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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
02 | 2010/03 | 04
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為替投機筋の動きに翻弄され下落した日本株…日銀効果はもう剥落?
 18日木曜日の日経平均株価は、102円95銭安の1万744円03銭、TOPIXは6.64ポイント安の940.79と、ともに反落して終わりました。出来高概算は19億5750万株、売買代金は1兆2540億円と、ともに低調な商いが続いています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは126、RSIは77、25日線かい離はプラス3.53%。短期テクニカル指標は昨日に比べやや低下したものの、騰落レシの120%越えなど警戒的なサインは残ったまま。今日の終値での25日線は1万377円上昇ピッチはさらに急になっています。まあ、今日の動きは、目先溜った加熱感を解消するには良かったんではないでしょうか。

★忘れていた鬼がやってきた
 米国株は、ニューヨークダウが7連騰して帰ってきたものの、円相場がドルに対して買われたため、CME日経平均先物は弱含みで帰ってきました。相場環境的には海外の新値更新ラッシュを受け、日本株でも1月19日高値の更新が期待されましたが、結局は為替次第のところがありますので、終日、為替の動きを見ながら神経質な動きを繰り返し、方向感のない展開になってしまいました。午後2時ごろには、スイスフランとユーロの間で仕掛けてきな動きが出てユーロが下落。これが円相場に波及し円が上昇すると先物にまとまった売りが出され、日経平均は下げ幅を拡大して終わっています。一時、ギリシャがIMFに救済を申請する…との噂が流れていたようですが、つい先ごろ、EUによる資金援助がまとまったばかり。財政赤字削減の過酷な要求を突きつけられるIMFに救済を申し込むことは常識的にも考えにくいところですが、結局、投機筋の仕掛けに負けて下落した…というところでしょうか。以前にも書いたように、シカゴIMM通貨先物市場では、円買いやユーロ売りのポジションが積み上がったままですので、このポジションを解消するためにもユーロ売りを進める必要があった、ということでしょうか。やはり、火種は残ったままでしたね。

★もうはげてしまった日銀効果
 実際、日銀が量的緩和枠の拡大に踏み切ったものの、円の下落はたいしたことは無く、むしろ、ユーロ売りのあおりを食って円が上昇する、という格好になっています。以前から、ユーロが売られると円が買われ、ドルが売られても円が買われ、結局、最後はファンダメンタルに関係なく、円だけがずるずる押し上げられて行く格好になっています。おかげで、現在は89円80銭台の取引になっており、日銀の緩和枠拡大効果長続きしませんでした。本来なら、政府が本気でデフレを解消する気があるのなら、市場へ向けて明確な円安待望または具体的な水準について、言及すべきなのですが、まったくその姿勢は見られません。これで、また80円台が定着するようなことになったら、今期の輸出企業の利益見通しが低下し、その分株価が下方に修正されることになります。投機筋の円買い、ユーロ売りポジションが大きい間は、今日のような動きが何度も繰り返されるはずです。本気で円高を阻止する気があるかどうか、政府の姿勢が問われてきます。

★米国で生まれた変化が日本企業を救う
 ただ、(まともな)海外投資家の日本株への見方はだいぶ変わってきたようです。海外景気の改善を企業が取りこみ業績が上向き始めたことや、日銀の政策変更、政府の追加景気対策への思惑など、これまで日本株を押さえ込んできた霧が少しずつ晴れてきたことで、世界の景気敏感株としての見直しが始まってきたようです。昨日も、米中関係の変化について書きましたが、中国では金融政策の変更リスクや事業遂行リスク(グーグルの例)が高まっているほか、情報開示が適切になされているかなど新たなリスクも発生し始めました。上海市場がいまだに昨年11月の高値を更新しきれないところを見ても、何かが違ってきているという印象を抱かせます。一方、米国では、ブロードバンド網の構築や鉄道網の敷設、スマートグリッド、高速道路補修など新たなプロジェクトが動き出し始めたほか、WEB2.0関連ビジネスがハード、ソフト両面で成長。設備投資を引っ張るような状態も生まれています。これを受け、米国の鉱工業生産指数の伸びが続いていますが、これとの相関関係が強いのが資本財輸出が多い日本経済…。

★為替次第の相場脱却は何時…しばらくはかさ上げ相場にかけるしかない…か
 今後、米国で高速大容量ルーターなど通信関連機器の需要が増加するとともに、日本の電子部品や通信機器メーカーなどに大きな需要が舞い込んできます。物色の柱は見えているのですが、それを邪魔しているのが為替。民主党は、景気が上向いてきたことで安心しているような感じがありますが、彼らの政策で上向いたものは何もありません。全て、前の麻生政権の置き土産や海外の景気回復のおかげなのです。それも、円相場が5円も動けば全て帳消しになってしまうほどのレベル…。そろそろ、何か日本政府らしいことをするべきところに来ているような気がするんですが…。今日は、1月高値を更新して日本も先進国の仲間入りするかと思ったんですが、投機筋のユーロ売りの仕掛けで簡単に挫折してしまいました。

 今日の朝も、為替の方向性が確定すれば…という条件付で、輸出ハイテク株の買いを書きましたが、これで、またしばらくおあずけ…。どうせ先物筋も売り攻勢をかけてくるでしょうから、主力株も買えない…。かといって、大きく崩れることもありませんから、結局、超低位株や割安株などを買うかさ上げ相場が続くことになるんでしょう。時価総額が利益剰余金を下回っているとして注目していた日東工業(6651)も900円台を回復してきました。指数売買とは関係がない市場として個人資金が流れる新興市場も続伸しています。市場は、完全に指数売買の影響を受けないところ受けないところへと資金が流れているような気がします。まあ、しばらくは「かさ上げ相場」にかけることにしましょうか。為替がこのままだと、明日の相場は心配ですね。このところ、先物筋や商品投資顧問筋がおとなしいだけにちょっと心配なところもあります。

