大仏さんの「株やぶにらみ」
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03 | 2010/04 | 05
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ギリシャ問題の一服で、改めて好材料を織り込む動き…一昨日の長大陰線抜けがカギ
 おはようございます。

 ギリシャ問題は、ドイツが早期にギリシャ支援を決める可能性が出てきたことから、今週末にも支援の詳細が決まるのではないか、として、安定をとりもどし、債務保証コストであるCDSが低下。ギリシャ国債の金利も低下するなど、市場の懸念がやや後退しています。またギリシャ政府が、従来よりも厳しい財政再建策を準備していると伝えられたことも安心感を誘ったようです。ただ、格付け会社ムーディーズがギリシャの信用格付けを大幅に引き下げる可能性がある…と発表しており、CDSなどのコスト低下も限定的。依然として市場の警戒感は緩和されていないようです。

 昨日の米国株は、ギリシャ支援問題が小康状態を取り戻したことから、前日のFOMC(公開市場委員会)の実質ゼロ金利維持や景況判断の前進などを改めて織り込む動きが強まったほか、好調な企業決算やヒューレッドパッカード(HP)によるスマートホンメーカーのパーム買収などM&Aへの思惑が株価を後押し。このところ売られていた金融株や資源株なども買われたことから指数は上げ幅を拡大。高値圏ではギリシャ問題の先行きを見極めたいとのムードも強く伸び悩んだものの、結局、主力3指数とも大幅続伸して終わりました。この日までに、ギリシャ、ポルトガルの格付け引き下げで急落した前々日の下落分の82%を回復しています。ニューヨーク市場の出来高は前日比3077万株減の14億1282万株。騰落状況は値上がり2305、値下がり744と、ほぼ全面高商状でした。

 この日発表された新規失業保険申請件数(~24日)は44万8000件。前週から1万1000件件減り、二週連続の減少となりました。ただ、市場予想の45万5000件は下回ってます。トレンドをみる4週移動平均は46万2500件。前週から1500件増加するとともに、4週連続の増加になってます。また、需給者総数(~17日)前週比1万8000件増の464万5000件。市場予想の462万件を上回っています。

 この日の米国株は、市場予想を上回る決算を発表したモトローラや、カード大手ビザなどが買われました。特に、ビザの業績好調は個人消費の改善傾向を示すものとして、このところ売られてきた金融株の見直し買いに波及。ギリシャ債務問題の後退からドルが軟化したことを受け、資源価格が上昇。資源株も上昇しています。特に、HPによるパームの買収は成長分野であるスマートホン分野でのM&A増加につながるものとして、ハイテク株全般が買われ、NASDAQ総合指数の上げに寄与しています。

 この日続投したことで、ニューヨークダウは上げ幅の80%強を回復しました。ただ、昨日も書きましたように、焦点は、前々日につけた長大陰線の寄り付きを上回って終わること…。昨日も、長大陰線の寄り付き1万1200ドル付近に接近したところから、上げの勢いをなくし30ドルの上影を残して終わっています。目先的には、まだこの長大陰線内の動きで、下方圧力がかかっていることを忘れてはいけません。当面、週末までにギリシャ救済の合意が得られるか、また、ムーディーズの格下げが、ギリシャ単独にとどまるかどうかの見極めも必要です。もし、複数国に及び、イタリアまで格下げするようなことになれば(格付け会社間の駆け引きを懸念…)マイナスの影響は避けられません。日本の場合、5連休を控えているだけにリスクに敏感にならざるを得ません。

29日の米国株
ニューヨーウダウ  1万1167ドル32セント +122ドル05セント (1.10%)

NASDAQ総合指数   2511.92ポイント   +40.10ポイント  (1.63%)

S&P500       1206.78ポイント   +15.42ポイント  (1.29%)

CME日経平均先物 (ドル高)  1万1095円  +155円

         (円高)  1万1075円  +135円

米国10年もの国債金利  3.7280%  -0.0450%

WTI原油  85.17ドル  +1.95ドル

GOLD  1168.40ドル -2.90ドル  


 米国株は続伸、CME日経平均先物も続伸し、1万1000円台を回復して帰ってきています。為替市場では、ユーロは124円台後半に軟化しているものの、ドルは94円をはさんだ水準で膠着感を強めています。いまのところ、GLOBEXでの米国株はしっかりに推移しており、今日は一昨日の下落分を回復する相場になりそうです。ただ、ギリシャ問題に関する不透明感は依然残ったままですし、米国で長期金利が低下したこと。5連休控えでリスクヘッジが必要であることを考えると、先物が売られやすい地合であることには注意が必要です。当面、一昨日売られた反動で、先物の買戻しから急反発して始まることが予想されるものの、後場からの動きには不透明感が残ります。今日は、決算発表の前半の山場を迎えますが、立会時間中に発表された好決算銘柄が日計り感覚でかわれるなど、個別でも荒っぽい動きになることが予想されます。カレンダーが悪すぎる…。

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欧州情勢の安定とゼロ金利長期化見通しを手がかりに反発
 おはようございます。昨晩は雷が鳴るは、台風のような風が家を揺らすは、豪雨が屋根を叩くは…で、満足に眠れず、朝から頭が重い状態が続いています。

 さて、一昨年の金融危機の時は、フィッチやS&P、ムーディーズといった大手格付け会社が連日競うように金融機関の格下げを実施。そのたびに、相場全体が下落し危機を深めていきました。もともと、今回の金融危機が彼らが腐ったみかんが入った証券化商品を最上級の商品としてランク付け。それを信用した世界の投資家が購入したことが事態を複雑にしています。彼らの格付け手法にかんしては疑問が投げかけられたものの、CDSなど危機を増幅した金融商品とともに、何事も無かったようにいまだに、金融界で信用確認のツールとして珍重されています。その格付け会社が、また、今回のユーロ危機で猛威を振るいだしています。ゴールドマンザックスなどウォール街の面々の厚顔無恥ぶりが議会で槍玉に挙げられていますが、格付け会社にしても、投機筋を側面から支援するような行動を続けており、企業倫理が問われます。EUやIMFが全面支援に乗り出し、事態が改善の方に向かっているのに、CDSや国債金利の上昇など投機筋が演出する状況を機械的に適用して格下げを実施。それがさらに事態を悪化させています。この構図は、まさに2008年の金融危機時の構図と同じ…。まさか、投機筋との共謀関係は無いんでしょうね…。しばらくは、格付け会社の暴走に悩まされることになりそうです。

 昨日の米国株は、ギリシャ支援が早期に実施される可能性が強まったことや、支援額が将来的に上積みされる可能性がドイツの議員から示されたことなどを好感。反発して始まりました。FOMC(公開市場委員会)の声明文待ちのムードが強かったものの、前日のギリシャ・ポルトガルの信用格付け引き下げによるショック安で十分織り込まれなかった好決算銘柄を再評価する買いが増加し上げ幅を拡大。途中、S&Pがスペインの信用格付けを引き下げたことを嫌気し、前日比でマイナス圏に沈む場面はありましたが、FOMC声明文が発表され、現在のゼロ金利政策を当分維持することが確認されたほか、労働市場について、「安定している」から「改善している」に表現をすすめたことから、景況感の改善を確信。上げ幅を拡大。引けにかけ、欧州の信用不安を懸念し伸び悩む場面があったものの、結局、主力3指数とも反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比2億3578万株減の14億4359万株。騰落状況は、値上がり1809、値下がり1222でした。
 
 この日は、ギリシャ問題の進展からユーロが買い戻されたことや、株価の反発を好感して原油が買いなおされた流れを受け、資源・エネルギー株が上昇。議会のGSにかんする公聴会が終了した安心感から金融株が買いなおされたことから、ニューヨークダウやS&P500など大型主力株をメーンにした指数の上げが目立ちました。一方、アマゾンドットコムになど最近上がったハイテク株への利食い売りがあったことから、NASDAQ総合指数は横ばいの動きにとどまっています。

 ニューヨークダウは、FOMCで実質ゼロ金利政策が長期化することが確認されたほか、景況感の改善も手伝い、セオリー通り上昇中の25日線を意識して下げ止まりの動きを見せました。ただ、ギリシャ問題に関しては、引き続きメルケルドイツ首相の強硬な発言が続いている(ギリシャ首相との個人的な確執…?)ことや、投機筋のしつこい売りしかけ(CDSに記録的水準への上昇)が続いている事から、反発力は弱く、当面、下降中の5日線での反応が注目されます。企業決算もほぼピークを通過していることから、当分、一昨日の長大陰線内の動きをしながら、欧州情勢を見守ることになりそうです。

28日の米国株
ニューヨークダウ  1万1045ドル27セント +53ドル28セント(0.48%)

NASDAQ総合指数  2471.73ポイント  +0.26ポイント (0.01%)

S&P500      1191.36ポイント  +7.65ポイント (0.65%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  1万965円 +25円

         (円建て)   1万950円  +10円

米国10年もの国債金利  3.77%  +0.083%

WTI原油   83.22ドル  +0.78ドル

GOLD    1171.80ドル  +10.10ドル


 米国株は反発。CME日経平均先物は、日本が大型連休にはいることや政治リスクを反映し小動きで帰ってきました。ユーロ、ドルともに円に対し反発。1ユーロは124円台、1ドルは94円をはさんだ動きになっています。米国株が下げ止まったことで、明日の日本株にも好影響をもたらしそうですが、欧州情勢は日々流動化しており、今晩の米国株の動きによっては、明日の日本株もどうなるか分からないという不透明感が残ります。明日は5連休のはざ間になるだけに、海外情勢の流動化を嫌気し、先物でヘッジする動きも強まりそうです。企業業績の状況を見ながら、短期売買が支配的になりそう…。ブラジルが政策金利の0.75%引き上げを実施。上院が金融規制改革法案の審議入りを決定するなど、新たな材料も出てきており、今晩の米国市場がどう反応してくるか…。カレンダー的にも、手がかり材料的にも見通しは難しくなってきました。明日は明日の風が吹く…というところでしょうか。

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ユーロ波乱のとばっちりを受け急落した日本株…とにかくカレンダーが悪い
 28日水曜日の日経平均株価は、287円87銭安の1万924円79銭、TOPIXは19.99ポイント安の977.64と、ともに気球反落して終わりました。大型連休入りを意識して手をすかす動きが強まり、出来高は24億7831万株、売買代金は1両9307億円と、ともに前日から大きく増加しています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは113、RSIは42、25日線かい離はマイナス1.7%でした。今日の終値での25日線は1万1115円と、かろうじて上昇を維持しています。

 まあ、通貨マフィアに振り回されている…というのが正直な実感です。ヘッジファンドなど、投機筋をめぐる環境は、銀行がヘッジファンドにカネをながすことを禁止するなど米国の金融規制でも分かるように、先行きどうなるか分からない状態。とにかく、チャンスがあればそれにかけて、ナントカ投資成果を残し、資金をひきつけなければなりません。彼らにとって、域内に借金だらけの問題児を抱え、かつその借金返済が間近に迫っていながら、返済の目処がたっていないギリシャは絶好のターゲット。EUやIMFが正式に救済に乗り出しても、攻撃の手を緩めず、債券やCDSを使って徹底的に追い込みをかけています。次には、ポルトガルが、その次には、スペインが、最後にはイタリアが控えており、売り込む材料には不足しません。以前から、ジョージ・ソロスを含む投機筋がニューヨークのレストラン会合を持ち、ユーロを徹底攻撃するという噂が流れていましたが、今の動きを見ていると、まんざらウソでもなかったのか…という気がしないでもありません。

 ただ、今回のユーロ危機の背後に投機筋がいるのは、EUの金融当局は把握しているはずですから、そのうち、公権力を発動してつぶしにかかる可能性もあります。ひとつ間違えば踏み上げさせられるリスクを抱えているわけで、まさに
彼らも綱渡りをしている状態には変わりはありません。ただ、今回の危機でも明らかになったように、投機筋は、単独通貨のように、中央銀行が介入してきて相場をつぶしに来るのと異なり、ユーロは、加盟各国の中央銀行がそれぞれ単独には介入しても、ECB(欧州中央銀行)が為替市場に介入できないという、EUの通貨制度の不備をついてきているだけに、今回の危機が制度の改革につながる可能性も出てきます。

 ただ、今日の朝も書きましたように、債券、CDS、株式の売りを使い国債の発行条件を徹底的に悪化させ、それによって格付け会社が自動的に信用格付けを引き下げる動きを誘引。さらに、信用格付けを引き下げるべく売り叩く…まさに、金融危機の折にリーマンブラザーズを破たんの渕に追い込んだ手法をユーロ売りに用いています。前回の金融危機の時でもそうでしたが、格付け会社が良いように投機筋に利用され、危機を増幅している側面もあります。証券化商品でもとんでもないリスク商品に最上級の評価を与え時限爆弾を世界中にばら撒く手伝いをし、金融危機の折には、市場への影響も考えずに、機械的に信用格下げを実施。危機を増幅した経緯があります。

 CDSや格付けのあり方が、危機を増幅した…という見方は、危機当時にも言われ、改善策が求められましたが、改善されるどころか、ますます利用が増加するという流れになっています。この危機が通過すると、またどこかの金融機関や保険会社がCDSの返済問題により、経営危機に陥るところが出てくる可能性も出てくるんでしょう。なんだか、先物や時価会計制度の押し付け、BIS規制でバブル崩壊に追い込まれた日本のときと、よく似ている気がします。英米流の「トラップ(罠)による獲物の捕獲」と同じです。まあ、投機筋は、ドルとユーロが1対1になるまでやるなんていきまいているようですが、加盟国が通貨介入の権限をECBに与えるようなことが急に決まったりしたら、投機筋にとっては致命的なことになるかもしれません。まあ、いつものことですが、週末に動きが出るんでしょう。

 まあ、今日の日本株は、ギリシャ、ポルトガルの格下げのとばっちりを受けた格好で急落して終わりましたが、下げ幅を増幅したのは、大型連休を控えて、早めにポジションをはずしておこうという動きと先物売りにより誘発された裁定解消売りだったように思われます。ナントカ、1万900円台を維持して終わりましたが、再び、25日線を下回ってきたほか、折角回復していた、インナートレンドラインも下回ってきました。明日は休みですが、今晩には米国FOMCの声明文が発表され、金融政策の変更につながるような過激な文句が一言でも入っていたら、悪材料に敏感になっている投資家の売り急ぎを誘発する可能性もあります。

 ただ、日本以上に企業業績が良い上に、景気の改善を表す景気指標は無視されており、これを織り込むことから米国株の深押しは無く、せいぜい下がっても、1月中旬の戻り高値1万760ドル前後までというところでしょうか。日本株の場合は、今晩の米国株次第では金曜日に売り急ぐ状態になるかも知れませんが、企業業績への期待感が高まっている折から、連休明けの先高を見越し、押し目を買う動きも強まるかもしれません。とにかく、米国株次第…。

 以前、指数は気にせずに高進捗率銘柄を狙え…として、第三四半期段階で進捗率が140%に達していたライト工業を紹介しておきましたが、今日、増額修正を発表。予想通り変化率が大きかったことから買われ、今日は値上がり率第4位に入っていました。このところ、レポートで取り上げた銘柄も進捗率をベースに選択しており、来週以降発表される決算や事前修正でどのレベルの変化率がでてくるか、また、どの幅で買われて来るか…種まきは終わっていますので、あとは芽が出るのを待つだけ…。

 通貨問題にしても何時までも投機筋のやりたい放題にしていたら、政治的な責任も問われてきます。米国だってあんまりユーロが安くなって輸出シェアを奪われては面白くありませんから、まあ、そろそろ、何らかのきつーい一発がかまされる時期が迫っているんじゃないでしょうか。

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ストップロスの動きが下げ幅を拡大…1万1000ドル割れでの大商いに注目
 おはようございます。

 欧州「PIIGS」の債務問題は、だんだん米国の金融危機で次々と大手金融機関が破たんの渕に追い込まれた時の状況に似てきました。米国のケースでは、ターゲットにした企業の社債を購入。同時にCDS(クレジット・デフォールト・スワップ)を購入。その後、株価を売り叩き下落させることで経営不安を増幅。社債金利の上昇や株価の下落による資金調達懸念から格付け会社が格付けを引き下げ、さらに事態が悪化。リーマンブラザースは経営破たんに追い込まれましたし、GMは政府による全面支援を受けることになりました。売り叩いたヘッジファンドや同業の投資銀行は巨額の利益を上げ、一方で、CDSを引き受けたAIGは支払い負担の増加から、やはり税金の投入による政府救済にいたっています。今回のケースも、国債金利の上昇、CDSの存在、格付け会社による信用格付けの引き下げ…という3点セットは同じ。米国の金融危機で味を占めた投機筋の存在が背後にあるのではないでしょうか。この点については、EUによるギリシャ救済が着実に進展しているにもかかわらず、シカゴIMM通貨先物市場のユーロ売りポジションが減少しないことから、投機的な動きが背景にあるのでは…と指摘してきました。昨日も、ギリシャと同様に、債務の80%を海外投資家が持つポルトガルが次に狙われるのは明らか…としましたが、アキレス腱をもつ攻撃候補が多いことも、米国の金融危機時と似ています。結局、最後は、投機筋の動きを規制するような所まで行かないと、この問題は解決しないのではないでしょうか。ここで、投機筋の動きを封じておかないと、他の新興国に波及し、それこそ世界経済の発展の障害になる恐れもあります。

 昨日の、米国株は、ドイツのメルケル首相がギリシャに一段と厳しい財政再建策を要請したことから、ソブリンリスクが再燃したことや、SECから訴追されたゴールドマンザックストップの議会証言があったことから、模様眺め気分が強まり、反落してスタートしました。化学大手のデュポンやスリーエムなどの好調な決算が発表されたほか、コンファレンスボードの消費者信頼感指数(4月)が、リーマンショック以来の水準に上昇。2月のS&Pケースシラー住宅価格指数も上昇するなど堅調な経済指標の発表があったものの、ギリシャ問題や金融規制強化への懸念が市場を圧迫。そこに、S&P社がギリシャの長期信用格付けを3段階引き下げ「投資不適格」に、同じくポルトガルを2段階引き下げたことから、売りが加速し、下げ幅を拡大。引けにかけ、ストップロスの売り物も巻き込み商いをともなって下落。結局、主力3指数とも大幅に下落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比4億5711万株増の16億7937万株。騰落状況は、値上がり492、値下がり2595とほぼ全面安商状でした。

 米国株は、昨日も書きましたように、テクニカルな抵抗ラインに到達し、伸び悩む動きが続いていました。また、ニューヨークダウのサイコロが11勝1敗の加熱ゾーンに会ったことも否めません。投資家の気迷い感が強まっていたところに、ギリシャとポルトガルの格下げがでたことが、リスク回避の動きを強めたものと思われます。2月に大幅な下落をして以来の下げになりますが、格付け会社の格下げは常に後追いになっており、事態を追認したに過ぎないものと思われます。むしろ、事態の収拾を早めることになるのではないでしょうか。金融規制改革の審議再開についても、再度投票で否決されており、成立へ向けて政府側の一段の妥協が必要になりますので、市場が懸念するような厳しいものにはならないのではないでしょうか。市場の過剰反応のような気がします。この急落で一気に25日線とのかい離修正が終わりましたが、安値付近では大量の商いを消化して終わっており、まとまった売り物と共に、一方で買い向かう動きも出ていたようです。下値リスクを1月高値付近までとみて、あまり弱気の反応はしない方が良いものと思われます。

27日の米国株
ニューヨークダウ 1万991ドル99セント -213ドル04セント (1.90%)

NASDAQ総合指数  2471.47ポイント  -51.48ポイント (2.04%)

S&P500   1183.71ポイント  -28.34ポイント (2.34%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  1万915円  -295円

         (円建て)   1万895円  -315円

米国10年もの国債金利  3.6900%  -0.1250%

WTI原油  82.44ドル -1.76ドル

GOLD 1161.70ドル +8.20ドル 


 欧米株は大幅に下落、CME日経平均先物も大幅に下落し、1万1000円の大台を割り込んで帰ってきています。為替は、対ユーロが122円台に急伸、対ドルでもリスク回避から円が買われ、93円台をはさんだところに上昇しています。昨日まで2日間にわたり、輸出関連株を中心に買われており、今日は先物売りや裁定解消売りから指数の大幅下落は避けられないかもしれません。また、明日から大型連休にはいることも手控え気分を強めさせ、一旦はキャッシュポジションを上げておくという動きにつながりそう。ただ、米国株の夜間取引は比較的落ち着いた動きになっていることや、対ドル相場が93円台を維持していることから、朝方売られてもさらに売り叩く動きにはなりにくく、売り一巡後は、業績改善期待のある主力企業を中心に買い戻す動きも強まりそうです。株価下落の理由がはっきりしていますから、下げ幅に驚いて狼狽売りする必要は無いものと思われます。

