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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
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米国株高と円安に導かれて「掉尾の一振」相場が続く…
いよいよ、掉尾の一振らしい年末相場になってきましたね。もち代稼ぎにサーフィン投資をやるか、それとも「株を枕に」年を越すか…。まあ、年内最後のチャンスですから、お互い頑張って行きましょう。

 さて、クリスマスイブの24日木曜日の日経平均株価は、158円89銭高の1万536円92銭、TOPIXは10.66ポイント高の913.72と、ともに3日続伸して終わりました。出来高概算は19億3800万株、売買代金は1兆4040億円と、前日比では減少したものの、増資株の払い込みなど特殊要因が剥げたことを考慮すると、結構、盛り上がった感じです。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは104、RSIは71、25日線かい離はプラス6.82%でした。25日線は本日9864円に上昇、上げピッチを早めてきたものの、25日線の買い利率が警戒ゾーンの7%に接近。騰落レシオも100を超えてきており、熟した木の実が落ちる前の一番いい状態になってきました。

★結局日本株を救ったのは円安と米国株高…
 結局、日本株を救ったのは米国株高と円安でしたね。新興国の経済が日本を救う…との、説も多かったんですが、新興国自体が危なくなってきました。これまで高付加価値製品を輸出することで国富を積み重ねた日本が、いきなり、新興国市場で低価格品競争を行うのは、少々無理があるような気がします。いずれ、現地法人を拠点に低価格品戦争に巻き込まれていくことになるんでしょうが、大量生産・大量消費の時代は、すでに終わりを告げているのではないでしょうか。米国が、大量生産・大量消費時代に量産品で日本やドイツと対抗。結局、低価格競争に負け、より有利なコストを求めて海外生産に踏み切り、国内生産が空洞化していった轍を踏むことになりかねません。

★付加価値追求を忘れた日本に明日はない
 日本の場合、米国と同様に中国や韓国など新興国からの追い上げに会いましたが、米国のように直接対決することは避け、新分野を切り開き、製品の付加価値化で生き残る道を選びました。実際、輸出品では機械や電子部品など、生産の基礎を支える資本財の比率が大きく、新興国や先進国で生産のための設備投資が活発になれば輸出が増える…という構造になっています。また、化学品においても、エチレンなどの基礎化学品から、エレクトロニクスなど向けのファイン素材などにシフトしています。鉄鋼もトン当たり数万円の鉄鉱石を輸入し、自動車用鋼板などトン当たり数十万円の製品に加工して出荷するなど、全ての分野で、高付加価値化が進んでいます。

★日本に風が吹く段階に…
 現在は、証券化バブルの崩壊による世界経済の急激な需要縮小のなかで、中国や韓国など主要な競争相手の意図的な通貨安政策により、ただでさえ縮小した輸出のパイを奪われたことや、設備投資よりも在庫調整に重点が置かれた企業経営のため資本財の輸出が減少。日本は他の国を上回る経済の縮小に見舞われています。ただ、米国をみると在庫調整が一巡。生産の拡大が検討される時期に来ているほか、これまで何度も書いてきたように米国のネット業界で起きている新分野の成長を受け、関連分野の生産が拡大。目立たないながら、日本の電子部品や半導体製造装置の受注増加など回復の動きが始まっています。また、世界の工場の役割を果たしてきた中国でも人件費の上昇などコスト上昇がはじまっているほか、元の切り上げ圧力を懸念し、繊維や玩具など労働集約的な輸出産業の海外移転が活発になり始めています。

 中国では元切り上げを想定し、抵抗力を強めるため産業の高付加価値化を進めていますが、今後、世界の景気が巡航速度に戻れば、高付加価値産業の育成のための投資がスタート。日本の資本財輸出も増加してくるはずです。さらに原油価格が30ドル台に急落してから1年を経過しますが、この間、採算割れを起こし放置されたままの油井も多く、外貨事情の悪化から採掘量の増加を図るため、油井のメンテナンスを実施する資源国も増えて来るはず…。これも工作機械業界にとっては明るい材料になります。

 日本経済の景気の波が大きいのは、世界の設備投資との関連性が強いことに起因しているように思われます。あまり、ごちゃごちゃ書いてもややこしくなるばかりですが、世界的な景気刺激策の導入が需要を下支えし、生産が拡大を始めてきたわけですから、今後は設備の更新需要や生産の拡大投資から、日本の資本財への需要が高まってくる…と見るのは、甘い考えでしょうか。米国の消費の収縮により世界経済のパイは縮小しましたが、パイの奪い合いにより競争力を高めるための投資が誘発されてくる、とみるのはおかしいのでしょうか。勝手に考えてみると、どうしても電子部品や半導体製造装置、工作機械など世界の生産をささえる産業群に行き着いてしまうのですが…。安易に、世界の安売り競争に参入すると成長から置いてけぼりにされてしまった米国企業の二の舞になりそうな気がするんですが…。

 パソコン部門を売り払いソフトメーカーに変身したIBM、時代の変化に応じて業務内容をシフトしダウ採用銘柄30に残り続けたGEなど、付加価値を追求し続けていた企業は今でも成長を続けています。やはり、安易に安売り競争に参入していく企業は買えない…。

 また、のっけから脱線してしまいましたが、少し来年を展望して早めの「初夢」の内容を書いてしまいました。書いてる自分が分からないところもありますが、方向性としてはこんなものなんでしょう。来年1月くらいからレポートの募集を始めようかと思っていますが、既存のレポートでもこんな考え方をベースに通年の見通しを書いて見たら…と考えています。ただ、「八白土星」の暗示する銘柄が、少々考え方と違っているので、もう少し、検証が必要ですが…。

