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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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NASDAQ総合指数、S&P500が年初来高値更新…ダウの動きに鈍さの背景に注目
 おはようございます。
 昨日の米国株は、日本や欧州など先進国の株価が高く推移したことを好感し続伸してスタート。途中、第3・四半期のGDP確定値が市場予想を下回る数値に下方修正されたことから軟化する場面があったものの、11月の中古住宅販売が過去最大の伸びを示したことや活発なM&Aの動きを映し買いが先行。終日、高値圏で推移し、結局、主力3指数とも3日続伸して終わりました。NASDAQ総合指数とS&P500はニューヨークダウに先行し年初来高値を更新しています。ただ、クリスマス休暇に入ったことから市場参加者は少なく、ニューヨーク市場の出来高は9億5500万株と10億株割れとなっています。騰落状況は値上がり1900、値下がり1114と前日に比べ値下がり数は300銘柄増加しています。

 この日は、第3・四半期のGDP確定値が、市場予想の2.8%増を大幅に下回る2.2%増に下方修正されたことを嫌気したものの、個人消費が堅調に推移していたことや、数値がプラスで確定したことから、経済が改善傾向にあることをあらためて確認。買いが継続しました。また、中古住宅販売が、過去最大の前年比44%の伸びを示したことから、建設大手のDRホートンや高級住宅建設のトールブラザーズなど住宅関連株が買われ、住宅建設株指数は3%を超える上昇となりました。新型旅客機ボーイング787の商業生産にそなえ、生産工場の買収を行ったボーイングが買われたほか、期末のドレッシングから、アップルなど株価の上伸が期待できる銘柄の買いも増加。指数を押し上げています。

 米国株は、主力3指数の上昇力の違いに見られるように、明らかに主役交代が進んできました。金融危機対策による過剰流動性を背景にした大型株中心の流れから、景況感の改善を映した景気敏感株への流れのシフトです。この背景は、米国が金融危機を克服し、出口政策を模索し始めたことを市場が察知。これまでの過剰流動性を背景にした「金融相場」から「業績相場」への移行を始めた、と見ることも出来ます。世界的な資金循環を見ても、ドルへの回帰がおき始めており、ドル安を背景にした資源高、新興国投資などへの投資は見直される方向にあります。この流れに拍車をかけているのが米国長期金利の上昇。昨日の10年もの国債金利は8月のピーク3.854%に迫る3.7440%に上昇しています。通常であれば、金融相場から業績相場への移行期には中間反落をともなうものですが、来年にかけ金利がさらに上昇した場合、立ち直りかけた住宅に影響が及ぶほか、商業用不動産市況の悪化が銀行の財務内容を悪化させるなどし、株価が一時的に弱含むことはありえないことではありません。教科書通りにいけば、中間反落は金利が上昇し、企業業績が回復する過程で起きるもの。来年のどこかの時点で懸念すべき大きなポイントです。このところ、金融株が来年上伸するという記事が増えていますが、規制でがんじがらめにされ、お得意のレバレッジも使えない、資金調達コストも金利上昇で負担が増加するのに、どうしてでしょうか…。米国でもっとも人気のある女性金融アナリストが、銀行株への先行き懸念を表明していましたが、むしろこちらの方が正論と言えそうです。今年3月から8月までに買われた業種やドル安を前提に上昇した資産は、来年、要注意となるかもしれません。

 22日の米国株
 ニューヨークダウ 1万464ドル93セント +50ドル79セント(0.49%)

 NASDAQ総合指数  2252.67ポイント +15.01ポイント (0.67%)

 S&P500  1118.02ポイント +3.97ポイント (0.36%)

 米国10年国債金利  3.7440%  +0.0620% ← 要注意

 WTI原油  74.12ドル

 GOLD  1084.40ドル  -11.00ドル
 
 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万480円 +130円

            (円建て) 1万430円  +80円


 米国株は続伸、CME日経平均先物は1万400円台に乗せて帰ってきています。為替相場も、1ドル91円70銭台の取引となっており、日本株にとってフォローの風になっています。今日が休みなのが残念ですが、日経平均との相関性が高いNASDAQ市場が昨日も高値を更新したことは明るい材料。また昨日オバマ政権は今年2月の景気対策で策定していたブロードバンド網の構築や環境・省エネ、ITなど成長分野への積極的な支援を行うことを表明しています。経済の底割れ防止が一段落したことで、経済の成長戦略へ舵を切り替えたことを示しており、このところのNASDAQ市場の好調もこれを受けたもの…。日本でも、ハイテク株を中心に関連株が物色されることになりそうです。光ファイバー分野では、米国のメーカーを買収している古河電工のほか、住友電工などの光ファイバー関連メーカーが注目されてきそう。休み明けはハイテク株に注目。ただ、円相場は92円に接近していますが、このポイントには13週線が控えておりテクニカル的に円高圧力が強まる可能性もあります。日米金利差の拡大を考慮すると、一段の円安が進む可能性はありますが、投機筋がテクニカルな急所でどう動いてくるか…。明日以降も為替が焦点になりそうです。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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