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日米の緩和姿勢持続に、市場は先行きを楽観…日本は為替動向が焦点
 おはようございます。
 
 世界の株式市場は、景況感の改善と過剰流動性持続という好環境を背景に、同時株高減少を強めだしたようです。昨日の米国株は、前日のFOMCによる金融緩和の長期間維持決定に加え、日銀が追加的な金融緩和に踏み切ったことを好感。続伸してスタートしました。2月の卸売り物価指数が市場予想を下回り、前月比-0.6%になったことから、インフレ懸念が遠のき金融緩和状態が持続するとの観測が強まり、一段高。1月19日の戻り高値を更新し、ニューヨークダウは一時万1万760ドル台まで値を伸ばす場面がありました。ただ、戻り新値更新後は高値警戒感が強まり利食い売りも増加。上げ幅を圧縮する場面もありましたが、引けにかけて、やや買いなおされ、結局、主力3指数とも続伸して終わっています。ニューヨークダウは7日続伸。昨年8月の8連騰以来の連続上昇になりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比244万株増の10億2037万株と、SQ、先物清算日接近を控え薄商いが続いています。騰落状況は値上がり2161、値下がり886とこのところ値上がり数が2000を超える強調相場が続いています。

 この日発表された2月の卸売リ物価指数は、前月比0.5%の低下。ガソリンやヒーティングオイルなど石油製品の下落が影響し、前月の1.4%上昇からマイナスに転じました。市場予想の-0.2%も下回っています。振れ幅が大きいエネルギー・食品を除いたコア指数も前月比0.1%の上昇にとどまり、前月の0.3%上昇から上げ幅を縮小しています。また、この日発表された住宅ローン申請指数(~12日)は、前週に比べ1.9%減。30年住宅ローン金利が0.1%低下し4.91%と5%割れになったにもかかわらず、低下しました。寒波など一時的な要因の影響が大きいものと思われますが、このところ、住宅関連指標の弱さが目立っており、引き続き注目する必要がありそうです。新規住宅取得用ローン申請は前週比2.3%減、借り換え申請は1.7%減でした。

 この日は、ドルが主要通貨に対し弱含んだことから、原油など資源価格が上昇。これを受け資源エネルギー株や素材株が上昇。ダウ採用銘柄でもアルコアやデュポンなどの上げが目立ちました。また、この日は大手生保や大手クレジットカード会社がTARP資金の返済計画を発表したことを受け、金融株が上昇。この流れを受け不動産株も買われるなど、出遅れ株への買いも広がりました。また、格付け会社ムーディーズがフォードモーターに債務格付けを引き上げたことから、自動車・同部品株が買われたほか、引き続きM&A関連株の人気が高く、この日は非公開の炭鉱会社の買収を発表した石炭生産会社が買われるなど、買い対象はじょじょに広がりを見せています。

 この日の上げで、出遅れていたニューヨークダウが今年1月の高値を上回り、主要3指数が揃って新値に進んできました。SQへの慎重な見方から商いをともなっていませんが、買い気が広がっていることは強気の材料。ニューヨークダウでみて、次は一昨年7月安値の1万1000ドル付近が焦点になりますが、ここでの注目点は、一旦、この節値まで上昇して1月高値まで押し目を作るか、新値抜けは一旦売り…のセオリーどおりに利食い売りで調整するか…のい判断。いずれも先高方向に違いはありませんが、昨日の相場付きを見ていると、投資家の間にも気迷い感があるようです。まあ、現在の買いポジションを維持して様子見をする、というのが無難なところでしょうか。

 18日の米国株
 ニューヨークダウ 1万733ドル67セント +47ドル69セント(0.45%)

 NASDAQ総合指数  2389.09ポイント +11.08ポイント (0.47%)

 S&P500  1166.21ポイント +6.75ポイント (0.58%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万830円  +50円

            (円建て) 1万770円  -10円

 米国10年もの国債金利 3.6420% -0.11%

 WTI原油  82.89ドル +1.19ドル

 GOLD 1124.00ドル +1.80ドル 


 米国株は続伸したものの、CME日経平均先物(円建て)は、小幅安で帰ってきました。緩和姿勢を明確にした日米の通貨が主要通貨に対して売られたものの、対ドルでは円が強含み90円前半まで円が買われたことから、先物が軟化したものと思われます。現在の国内取引は90円30銭台となっており、依然、こう着状態の範囲内で、今日も為替の水準をめぐり先物リードの神経質な動きが続きそうです。ただ、日銀が大方の予想を裏切り緩和姿勢を続けたことや、政府内に追加的な景気刺激策論議が出てきたことで、海外投資家の日本株への評価が高まる可能性もあり、出遅れ大型主力株を加えた全般的な「かさ上げ相場」が続くことになりそうです。米国に続き、日経平均が1月15日の高値を上回れるかどうかが今日の焦点…。海外資源高を受けた商社、海運、資源株のほか、引き続き超低位株とキャッシュフローやPBRからみた割安株。また、米国で上向き始めた設備投資を受けた機械株、半導体製造装置株、電子部品株など投資妙味。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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