変化しているほか、財務省財務官の米国訪問による為替介入再開の思惑もあり、一方的な円高にはならないものと思われます。円ドルの25日線の状況は改善しており、当面は、25日線を下値支持として投機筋のポジション手仕舞いもありそう。昨日も買いたようにファンダメンタルとテクニカルの両面から割安な銘柄の修正高狙い…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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