大仏さんの「株やぶにらみ」
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「晴れのち雨」の米国株…2月の不振相場を先取りする動き?
 おはようございます。
 
 昨晩の米国株は、「晴れのち雨」で終わりました。予想を上回る第4四半期のGDP速報値やミシガン大消費者信頼感指数など好調な経済指標を受け反発してスタート。一時、ニューヨークダウは120ドル近く上げ、1万240ドル付近に上昇する場面がありました。しかし、これまで発表されてきた企業業績に事前予想を下回るものが多く、先行き警戒感が台頭。マイクロソフト幹部が、企業のソフト需要が低迷している…と発言したことも手伝い、ハイテク株への弱気を誘い、このところ買われてきたアップルやIBM、インテルなどが売られたほか、ドル高を映し資源株が売られたこともあり引けかけ上げ幅を圧縮。結局、主力3指数とも続落して終わりました。特に、ハイテク株の多いNASDAQ総合指数の下落幅が大きくなっていました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比4億6300万株増の15億8000万株と大幅に増加しています。騰落状況は値上がり955、値下がり2065と、売りが勝っています。

 この日発表された第4四半期のGDP速報値は前期比5.7%の増加。前期の2.2%から大幅に増加したほか、市場予想の平均値4.7%増も大きく上回りました。政府支出を除く項目が前期比で伸びたほか、在庫調整が大幅に進んだことが成長率を押し上げ(民間在庫投資だけで3.39%上積み)ています。また同日発表されたシカゴ購買部協会敬意指数(1月)も、前月の58.7から、61.5へと拡大。市場予想の57.4も上回りました。雇用指数が前月の47.6から59.8に改善。判断の分かれ目になる50を大きく上回っています。

 米国株は製造業を中心に増収増益の好調な決算発表が続いていますが、全体への波及効果は薄く、一月のニューヨークダウの月間足は陰線で終わりました。発表される企業決算が事前予想を下回るものが多いことが、先行きの警戒感を強めているようです。昨年までの決算発表では、アナリストの景況感が弱かったことから、事前予想に弱気のものが多く、予想を上回るものが増加。織り込み不足として、全体の押し上げにつながりました。しかし、今回は、景況感の改善から、アナリストが事前予想を引き上げるケースが多く、実際の数字が予想に届かないものが出てきたようです。全体も期待感が先走りすぎた、として割高感の是正に動いてきたのではないでしょうか。(米国でも日本でもアナリストの予想は、上がれば強気、下がれば弱気…個人投資家の下部のやり方と変わりませんね)

 以前から、市場は売りの材料を探している、と書いていますが、昨日も月変わりをし、年間でパフォーマンスの悪い2月に入ることから、換金売りを急いだ可能性もあるのではないでしょうか。また、新規失業保険申請件数が増加傾向にあるなか、雇用統計の発表を迎える事への警戒感もあるようです。2月の調整を先取りしているようなフシもありますが、ニューヨークダウの日足をみると、ちょっと先行きが読みにくい状態になってます。
analytic121.gif
 図はニューヨークダウの日足(クリックで拡大)です。これまで「吊り天井」という抵抗ゾーンの存在を書いてきましたが、先週の日足が何度も1万200ドル台に乗せながら、この吊り天井で押さえ込まれている様子が分かると思います。先週の3本の長大陰線で、この抵抗帯をした抜けたことが、投資家心理を弱気に傾かせています。当面、このゾーンを突破することが立ち直りの条件になってきますが、今週の日足を見ると、下方に向かう放物線を描き始めたような形を作り始めました。いわゆる「瀑布型」といわれるパターンで滝の落ち口に当たります。このパターンが進行すると、いずれ滝つぼに水が勢いよく落ち込んでいくような下げがくるとして警戒される形です。景況感の改善、企業業績による底上げの材料がありますので、恐らく杞憂に終わるものと思いますが、投資家心理はまだ金融危機の悪夢から抜け切っていないだけに、気崩れから想定外の下げがないともいえません。まあ、強気を崩さず、来週の経済指標と株価の反応を見極めていきましょう。

29日の米国株
ニューヨークダウ 1万67ドル33セント -53ドル13セント(0.52%)

NASDAQ総合指数  2147.35ポイント -31.65ポイント (1.45%)

S&P500  1073.87ポイント  -10.66ポイント (0.98%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万235円 +75円

          (円建て) 1万205円 +45円

米国10年もの国債金利 3.6090%  -0.4900%

WTI原油  72.71ドル -0.93ドル
 
GOLD   1081.00ドル  -2.60ドル  


 米国株は好材料がありながら続落、CME日経平均先物は米国でのドル高基調をうけ、大証先物終値をやや上回る水準で帰ってきました。為替市場では予想を上回るGDP数値を受けドルが買われ、円相場は一時90円台半ばまで売られましたが、引けにかけては90円20銭台まで押し戻されており、相変わらずこう着状態が続いています。来週は、週初にISM製造業景況指数、週末に雇用統計という、景気の踊り場を判断する重要な指標の発表があることから、ポジションを一方に傾けるにはリスクの大きい週になりそうです。米国株自体の方向感も定まっていませんので、日本株も方向感のないまま、先物や為替に翻弄されることになりそうです。今週あたりから影響力を強め始めた裁定解消売りの影響に注意。決算発表が終わったものの中から、進捗率が75%を超えているものが全体の地合に負けて押したところを狙いたい…。

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「藪から棒」のインドの預金準備率上げ…裁定解消売りで想定外の安値引け
 週末29日の日経平均株価は216円25銭安の1万198円04銭、TOPIXは13.20ポイント安の901.12と、ともに反落して終わりました。出来高は22億5850万株、売買代金は1兆6266億円と前日からはやや減少しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは94.RSIは33、25日線かい離はマイナス4.08%になっています。RSIと25日線のマイナスかい離は相場の転機が近いことを暗示しています。25日線の位置は1万631円。ついに、前日比で横ばいになってきました。まあ、とにかく、先週からの「気」の流れは乱気流状態でした。来週4日から、月明は「二黒土星」、年盤「八白土星」年に入りますが、果たして、暦上の新年はどんな年になることやら…。

★だんだん大きくなる裁定解消売りの破壊力
 中国の預金準備率の引き上げ、米国の銀行規制強化、バーナンキFRB議長再任への懸念、ギリシャ債務問題再燃、中国金融当局による貸し過ぎ銀行への新規融資停止要請と懲罰的な預金準備率の前倒し実施…と、よくもまあこれだけ続くものと思えるくらい続きました。そして、今週の止めがインドの予想を上回る時期と幅の預金準備率の引き上げ…。米国の下落を受けた今日の相場も、引けにかけてはドレッシングの動きから、それなりに下げ幅を縮小してくれるだろうという甘い期待があったんですが、藪から棒が突き出てきたものですから、一斉に、ヘッジの先物売がでて、これが裁定解消売りを誘発して、日経平均はほとんど安値引けしています。以前から、裁定解消売りが影響し始めると、下値のめどが建てにくくなる…としましたが、2兆3000億円の爆弾が威力を発揮しはじめましたね。

★当面の下値ラインにあっさり届いてしまった
 今日の指数を見ても、TOPIXの下落率は1.44%に対し、日経平均の下落率は2.08%と大きく上回っています。為替のほうは90円をはさんだ取引で、業績の増額修正があり輸出株が売られたわけではありませんから、日経平均型の裁定解消売りがでたことが、下落幅を大きくした感じがします。前場中も200円近く下落する場面がありましたが、1万216円から反発に向かいました。この水準には、以前から指摘してきた26週線がありましたから、これを意識して反発したものです。後場は、ドレッシングの買いが入るだろうとの期待感から、しっかりに推移していましたが、インドの預金準備率の上げが伝わるにつれ、下げ幅を拡大。結局、26週線(昨日1万215円)を下回っています。丁度、13週線に対応するところで終わっていますが、ちょっとテクニカル的にもぐらついてきそうな感じになってきました。今週の終値から見ると13週線はまだ上昇傾向が続くものの、26週線では対応する週の株価を下回って終わっています。来週から、26週線がくだってくるだけに、早急に移動平均線上に復帰してほしいものです。また、25日線もついに横ばいに入ったほか、対応点の状況からみて来週から下落に転じるだけに、上値での下落圧力が強まってきます。ちょっと、注意しておいた方がよさそうです。

 当初は、25日線が下支えになるとして、調整は短期間で終わると想定してきましたが、先週から、出口戦略にかかる引き締め観測や、過剰流動性の解消につながる銀行規制の強化など市場の根幹にかかわる懸念材料が出現してきました。中国や米国の出口戦略にはさほど心配していません(やりたくても出来ない…)が、先週くらいから、米国で象徴的な企業が市場予想を上回る増収増益を達成しながら、全体が伸び悩むかまたは売られる…というパターンが続いています。株価が高値圏にあるため、税金の支払い用に換金売りを急いでいると言う説明もあるようですが、どうも、そんな単純な理屈ではないように思われます。

★米国景気の踊り場が来るか来ないかで、調整の日柄が決まる
 今日の朝の解説でも書きましたが、このところ米国の経済指標にまだら模様になるものが増えてきました。販売数量や価格の回復が顕著になっていた住宅指標が頭打ちになってきたり、生産面でも伸びが鈍るものが増えています。また、新規失業保険申請件数でも4週移動平均が20週間ぶりに増加したあと、今週発表文でも増加。2週間連続して増加しました。これだけ長期間改善していた指数が2週連続で反転した…ということは、何らかのトレンド転換がおきているかも知れない、と想定しても良いはずです。来週発表予定のISM製造業景況指数も昨年はじめから改善を初め、既に1年近くたち、過去、踊り場を迎えたときと同じ水準に達しています。来週の数字で、頭打ち感がでれば、どうしても「景気の踊り場」を意識せざるを得なくなります。恐らく、好業績にもかかわらず、株価が伸び悩んでいる背景は市場が景気の踊り場を意識し始めているからではないでしょうか。

 以前から、過剰流動性を背景にした「金融相場」から、企業業績を映した「業績相場」に移行するには中間反落をともなう、としましたが、この動きが出てきたのかもしれません。このケースでは、調整機関は数週間から複数月かかるケースもあり、押し幅もそれなりに深くなることも計算に入れておかねばなりません。まあ、今回のインドは別にして、中国は春節後には若干の手直しが行われ、米国も景気の踊り場感がでてきて利上げどころではない…ということがはっきりして、安心感から相場が上昇してくる…ことも考えうることです。来週、米国で重要な指標が発表されてきますので、それをみて判断しうることにしましょう。

 まあ、ここまでのところは想定通りですが、まだ分からないのは調整の期間…。長くなるのか、短期で済むのかは米国の経済指標次第…。まあ、慌てて結論を出すこともないでしょう。それにしても、ユーロ安で、益々、EUの輸出企業にとっては追い風が吹いてきました。ギリシャ、スペイン、ポルトガルなど心配な国が多く、欧州株は買えないということのようですが、個別の企業ではものすごい順風が吹くことになります。真剣に欧州の輸出企業をチェックする非地洋画ありそうです。

 日本株については米国株と為替次第…。裁定取引の影響があり下値も判断しづらい状態。裁定取引のポジションの40%は国内の大手証券が握っています。どうなされるおつもりかお聞きしたいところですね。

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企業業績の好調は続くが、マクロ経済への懸念も台頭中…
 おはようございます。寒さも和らぎ気分の良い目覚めでした。

 さて、昨日の米国株は、中国の引き締め警戒感やギリシャ債務問題が、引き続き、市場心理を圧迫しているほか、この日発表された耐久財新規受注や新規失業保険申請件数がいずれも前月や前週の数字を上回ったものの事前予想に届かなかったことを嫌気して反落してスタート。バーナンキ議長の再任が上院で承認されたものの株価回復の材料とはならず、むしろ、携帯電話大手モトローラや携帯電話用半導体大手クァルコムの第一四半期見通しが市場予想に届かなかったことを嫌気。ハイテク株全般に売りが広がり、ニューヨークダウは一時180ドル近く下落。安値1万55ドルと大大台割れ近くまで下落していました。引けにかけてはやや下げ幅を縮小したものの、戻しきれず、結局、主力3指数とも1%を超える大幅反落で終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日から1億8300万株減の11億1700万株。騰落状況は値上がり799、値下がり2236と、ほぼ全面安商状に近くなっています。

 この日発表された耐久財新規受注(12月)は前月比で0.3%の増加。前月の0.4%減から増加に転じたものの、市場予想の2.0%増に届かなかったことが失望売りを誘いました。振れの大きい輸送機器・同部品を除く数字は0.9%の増加で予想の0.5%増を上回っています。また、設備投資の先行指標になる航空機を除く非国防資本財は1.3%の増加。前月の3,1%増を下回ったものの増勢を維持しています。
 また、同日発表の新規失業保険週間申請件数(~23日)は、前週比8000件減の47万件でしたが、市場予想の45万件を上回ったことが嫌気されました。トレンドをみる4週移動平均は45万6250件と、前週の44万6750件から増加。2週連続の増加になりました。順調に改善傾向をたどってきた雇用情勢に頭打ち感が出ています。

 米国では企業業績の順調な回復が続いていますが、今期の見通しに慎重な姿勢を崩さない経営者が多く、市場も買いあがることに慎重になっています。また、ここにきて、百貨店大手や通信サービス大手が人員削減を始めたことから雇用の先行きを懸念した動きがでるなど、マクロ面の先行きを懸念する動きも強まっています。昨日のニューヨークダウの終日値幅が200ドルに達するなど、株価の振幅が大きくなってきたことから、市場内での強弱感に対立が強まってきた感じがします。昨日も上値はいわゆる「吊り天井」で押さえられ、下値は昨年10月の戻り相場で形成したテーブルを意識して下げどまり、一昨日と同様な動きをしていますが、下値が切り下がっている分、売り圧力が強まっているのかもしれません。企業業績の順調な回復が続いており、下値は限定的だと思われますが、新規失業保険申請件数4週移動が2週連続して増加するなど、以前から懸念してきた景気の踊り場につながる指数も出てきており、当面は、下値模索の動きが続きそうです。ニューヨークダウのRSI(14日ベース)は過去20%近くで反転していますが、現在は31%間で下落しており、反転時期は案外早くなるのかもしれません>

 28日の米国株
 ニューヨークダウ 1万120ドル46セント -115ドル70セント (1.13%)

 NASDAQ総合指数  2179.00ポイント  -42.41ポイント (1.91%)

 S&P500      1084.53ポイント  -12.97ポイント (1.18%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万320円 -100円

         (円建て)  1万290円 -130円

 米国10年もの国債金利  3.6580% +0.1400%

 WTI原油  73.95ドル +0.28ドル

 GOLD   1086.20ドル  +1.70ドル 


 米国株は反落、CME日経平均先物も下落し、大証先物を130円下回って帰ってきました。為替市場は、ギリシャ情勢の悪化を手がかりに、ドル、円買いが再燃しているほか、米国株の下落から、対ドルでも円が強含み、現在は1ドル89円70銭台の取引になっており、相場環境的には逆風といえそうです。昨日は為替の安定や立会時間中のGLOBEX高が」先物買いを刺激。裁定買いも入り日経平均を押し上げましたが、今日は売り先行でスタートし、裁定解消売りが市場を圧迫することになりそうです。また、米国では重要なマクロ経済指標の発表が相次ぐことから、景気の踊り場への警戒感が強まる事も予想されますので、模様眺め気分が強まる中、先物や裁定取引に翻弄される相場展開が続きそうです。週末でもあり、手控えて様子見も…。ただ、「上昇中」という条件付で、13週線に接近する好業績の材料株を資金を絞って買う手もあるが…。まあ、勝負は来週。明日が、満月で相場の変化日に当たっていますが、このところ日本より米国の方が素直に反応していますので、今晩の米国株の方向感が注目されます。

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オバマ大統領が一般教書で輸出強化による雇用増を宣言…日本は大丈夫?
 28日木曜日の日経平均株価は162円21銭高の1万414円29銭、TOPIXは6.65ポイント高の914.32と、ともに5営業日ぶりに反発して終わりました。相変わらずJALの一文切り商いが続いていることにくわえ、今日は通期業績の下方修正を発表した新日鉄が失望売りを浴びて1億2000万株を超える大商いになったことなどから出来高は約23億6300万株と昨日から4億株増加。売買代金もソニーや京セラなど値嵩株が買われたことから1兆8000億円と前日比3000億円近い増加になりました。また、日経平均サイコロは4勝7敗、騰落レシオは97、RSIは42、25日線かい離はマイナス2%と、厳しい底入れの数字を期待したのに、もう一歩のところで反転してしまいました。本日終値での25日線は1万631円で、まだ上昇トレンドは続いています。明日から25日前の対応点がぐんぐん上昇してきますから、もたもたしていると25日線が下落にはいり、下押し圧力が強まってきます。もう、今週中に25日線を上回るのは無理なんでしょうか…。3本新値の陽転値は1万590円。これも遠いですね。

★相変わらず、海外要因次第の日本株…日本という国家は生きているの?
 さて、今日は、昨日の米国株が反発、CME日経平均先物も1万300円台を回復して帰ってきたほか、円相場が90円台で安定した動きになっていましたので、先物の買いが先行し反発して始まりました。また、上海株式市場が3000ポイントの大台を回復していたことや、オバマ大統領の一般教書演説で減税や雇用対策に振れたことから、追加的な景気対策への期待感が強まり、GLOBEXの米国株先物が上昇。また、財政赤字の拡大懸念から債券先物が軟化(金利は上昇)した事を受け、ドルが買い直され、円相場が90円半ばまで安くなったことを好感し、日経平均は一時200円以上上昇する局面もありました。ただ、トヨタ車のブレーキ欠陥を原因にした大量リコールや新日鉄の通期業績見通しの下方修正を嫌気して、上げ幅を圧縮して終わっています。まあ、悪い材料は国内から、株価を動かす材料は海外から…。一体、日本という国は動いているのでしょうか。国内要因が材料になって株が買われるということがこのところほとんどなくなりました。小沢さんが…、鳩山さんが…とカネの問題ばかり追及しても、目くそが鼻くそをせめても何の説得力もありません。S&P社は、真剣に財政状況の改善に取り組まなかったら、日本国債の格下げをするぞ…と脅しをかけてきました。全てにいい加減な日本政府に、無言の圧力をかけてきた、ということでしょう。

★一般教書演説で、輸出強化による雇用増を提案…日本との対立関係が強まるないようだが?
 オバマさんは、一般教書の演説の中で、さらに法人税を引き下げ、雇用を増やした企業への優遇措置をとるなど、雇用増へ向けて前向きの政策を取り始めています。また、輸出を増やし、雇用を吸収する…とも言っています。まさか、ドル安にするとは言いませんが、政策的に輸出を増やすということは、ドル安を指向するということの裏返しになるのではないでしょうか。日本は、輸出で米国と対立する立場になりますし、米国がドル安を指向すれば円高が進行し、日本の輸出がダメージを受けることになります。政府からも、自民党からも円高対策は何も出てきませんし、日銀も円高やデフレ対策のことは忘れたかのよう…。大きな危機が起きようとしているのに、この国の為政者たちは…、まったくどうしようもない連中です。官僚や政治家の給与は、税収に応じて毎年極端に増減するような仕組みに変えて、意識付けすべきではないでしょうか。税金をむしりとられる国民の所得と赤字であるはずの公務員の給与格差が2倍も3倍もに広がっていることの理由を説明してもらいたいものです。なにか、この国はおかしくなっているようです。

★技術的な驕りが生んだ消費者目線の欠如
 実際、トヨタのカンバン方式として、効率生産の世界標準にもなったトヨタが欠陥車を出し、家電メーカーでもリコール件数が増えています。また、たいしたことは無いと言われた中国の工場ですが、ある電機メーカーの工場の欠品率が日中逆転した、という話も聞きました。世界の中で、もっとも信頼性が高いといわれた日本製品にも明らかに影が差してきています。また、このところ、海外の各種の展示会でも日本製品の技術的な評価が下がっていると言います。どうも、官民とも「在り方」を根本から見直さなければならないところに来ているように思われます。オーディオやDVDなどのコントローラーには、使いきれないくらいのボタンがたくさん付いています。確かに、機能的にはすばらしいものですが、果たしてユーザーにとっては良い商品といえるのでしょうか。メーカーだけが満足しているのではないでしょうか。

