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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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円高進行で頭の重い展開…高まる政治リスク
 10日木曜日の日経平均株価は、141円90銭安の9862円82銭、TOPIXは11.04ポイント安の873.90と、ともに3日続落して終わりました。出来高概算は20億8211万株、売買代金は1兆3547億円と、ともに前日比で微増しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは73、RSIは58、25日線かい離はプラス1.5%でした。25日線は9715円となり、昨日からの上昇はわずかに1円。横ばい状態に近づいてきました。あと数日で対応点が時価を上回ってきますので、明日からの株価次第では、25日線が下値支持力を失う可能性がでてきました。
 
★市場無視の日本政府に、いつか市場の催促がくる…?
 さて、ドバイショックに端を発した危機以来、とにかく格付け会社が元気になり、国やドバイ関連企業の格下げ競争を演じています。そのしわ寄せが、再び世界のリスク回避姿勢を強め、世界で唯一通貨高を歓迎(?)している円に向かい、円高が進みはじめました。日銀は、臨時政策会議後始めての新型資金供給を行いましたが、効果はいまいち…。政府から何の援護射撃もありませんから、結局、円高が進み、株が売られることになってしまいました。先日は、デフレ克服に向け鳩山首相の発言もあり、日銀、財務省、政府の総がかりで円高対策に乗り出すか…と思われました。しかし、オバマ大統領に「TURST ME…」と大見得を切ったのに三日と空けないうちに、前言を翻した首相の発言ですから、投機筋にとっては「信用なんかできるか…」というのが本音。むしろバーナンキFRB議長の発言で、金利が上がらなければ米国はドル安を放置する…との観測が強まっています。だったら、もう一度、円ロングのポジションを増やし、日本の出方を試してやろうと考えるのが当然でしょう。話は違いますが、格付け会社の張り切り方と、今、米国証券取引所で格付け3社が金融危機で果たした犯罪性の調査とは何か関係があるのでしょうか?

 まあ、とにかく現政権の市場への無関心度には救いがたいものがあります。日本経済が浮沈の瀬戸際に追い込まれているのに、小沢民主党幹事長は茶坊主ども600人を引き連れ、わざわざ、ハニートラップが準備されているところへお出かけ…。これでまた、民主党国会議員のなかに写真やビデオをとられて、どこかの国の言うことを聞かざるを得なくなる可哀想な人がたくさん出て来るんでしょう。谷垣自民党総裁、注意してあげないといけませんよ。米国と日本が沖縄の基地問題でおかしくなっているときに、わざわざ、米国が一番気にしているところへ行くという神経が分かりません。見ようによっては、米国に喧嘩を売っているとしか思えないのですが…。大体、今回の米国の基地再編は、中国海軍が太平洋に進出することを抑制する狙いがあったはず。最悪でも、グァムとハワイを結ぶラインから東には中国艦船を入れたくない、したがって、沖縄の基地と日本国内の基地は太平洋に中国艦船を進出させないための布石…という作戦だったのではないでしょうか。それだけ、神経を使っている国に今のこの時期にのこのこ出かけていくとは…。やはり、この政権には外交や内政を処理する能力が欠けている…としか見ようがありません。

★「大いなる田舎者」米国の怖さを知るべき
 新聞の論調を見ると、米国を怒らせた…とか、政権交代期だから大目に見てくれるだろうという観測記事が入り乱れていますが、そんなに甘えていていいんでしょうか。米国という国は「大いなる田舎者…」という表現があります。初対面の人は歓待しますが、その姿勢に甘えて裏切るような行為をすると、一転して、一致協力して「村八分」にかけることをやるといいます。いま、米国は、自分の国のことで手一杯ですが、今回の日本政府の所業が、米国民の心の中に焼き付けた傷は大きく、将来、何らかの形でしっぺ返しになって帰ってくることは必至です。今の、日本政府は、米国という国の怖さを思い知るべきではないでしょうか。なんだか、真剣に日本の将来が心配になって来ました。

★政界再編へと動き始めた…?
 まあ、いまのままだと、円高がさらに進むか、株価が急落するか何らかのショック療法が市場からもたらされるでしょう。前の自民党政権でもそうでしたが、市場を無視すると、必ず市場から正しい政策を催促されることになります。まあ、政権が持てばいいでしょうけど…。社民党や民主党内の左派が居る間は、基地問題に関してはスムーズに行くはずはないし、時間がかかればかかるほど、地元から反対意見が増えはじめ、泥沼化していく…。いずれ、政党運営の問題にも発展、来年の参院選後には、崩壊した自民党を含めた政界再編へと発展していくのではないでしょうか。もしかしたら、小沢さんが考えている2大政党制は政界再編後に出来上がるんではないでしょうか。とにかく、今の民主党も自民党も政権担当能力がないのは確か…。民主、公明の連合という言い古された「野合」もあるかも。

★13週、26週とも下落に転じ、売り圧力強まる。52週線との間で「三角持合形成」か 
 とにかく、今の日本株にとっては政治とそれから派生する円高が最大の懸念要因になりつつあります。日銀の変節と鳩山首相の円高忌避発言を信用して、先々週の海外投資家6000億円近い買い越しになった、といます。でも、最近の一連の市場無視の動きを見れば、折角買ったものも処分するかもしれません。困ったものです。
 当面の株価についてですが、下値支持線として期待した26週線は昨日下落に転じ、下落の勢いを増している13週線とともに下押し圧力を増してきました。このままでは、結局、52週線に支えられ反発した相場が、13週線と26週線に押さえられ下落に転じた…と言う格好になってしまいます。当面の支持線になりそうな25日線も状態が悪化していますので、最悪の場合は再び、52週線の支持力を試す動きが出るかもしれません。そうなると、株価は、上昇中の52週と下落中の13週または26週線にはさまれた三角持合の相場を形成しに行く可能制も出てきます。