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日立、ファナック効果で主力輸出株の見直しが進む…
 雨のなか、野暮用で外にでていました。寒いは、雨に濡れるは、で良いとこ無し。明日でも良かったのに何でこんな天気の時に出て行く…?   …というわけで書き込みが遅れました。

 27日火曜日の日経平均株価は、46円87銭高の1万1212円66銭、TOPIXは0.92ポイント高の997.63と、ともに続伸して終わりました。主力株の好調な決算や業績修正が発表されたことから大型株が人気化。出来高は22億191万株、売買代金は1兆6167億円と、ともに前日比で増加して終わりました。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは125、RSIは47、25日線かい離はプラス0.9%でした。今日の終値での25日線は1万1110円で、上昇トレンドを維持しているとともに、終値ベースも25日線上にあり、強気相場が続いています。

 今日は、米国株が高値警戒感や金融規制改革法案審議の再開へ向けての投票を控え、見送り気分が強まり高安まちまちで終わったことや、昨日急伸したことから利食い売りが先行。反落して始まりました。金融規制改革の行く方やFOMC(公開市場委員会)など米国の状況を見たいというムードが強く、全般的には模様眺めが優勢の展開。ただ、昨日の日立製作所の最終赤字半減に続き、今日はファナックが、市場予想を上回る決算と見通しを発表したことから、主力企業の業績立ち直りへの期待が高まり、前場中利食い売りを浴びていた輸出株が買いなおされて反発に転じるとともに、先物にもまとまった買いが入り、裁定買いなどから上げ幅を拡大。結局、続伸して終わっています。

 この日は、ファナックが値上がり率ベスト4になるなど、久しぶりに主力株優位の展開になりました。このほかにも、IHIやコニカミノルタなど主力株が値上がり上位に顔を出していました。ファナックの決算は、減収減益となったものの、市場予想を上回ったほか、通期予想は立てにくいとして発表した上半期予想が、前期の利益を上回るというものだったことから、他の企業への期待観が高まり、工作機械や電気などの輸出企業に買いが広がっています。まあ、業績発表という、時期的なものはありますが、久しぶりに国内要因で動いた感じがします。

 また、ファナックが発表した上半期見通しでの売上高は前年同期比2倍以上というものすごいもの…。いかに、金融危機による設備投資需要の縮小がすごいものだったかが分かります。特に日本経済の場合、資本財や中間財の輸出が大きいですから、被害もその分大きかったのですが、世界的な需要の回復で生産の増強が図られ、資本財への需要が回復してきた様子が分かります。日本の場合は、輸出構造が他の製品輸出国と異なるため、やや遅れて回復してくるという特徴があります。世界的な生産の増加→設備投資の回復という流れになって、初めて日本の輸出企業の回復が始まるのです。いよいよ、「減収減益幅縮小」→「減収増益」→「増収大幅増益」というサイクルに入ってくることになりそうですが、世界的なシェア争いから、生産財への需要は急増し来る可能性があり、一気に「増収大幅増益」に転じる企業も増えてきそうです。日本の輸出構造が他の輸出国と異なり、景気サイクルの初期よりも中期から後期にかけてよくなってくることは、これまで何度か書いてきましたが、日立やファナックの回復状況をみるにつけ、どうやらそのサイクルに入ってきたのかな…という印象を受けます。いよいよ、息の長い上昇サイクルに入ってきたのかも知れません。

 マスコミなどで、日本負け犬論などが展開され、今日の朝は大手新聞の一面に小説仕立ての日本沈没後の姿が紹介されていましたが、不快な気持ちで読まれた方も多いと思います。また、SMショーの始まりか…と朝から気分が悪くなりましたが、このところ発表される決算をみても、悪いながら減益幅が縮小している企業がほとんどです。大手マスコミが、世界中から重箱の隅をほじくるようにして日本のことを悪く書いている記事を集めて、日本はこんなにダメなんだ…、韓国の企業経営者に比べたら日本の経営者は…と、さげすむような記事ばかりかいていますが、この間にも、日本企業の経営者は血の出るような思いで利益を出す努力をしていたわけです。でも、彼らが礼賛していた韓国はウォン高から輸出採算が悪化。今、必死になってウォン売り・ドル買いの市場介入をしています。もしかしたら、マスコミが礼賛した韓国企業の経営力のすばらしさは通貨安がもたらしていたものかもしれませんね。もしウォンが高くなって、企業利益が落ち込んだり、輸出が減少したりしたら、すばらしい人材をそろえておられる大マスゴミは、どういう記事を書かれるんでしょうか。今までの例なら、書きっぱなしで知らん振りというすばらしい逃げの手がありますけど…。

 あんまり、悪口ばかり書くと、こっちに跳ね返っていますから、この辺でやめときますが、書きっぱなし・言いっぱなしで責任を取らないで良い、日本のマスコミさんはつくづくうらやましく思います。少しは、日本古来の教えである「廉恥」を身に着けろといいたくなります。

 まあ、テクニカル的には、現在、以前から下値の目処として書いてきた、1月中旬n高値1万982円の頭をたたき、また、これまで上値抵抗線になっていた上昇バンド内のインナートレンドラインを下値支持線として機能させる値固めを行っているところ…。まだ値がために時間が必要ですから、もたもたするかもしれません。
 為替は、世界的な景気回復によるドル需要の高まりに加え、ユーロ市場で再び一番低い金利になりキャリー取引の対象になり始めたことから、円安・ドル高の流れが定着し始めており、ますます、輸出株優位の流れになりつつあります。みんなが内需株と思っている企業だって市場を海外に求め始めており、円安が好感され始めています。まあ、いよいよ日本企業にも世界景気回復の追い風が吹き出したといえないこともありません。ちょっと日本経済を見直して見ませんか…。

 さて、民主党の小沢幹事長に関し、検察審査会が起訴相当との結論を出してきました。このままでは、参院選は不利になりますから、いずれは辞職するものと思っていましたが、幹事長の職にとどまり政治的影響力をもったまま、検察の調べに応じるのと、無役では影響力は大きくことなるため、辞職は無理になってしまいました。そうなると、選挙への影響が大きいですから、民主党内のごたごたが拡大する…。でも、小沢さんが大いなる犠牲精神を発揮して、野に下るか…。全て、小沢さんにかかっている…。

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金融規制改革法案の審議入り投票は否決…一段の譲歩を迫られるオバマ政権
 おはようございます。

 昨日も書きましたが、ギリシャ情勢はなかなか落ち着きを取り戻せません。ドイツのメルケル首相は「(融資の実施は)ギリシャの財政再建案次第だ…」と発言すれば、ギリシャの首相は、融資後にさらに踏み込んだ再建案を発表する…という、具合で、市場は再びギリシャ国債売りを開始。金利は再び9%台に入ってきました。また、影響は他の問題国にも波及。ポルトガルやスペイン、イタリアのCDSが上昇をはじめ、ユーロも売られています。ギリシャ救済については、首脳間では合意を見ているものの、問題は国内的な合意の取りつけ…。救済の主役になるドイツは、国民の反対意見が根強いほか、地方選挙を控えており、メルケル首相は最後まで抵抗した姿勢を見せる必要があるものと思われます。5月はじめには融資が実行されるようですが、まだ、しばらくは市場に翻弄される状態が続きそうです。

 昨日の米国株は、良好な相場環境や建機世界トップのキャタピラーが市場予想を上回る利益を計上。先行きについても強気の見通しを発表したことなどを好感し、続伸して始まりました。一時、ニューヨークダウは50ドル以上上昇する場面もありましたが、この日、予定されていた、金融規制改革法案にかんする投票の行方や今晩からはじまるFOMC(公開市場委員会)の様子を見たいという動きが強まり、金融関連株を中心に売り物が増加。引けにかけ急速に上げ幅を圧縮。結局、キャタピラーの上げが影響したニューヨークダウは小幅小幅続伸したものの、NASDAQ総合指数と、S&P500は反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比1657万株増の12億2226万株。騰落状況は、値上がり1429、値下がり1616と久しぶりに値下がり数が上回りました。

 この日は、主要な経済指標の発表が無いなか、株主訴訟が起こされたことや経営幹部によるインサイダー疑惑など新たな懸念材料が浮上したゴールドマンザックスが売られたことから金融規制改革への懸念が強まり、金融関連株が売られました。(この日行われた金融規制改革法案の審議再開へ向けた投票は、結局、否決されました…)また、グーグルの検索率低下が伝えられたことから同社株が売られたことや、低価格パソコン大手デルの投資判断引き下げなどからハイテク株が売られたことで、NASDAQ市場も軟調な展開になっています。

 米国株は、良好な相場環境を背景に、上値を切り上げる展開が続いています。金融規制改革法案や読みきれない医療保険制度改革負担などが、市場のブレーキとなり総強気の局面入りを抑えているようです。ただ、昨日、金融規制改革法案の審議入りが否決されたことで、成立へ向けて規制内容が希薄化される可能性がでてくるなど、いずれ市場には好感材料として作用してくるものと思われます。ただ、テクニカル的にみると、ニューヨークダウのサイコロは11勝1敗と買われすぎ状態にあるほか、以前から指摘している上昇バンド内のインナートレンドラインが依然上値抵抗線として機能。さらに、昨年11月~12月高値と1月高値を結ぶラインが抵抗ラインとして上値を圧迫していることも、株価の動きを鈍らせています。当面は、この二本の機能線の突破がカギ…。それまでは、2進1退の相場が続きそうです。
 目先的に、今週予定されている過去最大の1290億ドルの財政資金調達の動きが注目されます。昨日行われた、インフレ連動国債(110億ドル)の入札結果が今ひとつだっただけに、今晩からの入札結果次第では、日本の債券市場にも影響が及ぶ可能性もあります。

26日の米国株
ニューヨークダウ  1万1205ドル03セント  +75セント (0.01%)

NASDAQ総合指数   2522.95ポイント  -7.20ポイント (0.28%)

S&P500       1212.05ポイント  -5.23ポイント  (0.43%)

CME日経平均先物(ドル建て) 1万1200円 +40円

        (円建て)  1万1275円 +15円

米国10年もの国債金利  3.8093%  -0.0077%

WTI原油  84.20ドル  -0.92ドル

GOLD   1153.50ドル +0.40ドル  


 米国株は実質的に反落したものの、CME日経平均先物は小じっかりで帰ってきました。為替は、ユーロが軟化したことで125円後半の動きですが、ドル・円では株価の調整を受け、93円台後半の取引になってます。相場環境としては、昨日と大きな変化はありませんが、前日で買戻しが一巡していることから、今日から、あらためて為替や債券の動きを見ながら先物がリードする流れに戻りそうです。国内でやや円高気味に推移していることや、GLOBEX夜間取り引きで米国株がやや軟化しており、この推移次第では、先物売が優勢になる可能性もあります。昨日かけ、裁定買い残が増加している可能性もあり、解消売りが出る懸念もあります。ただ、企業決算は市場予想を上回るピッチで改善しており、今日も決算動向を見ながら買われる個別色の強い展開になりそうです。昨日回復したインナートレンドと25日線上での位置を固められるかが焦点…。当面は、決算数字を見ながらの後追い相場になるだけに爪を伸ばさないことが肝腎。短期回転商いに徹すること…。


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バブルがおきそうなのは新興国ばかりでは無い…米国だって第二次「ICT]バブルが起きるかも
 週明け26日の日経平均株価は251円79銭高の1万1165円79銭と反発、TOPIXは18.51ポイント高の996.71と続伸して終わりました。週明けで手がかり材料が少ないことから、商いは低調で出来高は20億8453万株、売買代金は1兆4868億円と、ほぼ前週末水準で終わりました。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは126、RSIは45、25日線かい離はプラス0.65%でした。今日の終値現在の25日線は1万1093円で、前週末から14円の上昇。再び上げピッチを早めてきました。なんとか、25日線が下落する前に立ち直ってきた感じですね。まず、一安心というところでしょうか。

 ギリシャの債務問題は、時間稼ぎみたいなことばかりしていたギリシャが、市場に蹴飛ばされる格好で、EUに支援を要請。5月の早い時期に支援を実施することが決まり、市場はとりあえず落ち着きを取り戻しました。ただ、相変わらず、政府関係者の強気の発言は続いています。観光意外に外貨を稼ぐ産業も無く、結局、借金返済の原資を緊縮財政に頼らざるを得ませんが、果たして、これまでの贅沢に慣れ親しんだ国民が耐乏生活に耐えられるか…。ギリシャの抱える債務残高は2970億ユーロに達しているといい、そのうちの78%を海外の投資家が所有。とても、今回のどたばたで「終わった…」とはいえません。ギリシャのおかげで、債務不履行懸念はポルトガルにも拡大。ポルトガル国債の発行コストも引きあがっていますから、問題は、ほんの入り口に差し掛かったばかり、という見方も出来ます。

 ちなみに、ポルトガルの債務残高は1300億ユーロと言われ、ギリシャの半分以下ですが、8割以上を海外投資家が、持っており、ただで済むはずはありません。また、スペインは約4790億ドル、イタリアは1兆8000億ユーロ。海外の所有比率はともに40%台ですが、絶対額が大きいだけに、この両国に火がついたら、EUは「THE END」…。

 さて、ギリシャ問題が一応小康状態を取り戻したことで、ユーロは125円台後半に上昇。ドルも株高や債券安(金利上昇)を好感して94円台に上昇。今日の日本株は、米国株高、円安に、CME日経平均先物高に支えられる格好で、買い先行で始まりました。GLOBEX米国株先物がじょじょに上げ幅を拡大したほか、中国が8月に大型の景気刺激策を実施する…とどこかから伝わると、先物に買戻しが入り(先週まとまって売っていたクレディスイス?)上げ幅を拡大。ちょっと無理した買い方をしたものですから、現物と先物のサヤが拡大。裁定買いが入ったことも指数の上げ幅の拡大につながっています。ただ、主力企業の決算発表を控えていたことで売りが手控えられ、値ばかりが飛んだ…という格好。出来高も売買代金もそんなに増えているわけではありません。また、先物には、上値にまとまった売り物が這わされていた、といい、結局、上値も伸びきれずに終わっています。一体、今日の相場は強かったんでしょうか、それとも弱かったんでしょうか…?主力株から目をはずして見ると、新興市場に加え、中小型株がぽんぽん跳ねており、物色範囲が拡大していますので、やはり、強いということなんでしょうね。

 25日線が下向いて上値抵抗線に変わる懸念がありましたが、とりあえず今日の上げでクリア。心配していた、上昇バンド内のインナートレンドラインも今日回復して来ました。まさに、仕切りなおしの一日だった…と言えそうです。当面、上昇バンドの上限を再び目指す動きに入りそうです。ただ、8月の中国の大型景気刺激策(本当?)の話がでても、上がらない中国株って、大丈夫なの。不動産価格上昇への締め付けはどんどんきつくなっていますし、今日の日経でも精華大学の研究員が、「物価上昇率が、預金金利を上回ったので、利上げしなければならない…」的な発言が載っていました。出来れば政策金利は上げたくないし、輸出への影響を考えると、元の切り上げもしたくない…相場を見ていると、金融当局者の戸惑いを象徴しているようです。

 まあ、結局、今日の日経のタイトルでは無いですが「景気過熱の新興国」「回復遅れる先進国」で、高い成長を求めて、資金が新興国に流れる…見たいな事が書いてあります。でも、別にお金が求めていく先は成長率だけではなく、ジャブジャブにお金が余って、過剰流動性が新たなバブルを引き起こしそうなところにも流れていきます。まさに、今の米国がその状態。 業績は好調、当面の金余りはFRBのお墨付き、金融規制改革は共和党との調整の過程で骨抜きになりそう…など、懸念材料は薄皮を剥ぐようになくなっています。

 また、何よりも、腹いっぱい利が乗っている玉を売っても売っても相場は上がる…。運用者の手元にはキャッシュばかりが積み上がるような状態になってきました。相場の神様が、「どうですか、経済指標は絶好調。企業業績も絶好調。懸念材料も減っている…どうして買わないんですか」と、ニコニコ顔で手招きしている状態。こういう市場資金が向かわないはずは無いでしょう。まさに、米国市場は「楽観」から「幸福感」の段階へと向かおうとしているようです。次に、何がおこるかは、誰でも知っていますが、皆がそれを意識している間は、相場の神様は笑顔で誘い続けてくれます。恐らく、ここからスピード感が出てくることになるんでしょう。

 以前から書いているように、スマートホンやiPADなどの高機能通信ツールやクラウドコンピューティングサービス、スマートグリッドなどの新しい事業概念は、従来の通信インフラにものすごい負荷をかけ、このままではスピードやデータ送信容量に大きな障害となるリスクがでています。携帯基地局や無線のサーバーの高機能化、光ファイバー網の設置による大容量通信などの大規模なインフラ投資が始まり、2000年のITバブルに迫るような「ICT」ブームが起きそうな気がするのですが…。もしかしたら、新興国から先進国へと言う資金の流れが起きるのかもしれません。日経には、「はずされる日本」という表現もありましたが、景気サイクルの末端にいる日本は、もしかしたら、最後の拠り所になる可能性も否定できません。

 まあ、当面は米国の株価バブルの行く方をみるところ。日本株は米国株次第。欧州の輸出株も魅力的ですね。

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売っても売っても上がっていく米国株って…?
 おはようございます。ギリシャ問題が一歩前進したせいか、今日は久しぶりの晴天です。生駒のお山が朝日に輝いています。

 注目のギリシャの債務問題は、市場に追いたてられる格好でついにギリシャが支援を申請。当面の不透明材料が払拭されたことで、マーケットは大きく動き、欧州の株式市場は全面高の様相を呈しています。
 
 昨日の米国株は、ギリシャ債務問題を横目で見ながら慎重なスタートになりました。耐久財新規受注や新築住宅販売件数など米経済の堅調振りを示す指標が発表され、上げ幅を拡大する局面がありましたが、ギリシャ問題への懸念が頭を抑え、再び前日比でマイナスに転換。神経質な動きを繰り返していましたが、ギリシャが支援を要請すると、ドルが売られ原油価格が上昇に転じたことから、資源・エネルギー株が上昇。朝方発表された好調な経済指標を織り込む格好で住宅建設株が上昇。さらに、医薬品の大手メルクが医療保険制度改革にともなう費用について、市場予想を下回る金額を計上したことから、これまで売られてきたヘルスケア関連への見直し買いが入るなど、買いが全体に波及。引けにかけじり高傾向をたどり、結局、主力3指数ともに年初来高年を更新、続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比8253万株増の12億569万株。騰落状況は値上がり2161、値下がり869と、値上がり数が上回っています。

 この日発表された3月の耐久財新規受注は、前月比1.3%減となり、市場予想の0.3%増を大幅に下回りました。ただ、変動が大きい輸送機器を除いたコアの受注は前月比2.8%の増加。市場予想の0.7%増を大幅に上回り、2007年12月以来の水準に上昇しています。今回の数字で注目されたのは、航空機を除く非国防資本財の伸びが前月比4.0%となり、市場予想の1.4%を大幅に上回ったこと。前月の2.1%増から2ヶ月連続して増加していますが、この数字は設備投資の先行指数として注目する向きが多く、米国経済に設備投資の増加という新たな成長要因が加わろうとしています。
このほか、新規住宅販売件数(3月)が、47年ぶりという高率な伸び(前月比26.9%増)を示していますが、住宅取得支援策の終了をまえにした駆け込み的な要素も強く、やや割り引いて見ておく必要がありそうです。

 ギリシャ問題のタガがはずれたことから、米国株は、経済実態を反映する方向に動き始めました。昨日も書きましたように、含み益を抱えて利食いのタイミングを探している中途半端な弱気筋を引きずりながらの上げ相場となっており、典型的な強気相場入りの色彩を呈して来ました。まだ、金融規制改革への」懸念やゴールドマン提訴問題などの懸念材料がブレーキになっているものの、経済の回復はそれを吸収するピッチで進んでおり、やがて強気一辺倒の相場展開になるのでは無いでしょうか。景気の先行きへの懸念、医療保険制度改革への懸念…など市場の圧迫材料が少しずつ取れていくのがなんだか怖い…。次のレポートでは、投資家心理の変化も加味して、目標値の算定をし直してみましょうか。

23日の米国株
ニューヨークダウ 1万1204ドル28セント +69ドル99セント(0.68%)

NASDAQ総合指数 2530.15ポイント +11.08ポイント (0.44%)

S&P500   1217.28ポイント +8.61ポイント (0.71%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1030円 +80円