 色んなところで消費者の立場に立った…顧客を重視した…商品開発やサービスの提供が大事だ、といわれてきましたが、家電にも慣れ親しんでいない中国の内陸部の人や、インドの田舎の人に、そんなに多くのボタンが必要なのでしょうか。日本製品のガラパゴス化が言われて久しいのですが、ユーザー目線を忘れたことが、日本製品の競争力の停滞を招いたことは間違いないところでしょう。よく、芥川龍之介の作品が鬼面文学といわれますが、わかるものだけ分かれば良い的な姿勢のため、読者の好き嫌いが激しいという事のようです。日本製品にもそういうところがあるようですが、日本のメーカーもやっとそれに気づき、販売先のニーズを探り始めたものの、既に、韓国や中国、欧州の企業が食い込んでおり、結局、価格競争に巻き込まれていくことになっています。技術に走りすぎるあまり、消費者目線やマーケッティングというビジネスの基本を忘れたことが、今の低迷を生んでいると思われます。

 まあ、これからの日本は大変な変革をしなければなりませんが、あまりにも利権が入り組み、体のあちこちに吸血虫が住み着いていますから、解体でもしない限り再生しないのではないでしょうか。一度、議員の歳費をゼロにして、それでも政治に携わりたいという議員だけで政治をやってみたら良いのでは…。

★なんとか国内要因で株が動くようにならないものか
 株価が折角5日ぶりに反発したのに、こんな自虐的なことばかり書いて…とお叱りをこうむりそうですが、オバマ大統領の輸出主導経済宣言は、日本にとっては大変な負担を強いられることになります。昔のように、入りもしないものの輸入数量を割り当てられて、苦労するようなことにならなければいいのですが…。民主党政権は、今後高まる政治的、経済的圧力と戦っていく腹がすわっているんでしょうか。心配で仕方がありません。

 当面の株価については、今日の朝も書きましたように、米国ニューヨークダウが吊り天井状態になった壁(昨年11月~12月の持ち合い相場)を上方突破できるかどうかにかかっています。また、今日の新日鉄の決算のように相場が立ち直りかかっても悪材料がでて値を消してしまうケースもあり、決算発表が終わるまでは大きな動きが出来ないものと思われます。本来ならテーマ株を追いたいのですが、これも決算発表でダメージを食らう可能性があり無理は出来ません。さらに、気になるのが、株価が下落しながらも、先週の裁定買い残が増加していること。意図的に、裁定買い残を積み増している気配があり、先行き相場が波乱したときに圧迫材料になる懸念もあります。指数的には、この辺で値がために向かうものと思われますが、ヘッジファンドやCTA業者、国内の大手証券が何故裁定買い残の積み増しをやっているのか…どうしても気になります。今日も、かなり裁定買いが入ったはず…。

 今晩の米国株の動きと為替をみて明日の動きをかんがえましょう。

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一息ついた米国株…テクニカルな下値抵抗ゾーンへの到達と上値の吊り天井とのサンドイッチ相場
 おはようございます。昨晩は、娘の結婚式の急な打ち合わせがあり、午後から大阪まで出ていましたので書き込みが出来ませんでした。相場の大事な局面で、じっくり検証できないのもつらいものがあります。
 
 さて、昨日の米国株は、より前に発表された12月の新築一戸建て住宅販売が、市場予想(年率37万戸)を下回る34万2000戸になったことや、住宅ローン申請件数が4週ぶりに低下するなど住宅関連指標の悪化を懸念。弱含みんでスタートしました。この日終了するFOMC(連邦公開市場委員会)の声明文待ちのムードが強かったのですが、立会い中に発表されたキャタピラーやボーイングの今期予想数字がいずれも市場予想を下回ったことから、一時下げ幅を拡大し、ニューヨークダウは90ドル以上下落1万100ドル割れ寸前まで落ちこみました。ただ、FOMC後の声明文で、「経済活動が引き続き強まっている」と景況感の改善を示しながらも、実質ゼロ金利状態を維持することを表明したことから市場に安心感が戻り、押し目買いが増加。この日、アップルが新型タブレット「iパッド」を発表したこともハイテク株全般の見直しにつながり、NASDAQ市場の見直しにつながりました。結局、主力3指数とも反発して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比約2億3000万株増の13億5100万株になりました。

 このところ発表される住宅関連指標には冴えないものが目立ちますが、金融機関が住宅ローンのデフォールトえ差し押さえた物件の保有に耐え切れず、市場での処分売りを始めたのでしょうか。住宅ローン金利は週間でやや上昇し5.02%になっていますが、借り換えなどを圧迫するほどのものえはなく、もしかしたら、政府の住宅取得補助などの支援策が効かなくなり始めたのかもしれません。ただ、今回の新規一戸建て住宅販売統計で、販売価格が前月比で5.2%上昇。昨年4月来の上昇率を示すなどちぐはぐな動きも出てきています。以前から、景気回復の踊り場が近いかも知れないとしてきましたが、今後の景気指標の動きには十分注意してみていく必要があるのかもしれません。

 この日は、ボーイングが市場予想を下回る決算予想を出しましたが、市場は、新型旅客機「787ドリームライナー」の本格生産を評価したほか、「iパッド」の登場でダメージを受けるとされたアマゾンドットコムが投資判断の引き上げから、最近の下落傾向から立ち直るなど前向きな動きも目立ちはじめています。ニューヨークダウをテクニカル的に見ると、1万100ドル台での押し目からの反発は、昨年10月中旬に10日間近く10000万ドル付近で持ち合ったテーブルに接近したためと思われます。ただ、昨日も、戻りの頭は11月から12月の吊り天井を意識して抑えられており、当面、このポイントが頭押さえとして意識されてきそうです。現在は、日柄整理が長引くか、吊り天井を突破して再び上値指向が強まるかの分岐点にあるように思われます。米国の銀行規制の強化を意識して、商品市況も波乱含みになってきました。片方が買われ、一方が売られるため、全体の指標は小動きになる…という流れになるかもしれませんので、指数の内容の吟味をする事が大事になりそうです。

27日の米国株
 ニューヨークダウ 1万236ドル16セント +41ドル87セント (0.41%)

 NASDAQ総合指数  2221.41ポイント  +17.68ポイント (0.80%)

 S&P500      1097.50ポイント  +5.33ポイント  (0.49%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万350円 +80円

         (円建て)  1万315円 +45円

 米国10年もの国債金利 3.6440%  +0.14%

 WTI原油  73.60ドル -1.02ドル

 GOLD  1084.40ドル  -13.50ドル  
 

 米国株は反発、CME日経平均先物も1万300円台を回復して終わっています。為替市場では、昨晩のFOMC声明で、MBS(不動産担保証券)の買取を予定通り3月末で終わることが確認され他音を受け、長期金利が上昇。これを受けドルが強含み、円相場は90円をはさんだ取引になっています。昨日は、円相場が89円割れ寸前まで買われたため、先物売や裁定解消売りが加速し下落幅を拡大していますが、為替が今の水準で推移すれば相場的には落ち着きを取り戻してくるものと思われます。ただ、投機筋の動きが活発になっており、GLOBEXや中国市場の動きによっては、円買い圧力を強め先物売→裁定解消売りという昨日のような流れが起きることもあるかもしれません。

 昨日は、米国のFOMC、バーナンキ再任問題、AIG救済に関する議会公聴会、中国引き締め懸念に加え、中国金融当局が超過融資分の回収を支持した…など、市場を脅かす噂も流され、市場全般は弱気に傾き、最近買われてきた中小型株や新興市場株を売り急ぐムードが強まりました。出来高が少ないことは不満ですが、市場のセンチメントとしては、目先的な陰の極(までいかないが?)を形成した感じもします。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは94、RSIは35、25日線かい離は-3.5%という数字です。25日線かい離は目先の反発ゾーンに入ってきましたが、他の指数の今日明日の数字次第では、買いゾーンに入るかもしれません。また、週足ボリンジャーバンドの中心線に接近、日足でもマイナス2標準偏差のラインに届いており、この一日、二日の動きは大事になります。

 米国では、ボーイングの新型機量産への期待感が高まっているほか、アップルの新型タブレットの正式発表で、日本の関連株への注目が高まる可能性もあります。特に、ボーイング関連で、量産の遅れから炭素繊維などで業績の下方修正を行った企業も多く、あらためて再評価する動きも始まるかもしれません。鉄道関連では。この欄でも注目して京三製作所が、海外や国内の鉄道関連受注を背景に強気の決算を発表してきました。特に、海外での受注拡大を評価したいところです。まあ、今日も為替、GLOBEX次第の動きは変わらず…。それにしても、日本市場には世界のたちの悪い投資家が集まってきているような感じがしてたまりません。

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今日も吊り天井の圧迫に負けた…本日はAIG救済問題の公聴会が不透明材料に加わる
 おはようございます。あまりの寒さに布団から出られず、2度寝してしまい朝のチェックが遅れてしまいました。まだ、寒いです。

 昨日の米国株は、S&Pケースシラー住宅価格指数(11月)が2ヶ月連続で前月比を下回ったことや、中国の金融引き締めへの懸念から、続落してスタート。好調な企業決算や1月のコンファレンスボード(CB)消費者信頼感指数が3ヶ月連続して改善したことを好感し、押し目買いが増加。一時ニューヨークダウは前日比90ドル以上上げる場面もありました。ただ、中国の引き締め警戒感は終日市場を圧迫したほか、現在開催中のFOMCの結果を待ちたいというムードや今晩行われるオバマ大統領就任初の一般教書演説の内容に注目したいという動きから、後場にかけて見送り気分が強まりました。結局、この日の上げ分をほぼ失い、主力3指数とも小反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比7370万株増の11億2380万株。騰落状況は値上がり1092、値下がり1943と、売りが優勢な展開でした。

 この日発表されたヤフーやデュポン、ジョンソンアンドジョンソン、LCD用ガラスのコーニングなど注目企業の決算はいずれもアナリストの予想を上回り、企業業績の回復が順調に進んでいることを示していました。また、1月のCB消費者信頼感指数も予想値(53.5)を上回る55.9を達成。前月の53.5(52.9から上方修正)からさらに改善傾向を示していました。さらに、注目のケースシラー住宅価格指数は主要20都市で前月比0.2%下落(前年比5.3%下落)となり、アナリスト予想の平均値0.1%上昇を下回りました。ただ、季節調整値では主要20都市で前月比0.2%の上昇となっています。

 米国株は、好調な企業業績から先高期待は強いものの、市場環境の不透明感が足を引っ張る格好になっています。FRB議長の再任問題、銀行規制の強化など国内要因も市場を圧迫していますが、今晩にはAIG救済問題に関する議会の公聴会が開催される予定で、これも市場の警戒感を高めています。昨日の書き込みで、昨年11月から12月にかけてのボックス相場を下回ってしまい「吊り天井状態」になっていると指摘しましたが、この日も、高値1万285ドルと、天井の下限に接近したところで押さえ込まれており、このボックス突破が次の出直りの条件になります。企業業績の好調に加え、時期決算見通しの上方修正も始まっており、先行きの弱気は必要ないものの、当面は、下値模索(深押しはない?)の動きになりそうです。

26日の米国株
ニューヨークダウ 1万194ドル27セント -2ドル57セント(0.03%)

NASDAQ総合指数  2203.73ポイント  -7.07ポイント (0.32%)

S&P500      1092.17ポイント  -4.61ポイント (0.42%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万370円 +30円

         (円建て)  1万330円 -10円   


 米国株は小反落、CME日経平均先物は、ほぼ大証先物終値付近で帰ってきました。為替は、市場全般の不透明感の増幅から安全指向が強まりドル、円が上昇。米国内の不透明要因もあり、円の上昇が目立ってきました。国内では現在89円60銭台の取引となっていますが、一時は50銭台に入るなど円高傾向を強めており、本日も、輸出株を中心に市場を圧迫することになりそうです。先物の売り先行の展開で、昨日に続き裁定解消売りが市場を圧迫することになりそうです。押し目に関しては、昨日も書きましたので、参考にしてもらいたいのですが、今後の押しの深さによって物色対象にも変化が出てきそうですので、まずは、底値を確認することが必要か…。中小型成長株指向の流れは変わらないと見るが…。何しろ、サヤだけで売買される裁定取引解消の影響が読みきれない。不透明なAIG救済問題に関する議会公聴会でガイトナー財務長官の首が危ないという観測もあり、今日もGLOBEX、為替を見ながらの神経質な展開に。

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水鳥の羽音にも驚く、平家の心境か…
 26日火曜日の日経平均株価は187円41銭安の1万325円28銭、TOPIXは18.19ポイント安の916.40と、ともに3日続落して終わりました。出来高は23億7260万株、売買代金は1兆6209億円と、ともに前日から増加しています。また、日経へ委員サイコロは5勝7敗、騰落レシオは98、RSIは38、25日線かい離はマイナス2.8%でした。RSIが30%台、25日線かい離がマイナス3%に接近…と、目先のセーフティーゾーンに近づいています。騰落レシオの遅れが気になります。今日終値現在の25日線は1万616円に位置。昨日からの上げ幅は5円にとどまっており、急速に頭打ち感を強めてきました。今週後半が買い場か?としましたが、だんだんそんな感じになってきましたね。

★今日は中国の引き締め懸念が裁定解消売りを誘発 
 今日は、米国株の4日ぶりの反発や対ドル相場が90円台で安定していたことを好感し、しっかりしたスタートになっていました。また、GLKOBEX米国株先物もしっかりになっていましたので、先物にも買戻しが入るなどし、前場中は
小動きながらしっかりした展開になっていました。日銀金融政策決定会合も現状維持を決定し大きな材料にはなりませんでしたが、前場終了後、ロイターが中国の一部銀行が預金準備率の引き上げを前倒しし、今日から0.5%引き上げる…と報じたことから、中国が一段の金融引き締めに踏み込むのでは…という観測が台頭。ただでさえ、市場心理が弱気に傾いているときでしたから、安全資産買いから、円が急伸、リスク資産の株を売って債券を買う動きも強まるなど、前場のぼんやりしたムードは、一気に緊張感に満ちた流れに変化しました。先物の売りしかけや、「債券先物買い・株先物売」のロング・ショートポジションの形成も株の先物売りの勢いを増し、現物と先物のサヤが逆転。裁定解消売りを誘発して下げ幅が拡大した…と言うことでしょう。

★もういい加減に大量破壊兵器の使用を止めたら…
 中国の金融引き締めは市場の関心事ですから、当然、買いの手は引っ込み、裁定解消売りの影響が大きくなった、ということです。以前から、懸念してきた通りになってきましたね。裁定買い残はボトムの2000億円台から、最近では2兆6000億円台まで10倍近くに拡大しているから、弱気の材料の出現で板が薄くなると破壊力が強まるとしてきました。しばらくは、不透明材料が増えますから、市場が弱気に振れ、裁定解消売りの影響が強まりそうですね。以前から、操作性が高い日経平均型先物取引に、批判的なスタンスを取っていますが、今日の日経「大機小機」欄でも取引所が海外投資家をひきつけるために取ってきた措置がいかに日本企業の経営をゆがめ、市場をゆがめてきたか書いていますが、日経平均先物の導入もその典型的なもの。何しろ、1990年代に日本経済を破壊し、いまだに後遺症を引きずるようにしたのも、大半は、先物の破壊力のせいでもあります。そろそろ、取引所も海外投資家迎合主義をやめ、日本の投資家を育成することを始めるべきだと思うのですが…。(もっとも、日本経済を自由にコントロールできるこんな便利なツールを欧米の金融資本が手放すはずはありませんが…)。中国はこのあたりを警戒して、今度始める先物取引には厳しい制約を課しています。第二の日本にはなりたくないということなんでしょう。

★豚は太らせて食べろ…日本→中国→ブラジル
 中国の次は、どうもブラジルに焦点を絞っているようで、これから、資本や技術をブラジルに移植。経済発展を遂げさせて、投下した資本の利益を回収。さらに、通貨の大幅な切り上げをやって資産をさらに拡大。回収した後は先物取り引きを使って、経済を破壊し、また次の獲物(インドあたり?)を探す…というところでしょうか。中国の場合、次は、銀行の財務の弱みを突くというところか。中国の銀行は貸し出しを延ばすため、融資分を証券化し、系列会社などに買わせ、それであいた融資枠をつかいさらに融資を行う、という、米国と同じような手法が取られていると言いますから、BIS規制など国際会計基準の遵守を押し付け、不良債権を一気に表面化させ、同時に先物を使って売り叩けば中国の経済を壊すことぐらいは簡単でしょう。最も、その前に、大幅な通貨の切り上げを迫り、自分らの資産を膨らますことが先ですが…。日本がたどってきた道を時系列的に見ていけば、英米から何をされたかは、一目瞭然だと思いますが、中国もこのあたりは日本の研究で熟知しており、先物への制約を強めています。

 中国でさえ、安易な米中接近を警戒しているのに、日本はあまりにも無警戒過ぎるんではないでしょうか。ヘッジの手段なら、TOPIX型の先物で十分な気がするんですが…。

★中国の引き締めの狙いは春節を無事乗り切ること
 また、脱線してしまいましたが、今日の「大機小機」欄は久々に本質を突いたものでした。よく読んで見てください。さて、脱線ついでに、昔、平家と源氏が覇権を争った重要な戦に「富士川の戦い」というのがありました。水鳥の羽音に驚いて、平家の軍が一斉に撤退したとして、平家軍の臆病ぶりを示す逸話(実際は、違ようですが…)になっています。今日の、動きもまさにそれではないでしょうか。以前から、中国政府は「春節」を前に物価抑制を最大目的においた政策を取ってくる…と書いてきました。先日発表された経済統計で、12月の消費者物価指数(CPI)}は1.9%の上昇でした。11月の0.6%上昇から比べると、実に3倍の上昇率です。特に、食料価格の上昇が目立っているよううですが、寒波の襲来がさらに物価上昇を煽った可能性があります。昨年も、同様な状態でしたが、豚肉価格の異常な高騰などで、春節も祝えないという状態になり国民の不満を煽ることになりました。この背景には、買占めの影響もあったと言います。恐らく、株式市場への影響も無視して、短兵急に引き締めを行う裏には、春節を無事に乗り切り国民の不満を増幅したくないという政府の意思があるように思われます。

 今回、唐突的に一部の銀行が今日から預金準備率の引き上げを実施したことに市場は驚いたようですが、今回引き上げを実施させられた銀行は、当局の指導にもかかわらず、融資が伸びていたところで、懲罰的な色合いが強いと言います。これが、引き締めの強化につながる、と判断するのはいささか早計ではないかと思われます。春節終了後の市場動向などを見ながら、手直しが行われるものと思いますが、甘いのでしょうか…。とにかく、人心の安定を最大課題とする中国にとって経済成長を落とすことは失業の増から社会不安を増幅することにもつながりますので、成長政策を取り続けるエンドレスゲームの陥穽に入っている、といっても過言ではありません。私自身はあまり中国を評価していませんので、どうでもいいことですが、あまりに引き締めに過敏になることはないのではないでしょうか。あえて、水鳥の羽音に驚く…など古典を持ち出したのも、おんなじ様な間違いをしない戒めみたいなものです。

★テクニカルでは買い場が接近
 さて、くだらないことをくどくどと書いても仕方がありませんが、短期的な指標に底値ゾーンに近づいてくるものが出てきました。また、日曜日の解説でも書きましたように、下値支持線C(日曜日のチャート参照)にも接近しています。昨日現在で、13週株価移動平均線は1万179円、26週線は1万219円にあり、もう一押しすると届くところに来ています。当初から、今週後半を買いの日柄として設定して来ましたので、明日からの支持線付近での動き、移動平均線付近での株価の反応を見ながら、第一弾の買いを考えてもいいかもしれません。ここからの3日間は大事ですよ。

