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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
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底値模索の動きは始まったが、欧州金融情勢の波乱や売買システムへの不信感など不透明感は払拭できず
 おはようござます。

 欧州金融市場の混乱は、まだ続いています。ドイツ議会がギリシャ支援法を議決したものの、19日に迫ったギリシャ国債償還への不信感は強く、再び国債が売られ、ドイツ国債との金利格差は、ユーロ導入後最大の1100bpまで拡大。また、影響は他の国債まで及び、ポルトガル国債とドイツ国債の金利格差は同じく過去最大の377bpまで拡大しています。ドイツ連邦債(10年もの)金利も国債市場の混乱を受け0.7bp上昇しました。ECB(欧州中央銀行)が、域内銀行への流動性供給に踏み切るのでは…との観測から、ユーロは買い戻されたものの、国債下落にともなう損失の拡大を懸念し銀行株が下落。また、ドル上昇を受け資源価格が軟化したことから、資源・エネルギー株が売られるなどし、欧州主要株式市場は全面安商状になりました。特に、フランスCAC40指数は7%超え、ドイツDAX指数は3%超えの大幅下落になったほか、総選挙で政権与党が負けた英国でFTSE100指数が4%を超えて下落するなど、主要国の株価の下落が目立ちました。

 昨日の米国株は、朝方発表された雇用統計(4月)で非農業部門の雇用者数が29万人増と4年ぶりの増加幅になったことを好感。反発して始まりました。しかし、欧州株が下落幅を拡大したことを嫌気して売られ急落するなど、寄り後一時間半の間に、前日比60ドル高から、280ドル安まで340ドルを動くという荒っぽい展開になりました。その後、消費者信用残高(3月)が市場の減少予想に反し増加したことを好感。再びプラス圏に浮上するなど乱高下を繰り返したあと振幅を縮め、結局、主力3指数とも4日続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億5894万株減の24億1451万株と前日に続き大商いになりました。騰落状況は値上がり887、値下がり2229と圧倒的に値下がり数が上回る状態が続いています。

 この日は、食品や飲料など一部のディフェンシブ銘柄が買われたほかは、欧州情勢の混乱を嫌気し、ほぼ全面安状態。ドルの上昇や新興国経済の景気への懸念から原油価格が軟化。1バレル75ドル台に下落したことから資源・エネルギー株が売られたことも指数の下落幅を拡大しています。また、ハイテク株の上げをリードしてきたアップルコンピューターが、「i PHONE」や「i PAD」に関し、特許を侵害しているとしてノキアから訴えられたことも嫌気しました。また、一昨日の急落の要因につき、シティの誤発注の可能性が指摘されれいるものの、シティはこれを否定。急落の原因が特定されないことへの警戒感からポジションを解消する動きも強まっています。

 ニューヨークダウは、誤発注があったかどうかは別として、瞬間的に今年2月のザラ場安値9882ドルを割り込み、9787ドルをつけています。引け値ベースでは、上昇トレンドを維持しているものの、ザラ場ベースでは、戻り売りに転じた格好になっています。ただ、一昨日下げ止まったザラ場安値9787ドルは、ほぼ上昇中の52週線に対応したもので、目先的には、リバウンド狙いの買いのポイントに来ています。欧州の問題は短期的に解決できる問題ではなく、今後国際協調体制を組み、時間をかけて取り組まなければならないもの。昨日の、主要7カ国財務省・中央銀行総裁とガイトナー米財務長官との電話会談については詳細が伝えられていませんが、協調介入など投機を封じることが話し合われたとするなら、相場が急変するリスクもあるかもしれません。共同声明を発表しなかったことは投機筋には無言の圧力になりそうです。外部環境の不透明感や取引システムへの不信感が残っており、単純な判断は出来ませんが、短期のテクニカル指標は買い出動を暗示するものも出てきました。ニューヨーク市場は二日間で50億株の商いをしましたが、50億株も売った投資家がいる反面、同数を買った投資家もいることを忘れてはいけません。今月半ばがポイントになりそう…。

7日の米国市場
ニューヨークダウ 1万380ドル43セント -139ドル89セント(1.33%)

NASDAQ総合指数  2265.64ポイント  -54.00ポイント (2.33%)

S&P500      1110.88ポイント  -17.27ポイント (1.53%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  1万185円  -245円

         (円建て)  1万170円  -260円

米国10年もの国債金利  3.4290%  +0.03100%

WTI原油    75.11ドル  -2.0ドル

GOLD    1210.00ドル  +13.10ドル  ←過去最高値1227.50ドル 


 米国株は続落。CME日経平均先物も続落し1万100円台で帰ってきています。為替は、ユーロがやや切り返したこともあり、対ドルで91円台半ば、対ユーロで116円台後半と落ち着いた動きになっています。欧州の国債市場の波乱が続いており、休み明けの為替は読みづらいものの、CME日経平均先物が軟化して終わっており、先物売から軟調なスタートが予想されます。ニューヨーク市場が高値で乱高下を繰り返した後、下落に転じましたが、昨日、一昨日と下値圏で乱高下をしており、案外底入れが近いのかもしれません。日本株については、外部要因頼みのところがあり、判断はしづらいのですが、米国と同様に、上昇中の52週線を意識して底固めの動きに転じる可能性もあります。安全資産とみなされてきた国債も保有リスクが高まってきましたが、次の逃げ場は一体どこになるんでしょうか…?日本の場合、中国の景気減速懸念も抱えており、当面、外部環境の落ち着き待ち…の展開か?

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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