FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -



上がるには上がったが、積み上がる裁定買い残が年初の懸念材料に…
 「人生の扉」、「あの頃のように」、「LOVE LETTER」…久しぶりに、YOU TUBEで歌を聴いていたら、つい、時間を忘れてしまいました。このところ、忙しくて、なんだか心の余裕がなくなっていら感じがしていました。人生の扉の歌詞ではないですが、「春がまた来るたび、ひとつ歳を重ね…。目に映る景色も少しずつ変わるよ…」。残り少ない人生ですが、果たして、来年はどんな景色が待っているのやら…。

 変な感傷に浸っているところではありませんね。週明け28日の日経平均株価は139円52銭高の1万634円23銭、TOPIXは5.39ポイント高の914.78と、ともに反発して終わりました。年末を控え市場参加者も少なく出来高は14億5700万株、売買代金は9489億円と、ともに閑散商状になっていました。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは111、RSIは68、25日線かい離は7%でした。騰落レシオと25日線かい離が警戒ゾーンに近づいています。また、今日現在の25日線は9940円に位置。上昇角度はだんだん急角度になってきました。週末にも書きましたように、週のテクニカル指標に過熱感はありませんので、短期的な加熱で調整が入っても25日線まで…というところでしょうか。

★積み上がる裁定買い残…年初の懸念材料
 今日は、全般的には見送り勝ちでしたが、中国などアジア株高に加え、為替が91円台で安定していたこと、また、本日発表された11月の鉱工業生産指数の速報値が輸送機械、一般機械などの好調から、市場予想の2.4%を上回る2.6%になったことを好感。買い先行で始まりました。さらに、休み明けの米国市場を占うGLOBEX先物市場でダウやNASDAQ100などの指数が堅調に推移。これを受け、先物に弱気筋の踏み上げを狙った仕掛け的な買いが入ったことから、現物と先物のサヤが拡大。裁定買いが入ったことから日経平均の上げ幅が拡大したようです。TOPIXの上げ率が0.59%に対して、日経平均は1.33%と倍になっており、日経平均型の裁定取引の影響が大きかったことが分かります。まあ、日経平均が上昇しているわけですから、悪い感じはしませんが、18日現在で、裁定買い残は1兆6800億円まで増加しており、今年最高になっています。先週、今週と先物先行で上げていますので、買い残はさらに増加してるはず…。もしかしたら、2兆に近い水準で越年しないとも限りません。

 年明けには、年末までのポジションと反対の売買がなされ、株価も反対に動くケースが多くなってきますが、もし為替が再び円高に反転するようなことになると、今度は先物が売られ、裁定解消売りが指数を予想以上に押し下げないとも限りません。評論家の言を借りれば、二番底懸念があるのに上がるのはおかしい。需給関係のよさを背景に値だけ上がっている…ということですから、裁定買いで水増しされた部分が剥げる…ということになるんでしょうか。
 為替については、週末にもチャート入りで説明しましたので、それを参考にしてもらえばいいのですが、米国の長期金利の上げ振りを見る限り、ちょっといきなりの円高は考えにくいのではないでしょうか。また、日銀もそれなりに腹をくくったようですから、来年前半は、ドルキャリーに、円キャリーも加わり、結構、にぎやかしい相場になってくるんではないでしょうか。

★日銀の政策転換がFRBの出口戦略を早める…?
 もっとも、出口戦略を模索しているFRBにとっては、いきなり過剰流動性の吸収をやって世界経済に悪影響を与えてはいけませんが、もし、日銀が流動性の供給をやってくれるんだったら、その分政策転換をしやすくなるということも考えられます。米国の利上げは、来年後半…という見方が多いようですが、日銀の出方次第では早まるかも知れないことは計算に入れておく必要がありそうです。こう考えてくると、少なくとも、円高で足を引っ張られる可能性は地裁のではないでしょうか。まあ、当初の予想通り、2月いっぱいは強気方針を続けてよさそうです。

★米国株は「成長性」が選択基準に
 ただ、来年からは指数を余り重視しても意味が無いような気がします。米国経済の変化については、これまでにも何度も書いてきましたが、証券化バブルに汚染された金融や消費バブルで儲かった一般製造業の株価成長度は落ち、変わって成長株が多いNASDAQが市場をリードしてきました。来年になると、ベンチャー企業が多いシリコンバレーから通信間連や電気自動車メーカーなどの株式公開も予想されており、米国株の成長株志向は益々強まってきそうです。最近の株価の上昇率を見ても、常にNASDAQ総合指数の伸びが、他の指数を倍近く上回っていることを見ても新しい流れが始まっていることが分かります。

★来年は原発も有力テーマに…日本の優位性は動かず
 本日はバーレンの原発建設を韓国の企業連合が受注したことが話題になっていましたが、今後、環境対策を考えた場合、原子力発電所に頼らざるを得ず、新年は世界の各地で原発建設計画が浮上。安全性で実績をもつ日本のメーカーへの需要が拡大してくるはずです。原発の場合、安全性が最優先されるべきで、今回のように低価格だけを売り物にしたところへの発注はそう多くはならないはず。原発関連筆頭の日本製鋼所は一年以上にわたってもみあいを続け、きれいな三角持合いを形成していますが、業績面や今後の原発建設の増加を考えると、いずれうわ放れに転じてくるものと思われます。ハイテクと並び、来年の重要なテーマになってくるのではないでしょうか。

★来年も過剰流動性が背景だが、投資対象は絞り込まれ、突飛高へ

 とにかく、全体的にはこれだけ弱気が多いのに、株が下がるはずはありません。ただ、いくら過剰流動性が背景になっているとは言っても、ドバイやギリシャの危機が発端になり、リスクを意識した投資に変わってきます。昨年から今年のように、新興国となったらどこでも良い的な発想は影を潜め、成長性や国家財政などファンダメンタルに問題の無いところへの集中が起こるのではないでしょうか。今の政権のていたらくをみていたら少なくとも日本はその対象にはなりそうもありません。でも、以前から書いているように各論は話は別…。おそらく、底値から這い上がったあと2003年後半から、じりじりとしか上がらなかった2004年、2005年相場を想定しておけば良いのでしょう。だから、指数を重視しても仕方がありません。日本経済は伸びなくても、成長する企業はいくらでもあります。ここからは、それを探すことにエネルギーを割くことです。

 さて、医療改革関連として一貫注目してきた日本調剤ですが、やっと注目してくれる人が増えてきたみたいですね。本日は、188円高の2085円引けとなってきました。もう一度、1800円付近拾おうと考えていたのですが、かわせてくれませんでした。まあ、仕方がありませんね。来年まで続く相場ですから、昨年8月高値をクリヤーしてからでも考えましょう。住宅エコポイント関連の積水化成も地味ながら本日値を更新。米国のオバマ政策がらみの、古河電工、住友電工も経過良好…。次は、半導体、環境にからむところから、銘柄を選別。新たにレポートで取り上げてみたいと思います。

 今日は変な感傷に浸っていて取っ掛かりがおくれてしまい、思いつくままに書いてしまいました。相場の見通しについては、週末にかいていますので、そちらを参考にしてください。でも、今日の鉱工業生産指数や米国の設備投資復調の兆しなど、日本経済にも追い風が吹き始めてきたようですね…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