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米国株はFRB議長の再任期待から4日ぶりに反発…吊り天井の圧迫感は消えず
 おはようございます。
 昨日の米国株は、12月の中古住宅販売が過去最大の落ち込みになったものの、当面の懸念材料だったバーナンキFRB議長の再任問題に関し、これまで反対の意思を表明していた民主党上院議員が賛成に転じたことや、複数の有力議員が再任支持を表明したことから、再任への可能性が強まった、として、押し目買いが増加。欧州最大の家電メーカーロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスが予想を上回る3四半期連続黒字になったことや引け後に発表されるアップルの決算への期待から、これまで好決算を発表しながら売れれてきたハイテク株など好業績株に買いが入り、ニューヨークダウは一時80ドルを越える上昇になっていました。ただ、戻り待ちの売りも多く、引けにかけては上げ幅を圧縮。4日ぶりに反発したものの、結局、主力3指数とも上げ幅は小幅なものにとどまりました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比4億6700万株減の10億5000万株。騰落状況は値上がり1755、値下がり1289と売り買い交錯の動き…。

 この日発表された12月の中古住宅販売は前月比16.7%減の年率545万戸。市場予想の590万戸を大幅に下回り、過去最大の減少率になりました。2009年通年の販売戸数は515万6000戸で前年比4.9%増。販売価格の中央値は前年比で12.4%下落しています。ただ、12月の販売価格は前月比1.5%上昇しています。同月の落ち込みは、本来10月で打ち切りが決まっていた政府による住宅取得支援策が延長され11月に販売数が急増していたことに対する反動減…として、市場は冷静に受け止めています。ただ、在庫の増加など一部悪化した指標もあり、住宅関連株が売られ、S&P500やNASDSAQ指数は一時マイナスに転じる局面もありました。

 この日の上げの要因は、バーナンキFRB議長再任への燭光が見えたこと。共和党のマケイン上院議員が反対票を投じる意向を表明するなど、依然流動的な状態が続いており、政府も同議長の再任が市場の安定化のために不可欠との声明を出すなど、再任へ向けての努力が続いています。また、欧州最大の家電メーカーの好決算に反応したように、業績への感応度も強めていますが、この日発表された企業業績はハイテク企業を中心にいずれも市場予想を上回る好調なものでした。特に、引け後に発表されたアップルの決算は売上げが156億8000万ドル(市場予想121億ドル)、EPS3.67ドル(同2.07ドル)と、市場予想を大幅に上回るもので、ポジティブサプライズになりました。またテキサスインスツルメントも売り上げ、利益とも市場予想を上回るものなり、企業業績の順調な回復振りが続いています。

 株価は4日ぶりに反発しましたが、ニューヨークダウが高値から60ドルも押し戻されるなど、上値圧迫の強さも目だっています。株価は昨年11月中旬から12月にかけボックスを形成。これが下支えとなり12月後半から1月の上昇相場につながりましたが、今回の下落相場でこのボックスを下回ってしまいました。昨日の高値からの上げ幅の圧縮は、このボックス相場の下限に押さえられたもので、次の出直り相場のためには、このボックスを突破することが条件になってきます。市場予想を上回る決算発表が続いているものの、株価の反応はもうひとつ…。先日、米国景気の踊り場懸念について書きましたが、景気との相関関係が強いLME銅市況が軟化していることから、これを考慮して相場観を組み立てる必要があるのかもしれません。まあ、いずれにしても、目先はFRB議長の再任がなるかどうか…。これを見極めて動いても遅くはない。

 25日の米国株
 ニューヨークダウ 1万196ドル86セント +23ドル88セント(0.23%)

 NASDAQ総合指数  2210.80ポイント  +5.51ポイント (0.25%)

 S&P500      1096.78ポイント  +5.02ポイント (0.46%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万505円 -5円

          (円建て)  1万465円 -45円

 米国10年もの国債金利  3.6300% +0.3200%

 WTI原油   75.25ドル  +0.71ドル

 GOLD 1095.20ドル +6.00ドル


 米国株は4日ぶりに反発したものの、CME日経平均先物は1万500円台を割り込んで帰ってきました。円相場は、バーナンキ議長再任への期待感が強まったことや米国株の反発を受け、ドルが強含み、円は90円20銭台の取引になっています。先物が軟化していることから、今日の国内取引も先物の売り仕掛けが懸念されますが、昨晩発表されたアップルの決算でパソコン販売が市場予想の300万台を10%以上上回る336万台になったことから、ハイテク株に人気が集まりそうです。先週上売られた輸出ハイテク株への買戻しのほか、割安感の出ている中・小型株への見直し買いが続きそう。GLOBEXの動き、為替の動き次第は変わらず…。

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円相場が支えとなり、底堅さを見せた日本株…新興市場株の強さに注目
 週明け25日の日経平均株価は、77円86銭安の1万512円69銭、TOPIXは6.35ポイント安の934.59と、ともに続落して終わりました。海外で不透明要因が山積していることから見送り気分の強い展開となり、出来高は19億1582万株、売買代金は1兆4210億円と、ともに急減しています。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは108、RSIは45、25日線かい離はマイナス1%でした。過熱感は順調に解消され、RSIは安全ゾーンの40に近づいてきました。25日線は今日現在1万611円と、上昇トレンドを維持していますが、株価が現状のままで推移するとして、上昇トレンドは今週いっぱい…。下落するとその分、下降に転じる日にちが早まってきます。25日線が下降に転じ、株価が25日線より下にいると、下落圧力が強まってきますので、相場全般が立ち直るためには今週が課題となります。今週末に「満月」の相場変化日を迎えますが、前回の「新月」の変化日が15日でズバリ立ったことを考えると週末付近がポイントになるかも…。

 先週末の米国の大幅続落を引きずった割にはしっかりした展開でした。CME日経平均先物は1万350まで売られていましたが、日本市場では安値1万414円と、400円割れ寸前で踏みとどまっています。為替が90円をはさんで小動きに推移したことから、先週末一段の円高進行を見越して、輸出株を売っていた投機筋が当てが外れて買い戻したことが、日経平均下げ幅の圧縮につながりました。また、多くの悪材料が出ているにもかかわらず、GLOBEX米国株先物が反発していたことも、市場の安心感につながったようです。

 当面予想される動きについては、先週末にも書きましたが、やはり、今週末までに議会の承認を受けなければならないバーナンキFRB議長の再任問題。過去、大統領が選任したFRB議長が議会の承認を受けられなかったことは無い、といいますが、今回は、11月に中間選挙を控えた特殊な年…。改選期に当たる議員は、選挙民に印象に残る議決をしなければなりませんから、証券化バブルを生み出すことに一役買ったと、国民から思われている同議長の再任に反対票を投じると、大きな得点稼ぎにもなります。実際には、今回の金融危機克服にもっとも大きな貢献をし、市場の信頼を得ている同議長の再任が、単なる選挙の票稼ぎのために、リスクにさらされています。通常なら、過半数の51票を獲得すれば良いのですが、今回は60票という高いハードルが課せられていることも問題です。先週から、大手投資家のバフェット氏が議会に対し牽制的な発言をし、共和党や民主党の重鎮がバーナンキ支持を表明しているものの、票の行方はまだ分からず、このままでは、今月末で任期切れを迎え、副議長が代行するという事態にもなりかねません。もし、そういう事態になれば、市場の失望感は大きく、何が起きるか分からないというリスクがあります。

 まあ、どこの国の議員も票のためなら白も黒という連中ばかりですから、多分大丈夫とは思うものの、注意しておくに越したことはありません。今年、改選期を迎えた議院たちは、大衆迎合的な議決権の行使に走りがちですから、米国にとって本当に必要なことが、彼らの手によって葬り去られる事だってありえます。一方、バブルを生み、高禄を食みながら、一方で、バブル崩壊後も税金で救済されながらも、高級をとる大手銀行に対する国民の反感は想像以上に強く、彼らを叩くことが票稼ぎにつながるとして、思いがけない規制法が成立してしまうリスクもあります。日本と、同様に今年は政治がメーンリスクになりそうです。オバマ大統領が政治生命をかけて取り組んでいる保険制度改革にしても、企業や資産家に評判が悪く、成立も危ぶまれています。まあ、今年は常識が通用しない年になるのかも知れません。

 とにかく、今週いっぱいは、バーナンキ再任問題に振り回されることになりそうです。今日の日本株も、終日先物価格が現物価格を下回る状態が続いており、かなり裁定解消売りが出ていたはず。前場中は結構、影響を受けていたようですが、後場からは為替が90円台で固まってきたことから、下値に買い物が這わされたほか、輸出ハイテク株の買戻しも在り、売りが吸収され影響が薄まったようです。ただ、先週の動きを個別に見ていくと、主力株やインデックス採用株は売られたものの、中小型株は意外と堅調な動きをしていました。市場全般が波乱しているにもかかわらず、ジャスダック市場が逆行高。海外投資家の買いも入っており、日本でも「成長株」への評価が高まってきたようです。以前から、一昨年の金融危機発生前、流動性が無い、という理由だけで、好内容の中小型株が叩き売れてましたが、どうやら、あらためてポートフォリオへの組み入れガ始まってきたのかもしれません。主力株と違い、海外投資家の買いのインパクトは増幅するだけに突飛高するものも増えてくるのではないでしょうか。

 まあ、当面は米国株の不透明感がぬぐえないと動きが取れない状態。そうこうしている間に、今度は決算発表が本格化してきて、益々身動き取れない状態になりそうです。米国比べ、やや景気サイクルが遅れているため日本企業の業績変化率が大きくなるのは、今期末にかけてになりそうですが、すでに、有価証券の評価損の減少など負担の減少が決算に反映され始めた企業も出てきています。決算発表企業の進捗率を見ながら、押し目を拾う準備をはじめたらどうでしょうか。そういえば、25日線の上昇を待っていた日本調剤が本日は急反発し、戻り新値を更新してきました。焦点は昨年10月の戻り高値2200円を抜けられるかどうか…。抜ければ昨年8月からの下落相場にお別れし、再び上昇トレンドに復帰します。頑張ってほしいですね。休みに銘柄チェックしてみましたが、25日線が上昇し、この線とのかい離がゼロから1%の銘柄をスクリーニングしてみると、東証一部だけで100を超えるものがヒットしてきました。これを13週でやると、モット銘柄が絞り込まれて面白い銘柄がつりあがってくるかもしれませんよ。

 まあ、今週は相場の変化日が控える週末にかけてが勝負…か。それにしても、昨年4月から続いた、円の高値、安値が切りあがるトレンドが昨年末に変化した…としましたが、どうも90円が固くなってきました。やはり、なにか変化したんでしょうか。ユーロの一人負けが目立ってlきましたが、こうなってくるとEUの輸出企業が俄然注目を浴びて来るんではないでしょうか。

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バーナンキFRB議長の再任の可否は、市場の命運を左右しそう
 おはようございます。
 
 ー昨日の続きです。
 
 22日の日本株
 日経平均株価 1万590円55銭 -277円86銭(2.56%)

 TOPIX  940.94ポイント  -15.09ポイント(1.58%)

 出来高 28億6516万株   売買代金 1兆8621億円

 日経平均サイコロ : 6勝6敗 騰落レシオ : 111 RSI : 51 25日線かい離 ; -0.03%

 25日線位置 : 1万593円(上昇トレンド維持) 日経平均週足サイコロ :7勝5敗 RSI : 55 


 週末の日本株は、中国の金融引き締めのほか、金融規制法案への新たな項目追加を嫌気した米国株の下落、ラストリゾートになった円相場の上昇を嫌気して、輸出株を中心に売られ大幅安となりました。以前から、日経平均型裁定取引の買い残増加を懸念していましたが、この日の下落率をみると日経平均の下落率(2.56%)はTOPIX(1.58%)を上回っており、裁定解消売りが下落率の拡大に影響したことがわかります。週末の米国株は、月内に議会の承認を得なければならないバーナンキFRB議長の再任問題が、マサチューセッツ州上院議員議員選挙で民主党が敗退したことや、同党の上院議員が再任反対の票を投じる意思を表明。再任問題が暗礁に乗り上げる…という、新たな懸念材料が出てきています。まだ、金融危機から脱し切れていない米国経済にとって、市場からもっとも信頼を得ている同議長の再任が見送られた場合、市場が受けるショックは計り知れないものがあります。この背景には、オバマ大統領の突然の銀行規制強化策の発表への対抗策として、金融界の資金的な支持を受けている共和党がバーナンキ議長の再任の成否を質に取ったという見方もできます。今年11月には中間選挙を控え、資金的な支援を取り付けたい共和党にとっては、保険制度改革や金融規制法をつぶすことはオバマ政権への打撃になりますので、なんとしても成功させたいところ…。政治的な思惑が支配しているだけに、ことの及ぼす影響は度外視されることになりますので、先行きの警戒は怠れません。特に、FRB議長再任問題は今週中に結論を出さなければならないため、今週の相場の頭押さえになりそうです。ちょっと、ややこしくなってきました。

 さて、以前(11日)の書き込みで、ニューヨークダウについては、まだ上げ余地はあるものの、NASDAQ総合指数は上値抵抗線に近づいている…としました。その後、高値を更新しましたが、今回のショックで、双方とも下げに転じています。もともと、上げ余地が乏しかったことから、上値を買いあがるエネルギーが欠けていたのかもしれません。
 一方の日本株ですが、17日の書き込みで、10年来の上値抵抗線に接近していることを指摘。その際、昨年10月の月足長大陰線と一昨年3月安値が並存する1万1600~800円付近が急所…としておきました。結局、達成することなく外部要因に引きづられ下落したわけですが、週足を見ると、事情はやや違っていました。
analytic43.gif
 図は先週までの日経平均週足(クリックで拡大)ですが、週足で見ると、9月最終週と10月第一週との間で空けた窓生めを先々週の段階で達成していたことが分かります。このとき、13週線とのかい離率が10%に近づいていたことから高値警戒を書いたものの、月足を重視するあまり、残り少ないはずの上値を欲しがり、週足が出していたサイン(窓埋めと週足長大陰線の寄り付き達成)を見落としてしまいました。 常に、固定観念を持って相場に臨んではダメだと自負しながら、また、レポートでも書きながら肝腎なときにやらかしてしまいました。まだまだ、自分に甘いと反省すべき点です。

 さて、当面の相場ですが、何本か補助線を入れて考えてみました。少し、甘めの見方になっていることを前提にしてください。日経平均は、昨年3月時点で一昨年10月安値を切っていません(ザラ場ベース)ので、基本的にはA,B両線で形成される右肩上がりのバンド内を動いていることになります。全体が下落に転じた場合でも、支持線Bが下値抵抗線になるはずです。またこの線がほぼ52週線に対応していることも、その可能性を強めています。当面、上昇基調は崩れないものと思われます。目先については、このバンド内に示した補助線Cが注目されます。過去の動きを見ても、この線を境に底値や上値を形成したケースが多く、今回もこのラインでの株価の反応が注目されます。もし切れば上値抵抗ラインに変化するだけに、このCラインを維持できるかどうかが重要なポイントになります。図では分かりにくいかも知れませんが、このライン付近には13週と26週という共に上昇中のラインが控えており、下値支持力はかなり強いものと思われます。先週末現在、13週線は1万142円、26週線は1万213円となっています。

 週前半はバーナンキ議長の再任問題をめぐり米国株の波乱が予想されるものの、日本でも決算発表が本格化することから、市場の関心はじょじょに国内に移っていくのではないでしょうか。懸念要因は為替ですが、シカゴIMM通貨先物市場では、対ドルでに円ショートポジションは増加しており、円の先安感は強いようです。もしこれを踏ませるような圧力がかかれば円高が一気に進行することになりますが、はたしてどうか。週末のCMI日経平均先物は1万300円台に軟化して終わっており、週明けは売り先行で始まりそうです。円相場の動向によっては、裁定解消売りも市場を圧迫しそう。バーナンキ再任問題は、世界の金融の安定化を左右しかねない問題だけに、軽視は出来ません。動くなら、ラインCや13週、26週移動平均線に接近したとき…。
 

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次から次に飛び出す悪材料…議会と政府の対立がエスカレートへ
 おはようございます。
 昨晩は書き込みが出来ずに失礼しました。原稿は出来たものの、保存せずに送信したら、データごとどこかに行ってしまいました。かなり、気合を入れて書きましたので、とてものことに書き直す気力は残っていませんでした。やはり、年ですかね~。

 さて、先週から市場の「気」の乱れが気になる…としましたが、今週の市場はまさに乱気流に飲み込まれたような荒っぽい相場展開になりました。ギリシャ問題の再燃に端を発するユーロの急落、中国の仰天の融資停止措置、米国保険制度改革法案の先行きに暗雲を投げかけたマサチューセッツ州上院議員選挙での民主党の敗北、オバマ大統領の突然の金融規制改革法案への追加法案の提示…これだけでも、大変なのに、昨日は、米国金融政策の中枢を担うバーナンキFRB議長の再任承認に上院共和党が反対姿勢を表明。折角、立ち直り始めた米国経済の先行きに、急速に暗雲が広がってきました。

 昨日の米国株は、前日の銀行への規制強化案への懸念から軟調に始まったものの、この日発表されたGEやマクドナルドの決算が市場予想を上回ったことから、底堅く推移していました。しかし、ウォールストリートジャーナルが、バーナンキFRB議長の再任が難航しそう…との記事を掲載したことから、米国景気の先行きに不安が広がり下げ幅を拡大。前日までと異なり押し目買いが入ることも無く、結局、主力3指数とも2%を超える下落率となり3日続落して終わりました。ニューヨークダウの週末3日間の下落率は5.2%(552ドル)に達しています。ニューヨーク市場の出来高は前日比1200万株減の14億8800万株でした。騰落状況は値上がり558、値下がり2518でした。

 この日は、GEやマクドナルドなど主要企業が市場予想を上回る決算を発表したものの、前日発表されたグーグルの決算が自分の予想に届かなかった、として有力アナリストが格下げを実施(そんなのあり…?)、また一部、パソコン販売がピークをつけた、とする観測が出されたことから、ハイテク関連株が売られるなど、これまでに上げ相場を支えてきた業種が売られています。また、世界的な株価の下落やドルの上昇から、資源価格が下落。これを受け素材やエネルギー株が売られたことも下落幅の拡大につながりました。この日の相場を見ると、ためにする噂を流し売り叩くような動きも見られるようになり荒れ相場の模様を呈してきました。

 ただ、やはり昨日の下げの一番大きな要因は、市場がもっとも信頼を寄せているバーナンキFRB議長の再任への懸念。マサチューセッツ州上院議員選挙の民主党敗退以来、健康保険制度改革法案の成立へ向け、議会や共和党との政治的な駆け引きが続いています。今回の共和党上院のFRB議長再任拒否の動きも、銀行規制強化へのけん制と見れなくもありません。今年は中間選挙の年に当たっているだけに、共和党としても金融界の資金的な支援をつなぎとめるためにも、全力を挙げて銀行規制法案の阻止に動くと思われ、当分、のどに刺さった骨のように市場の懸念材料になり続けるように思われます。当面は、今月中に議会の承認を得なければならないバーナンキFRB議長の帰趨がどうなるか…。銀行規制の問題は長期的な課題ですが、バーナンキ議長の再任は、来週中に結論を出さなければならない問題…。金融危機の最中に、銀行救済法案や景気対策法案の成立を妨げ、一段安を招いた非常識な行動をとる米国議会ですから、再任問題も何が起こるかわかりません。来週は市場も冷静さを取り戻してくるものと思われますが、まあ、この結論を見るまでは慎重な姿勢が無難かもしれません。

 米国株は当面の下値支持線と見てきた25日線も下回り、下落基調を鮮明にしています。不透明要因が多く下値めども立てにくいのですが、チャートを使って下値めどを推測して見ました。(図をクリックすると拡大されます)
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 22日の米国株
 ニューヨークダウ 1万172ドル98セント -216ドル90セント(2.09%)

 NASDAQ総合指数  2205.29ポイント  -60.41ポイント(2.67%)

 S&P500   1091.78ポイント   -24.72ポイント (2.21%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万380円 -210円

          (円建て) 1万350円  -240円

 米国10年もの国債金利  3.5980% -0.243%

 WTI原油  74.23ドル -1.85ドル

 GOLD  1090.80ドル  -11.90ドル 


★やぶにらみのやぶにらみ
 米国株は、次々飛び出す悪材料に翻弄された格好になっていますが、一連の好調な企業決算への市場の反応が鈍っているように思われます。市場の期待感が先行しすぎていた…と言えばそれまでですが、最近の米国の好調な経済指標の動きと無関係とはいえないような気がします。ISM製造業景況指数をはじめとする指標は昨年初めから急速に立ち直り、最近では数年ぶりという指標も見受けられるようになってきました。統計をグラフ化したものを見ても過去のピークに近い物が増えており、景気が踊り場を迎える可能性を示唆するものも出ています。過去の統計数字をぶち破ってさらに上昇する…という例外的な動きを予想するほど今の景気は強くなく、景気が一旦息継ぎをする踊り場を迎えると、市場が感じ始めているのかも知れません。

 銀行規制強化やFRB議長再任不安などの悪材料はもともと予想されていたことで、市場にっては決して予想外の出来事ではないと思われます。今回の調整の背景には、ショック安のほかにも、景気の踊り場懸念が内在しているように思われてなりません。上昇トレンドに変化は無いものの、以前から書いてきた金融相場から業績相場への移行には、「中間反落」がともなうというセオリー通りの動きになったのかもしれません。銀行株への規制強化、ドル高による資源価格の下落など、銀行への支援、ドル安を背景にした資源価格の上昇という昨年3月からの上昇相場の基調が変ろうとしています。やがて、製造業中心の業績相場の流れに移行していくものと思われますが、この下落相場への見方は悲観的なものではないことは確かです。

日本株や他の市場への見方は明日の朝にでも書くつもりです。疲れたのでまた寝ます。

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オバマさんの銀行規制強化に全てが吹き飛ばされた…?
 おはようございます。
 このところ、市場の気の乱れが気になってましたが、だんだんエスカレートしてきたような感じがします。やはり、大きな流れが変化しつつあるのでしょうか…?