           (円建て) 1万1020円 +70円

米国10年もの国債金利  3.8170%  +0.0450%

WTI原油 85.12ドル  +1.42ドル

GOLD  1153.10ドル  +10.80ドル


 米国株は続伸したものの、CME日経平均先物は小幅高にとどまって帰ってきました。為替相場は、ユーロが125円台後半、ドルが94円付近へとそれぞれ上昇。円安方向に動いています。週明けの相場に期待をつなぐ終わり方ではありますが、日本株の場合、成長を依存する新興国の利上げ懸念が付きまとい、上げは限定的なものになりそうです。特に、当面の仕掛け先を失った通貨投機筋は膨大な国債残高をもつ日本をギリシャとダブらせているといわれ、売り攻勢を強める可能性もあるといわれます。来週から決算発表が本格化しますが、週末には大型連休の入り口を控えており、決算発表を受けながら短期の売買が繰り返されることになりそうです。
 新興国の方にばかりに目が行っていますが、米国経済は、以前から書いているように、「第二次ICT革命」を梃子に、国内的な成長を始めました。今日の日経でもIT企業の好調を取り上げていますが、スマートホンの増加は既存の通信インフラへの負担を増加し始めており、やがて、インフラの増加へとつながり、さらに成長を加速していきます。新興国とのコスト競争に明け暮れて輝きを失っていく企業と米国の新たな産業に関係し、付加価値を享受できる企業と、どちらがいいのか、じっくり考えてみてはいかが…。大量生産・大量消費の時代は、日本ではすでに終わっています。そこにこだわるから、いまだに不況脱出の「解」が見えてこない。

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指数は安かったものの、引け後の業績増額修正発表ラッシュは来週の個別株物色につながる好材料
 週末23日の日経平均株価は、34円63銭安の1万914円46銭と続落したものの、TOPIXは0.03ポイント高の978.20と小反発して終わりました。週末要因に加え、ギリシャ債務問題の不透明感から見送り気分が強まり、出来高は19億9993万株、売買代金は1兆4823億円と、ともに前日から減少して終わりました。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは122、RSIは32、25日線かい離はマイナス1.5%でした。RSIが売られすぎゾーンに近づいてきました。今日の終値での25日線は1万1079円と、まだ上昇トレンドが続いています。

 まあ、ギリシャ問題は一体どこまで行くんでしょうか。EUに加盟するときには、ゴールドマンザックスの力を借りてデリバティブを使いハードル(対GDP比の赤字3%以内)を使いクリア。稼ぐ手段もないのに、年々年金の支給額を引き上げ財政赤字が急増。不動産ブームのときは海外から借金のし放題。借金の返済問題がでてくると、「ナントカするよ…」と、気張って見たものの、周りは「借金を返す充てなんか無いじゃないか…」と返済能力を疑って、「こいつにカネを貸すのはリスクが大きいから、金利を上げよう」ということになって、借金もままならなくなってきた…というのが、トラブルの発端。あんたが借金を返さなかったら、同じ町内のみんなにも迷惑がかかる…として、ニッチもサッチも行かなくなったら、町内でナントカしてやろうということになったものの、「そんなの必要は無い…」とか、「金利が高すぎる…」など言いたい放題。おまけに、カネは貸してやるけど、早く返済できるように、借金の原因になった年金をカットするなど緊縮財政を取れ…言ったら、「そんなの我慢できるか」、とストライキを打つ始末。近所の人からしたら、やりたい放題のところに何でカネを貸してやらなければならないんだ、ということで、もめていたわけですが、町内で集まって話をしていたら、実は借金はモットあったんです…ときた。まあ、日本でもよくある話ですが、市場のほうのムードとしては、こんなやつにカネをかすんだから、とりっぱぐれを考えて、金利を高くしておけと、とうとう9%台まで上昇。それでも心配だから、CDSを使って、ヘッジしておかねば…CDSを買うものですから、こっちの方も記録的な値上がりになっています。

 こんなんで、大丈夫なんでしょうか。不動産バブルでは、もっと激しく、海外からの借金も多い、スペインやポルトガルも控えており、自治会のなかから借金を踏み倒しそうなやつが出てきたら、こういう風に対処するという、マニュアル作りをやっておかないと、自治会自体の信用がなくなってしまうことになります。支援には、来月15日まで時間がかかるとしており、当分、ユーロは投機筋のおもちゃにされることになるのかもしれません。もっとも、無責任な国が多いおかげで通貨が下落。輸出産業を持つ加盟国は「ウハウハ…」の状況で、輸出の増加を梃子に景気が急速に立ち直りつつあります。また、ギリシャも余計なことを言わなければ良いのに「俺のおかげで通貨が下落して、輸出で儲けているじゃないか…。ちょっとは助けてくれてもバチは当たらないだろう」なんて、言ったものですから、ドイツの国内で反発が高まり、支援の具体化が遅れているという事情もあるようです。ギリシャ国内には、これとぃった産業もありませんから、結局は、ドイツやフランスなど有力加盟国に輸出で稼いでもらって、資金を廻してもらい、対外的な信用を維持するしか無い…というところでしようか。

 おかげで、通貨のラストリゾートになっている円がとばっちりを受けることになってしまいました。金融危機の時は、韓国が危機に陥りウォンが暴落しましたが、おかげでそれを梃子に輸出が急増し、飛ぶ鳥を落とす勢いで経済が成長しています。購買力平価で比較すると、まだ、韓国ウォンは実力の半分くらいしか評価されていないといいますから、まだまだ、日本と比べて輸出競争力は大きいようです。最近の、ドイツの景気期待指数が大きな伸びを示したのもユーロの下落による輸出の増加…。世界で一番借金の額が大きいとして先行きが懸念されている日本円が一番強く、なかなか景気が回復しない…でも、お隣の国や日本と経済構造が似ているドイツがともに通貨安から景気が急ピッチで回復している…なにか変だと思いませんか。何故日本だけがひどい目にあわなければならないのか、理解できません。答えが隣にあるのなら、思い切って、輸出競争力を強化する方向に動けば良いのに、何故か、政府も日銀もそれをやろうとしない…。なにか、G20かななにかの国際会議で、日本が世界のデフレを一手に引き受けるというような貧乏くじをひかされているのでしょうか。やはり、なにかこの国はおかしくなっている…。

 今日の相場は、ドル円は安定していたものの、ユーロが安くなっており、また仕掛けてきな商いが入るかも知れないとして主力株というよりインデックス銘柄はそう見送りの展開でした。昨日日本株を売り崩したクレディスイスの仕掛けが怖くて、指数銘柄には手が出せないというところでした。昨日も、インデックスは崩れなければ良い…。動きは無視して、業績の増額修正銘柄を狙えば良いとしましたが、来週から主力企業の決算発表を控え、事前予想を大幅に上回る企業の増額修正の事前ディスクローズが多発。これを好感した業績修正期待銘柄への買いが広がっています。指数は裁定解消売りがでて、業績の良いものも悪いものも一緒くたに売られましたが、全体的な騰落状況を見ると、値上がり958、値下がり549と値上がりが大幅に上回っています。先物の意図的な売りや、現物と先物のサヤだけを頼りに売買される指数と、実際の相場はどんどんかい離が開いていきます。だんだんどうしょうもなくなっていきますね。どこか、南の無人島の方で、勝手に指数売買してくれれば、気分的にはすっきりしてきます。個別銘柄で、クレディスイスのような偏った商いをすると、すぐに取引所やSECから問い合わせがあるようですが、レバレッジが20倍を超えるような影響力のおおきいところが何をやってもお咎めがないというのは、立派なものです。弱いものには強く、強いものには弱いという完了気質まるだしです。個人投資家もこの辺はよく分かってきましたから、売買しているのはインデックス採用をはずしたところ…。最近のインデックスに関するテクニカル指数の低迷と、値上がり数値下がり数という相場全体を網羅する騰落指数の過熱いう二極化の動きをみても、この辺の動きがよく分かります。そのうち、指数売買のところにはぺんぺん草が生えるようなことになってしまうでしょう。

 昨日に続き、書きたい放題になってしまいました。日経平均について書いても無意味かも知れませんが、1月高値の頭を叩いたところで、一応の底値ゾーンには届いたものの、以前から下値抵抗線に変わると期待したラインをきっており、来週は、もう一度仕切りなおしになってしまいました。もとの上値抵抗線に戻らなければ良いと思っていますが、ボリンジャーバンドのマイナス2σに到達していることや、プラスとマイナスのσが接近しており、近々どちらかに放れる兆候がでています。まあ、来週は決算発表が本格化するものの、すぐに大型連休が控えているので、業績発表を見ながら短期の回転商いが続くことになりそうです。まあ、指数は先物に振り回されて、膠着した感じになるんでしょうが、個別では結構アップダウンのある面白い相場になりそうです。

 まあ休みの間に、変ことが起こらなければ良いのですが…。ギリシャ問題に関しては、これ以上悪いことは、EUが支援から手を引いて、ギリシャを除名するくらいしかありませんが、そんなことをやったらEUの破たんですから、せいぜい、前倒しで救済策を決めて市場を落ち着かせるくらいしか無いでしょう。

 日本の政治情勢を見ていたら、あまりのばかばかしさに腹がたってまた余計な事を書いてしまいました。業績増額修正相場がくるとした見通しがあたりましたので、それでご勘弁を…。それにしても最近の鳩山さんの顔を見ていると貧乏神を見ているようですが、私だけでしょうか。

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NASDAQ総合指数がいち早く年初来高値更新へ…どんどん追い込まれる弱気筋
 おはようございます。

 欧州の金融市場は大荒れの模様を呈しています。ギリシャ国債のCDS価格上昇と価格の下落(金利の上昇)が市場の不安を増幅していますが、影響はポルトガルへと波及。同国債の金利も急騰し始めました。債券を取得し、同時にCDSを購入。債券を売り叩く動きは、金融危機のおりに、リーマンやバンクオブアメリカ、メリルリンチなどを次々と破綻の渕に追い込んだやり方と共通するものがあり、背景に投機資金の存在があるように思われます。ギリシャ救済へ向けてのスキームは着実に前進しているように思われますが、過度な金利上昇が、支援策で設定された金利と大きくかい離するなど、救済への障害となりはじめており、そろそろ投機筋をけん制するような動きがでて、流れが反転するリスクを考えておく必要があるかもしれません。

 昨日の米国株は、格付け会社ムーディーズがギリシャ国債の格下げを実施したことから、デフォールト懸念が高まったとして、急反落してスタート。この日行われるオバマ大統領の演説で新たな金融規制が発表されるのではないか…という懸念も強く、利食い急ぎの動きになり下げ幅を拡大。一時、ニューヨークダウは100ドルを超える下落となり、1万1000ドル大台割れ寸前まで売られました。ただ、オバマ演説で新たな規制案が出なかったことから、それまでに発表された新規失業保険申請件数の減少や予想を上回る中古住宅販売など堅調な経済指標や、好調な企業業績を改めて織り込む動きが強まり、株価は下げ幅を圧縮。ボーイングなどダウ採用銘柄の投資判断引き上げなどがあったことも指数の押し上げに寄与。結局、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数は続伸、S&P500は反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比8075万株増の12億8800万株。騰落状況は、値上がり2014、値下がり1052と上昇銘柄数が上回りました。

 米国市場は、これまでギリシャの債務不履行問題とは、一線を画してきましたが、月足サイコロが10勝2敗になるなど、調整らしい調整をせずにきていることに警戒感を持ちはじめています。投資家心理としては調整歓迎なのですが、一連の経済指標の改善や予想を上回る企業業績の伸びから、「押し目待ちに押し目無し」の状態が続き、少しでも弱気の材料があれば利食い売りをしようという動きを強めています。昨日も、敢て利食い売りの口実をギリシャ問題に求めたのですが、引けでは反転して終わっており、投資家心理は揺さぶられ続けています。ただ、この現象は相場の強さの裏返しの現象で、ひとつ間違えば、投資家が一斉に強気に転換する可能性も秘めています。実際、金融規制の影響が少ないNASDAQ総合指数は、昨日、いち早く15日につけた高値をザラ場ベースでも引け値ベースでも上回り、年初来高値圏に上昇してきています。もう本格的な業績相場に入ったのかもしれませんね。

 さて、ニューヨークダウについては、16日につけた長大陰線抜けが焦点…と書いてきましたが、昨日も結局この陰線を抜け出すことが出来ませんでした。この日の安値も長大陰線の終値付近からの反発になっており、この長大陰線が大きくのしかかっていることが分かります。金融株や資源株など、過剰流動性相場の主役が多いことが、新しい流れへの移行を需給面から妨げているように思われます。いずれは、NASDAQ総合指数との比較感から上げに転じるものと思いますが、上昇率では大きな格差が出てくるはずです。すでに、ニューヨークダウとS&P500は米国経済の指標性を失いつつあるのではないでしょうか。

22日の米国株
ニューヨークダウ 1万1134ドル29セント +9ドル37セント(0.08%)

NASDAQ総合指数  2519.07ポイント  +14.46ポイント (0.23%)

S&P500 1208.67ポイント +2.74ポイント (2.3%)

CME日経平均先物(ドル建て) 1万930円 -20円

         (円建て)  1万915円 -35円

米国10年もの国債金利 3.7720% +0.034%

WTI原油  83.73ドル +0.05ドル

GOLD  1142.30ドル -6.30ドル 


 米国株は小幅続伸、CME日経平均先物は、大証先物終値をやや下回って帰ってきました。為替相場は、ユーロ下落不安が強まり、リスク回避からドル、円が買われ、1ユーロ123円台の取引になっていますが、対ドルでは93円台前半の動きで膠着感を強めています。相場環境的には中立ですが、それだけに為替やGLOBEXなど海外要因に敏感に反応しやすく、前場中は神経質な動きになりそうです。相変わらず、昨日も大量の先物売に回ったクレディスイスの動向が注目されますが、後場からは週末を控えポジションを閉じる動きも予想され、堅調な終わりになりそうです。前場中は先物売りや裁定解消売りに波乱含みの展開も…?
 指数は崩れなければよしとして、企業決に焦点を移し各論で望むところ…。

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思ったとおりに、思った筋が動いて、思ったような下げ方をした無機質な相場
 電話が長引き書き込みが遅れました。思いつくままに書きますので、今日は読みづらいかも知れませんのでご容赦!

 22日木曜日の日経平均株価は140円96銭安の1万949円09銭、TOPIXは8.90ポイント安の978.17と、ともに反落して終わりました。出来高概算は22億4832万株、売買代金は1兆6533億円と、ほぼ前日並の商いを維持しました。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは117、RSIは36、25日線かい離はマイナス1.1%でした。今日現在の25日線は1万172円。前日から4円の増加で、上昇トレンドは継続中です。

 朝の書き込みでも、今日は海外要因が不安定だから、先物筋が仕掛けやすく、先物売と裁定解消売りに振り回される展開になりそう…としましたが、やはり、昨日はおとなしくしていたクレディスイスが、また先物を売りまくり相場を壊してしましまいました。
 注目のギリシャ支援問題が5月中旬まで持ち越されたことで、ギリシャ国債は売りを浴びて金利は8%台まで上昇。CDS(クレジットデフォルトスワップ)も過去最高の500BPを超えてきており、同国の起債環境は急速に悪化しています。ドイツの財務省が、5月の中旬までにギリシャが支援を要請することは無いだろうと、発言したことで、一旦は落ち着きを取り戻しましたが、EUで合意した支援金利とのかい離が拡大しており、条件見直しの可能性も出てきただけに、市場が気にしだしたのでしょう。今のところ、ドイツの4月PMI指数が予想を上回ったことから欧州の株式市場が高く始まったことで、ユーロ相場が124円後半に持ち直し、対ドル相場も83円台を回復。GLOBEX米国株先物もプラスに転じるなど、今日の先物売仕掛けの環境は改善していることから、現段階では明日に期待をつなぐ流れにはなっています。

 ただ、国内の政局がここにきて急速に流動化。自民党からの脱党者が増加し、新党が増えていることに加え、今日は、高速料金見直しに前原国土交通大臣が異を唱え、小沢幹事長との対決姿勢を強めたことも与党内の波乱要因になっています。これに対し、一旦は小沢幹事長の見直し案に賛同した鳩山首相が、前原大臣に同調して前言を撤回。またまた、八方美人ぶりを発揮したものえすから、話はさらにややこしくなってきています。絶対多数の犠牲を獲得している政権与党ですから、党内が分裂して党を分かつような動きはないとは思いますが、ここにきて、政局が新たな懸念材料として浮上しています。一体、この国の政治はどうなってしまったんでしょうか…。

 まあ、投機筋にしてみれば、今くらい不透明材料が市場を支配し、投資家心理が不安定になっているときはありませんから、不安心理を煽って価格を動かし利益を上げるには絶好の環境。特に、IMM通貨先物市場には、円とユーロに5万枚を超えるショート玉が溜りこんでおり、円の場合は先高感が強いのでこれを踏ませる…、ユーロの場合は、さらに下落を狙い弱気の材料を流しまくって売り叩く…という仕掛けをするためのエネルギーが溜っています。まあ、しばらくは、不安定な相場が続くのも仕方がないところ…か。

 ただ、5月がヘッジファンドの決算月と言うことを考えると、しばらくは先物に振り回されることは覚悟しておく必要がありそうです。以前から、操作性が高い日経平均先物について問題点を指摘してきました。一部の値嵩株を売買するだけで日経平均が動かせるのもおかしな話ですが、日経平均先物のレバレッジが20倍を超えていることを考えると、短期的な利益をあげようとする荒っぽい投資家が日本に集まってくるのも当然でしょう。信用取引の倍率が3倍台なのに、意図的に動かせる可能性のある指数売買のレバレッジが20倍を超えていることに問題は無いのでしょうか。世界の金融界は、レバレッジの高さが今回の金融危機を生んだ、としてレバレッジの引き下げに動いているのに、日本はそのままで問題は無いのでしょうか。

 最近、海外投資家の日本株買いが話題になっていますが、これは本当に企業や日本の将来を期待した買いだったのでしょうか。裁定取引の買い残高の増加と歩調をあわせるように、欧州系の買いが増えていますが、もしかしたら、裁定取り引きに絡むものばかりだったりして…。最近の相場の低迷が、先物の売り叩きから起きる裁定取引の解消売りが影響しているのに、マスコミの解説などは解消売りに関して触れないのは何故なんでしょう。以前から、裁定買い残の増加に関して、警鐘を鳴らしていましたが、底値の2000億円台から比べると、直近の2兆5000億円台まで10倍以上に膨らんでおり、もしこれ以上、市場環境が悪化し、投資家が見送り姿勢を強めたら、一気に裁定解消売りが破壊力を増してきます。それも指数が簡単に動かせるとしたら、海外の投機筋にとっては「ちょろい」もんです。以前から、困ったら何でもありの日本に行って稼げ…的な動きが出ているのが怖い…としてきましたが、当局もそろそる、改善を考える時期に来ているんではないでしょうか。

 とにかく、先物を使って、日本株を低水準にしておけば、含み益が増えずに何時までたっても金回りが悪く、経済は停滞する…。それに、日銀が実質金利を高めに設定しておけば、実物経済にカネが回らず、資金運用に困った銀行や企業は、米国債を買い続けてくれるというストーリーでしょうか。まあ、意図的なものは無いにしても、実際の資金の流れはそのようになっているみたいですね。とにかく、首根っこにストローを突っ込まれて、血をすわれ続けたら、最後には命も無くします。何しろ、吸血鬼のほうが、モットたくさん血を吸わないと命が危ない状態になっていますから、ストローをモット大きいのに変えたいと思って郵政の資金に目をつけたのに、言いなりの自民党が選挙に負けて、ストーリーが狂ってしまった…。小泉さんと竹中さんにどうしてくれるんだ、といっても、「いや~もう政治家ではありませんから…」でジエンド。

 こうなったら、徹底的に日本をいじめて、政権交代をさせて、言うことを聞かせるしか無い…ということでしょうが、衆院選では民主党が勝ちすぎた。少なくともあと三年半は政権に居座り続ける…でしょうから、マスコミを動員して、徹底的に解散に追い込むような動きをしてくるんでしょう。おそらく、いろんなスキャンダルがマスコミを通じて流されてくることになりそうです。

 また話が脱線しました。毎日毎日、先物が…、サヤが逆転し…、解消売りが…と、無機質なことばかり書くのも嫌になりますから、敢て脱線しましたが、指数については、上にあけた窓を締めに行ったり、下の窓を意識したりで、ファンだメンタルとは関係の無い動きをしています。米国株については、16日につけた長大陰線の寄付きを上回って終わらないと、下げ圧力から抜け出せませんし、日経平均は、以前から指摘してきた、インナートレンドを中心にもんでいるものの、今のところは下値支持線になるのか、上値抵抗線になるのか、まだ定まらない状態…。全てが中途半端な状態ですから、今は各論で勝負するしか無い…。

