FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2009/12 | 01
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -



年末のポジション調整売りもあるが、押し目買いも多く底堅い展開…日米の数字が揃った意味は?
 おはようございます。昨日は野暮用で書き込みができず失礼しました。
 
 昨日の米国株は、年末接近で売買が手控えられるなか、年末へ向けてのポジション調整の動きが強まり、反落してスタート。シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が4年ぶりの水準に上昇したことを好感して買われる場面はありましたが、前日比でプラス局面に入ると利食い売りが増加。終日、前日引け値付近で売り買いが交錯し、小動きに終始したものの、原油価格の上昇を受け、資源株が買われるなどし、結局、主力3指数とも小反発して終わりました。ニューヨークダウの終日値幅は45ドルという狭い範囲内の動きでした。ニューヨーク市場の出来高は、相変わらず低水準で6億4400万株にとどまっています。

 この日は、アイホンの販売好調が伝えられるアップルコンピューターや来年の個人向けコンピューター販売の好調予想から半導体メーカーのエヌビィディアの投資判断が引き上げられ株価が上昇したほか、銅を始めとした金属市況の好調を受け、アルコアなどの素材・鉱山関係が買われていました。一方、治験中の肺がん治療薬に薬効が無いと判定された製薬大手ファイザーが下落するなど、全般的には個別色の強い物色展開でした。また、この日発表された中西部地区の景況をみるシカゴPMI指数(12月)は前月の56.1を上回る60.0に上昇。市場予想の55.0も上回りました。新規受注が前月の62.5から63.5、生産が57.6から65.8に上昇するなど、製造業の景況感の改善が目立ったほか、雇用指数が41.9から、好不調の判断の分かれ目になる50を上回る51.2に上昇したことが注目されました。

 米国株は、主要な投資家が決算対策を終え、見送り姿勢を続けるなか、高値圏での持ち合い商状が続いています。ただ、先高感は強く、5日移動平均線まで株価が下落すると買いものが入り、値を戻すなど底堅い動きをしています。ここに来て、景況感の改善や長期金利の上昇、加盟国に信用不安国を抱えるユーロの下落などからドルが上昇。これを受け、新興国投資やドル安代替資産の下落が目立つなど、投資のファンダメンタルが変化する兆しも見えてきました。市場も、ドル安を前提に買っていた輸出企業の見直しを始めており、このままの状態が続くと、来年の米国株は内需色を強めた展開になることも予想されます。ここに来て、米国の長短金利の格差が拡大。海外投資のリスクを犯さなくても国内で金利差を稼ぐ状況が整っていることも、ドルキャリーの減少要因に。通信関連の革命的な動きや、新産業創造へ向けての動きの高まりなどもあり、益々、米国市場への注目が集まりそうです。

30日の米国株
ニューヨークダウ 1万548ドル51セント +3ドル10セント (0.03%)

NASDAQ総合指数 2291.28ポイント +2.88ポイント (0.13%)

S&P500  1126.42ポイント +0.28ポイント (0.02%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万670円 +130円

          (円建て)  1万625円 +85円

米国10年国債金利 3.79& -0.1%

WTI原油 79.43ドル +0.56ドル

GOLD 1092.00ドル -5.00ドル


 30日の日本株

 日経平均株価 1万546円44銭 -91円62銭

 TOPIX  907.59 -8.28ポイント

 出来高:17億666万株  売買代金:9291億円

 日経平均サイコロ :6勝6敗 騰落レシオ:112 RSI:72 25日線かい離:+5%

 円安やCME日経平均先物高を好感して続伸してスタートしたものの、経営の先行き懸念から日本航空が安値を更新したことから、全般に利食い売りが増加。引けにかけては、正月休みを前に先物の手仕舞い売りや機関投資家のヘッジ売りが増加。裁定解消売りも巻き込み、ほぼ安値圏で終わりました。イラン情勢やギリシャ、スペインなど欧州の財政悪化国への懸念、年明けの為替など不透明要因が多く、先物など短期筋にとってはポジションを来年に持ち込むことにはリスクが大きいのでしょう。今日は、相場環境も良く、8月のザラ場高値を更新するとみた先物筋が寄り付き段階から買い物を入れたものの、JAL問題などから頭が重いと見て後場から反対売買に動いたことが、冴えない終わり方になったようです。これで、年内の取引を終えたわけですが、引け値がニューヨークダウとほぼ同値え終わった、というのも、来年の相場を暗示しているような気がします。

 さて、このところ裁定買い残の増加を懸念し、年内にも2兆円の大台接近があるのでは…と書きましたが、昨日発表された25日売買分までの裁定買い残は週間で1460億円増加し、1兆8258億円に達しました。昨年、解消売りで強烈な下落が始まった10月ごろの水準まで来ています。今週も先物先行できましたので、もしかしたら、2兆円という残高に限りなく近づいているのかも知れません。最近の海外投資家のバスケット買いの状況を見ても海外投機筋などが意図的に積み増した可能性もあり、年初の為替動向など相場環境次第では波乱の種になるかも知れません。年初に薄商いになった場合は、要注意といえそうです。

 まあ、短期的な需給要因は別にして、昨日、鳩山政権は2020年に向けての成長戦略を発表し、名目経済成長率3%、実質成長率2%を目指す、としました。主な項目については、これまで言われてきたものが中心になっていますが、具体的な行程表は来年6月までにまとめる…としています。企業の成長戦略が欠落しているなど、色々問題はありますが、注目されるのは3%成長と2020年度のGDP目標を650兆円と打ち出したこと。また、GDPデフレーターを+1%としたことで、物価上昇率1%が政策目標となり、デフレ克服を全面に押し出してきたことが注目されます。この数値目標は単に、国民的な要請で出されたものではなく、「国際公約」的な意味も持ちますから、インフレ恐怖症の日銀としても量的緩和などで協力せざるを得ない状況に追い込まれそうです。

 海外投資家にとっても、日本経済の成長目標が示されたことで、来年から日本経済への見方が変わってきそうです。株価の終わり方は冴えませんでしたが、最後に良いお年玉をもらうことが出来ました。米国経済の回復メリットに加え、成長戦略というお年玉を背景に来年も「個別銘柄」を中心に堅調なリターンが望めそうです。

 例年通り4日の大発会で何が大商いで買われるか…一年を占う意味でももっとも注目されますね。短期的には、一目均衡表の雲のねじれがある1月19日付近を警戒…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