 昨日の米国株は、前日に続き中国の金融引き締めへの警戒感が強まっているところに、新規失業保険申請件数が予想外の大幅増加になったことを嫌気。続落してスタートしていました。ゴールドマンザックスや半導体大手アドバンストマイクロデバイスなどが市場予想を尾幅に上回る決算を発表したものの、オバマ大統領が現在審議中の金融規制法案に商業銀行による自己資金を使った取引や大手金融機関の規模を制限する項目を加える…と伝えられたことから、米国経済の回復に支障が出るとして、大手金融機関を中心に急落。一気に下げ幅を拡大していきました。一旦、売られた後は底バイに転じ、落ち着きを取り戻したものの、値を戻すことはなく。結局、主力3指数とも大幅続落して終わりました。特に、金融株の影響が大きいニューヨークダウとS&P500の下落率の大きさが目立ちました。ニューヨーク市場の出来高は前日比4億4600万株増の15億株。騰落状況は値上がり649、値下がり2401でした。これまでと異なり商いをともなって下落している点には注意が必要です。

 この日発表された新規失業保険申請件数(~16日)は前週比3万6000件増の48万2000件。市場予想の44万件を大幅に上回りました。また、前週の数字も44万6000人に上方修正されています。トレンドを見る4週移動平均は前週比7000人増の44万6000件となり、実に20週振りに増加に転じています。受給者総数(~9日)は1万8000件減の459万9000件と5週連続の減少。市場予想の460万件も下回りました。市場は予想とあまりにも食い違う数字に動揺しましたが、当局は「年末の休みにともなう事務の停滞分が上乗せされた特殊要因による…」との説明で、市場の反応は落ち着きを取り戻しています。

 この日は、GSを初めとし、市場予想を上回る好決算が次々と発表されたものの、オバマ大統領の金融規制改革法案への追加項目提案により全て打ち消された格好になりました。
 今回の金融危機が大恐慌の教訓から設けられたグラススティーガル法(銀証分離などを定めた)」の撤廃など、金融機関の暴走にブレーキをかけるため設けられたルールを、政治力を使い撤廃し、自由に振舞ったことに原因があるとして、規制の強化に踏み出そうとしているものです。ただ、今回の規模制限などには、貸し出しの縮小につながる、として閣内にも異論は多く、議会を通過するかどうかには疑問符も残ります。ただ、うがった見方をすれば、マサチューセッツ州の上院議員選挙で共和党に敗退し、健康保険制度改革案の成立が危ぶまれている折から、金融界の支持層が多い共和党に、保険制度改革案成立への圧力をかける狙いもあるのかもしれません。

 極めて政治的な匂いがしますが、以前から書いているように、米国の成長を支えてきた金融が、その役割を負え、普通の金融機関になろうとしている流れがますます顕在化してきたように思えます。その一方、製造業やサービス業の成長が加速する兆しが見え始めており、ここにきての金融株の下落は、新しい成長企業への資金移動を促すことになりそうです。一方が売られ、他方が買われる…という内容の変化は、指数を見ているだけでは分かりません。米国株の物色内容の変化には細心の注意を払ってみていく必要がありそうです。

 さて、テクニカルに見ていくと、昨日の下落で、これまで持続してきた日足ベースでの高値、安値が切り上がるパターンに変化が生じました。また、週足ベースでも、昨年3月の底値からの安値を結ぶ下値支持線を切ってきました。今晩の市場で、この支持線上に復帰できない場合、短期的に13週移動平均線に接近することも予想されます。市場の波乱から、再び安全資産買いの動きが強まり、資源価格にも下落圧力が強まっており、昨年3月底からの上昇を支えてきた主役への調整圧力が強まっています。このところ書いていますように、どの時点で主役交代が完了し、新主役が浮上してくるか…が最大の注目点。

 21日の米国株
 ニューヨークダウ 1万389ドル88セント -213ドル27セント (2.01%)

 NASDAQ総合指数  2265.70ポイント  -25.55ポイント(1.12%) ←下落率小さい

 S&P500    1116.48ポイント  -21.56ポイント (1.89%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万635円 -205円

          (円建て)  1万600円 -240円

 米国10年もの国債金利 3.6110% -0.4800% ←安全資産への逃避

 WTI原油 75ドル98セント -1ドル76セント

 GOLD 1102.90ドル  -9.60ドル


 米国株は大幅続落、CME日経平均先物も大証先物を200円以上下回って帰ってきました。円相場は、安全資産への回帰の動きが強まり、対ドルでも上昇。昨晩の米国市場では90円割れ寸前の所まで売り込まれています。通貨先物市場には、まだ円のショートポジションが多く残っており、今日も、この踏みを狙った円買いが強まるかもしれません。このところの株価の上昇を支えてきたシナリオに為替の面からヒビが入る懸念も出ています。本日は、昨日の先物買いの反動から売りの増加が予想されるほか、模様眺め気分の強まりから裁定解消売りの影響も強まってくるかもしれません。米国企業決算の動向を見ても、輸出ハイテク株中心の流れには変化は無いものの、目先は、今晩のニューヨークダウが下値支持線を維持して終われるかどうかが焦点。日本株の判断は、それを見てから…。下値での買いを25日線から13週線に修正するかどうか…今日の相場次第で検討しましょうか。

今日は時間がかかり申し訳ありませんでした。私も戸惑っています。

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中国経済統計に予想外の反応を見せた日本株…でも弱気サインは払拭できず
 21日木曜日の日経平均株価は130円89銭高の1万868円41銭、TOPIXは11.03ポイント高の956.03とともに反発して終わりました。出来高概算は26億2300万株、売買代金は1兆8990億円とともに増加しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは116.RSIHあ58.25日線かい離はプラス2.8%でした。今日の終値現在の25日線の位置は1万574円。上昇トレンドは継続中です。なにか市場は裏目裏目に動く波乱市場の様相を呈してきましたね。

★理由がわからない先物の出来高増加
 今日は、米国市場はIBM決算への失望?やバンクオブアメリカの赤字決算、中国の金融引き締めなどを嫌気して急反落して終わった相場を引き継ぎ、軟調に始まりました。中国経済を懸念して輸出関連株が売り先行で始まったものの、為替が対ドルで91円台をキープしていたことから、輸出株など主力株を中心に押し目買い気運が強まり、一時100円近く下げていた日経平均もじりじりと下げ幅を縮小。TOPIXコア30銘柄に海外投資家からのまとまった買いが入った(シンガポール政府投資公社?)ことや、中国のGDP成長率が前年比8.7%成長となったことを好感。先物に買いが入り、一気に上げ幅を拡大しています。ころところ、まとまった商いがなかった先物市場ですが、理由は分かりませんが(買戻しか…?)久しぶりに10万枚を超える大商いになっています。インデックス銘柄の動きを見ると、裁定買いもだいぶ入ったように思われます。

 中国のGDO発表は、あまり良い数字が出ると利上げの口実になる…と、当初はマイナス材料と考えられていました。ただ、実際に数字が発表され、卸売物価や消費者物価が市場予想を大幅に上回っていたことや、10ー12月期のGDP成長率が10%を超えていたことからインフレ懸念や景気の過熱感を警戒する段階に入っていたことを確認。金融引き締めは景気の寿命にとってはプラスだとの考えから、主力輸出企業み買い物が入って上げた…ということのようです。また、引き締め強化があった中国本土市場やGLOBEX米国株先物市場が堅調だったことも、安心感を誘ったようです。まあ、今日の朝も書きましたように、昨日、日本市場が悪材料に触れていたことが下げを限定的なもの(織り込み済み)にしていた、ということもあるようです。

★中国の異常な引き締めは春節対策…?
 まあ、中国経済にとっては、二桁成長というのは少々行きすぎですから、今回の8%台の数字は安定成長にとっては良かった、といえるんではないでしょうか。また、昨年の春節ではただでさえ食料価格が上がっていたときに、寒波が襲い生鮮野菜の急騰。春節料理に欠かせない豚肉が疫病で価格が急騰。これに買占めなどの騰貴行為が加わり人民の不満が増大し、社会不安を増幅した、ということもあり、早手回しに正月用品価格の上昇に手を打った、という側面もあるのではないでしょうか。中国国内では貧富の格差拡大や地方官吏の汚職、一方的な土地の収用などで、各地で暴動が起きていると良い、社会不安を増幅させないことが政府の主要政策になっています。今回のグーグルとのトラブルも不満分子同士がネットでつなが暴動の規模を拡大させないための配慮があるようです。その点から考えても、今回のように1月中の融資を停止する措置を取るような荒療治は、オーバーキルになって景気を冷え込ますことになりますから、長く続ける政策とは思われません。中国では、失業を出さない成長率は9%前後といわれます。もし失業率が上昇すれば、社会不安を煽ることになりますから、政府としてはなんとか9%近い成長率を維持していかねばなりません。

 恐らく、一般に言われているような上海万博が終わったら景気は下降する…という予想を裏切り、内陸部のインフラ開発や海外進出を進めることで、成長を持続する政策を取り続けるものと思われます。最後の最後は、インフレを犠牲にしても成長率にこだわるのではないでしょうか。まあ、日本経済が中国からメリットをうけるという状態はまだしばらくは続きそうです。まあ、懸念されている極端な政策は春節後の物価状況をみて、何らかの手直しが行われてくるでしょう。5月から始まる上海万博は、平穏のうちに終わりたいはず…。株式市場のほうも、まだPERが60倍をこえるようなバブル状態には陥っていません。

★米国株の金融危機トラウマ脱却に期待
 まあ、中国に関してはあまり深刻に考えないことですね。あとは、やはり金融株と製造業・サービス業の対決が続く米国の決算発表の動向…。金融業ばかりに目が向かっていますが、雇用の状況の悪化による個人ローンの低迷などバブル崩壊の後遺症が一朝一夕に片付かないことは日本でも証明済み。米国の金融機関も時間をかけて利益をもとに不良債権の償却を進めていくしか方法はありません。おまけに、ビジネスのやり方も規制でがんじがらめにされますから、前のようにぼろい儲けは出来ず、規制の範囲内で利益率の高い分野を探して、ちまちまと返していくしかありません。やはり、成長とは無縁の「普通の金融業」になっていくしかないのではないでしょうか。しかし、証券化バブルの時代に無縁だった輸出産業や高機能携帯(スマートホン)の登場で新たなICT(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)関連産業は受けにいっています。外付けHDDのシーゲートテクノロジーやネットオークションのイーベイなど、新しい成長産業はいずれも市場予想を大幅に上回る利益を計上するようになってます。今晩は、金融のゴールドマンザックスに対し、インテルのライバル企業AMD、グーグルなどが決算を発表します。

 市場は、まだ金融の方を気にして、好決算が続く製造業・新分野のサービス企業の決算を織り込み済みみたいな評価をしています。ただ、いずれも市場予想を上回っていますので、どこかの時点で積極的な評価に変わり、ボックスの動きから抜け出してくるものと思われます。今日の解説を見ていると、日本株の米国株離れみたいな説明をしていましたが、ちょっとそれはどうか…と思います。日本でもこれから、決算発表が始まってきますが、米国とはサイクルがワンテンポ遅れていますから、米国の好調企業と歩調をあわせるところまでは行きませんが、関連部品の受注の増加などとなって兆候が現れてきているはずです。ここからの日本の決算発表では受注動向の変化を見極めることが大事になります。(すでに、先取りする動きははじまっていますが…)

 とにかく、米国株は金融危機のトラウマからいまだに抜け切れず、中国株は金融引き締め懸念、日本は、政局懸念や二番底懸念から、いずれも高値圏でボックスの動きを続けています。いずれも根拠の薄い懸念材料ですから、いずれ、やっぱりか…と納得して上値に抜けてくる時期が来るはずです。米国は業績相場に向け、中国はバブルに向け、日本はどちらかの市場の動きに追随して、輸出企業を中心に買われるという図式でしょうか。心待ちにしておきましょう。

★予想外の腰の強さを見せたが、まだ弱気のなか
 さて、今日の日本株は、意外な腰の強さを見せ反発して引けました。ただ、3本新値が陽転したわけでもなく、昨日までに形成した三羽烏を打ち消したわけでもなく、まだ弱気相場の中にあります。海外投資家の買いはまだポートフォリオの調整を抜けきって折らず、日本経済の回復を買う動きまではいっていないように思われます。今日の先物買いの背景が分かりませんので、週末控えの明日はどうなるかは予想がつきません。まだ、短期的な調整の未了感が残っていますので、積極的な仕掛けは慎みたいところ…。以前から、上昇中の25日線へかい離修正してきたところや、最近の高値の頭を叩いたところを仕込むように書いておきましたが、継続注目のメガチップスは、昨年12月の戻り高値1384円を割り込み、25日線がある1374円安値まで売られた後、1433円まで切り替えしています。うまく入れば60円近く取れている勘定になります。大氣社も積水化成も同様に25日線で下げ止まる動きをしています。どうしても高い銘柄ばかりに目が行きますが、自分がこれと思った企業が押し目を作るところを買う方がどれだけ効率が良いか分かりません。ここは、じっくり腰を落ち着けて米国の相場付きを注目するところ…。

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米国株は好悪材料が混在し、混乱中…金融離れが何時実現するかがカギ
 おはようございます。

 昨日の米国株は、主要企業の決算に対する失望感や冴えない住宅指標など国内のマイナス材料に加え、預金準備率の引き上げに続く、主要銀行への貸し出し停止要請と、中国金融当局が矢継ぎ早の引き締め措置を取ったことへの懸念が台頭。ギリシャのデフォールト懸念など悪材料が相次いだことから、前日の急反発から一転して急落してスタート。一時、下落幅は210ドル近くに達する場面もありました。ただ、安値付近では売られすぎとの判断から、買戻しの動きも強まり下げ幅を縮小したものの、結局、主力3指数は大幅反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は概算10億5500万株と前日比で微増。騰落状況は値上がり787、値下がり2249でした。

 この日は、前日引け後に発表されたIBMの決算が増収増益だったものの、今期の見通しについて慎重な見方を示したことや第4四半期のビジネスコンサルティングの売り上げが減少したことなどに失望。前日、期待感から買われた反動から急落して始まりました。また、この日発表されたバンクオブアメリカの赤字決算も売りに拍車をかけています。また、中国の金融引き締め措置の強化を映し、中国関連株が売られたほか、世界景気の減速を懸念して資源価格が急落。また、ギリシャ問題やドイツの景気への懸念からユーロが急落、ドルが上昇したことも資源価格の下落を促し、資源株の下落につながっています。12月の住宅着工件数が予想外に減少したことも失望感を誘いましたが、同時に発表された着工許可件数は増加に転じています。

 ただ、一方で、この日発表のネットオークション大手eベイの決算が市場予想の40セントを上回る44セント、スターバックスは予想の22セントを上回る33セント、半導体照明大手のクリーも予想の29セントを上回る38セントを計上するなど、好調な決算を発表するものも多くあり、好悪材料が混在した一日でもありました。

 この日の市場は、「失望感」と「期待感」、そして、中国の引き締め強化への「驚き」が市場を多い、混乱した一日だったように思われます。ただ、株価が大きく下振れた割には、出来高は少なく、市場は冷静さを保ったように思われます。中国の常識破りの引き締め策は春節を前に食品価格の高騰など無用な混乱を招くまいとの、非常措置だと思われ、春節後には手直しがあるのではないでしょうか。1月中の融資を止めろ…というのは、いくらなんでも無茶苦茶。恐らく、一時的な措置にとどまるものと思われます。むしろ、注目すべきは、バブル崩壊前まで米国の成長を支えてきた金融の凋落振りが顕在化し、一方で、製造業やサービス業に前期までの決算を支えた減少増益から増収増益へと拡大基調をたどり始めてきたものが増えてきた点です。市場は、ここまでの上げで、期待感が行き過ぎた、との見方のようですが、今後も増収増益に転じる企業が増えてくると、金融離れを起こし、新たな相場が始まるものと思われます。昨日の動きを見ても、上昇中の25日線を切ったところから押し目買いが入り、25日線上にとどまった動きは、かなり底堅い動きが感じられます。当面は、25日線上でもみ合いながら、企業決算の推移を見守る動きになりそうです。

 20日の米国株
 ニューヨークダウ  1万603ドル15セント -122ドル28セント (1.14%)

 NASDAQ総合指数  2291.25ポイント  -29.15ポイント (1.26%)

 S&P500    1138.04ポイント  -12.19ポイント (1.06%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万690円 -20円

          (円建て)  1万655円  -55円

 米国10年もの国債金利  3.6590% -0.4800%

 WTI原油  77.62ドル  -1.40ドル

 GOLD  1112.30ドル  -27.40ドル


 米国株は急反落、CME日経平均先物は、大証先物終値に比べ小幅安で帰ってきました。円相場は、ユーロの急落からドルと共に買われましたが、ドルに対してはやや弱含み91円20銭台の取引になっています。昨日米国が波乱した材料は、決算と住宅着工件数を除き、昨日の日本市場でも織り込まれたもので、CME先物価格が小幅な下落にとどまったのも、この辺が影響しているようです。ただ、中国の引き締め策の影響は読みきれないものがあり、中国関連や資源関連を中心に不安定な動きになることも予想されます。当面、弱含みに推移しそうですが、このところ指摘しているように不透明感が強まれば、その分、裁定解消売りの影響が強まってきますので、インデックス銘柄への警戒は必要です。今日の日経一面トップでパソコン需要の増加の記事が出ていますが、そのなかで、日立と東芝が取り上げられています。それに先立つ野村證券の日立の格上げといい、一昔前の「推奨販売」を髣髴されるものがあります。今は、表立ってそんなことは出来ませんが、野村ー日経の連携があるなら、まあ、乗っかってみても良いか…というところ。なにしろ、株価の位置が低いので、つぶれでもしない限り被害は少ない。まあ、今日の日本株の懸念材料は「裁定解消売り」。米国と同様に25日線をキープできれば良し。日経平均週足のRSIは50台まで低下しています。基本的な強気姿勢はまだ持続ですよ。

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中国の引き締め強化、オバマ政権運営の暗雲、追い詰められる小沢さん…逆風のなかつけた「三羽烏」は?
 20日の日経平均株価は、27円38銭安の1万737円52銭、TOPIXは5.04ポイント安の944.72と、ともに3日続落して終わりました。出来高概算は24億3575万株、売買代金は約1兆5000億円でした。また日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは118、RSIは54、25日線かい離は1.8%でした。全面安にならないため騰落レシオの低下ピッチが遅いものの、RSIは順調に低下、25日線のかい離修正も進んでいます。今日現在の25日線の1万544円で、上昇トレンドも維持しています。米国株高にもかかわらず、今日はマイナスで終わりました。昨日の三本新値の陰転に続き、今日までの天井からの3日連続安で「黒三兵(三羽烏)」の天井サインを出してきました。外人さんもとりあえず買うものは買った、というところでしょうか。