 以前から、前第三四半期段階で進捗率の高い銘柄を狙え…としてきましたが、今日は、引け後にレポートでも取り上げた日本合成が増額修正を発表しました。途中で、経常利益見通しを20億から88億円に修正しましたが、その段階でも進捗率は87%。増額修正派は必至になっていました。明日は、思いっきり買われでしょうが、これで織り込み済みになるため、待ち伏せ方針で仕込んだ玉はここで一旦はずし…。次は、今期末、ないしは来期を展望して仕込みを考えることになります。やはり、想定した動きが始まってきましたね。今でもいけますので、高進捗率もの狙い…。

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米国株は続伸したが、ギリシャ情勢に加え、加速し始めた金融規制改革の動きを懸念
 おはようございます。今日は朝から風雨が強く、ちょっと肌寒い天気です。慌てて、ひざ掛けを引っ張り出してきました。

 昨日は、ギリシャ支援の3者協議がはじまったものの、結論は5月中旬になるとのギリシャ財務相の発言を嫌気。ギリシャ国債が下落。金利が8.4%へ急騰したほか、ポルトガル国債まで下落するなど、早急な結論を求める市場は、ギリシャの次を狙う動きを強めています。これを受け、欧州主要株式市場は、金融株が売られたほか、ドルが買われた反動で資源価格が下落。資源株も売られたことで急反落して終わっています。

 この日の米国株は、ギリシャ支援協議の結論が5月中旬に先送りされたことを嫌気して、神経質な始まりになったものの、前日引け後に発表されたアップルの好決算を受けて同社株が上昇したほか、市場予想を上回る決算を発表したモルガンスタンレーや、ボーイング、ユナイテッドテクノロジーなど業績好調な航空・防衛産業株が買われるなど好決算株を物色する動きがつよまり上げ幅を拡大。ただ、メルクなど医薬、ヘルスケア関連株が冴えない決算見通しを発表し売られたことや、今晩、オバマ大統領が金融界のお膝元であるニューヨークで金融規制改革の演説を行うことを嫌気。利食い売りが増加し、一時、ニューヨークダウは40ドルを超える下落になりました。引けにかけやや買い戻され、結局、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数は続伸したものの、金融株の影響が大きいS&P500は反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比7479万株増加の12億747万株。騰落状況は、値上がり1741、値下がり1300。

 この日は、主要な経済指標の発表が無いなか、企業決算を手がかりに買い進まれました。ただ、市場予想を上回る決算を発表しても、第二四半期や通期の見通しが市場予想を下回ると売られるなど、相変わらずハードルは高くなっています。その一方、民主党が26日の採決を目指し、金融規制改革法案の審議打ち切りの投票を今晩にも実施する動きを示していることや、上院農林委員会がデリバティブ規制案の採択を行うなど、規制への流れが強まっていることを嫌気するなど、悪材料に対し敏感になるなど、市場のセンチメントは神経質になっています。

 昨日も、ニューヨークダウについて、先週末につけた長大陰線の寄り着き(1万1143ドル)を上回って終わることが条件…としましたが、結局、これを上回れずに終わっており、現在も、下方圧力を受けたままの状態になっています。株価が上昇する一方で、安全資産としての債券が買われるなど、市場全体はじょじょにリスク回避指向を強めている感じがあり、当面は高値波乱の動きが強まるかも知れません。先高方向に変わりはありませんが、目先的に次の上昇に備えてのエネルギー供給が必要になっているのかもしれません。

21日の米国株
ニューヨークダウ 1万1124ドル92セント +7ドル86セント (0.07%)

NASDAQ総合指数  2504.61ポイント +4.30ポイント (0.17%)

S&P500  1205.94ポイント -1.23ポイント (0.10%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1050円 -50円

         (円建て)  1万1025円 -75円

米国10年もの国債金利  3.7380%  -0.0670%

WTI原油  83.68ドル -0.17ドル

GOLD   1148.20ドル +9.60ドル
  

 米国株は小幅続伸したものの、CME日経平均先物は、ユーロ下落や対ドルで円が強含んだことを嫌気し、大証先物終値を下回って帰ってきています。為替は、海外でユーロ下落を映しドル、円が買われる一方、米国で債券が買われたことから円が上昇するなど、神経質な流れを引き継いだまま国内取引に移行。現在、対ドルで93円をはさんだ水準、対ユーロは124円50銭台とともに円高水準で取引されており、株式市場にとっては「やや逆風」の相場環境になりそうです。昨日は、GLOBEX米国株上昇の影響で、先物筋も売り仕掛けのタイミングを失した感じでしたが、今日は、米国で債券が買われた流れを受け、日本の債券先物が買われやすい地合にあることや、GLOBEXの夜間取引で米国株が軟化していることなどを考えると先物に売り仕掛けが入りやすい状況になっています。裁定買い残が増加しており、今日も解消売りが懸念されます。ただ、企業業績への期待感が強まっており、解消売りは吸収でき、全体的には膠着感を強めた展開になりそうです。今日の終値段階での25日線と株価の位置が焦点。今日も業績修正銘柄を中心として個別色の強い展開に…。

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相場環境の安定から、買いが先行。はやくも25日線を回復へ
 21日水曜日の日経平均株価は、189円37銭高の1万1090円05銭と4日ぶりに反発、TOPIXは14.96ポイント高の987.07と続伸して終わりました。TOPIX30など大型主力株が商いの中心になったことから、出来高は22億4332万株、売買代金は1兆6513億円と、ともに前日比で増加しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは126、RSいは43、25日線かい離はプラス0.2%でした。早くも25日線を回復してきましたが、騰落レシオが十分な調整をする前に、再び警戒ゾーンの120%を上回ってきました。今日の終値での、25日線は1万1068円でした。前日からの上げ幅は5円…と上げの角度は緩くなっていますが、対応点がしばらく横ばいとなりますので、明日以降頑張って上げれば、再び上げの勢いを取り戻してきそうです。

★テクニカルな関門もクリア、明日に期待をつなぐ引け
 今日は、先週末の安値1万1084円から空いていた窓を埋めた後の相場と、25日線を回復出来るかの二つのポイントが注目されましたが、窓を埋めた後も堅調に推移していたほか、25日線に接近しても押さえ込まれること無く、移動平均線上に乗せて終わってきました。朝の書き込みでは、ユーロが売られ気味でしたので、どうせ後場になれば先物の手仕舞い売りから裁定解消売りがでて、上げ幅を縮小して終わる…なんてなめたことを書きましたが、ユーロは135円台で推移、対ドルの円相場も93円台前半で膠着相場…。このところ低迷していた上海株式市場が力強く反転…。GLOBEX米国株先物市場も、アップルの好業績を受けて、NASDAQ100先物が急伸…。明日も強調相場が予想されることから、いつも2時半過ぎになると出てくる先物の手仕舞いが無かったようです。結局、先物にリードされる格好で指数は上昇。ほぼ高値圏で終わってきました。

 朝は、米国株高やCME日経平均先物高、為替の安定に支えられて堅調に始まったほか、欧州系の海外投資家からまとまった買いが入ったことから、市場に安心感が生まれ、出遅れ株を買う動きが強まったようです。ただ、相場は大幅反発して終わったものの、先物の終日値幅が80円にとどまっていたことから、日経平均の値幅も65円幅にとどまるなど、膠着感の強い相場でした。相場の強弱感が対立していることから、先物の上値、下値にまとまった指値が這わされていることや、為替や債券が膠着感を強め、先物筋が売り買いの仕掛けをする手がかりが無かった…ことが影響したようです。まあ、勝負は今晩の米国市場にゲタを預けた…と言うところでしょうか。ただ、16日に先物を売りまくって下落幅を拡大させたクレディスイスが3000枚を超える買戻し(?)を行っており、もしかしたら、潮目が変わったのかもしれません。

★不透明感は残ったまま…
 アイスランドの火山噴火で延期されていた、ギリシャ支援の三者協議がギリシャ政府関係者を含め、今晩開催されますが、もめれば、またユーロ相場がどうなるか分かりませんし、米国の株式市場は、やたらと企業業績の期待値が上がっていますから、どっちに転ぶか分からないところもあります。 おまけに、GSの訴訟問題は下手をすると「俺も…、俺も…」となる可能性が強まっています。最大の被害者だった、保険会社大手AIGも訴訟に踏み切るのでは…として株価が上昇していましたが、米国のテレビ番組に登場した元最高経営責任者は、詐欺的行為があったかどうかを証明するのは難しいのでは…と発言しており、この問題の難しさを表しています。ただ、ドイツに続き、英国も調査に乗り出しており、問題がこれから拡散してくる懸念はあります。また、GS提訴以降、金融規制改革に徹底反対だった共和党の姿勢が軟化するなど、政権の思惑通りに進みだしたところもあり、この行く方も注目されます。

★下値支持線の抵抗力のトライアルは、とりあえず及第…?
 さて日経平均については、市場外部要因に左右される部分は多いのですが、下値目処については、以前から1月高値の頭を叩いたところ…、そして、上昇バンド内にあるインナートレンドラインが焦点になる、と指摘してきました。直近のレポートでもチャートに図示して目処を示しておきました。特に、インナートレンドラインは、これまで一年以上にわたり、高値や安値を形成する重要なラインでしたが、今回の戻り相場でこのラインを突破。この時点で、上値抵抗ラインから、下値支持線に転換していました。ただ、市場としては、このラインの支持力がどの程度のものかを計りたい心理があり、一旦は、押し目を作りに行く習性があります。この二日間のもたつきは、いずれもこのライン付近でのもみ合い。今日は一気にこのラインから反発してきました。とりあえず、下値支持線としてのテストには合格したようです。上値が重いため、まだ1-2度のテストはあるかもしれませんが、今のところ想定どおりのところで下値を形成してきました。まあ、そんな単純なものでも無いでしょうから、追跡調査していくことにしましょう。

★日本企業の増収大増益を織り込む相場が来る
 でも注意しておきたいことは、国内機関投資家にとっては先日の高値は、一昨年11月の最安値から黄金分割係数を使って算出した1万1317円を達成したもの。2004年4月高値も同じ計算法を使って算出した目標値に近づいた後、機関投資家の動きが鈍り、その後一年間のもみ合い相場に入っています。もしかしたら、同じ連想をしているのかも知れません。このときも、企業業績は、「減収増益」から「増収増益」に移行する過程で起きており、今の状況とよく似ています。当時と異なり、米国企業は増収段階に入っており、日本企業も今期中には増収に転じてくるはず…。危機を克服するための損益分岐点引き下げ努力で、利益が出やすい体質になっており、増収になるだけでも増歴率は大きなものになってきます。今度の決算発表からはこれを織り込むことになりますので、2004年のような持合相場にはならないのでは無いでしょうか。だんだん規模を拡大する海外からの買いは何を狙って買ってきているのでしょうか。単なる割安感だけでは無いような気がしますが…。

※お知らせ
 4月度の会員募集では、多数のご入会をいただき誠にありがとうございました。
早速、レポートを送付していますが、会員様向け専用のブログもできあがり、会員数の増加をみて開始する予定です。つきましては、今日から新たに5月度のレポート会員募集を始めたたいと思います。詳細については、ブログ右のプロフィール欄をお読みください。事務手続き上、募集は毎月下旬からにしたいと思っておりますが、問い合わせや申込は随時受け付けておりますので、いつでも右のメールフォームからご連絡ください。
 

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好調な企業決算と欧州航空機の運行再開による原油価格の上げが主導
 おはようございます。雨上がりですが、さほど寒くも無く、心地よい目覚めでした。

 さて、ゴールドマンザックス(GS)提訴問題は、英国、ドイツへと波及し始めました。いよいよ、本格的な金融危機の後始末(犯人への懲罰)と再発防止策の構築への動きが始まってきたようです。これも、米国政府が、金融危機の再来は無い…と、自信を深めた結果に他ならないものと思われます。自由気ままに振舞ってきた米国金融界もいよいよ、自由を制限される「座敷牢」にいれられることになりそうです。成長のけん引役の交代が始まります。

 昨日の米国株は、欧州株式市場が、ドイツの景気期待指数(4月)が大幅な伸びを示したことや、資源価格の上昇を受けたエネルギー株の上昇で大幅高になったことに加え、好調な企業決算が相次いだことを手がかりに小幅続伸してスタートしました。ただ、前日発表されたIBMの決算で、粗利益率が市場予想を下回ったことや、ジョンソンアンドジョンソンが冴えない業績見通しを出したことなどを嫌気。一時、ニューヨークダウは前日比でマイナスに落ち込む場面もありましたが、その後発表された決算がいずれも予想を上回るものが多く、この日引け後に発表されるアップル決算への期待が高まり、上げ幅を拡大。結局、ニューヨークダウとS&P500は続伸。昨日小安かったNASDAQ総合指数も反発して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億3037万株減の11億3268万株。騰落状況は値上がり2499、値下がり556と、ほぼ全面高商状でした。

 この日引け後に発表されたアップルの四半期決算は、売上高135億ドル、EPS3.33ドルとなり、市場予想の120億ドル、EPS2.44ドルをそれぞれ上回りました。粗利益率も市場予想(40%)を上回る41.7%になったほか、iPHONEなどの部門別販売台数もそれぞれ予想を上回るものとなり、時間外取引でアップルの株価は大幅に上昇して取り引きされており、今日のGLOBEX米国株先物市場の堅調を支えることになりそうです。

 この日の米国株は、好調な企業決算や、欧州での航空機の運行再開をうけ原油価格が反発したことなどから、続伸して終わっています。短期的な強気支持線である5日移動平均線を回復してきましたので、先高を期待したいところですが、ニューヨークダウが高値から30ドル近く下押して終わるなど、週末につけた、長大陰線の影響がまだ残っており、当面、この陰線を抜け出せるかどうかがかぎになりそうです。IBMの顧客数の減少に注目して好業績の同社株をうるなど、市場の業績に対するハードルは高くなっていることも懸念材料。今日に順延されたギリシャ支援に関するEU,ECB、IMFの三者協議の行方も不透明材料になりそうです。当面、高値波乱か…?

20日の米国株
ニューヨークダウ  1万1117ドル06セント +25ドル01セント高 (0.33%)

NASDAQ総合指数  2500.31ポイント +20.20ポイント (0,81%)

S&P500   1207.17ポイント 9.65ポイント (0.81%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1025円 +125円

         (円建て)  1万1005円 +105円

米国10年もの国債金利  3.8050% -0.020%

WTI原油 83.45ドル +2.00ドル

GOLD  1138.60ドル +3.40ドル


 米国株は続伸、CME日経平均先物も堅調に終わり、1万1000円の大台を回復して帰ってきました。欧米株の上昇を受け、リスク指向が回復。円、ドルが売られましたが、米国株が上昇したことから対ドルでも円が売られ、円相場は現在93円10銭台の取引になっています。相場環境としては、「順」になりますが、昨日のインドの利上げや中国の一連の不動産価格の抑制策の発動から、引き締め懸念が強まっているほか、今晩開催されるギリシャ支援の三者協議も思惑材料になり、円が再び92円台に入るリスクは残ったまま。アップル決算がGLOBEXを支え堅調な展開が予想されるものの、ユーロの不安定感が残っており、投機筋が先物売を仕掛け、裁定解消売りが市場を圧迫する懸念は残っています。寄り付き段階は、先物の買い先行から堅調な始まりが予想されるものの、後場からは手仕舞いの反対売買が裁定解消売りを通じ市場を圧迫する…という昨日と同様な展開があるかもしれません。今日も、指数採用銘柄無視の各論相場…。電子部品、工作機械、資源株などが短期的に買われる展開か。ユーロの動きが焦点。

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消化難の不透明材料が増加、総見送りのなか先物に振り回される展開が続く
 20日火曜日の日経平均株価は、8円09銭安の1万900円68銭と3日続落したものの、TOPIXは、1.27ポイント高の972.11と3日ぶりに小反発して終わりました。不透明材料が増加していることから手控え気分が強まり、出来高は18億5482万株、売買代金は1兆3776億円と、ともに減少して終わっています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは117、RSIは41、25日線かい離はマイナス1.4%でした。指数的にはほぼ前日と変わらず…というところでしょうか。今日の終値での25日線は1万1053円。上昇傾向は続いているものの、上げピッチは急速に鈍化しています。

 本日の日本株は、昨日の米国株がニューヨークダウやS&P500など主力株が反発したものの、中小型株が主体のNASDAQ総合指数が安かった流れを受け、大型主力株中心に買われました。朝も書きましたように、米国で債券が売られた影響で、「債券先物売り・株先物買い」のロングショートポジションが組まれたほか、昨日の買戻しも加わり株式先物買いリードのスタートになりました。また、株先物との裁定買いも入り日経平均を押し上げ、一時は1万1000円の大台に接近する場面もありましたが、この水準になると現物株の処分売りや先物売が増加。裁定解消売りもでて伸び悩み、結局、1万1000円の大台を回復出来ずに終わっています。この日は、インド中銀の政策決定会合を控え利上げ懸念など見送り材料も多く、裁定解消売りの影響が増幅。午前中堅調に推移していた日経平均も、引けにかけてのロングショートポジション解消の動きから、現物株も裁定解消売りに押され、結局マイナスで終わっています。

 まあ、今日の朝想定したとおりの相場になりましたね。先物筋も1万1000円の大台に乗せたらムードが変わる…として、一生懸命売り崩しにかかっていました。ユーロやドルが買い戻され、円が反落して推移していましたから、売り崩すのも大変だったみたいですね。ただ、GLOBEXの米国株先物が場中小安く推移していましたし、インドの利上げ懸念、中国の不動産価格上昇抑制策の強化など仕掛ける材料は多くあったんですが、今日は、一旦、為替のガス抜きをしたと言うところでしょうか。

 直近のレポートでも、円ドルのチャートを使い一段の円高は進みにくいと説明しましたが、やはり92円をはさんだ抵抗ゾーンはきつかったようです。また。91円前後にも抵抗帯がありますが、こちらのゾーンは92円のゾーンよりもさらに強力。ここを突破して80円台にはいるには、IMM通貨先物市場の円売りポジションを一斉に踏ませるくらいの勢いで仕掛けないと無理…。当面は、このあたりでもたもたしながらギリシャ問題の推移や米国株の動向をみる展開になりそうです。それだけに、IMMの円売りポジションの正体が気になる…。

 さて、テクニカル的には順調に調整が進んでいるといえそうです。昨日、3本新値が陰転し弱気相場入りしましたが、今日の下げで陰線は2本目。小幅な調整なら陽転するのも容易になります。なかなか下げなかったサイコロジカルラインも最近になって落ち始め50%になりました。このまま小幅調整が続けば週末くらいには33%台まで落ちてきます。週のサイコロは8勝4敗と整理未了感か残りますが、週のRSIは40台に入ってきており調整は短期、中期とも順調に進んでいるといえそうです。昨日も書きましたが、25日線の上昇幅が30円台から昨日は7円、今日は6円とじわじわと落ちてきています。すでに日経平均は25日線を切っていますから、横ばいになるだけでも上値圧迫を強めてくることになります。早急に25日線が回復できない場合、このラインが上値抵抗線となり75日線か、26週株価移動平均線などの下値支持線を改めて探さなければならないだけに、当面はこれが焦点になりそうです。

 為替市場の積み上がる円ショートポジションや2兆5000億円近い裁定買い残など、破壊力のあるポジションがあり、相場観の形成を難しくしています。また、週末の下落でちょっとは懲りた…かと思った米国投資家の強気も、好調なIBMの決算をみて、引け後の取引で売られて下落するなど、過剰な期待感は修正されていないように思われます。これから出てくる材料次第では、相場のブレが大きくなることは、考えに入れておいたほうが良いかもしれません。このところ、アイスランドの火山噴火やゴールドマンザックスの訴追など、短時間で影響を把握しにくい材料が突発的にでてくるなど、なんだか相場のリズムが狂い始めている感じがします。

 あまり、政治は関係ないと思ってきましたが、「トラスト ミー」の一言と、勝手にきった5月末の手形が落とせそうになくなり、鳩山さんの足元がぐらついてきました。総選挙を意識したのか、あちこちで雨後の筍のように、新政党が誕生。また日本と米国の間の隙間風を見透かしたように、中国艦隊が日本近海を抜けて、堂々と太平洋に出ていきました。このことは、中国艦隊を日本海と東シナ海に封じ込めておきたい米国にとってはまさに晴天の霹靂。米国の西海岸が、中国艦隊の脅威にさらされることなど許されるものではありません。その元凶が鳩山政権にあるとすれば、米国は何をしてくるか分かりません。オバマ大統領としては、第7艦隊が中国海軍の太平洋進出を見逃したこともショックですが、それ以上に、中国艦隊の通過を許し、かつそのことについて鳩山首相から何のコメントも無かったことに、現政権は、中国に接近し、米国との安全保障体制を反故にしようとしているのではないか…という猜疑心を持ったはず。恐らく、マスコミ勢の攻勢が激しくなり、政権交代へと追い込まれていくことになるんでしょう。何が起きるかわからない状態になっているだけに、政治リスクも考えておく必要がありそうです。

 まあ、当面は調整過程だと思いますので、じたばたしても無駄。高進捗率銘柄の増額修正発表の待ち伏せなど、しっかりした材料を持った株の突飛高にかけるところ…。もたもたしていたら、来週広範からは大型連休で総見送りになってしまいます。アップルの決算に、調子に乗りすぎの米国株がどう反応するか…当面はそのあたりが注目材料か?