★ポートフォリオ調整の買い増しか?
 まあ、「日経平均はNASDAQ総合指数との連動性が高い…」と書いてきたように、NASDAQの連日の新値更新とともに、日経平均も上げ幅を拡大してきました。今日は、先物との裁定買いにくわえ、国債分散投資を行っている海外ファンドのポートフォリオ調整の買いなどから、主力株を中心に上昇しています。まあ、来年のことを考えたら、出遅れた日本株を買っておかねば…ということなんでしょう。ただ、これはあくまでも技術的な要素に基づく買い…。はっきりと日本の将来性をみて買っているものではないはず。恐らく、来年は、米国の新しい経済のけん引役を探す相場になるものと思われますが、それだけに、古い体質の企業は振るい落とされていくはず…。日本でも同様で、将来の変身が期待できる「成長企業」が買われてくる…はず?

 その観点で注目していた日本調剤が1800円大台で終わってきました。また、地デジに絡んだメガチップスも経過良好。政策関連の積水化成も引け味良好。LCD関連のリンテックも好調。また、オバマさんのブロードバンド網構築関連、リニア新幹線着工思惑が絡む振る古河電工、住友電工など電線メーカーも…。

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4連騰になったものの、NASDAQ相場の強さが目立った米国株
 おはようございます。
 昨日の米国株は、欧州株が続伸したことを好感し続伸してスタート。途中、冴えない住宅販売指数やミシガン大消費者信頼感指数の確報値が市場予想を下回ったことを嫌気し、前日比でマイナス圏に落ち込む場面はあったものの、原油価格が、予想を大幅に上回る在庫の減少を受け上昇したことによる資源・素材関連の上昇に支えられ、結局、主力3指数とも4日続伸して終わりました。今晩の立会いがクリスマスを前に短縮商いになることから、見送り気分はさらに強まり、ニューヨーク市場の出来高は前日比1億7000万株少ない7億8600万株になりました。騰落状況は値上がり2161、値下がり847でした。NASDAQ総合指数とS&P500は、この日も年初来高値を更新しています。

 この日は、11月の新築戸建住宅販売指数が市場予想を大幅に下回った(10月末で打ち切り予想だった住宅購入支援策=延長が決定=の影響?)ことで、前日買われた住宅関連株が売られたものの、3週連続の在庫減少を受けアルコアやデュポンなど素材関連が上昇。油田サービスのシュランバーガーなど石油関連株が投資判断の引き上げを受け上昇しました。また、このところ上げ基調を強めているハイテク関連でもこの日は好材料が続き、半導体メモリー大手マイクロンテクノロジーズの四半期決算が3年振りの黒字になったことを好感し大幅高。ソフト関連でもレッドハットなどソフトウエアメーカーが市場予想を上回る決算を計上し上昇。これを受けソフトウエア大手オラクルも上昇するなどしたことからハイテク株が多いNASDAQ総合指数は他の2指数を大幅に上回る上昇率になっています。マイクロンテクノロジーの四半期決算が3年ぶりに黒字になったことを好感。半導体・同製造装置関連が上昇したことを受け、フィラデルフィア半導体株指数(SOXX)は年初来高値を更新してきました。
 
 米国株は、薄商いで市場人気が偏る傾向を示していますが、金融関連株の人気が次第に沈静化。代わって景気状況の改善や業績の立ち直りを受けたハイテク株に人気が集まっています。資源や金融の影響が大きいニューヨークダウがいまだに新値を更新できないことに比べ、連日新値を更新し続けるNASDAQ総合指数の好調ぶりを比べると、主役が交代している状況がはっきりと読み取れます。クリスマス休暇を控え、市場参加者が減少するなか、手っ取り早い値幅取り銘柄として、NASDAQ銘柄が買われているのでは…という懸念がもたれますが、今回の相場では、業績的な裏づけがあることから、年明けも息の長い上昇相場が続くのかもしれません。一方、新年相場への強気予想にもかかわらず沈みつつある金融株には十分な注意が必要です。

 23日の米国株
 ニューヨークダウ 1万466ドル44セント +1ドル51セント (0.01%)

 NASDAQ総合指数  2269.64ポイント +16.97ポイント (0.75%)←上昇率に注目

 S&P500  1120.59ポイント +2.57ポイント (0.23%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万510円 +160円

            (円建て)  1万460円 +110円

 10年物国債金利 3.7480% +0.0040% ←上昇傾向続く

 WTI原油  76.55ドル +2.15ドル

 GOLD 1093.30ドル +7.30ドル

 
 米国株は4日続伸、CME日経平均は続伸し、1万500円に接近して帰ってきています。冴えない経済指標を受けドルはやや軟化したものの、対円では現在も91円台後半の取引を続けており、本日も「順風」の相場環境が続き、堅調な展開が予想されます。円安傾向や米国フィラデルフィア半導体株指数の新値更新を受け、ハイテク株い人気が集まりそうですが、クリスマスを控え今晩の米国市場が半日立会いになるほか、明日から3連休になるため、全般には手控え気分がつよまりそう。前日に続き、好環境を受け先物買いとそれを受けた裁定買いリードの展開か…?インデックス採用銘柄の小者が面白いかも…。休み前にオバマ大統領が発表した環境やITの強化策を受け、関連株物色も…。光ファイバー関連に注目。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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