 さて、米国株は先週土曜日に予想したように、ガス抜きの下げから上昇に転じました。JPモルガンの決算で不良資産の増加は読めていましたから、今日のシティの決算では、貸し倒れ損失の減少など財務面の改善の方に目が目がいき、これを好材料と捉える動きがでていました。まあ、週末の相場では、ニューヨーク州製造業業況指数などが無茶苦茶良かったのに、好材料は全て無視され、指標の内容が良いにもかかわらず、敢て悪いところを探して利食い売りをした、という感じがありました。このところ、ギリシャをはじめとする欧州や南米の新興国の不デフォルト懸念が高まっており、3連休の間に何が起こるかわからない…ということもあったんだと思います。

 ただ、シティの赤字決算を市場が冷静に受け止めたことから、相場の基調は強い…と判断し、あらためて買い直したのが昨晩の米国の相場だった、ということでしょう。引け後に発表されたIBMの決算は市場予想を上回る増収増益決算で、インテルに続き、売り上げ、利益ともに前年同期比で増加するという好内容になりました。他の、製造業やサービス業の決算への期待感を強める結果になりましたが、事前に織り込み済み、と判断しているのか、上げ相場が続かないのが難点になっています。今後、発表される決算では、かなりのサプライズがないと、株価は連続して買われるほど反応しないのでしょうか…?ちょっと、今晩からの動きを見てみたいと思います。注目のマサチューセッツ州の上院銀選挙は共和党議員が勝利。オバマ大統領の保険制度改革案には反対の態度を示してますから、今晩以降市場がどう反応してくるかが注目されます。

 今日の日本株は、米国株高、CME日経平均先物高、91円台の円相場を受け、反発して始まりました。しかし、上値では戻り待ちの売り物が多かったほか、マサチューセッツ州上院議員選挙での民主党敗北が伝わるとともに、先物が軟化。中国人民銀行が大手行数行に対し、貸し出しを停止するよう要請した。と伝えられ、中国株が下げ始めるとともに、先物の売りが増加。裁定解消売りが増加し、日経平均もマイナスに転じてしまいました。まあ、今晩の米国を先取りする格好で調整した、ということですが、それにしても中国のやり方は荒っぽい。相当、物価上昇に気を使っているようです。先日も、2月初旬の「春節」を前に、昨年の食料品価格の上昇で国民の不満が高まった政策の失敗を繰り返したくない…という思惑があるようです。一年最大の楽しみである春節を台無しにすると、国民の不満が高まり暴動が多発。5月に迫った上海万博の支障が生じるということでしょうか。今回の中国政府とグーグルの確執もこの延長線上にあるように思うのですが…。とにかく、社会不安を煽るようなことは、市場を犠牲にしても押さえ込みたい、ということか。矢継ぎ早に、次の手が打たれてくる可能性もありますから、中国の金融政策にも注意が必要です。日本経済というより、今の日本株の根幹を支えている中国と米国がごたごたしているわけですから、ちょっとぐらい調整したって当たり前でしょう。

 ただ、今日の相場でも、先物が売られ現物価格を下回ると、早速、裁定解消売りがでて日経平均はすとんと値を崩しています。裁定買い残の2兆円のせを懸念していましたが、今日発表された裁定買い残(~15日)は、週間で2500億円増加し、2兆2544億円に急増しています。裁定取引をしているところにとっては、買い残が増加しすぎていますから、当面、残高を減らす方向に動いてくる可能性が強まります。短期的な天井感が強まっていることも、解消売りには好都合です。まあ、米国市場の地合にもよりますが、目先的に、先物売→裁定解消売り→日経平均の下げ、というパターンがあるかもしれないことは考慮しておく必要がありそうです。ただ、昨年までとは違い、景気の回復期待が背景にあり、押し目買い機運が強いことから下値は限定的。機関投資家のバスケット買いがうまく吸収してくれるのではないでしょうか。ただ、目先的に、指数の方は動きにくくなるのは確か…。各論で勝負したいところですが、明日から決算発表も本格化しますので、テーマ株も仕掛けづらく、当面、膠着感が強まる中、好決算ものや予想を下回る決算の銘柄が個別に乱高下するような動きになるのかもしれません。こればっかりは、自分の思うようになりませんから、当面は、相場なりに動いていくしかないのでしょう。

 つい先ごろまでの、順風と異なり、中国の金融政策、EUの新興国デフォルト懸念、オバマ政権の政策運営、どんどん追い詰められていく小沢民主党幹事長の行くへ…など、急に、注目材料が増えてきました。とりあえず、25日線での反応をみて、次の展開を考えるところ。以前から書いているように、中期的な指標はまだ加熱信号を出していませんので、押し目買い基調にはなんら変化はありません。弱気を書いているわけではないので勘違いされないように…念のため書きます。円相場もだんだん90円突破が難しくなってきましたが、果たして、この水準を維持して期末を迎えることが出来るかどうか…。これが出来れば、期末の数字の大幅増額修正も夢ではなくなってきます。まあ、今晩の米国に注目しておきましょう。それにしても、例年そうですが、決算発表シーズンほどうっとうしいものはありませんね。これまで、電子部品や工作機械、半導体製造装置など日本の資本財関連を注目するように書いてきましたが、このところアナリストの評価上げが始まってきました。今頃…と思う反面、流れが変わるかも…なんて、また、へそが曲がり始めてきました。

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米国株は急反発し昨年来高値を更新…強まる製造業優位のトレンド
 おはようございます。昨日に続き、寒さが和らぎ目覚めの良い朝でした。

 さて、3連休明けの米国株式市場ですが、前週末の弱い地合を引き継ぎ方向感のない始まりになったものの、注目の大手銀行シティグループの決算が最終赤字になったものの、ほぼ事前予想通りだったことや、損失額が減少したことなど財務面の改善を好感。この日の引け後に発表される予定のIBM決算への期待感から次第に押し目買い気運が強まり、上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも急反発し、昨年来高値を更新して終わりました。
ニューヨーク市場の出来高はオプションSQがあった週末の数字は下回ったものの、その前日の商いは上回り10億3580万株になっています。騰落状況は値上がり2389、値下がり686とほぼ全面高商状でした。

 この日は、シティグループの決算に関心が集まったものの、ほぼ予想通りだったことや、貸し倒れの減少などいくつかの点で改善の動きが見られたことから、市場に安心感が戻り、買戻しの動きにつながりました。また、食品大手クラフトフーズの英菓子大手キャドバリーの買収が合意に達したことから、M&A関連が賑ったことや、クレディスイスがダウ採用銘柄のマクドナルドの株価判断を引き上げたことなどが指数の押し上げに寄与。このほか、ハイテク関連株への投資判断の引き上げや株価目標の修正などが多かったことも、NASDAQ指数の押し上げにつながっています。ただ、懸念されるのは、この日投票が行われたマサチューセッツ州の上院議員選挙の結果。事前の世論調査では共和党議員の優勢が伝えられ、このままでは、オバマ政権が推進する保険制度改革が挫折する懸念が高いとして、ヘルスケア関連や製薬会社が買われたことも指数の押し上げに寄与しています。選挙の結果次第では、相場の変動要因になることも懸念されます。
  
 この日は、IBMの決算への期待感も上げを支えましたが、引け後に発表された第4四半期決算は、売上高が272億ドル(前年同期比1%増)、最終利益48億ドル(同9%増)でした。EPS(一株あたり利益)は3.59ドルとなり、アナリスト予想平均3.47ドルを上回りました。また、2010年月の利益見通しについても、これまでの10~11ドルから、11ドル超えへと上方修正しています。

 先週土曜日の書き込みで、「米国株は、売りの理由を敢て探し、弱気のガス抜きをしているのでは…」と書きましたが、やはり急反発してきました。市場の先高期待は予想以上に強いようです。先週のインテル VS JPモルガンの決算に続き、今回のIBM VS シティグループの決算も増収増益のIBMに軍配が上がり、製造業を中心に企業業績が急速に立ち直って来ていることが確認されました。アナリストの予想もハイテク企業中心に強気方針に変化してきており、今後の市場の流れも一気に製造業中心に傾いていく可能性が出ています。今晩のイーベイ VS バンクオブアメリカも、同様の構図として注目されます。どうやら、主役交代は確実になってきたようですね。

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 1万725ドル43セント +115ドル78セント (1.09%)

 NASDAQ総合指数  2320.40ポイント  +32.41ポイント (1.42%)

 S&P500   1150.23ポイント   +14.20ポイント (1.25%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万900円 +140円

          (円建て)  1万860円 +100円

 米国10年もの国債金利  3.7070% +0.3100%

 WTI原油  78.92ドル +0.92ドル

 GOLD  1139.70ドル +9.60ドル   


 米国株は急反発し、昨年来高値を更新。CME日経平均先物は1万800円台を回復して帰ってきました。ギリシャ問題やドイツ景気期待指数が予想を下回ったことからユーロ売りが強まり、対ユーロでドル、円が上昇したものの、米国金利の上昇やJAL経営破たん問題から対ドルでは円が安くなり、国内では91円台の取引になっています。相場環境的には「順」といえそうです。このところの円高の動きから、輸出ハイテク株が売られてきましたが、インテル、IBMの増収増益決算は日本のハイテク企業にもフォローの風となり、買いなおしの動きを強めることになりそうです。JALの会社更生法の申請で市場全般にもあく抜け感が強まりそう。TOPIX30など主力企業が海外投資家の買い再開から注目されるほか、明日から日本でも本格化する決算発表を思惑し増額修正期待が強まる企業が注目を集めそう。昨日、野村証券が投資判断を引き上げた日立製作所は、子会社の統廃合を実施してきたことや、原子力、パソコン販売の増加にともなうHDD事業の復調、円安傾向など、フォローの風が吹いてきたことも注目点。第二のJALにはなりたくないでしょうから、いよいよ企業変身が始まりそう。なにより、株価の安さが魅力か…。今日も為替次第…。米国マサチューセッツ州の上院議員選挙の帰趨は、為替にも影響しそうですので要注目。

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円高が裁定解消売りを誘発し、3本新値が陰転…今晩の円相場を懸念
 19日火曜日の日経平均株価は、90円18銭安の1万764円8銭、TOPIXは7.70ポイント安の949.76と、ともに続落して終わりました。出来高は22億8000万株と20億株を超えたものの、相変わらずJAL、三菱UFJ,みずほの3社が大商いになったほか、今日はこれに日立製作所が加わり、4社の商いは7億5000万株。占有率は32%を超えており、これを除けば低水準の商いとなり見送り気分の強い展開だったことが分かります。売買代金は1兆2200億円と昨日からさらに2200億円も減少しました。
 日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは117、RSIは60、25日線かい離はプラス2.4%と目先的な警戒ラインの3%を切ってきました。本日の25日線は1万509円で上げの勢いは、やや弱まったものの依然上昇を続けています。まあ、民主党政権初の国会が始まり、米国市場は休み、おまけにJALが会社更生法の申請、欧州ではギリシャ情勢が再びおかしくなり新興国リスクが頭をもたげてきており、様子見気分が強まるのも当然ですね。

★為替の円高仕掛けと裁定解消売りが圧迫
 今日は手がかり材料が無いままに見送り気分の強い商いになりました。アジア市場は高安まちまちの動きで手がかりにならず、GLOBEX米国株先物も寄付きからしっかりに推移していたものの、これも買いの材料にはならなかったようです。ただ、為替市場の方では、積みあがった円ショートポジションへの攻勢が強まっていました。ギリシャ国家財政に粉飾の噂があり、EUの制裁発動の噂が流れユーロが下落し円が上昇。JALの経営破たんにともなうデリバティブの解消から円需要が増加する…など、円高に導くような話が為替市場出流され、円は一時90円29銭まで買われています。EUでのギリシャ救済に関する会議の動向次第では80円台に入ることも予想されます。
 今日の株式市場も、終日、為替動向に左右される展開で、円が上昇する局面では先物売が入り、相場のムードを悪くしていました。今日の朝も、裁定解消売りを懸念しておきましたが、終日先物価格が現物を下回る状況が続き、裁定解消売りがでていたようです。市場解説では「インデックス売りが出ていた…」と解説していましたが、まさに、日経平均型の裁定取引の解消売りなのですが、最近、何故か「裁定解消売り」という文言を聞かなくなりました。一部の証券会社だけが、この取引をやって市場をかく乱しているわけですが、責任の所在をあやふやにするため、マスコミでも使わないようなルールが出来ているのでしょうか。

 昨日も書きましたように、まだ、押し目の買い物がありますから、大きく値が崩れませんが、円が80円台に入って弱気が増え、下値の板がなくなってくると解消売りの影響が大きくなってきますから、注意しておく必要があります。なにしろ、昨年3月ごろには2000億円台だった裁定買い残は2兆円台と10倍近くまで膨らんでおり、破壊力はかなり大きくなっていますから…。

★3本新値が陰転し目先の弱気相場入り
 さて、昨日の相場では押し目の買いに支えられ、三本新値の陰転はなんとか避けられましたが、今日は、支えが効かず、陰転値の8日終値1万798円を下回り、目先的な弱気相場に入りました。昨日も、13週線とのかい離が警戒ゾーンの10%に近づいていることなどから先行き注意するように書きましたが、今日の陰転で短期的な調整に入る可能性も出てきました。まあ、ここまでの上昇も米国株高に刺激された裁定買いで上がった面もありますから、一旦、ガス抜きをするのも相場の寿命にとっては良いのかもしれません。もっとも、米国株次第では警戒感を抱えたまま上昇する可能性もあるわけですから、この3本新値の陰転がダマシになることだって無きにしも非ず…。昨日も書きましたように、今晩の米国では、先日の、インテル VS JPモルガンと同様の対立関係にあるIBM VS バンクオブアメリカの決算発表があります。増加する金融機関の不良資産と新たな成長機会を模索し始めた製造業の対立図式の、どちらに市場が反応するか…。 このところ、期待感が肩透かしを食うケースも増えており、あまり固定観念を持たずに相場を見ておくほうが良いのかもしれません。

★焦点は為替
 まあ、今晩の米国株の内容次第…。ちょっと、欧州の新興国がらみの債務問題が心配。ユーロが下落し、円が買われた場合、シカゴIMM通貨先物市場にはまだ1万7000枚近い円ショートポジションが残っているだけに、もしこれが踏むようになったら、一波乱あるかもしれません。好悪材料が入り混じっているだけに動き方が難しい…。来期の業績見通しの明るいところを丹念に押し目買いがベスト。

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ドル軟調で金属資源価格が上昇。欧州株は資源株高で上昇…日本株は為替次第
 おはようございます。今日の朝は寒さも柔らいで寝覚めの良い朝でした。

 さて、昨日の米国株は「キング牧師生誕記念日」で、休場となりました。その他市場の動向は、アジア株は総じて軟調だったものの、これは先週末の米国株の下落を受けたもの…。欧州市場が本日相場の手がかり材料となりますが、英国FT100指数は39.02ポイント高(0.72%)の5494.39、ドイツDAX指数は42.58ポイント高(0.72%)の5918.35、仏CAC指数は23.08ポイント高(0.57%)の3977.46と、主要市場はいずれも高く終わっています。

 中国の景気指標や米国の経済回復の顕在化などから、資源への需要が増加するとして、ロンドンLME市場で鉛、亜鉛、銅など金属資源価格が上昇したことを受け、BHPビリトン銅製造大手カザフスミスなど鉱山・資源株が上昇。さらに、第4四半期の売り上げが増加した世界最大の宝飾品メーカー、リュシュモンが上昇するなどしていました。金属価格の上昇は、昨年末強含んだドル相場が今年に入り軟調に推移、これを受けてドル代替資産として上昇している側面もあるようです。このほか、医薬品関連も買われましたが、JPモルガンの決算、今週連続して発表される米国大手銀行決算への警戒感から金融株は総じて軟調に推移していました。全体的には低調な商いで、米国市場の再開待ちのムードが強かったようです。

 本日の日本株は、昨日に続き手がかり材料難から方向感を欠いた展開になりそうです。90円台後半で取引されていた円相場は、日本市場に来て、90円台半ばに接近してきており、本日は為替相場の動向が焦点になりそうです。また、GLOBEXで米国株先物がどう動くかも注目されますが、米国市場自体が決算発表待ちのムードが強く、今日は、為替市場をにらんだ先物主導の相場になりそうです。昨日も、裁定解消売りから全体が200円近く下げる局面がでるなど、解消売りの影響が出てきていますので、本日もこの解消売りを吸収するだけの買いものが下値で入るかが焦点。見送り気分が強まり板が薄くなると、解消売りの影響が一時的に強まることも予想されます。
 ドイツで太陽光発電装置設置への支援措置討ち入りの話が出てくるなど、逆風が吹き始めた業種があることには注意。今日、日経取り上げられた、三菱商事・地所によるEV用充電スタンド設置のための協議会設置や東芝の沖縄電力からの「スマートグリッド送電試験設備」の受注、住宅用エコポイントへの受注体制整備など、個別の材料株が買われる展開か…。昨日は、昨年8月のい高値接近からセオリーどおり押し目買いが入り、日経平均三本新値の陰転は避けられましたが、今日もこれを維持できるかがカギ…。本来、調整歓迎のところですので、無理はしたくないところです。今日も雑株優位の展開か…。三菱グループがEV充電スタンドに注力するなら、トヨタグループもトヨタ自動織機がスタンド設置に前向きに取り組み中。同社と共同事業を展開する日東工業にも注目が集まるか…?