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一枚岩ではなかったSECのGS提訴表決に市場は安堵…
 おはようございます、

 昨日の米国株は、欧州でギリシャ債務問題がくすぶりつづけるなか、前週末のゴールドマンザックス(GS)提訴への懸念から小幅続落してスタートしました。ただ、寄り前に発表されたシティグループの決算が市場予想を上回っただけでなく、損失への引当金が減少。景況感の改善が財務内容の好転につながっていると、企業決算への関心が戻り始めたところに、3月のコンファレンスボード(CB)景気先行指数が過去最高水準を更新。企業決算への期待感が強まり引けにかけ値を戻しました。結局、ニューヨークダウとS&P500は反発したものの、NASDAQ総合指数はわずかに値を戻しきれず小反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前週末比4億8430万株減の12億6305万株。騰落状況は値上がり1324、値下がり1681と、値下がり数が上回っていました。

 この日発表されたCB景気先行指数(3月)は、前月比1.4%の増加。12ヶ月連続増加すると共に、支持予想1.1%増も上回りました。また、2月の数字は0.1%増から0.4%増に大幅修正され、景気が順調な拡大傾向にあることを示してます。また、この日は、IBMの第一四半期決算が発表されましたが、売上高は229億ドル(前年同期比5%増=市場予想227億ドル=)、最終利益26億ドル(同13%増)と増収増益になりました。EPSは1.97ドルと市場予想の1.93ドルを上回りました。また、通期見通しのEPS見通しを従来の最低11ドルから同11.20ドルへと引き上げています。前回の決算では、ソフトウェアやコンサルタント部門の不振がありましたが、今回はこの部門が黒字化、企業のIT投資が回復してきた、として好感しています。

 この日は、ギリシャ問題やGS提訴の他銀行の波及を懸念し、終日重苦しいムードでの商いになりました。前週の強気への反省から、企業の好決算にも反応しづらくなっていましたが、SECが行ったGS提訴の表決が賛成3反対2の僅差だったことが伝えられると、市場に安心感が広がり、買戻しの増加につながっています。ただ、格付け会社ムーディーズがカリフォルニア州司法当局からCDO格付けへの資料提出を求められるなど、この問題は、しばらくのどの奥に刺さった骨のように、市場の懸念材料になりそうです。

 ニューヨークダウとS&P500は、シティやIBMなど指数寄与度の大きい銘柄の上昇に支えられ反発したものの、同じ業種内で上昇するものと下落するものがあるなど、方向感のない展開になっています。前週末の安値と昨日の安値がほぼ対応。毛抜き型をつけており目先的に堅調な展開になりそうですが、方向感を欠いており、好悪材料に振られやすい展開が予想されます。一方、昨日マイナスで終わったものの、NASDAQ総合指数は、ここまでの上昇トレドの高値を結んだ支持線にタッチしたところから反発しており、相場的にはNASDAQの強さのほうが光っています。ともに、目先の底打ち感はでていますが、先行きの判断については、もう少し時間がほしいところ…。

19日の米国株
ニューヨークダウ 1万1092ドル05セント  +73ドル39セント (0.69%)

NASDAQ総合指数 2480.11ポイント -1.15ポイント (0.05%)

S&P500  1197.52ポイント +5.39ポイント (0.37%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  1万975円 +65円

           (円建て)  1万955円 +45円

米国10年もの国債金利  3.81%  +0.037%

WTI原油  81.45ドル  -1.79ドル

GOLD  1135.20ドル  -1.10ドル 


 米国株は反発、CME日経平均先物も小幅上昇して帰ってきています。ユーロの波乱は続き、円ドルがかわれているものの、景気指標の上昇、好調な企業業績を受け株価が反発したことから、対円でもドルが強含み、国内では1ドル92円40銭台と昨日に比べ、やや円安気味に推移。相場的には中立状態にもどったと言えそうです。ただ、ユーロの波乱が続いており、円高に振れやすい環境は依然継続。立会時間中のGLOBEX米国株先物相場や為替をめぐり、仕掛けが入りやすい流れには変化はありません。今日は、米国債券が軟化したことから、昨日買われた債券先物が売られ、株の先物が堅調に推移しそうですが、昨日に、続き、裁定解消売り懸念が市場を圧迫する流れは今日も続きそうです。昨日下回った25日線の回復が焦点になりますが、25日線の上昇ピッチが鈍り、上値抵抗線に変化する兆しが得ていることには注意が必要。業績の修正が始まっており、今日も各論相場に…。

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売り圧力が寄り付きに一気に集中…その後は膠着した相場展開に
 週明け19日の日経平均株価は、193円41銭安の1万908円77銭、TOPIXは18.00ポイント安の970.84と、ともに続落して終わりました。出来高概算は20億2864万株、売買代金は1兆4314億円と、ともに週末に比べ減少して終わっています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは118、RSIは41、25日線かい離はマイナス1.3%でした。騰落レシオは一応加熱ゾーンから遺脱。RSIはもう少しで安全ゾーン入りと、今日の下げで加熱感は一気に解消されてきました。今日の終値での25日株価移動平均線は1万1047円。上昇傾向は維持しているものの、週末に比べた上昇幅は7円…。時価は25日線を切っていますので、ここで移動平均が下向くと、上値抵抗線に変わるだけに、早い立ち直りが必要ですが、目先はちょっと無理かも…。

 さて、米国証券取引委員会(SEC)のゴールドマンザックス(GS)提訴は、ショックとなって世界の市場を駆け巡っています。同社が商品市場から金融市場に大きな影響力をもつだけでなく、今回のギリシャの債務危機でも明らかになったように、一国の政策にも深く関与しているだけに、影響の大きさを懸念しているようです。ただ、土曜日の書き込みでも書いたように、刑事事件ではなく、あくまでも民事訴訟…。企業そのものの存在を危うくするものではなく、和解など解決方法が多くあることや実際に裁判になった場合も、最終的な判断がでるまでには時間がかかるため、あまりこの影響を過大評価してしまうのも如何なものかと思われます。

 先週末の下落幅が予想外に大きくなったのは、オプションSQに絡んだ売りがあったものと思われます。また、好調な景気指標やインテルのびっくりするような決算内容がすっかり市場を調子付かせ、決算内容が事前予想を上回っても売られるという「超強気状態」にあったこと。それが、影響力が読めないGS提訴という不透明材料に遭遇したことで、一気に「楽観」から「悲観」へと、心理状態が変化。慌てて、株を売った、ということだったのではないでしょうか。

 休みの間に、詳しい内容や、評論家などの分析に触れ、投資家の頭もクールになっていますから、今晩の市場の反応は、週末とはずいぶん違う反応になるものと思われます。まだ、後遺症を引きずっていますから、軟調に始まるとは思いますが、今晩のIBM、明日のアップル、あさってのアマゾンドットコムなど、次々と成長力のある企業の決算にふれるとき、過去の産業になりつつある金融にこだわるほど、市場というのはやわなんでしょうか?まあ、蓋を開けてみるまで、分かりませんが、みんなが思うほどは下がらないように思うんですが…。

 さて、今日の日本株は、米国株安やCME日経平均先物安(大証比175円安)に加え、円相場が91円台に入ったことから、売り先行で始まりました。また、週末の米国でリスク回避の債券買いが入ったことから、債券先物に買いが入り、金利が急低下。一時、長期金利が1.3%に近づく局面もありました。債券先物の買いは、株の先物売につながり、株の先物への売り圧力が増加。裁定解消売りなどが増加したことから、いきなり前週末比140円安でスタート。25日線も1月高値もどちらの抵抗帯も、支えとなりませんでした。ただ、ドスンと落ちたあとは、GLOBEXでの米国株安、アジア株安にもかかわらず、小動きに推移。意外な下値の固さを見せました。先週も書きましたが、結構、まとまった裁定解消売りが出ていたはずですが、これを吸収するだけのインデックス買いが押し目で入っていたから、寄りあとの下落幅が拡大しなかった…ということではないでしょうか。

 株価や為替に関しては、直近のレポートで詳しく分析して起きましたが、今日のところは、想定していたところできっちり止まっています。まあ、今晩の米国に頑張ってもらってナントカこのライン上で踏みとどまってもらいたいものですが、そんな計算どおりに行くはずはありませんよね。
 とにかく、日本円は、ギリシャ債務問題の逃避先になっていますし、中国の元切り上げ・金利引き上げのヘッジ先になっており、2重の意味で円高圧力を受けています。また、シカゴのIMM通貨先物市場では、どこの誰がどういう意図でやっているのかわかりませんが、対ドルでの円売りポジションが急増。13日現在では差し引き5万5746枚に増加。とうとう、ユーロの差し引き売り越しの5万5464枚を上回ってきました。どんな筋が介入しているのか分かりませんが、すでに含み損を抱えているはずですから、投機筋は当然この踏み上げを狙った仕掛けをしてくるはずです。

 相場環境をみるとリスク指向の低下から、円キャリートレードの巻き返しが予想されるほか、ギリシャ問題では、今晩からEU、ECB(欧州中央銀行)、IMFの三者がギリシャ支援の計画を討議する予定でしたが、アイスランドの火山噴火の影響で延期されたといい、仕掛けの材料は豊富にあります。もし、本気でロスカットに動くようなことになったら、80円台の円高も予想されますから、日本政府や金融当局は、事前に投機筋に釘を刺しておく必要がありますが、91円50銭台の円水準になっても何の反応も無し…。まあ、実際頼りない人たちばかりですね。IMM通貨先物市場の円ショート残高の増加が、円高の火種になりそうなことは以前から指摘してきたことですが、かなり円高が進んでも、残高が膨らむというのは、意図が分からないだけに気持ちが悪い…。

 とにかく、不確定要因が多いだけに、あまり固定下相場観をもって今の相場をみることは危険。もし、アイスランドの火山噴火がこれからも続き、世界的な天候異変が起きたらGCショックどころじゃない。なにしろ、昔の噴火でおきた経済危機でフランス革命を引き起こし、日本では天明の大飢饉の原因になったかもしれないといういわくつきの火山…。馬鹿にしていたら偉い目にあうかも。まあ、米国だけ見ていると、全体的には押しは浅いと思うが、為替や自然の力を考えると、こちらの破壊力は大きい。ここは著名な相場師が言うように「天底を確認するまで動くな」を実行するところ?

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SECがゴールドマンザックスを提訴…市場にショック走るも、冷静に悪材料を消化する強さも
 おはようございます。

 好事魔多し…といいますが、今日は朝起き抜けから一発かまされました。米国SECがサブプライムローンを組み込んだ金融商品販売で詐欺的な行為をした、ということで、ゴールドマンザックス(GS)を告発。市場に激震が走っています。この案件については以前から捜査がすすみ、関係者への尋問が行われていたことは、すでに報道されていましたので違和感はありません。ただ、市場が曇りのない投資環境のなか、企業決算への期待値を必要以上に高めるなど、手放しの強気になりかかっていただけに、もしかしたら、相場の神様が初めての警告を与えたのかも知れません。ただ、おろかな人間のこと。神の警告を無視するところまで、つっ走り、お仕置きを受けるところまでいかないと収まりはつかないでしょう。まだまだ、宴は終わらないのではないでしょうか。

 昨日の米国株は、前日発表されたグーグルの決算が市場予想を上回る良好なものだったものの、市場の期待値に届かなかった、として売られたことから、軟調にスタート。住宅着工件数が市場予想を上回る増加になるなど堅調な経済指標や、バンクオブアメリカの予想を上回る決算にも反応せず、頭の重い展開が続いていました。その後、米国証券取引委員会(SEC)が、ゴールドマンザックスを詐欺罪で告発した…と伝えられ、利食い売りのタイミングを計っていた投資家が、一斉に売りに動き、下げ幅を拡大。一時、ニューヨークダウは1万1000ドル割れまで売られましたが、後場にかけて、市場は落ち着きを取り戻し、割安感のでた銘柄を買い戻すなどし、下げ幅をやや圧縮しています。結局、主力3指数とも、7日ぶりに急反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高はこの日がオプションのSQに当たっていたことから、前日比5億5102万株増の17億4735万株に急増しています。SQに絡む動きが下落幅を拡大した側面もあるかもしれませんね。

 金融市場だけでなく、商品市場にまで大きな影響力を持つGSの告発は、他の市場も揺り動かしました。他の金融機関にも告発が拡大するのでは…との不安から、景気への影響を懸念。金利が下落したほか、このところ、上昇傾向にあった原油も3%を超える下落。金価格も2%を超える下落になっています。また、ギリシャに続き、債務不履行懸念がポルトガルに波及しだしたユーロが引き続き売られ、ドル、円が安全資産として買われていましたが、GS提訴による株価の下落や長期金利の低下で対ドルで円が上昇。一時、91円90銭までありました。ただ、リスク回避指向の高まりから、高金利通貨からドルに乗り換える動きも強まり、引けにかけ円は92円台前半で終わってます。資源価格の下落や銀行への訴訟リスクの高まりを懸念し金融関連が売られ、欧州株は米国株を上回る下落率になっています。

 米国株は急落して終わりましたが、もともと、利食い売りの口実を探していた投資家が多く、売り一巡後は押し目買いが入るなど、市場は今回の提訴を冷静に受け止めています。以前から、捜査が進んでいることは伝えられていましたから、市場では織り込み済みとは行かないまでも、意外感はないものと受け取っていたようです。すでに米国では、秋の中間選挙へ向けた対策が始まっており、医療保険制度改革法案の成立に成功したオバマ政権は次のターゲットとして、金融規制改革法案の成立へ向け動き出しています。同法案にたいしては、共和党だけでなく身内の民主党ないにも反対意見が多いのが実態。そこで国民の税金を投入して救済したにもかかわらず、法外な給与を払い国民的な反感を買っている金融機関の不正を告発。国民的な支持の取り付けをおこない議会の反発を封じる狙いもあるのではないでしょうか。いずれにしても、財務を無視した法外なレバレッジを使って利益を追求しただけでなく、自分たちの活動がしやすいように議会の圧力を使い、安全弁を取り外し、自由気ままに振舞ってきたビジネスモデルが通用しなくなるのは当然なこと。この欄でも、米国の金融界は「座敷牢」に閉じ込められ、成長力をそがれることになる…として、一線をひてきました。恐らく、米国の市場も、想定内のこととして受け止めるのではないでしょうか。

 テクニカル的なことは、レポートを優先しますので、ここでは書きませんが、以前から書いてきた基本的な流れは変わらないものと思っています。ダウがピークをつけた一昨日の25日線かい離はプラス3%、RSIは76台と、ここ数年無かったような数字になっていたことを、どう考えるか…ですね。

16日の米国株
ニューヨークダウ 1万1018ドル66セント -125ドル91セント (1.13%)

NASDAQ総合指数 2481.26ポイント -34.43 (1.37%)

S&P500  1192.13 -19.54ポイント (1.61%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万940円 -150円

           (円建て) 1万915円  -175円

米国10年もの国債金利  3.7700%  -0.078%

WTI原油  82.92ドル -2.68ドル

GOLD  1136.30ドル -23.30ドル


 米国株は急反落、CME日経平均先物も円高を嫌気して1万1000円を割り込んで終わっています。円相場は、ラストリゾートとして選好され、一時は91円台に入るところまで買われていました。昨日も書いた通貨先物市場での異常な円売りが巻き戻された結果だと思われますが、来週にかけて、為替がどのレベルで落ち着いてくるかが焦点になりそうです。週明けの為替水準をみて、政府や日銀がどういう対応をしてくるかが注目されますが、このところ、海外での日本の金融当局や政権への評価が急落を通り越し、「憐れみ」の情まできていることが心配です。基本的な考えは昨晩書いたとりで良いものと考えています。

 昨日のGSへのSECの告発は、11月の中間選挙へ向け、禁輸規制改革法の成立を目指すオバマ政権の国民的支持取りつけへの強硬手段。その次は、世界の緊張緩和を目指し軍事費を圧縮するための世界的な安全保障体制の構築。すでに、中東の軍事的緊張の原因になっているイスラエルとの外交に距離を置き、米国を軍事的紛争に巻き込んできたイギリスとも一線を画しつつあります。その大きな青写真の障害になっているのが鳩山内閣の普天間基地問題…。それも、高度な政治的な対立であれば問題ないのに、勝手に期限を切って、それをめぐって移転問題がこじれる…という、極めて稚拙なことが問題になっています。いまのところ、禁輸規制改革法案の成立に全力を注いでいますが、これが成立し、世界的な安全保証体制の構築に進んだとき、今の日本政権が最大の障害となり、強硬姿勢が強まるのは確か…。鳩山さの「トラストミー」が、日本を世界の孤児にしないことを祈るばかりです。

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外部環境が円高を誘発…先物売りに誘発された裁定解消売りが下落幅を拡大
週末16日の日経平均株価は171円61銭安の1万1102円18銭、TOPIXは10.06ポイント安の988.84と、ともに反落して終わりました。出来高概算は22億2185万株、売買代金は1兆5102億円と、週末でもあり前日比では減少しています。また、日経平均サイコロは8勝5敗、騰落レシオは130、RSIは55、25日線かい離は0.55%でした。RSIと25日線かい離の調整が急ピッチで進んでいます。今日の終値での25日線は1万1041円。上げ幅は17円とほぼ前日の半分となり、上昇角度が急速に鈍化してきました。

 さて、昨日の米国株は年初来高値を更新しています。インテルの決算が四半期ベースで過去最高の売り上げを記録したことから、市場の期待値が上昇。少々の増益はサプライズにならない、として材料で尽くしでうられるという贅沢な相場つきになっています。景気敏感株が多いNASDAQ市場の上昇ピッチが上がってきたほか、ニューヨークダウの構成銘柄でも医薬品メーカーや日常買回り品のP&Gなどディフェンシブ銘柄の動きが鈍り、キャタピラーやGEなど景気敏感株の動きが良くなっています。どうやら、「業績相場」への離陸体制が整ってきた感じですね。今晩の米国はSQを控えていますから、昨晩の相場はこれを意識して大きくは動けませんでしたが、来週からは、ドル安の恩恵を受けた輸出株やスマートホンの成長を基礎にした通信関連など内需系の好業績企業も決算を発表してきますので、益々面白い展開に入っていきそうです。

 まあ、雇用と不動産を除けば、米国の相場環境としては青空状態になってきています。それに何より、金融当局が金利の上昇を抑えようと、各理事が口をそろえて「低金利状態が続く…」と発言。このところ、回復傾向を示しだした個人消費などの腰を折らないように、また、株高による景気への資産効果を絶やさないようにと、必死の努力をしています。株式市場のことなんかまったく関心をしめさない、どこかの国の政治家や金融当局と偉い違いですね。

 そんな、好環境を受けて今日の日本株の立会いが始まったわけですが、昨日も懸念しましたように、やはり、ギリシャ問題が再燃(投機筋が煽っているだけ…かも)してきました。ギリシャは来月末までに120億ユーロの債務の弁済をしなければなりませんが、折角決まったEUの救済策も、加盟各国の国会の承認を得なければなりませんから、果たしてすんなり国民が承認してくれるかどうか…まどと、投機筋がはやしたたて、不安を煽っています。信用を売買するCDSは、先ごろの危機時を上回る水準まで上昇。国債金利も債務不履行懸念をはやして、急騰しています。以前から、通貨先物市場には、まだ多くのユーロ売りポジションが残っていますし、円の売りポジションも大量に残っています。うまくやれば、円の売りポジションを踏ませて急激な円高にもっていくことも出来ますから、投機筋がこんなチャンスを生かさないはずはありません。なかなか、円安にならないのも、ちょっとでも円安方向に向かえば反対売買が出てくるため、円安にならないということなんでしょう。どこかで、一気にガス抜きした方が良いのかもしれません。