 そろそろ、政権や財務大臣から何か口先介的なことを先制パンチ的にやっておく必要があると思うんですが…まあ、期待するほうが無理なんでしょうか。それにしても、円高になったら内需が振興し景気がよくなるなんて真剣に思っているとしたら、この政権は日本経済にとって命取りになる…かも。流れは米国の一人勝ちへむけ進んでいる。
 とにかく、今の日本株は企業が持つキャッシュフローを時価総額が下回る企業が出てくる…という異常な事態。政府は株価の刺激策として、東京都心に不動産を所有。その簿価が1平方メートルあたり数百円なんて企業に時価に評価替えして一株あたり純資産を算出しろと、言ってみてはどうでしょうか。時価が一株あたり純資産の数十分の1なんて企業がごろごろ出てきても、日本株は見向きもされないんでしょうか。それならそれで、日本株へのあきらめもつきますが…。ここは、こんな異常な状態になっている株をこつこつと拾うことがベスト。

 それにしても、これだけ政治リスクが高まるとは…。

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米国株は押し目買いから反発…気になる格付け機関の動き
 おはようございます。
 昨日の米国株は、中東やEU加盟国の財務悪化懸念から続落してスタートしました。ただ、二日連続して下げたあとだけに、押し目拾いの動きも強まったほか、製品価格の引き上げがあった鉄鋼株や新製品発売の可能性が伝えられたアップルが買われるなど、個別色の強い展開から引けにかけ値を戻し、結局、主力3指数は反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比で約1億株減少し、10億8500万株。騰落状況は、値上がり1644、値下がり1344とほぼ売り買いが交錯する状態。

 この日は、10月の卸売り在庫と同売上高が発表されましたが、それぞれ前月から0.3%増、1.2%増となりました。市場予想は在庫が0.5%の減少、売上高は0.7%の増加とみていましたから、ともに予想を大幅に上回ったことになります。特に在庫は1年2ヶ月ぶりに増加に転じており、米国経済の在庫整理局面が終了し、新たな段階に入りつつあることを示す数字になりました。

 この日の市場では、投資判断の引き上げがあったスリーエムのほか、アップル、ヒューレッドパッカード、デルなどハイテク株が物色されたほか、薬品株やヘルスケア関連などディフェンシブ銘柄も買われています。また、引けにかけドルが軟化したことをみて、資源株に買いが入り、指数を押し上げています。米国株は依然レンジ相場が続いていますが、物色の主体は金融株や資源株、ディフェンシブ株など、出直り相場をリードしてきたグループから、ハイテク株や景気敏感株など国内景気の回復を先取りするグループへと移行しています。
 特に、リスク選好の変化から、ドル安前提の投資に大きな修正が加えられており、新興国投資やドル代替資産への投資が大きな曲がり角を迎えているようです。今後、中東の債務弁済負担の増加から、海外資産の売却や原油の(隠れ)増産に走った場合、予想外の価格下落から逆オイルショックがおきないとも限りません。WTI原油は、精油所の稼働率上昇の一方で、国内需要が冴えず在庫が増加傾向にあることを映し、1バレル70ドル割れ寸前まで追い込まれています。産油国のなかでも掘削コストの高いところや対外債務の弁済、国内財政事情から原油収入が必要なところは、バレル70ドルは損益分岐点…。60ドル台にはいると、財政問題が浮上する国も増加してきます。

 ドバイショックはギリシャ、スペインと拡大の様相を見せています。新興国投資とはやされ、外資が流入した国は多くありますが、外貨準備の少ない国(べトナムなど)は投機筋の狙い撃ちにあう可能性もでてきます。心配しすぎることはありませんが、リスクは出来るだけ減らし、事態を静観する余裕があってもいいのかもしれません。それか、一人勝ちが予想される米国企業に資金を移す…?

 9日の米国株
 ニューヨークダウ 1万337ドル05セント +51ドル08セント (0.5%)

 NASDAQ総合指数  2183.73ポイント  +10.74ポイント (0.48%)

 S&P500  1095.94ポイント +4.00ポイント  (0.37%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 9945円  -55円

         (円建て) 9950円   -50円

 10年国債金利 3.4230%  +0.0310%

 WTI原油  70.65ドル -1.97ドル

 GOLD   1129.10ドル  -13.70ドル


 米国株は反発したものの、円相場の上昇でCME日経平均先物は小幅安で帰ってきています。CMEの日経平均先物は、来週に限月交代を控えていますが、来年3月限りは1万円大台を回復しており、とりあえず、先安感は薄いようです。昨日は、海外市場で、円・ポンド間で投機的な商いがあり、87円台へ急伸しましたが、現在もその余韻から、88円をはさんだ動きが続き、株式市場への圧迫材料となりそうです。本来なら、昨日のGDP速報値の大幅下方修正を受け、財務省から何らかの為替に関する発言があってもいいように思うのですが、どうも政府の、為替に関する考え方には不透明な要素が多くあるようです。下値については昨日も書きましたように底堅いと思われますが、立会い中に、格付けに関し新たな材料が入るかも知れず、波乱要素は抱えたままの状態…。中東産油国への信頼感の低下は、輸出株にも影響しますので、当面は、割安株に絞って投資。あとは事態を静観する方針か…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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