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リード役を失い方向感のない相場に…それでも意外に底堅い動き
 週明け18日の日経平均株価は127円02銭安の1万855円08銭、TOPIXは8.85ポイント安の957.55と。ともに反落して終わりました。出来高概算は23億770万株と20億株台を維持したものの、三菱UFJ,みずほ、JALの3社の合計出来高は7億5000万株と全体の32%を占めており、これを除けば見送り気分の強い展開だったことが分かります。売買代金は1兆4500億円と前週末から40000億円近く減少しています。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは114、RSIは62、25日線かい離は+3.6%でした。今日現在の25日線は約1万480円に位置し、上昇傾向を続けています。まあ、今晩の米国株がお休みでは海外投資家も、日本も動けない、ということですね。

★リード役不在で方向感のない相場に
 日米の相場については、休日の間にも書きましたので、いまさら、述べるまでもありませんが、今日は、特に新しい手がかり材料も無く、ほぼ、週末の米国市場の安い流れを受けた展開になりました。
 週末のCME日経平均先物は、大証先物終値を140円下回っていましたので、今日、安く始まることは想定内の動き…。また、このところの外人買いもポートフォリオのウエート調整にともなうものだけに、足元の米国株の動向がわからなければ本格的には動けない…ということで、今日のような冴えない動きになってしまいました。全体的に、投資家の見送り気分が強く、その中を小口の売りで下げた…という感じで、業種別で値上がりしたのは運輸株だけという状態。ほぼ全般にわたって満遍なく小口の売りがでていた、ということでしょうか。一時、日経平均は1万800円を割り込み、1万781円まで売られましたが、終日、先物価格が現物を下回っていましたので、裁定解消売りがかなり出ていたことによるものと思われます。ただ、引けにかけては、GLOBEX米国株先物が堅調に推移していたこともあり、先物リードで下げ幅を縮小して終わっています。

★無理に突っ走って、週単位のテクニカル指標が加熱することが懸念される
 まあ、完全に焦点ボケの相場でした。日本株の目が米国に向いていることがはっきり分かりましたね。さて、週末の日経平均週足サイコロは7勝5敗で変わらずでした。先週までの日経平均は5週連続下落した後、7週連続して上昇。今週から、この5連連続安の分が消えていきますので、2週続けて上昇するとあっという間に9勝3敗になって警戒ゾーンに入ってしまいます。週末の週足RSIは64と過熱感はありませんが、13週移動平均線との買い利率が9%に拡大。これまでの調整ゾーン入りの10%超えに近づいていました。その意味ではここで調整を交えるのが相場の寿命にとっては良いと思うのですが…。ただ、今日の動きを見ると1万780円付近から買い物が入ってきましたが、これは昨年8月31日のザラ場の戻り高値1万767円に接近したことによるものでしょう。
 また、先週、2兆円を超える裁定買い残に対する懸念を書きましたが、今日もかなり解消売りが出ていたものと思います。しかし、相場全体が大きく崩れることがありませんでしたので、この解消売りを吸収できるだけの買い物が市場には入っている、ということになり、結構、強い相場だと言うこともできます。3連休明けの米国株次第では、週単位のテクニカル指標が悪化する可能性もでてきます。

★米国次第の動きだが、今週の決算発表は新旧主役が登場…内容次第では流れの変化も
 土曜日の米国株の解説にも書きましたように、週末の米国株はJPモルガンの決算に失望した…というよりも、3連休を前に利食い売りをする口実を探していたところに、うまい具合にマイナス材料が出てきてくれた、ということではなかったんでしょうか。ミシガン大消費者信頼感指数も前月を上回っていたのに、市場予想を下回っていた、と過大な失望感を煽りたて、今月という直近のデータに基づく製造業業況指数が市場予想を大幅に上回った上に、前月の数字も上方修正され、項目別に見ても新規受注や出荷が強烈に上伸。雇用も前月のマイナスからプラスに転換するなどの変化は完全に無視された形になっていました。
 
 以前から、3月からの上昇相場の主役だった金融から、次の主役となる製造業やサービス業へのバトンタッチが今回の決算を機に行われるのではないか…としてきましたが、その第一陣であるインテル VS JPモルガンは、インテルの勝に終わりました。今週は、製造業・サービス業ではソフト企業への脱皮が進むIBMや、イーベイ、グーグル、半導体のAMD、GEなどが決算を発表。一方で、旧主役のシティ、バンクオブアメリカ、ゴールドマンザックスという錚々たるメンバーが決算を発表してきます。金融界のなかで比較的手堅い経営で知られるJPモルガンでさえ、不良資産の増加には抗しきれなかったわけですから、他の金融機関については、週末の下落で織り込み済みになった可能性があります。そうなると、好調な製造業・サービス業の好転を素直に織り込む動きに入ることも予想されるだけに、今週の米国の決算発表、特に製造業の決算内容と市場の反応が注目されます。注目すべきは決算内容よりも市場の反応…か。

 まあ、今日は雑株ばかりが動いていて、特徴らしい特徴もない相場でした。円高の進展が懸念されましたが、波乱国会の幕開けで、片足91円台の動きとなっており、相場的には足を引っ張ることにはなっていないようでした。日本も、今週木曜日に信越化学工業の決算が発表され決算シーズンに入ります。米国の流れを受け、製造業やソフトウエア関連が堅調になれば日本でも…という感じになりそうですが、景気サイクルは米国とはやや遅れており、焦点は通期の見通しに重点がおかれることになりそうです。まあ、いずれにしても、頭が限定された小動きの展開になるのではないでしょうか。上昇中の25日線に接近してきた銘柄をピックアップし研究してみては…。

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10年来の壁に接近する日経平均…円安の継続が突破のカギに
 おはようございます。
 週末の米国株は、JPモルガン決算に失望し急反落して終わりました。CME日経平均先物も円建てが1万830円と、大証先物終値に比べ、140円安で終わっており、週明けの東京市場への影響が懸念されます。海外市場で円相場が90円台後半の取引になっていたことも、週明けの相場次第では株式市場へも影響してきそうです。米国株については、昨日の書き込みでも書いていますが、高値警戒感がでていたおり、敢て、製造業に関する好材料には目をつぶり、悪い面だけを取り上げ利食い売りの良いわけ材料にしたような感じがします。

 以前から、今回の決算は、昨年3月からの株式市場の立ち直りをリードしてきた金融株やディフェンシブ株と、新たな成長を支える企業群との主役交代の契機になる、としてきました。実際、バブルをつくり、バブル崩壊で傷ついた金融業界は、今回のJPモルガンの決算に見られるように、いまだにバブル崩壊の残滓に苦しんでいます。また、企業破たんを救った政府の救済策も級財政年度末で終わり、これからは政府の資金投入分の回収や規制強化によって事業展開が制約され、「普通」の金融機関になっていきます。またそれだけでなく、業績が回復してくると、今度は、リスクの高い商品を売りつけ損害を与えた、として訴訟が多発してくる、という新たなリスクも生じてきます。長短金利の拡大やIPOの増加など業績面での明るさを指摘するところもありますが、成長性というこれからのキーワードを前提にすると、投資魅力は低下していきます。
 
 一方、インテルの決算に見られるように、米国の製造業は明るさを増し、いち早く「増収増益」に転換。リストラ依存型の業績回復から抜け出してきています。また、高機能携帯電話の拡大に見られるように、米国では1990年代のIT革命(ハード中心)から、ICT(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)時代へと転換。コミュニケーション(情報伝達)を重視した新たな産業が急速に成長を始めています。この流れは、世界にも波及していきますので、今後はハード、ソフトを含めた新たな成長企業群を生み出す可能性が強まってきます。これにともない、新たなインフラ需要も増加して来ると思われ、ハードを主とする日本企業にも成長機会が増えてきそうです。
 今後、旧来産業とICT関連産業との業績格差が鮮明になるにつれ、株価の格差も拡大してきそうです。ITバブルから、ICTバブルなんてこともあるかも…。この「コミュニケーション」というキーワードは、日本ではいまだにITと言う語が幅を利かせているように、ちょっと見落とされがちな概念…。今後の銘柄選びの手がかりにしてみては…。

 ただ、日経平均については、いよいよ大きな関門に差し掛かってきます。証券関係者の間では1万1300円という目標値が散見されますが、これは、恐らく一昨年10月のザラ場安値6994円をフィボナッチ係数を使って算出したものと思われます。03年底値の時も、7607円から同係数を使って算出した1万2300円付近になって株価が急速に伸び悩んでいます。投資家にとってなじみの目標値算出手法だけに、流れが変化する可能性が強まってきます。

 この付近の抵抗力の強さは他のチャートでも分かります。
analytic(つき足)
 上図(クリックで拡大)は、日経平均月足ですが、図中に小さな丸印で示した相場の結節点は、ほぼ1万2000円付近に集中して存在。強力な抵抗帯を形成しています。03年の底値から立ち上がった相場も、結局、このラインで押さえられ、これを突破するまで、小泉郵政解散、衆院選自民党圧勝という2年後の「ビッグサプライズ」を待たなければなりませんでした。米国株高や海外投資家の日本株見直しで上げ足を速めていますが、今の材料だけでこの10年来の抵抗帯を突破できるものかどうか…。以前から、一昨年3月の1万1700円安値近くを急所と書いてきましたが、このポイントもこのライン上にあります。まさに、「日経平均」としては、ここからが胸突き八丁…。下手をすると手書きの黒丸で囲んだときのように往来相場に入っていく可能性があります。ここに来て、業績や海外投資家動向などに大きな変化が出始めており、あまり先入観を持って相場を見ることにはリスクがありますが、来週以降、果たしてどんな反応をしてくるか注目されます。

 その鍵を握るのが為替動向です。
analytic(kawase )
 図は円・ドル相場の週足チャートです。先週月曜日にも使いましたが、少し補助線をふやしてみました。図に見るように、昨年4月に101円台の円安をつけて以降、高値、安値がともに切り上がる円高トレンドをたどってきました。しかし、そのトレンドが昨年12月にAポイントを上回り、8ヶ月ぶりにトレンド転換を起こしています。まだ、騙しになる可能性はありますが、13週線が上向いていること、円の下落過程で作ったテーブル(図中のBライン)で、抵抗する動きを示しており、今後、円安が進行する可能性も残されています。

 週末に発表された、シカゴIMM通貨先物の取り組み(~12日)で、対ドルでに円のポジションは1万6744枚の売りこしと、前週とほぼ同水準で、依然、円安指向が強いように思われます。海外投資家の日本株買いから円の需要が強まることも予想されますが、このチャートのトレンド転換が本物かどうか、来週以降、試されることとなります。もし、流れの変化がおきたとしたら、益々、外需株の流れへとシフトすることになりますが果たしてどうか?
 

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JPモルガン決算への失望売りだが、市場は売りの理由を探していた…弱気のガス抜き?
 おはようございます。
 昨日の米国株は、半導体大手インテルの決算への期待感が高まった前日の相場と異なり、銀行大手JPモルガンの決算への失望から急落するという冴えない展開になりました。この日は、予想を上回る鉱工業生産指数(12月)やニューヨーク州製造業業況指数(1月)など製造業の経済指標に好調なものが見られたものの、寄り付き前に発表されたJPモルガンの決算への失望感や予想を下回ったミシガン大消費者信頼感指数、5ヶ月連続の消費者物価上昇への警戒感から抜け出せないままに下げ幅を拡大。一時下落幅は前日比で150ドル安に接近する局面もありました。引けにかけては売られすぎから買いを入れ下げ幅が縮小する動きも見られましたが、週明け18日がキング牧師生誕記念日で休場となるため買い気が続かず、結局、主力3指数とも急反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、この日がオプション決済日に当たっていたため14億株に急増しています。騰落状況は値上がり935、値下がり2150。

 この日は、重要な経済指標の発表が相次ぎました。JPモルガンの決算は利益が前期比4倍に拡大。アナリスト予想も上回ったものの、収入が予想を下回ったこと、消費者ローンやクレジットカードなどで引当金を積み増したことが嫌気され失望売りを浴びています。この動きは他の金融株にも波及。金融株全般の売りにつながりました。ただ、最近のクレジット市場の延滞率の上昇などの統計数字を見ればこのことは予想できたことでもあり意外感はありません。また、この日の売り材料にされた1月のミシガン大消費者信頼感指数(1月)は前月の72.5から、72.8に小幅に改善しています。前年同月の61.2から見ても改善傾向は顕著。景気現況指数も前月の78.0から81.0に改善しています。ただ、アナリスト予想の平均値73.9に届かなかったことが、売り材料にされています。

 一方、同日発表の鉱工業生産指数(12月)は+0.6と前月の+0.6に続き増加傾向。アナリスト予想の+0.6と同水準でした。また、設備稼働率は72.0で前月の71.5からさらに改善傾向を強めるとともに、アナリスト予想の71.8も上回っています。さらに、1月のニューヨーク州製造業業況指数は+15.92。市場予想の11.28を大幅に上回ったほか、半年先の景況感も前月の52.63から56.8に改善し、先行きへの期待感が強まっています。前月の数字も2.55から4.50に上方修正されています。指数を項目別に見ても、新規受注が前月の2.77から20.48に、出荷も8.38から21.07に、受注残も-21.5から+2.67にそれぞれ改善。従業員数も同-5.26から4.0に改善。製造業の着実な回復ぶりが示されました。

 昨日の米国株は久しぶりに1%近い下落率となりました。このところ8~10日に一度、大きく下げる局面があるようです。高値警戒感が強く、適当にガス抜きを繰り返している様子が分かります。この点では息の長い上昇相場が期待できそうな気がします。これが「二進一退」相場のゆえんでしょうか…。この日も、結局、高値警戒感から売りの材料を探していたところに、JPモルガンの決算発表と予想を下回るミシガン大消費者信頼感指数があったことから、敢て売りの材料にしたような気がしています。ただ、最近の動きを見ても大きく下げた翌日から、相場は出直っていますし、この日発表された製造業関連の指数は米国製造業の急速な立ち直りを暗示しており、この再評価の動きが週明けから始まりそうです。以前から、米国の成長をリードしてきた金融の時代が終わり、新しい流れにスイッチする…と書いてきましたが、目先的にも昨年3月からの相場の立ち直りをリードしてきた金融株が普通の株に戻るときが着たように思います。増収増益を達成したインテルと減収増益のJPモルガンの決算内容の違いは、そのままこれからの米国株の流れの変化に直結していくものと思います。主力指数は25日線を切っていませんし、25日線の上昇傾向も継続中。また前回高値付近で押し目買いが入っているのも、市場の強気筋の健在振りを示しています。

 15日の米国株
 ニューヨークダウ  1万609ドル65セント -100ドル90セント (0.94%)

 NASDAQ総合指数   2287.99ポイント  -28.75ポイント (1.24%)

 S&P500    1136.03ポイント  -12.43ポイント (1.08%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万870円 -100円

         (円建て)  1万830円 -140円

 米国10年もの国債金利  3.6760%  -0.58%

 WTI原油  77.95ドル  -1.44ドル

 GOLD  1130.10ドル  -12.50ドル
 

(日本株については、明日の朝にでも書きます)

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海外投資家の日本を代表する企業の買いが続く…売買代金が増加に転じた
 胃痛が激しくガスターテンを飲んで痛みが収まるのを待っていたら書き込みが遅くなってしまいました。高血圧、持病の胃痛…年をとるとはこんなものか…と感傷に浸っていると、後ろから子供が「いい加減意に、病院に行け」と怒っています。急いで書きましたので、小見出しはありません。読みにくいかもしれませんが悪しからず…。

 さて、15日の日経平均株価は74円42銭高の1万982円10銭、TOPIXは7.29ポイント高の966.40とともに続伸して終わりました。出来高概算はJALの他、みずほ銀行、三菱UFJの3社で10億株を超える商いになった事もあり、全体では31億227万株の大商い。売買代金は前日の約1兆6000億円から1兆8373億円に増加。昨日までのJALをおもちゃにしたディーリングで単に商いだけが膨らんだ相場とは一線を画す動きになりました。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは114、RSIは74、25日線かい離は5%でした。サイコロと25日線かい離率が再び警戒ゾーンに入っています。今日現在の25日線は1万450円に上昇。ますます力強さを増しています。

 今日は米国の半導体大手インテルの決算が大きな鍵を握りました。売り上げ、利益とも市場予想を大幅に上回りましたが、それを支えたのが第4四半期のパソコン販売の好調。グーグル、アップル、マクロソフトの御三家が競い合うように新しいパソコンOSを発表したことから、パソコン販売に拍車がかかるのでは…とし、一貫してハイテク株に注目してきましたが、今回のインテルの決算はそれを裏付けるものとなりました。日本でも、LCD関連メーカーやタッチパネルメーカーなどの受注が増加していました。これまで、海外市場の景気回復は日本とは無関係のように見られていましたが、海外のハイテクメーカーと密接につながっている日本企業の実力がこれから評価されることになるものと思われます。

 さて、日本株は順調に上げ短期的には過熱感も見られるようになってきました。ただ、週足で見ると日経平均は5連騰になったものの、まだサイコロは7勝5敗にとどまっています。来週以降、2週連続で上げると9勝3敗に上昇し警戒ゾーンに入ります。RSIも昨日段階で64にとどまっていますから、中期的な押し目買い方針に変更はありません。日経平均週足のRSIが80を超えたら要注意…。まあ、まだ余裕含みですから、高値恐怖症に陥るのはまだ早いというところでしょう。このところ、出来高は増加したものの、売買代金は増えない…という状況が続いてきましたが、今日あたりから売買代金が増加に転じてきました。証券関係者がいう海外投資家の買いが増えてきたんでしょう。国際分散投資のファンドは日本経済への警戒感から日本株のウエートを必要以上にへらしてきましたが、欧米株や新興国株の上昇により日本株のウエートが必要以上に低下。バランス調整上日本株のウエートを上げなければならなくなっていた、という事情もあるんでしょう。また、1月が今年に向けてのポートフォリオ作りの最初の月にあたっていることも影響しているものと思われます。特に、世界の景気回復感が強まってきたことから、世界の景気敏感株としての日本株の組み入れが無視できなくなったこともあります。

 まだ、日本株に対する調査は十分行き届いていませんから、当面は、TOPIX30など日本を代表する企業をまとめ買いすることからスタート。彼らの買い方はポートフォリオの一定のウエートに達するまで株価を無視して買ってきますから、ここしばらくは主力優位の展開になります。このところ、大型株指数の上げが中・小型株を上回るよういなっていることが、大口資金の投入が始まっていることを暗示しているようです。ただ、昨日も書きましたように、財務面などファンダメンタル面からみた日本企業の評価はこれからが本番。一昨年の金融危機前から「ジャパンパッシング」などといわれていたとき、好業績の中・小型株が「流動性」が無いという理由だけで叩き売られていましたが、まだ、その修復が出来ていないはず。欧米にも、中・小型株を扱うファンドも多いはずですから、日本に無借金企業が欧米の3倍もあるとなったら、ほっておくはずはないのではないでしょうか。いま、TOPIX30採用銘柄を買うやり方で、中・小型株を買ったら何が起きるか…想像するのは簡単ですね。今年は、米国では久々のIPOブームが到来するといわれています。それだけ成長株に対する理解度が高まるわけですから、電気自動車用電池の部材を供給するメーカーや米国で始まる第二次IT革命のハードを支える部品メーカー、環境危機メーカー、世界の鉄道ブームに関連する企業などが見直しの対象になってきそうです。

 当面は、ファンド組成から主力株中心の流れになり、中・小型株は置いてきぼりを食うかも知れませんが、経済成長のシーズの変化というキーワードを考えると、株価的に魅力があるのは主力株ではなく、大変身を期待できる中・小型株…か。

 当面の株価については、以前から指摘しているように、一昨年3月安値の1万1619円と1昨年10月の月足長大陰線の寄り付き値1万1369円付近。また、この付近にはフィボナッチ係数で計算した目標値1万1300円台もありますから、どうしても心理的な抵抗が出やすいところ。とりあえず、この付近で昨年3月からの上昇の一区切りをつけ、以後は、「2進1退」のイライラ相場に入っていくんではないでしょうか。まあ、日本経済の実力評価と、世界の景気回復サイクルのラストランナーとしての日本企業の見直しはこれからが本番。

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インテル決算は市場予想を上回る…再評価の動きを期待したいが、昨日先食いしたか?為替がポイント
 おはようございます。今日も寒い朝です。手がかじかんで、キーボードが打ちにくくなっています。春が待ち遠しいですね。

 さて、アルコアショックを忘れ、他の企業決算への期待感を強める米国株ですが、引け後に発表された半導体大手インテルの決算は、今流れたところではEPS(一株あたり利益)は40セントとなり、アナリスト予想平均の30セントを大きく上回りました。売上高も106億ドルに増加。予想の102億ドルを上回りました。また、第一四半期の売り上げ見通しについても97億ドルプラスマイナス4億ドルとし、これも予想の93億ドルをオーバー。同社の株価は時間外取引で2%を超える上昇になっています。

 昨日の米国株は、この日の引け後に発表されるインテル決算を見たいとのムードが強く、商いは盛り上がりを欠きました。寄り付き前に発表された12月の小売売上高が市場予想を大幅に下回る前月比マイナスになったことや、新規失業保険週間申請件数(~4日)が予想を上回るなど冴えない経済指標を受け、小反落してスタート。ただ、小売売上高の前月速報数字が大幅に上方修正されたことや、11月の企業在庫が増加したことが景気の拡大傾向を示すとして買い気が強まり、上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比8200万株減の8億8000万株と9億株の大台を割り込む低調な商い。騰落状況は値上がり1727、値下がり1270
でした。

 12月の小売売上高は、事前予想の前月比0.5%増を大幅に下回る0.3%の減少。自動車などの購入が手控えられたことから3ヶ月ぶりの低下になりました。変動が大きい自動車販売を除く売上高も予想の0.3%増を下回る0.2%減に低下しました。ただ、12月の数字が前年同月比で5.4%増加していることや、11月の数字が速報段階の1.3%増から1.8%に上方修正されたことから、市場への影響は限定的なものになっています。また、同日発表の新規失業保険週間申請件数は、44万4000件。前月から1万1000件の増加。市場予想の43万7000件を上回りました。ただ、トレンドを見る4週移動平均は前月から9000件減の44万750件に低下。19ヶ月連続で減少傾向をたどっています。