 今日はギリシャ問題の再燃でユーロが売られ、米国で、FRB理事が低金利が続く…とわめきたて、一方、中国の利上げ懸念がしつこく付きまとうなど、円を狙い撃ちにする相場環境になったほか、アジア株が全面安したことによる安全資産買いも円高に寄与。円はドルに対し92円40銭台に上昇。ユーロにたいしては125円丁度まで上昇しています。こうなると、後は先物筋んぽ独壇場。米国の債権が軟化したことから、昨日に続き、債権先物買い・株先物売りの裁定取引に加え、円高を手がかりにした売り叩きで、先物が現物価格を下回ることになり、裁定解消売りが多発。下げ幅を拡大することになりました。まあ、このために裁定買い残を2兆5000億円分も溜め込んできた…ということでしょう。
 来月はヘッジファンドの中間決算月ですから、成果をあげようと思ったら、アキレス腱を持っている国を叩け…ということでしょうか。世界の金融当局も日本には無関心ですから、少々無茶をやってもとがめられることはありません。多分、崩れることはありませんが、これで株価が低迷するようなことになると、株高による資産効果が剥落。折角、回復し始めた高級品市場など消費の腰も負ってしまうことになります。今の、日本市場が、ファンダメンタルとは関係のないところで、どうにでもすることができるという脆弱な立ち位置にあることを、金融当局は理解しておかないと、再び「ジャパンパッシング」により、投機筋の餌食にされてしまいかねことを理解しておくべきでしょう。

 米国のFRBが、これだけ良い経済指標が出て、株価が上昇しているのもかかわらず、低金利継続という市場へのエールを送り続けている意味を、日銀はちょっとは理解した方が良いと思いますが…。一昨年の金融危機時に国際協調利下げの要請があった時に日銀だけが断り、顰蹙をかったことは有名な話ですが、今度は、鳩山首相が、自分で勝手に決めた基地問題の期限で右往左往し、米国でも肝心な核軍縮問題はそっちのけで、オバマ大統領に基地問題の話を持ちかけ、結局、無視されたあげく、ワシントンポストから「哀れなで益々頭が悪くなっている鳩山首相」とこき下ろされる始末。国際社会が大変なスピードで激変するなか、時代に即応した政治や金融政策が出来ない日本が無視されても仕方がないことかもしれません。しかし、基地問題の引き伸ばしが、中東をを含めたアジアの安全保障に大きな影響を及ぼしつつあり、アジア同胞諸国も戸惑っていることは確か…。何故国民は、こんな頼りない政党を為政者に選んだのでしょうか。

 ぼやいても仕方がありませんが、今日の下げでも日経平均の三本新値はまだ陰転していません。陰転値は3月3日の終値1万1097円。ナントか踏ん張ったという感じです。以前から、1月15日の高値1万982円の頭を叩くことと、上昇バンド内にあるインナートレンドライン(すでに上回り下値支持線に転換)の下値支持力を試すことが必要、と書いてきました。まだ、両方とも満足していませんが、来週は本格的に底値を模索する動きになります。
 円ドル相場も、すでにトレンド転換を起こし、基調はドル高方向に向かっていますし、チャート的には、92円台半ば付近は、下値抵抗ゾーンでもあり、案外、下値がためにはいるのではないかと思われます。日本株は、ファンダメンタルは問題ないのに、為替や債権など市場外の影響を受け、裁定買い残など単なる鞘取り商いが市場を左右するいびつな構造になっています。今日も、特定の外資系証券が一方的に先物を売りまくることで市場を壊しましたが、まず、東証事態がおかしな動きをするところは徹底的に取り締まり、正常な価格が形成される市場にすることから始めるべきだと思うのですが…。困ったら、日本に行き、強引な商いをやって利益を上げれば良い的な考えが、ヘッジファンドなどたちの悪い海外投資家の間にあるとしたら、ますます、世界の経済のなかから日本がはじき出されてしまいます。最大の景気対策は株高だということは、いくら「LOOPY]な民主党でも分かるでしょう。

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米国株は6日続伸も、引け後のグーグル決算への失望が懸念材料…NASDAQの強さが光る
 おはようございます。

 昨日の米国株は、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想外に増加したことや、ギリシャ債務問題が再びエスカレートしたことを嫌気し、反落してスタートしました。ただ、失業保険申請件数の増加がイースター休暇による事務の滞留という特殊事情が作用していたことが判明したうえ、3月の鉱工業生産指数で製造業の好調が続いていること、フィラデルフィア、ニューヨーク両地区連銀の製造業景況指数がいずれも良かったことから、景気敏感株を中心に買う動きが強まり、上げ幅を拡大。結局、主力3指数は6日続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比5502万株増加の11億9633万株。騰落状況は値上がり1449、値下がり1549と、値下がり銘柄数が上回っています。

 この日発表された新規失業保険週間申請件数(~10日)は、48万4000件。前週から2万4000件増加するとともに、市場予想の44万件も上回りました。また、トレンドをみる4週移動平均は前週比7500件増の45万7750件。需給者総数(~3日)は7万3000件増の463万9000件と悪化。市場予想の454万件も大幅に上回りました。また同日発表のニューヨーク州地区連銀製造業景況指数(4月)は、31.86.前月の22.86から大幅に改善するとともに、市場予想の24.0も上回りました。新規受注が前月の25.43から29.49に、出荷が同25.58から32.10に、従業員が12.35から20.25に、それぞれ改善するなど好調な内容になっていました。在庫が前月の4.94から11.39に急増したことが気になりますが、出荷の伸びが多きことから、今のところは懸念すべき材料にはならないものと思われます。

 この日は、中国の1-3月期GDP成長率が11.9%増と大きな伸びになったことを好感。キャタピラーやGEなどの輸出株が買われました。また宅配大手UPSが今期の業績見通しを引き上げたことから、関連株が買われています。ただ、中国の金利引き上げ懸念など新興国で高まる金利上昇リスクから資源需要が低下するとして、資源、エネルギー株が売られたことや、コカコーラやP&Gなどディフェンシブ株も売られるなど、景気敏感株へのシフトが進んでいます。

 ニューヨークダウは、当面の抵抗帯を突破し、上昇バンドの上限を目指す展開に入っています。ただ、目先的に移動平均とのかい離拡大などテクニカルな過熱感を解消する必要があり、短期的な調整の可能性も否定できません。昨日業績への期待感から買われたグーグルが引け後に発表した第一四半期決算は市場予想に届かなかったことから、引け後の夜間取引で下落しており、今晩の市場への影響が懸念されます。このマイナス材料を打ち消せるポジティブサプライズが出るかが焦点。

15日の米国株
ニューヨークダウ 1万1144ドル57セント +21ドル46セント (0.19%)

NASDAQ総合指数 2515.69ポイント +10.83ポイント (0.43%) ← 上昇率格差が拡大

S&P500  1211.67ポイント +1.02ポイント (0.08%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1295円 +25円

          (円建て)  1万1270円 変わらず

米国10年もの国債金利 3.8480%  -0.0070%

WTI原油 85.51ドル -0.33ドル

GOLD 1159.70ドル +0.80ドル


 米国株は6日続伸、CME日経平均は横ばいで帰ってきました。ただ、欧州でギリシャ情勢が再び悪化。IMFやECB関係者、ギリシャ財務大臣などが、ギリシャの財政再建策について会議を行っているものの、先ごろ合意されたギリシャ支援策についてそれぞれの国で議会の承認を受けることが難航することが予想されるほか、ドイツが国会での議決前に支援要請が必要…と予想外の要請をしたと伝えられ、ギリシャ国債のCDSが急伸、またドイツ国債との利回り格差が過去最大に拡大したことなどから、ユーロが下落。ドル、円が買われたものの、中国の利上げ懸念や元切り上げの思惑から対ドルでも円が買われ、円は一時93円割れまで上昇。現在も93円とび台での取引となっており、今日の株式市場にとっては逆風になりそうです。

 業績発表を控え、日本株は方向感を見失った展開で、指数取引に方向が左右されるという迫力が欠ける相場つきになっています。今日は週末控えで見送り気分が強まりそうなほか、グーグル決算が予想を下回ったことから夜間取引で急落していること、円相場が93円をはさんだ微妙な位置にあることなど、投機筋の仕掛けがしやすい環境にあり、波乱含みの展開が予想されます。ただ、指数商いと関係のない中小型株には海外投資家の買いが続いているほか、業績の変化率を手がかりに買う動きも強まっており、来週からはじまる決算発表への期待感を強めています。裁定解消売りが懸念されるところですが、年金など機関投資家の押し目買いの動きも強まっており、下値を気にする必要はなさそうです。引き続き、業績高進捗率銘柄(10年3月期)の待ち伏せ買い…。

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東が良くても、西が心配…膠着感を強め終日値幅は61円
 15日木曜日の日経平均株価は68円89銭高の1万1273円79銭、TOPIXは7.80ポイント高の998.90と、ともに続伸して終わりました。出来高は23億6697万株、売買代金は1兆5313億円とほぼ前日並の水準を維持しました。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは144、RSIは66、25日線かい離は2.3%でした。指数に関する過熱感はありませんが、騰落レシオが物色範囲の広がりすぎのサインを発しています。今日の終値での25日線は1万1024円に上昇していました。相変わらず、指数の動きの鈍さと指数採用銘柄以外のかさ上げという、二極化の動きが続いています。

 今日は、米国のインテルとJPモルガンの好決算を織り込む相場展開になり、先物の買いが先行。ハイテク株や銀行株などが買われ続伸して始まりました。ただ、中国の経済統計の発表待ちのムードが強く、前場中は小動きに推移しました。後場からは、消費者物価が市場予想を下回る2.4%と、前月の2.7%から低下。物価の落ち着きを取り戻したものの、1-3月期のGDP成長率が前年同期比11.9%という高い数字になるなど、公表された中国の経済統計を織り込む動きとなりました。コマツや日立建機など中国関連株が買われたものの、香港株が上昇したにもかかわらず、上海市場が下落するなど、中国市場の反応がまちまちだったことから、気迷い気分が強まり伸び悩んで終わっています。

 今日も上値の重さが目立っていますが、好材料が多かったものの、終日値幅はわずか61円にとどまっています。今日は、年金資金が株を組み込む日に当たっており、TOPIX30銘柄を中心に大型株が商いをともなって上昇していました。ただ、以前にも書きましたように、先高を予想した機関投資家が、実際の資金配分を受ける前に先物で玉手当てをしており、このところ、現物株を組み込むとともに、先物を売却するという動きをしており、この玉が上値を重くしていた…という側面もあるようです。また、昨日は、米国で長期債金利が上昇したことを受け、今日は債券先物売り・株最物買いの裁定取引があり、これが、現物株との裁定買いを誘発。インデックス採用銘柄を中心に上昇したという側面もあるようです。ただ、今日行われた5年もの国債の入札が好調に終わったことから、債券先物に買いが入り、株の先物が売られてたことから、上げ幅を縮めて終わっています。米国経済の回復感が強まり、押し目買いが増えていますから、下値も固くなり、今日みたいに膠着感の強い相場になってしまいます。

 なんだか、世界の経済は順調に回復しているのに、日本株だけが、為替や金利の動きにびくびくしながら動いている…という感じになっています。マーケットの解説者のコメントを聞いていても、弱気の材料を並べ立てて、いちいち上げている個別銘柄をけなしまくっています。世界の景気は順調に回復し、米国のインテルも輸出の好調を背景に業績も急伸しています。日本だって、輸出企業の想定為替レートの平均は91円ですから、今のレートなら不足は無いはず。また、解説しているおにいちゃんは、国内市場は死んでいる…ような言い方をしていますが、日本国民は、食べたり、着たりしながら日々の暮らしを営んでおり、国内マーケットはそれなりに動いているのですから、企業も消費者の需要を刺激するような商品を投入し、必死になって需要の掘り起こしをやっています。解説を聞いていると、日本の企業経営者は何もやっていない感じを受けますが、はっきり言って「馬鹿にするな」と言いたいところです。

 経済記者をやっていたとき、バブル崩壊後の一番苦しい時期に、地域経済を活性化しようと企業の連載を組んで取材したことがありましたが、新製品開発なんかやっている暇はありませんから、それこそ全知全能を生かして、生き残りの経営をやっている姿を見てきました。今回のショックは、短期間に落ち込んだ需要ですし、それまでに生まれていた経済のトレンドは中断させずに続いています。前回の不況は時間をかけてきましたから、事業の再編や財務体質の強化などを数期かけて実施する余裕がありました。しかし、今回は、わずか数ヶ月で需要が急速にしぼんだだけでなく、政策的な失敗から世界の通貨切下げ競争におくれ、輸出マーケットを失ったことが、日本経済の傷を深くしています。ただ、ここにきて、新興国経済は拡大の一途をたどっていますし、米国経済も、予想外のスピードで立ち直ってきましたから、企業の経営環境もリーマンショック前の水準に戻ろうとしています。企業も短期間に失われた需要に即応する体質強化を図っていますから、経営環境が少し好転するだけでも利益が上がるように損益分岐点が低下しているはず。今回の決算では、この分岐点の低下が利益増を生み、今期の決算で世界景気回復と国内景気の下げ止まりを受け、売上増加→利益の急増というパターンに移行してくるものと思われます。

 今回の決算の注目点は、前期までにどの程度損益分岐点を引き下げる努力をしたかということと、実際に売り上げが増加した場合、どのレベルの利益拡大につながってくるかを見る点。つい先ごろまで、経済の先行きに対して、今の日本と同じように強弱感が対立。ずっと横ばいの動きを続けてきました。しかし、昨日はマクロ経済の改善が数字の上でしめされ、また、企業業績も予想以上の伸びを示したことで、相場環境から雲が無くなり、追いたてられるように投資家が出てきたせいか、株価の伸びが急に大きくなってきました。企業の状況は、日本でも米国でも同じ…。今月後半から始まる決算には期待しておいて良いのではないでしょうか。まず、業績変化率の大きいところ、次に、第三四半期末段階での業績進捗率の大きいところを待ち伏せして買っておくところでしょう。

 指数売買でもこう着状態に陥っている指数の話なんか書いても、昨日と同じことしかかけません。とにかく、解説者のお兄ちゃんたちや、評論家と言われる人たちが昨年3月初旬ごろに、どんな話をしていたか…当時のビデオを引っ張り出して見てほしいものです。恥を知る人間だったら、明日からテレビには出れないと思うんですが…。

 また感情に任せて勝手なことを書いてしまいました。ところで、シンガポールの銀行の方から、中国が預金準備率の0.5%引き上げを実施するという話が流れ、瞬間92円80銭台まで入ったようです。先物業者にとっては、裁定解消のチャンスが来た…と言うものでしょうか。とにかく、日経平均の先物は、百害あって一利なし…。

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株高の要件が出揃い、弱気筋が追い立てられ始めた米国株…
 おはようございます。寒い朝です。起き抜けからヒーターを引っ張り出してきて足元を暖めています。

 昨日の米国株は、前日引け後に発表された半導体大手インテルの決算が前年同期比3.9倍という大きな伸びを示したことを好感し、続伸してスタートしました。また、この日発表のJPモルガンチェースの決算が市場予想を上回ったほか、貸し倒れ引き当て金が減少するなど財務内容の改善傾向が目立ったことを好感。さらに、小売や消費者物価などこの日発表された経済指標がいずれも良い内容だったことも投資家の強気を後押しし、引けにかけ上げ幅を拡大。主力3指数とも5日続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比9000万株増加し11億4131万株。騰落状況は値上がり2356、値下がり697でした。

 この日発表の、小売売上高(3月)は、前月比0.6%の増加。好調な自動車販売が指数を押し上げました。増加は3ヶ月連続。ただ、変動が大きい自動車・同部品を除いても0.6%増と堅調さを持続。個人消費が回復傾向にあることを示しました。また、同日発表の消費者物価指数(3月)は0.1%の上昇。変動の大きい食品とエネルギーを除く、コアの指数は前月比横ばいとなっていました。一方、バーナンキFRB議長は、この日の議会証言で、「景気は緩やかに回復しているものの力強さに欠ける…。まだ雇用は増加するにいたっておらず、当面、低金利政策を続ける必要がある…」などと、証言。経済指標に回復の動きがありながら、インフレもうまくコントロールされている…、FRBの低金利政策も当分続く…との観測が支配的になり、好調な企業決算とあいまって、この日の株価の上げに寄与しました。

 この日は、インテルの好決算を受け、ハイテク株全般が買われたほか、JPモルガンの決算内容を受け、他の金融株にも買いが波及。また、在庫が予想外の減少に転じ原油価格が上昇したことを受け、資源・エネルギー株も買われるなどほぼ全面高の相場つきとなりました。一方、ヘルスケア機器・サービス、医薬、バイオなどディフェンシブ系企業は買いが見送られ下落していました。

 2進1退のじり高を続けていた米国株は、好調な企業決算と景気回復を裏付ける経済指標、金融当局による低金利政策維持の言質など、株高条件が整ったことで、ついに上放れの動きに移行しました。株式レポート最新号でも、月足を使い長期の抵抗帯を抜け、新たな上値を模索し始めた…と、解説しておきましたが、いよいよ、米国株も正念場に向けて動き出すことになりました。ただ、この日の上昇率の違いにも見られるように、上げのリード役が変化してくることには注意が必要です。

14日の米国株
ニューヨークダウ 1万1123ドル11セント +103ドル69セント(0.94%)

NASDAQ総合指数 2504.86ポイント 38.87ポイント (1.58%)

S&P500  1210.65ポイント +13.35ポイント (1.12%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1310円 +100円

           (円建て) 1万1280円 +70円

米国10年もの国債金利  3,8550%  +0.044%

WTI原油  86.0ドル +1.95ドル

GOLD  1156.20ドル +3.40ドル 


米国株は5日続伸、CME日経平均先物は、大証先物終値を上回って帰ってきました。ただ、為替市場では、ユーロは小動きに推移したものの、円、ドル関係は方向感を見失ったような展開になっています。米国株が上昇したことや米国長期債金利が上昇したことを受け、円売り・ドル買いの動きが強まりましたが、FRB議長の議会証言を受け、低金利状態が続くことが伝わると、ドル売り、円買いに転じるなど、神経質な動きを繰り返したものの、ほぼ前日並の水準で終了。国内での取り引きは、終値を引き継いではじまり、現在は93円30銭台とやや円安気味の取引になっています。

 今日の株式市場は、良好な相場環境を受け堅調な相場展開が予想されるものの、中国では当面の金融政策を左右する消費者物価の発表を控えており、政府が限度とする3%を上回るか下回るかをめぐって神経質な動きが続きそうです。日本円は、欧州情勢だけでなく、中国情勢の影響を受け、上昇圧力が強まっていますので、米国株高を素直に反映しづらくなっているようです。当面、米国の金利上昇を受け、債券先物売・株先物買い→裁定買いによる現物株の上昇という流れから、続伸してスタートしそうですが、中国のCPIへの関心は避けられず、指数的には頭の重い展開になるのかもしれません。米国の流れを受け、ハイテク、銀行、資源関連などが個別に物色される流れだと思われますが、不透明感が強まれば、再び、超低位株の動きが目立ち始めるか…?
 ここは、目先の動きにとらわれず、しっかりと、業績変化率の大きくなりそうなテーマ性のある企業を仕込んでいくのがベスト。

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今日も先物に振り回された一日…気がつけば裁定買い残は2兆5000億円!
14日水曜日の日経平均株価は、43円67銭高の1万1204円90銭、TOPIXは2.66ポイント高の991.10と、ともに反発して終わりました。出来高は23億3718万株、売買代金は1兆6619億円と、ほぼ前日並の商いになりました。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは137、RSIは69、25日線かい離は1.9%でした。テクニカル指標的には大きな変化はありませんでした。今日現在の25日線は1万995円と上昇を続けています。

 今日はインテル効果と、好調なマンション販売という内外の需要の堅調な数字が全体相場を支えた、という感じでしょうか。業種別値上がり上位に不動産や建設と同時に電気製品と精密機器が顔を並べるという動き…。別の意味では方向感の無い相場だった、と言うことも出来ます。ただ、相場の流れを変えてくれるかも知れないとして期待されたインテルの決算でしたが、市場予想を上回ったものの、サプライズをもたらすほどのものではなかったことから、効果も半日しか持たず、あとはまた、先物の顔色を窺う展開になりました。

 その先物のほうですが、米国株高やインテル決算を受け買い先行で始まっています。また、米国で債券が上昇した流れを受けて債券の先物にも買いが入り、債券高と株高が平行して進んでいました。債券先物の買いは、商品投資顧問業者の「債券先物売り・株先物買い」のポジション解消にともなうものと見られますが、全般的に見送り気分が強まるとと、ポジション解消にともなう株先物売が目立ち始め、一時日経平均はマイナスに転じる場面もありました。引けにかけては、やや値を戻して終わったものの、前日の下落分も埋められずに終わっています。

