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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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外部材料に踊らされる円相場次第の一喜一憂相場
 週明け14日の日経平均株価は2円19銭安の1万105円68銭、TOPIXは3.49ポイント安の885.08と、ともに小反落して終わりました。週明けに加え、ドバイ・ナキール債の返済期限、明日よるからの米国FOMC開催など重要なイベントを控え見送り気分が強く、出来高は20億株、売買代金は1兆2430億円と先週末出来高のSQ除外分も下回る低調な商いになりました。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは81、RSIは67、25日線かい離はプラス3.7%と、巡航速度。本日の25日線は9743となり上昇基調は持続中。

★相場は為替を気にしている
 終わって見れば日経平均は117円という狭いレンジの動きでしたが、値動きは為替の動きに敏感に反応し、結構、乱高下がありました。寄り付きは先週のCME日経平均先物の影響を受け小反落してはじまりました。しかし、日銀短観が事前予想を上回ったことから株価は上昇に転じたものの、為替相場では円高が進行。88円台半ばに上昇すると、株価は下落に転換。一時、100円近く下落する場面がありました。しかし、本日最大の懸念材料だった中東ドバイのナキール債41億ドルの支払いが、同じUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビ首長国が100億ドルの資金を提供することが決定。すでに実行された…と伝わると、円が売られ、これを好感して株価も上昇に転じるという荒っぽい動きになっていました。今の市場がいかに為替を気にしているか…を象徴するような相場展開でした。


 本来なら、先週末のSQ清算値9982円に接近する場面があったわけですから、先物筋がもっと積極的に売り崩すような動きがあっても良かったんですが、GLOBEX市場の米国株先物が立会時間中高く推移。一時は1万500ドルを回復するような動きをしていましたので、売り仕掛けをやりにくかった…というところでしょうか。ただ、今日は、三菱UFJ銀行の大型公募増資の値決めがあったことから、再び金融株の増資懸念が高まり売られたことから、TOPIXの下落率の大きさが目立ちました。また、発行分の半分が海外に割り当てられる…として、払い込み資金の捻出からドル売り円買いが強まるとして、再び、円が1ドル88円台半ばに上昇するなど、円の先高を期待する動きが強いようです。

★依然、高水準の円ロングポジション
 先週末に発表されたシカゴIMM通貨先物市場(~8日)で、今月1日現在で5万6907枚と言う過去最高の水準までつみあがっていた円買い越しポジションは、日銀の劇的政策転換や鳩山首相の円高けん制発言などがあったことが影響し、買い越しポジションは3万5182枚まで減少。円買いポジションの解消が90円台への急激な円安へのエネルギーだったことが分かります。ただ、今日の動きでも、何かきっかけがあれば円高方向へ動かしたいという流れが強いように思われます。IMMの取り組みでも、依然、円買いポジションは4万8754枚残っており、何か、きっかけがあれば上下どちらにでも動けるエネルギーは残ったままです。本来なら、日銀の追加的な対策や、財務省や政府からのけん制発言などがあってもいいのですが、どうも、流れを押しとどめようという積極的な姿勢が見られず、結局、それが円強気筋の持ち高を持続させているんでしょう。どうも、民主党の為替や景気への考え方がもう一つ読みきれません。

★為替の方向性は米国の金利が決める…?
 次は、明日の夜から始まる米国のFOMC(公開市場委員会)が為替の焦点になりそうです。当面の金融政策は据え置かれることになりそうですが、問題は、最近の好調な経済指標を受けての景気への表現の仕方。それによっては、金利に影響を与えるだけに注意が必要です。先々週は、雇用統計のポジティブサプライズで、長期金利が上昇。株価は、「往って来い」になりましたが、その週末にはバーナンキFRB議長が金利上昇をけん制する発言をし、長期金利は低下に向かいました。しかし、最近の一連の経済指標の好転をみて、長期金利はじょじょに上昇。先週末、10年国債金利は、バーナンキ議長が口先介入した時点を上回り、3.54%へと上昇してきています。今日、円相場が、上昇しそうで上し切れないないのは、日米の金利差の拡大が影響しているものと思われます。FOMCの結果を受け、米国の金利が一段と上昇するか…それとも、金利上昇を抑制するするような表現が登場するかが、最大の注目点になりそう。最も、それがでたとして、市場が素直に反映するかどうかは別ですが…。ここからは、日米の金利格差が為替決定のカギになるか…?

 このことを見ても、FOMC終了後の会見があるまでは為替のほうも不安定な状態になりそうです。先進国のなかで、一番最初に景気刺激策に取り組んだのは米国ですから、景気回復も、米国が一番早いはず…。そうなると、金利はそれを先読みして動き出してきますから、どれだけ介入しても長期金利の上昇は止められるものではありません。先週行われた米国債入札で、中期債は順調に消化できたものの、10年債や30年債は応札倍率や海外中央政府などの応札を示す間接入札比率は最近にない不調となっていることをみても、市場は米国の景気回復とそれにともなう金利上昇を読み始めている…と見ることも出来ます。まだ、新興国のデフォールト問題など不確定要因はあるものの、状況が悪くなれば、これはドルの上昇要因。いずれにしても一旦はドル高、円安に振れる局面がくるのではないでしょうか。


 先週末にニューヨークダウのチャートを示し、「まさに正念場…」としましたが、もし、上値抵抗ラインを抜いてくると、投資家の心理は一変してきます。まだ、心のどこかに、1929年の大恐慌の時も一旦リバウンドし、それから、さらに下値を取ることになった…という、トラウマがありますが、この上値抵抗線を抜くとそれが一掃されてくるはずです。当面は、流れについていくしかありませんが、この辺の鍵を握っているのが債券市場ということでしょうか。

★当面は主力株は買いづらい…好取り組み株の踏み上げ狙い
 まだ答えが出るまでには時間が必要。日本株も為替に引きずり回されますから、主力株やインデックス銘柄はちょっと買いづらい…。だから、以前から書いている、ファンダメンタルやテクニカル面から異常な安値におかれている銘柄を裁定気分で買うこと。また、テーマ株に期日が接近していることから、好取り組み株の踏み上げを狙った株も面白そう。以前から一貫注目してきた酉島製作所がとうとう2000円台の活躍になってきましたが、チャート的な節値に来ても調整らしい調整が入らず、かえって買い物が増え上げ足を速める状態になってきました。こんなところを買いに行く人も居ないでしょうから、恐らく踏み上げ相場の最終局面に入ってきたのかもしれません。先週、2000円手前で目先は一旦利食いも…なんて書いて、今日はお叱りのデンワまでいただきました。踏み上げ相場の目標値なんかわかりませんよね~。あとは、適当に判断してやってください、

 さて、個別の材料株で注目していました積水化成ですが、本日は423円の新値引けして終わってきました。どっかの証券会社が株価目標を530円から580円に引き上げていましたが、今日の動きを見ていると、引け間際に買い物が集まっています。21円で終われば「毛抜き」…22円で終われば一文新値…。いずれも、投資家からは嫌われますので、23円で終わらせたところがミソ…。明日からはなにか動きが出るかも。また引き続き、鉄道関連の京三製作所、裁定感覚の日本調剤とメガチップス…。それと小物からレポートでも注目している大氣社…というところか。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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