 この日は、テクノロジー株の先陣を切って決算が発表されるインテルに関心が集まりました。一部半導体メーカーに格下げの動きがあり半導体関連は冴えなかったものの、オラクルなどソフトウエアメーカーなどハイテク株が賑ったIBMやアップルなども個別に賑いました。一方、冴えない原油価格を受け、ダウケミカルなど素材関連は冴えない展開でした。このところの物色対象は主力株が中心。この日も、主力株で構成するニューヨークダウやS&P500は昨年来高値を更新しています。ニューヨークダウの動きを見ると、じり高をたどっている5日移動平均線を支えに、じりじりと水準を切り上げるパターンになっています。強気が漸増していることが分かりますが、出来高の増加をともなっていないことが気がかり材料。予想を上回るインテルの決算が、NASDAQ市場のハイテク株に波及するかどうかが、今後の焦点に。設備投資に関心が集まり始めており、日本のハイテク関連資本財メーカーが注目されます。

 14日の米国株
 ニューヨークダウ 1万710ドル56セント +29ドル78セント(0.28%)

 NASDAQ総合指数  2316.74ポイント  +8.84ポイント (0.38%)

 S&P500      1148.46ポイント  +2.78ポイント (0.24%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万960円 +70

          (円建て)   1万920円 +30円

 米国10年もの国債金利   3.7620% -0.21%

 WTI原油 79.21ドル -0.44ドル

 GOLD 1142.60ドル  +6.20ドル 


 米国株は続伸、CME日経平均先物も堅調に終わり1万900円台を維持して帰ってきました。為替は経済指標の低下もあり米国の金利が軟化したことからドル安になったものの、現在は91円台の取引になっており、相場環境は「順」といえそうです。予想を上回るインテル決算のハイテク株への波及が期待されますが、前日先食いして買われたことや週末に当たっていることから、後場からは波乱含みの展開も…。昨日は円相場のじり安に支えられたところがありましたが、今日は米国の冴えない経済指標や金利の低下を受け、円が買われる懸念もあり90円台に入ると、昨日までに変われた先物のポジション解消から波乱含みの展開になることも予想されます。当面、海外筋の日本経済再評価でTOPIXコア30銘柄に買いが続きそう。また、このコーナーの注目関連では、セブンイレブンが店舗に電気自動車用重電スタンドの設置計画を公表したことから日東工業が注目されます。また、日医工の決算で後発薬の伸びが業績に貢献していることが新聞に掲載されていましたが、これに関連して日本調剤の動きも注目されます。上げ一服のところですが、25日線の接近など、次の出直りのきっかけになるポイントを捉えて仕込んでみると面白そうです。当面は主流株優位か。

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米国株高が上げを支援し、円のじり安が上げ幅拡大に貢献
 14日木曜日の日経平均株価は、172円68銭高の1万907円68銭、TOPIXは14.99ポイント高の959.01と、ともに急反発。日経平均は昨年来高値を更新して終わりました。今日はJALが日計り商いの対象となり商いが10億4259万株に急増。これを受け全体の出来高は前日を上回る32億2679万株に増加したものの、売買代金は1兆5909億円と前日比では減少。値上がり銘柄数が1169に達していることからみて、焦点ボケの相場だったことが分かります。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは117、RSIは76、25日線かい離はプラス4.7%でした。25日線は1万417円に上昇しています。米国株高と円安のおかげ…というところでしょうか。

★期待はずれのアルコアにめげず、インテルの決算に期待
 世界を駆け回った中国の預金準備率上げショックは、米国市場が断ち切りました。米国の場合、銀行への新しい賦課措置やアルコアも期待はずれの決算という別の悪材料もありましたが、全米地区連銀経済報告で、回復力が弱いながら改善傾向が全米に波及しているとしたことを好感。さらに、JPモルガンが、今晩発表されるインテルの決算を期待したレポートを発表。クラフトチーズが業績見通しの増額修正を行うなどマクロ、ミクロの面で好材料が続いたことから押し目買いが入り、反発したものです。今晩の数字を先取りする格好で、インテルのほか同業のAMDも買われるなど、かなり期待感を強めたものになっています。アナリストの事前予想はEPS0.3ドルが多いようですが、果たしてこの数字を上回るかどうか…。このところ、週末の中国貿易統計の好調な数字を手がかりに買うと、次には預金準備率の上げで売られる…、また、鳴り物入りで期待したアルコアの決算が予想を下回る赤字になるなど肩透かしを食うケースが多いだけに、手放しで強気が出来ないところもあります。ただ、パソコンの出荷台数が大きく伸びるなど、同社のCPU(中央演算装置)への需要が伸びているほか、合理化効果もありますから予想通りの数字が出るのかも知れません。

 とにかく、相場の全般が予想を裏切る動きをする「やんちゃ坊主相場(次の行動が読めない)」になっているだけに、手放しの強気だけは慎みたいものです。でも、先進国のなかでいち早く景気刺激策に取り組んできただけに、刺激効果があらわれ、前期までの「減収増益」から、「増収増益」に転じる企業が増えてくるのではないでしょうか。贅肉をそぎ落とした筋肉質の体質に変わっているだけに売り上げが増加したときの、利益変化率は予想を上回るものが出てくる可能性があります。どちらにしても、ぶれは大きくなりそうです。まあ、今晩のインテルのEPSが30セントを上回るかどうか…。乞う、ご期待!

★立会時間中の円相場のじり安が、指数を押し上げ
 さて、中国ショックに歯止めがかかったことを受けた今日の日本株ですが、米国株高や立会時間中に円がじり安になるという追い風を受けて好調に推移しました。日経平均の日足パターンが「艦橋型」という天井パターンを形成しつつs里増したので、ちょっと心配していました。一昨日に続き、TOPIXコア30銘柄や輸出系ハイテク株への海外投資家の買いが続いています。寄り付き段階の買いこしは13日間連続。欧米株や新興国株の上昇で相対的にウエートが低下した日本株をポートフォリオの適正化を図るために機械的に買い足している…という見方も出来ますが、中国の経済が冷やさなければならないほど加速し、米国株もベージュブックに見られるように回復色が全米に広がりを見せている…となったら、世界の景気敏感株といわれる日本株を無視することは出来ない、ということでしょう。以前から、世界の景気が回復色を強めれば設備投資が増加に転じるほか、原油価格や非鉄市況の上昇で、金融危機以来放置されていた油井のメンテナンスや採掘量の増加のために日本の工作機械の受注が伸びる…と書きました。今日発表された12月の工作機械受注は輸出の増加を背景に実に19ヶ月ぶりに前月比で増加に転じてきました。

★世界の設備投資が動き始めた…資本財供給国の日本の出番
 また、先日も米国の貿易統計で資本財の輸入が増加していることに注目、としましたが、どうやら、日本企業の出番がようやく巡ってきたようです。今日の朝も、モルガンスタンレートップが年金の運用担当者向けのレクチャーで日本株荷投資妙味があるとした記事を紹介しましたが、内容は、これまでこのブログで書いていたことと為替の方向を除いてほぼ同じものになっていました。特に、日本企業のキャッシュフローの大きさにや無借金企業の比率が欧米の3倍弱に達していることを、M&Aの面で優位に立てる…と強調しています。このブログでも、「100円の現金を持つ会社が80円で買える…」として、EV用充電スタンドを展開する日東工業を注目しましたが、同社の利益剰余金は480億円を超えながら、時価総額は380億円台にとどまっていました。業績は赤字見通しですが、480億円を380億円で買えるのは「異常」として900円どころから注目しましたが、昨日は4桁大台に乗せています。今の、日本株にはこんな異常な状態になった企業がたくさんあります。

★企業の体質強化は欧米企業以上の日本
 海外ファンドなどは日本株に魅力がないとして拠点を香港やシンガポールに映し、新興国市場の株漁りをしていて、日本株の分析はまったくしていなかったのが実情でしょう。ところが、異常ともいえる市場の縮小で日本企業が一番ダメージを受けたのですが、その分、損益分岐点の引き下げに努力してきたのも日本企業が一番…。景気対策や金融政策の遅れで、まだダメージは残っているものの、現在の状況は米国企業の半期前の決算状況。恐らく今回の決算では減収増益…それも売り上げもやや増額修正し、利益を大幅に修正するものが出てきそうです。次には、増収増益のサイクルが待っているわけですから、中国や米国経済が減速するときに日本企業の収益が絶好調を迎える、という流れになるのではないでしょうか。恐らく、昨日のモルガンスタンレーのレクチャーで目が覚めたファンドマネージャーも多く、慌てて情報集めに走っている人も多いと思います。第三四半期時の決算見通しは円相場が84円台に急騰しているときに算出されていますから、経営環境が様変わりになった現在の状況を踏まえると、今期末の数字が前回見通しのまま、というのはちょっと考えにくいのではないでしょうか。

 ちょっと、くどくどと書きすぎましたが、思ったような流れに傾いてきたことがうれしくて調子に乗って書いてしまいました。為替絡みの企業を調べてみると面白そうですね。それにしても、このところの、腕白坊主みたいな環境の変化はナントカならないものか…。書き忘れそうでしたが、先週末売買分までの裁定取引の買い残が当限で1836億円も増加し、とうとう2兆43億円と大台に乗せてきました。今週の動きを加えるとさらに増加しているものと思われますが、今のところ出来高が多く、解消売りもこなせているようですが、商いが減少したときは爆弾になることも忘れてはいけません。外人買い、外人買いといっても、裁定取引による買いだったら、単に指数を押し上げるだけで、後々、爆弾になって帰ってくる…。怖い、怖い…。

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アルコアの悪夢は忘れて、次の好決算企業に注目しよう…打たれ強い米国株
 おはようございます。寒い朝です。寒風が雨戸を鳴らす音で目覚めました。寒気のせいか、今日はことのほか生駒山が澄んで見えます。今日も一日すき間風との我慢比べです。

 さて、トリプル悪材料に見舞われた米国株ですが、昨日は早くも立ち直りの姿勢を見せています。昨日は、特に重要な経済指標の発表は無かったものの、食品大手クラフトチーズが強気の業績見通しを発表したことや、大手銀行がこれから発表されるインテルやJPモルガンの決算発表に注目すべき…とするレポートを発表。これを受け、このところ売られていたハイテク株に買い物が入ったほか、昨日開催の議会金融危機調査委員会公聴会に召喚され主要銀行トップの発言からマイナス材料がでなかったことを好感。金融株が買われるなどしたことから、主力3指数は揃って反発。ニューヨークダウは戻り高値を更新して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比で1億2720万株減少し9億6974万株と再び10億株を割り込みました。騰落状況は値上がり2237、値下がり794と、値上がり数が大幅に上回りました。

 この日は、1月4日現在の米国景気の現状を分析する地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、「米経済活動は新年に入っても、低水準…。小幅な改善をしながら地理的に広がりを見せている」と慎重な見方をとっています。雇用の改善傾向が始まったほか、低迷を続けてきた住宅も低価格帯を中心に価格が上昇する動きもある、と分析。ただ、商業不動産の低迷が続いているほか、個人ローンの低迷や延滞率の増加などローン市場の質的悪化を指摘していました。

 アルコアの決算は期待を裏切るものになりましたが、昨日は、「アルコアのことは忘れて、インテルやJPモルガンなど好決算が予想されるものに目を向けよう」とのムードが強まり、インテルやJPモルガンが上昇。半導体のAMDなどこのところ売りが続いていたハイテク株に買い物が戻りました。また、投資判断の格上げがあった製薬大手メルクやホテルチェーン会社なども買われています。米国株はまだ中国の利上げショックから立ち直れていないものの、証券会社のレポートなどに刺激され企業業績に注目する動きが強まっているようです。昨年までのリストラによる企業業績の改善から、景気実態の改善を受けた売り上げ増→利益増という企業成長に重点を置いた見方に変化しています。昨日、ハイテク株に注目が集まったのもこの流れを受けたものと思われます。一方、年末にかけてのドル高傾向から、輸出企業の業績に懸念がでるなど、米国株はますます業績感応度を強めようとしているようです。当面は、各論優位の展開になりそう。

 13日の米国株
 ニューヨークダウ 1万680ドル77セント +53ドル51セント (0.50%)

 NASDAQ総合指数  2307.90ポイント  +25.59ポイント (1.12%)

 S&P500      1145.68ポイント  +9.46ポイント  (0.83%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  1万830円 +110円

          (円建て)   1万795円  +75円

 米国10年もの国債金利 3.7928%  +0.0764%

 WTI原油 79ドル66セント -1.13ドル ←中国需要の低下懸念と在庫の増加

 GOLD  1136.40ドル  +7.50ドル

 米国株は反発、CME日経平均先物も1万800円に接近して終わっています。注目の為替相場は、ドルが高金利通貨を中心に軟化したものの、対円では小幅に強まり、現在は91円40銭付近の取引になっています。米国ハイテク株の出直りを受け、輸出ハイテク株が買われそうですが、昨日米国で行われたモルガンスタンレーの年金運用担当者向けのレクチャーで、他国に類を見ないぐらいキャッシュがつみあがったままに放置されている日本株に注目する…という話があったようです。為替については円高を予想していますが、日本企業が豊富なキャッシュリッチを背景にM&Aを本格化させ、競争で優位にたつと見ているようです。またこのコーナーと同様に資源について弱気の見方をとっています。さらに、民主党の内需刺激策が奏功するとの見方(このコーナーでは、規制緩和が奏功し成長分野が出てくる…とした)も同様でした。以前から、100円の現金を持っている企業を80円で買えるのはおかしいとして、ファンダメンタルの割安な株を狙うようにと書いてきました。国際投資で有力な証券会社がこのようなレクチャーを行ったことは、有力な投資先を探しながら、日本企業に関する詳細な情報がない米国の機関投資家にとっては大きな刺激材料になったはず…。今年の日本株はやはり」面白くなりそう。


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トリプル悪材料の消化で反落…売り物を消化する底堅さを発揮
 13日水曜日の日経平均株価は、144円11銭安の1万735円03銭、TOPIXは10.11ポイント安の944.02と、ともに反落して終わりました。TOPIXは今年初めての下落になります。日本航空が8億株を超える大商いになったほか、上位5銘柄の商いが1億株をこえたことから全体の出来高は31億4291万株になりました。上位5銘柄の占有率は43%を超えています。ただ売買代金は1兆6184億円と前日分を下回っており、一ケタ台の株価に落ちたJALの影響が大きかった、といえます。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは110、RSIは73、25日線かい離は3.4%でした。短期テクニカル指標にとっては過熱感を解消する「良いお湿り」になっているようです。本日終わり値での25日線は1万382円で上昇トレンドは持続中…。

★中国の引き締めは「春節」の物価抑制も狙い…?
 今日は、朝から嫌な材料ばかりで出揃いました。まず、一昨日引け後に発表されたアルミ大手アルコアの決算が市場予想を下回り赤字に…、中国は年初の銀行貸出残高が急増したことから、早手回しに金融対策に着手。7日にはオープンマーケットオペレーションの手形金利を引き上げ、昨日は、預金準備率の0.5%引き上げ、と矢継ぎ早に手を打ってきました。また、手形金利も預金準備率とほぼ同幅引き上げており、金融当局が本気である姿を見せつけています。さらに、米国では、金融危機時に金融機関の救済に使った公的資金の損失分の穴埋めに、金融機関から手数料を徴収する新たな賦課が導入されると伝えられるなど、まさに最悪の環境になってしまいました。特に、世界経済のリード役
になった中国の突然の出口政策着手には市場は驚きを隠せなかったようです。ただ、中国の金融当局者としては、7日の手形金利引き上げでサインを送っていたじゃないか…と言うのが本音ではないでしょうか。

 不動産価格が上昇していることを神経質に考えているようですが、中国では寒波の到来で燃料価格や生鮮食料の価格が上昇傾向にあるほか、来月早々には中国の正月にあたる「春節」を控えており、食料価格の高騰で不穏な状況になった昨年の轍を踏みたくない、という思惑もあるのではないでしょうか。最近の中国では、値上がりしそうなものを買い占めて儲けるような騰貴行為が蔓延しているといいます。昨年の春節を前にした豚肉の高騰も、騰貴行為が影響したといい、早手回しに投機の芽をつむ狙いもあるのではないでしょうか。中国では、輸出の不振から沿岸部の輸出企業から失業者が急増。仕事が無いため出身地に戻る農民工が増加しており、ちょっとした不満が暴動につながるという状態。社会不安が強まっており、成長率を落とせない状況がありますから、春節終了後にさらに引き締めが強化されるとみるのはちょっと無理があるのではないでしょうか。不動産向け油脂の窓口規制を一段と強化する方向の狙い撃ちにし、失業率の増加につながるような金融政策はとられないものと思われます。答えは春節後に出ると思いますので、その辺まではああでもない、こうでもない、と探りを入れるような展開が続きそうですね。

★銀行への賦課措置は主役交代のタイミング?
 このブログでは、今後の焦点は米国経済…として、新興国投資については慎重な見方をとってきましたので、別に意外感はありません。また、米国の銀行への賦課についても、これまで、大恐慌の教訓を踏まえて設けられた規制制度を政治的圧力を使って改定。やりたい放題に振舞って証券化バブルに突っ込んでいき世界経済を危機に陥れたんですから、それなりのペナルティを払い、座敷牢に入るのは当然…という考え方にもとづくものでしょう。まあ、普通の金融業に戻るわけですから、投資の対象としては魅力の無いものになっていくはずです。これに関しては、オバマ大統領が明日演説するようですから、これで引導を渡されることになるんでしょう。ただ、賦課の範囲は政府損失分の1200億ドル程度に限定されるようですから、払い終われば負担はなくなります。今後は、企業のIPOの幹事取得など利益率の大きい業務を強化することになりますから、こちらからみれば、IPOが増加するなどプラスに作用するとは見ていますが…。相場的には、昨年3月来の」立ち直りをリードしてきた金融から、次の主役へのバトンタッチという流れが起きるものと考えています。

★前回までとは違うアナリストの強気予想が心配材料
 ただ、問題は今日の朝も書きましたが、企業決算…。前回や前々回の決算発表ではアナリストが経済の先行きに対して弱気だったので、慎重な予想を出していました。そのため、減益でもアナリスト予想を上回ったことで買われるというケースが多かったのですが、景気の回復基調が鮮明になってきた今回は、アナリストの強気予想が裏目にでる可能性もでてきました。実際に蓋を開けてみないと分かりませんが、もしかしたら、昨年までとは違った反応を市場が示すことも考えておかなければならないかもしれません。
 日本でも、アナリスト予想が先行するようになっていますが、個人的には、そんなものに依存する投資には疑問を感じています。昔、企業調査で上場企業を訪問しましたが、実際に企業に足を運ばず勝手に原稿を作って、了承を得るようなところも多いと広報担当者がグチをこぼしていたことが頭から離れません。最近の不況でアナリストの数が減少。カバーしている企業数も減少しているはずですから、彼らが見逃している企業はたくさんあるはず…。やはり、自分で発掘することが大事だと思いますが…。まあ、勝負は発表が終わってからだと考えています。ただ、やはり、米国企業決算の予想と現実のかい離は気になります。先入観を持たず、市場の反応を見てみたいと思います。

★裁定解消売りを吸収できる強さが日本株についてきた…目先は小天井形成の懸念も
 さて、個別の悪材料について考えて見ましたが、今日の日本株は、健闘した、といえるんではないでしょうか。先物売が先行して、結構、裁定解消売りが出ていたはずですが、大きく崩れることなく終わりました。昨年の10月ごろような薄商いになると、裁定解消売りのダメージがモロに出てきますが、今日の動きをみると、うまく吸収している感じがします。引けにかけてはヘッジの先物売と解消売りに負けて下落幅を拡大しましたが、瞬間に見せた解消売りの影響はやはり大きいようですから、注意しておくに越したことはありません。材料の性格から見て、しばらく不透明感が残りますので、小幅な調整があるかもしれません。ただ、今年の8月相場で1万500円付近で10週間近くもみテーブルを形成していますので、この付近で底固めすることになるのではないでしょうか。下値支持線として有力な25日線は日々ベースで30円近く上昇していますので、その接近場面が出直りのポイントに…。