 今日は、インテル効果のほか、シンガポールの実質通貨切り上げや、ムーディーズによる韓国国債の格上げからアジア通貨が全般に上昇、対極にある円がやや弱含みに推移したことも日本株の堅調につながりました。まあ、それにしても、金融危機の折には、国家破たんの瀬戸際まで追い込まれ、米国や日本から、なんとか、ドルを調達して乗り切りましたが、そのときと比べると隔世の感があります。経済はこのときのウォン安をばねに日本やEUの輸出を食う格好で立ち直っています。今回の格上げで一段のウォン高が進んできますから、マスコミが礼賛した韓国輸出企業の、本当の意味の企業力が問われてきます。

 やっかみ半分みたいな話は置いておいて、やはり、今の日本株の頭を押さえているのは為替と金利…。シンガポールが通貨の切り上げを実施したことから、中国元の切り上げ思惑がさらに強まっています。また、明日発表される中国の消費者物価が許容範囲とする3%を上回るかどうか。寒波や春節の影響で2月は+2.7%とぎりぎりのところまで行きました。3月に入り食料品価格が落ち着きを取り戻し、上昇は沈静化するのでは無いか…と見られていますが、不動産価格の上昇が目立っているだけに、直接利上げに踏み込まなくても、何らかの引き締め措置が実施されることになるんでしょう。ただ、中国にとっては経済成長と社会の安定のための雇用の確保は必要命題。元高を強制されるなら、消費を喚起したり、内陸部の開発を強化するなど徹底して内需を刺激。経済成長を落とすことは無いものと思われます。同時に、輸出競争力を失う労働集約的な産業は海外移転が進みますから、経済成長が周辺国に波及することにもなり、相対的にはプラスに作用してくるはずです。日本だって、円が上昇しても二桁成長を維持できたはずです。まあ、あまり心配することは無いように思うのですが…。

 結局、あれも心配、これも心配と、何もかも心配だらけで、上値を買いたくても買えないというのが今の日本株の状態なんでしょう。でも、銀行も企業も手元には余剰資金が有り余っています。昨日と同じことを書きますが、こんな時にさがるのは考えにくいところ。このところ、海外先物筋の動きが活発になり始めていますが、来月がヘッジファンドなどの中間決算時期にあたり、相場環境の変化をにらんで、ポジションの入れ替えを活発にしていることが、一時的に需給関係を圧迫しているものと思われます。ひとつ心配なのは、このところ、米国の債券市場が株が上昇しているにもかかわらず堅調で、この動きが日本にも波及。先物業者が債券、株の先物を組み合わせた裁定取引を活発化。裁定買い残が急ピッチでつみあがり、今日発表された裁定買い残は週間で5711億円増加し、2兆2877億円まで急増しています。いつも、ヘッジファンドの決算がらみの動きがでてくると買い残が増加してきますが、ちょっと、急激に増えすぎの観が無いではありません。企業業績の改善期待があり、解消売りがでても大した影響は無いものと思われますが、為替市場から仕掛けられてくると、影響が大きくなるかも知れません。ちょっと、2兆5000億円は多いかな…。

 とにかく、どうにでも操作できる日経平均先物は、世界の困った投資家にとってはお助け舟…。これがある間は、何時までも日本経済は低迷したまま…。そろそろ、政治家の方も考えては如何…?

 さて、日経平均については、上にも下にもピンピン、ピンピン、ヒゲばかり引きまくっています。先物の影響が強まっている証拠なんでしょうが、今日の動きは、12日から13日に1万1248円から、1万1212円の間で空けていた窓を埋めてから動きが鈍っています。ただ、予想外に下値の強さが際立っていますが、直近のレポートでも目先の下値抵抗線としてあげた昨年8月31日高値の1万787円と今年1月15日の高値1万982円を結んだラインが予想以上に強い下値抵抗力を示しています。今日の安値も結局、このラインで支えられていました。レポートでも、本来の下値支持線(これまで書いてきたインナートレンドライン)まで下げるのが理想だが…と書きましたが、今のところ、あまり信頼していなかった方のラインが強さを発揮しています。ここで頑張りながら25日線の上昇を待っている、というところなんでしょうが、果たして、解消売りに抗して踏ん張れるかどうか…。まずは、これを見極めるところ…か。

 ただ、ぼちぼちと、3月決算銘柄の決算修正が発表されてきました。米国でもいよいよ決算シーズンを向かえており、日本でも否が応でも決算への関心が高まってきます。今日動いてい建設株にしても、前期に比べ増益基調にありながら、進捗率が90%~100%を超えている銘柄がごろごろしています。例えば、ライト工業は、経常利益は前々期の2億2000万円から、前期末に12億円に増加する予想でしたが、第三四半期時点での進捗率は141%。75%で想定どおりなのですから、経営環境が激変しなければ、倍近く増えてもおかしくはありません。こういうのが、ごろごろしているんですね。相場環境のことばっかり心配していますから、肝腎な企業の実態の方から目が離れてしまっています。

 今日も朝から日経の一面トップで、日本はダメ的な記事が出ていましたが、日本の企業も捨てたものじゃないですよ。どこかの証券会社が今期の利益の伸び率を96%なんて予想していましたが、これってすごい数字じゃ無いんでしょうかね。

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一段と際立ってきた、NASDAQの軽さとニューヨークダウの重さ
 おはようございます。
 
 昨日の米国株は、前日引け後に発表されたアルミ大手アルコアの冴えない決算から反落してスタート。2月の貿易赤字が拡大したことを嫌気し、一時ニューヨーウダウは60ドル近く下落する局面がありました。ただ、長期金利が低下したことで、不動産株が上昇したことや、引け後に発表されるインテル決算への期待感から半導体・同製造装置などハイテク株を中心に押し目買いが入り、引けにかけ上伸。結局、主力3指数とも4日続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は7793万株増の10億5124万株になっています。騰落状況は値上がり1549、値下がり1481と、ほぼ売り買いが拮抗する状態でした。

 この日は、アルコアが決算への失望感から大幅下落したほか、前日UBSの好決算を好感してあげていた銀行株のうち、同銀行のアナリストが地銀株5行の株価見通しを引け下げたことから、地銀株が売られるという波乱の展開。また、在庫統計の発表を控え、在庫の増加を嫌気し原油価格が軟化。一時1バレル82ドル台に急落したことからエネルギー関連株が売られたことも一時の下落に影響しました。ただ、輸送大手CSXが市場予想を上回る決算を発表したことから、インテルやGEなどこれから決算を発表する企業への期待感が高まり、マイクロソフトなどハイテク株を中心に上げに転じています。また、建設資材関連企業の好調な決算を受け、ホームデポなど住宅関連株も買われていました。
 なを、注目のインテルの決算は、売上高が106億ドル(市場予想96億9000万ドル)、一株あたり利益43セント(同38セント)でした。第二四半期の売り上げ予想についても、市場予想の96億9594万ドルを上回る102億ドル(4億ドルの増減)と好調な決算を予想しています。これを受け、夜間取引で同社株は3%を超える上昇になっているほか、NASDAQ100が8ポイント、ダウが20ドルをそれぞれ上回る上昇をしています。

 ニューヨークダウは、1万1000ドルの大台に乗せたものの、これまで上昇相場をリードしてきた資源株や金融株の動きが鈍ったことで、頭打ち感を強めています。5日線に届いたところから反発するなど、底堅さには変化はありません。ただ、インフレがうまくコントロールされていることから、債券市場では一時4%台をつけていた長期債に割安感が台頭。債券買いの動きが強まっていることは、大型株が中心のダウやS&P500への資金流入を鈍らせているようです。一方、インフレ懸念の後退からハイテク株の見直しが進み、NADSDAQ総合指数は、08年6月来の高値に進み、上値指向を強めてきました。明らかに両者の動きには大きな違いが出てきました。インテルの決算に見られるように、今後、ハイテク企業の好調振りが際立ち、さらに指数間の格差が拡大してくるものと思われます。NASDAAQ市場の動きと、日本株の相関性は高く、これからの動きは日本株を下支えすることになりそうです。
 
 13日の米国株
ニューヨークダウ 1万1019ドル42セント +13ドル42セント (0.12%)

NASDAQ総合指数 2465.99ポイント +8.12ポイント(0.33%)

S&P500   1197.30ポイント +0.82ポイント (0.07%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1225円  +75円

           (円建て) 1万1190円  +40円

米国10年もの国債金利 3.8110% -0.03500%

WTI原油  84.05ドル -0.29ドル

GOLD  1162.80ドル -8.80ドル 


 米国株は好調な企業決算を背景に4日続伸、CME日経平均も大先物証終値を小幅に上回って帰って来ています。為替は、ユーロが再び弱含むなか、米国の貿易収支(2月)の赤字幅が拡大したことから、対円でドルが売られ、一時92円50銭台まで上昇する局面がありました。ただ、92円50銭台の壁が固いことから、93円台前半に軟化して帰ってきて、現在もこの水準での取り引きになっています。ただ、昨日に続き、米国債が上昇していること、ユーロが軟化し円が買われやすい環境であること、日銀の姿勢が一段の緩和に慎重であることなどを考慮すると、今日も先物筋の売り仕掛けにあいやすい流れに…。裁定買い残の増加もあり、解消売りが市場を圧迫しそう。インテルの好決算を受け、GLOBEX米国株先物が上昇しており、下値でのインデックス買いが入り、解消売りは吸収出来るものと思われますが、93円の為替水準をめぐって先物リードの神経質な展開が続きそうです。また、円高(今の水準なら問題は無いと思うのですが…)と日経平均先物が市場のムードを壊しそうな感じになってきました。なんとか下値支持線は守ってほしいものです。

 まあ、業績の増額修正期待銘柄、個人の手がける材料株、指数取引と関係の無いハイテク株など個別株物色の流れが継続。とにかく、裁定取引の影響を受けるインデックスは崩れなければ良し…と思っとけば良いのではないでしょうか。

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相場への逆風を生かした先物筋に、してやられた一日…
 13日火曜日の日経平均株価は、90円67銭安の1万1161円23銭、TOPIXは6.34ポイント安の988.44と、ともに3日ぶりに反落して終わりました。出来高は23億7304万株、売買代金は1兆5093億円とともに前日比で増加しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは133、RSIは68、25日線かい離は1.7%になりました。日経平均のテクニカル指標が過熱感を解消する一方、騰落レシオままだ、加熱感が残ったままです。今日の終値現在の25日線は1万970円と、上昇は継続中。忘れていた裁定取引が株価を圧迫して終わった…という感じですが、先物筋の思惑次第でどうにでもなる市場って、どうなんでしょうね。

★先物筋の思惑通りに下げられたものの、相場の急変が怖く、引けには手仕舞いで戻す
 朝の書き込みでは、先物筋が売り仕掛けをする環境が整っているので、今日はやられそう…としましたが、ナントカ93円台で踏ん張っていた円相場は92円台半ばまで上昇。ギリシャ救済スキームで合意を見たものの、目先の短期国債入札に関して弱気の話が流れ、ユーロ売りを誘発。対ユーロでの円売りポジションの解消から円が上昇。また、シカゴIMM塚先物市場でも円売りポジションが溜りこんでいましたので、この買戻しから対ドルでも円が上昇。株価の足を引っ張りました。、また、米国の債券が、株高にもかかわらず、企業業績が市場が期待したほど伸びない、という観測で価格が上昇(金利は低下)。これを受け、日本でも債券先物が買われましたが、同時に、株の先物が売られる裁定取引が活発化。円高を嫌気した先物の売りも加わり、寄付きから下落してスタート。先物と現物のサヤが逆転し、裁定解消売りがでて下げ幅を拡大しています。ただ、今晩、米国でインテルの決算発表を控えており相場の流れが変わる可能性があり、オーバーナイトのポジションはもてない、として、為替や株先物で反対売買をしたことから、引けにかけては下げ幅を縮小して終わっています。ただ、先物業者は、ひたすら裁定買い残を積み上げる動きをし、恐らく直近で2兆円を大きく超える水準に達しているはずですから、機関投資家が見送り姿勢を強めれば、板が薄くなって日経平均が予想以上に下げる局面が出ても不思議ではありません。


★日銀の量的緩和への本気度を試す債券市場…信用はしていないようだが?
 まあ、日本のファンダメンタルを売るというより、先物と現物との裁定取引を使って、テクニカルに下げられた…という感じでしょうか。ややこしいので、指数取引に関係するような銘柄は個人は敬遠し、相変わらず超低位株を手がけているようですが、彼らも流石に昨日の動きは行きすぎと見たのか、利食っては次の銘柄に乗り換える回転商いの手をとめたことから、今日は、横への広がりを欠いた展開になっています。最初に、全体をリードした主力株が調整し、かさ上げ相場もほぼ一巡したことから、市場は、次にどうするかを決めかねているようです。当面、4月の中旬に入り、機関投資家の動きが注目されてきますが、彼らも、債券と株式のはざ間でどちらを重視して良いか分からず、模様眺めの姿勢を決め込んでいるようです。

★「水に落ちた犬」状態の、通貨先物市場の円売りポジション
 今日、債券市場では、米国の債券が上昇したことから、地銀などが金利低下を期待した債券買いをしたものの、今日行われた30年国債の消化が不調になると、金利が上昇(価格は下落)し、慌てて先物を売ってヘッジするなど、あわただしい動きがあったようです。結局、誰も彼も、余剰資金を抱えてはいるものの、債券にもっていって良いのか、株式などリスク資産に振り向けて良いか迷っている、というのが本音のところでしょう。ただ、今日の白川総裁の景気の先行きへの強気の発言や、ここで日銀が量的緩和を進めなくても、デフレは解消する…としており、一段の緩和をなし崩し的にしない方向に向かっていることは、債券にとってはマイナス材料。結局、債券を持つリスクは増大していくはずです。なんだか、無機質な話ばっかり書いていて、こっちも嫌になってきますが、昨日も書きましたように、投機筋にとっては一方的に偏った状態にある投機対象は儲けのチャンスを提供してくれます。昨日も書きましたように、シカゴIMM市場で増加している円売りポジションは絶好の仕掛け対象。うまく踏ませられれば大きな利益を上げることにつながります。まあ、しばらくは逃がしてくれないことでしょう。早いところガス抜きをやってもらいたいものです。

★1月高値の頭は叩いた…そして新たな下値支持線にも届いた。明日から、下値支持力のテストへ
 さて、日経平均の短期テクニカル指標は過熱感を急速に解消しています。以前から、1月高値(15日の1万982円)の頭を叩くところが押し目のめど…と書いてきました。また、直近のレポートでも図示していますが、上昇バンド内にあるインナートレンドラインを上抜いていますので、一旦下落し、このラインが下値支持線に転換していることを確認しないと上にはいけないと書いてきました。どうやら、今日の下げでこのラインに届いて来たようです。まだテクニカル指標が買いゾーンに届いていないので、この辺でもたもたした動きをするかもしれませんが、ここが正念場。切れば再び上値抵抗ラインになりますが、踏みとどまれば、上昇バンドの上限を目指すことになります。

★投資家のふところにキャッシュが積みあがり、かつ気迷っているときに相場は天井を打たない
 まあ、あまりテクニカルに偏りすぎてもいけませんが、これから発表される決算は、前期は大幅な増歴、強気の調査機関では今期の増益幅について倍増を予想する向きもあり、今期末のPER を16倍台と予想するところもあります。日本株が世界の景気敏感株なら、新興国が利上げをして景気を冷やさなければならないほどの状況なら、一番メリットを受けてくるはず。この数字を突きつけられても強気になれないファンドマネージャーが多い、といいますが、含み損だらけのポートフォリオを見たら、とても強気にはなれないというところでしょう。この世界、「曲がり屋には向かえ」ですから、ここからは業績感応相場へ向けて、準備を進めるところ。米国でも弱気と強気が対立していますが、S&Pが予想している第一四半期のS&P500採用企業の増益率は37%…。日米とも、ファンドマネージャーの手元にはキャッシュがつみあがっていますが、こんなときに相場が天井を打つことはありえません。

 まあ、日経平均が新たな下値支持線で踏みとどまれるかどうか…。当面、これを次のスタートへ向けての指針としましょうか…。 

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業績発表シーズン入りで、米国株は小動きの展開…投資家心理は強気と弱気の間を彷徨う
 おはようございます。

 昨日の米国株は、週末に欧州加盟16カ国がギリシャ支援で合意したことを好感。続伸し1万1000ドルの大台に乗せてスタート。電力2社の合併や防衛関連企業への投資ファンドの買収などM&Aに関するニュースやテキサスインスツルメント(TI)、キャタピラーへの投資判断の引き上げ、インテル、JPモルガンなど今週決算を発表する企業への期待感から、個別株主導の展開となりました。ニューヨークダウは、原油価格が軟化し資源株が売られたことから、一時、1万1000ドルの大台を割り込む場面もありましたが、企業決算への期待感が強く、結局、主力3指数とも小幅に続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前週末比555万株減の9億7331万株。騰落状況は値上がり1737、値下がり1304でした。

 この日は主な経済指標の発表もなく、この日引け後に発表されるアルコアの決算への関心が高まりました。引け後に発表された同社の決算は、特別項目を除く一株あたり利益は10セント。市場予想の9セントを上回りました。ただ、売上高市場予想の52億3000万ドルを下回る48億9000万ドル(前年同期比18%増)になりました。また、この日は、電力会社ミラントトと同業のRRIエナジーが16億ドル規模の合併をすることで合意したと報じられたことや、防衛関連のアウトソーシング受託企業のディン・コーポレーションを投資ファンドのサーべラスが買収、また携帯情報端末のパームの企業売却などM&A関連ニュースが相次ぎ、関連株をにぎわしました。ただ、これから発表される企業決算が市場が予想するほど良い内容にならないのでは…とする観測が台頭。債券価格が上昇したことを嫌気し、ニューヨークダウの終日値幅はわずか37ドルと小幅な値動きにとどまっています。

 米国株は短期間に大きく上昇したことから高値警戒感が強まり、投資家の慎重な姿勢が目立ってきました。市場が企業業績の伸びを過大に織り込んでいるのではないかとする懸念が強く、昨日も株価が上昇しているにもかかわらず、企業業績が予想を下回った場合に備え債券が上昇するという現象が起きています。一部には、好決算が発表されても、投資家は決算内容の中に、売りにつながる材料を探すような動きが出るのでは無いか…と懸念する投資家も増えているといいます。ただ、直近のレポートでも解説していますように、ニューヨークダウはすでに大きな因縁場をクリアしており、基調が変化していることには注意が必要です。いずれ、非の打ち所の無い決算に促される格好で、弱気筋が買いに出てくる場面が予想されます。敢て懸念材料を探すなら、2000年のITバブル時の高値を上回れるかどうか…ずいぶん先の話ですが。

12日の米国株
ニューヨークダウ 1万1005ドル97セント +8ドル62セント(0.08%)

NASDAQ総合指数  2457.87ポイント  +3.82ポイント (0.16%)

S&P500  1196.48ポイント 2.11ポイント (0.18%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1295円 +35円

          (円建て)  1万1260円  変わらず

米国10年もの国債金利  3.8460%  -0.0420%

WTI原油  84.31ドル -0.55ドル

GOLD 1161.60ドル +2.11ドル  


 米国株は続伸、CME日経平均先物は、大証比変わらずで終わっています。為替は、ユーロの買戻しが一巡、1ユーロ126円台の落ち着いた動きで帰ってきました。ドルに対しては膠着状態が続き93円台前半の動きになっています。米国市場引け後に発表されたアルコアの決算への市場の評価が気になるところですが、GLOBEXの夜間取引で、米国株先物はやや軟化しているほか、円相場も93円10銭台の取引となっており、先物筋の売りしかけが入りやすい環境にあることは気になる点です。米国債金利が低下しており、債券先物が買われ、株の先物が売られやすいことも気がかりです。インデックス売りが頭を押さえることが予想され、今日も主力株は動きづらい展開か…?昨日に続き、個人主導の
超低位株を中心にしたかさ上げ相場が続きそうですが、昨日も書きましたように、ベストテンの全てを100円割れ銘柄が占めたのは少々行き過ぎの感じがします。潮目が変化する時期が近いと思われ、かさ上げ相場に振り向ける資金は絞り込む必要がありそうです。肉は腐る寸前が一番おいしいといいます。業績感応相場へのシフトを考えるところ。 

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相場は上昇したが、インデックスと相場実体のかい離が拡大へ
 12日月曜日の日経平均株価は、47円56銭高の1万1251円90銭、TOPIXは5.36ポイント高の994.78と、ともに続伸して終わりました。出遅れ株物色の流れが強まったこともあり、出来高は21億9981万株、売買代金は1兆4514億円と、前週末から減少したものの、週末の商いがオプションのSQ分を含んでいるため、実質的には大幅な増加になっています。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは145、RSIは77、25日線かい離は2.8%でした。今日の終値での25日線は1万947に上昇。1万1000円に接近してきました。値上がり数は今日も1000銘柄超えと投資家のやるきは満々…。でも指数は47円高…。インデックスをベースに算出したテクニカル指標に過熱感はないのに、実際の売買状況をもとにしたテクニカル指標は超加熱状態…。市場はどうなっているんでしょうね~。

