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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
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悪材料が重なり下落幅を拡大…鯨幕相場どおりなら今晩は上げる番だが?
 おはようございます。
 
 日本が大型連休を満喫している間に、世界の市場は大荒れの状態になっています。休み明けになる明日の日本株は、連休のツケを払うことになるのでしょうか…。

 昨日の米国株は、ギリシャ債務問題が他のEU加盟国に波及する…という懸念から欧州株が大幅に下落した流れを受け、急反落してスタート。この日も予想を上回る製造業新規受注(3月)や住宅販売保留指数(同)など好調な経済指標や製薬会社の良好な決算が発表されたものの、全体を支えられませんでした。一方、欧州の債務問題に加え、この日は、休日空けの中国市場が預金準備率の引き上げを嫌気して下落したことや、オーストラリアの資源関連企業への40%課税を嫌気し、資源価格が下落した流れを受け資源・エネルギー株が下落。さらに、米国株の上昇を牽引してきたアップルの取引手法に違法の可能性があるとして、米国反トラスト当局が関心を寄せている…と報じられたこともハイテク株の下落を誘うなど、不透明材料が重なり、ほぼ全面安商状になっていました。
 結局、主力3指数とも急反落。下落幅はともに2%を超えています。ニューヨーク市場の出来高は、ストップロスの売りなどが増加したこともあり、前日比3億4266万株増の15億3027万株。騰落状況は値上がり435、値下がり2650と全面安でした。

 この日発表された製造業新規受注(3月)は前月比1.3%増。市場予想の0.1%減を大幅に上回る意外な内容になりました。耐久財、非耐久財ともコンピューター・関連製品の好調が指数の伸びを支えています。また、設備投資の指標とされる航空機を除く非国防資本財は4.5%増と前月から伸び率が拡大。景気拡大が設備投資の増加につながりつつあるという期待を持たせています。また、中古住宅販売の先行指標になる住宅販売保留指数(3月)は前月比5.3%の増加。市場予想の4%を上回りました。

 欧州の債務問題は、他の加盟国へ波及。この日は、スペインが2800億ユーロの支援要請を行う…という噂が流されたほか、ドイツ政府関係者から、「ギリシャの必要資本は1500億ユーロに達し、支援額1100億ユーロでは足らず資本市場からの調達が必要になる…」との発言があった、など噂が先行。ユーロの対ドル相場は節値となる1.30ドルを割り込んで売られています。以前から書いていますように、投機筋のシカゴIMM通貨先物市場での対ドル差し引きユーロ売りポジションは直近(~4月27日)でも過去最大の8万9013枚と前週から1万8000枚近くも増加しており、投機筋の執拗な売り攻勢が続いています。単独の問題が改善しても、他にも問題を抱えている国が多いほか、欧州新興国に貸し込んでいる英国の問題も絡んでおり、投機的な動きを封じ込む策を講じない限り、ユーロの下落には歯止めがかからないのかもしれません。米国金融危機の引き金を引いたCDSや国債を空売りして金利を上昇させ危機を煽るという構造にはなんらの改善もなされておらず、この点が改善されない限り、次はアジアや南米などの問題国にも波及。最終的には、危機対策で財政状況の悪化した先進国通貨も無事ではすまなくなるのではないでしょうか。それにしても、投機筋の影響力を規制しようという動きが出てこないのは何故なんでしょうね。

 米国株については、直近のレポートでも詳しく分析し、下値目処についても書いておきました。このコーナーでも何度か触れていますので、今の動きは想定内…。ただ、このところ、隔日で上げ、下げを繰り返す「鯨幕相場」の様相を呈していますので、もしかしたらデリバティブの影響が強まっているのかも知れません。今日の日経でも、主要企業500社の第一四半期業績が52%の増益となり、2010年通期でも32%の増益となっており、下値は限定的になるものと思われますが、ドルが上昇傾向を強めてきたことから、資源高と輸出増という、これまでの株高要因の一角が崩れ始めていることには注意が必要です。だんだん米国で始まった第二次「ICTバブル」の足音が強まってきたように感じます。

4日の米国株
ニューヨークダウ 1万926ドル77セント  -225ドル06セント(2.02%)

NASDAQ総合指数  2424.25ポイント  -74.49ポイント(2.98%)

S&P500     1173.60ポイント   -28.66ポイント (2.38%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  1万730円 -320円 (4月30日大証先物終値比)

         (円建て)   1万725円 -325円(同)

米国10年もの国債金利  3.6130%  -0.0920%

WTI原油  82.74ドル -3.45ドル

GOLD  1168.60ドル  -14.10ドル


 日本市場が連休中に世界の市場は大荒れになっています。特に、中国が預金準備率を引き上げ、窓口規制を強化したことを嫌気し株価が安値を更新したことは、中国依存を強める日本市場にもマイナスに作用しそうです。また、オーストラリアの資源企業の利益への40%課税は、資源価格の引き上げにつながり、コストアップ要因となるだけに、日本企業にとってはダブルパンチ。今晩の米国株が大幅に反発しなかった場合、明日の日本株は、3日分を一気に織り込まなければならないため(4月30日先物終値比は325円安)大幅安は必至になります。対ドル相場が、94円台後半に軟化しているものの、対ユーロ相場は122円台後半に上昇しており、欧州依存企業にはマイナスに作用しそうです。とにかく、今晩のニューヨーク(ISM非製造業景況指数への期待感はある…)株の動向が明日の日本株の織り込み幅を決める…ということでしょうか。肝腎なときの休みのツケは大きい…。

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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