★押し目買いの好機
 しかし、残念ながら、日本株を支えているものは為替と米国株の状況。米国株については、決算発表への感応度を強めてきますので、読みづらいのですが、為替については、月曜日にチャートで解説したような動きになっています(解説で12月のテーブル形成を91円台としましたが、90円台の間違いでした)。今日も90円80銭台から反転。91円台に押し戻されていますので、この水準で安定すれば日本の輸出企業にとっては採算の範囲内。投資方針を修正する必要は無いものと思われます。このところ注目してきた企業は戻り高値を更新していましたが、まだ仕上がったものはひとつもありません。直近高値の頭を叩いたところ、25日線(上昇が条件)に届いたところ、下値支持線に届いたところなど、ポイントポイントを捉えて買うチャンスが来た…と、考えています。

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中国の金融引き締め、米国の金融機関への賦課、アルコアの期待はずれの決算…でも、底堅い米国株
 おはようございます。
 年明け早々から、金融市場では逆風が強まってきました。いまや世界経済のけん引役に成長した中国が約1年半ぶりに預金準備率の0.5%引き上げを実施。主要銀行では15%に上昇。金融引き締め姿勢を明確化してきました。また同時に今月7日に引き上げたばかりの公開市場操作用の手形金利についても再引き上げを実施しています。また、米国では、金融機関救済に投入された公的資金回収の一環として、金融機関から手数料を徴収するなど新たな負担を求める動きが伝えられています。さらに、企業決算への期待感が高まっている時に、主力企業の第一号となったアルコアの決算が赤字となり、気体はずれになったことも、他の企業の業績への警戒感を強めることになりました。前回の決算発表では、事前のアナリスト予想が低すぎたたため、減益決算でも買われる、というケースはありましたが、今回は、期待感が強すぎるという側面があり、増益でも売られるという懸念も出てきました。
 とにかく、最大の懸念材料は中国の立て続けの引き締め措置の発動…。市場の混乱は2~3日は続くか喪知れません。

 昨日の米国株は、冒頭に書いたような環境の悪化を受け、反落してスタート。キャタピラーなど中国関連株が売られたほか、中国の需要減少を見越し下落した商品市況を受け、資源・エネルギー株も売られていました。また、アルコアの期待はずれの決算は、好業績を期待して買ったハイテク株にも波及。アップルなどにも売り物が増加。ほぼ全面安商状となり、一時、ニューヨークダウは1万500ドル台半ばまで売られています。ただ、大きく下げる局面では、押し目買い戻しなども入り、主力株はやや下げ幅を縮小して終わっています。結局、主力3指数とも下落して終わりましたが、景気敏感株が多いNASDAQ総合指数の反発力の弱さが目立ちました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億2500万株増の約11億株と、相場が波乱した割には落ち着いた動きでした。騰落状況は値上がり852、値下がり2187。

 米国株は波乱したものの、主力株中心のニューヨークダウは引けにかけ買い戻され、5日移動平均線を維持して終わるなど底堅い動きを示しました。ただ、景気敏感度の強いNASDAQ相場はほとんど安値圏で終わっており反発力の弱さが目立ちます。このところ他の指数に先駆けてあげていたこともあり、利食いが増加したところもありますが、アルコアの決算発表を受け、事前予想の先走りを警戒したところもあるかもしれません。当面、明日の晩発表されるインテルの決算がハイテク株立ち直りのきっかけになりそうです。NASDAQについては、一昨日の書き込みで、頭打ち感を強める可能性があることは指摘しましたが、下値があったとしても、最近の高値を結ぶ下値抵抗線と25日線が2260~2270ポイント付近にありますので限定的なものになりそうです。市場の混乱を受け、債券市場に資金がシフト。昨日は金利が急低下するなど市場の混乱は予想を上回る状態にあるようです。ただ、株式市場の出来高は薄くパニック的な動きはありませんので、当面、市場の落ち着きまちというところでしょうか。

 12日の米国株
 ニューヨークダウ 1万627ドル26セント -36ドル73セント (0.34%)

 NASDAQ総合指数  2282.31ポイント  -30.10ポイント (1.30%)

 S&P500      1136.22ポイント  -10.76ポイント (0.94%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万800円  -90円

         (円建て)  1万765円  -125円

 米国10年もの国債金利 3.7320%  -0.8600% (18.73%) ← 変化率に注意

 WTI原油  80.05ドル -2.47ドル

 GOLD   1128.90ドル  -21.80ドル  


 米国株は反落、CME日経平均も中国景気を懸念して1万800円を割り込んで帰ってきています。為替市場も波乱含みで、新興国通貨がドルや円に対し、軒並み売られ安くなりましたが、円、ドル相場は一時90円80銭台まで円高が進んだものの、現在は91円台の比較的落ち着いた動きになっています。昨日は中国の貿易統計を好感して資源から中国関連まで広範に買われましたが、今日は一転して、中国関連や資源株が売られる展開になりそうです。昨日も書きましたように、少々物色範囲が広がりすぎた感じがありましたので、ここでちょっと冷やすのも相場にとっては好都合ではないでしょうか。以前から書いているように、相場は業績感応度を強めていますので、テーマ株でも業績の裏づけのあるものを狙うのが得策。昨日発表の米国貿易統計でも輸入部門で産業資材や資本財の伸びが顕著になっており、日本からのハイテク部材輸出が伸びていることも予想されます。為替の水準が気になるところですが、91円台は採算ラインぎりぎりのところで、物色の方向性を買える必要はなさそうです。中国が利上げを実施しても、減速するだけでマイナスに落ち込むのではないことに注意したいところ。将来の元切り上げに備えて、産業の高付加価値に取り組む姿勢には変化は無く、日本の関連メーカーは米国と中国からの需要を取りこむ格好で回復するという流れは変わらないものと思われます。まあ、今日も先物に振り回されると思いますが、ここでは業績の増額修正が期待できるものをこつこつと拾うのが得策…。


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先物買いに刺激された裁定買いがリード…少々焦点ボケに
 3連休明け12日の日経平均株価は、80円82銭高の1万879円14銭、TOPIXは12.84ポイント高の954.13とともに続伸して終わりました。TOPIXは6連騰となり大発会以来、負け知らずの上げが続いています。TOPIXコア30銘柄に買いが集まった結果、出来高は25億2381万株とSQ分を含んだ先週末と遜色ない商いをこなしています。売買代金は1兆6925億円でした。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは122、RSIは81、25日線かい離は5.1%と、警戒感を抱えながらの上昇でした。今日の終値での25日線の位置は1万351円となっています。

★円相場の動きにあわせ先物筋が攻勢
 本日は、週末の冴えない雇用統計を受け円が買われ、一時、91円80銭台まで円高が進んだことやJAL問題もあり、反落してスタートしました。寄り付き後も、為替の動きを見ながら前週末終値付近のもみ合いを続けました。ただ、円相場が再び92円台に押し戻されたことや、予想を下回ったアルコア決算の影響が懸念された米国株について、GLOBEX夜間取引が堅調に推移したことから、後場になると先物にまとまった買いが入り、上げ幅を拡大。日経平均は一時1万900円の大台を回復する局面もありました。日本株の先高感が強まったことから、日本を代表する企業で構成するTOPIXコア30銘柄に海外投資家の買い物が集中。日経平均の上げ率を上回っています。これを受け、NT倍率は急速に縮小。流れが大型株に向かつつあることを示しています。短期指標の加熱感が出ていますが、日経平均週足は今週上昇しても7勝5敗は変わらず。週末時点でのRSIも65、13週線とのかい離も7%にとどまっていますので、中期的な強気方針には変化はありません。本日、当面の目標ポイントの1万836円を押さえましたので、このまま次の最終ポイント1万1317円付近まで行ってしまうのかどうかが注目されます。

★IMM通貨先物のドル買いポジションの解消はどの程度進んだ…?
 相場の鍵を握る円相場ですが、昨日の書き込みで、ドル円相場は91円台がポイントになるとしました。今日は、中国の銀行関係者からドルが底を打った…との発言があったことが、転換点になったようですが、やはり、ドルの基調は強いようです。年明けのIMM通貨先物市場の取り組みを見ると、対円では差し引き1万6811枚、対ユーロでも3万5788枚のそれぞれドル強気ポジションでしたが、これが週末の予想外の雇用統計の数字で昨日から今日にかけて巻き戻されたことが急速な為替の変動につながったものです。ただ、対円での円ショートポジションは昨年8月以来の高い水準になっており、この二日間でどれだけ解消されたかは今のところ不明。一時的に、円高が進行するリスクははらんだままです。しかし、菅財務相が介入も辞さないような発言をしており、投機筋も大きくは円を買い上げにくい環境になっている事は確か。為替が相場の主導権を握っているだけに、ここ当分は円相場から目が離せなくなりそうです。

 さて、今日の相場は全33業種のうち、空運と倉庫・運輸業を除いた全てが値上がりするという、焦点ボケの相場。出遅れた個人投資家が動き出したのは分かりますが、もうしばらくすると、第3四半期(10~12月)の決算発表のシーズンに入ります。ファンダメンタルから見て割安なものを買いたい気持ちも分かりますが、業種や銘柄によってはまだ深刻な状況が続いており、予想を下回る決算が発表されると叩かれるというリスクがあります。どんな株も、全般高につれて水準を上げていますから、中途半端なところを買うと意外な安値に叩かれる恐れもあります。昨年からテーマ株をかうについても、ある程度業績を反映したものにした方が良いとかいてきましたが、今日あたりの動きを見ていると少々心配になってきます。

 その観点で再び原子力に注目。大本命である日本製鋼所を三角持合離れの寸前にあるとして取り上げましたが、じわじわと水準を切り上げています。海外からの原発関連受注が増加ししているものの為替差損でダメージを受けましたがこれも、今回の円安転換で受注環境は好転しています。スマートグリッドなど新しい概念が登場していますが、基本には天候に左右されやすい自然エネルギーと並んで、天候に関係が無く決まった電力を供給できる発電部門があることが前提。特にクリーンさが要求されますので、今後、益々原発需要は増加していきます。その観点からも、実際の受注がともなった原発関連は他の環境関連が理想買いの域を抜けないのに、業績を背景にした「現実買い」の段階に入っているのも魅力です。同社は既に期中に総額修正を行いましたが、経営環境の変化から最増額修正の思惑も強まっています。大三角持合を放れて長期の上昇トレンドに復帰できるか…。同じく持ち合い離れになってきた木村化工機とともに動きが注目されます。

 今日は、野暮用で出かけますので、あまり書く時間がありません。ただ、今日の動きには先物高に引っ張られた裁定買いもかなり上げ分に影響しているものと思われますので、為替の動きによっては先物売が裁定解消売りを誘発する可能性もあり注意したいところです。今晩から米国では財政資金調達が始まり、今晩が400億ドル(3年債)、13日が210億ドル(10年債)、14日が130億ドル(30年債)と連日入札が続きますが、長期債に関してはこのところ不振が続いており、入札結果によっては長期金利が上昇。これを受けドルが買われるか、または、逆に財政の先行きを懸念してドルが売られるか…微妙な動きも予想されますので十分に注意を払いたいところ。米国も業績感応相場に入ってきましたので、日本株もこれからは業績重視でいきましょう。そろそろ出かけます。思考不足の点はご容赦!

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中国の貿易統計を好感し輸出製造業が買われる…予想を下回る決算を出したアルコアの影響は?
 おはようございます。
 昨日の米国市場では、週末の予想外の雇用統計数字を受け、各市場間であらためて再評価する動きが進行。為替市場ではドル安が進み、ドル代替として金や銅などの市況が上昇、高金利通貨が買われるなど、流れが変化しています。週明けの株式市場は、週末発表された中国の貿易統計で輸出入ともに拡大したことから、景気の先行きへの期待感が強まり、輸出比率の高い主力株を中心に買われていました。一方、ドルの下落を受け住宅関連やハイテク株に利食い売りが増加、一時は主力3指数ともに前週比でマイナスになる局面もありましたが、引けにかけては、この日の引け後に発表されるアルミ大手アルコアの決算への期待感から買い戻され、結局、ニューヨークダウとS&P500は続伸したものの、NASDAQ総合指数は、アップルやグーグルなど有力企業が戻りきれず反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前週末比2100万株減少の9億6700万株。騰落状況は、値上がり1808、値下がり1220でした。

 この日は主要な経済指標もなく、中国の貿易統計と引け後に発表されるアルコアの第4四半期決算が手がかり材料になったようです。中国の輸出入はともに大幅に伸びましたが、特に、輸入は過去最大の伸び。銅など原材料の輸入が拡大したことが目立ち、将来、輸出の増加につながり、経済成長はさらに加速されるとの判断も働いたようです。これを、受け、建機大手キャタピラーやGEなど輸出比率の高い企業が買われていました。また、引け後に発表された注目のアルコアの決算ですが、売上高は54億3000万ドルと市場予想の48億4000万ドルを上回ったものの、一株あたり純利益は1セントと市場予想の6セントを大幅に下回る結果になっており、今晩の市場への影響が懸念されます。

 このところの米国株は為替への感応度を強め、ドルが安くなると輸出比率の高い主力製造業が買われ、ドルが強くなるとハイテク株を含めた内需系が買われる、という構図になりつつあるようです。昨日も、チャート面で、ニューヨークダウについては上昇余力を残しているものの、NASDAQのほうは、関門に近づきつつある…としましたが、今日の動きにも現れているように思われます。物色の方向性はドル相場の行方が鍵を握っているようですが、IMM通貨先物市場では対円、対ユーロともドル買いポジションが積み上がっていましたから、週末の雇用統計を受け、ポジションの解消が進んだもので、今回のドル安に持続性があるかどうかは判断しづらいところがあります。昨日の長期債金利は、低金利持続予想にもかかわらず0.1%も上昇しており、金利状況を考えると、ドル安…というのは如何なものでしょう。
 株式市場は今後業績感応度を強めてきますから、その間、為替の方向感を見極めるべきだと思いますが…。

 11日の米国株
 ニューヨークダウ 1万663ドル99セント +45ドル80セント (0.46%)

 NASDAQ総合指数  2312.41ポイント -4.76ポイント (0.21%)

 S&P500    1146.98ポイント  +2.00ポイント (0.17%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 1万900円 +90円

         (円建て)  1万845円 +35円

 米国10年もの国債金利 3.8180% +0.1000%
 
 WTI原油  82.13ドル -0.62ドル ←寒波の緩和予想

 GOLD 1150.90ドル 12.50ドル


 米国株は主力株を中心に続伸、CME日経平均先物も、中国の景況感を手がかりに続伸して帰ってきています。為替は、ドルが主要通貨に対して売られたものの、対円では小幅の軟化にとどまり、92円台を維持しています。現在は、92円割れ寸前のところでの取引になっています。本日は、先週末に取られた先物ポジションの解消に加え、為替相場の動向を受け、先物主導で荒っぽい動きになるかもしれません。特に、米国のアルコアの決算への市場の反応が読みきれないことから、GLOBEXの米国株動向も焦点になりそうです。中国関連、都市鉱山など金関連などが注目されますが、やはり中心は個別の材料株…。海外自動車市場の復活を受けた大氣社の受注増額に期待したいところ…。また、26週線を維持して終わった日本調剤も注目。日本信号に引っ張られたところはあるが、京三製作所の出直りにも期待したい。とにかく、為替が焦点…。昨日のチャートで解説したように円・ドル相場の13週線と91円台半ばのテーブルが抵抗線…。

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年初に、ちょっと米国の株価の位置をチェック
 おはようございます。
 
 本日の日本市場は成人の日で休場…。米国雇用統計のどたばたは、他のアジア市場で評価されることになります。
 事前にでていた各種経済指標内の雇用に関する数字が良かったことからエコノミストが先走った予測をしてしまった…と、いうところでしょうか。内容の悪化が、寒波による工事量の減少から建設業者の解雇が増えた、という季節的な要因が大きかったことが周知されているほか、これを除けば、ほぼこれまでのトレンド通りの結果だったことから、市場は比較的冷静に受け止めたと思われます。もっとも、すでに11月に雇用者数がプラスに転換していたことは市場にとってはポジィティブサプライズでした。債券、為替、株式などの市場は、それぞれの判断で反応したようですが、判断が異なっており、今週の再評価の動きが注目されます。
 ただ、株式市場の場合、依然、警戒感が強く、大幅なプラス転換を織り込んで急進していなかった分だけ、失望感も少なく、冷静に受け止める余裕があったようです。まあ、今晩の反応を見ないと分かりませんが、大きな動きは無いのではないでしょうか。市場の関心は今晩のアルミ大手アルコア、続く14日の半導体大手インテルの決算発表に移っていくと思われます。特に、金融業と製造業の業績格差がどの程度開いてくるかが、今後の相場の方向性を決める要素になってきそうです。

当面のニューヨークダウについて(図をクリックすると拡大されます)
analytic_20100111081025.gif
 図はニューヨークダウの週足ですが、すでに2007年10月の最高値から続いた下降バンドを抜け出し動いていることが分かります。以前から書いてきた、目先の上値抵抗線Aを抜け切れなかったことやFRBの金融政策手直しへの懸念から、上昇トレンド転換への自信が弱く、株価の上昇ピッチは緩やかなものになっています。ただ、先週の雇用統計数字の内容から、政策変更の時期がずれ込んだことは市場にとっては好材料。ただ、11月の数字がプラス転換したことから政策転換懸念が重石になる構図はこれまでと変わらず、「二進一退」の上げ相場が続きそうです。ここからのポイントは、日柄をかけての上昇の中、目先の下値支持線Bに接近していた時の株価の反応。すんなり切ってしまうようだと上昇相場にも?マークがついてきます。当面の上値目標はチャート内に表示している上値抵抗線Bへ接近したところや昨年10月第一週につけた長大陰線の寄り付き1万1139ドル付近と見ておけば良いでしょう。Bラインを抜けたら揚げ足が早まるかもしれませんが、今は無理か…。

NASDAQ総合指数は急所に近づく
analytic50.gif
 図はNASDAQ総合指数の月足チャートです。大きなトレンドを見ると、2000年のITバブルにつけた天井の一番底を2002年につけ、その後、昨年のリーマンショック後の昨年3月に安値を付けに行ったものの、2002年安値を切らず、2番底を形成したような格好になっています。2000年の最高値と07年の戻り高値を結ぶ上値抵抗線も先月から今月にかけて上回り、強気相場入りした可能性を強めています。日足や週足をみるとNASDAQ市場の勢いのよさを感じさせますが、月足を見るとそろそろ急所に近づいてきた感じがします。示したチャートを見れば分かるように、株価はAラインに接近していますが、図中に○印で示したように、このAラインをはさんで相場が転換したケースが多く、このラインの持つ意味の大きさが分かってもらえるものと思われます。当面、このラインに接近してきたところで足踏み状態に入るものと思われますが、頭の重さが目立ち始めると、ニューヨークダウと同様に下値支持線の強さを確かめる動きに入るかもしれません。以前から、2月いっぱいが山とかいてきましたが、Aラインの持つ意味を考えるとライン付近で強気しすぎるのも考え物…。多分下値支持線は強力だと思われますので、上昇型のペナントを形成していき、Aライン突破を試みることになるんでしょう。ニューヨークダウと異なり、IPOの増加など成長指向の高まりが、Aライン突破の条件…?

当面の円ドル相場は
analytic55.gif
 図は円・ドル相場の週足チャートです。日銀の量的緩和策への踏み込み、菅財務相の「口先介入」、米国金利の上昇などを手がかりに円安傾向が進展。2009年4月から続いた、円の高値と安値が切りあがる円高トレンドの急所であるAポイントを下回り、目先、円安トレンドに転換しています。ただ、先週末、口先介入効果が剥げているところに、米国雇用統計が予想外に悪化。ドルが売られたことから円はやや戻して終わっています。
 チャートを見れば分かるように、先週の円安のピークは、昨年4月来の円の安値のピークを結んだラインでほぼ抑えられているほか、下降中の52週線にも接近しており、テクニカル的にも変化しやすいポイントに来ていたようです。当面、26週線や変化点Aを意識して円は底堅い動きをしていますが、すでに、13週線が上昇に転じており、円の高値は限定的なものになりそうな感じです。13週線が位置する91円台や昨年12月に91円台で形成したテーブルがポイントに…。
 
 今日はお休みですが、ちょっと眺めの視点で為替や米国株を見てみました。日本株については、また、明日からの通常書き込みで…。これから会員向けの銘柄発掘です。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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