★EUのごたごたは、一応収束したが、果たして投機筋が「水に落ちた犬」をほっておくものかどうか
 さて、週末のEUのどたばた劇は、結局、市場に促される格好で、ドイツやオランダなど強硬派の国が折れ、支援策が決定。ユーロ売りが急送に巻き戻され、主要通貨に対しユーロが上昇。対円でも127円台に急騰しています。減少したとはいえ、シカゴIMM通貨先物市場ではまだ10万枚を超えるユーロ売り玉が残っていましたから、今日はこの巻き戻しがあったものといえそうです。ギリシャのCDSが急騰し、通常の条件での債券発行が困難になり、ユーロが一段の下落リスクにさらされたため、しかたなく、ドイツが折れた…というところでしょうか。総額で300億ユーロの枠が設定され、金利も当初予定されていた6%超えから、5%に引き下げており、まさに、ギリシャのごね得みたいな結果になりました。ドイツ政府も、世論がギリシャ救済に批判的ななか、ぎりぎりまで抵抗したことで、国民への言い訳が立った、ということでしょうか。ただ、「水に落ちた犬は叩け…」ということわざにあるように、まだ、スペイン、ポルトガルなど弱みを抱えたユーロを投資筋が見逃すはずは無く、どこかでまた叩きに来るんでしょう。

★忘れてはいけない、裁定買いと気迷うファンドマネージャー
 日本は、EUの大盤振る舞いが決まって最初に開いた株式市場でしたが、週末の米国株が、1万1000ドルをつけたほか、日本株先物が日本を上回って終わったこと、円がユーロに対して売られて始まったことを好感。先物買いが先行してスタートしました。また、株高を嫌気し債券が軟化。債券先物売り・株先物買いの裁定取引が入ったことから、現物とのサヤが拡大。裁定買いが入ったことも、日経平均の上げに寄与しています。ただ、元切り上げの思惑が強まる中国市場が軟調に始まったことや、対ドルでの円相場が円高傾向で推移したことを嫌気。引けにかけ先物売が増加。裁定解消売りも入り、急速に下げ幅を圧縮して終わっています。

 先週から、主力株は軟調になっていましたから、戻れば売られると思っていましたが、案の定でしたね。休みの間の市場解説を聞いても、元切り上げによる円高懸念、中国景気の減速など、あまり強気を言うものは見られませんでした。まあ、機関投資家などは、まだ先行きどうなるか分からないから、債券が下がったところを買おうか…。高いところにいるし、とりあえず、セオリーどおり利食いしてキャッシュをつんでおこうか…というようなものでしょう。かなり、インデックス売りが出ているはずですが、一方で、高値は買わなくても安いところは買うという投資家が増えてますので、裁定解消売りがでても吸収してしまう強さがあります。
 ただ、先行した輸出株の場合、どうしても今晩のアルコア、明日の夜のインテルという、世界景気につながった企業の決算発表がありますから、その中味を見るまでは動けない…ということなんでしょうか。つぎからつぎへと、買わない理由を探すのも大変ですね。こんなときには、ばっさり割り切って、「今期末の最終利益は90%近い増益が期待される…、PERは20倍以下だから、まだ買える…」として、積極的に買うべきだと思うんですが、変に買い行くと、上司から呼ばれて「何でこんな高いところを買いに行くんだ…。下がったら、お前、責任取れるのか」ときたら、見送らざるを得ませんね。なにか、最近の主力株の動きを見ていると、そんな声が聞こえそうな感じになってきます。

★ここからの鍵を握るのは整理の日柄
 まあ、今回のレポートでも書きましたが、2007年7月高値の日経平均ですが、高値をつけてからの日柄は、まだ3年足らず…。おまけにこの間、日本はダメだけど国際分散投資の資金配分上、日本株を買わなければならないところが、インデックス銘柄を中心にたっぷり買い込んでいます。みんな、日本は借金が多くてダメな国との烙印を押していますから、戻ればぱらぱら売り物が出てきて頭を押さえられる…。結局、需給関係の整理が出来ていないんですね。

 でも、以前から、新興市場や中小型株など雑株を中心にした流れになる…と書いてきましたが、これを代表する単純平均の天井はライブドアショックがあった2006年1月…。すでに、調整期間は5年目に入っています。恐らく、最近動いている、超低位株や中小型株の値動きの軽さに意外感を感じている人も多いと思います。この値動きの差は、まさにこの調整日柄の差にあるわけです。また、全体の底割れ感が遠のけば、企業の実体価値を回復する相場が始まる…として、PBRなどでみた割安株買いを進めてきました。最近、急騰しているものは、大体、PBRで見た割安もの…。決して、ただ低位だからとか言う理由だけで上げているものではありません。PBRが1倍に近づいた銘柄が急速に上げ足を弱めるところをみても、市場がPBRを手がかりにしていることを思わせます。

★超低位株がベストテンを占めたのは何かの兆候?
 ただ、雑株が企業の実態価値に近づこうと、じり高し始めてすでに7~8週を経過。株価が大きく伸びる局面に入ったものが増えています。レポート銘柄を選定する際にも、リスクを抱えて高値を買いに行けば、値幅が取れそうなものがありますが、一歩間違えば、危ないものも増えています。相場的には一番面白いところですが、上昇期間が3ヶ月にかかってくると、短期的には老齢相場…ちょっと、注意した方が良いのかもしれません。ピークを迎えるときは、何か象徴的な動きがあるもの…。今日の値上がり率ベスト10を見ると、全てが100円以下の超低位株。予想通りとはいえ、一株あたり純資産を上回って買うようになっては、少々、行きすぎ、といえなくもありません。まだ、PBR1以下の銘柄はごろごろしていますが、今日の動きがピーク的なものとみるのなら、そろそろスタンスを変更する時期に来ているとみても良いのかもしれません。

 次は、高進捗率銘柄の増額修正発表待ち伏せ相場へ…。

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ギリシャ支援策の合意と決算への期待感から続伸…NASDAQの強さが光る
 おはようございます。花の名所三室山の桜も散り始め、竜田川の川面にはピンクのじゅうたんがあちこちに出来ています。これから、桜の主役は吉野山にうつります。ちょっと、寂しいような感じですが、すぐに、レンゲや藤の花が咲き、春は駆け足で去っていきます。

 さて、注目のギリシャ債務問題は、格付け会社フィッチが同国国債の格付けを、2段階引き下げ「BBBマイナス」としました。ECB(欧州中央銀行)が定めた適格担保の最低レベルになったことから、債券市場では同国債の金利が上昇(価格は下落)しています。ユーロへの影響が懸念されましたが、同日開催された、EU財務省・中央銀行次官級会議で、ギリシャ支援の条件の詰めが行われ、期間3年、利率6%超えで合意を見た…と、伝えられたことから、懸念が後退。ユーロはドル、円など主要通貨に対し、買い戻されて終わっています。

 昨日の米国株は、ギリシャ救済に関し、一応の合意を見たことから欧州主要市場の株価が上昇したことを受け、続伸してスタート。この日発表された卸売り売上高・在庫統計(2月)が市場予想を上回る内容だったことや、前日発表のチェーン店売上高の記録的な伸びなど、堅調な景気指標を背景に、消費関連や金融株が買われたほか、来週から始まる決算発表への期待感からハイテク株も買われるなど広範に買い上げられ、ニューヨークダウは、引け間際、1年半ぶりに1万1000ドルの大台に乗せる場面もありました。結局、主力3指数とも続伸して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、ギリシャ問題など不透明感が払拭できないことから手控え気分も強く、前日比7761万株少ない9億776万株となっています。騰落状況は、値上がり2053、値下がり968でした。

 この日は、ギリシャ支援問題が一歩前進したことを好感。金融株が買われたほか、資源大手シェブロンが第一四半期の業績について強気の見通しを発表したことから、資源株全般が買われています。また、前日の記録的なチェーン店売上高を受け消費関連に注目が集まる中、ゴールドマンザックスが大手百貨店JCペニーの投資判断を引き上げたことから、消費関連も上昇しています。ただ、来週決算発表を控えているアルミ大手アルコアは、JPモルガンが投資判断を引き下げたことから、株価は下落しています。全般に、ディフェンシブセクターの株価がさえませんでした。

 米国株は、順調に出直り歩調を強めています。ニューヨークダウは、2003年から2004年にかけて形成した抵抗帯を上抜け、2000年のITバブル時につけたピーク1万1722ドルへの、挑戦が始まっています。この挑戦の主役になるのが、ITバブル時に整備されたハードに乗っかったハイテク産業群になるかもしれない…というのは、皮肉なものです。チャートのパターンを見ても、旧来型の企業が多いニューヨークダウやS&P500が上値圧迫を受けているのに対し、NASDAQ総合指数は、ソーサー型の上昇パターンが出掛かっており、今後上昇率に大きな違いが出てきそうです。来週からはじまる決算発表は、米国の新しい成長をリードする産業の模索につながりそうです。

9日の米国株
ニューヨークダウ 1万997ドル35セント +70ドル28セント (0.64%)

NASDAQ総合指数  2454.05ポイント +17.24ポイント (0.71%)

S&P500  1194.37ポイント +7.94ポイント  (0.64%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万1285円  +75円

         (円建て)  1万1250円  +40円

米国10年物国債金利  3.8880% -0.080%

WTI原油  84.92ドル -0.47ドル

GOLD  1161.10ドル +8.90ドル


 米国株は続伸、CME日経平均先物は、大証先物終値を上回って帰ってきました。ギリシャ問題の安定から、ユーロはドル、円に対し上昇していますが、円・ドルでは、中国の元切り上げに対するヘッジで円を買う動きが強まったことから、円は93円10銭台に上昇して帰ってきています。週明けの日本株は、米国株高や日本株先物高から堅調な展開が予想されるものの、元切り上げへの思惑が日ごとに強まっていることから、円高圧力が強まる可能性もあり、主力株はますます動きづらくなることが予想され、結局、個人主導のかさ上げ相場が継続することになりそうです。

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SQを無事通過したが、個人投資家の攻勢が強まり騰落レシオは過熱感を強める
 週末9日の日経平均株価は、36円14銭高の1万1204円34銭、TOPIXは3.43ポイント高の989.42と、ともに反発して終わりました。オプションSQにからむ売買があり出来高は22億3383万株(うち、SQ分が4億900万株)、売買代金は1兆8222億円(同4960億円)と前日比で増加しました。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは152、RSIは71、25日線かい離は2.7%でした。大方の関係者の予想を裏切り、物色範囲の拡大が続いています。今日の終値での25日移動平均線は、1万911円となりました。

 今日は、ギリシャの債務問題が、財政赤字の4割縮小やトリシェECB総裁の援護射撃(ギリシャが債務不履行に陥るとする憶測は正当性が無い…との発言)でナントカ小康状態を取り戻したことで為替が円安方向にふれたことを好感。SQも無事に乗り切ったことから、個人を中心に材料株を買う動きが活発化。3月の工作機械受注が大幅に増加したことで低位機械株に買いが回ったほか、ゼネリック関連企業への投資判断の引き上げを受けた製薬会社などが買われました。また、信用取り組みが接近したツガミやジュウキなどにも売り方の踏み上げを狙った買いがはいるなど、個人の積極的な姿勢が目立ちました。今日は、オプションのSQにあたり清算値がいくらになるかに関心が集まりましたが、採用銘柄は売りこしとなったため、清算値は1万1146円95銭と前日引け値を下回る価格に決定。終日、この清算値を意識した動きが続いたものの、引けにかけ為替が円安に動いたことや週末控えたポジションの手仕舞いから先物を買う動きが強まり、これが裁定取引の現物買いを誘い、引けにかけ上げ幅を拡大して終わっています。

 ただ、値上がり銘柄数1065、値下が銘柄数473という数字からみて、日経平均36円高はいかにも少ない。インデックス銘柄を売買する機関投資家は、結局、売り買いともに見送り、個人投資家や証券会社のディーラー筋が、為替や金利、現物と先物とのサヤで動き、場合によっては、意図的に動かされるような指数銘柄を避けて、出遅れの雑株を売買している…という相場つきです。以前から、インデックスは崩れなければ良い、下値不安がなければ個人投資家は勝手に「超」低位株など出遅れ株を手がけるから、インデックス銘柄は無視したほうが良い…と書いてきました。機関投資家やアナリストが「騰落レシオが…、騰落レシオが…」と言って、弱気をぶち巻いてくれますが、今日のテクニカル指標を見ても、インデックスを計算の基礎にしたサイコロやRSI、25日線かい離には、まったく過熱感はありません。

 単に、物色範囲が拡大していることだけが、指数を加熱させているだけです。詳しくは、次のレポートで解説するつもりですが、証券会社や機関投資家にとっては、非常にやりづらい相場であることは間違いありません。指数はそれほど上昇していないのに、個別株は結構、3倍、4倍に上昇しているものが多く、運用を委託する側から見れば、ファンドマネージャーは何をやってるんだ…ということになります。でも、100億も200億も現金を抱えて、まさか小型株を買うこともできませんし、人気を続ける新興市場にも、資金が大きすぎて入れない…。それでは、と、インデックス銘柄を買いに行くと、業績とは関係無しに、仕掛け商いみたいなものばかりで、動いてくれない…。まさに頭を抱え込んでいる状態…。外資系に相談すれば、日本なんか止めて、新興国を買いに行ったら…とすばらしいアドバイスを受けて、またまた、ちょんまげをつかみに行く…。まあ、景気が機関投資家が安心して買えるくらい目に見えてよくなるまで、しばらくは今のような二極化した相場が続くんでしょうね。これだけ、待機資金がたくさんあるのに、弱気の話ばかりが流されるのは、相場にとっては非常に明るい材料といえそうです。

 ただ、最後はちょっと気をつけたほうが良いですね。以前から、2005年から2006年頭にかけての個人主導の雑株相場がきそうと書きましたが、当時は、NHKが朝の奥様番組でデイトレードを取り上げるほどの、個人主導相場。おかげで、証券界など体制派は主導権を失い非常にやりにくくなっていました、その結果、「一攫千金」がテーマの相場を、象徴的な存在であったライブドアと村上ファンドを血祭りに上げることで、個人主導相場を崩し、その後は、大型優良株相場へと流れが変わっていきました。デモそのおかげで、ベンチャーの夢も叩き壊し、今のように生気の無い日本にしてしまっています。実は、まだこのときのショックの残骸を抱えたままの個人投資家も多く、今回の相場ももしかしたら、彼らの恨みがつもりつもって予想外の相場にならないとも限りません。

 また変なことを書き始めましたが、どうも欧州の債務問題は簡単に収束できない…というか、させないのでは無いかという気がしています。ギリシャに続く、債務問題を抱える国が複数あること、操作が容易なCDSがあること、格付け会社の動きで危機が増幅すること…。なんだか、つい最近、経験したばかりのような気がするんですが…。そうですね、米国で次から次と金融機関を血祭りに上げて行ったときの動きと、非常に似通っています。あの時は、事前にCDSを買い、空売りをつかって対象企業を売り叩く。歩調をあわせるように格付け会社が格下げを実施。これを受け売りの参加者が増加し、株価が下落するとともに、CDSが上昇して大もうけできるという寸法でした。今回も、CDSが絡んでいますし、フィッチなどの格付け会社がギリシャを格下げすれば、ギリシャ国債が適格担保でなくなり、資金調達に支障が出る…と、まさに格付け会社のサジ下限ひとつにかかっている構図も米国の金融危機時と同じ。ギリシャ問題が解決しても、イタリアやスペイン、ポルトガル、アイスランド…と、売り叩く相手がいくらでもあることも米国とおなじ。こう勘繰ってみると、とんでもないところまで膨らんだシカゴIMM通貨先物市場の、ユーロ売りポジションの説明がつく…。もしかしたら、日本の生き血を吸った国際金融資本も絡んでいたりして…(今は、中国に元の切り上げをさせるのに忙しいか…?)まあ、しばらくは雑株で勝負するしかない…か。

 今週は、レポート募集の事務処理に終われ、ちょっと疲れ気味…。トンでもないことでも書けば、頭の疲れが取れるかと想い書きましたが、案外、的外れで無かったりして…。日米とも、1月高値の頭叩きがポイント。

 レポート銘柄の井関農機、大氣社、牧野フライス…経過良好。レポート直近号のメーン、日本調剤、本日戻り新値更新。今週も多くの方のご入会ありがとうございました。

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好悪材料に神経質な米国投資家…引け値ベースで高値に面あわせしたNASDAQの強さに注目
 おはようございます。

 昨日の米国株は、ギリシャ債務問題がくすぶり続けるなか、欧州市場が大幅に下落して終わった流れを受け、続落してスタート。新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことから、景気の先行きへの懸念が増幅。一時、ニューヨークダウは50ドル以上下げ、前日安値付近まで売り込まれる場面もありました。ユーロ安からドルが買われ、資源価格が軟化したことも資源株の下落につながり、株価の下げを後押ししています。ただ、ギリシャの第一四半期の財政赤字が40%縮小したことや、ECB総裁がギリシャのデフォルト懸念は薄い…と発言したことなどから、ユーロが反発。市場が落ち着きを取り戻したところに、3月の既存店売上高が前年同月比9.1%増と1999年3月以来の伸びを示したことが伝えられ、小売関連株が買われ、上げに転換。結局、主力3指数とも反発して終わっています。ニューヨークダウは3日ぶりの反発。この日もNASDAQ総合指数の強さが目立ち、引け値は6日の戻り新値と面あわせで終わっています。
ニューヨーク市場の出来高は前日比1億755万株減の10億4407万株。騰落状況は、値上がり1559、値下がり1440とほぼ拮抗した状態でした。

 この日発表された新規失業保険週間申請件数(~3日)は46万件。前週の44万2000件から、1万800件増加。市場予想の43万5000件を大幅に上回りました。トレンドを見る4週移動平均は45万250件で、前週比2250件の増加と、4週ぶりに増加に転じています。また、受給者総数(~3月27日)は455万件に減少。08年12月来の水準に減少しています。
 
 この日は、ギリシャの債務問題が一応の落ち着きを取りもどしたことや、同日実施された30年もの130億ドル国債入札が無難に終わったことから、市場に安心感が出ていたところに、小売店の好調な売り上げ結果が発表され、景気への安心感がもどり買いなおされています。前日は、消費者信用残高が予想に反し、減少に転じ、小売関連は売られたばかりでした。S&P500の小売指数は1.2%上昇し、業種別値上がり率のトップになりましたが、好悪材料に敏感に反応する様子をみると、市場が相場の先行きに相当神経質な状態になっていることが分かります。ただ、ドル相場次第で、資源株や輸出株が上下し不安定な動きを続けるニューヨークダウやS&P500に比べ、NASDAQ総合指数の堅調振りが目立っており、来週からの業績発表を機に、内需に重点を置くNASDAQ総合指数の優位性がさらに強まる可能性があります。また、ニューヨークダウが「毛抜き型」をつけましたが、今晩の動きは果たして…。

8日の米国株
ニューヨークダウ 1万927ドル07セント +29ドル55セント (0.27%)

NASDAQ総合指数 2436.81ポイント +5.65ポイント (0.23%)

S&P500 1186.43ポイント +3.99ポイント (0.34%)

CME日経平均先物(ドル建て) 1万1260円 +80円

        (円建て)  1万1225円 +55円

米国10年もの国債金利 3.8960% +0.0330%

WTI原油 85.64ドル -0.24ドル

GOLD 1152.20ドル -0.1ドル 


米国株は反発、CME日経平均先物は、為替の落ち着きを交換し、大証終値を上回り1万1200円台を回復して帰ってきています。ギリシャ債務問題が一応の落ち着きを見せたことで、円は国内に帰り、対ドルで93円40銭台の取引、対ユーロでも124円80銭台と円安気味の動きになっており、相場環境としては「順」となっています。今日はオプションのSQとなっており、清算値がいくらになるかが注目されますが、その後は清算値をめぐり先物業者間で、神経質な動きが繰り返されそうです。為替が再び円安方向に動いたことや、米国NASDAQ総合指数が、高値に面合わせして終わったことなどを好感。このところ軟調だったハイテク株にも物色の矛先が向かうかも知れません。ただ、為替次第で方向が変わる主力株よりも、個人は環境の変化を受けにくい雑株に的を絞っており、今日も、個別色の強い展開になりそうです。目先転換点が近づいていますが、井関農機の動きが注目されます。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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