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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
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EUが本気になったことを、市場は好感…欧米株は急騰中だが、日本は中国が気になるみたい
 今日はブログへのアクセスが出来ず、書き込みが遅くなってしまいました。 

週明け10日の日経平均株価は166円11銭高の1万530円70銭、TOPIXは12.90ポイント高の944.64と、ともに3日ぶりに反発して終わりました。相場環境の好転から、出来高は23億4208万株、売買代金は1兆8109億円と週末を下回ったものの、高水準の商いを維持しています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは97、RSIは36、25日線かい離はマイナス4.8%でした。今日の終値での25日線は1万1064円と下落ピッチを早めています。先週末は、一体どうなるんだろうという恐怖心が支配的でしたが、やはり、一昨年のリーマンショックの学習効果が生き、適切な政策対応が取られたことから、相場の方も落ち着きを取り戻してきました。

 先週は、ギリシャをはじめとする財政赤字国のデフォールト懸念が増幅。問題国の国債を大量保有するEU域内銀行への不信感が増幅。銀行間貸出金利が急騰し、リーマンショック時に経験した金融収縮が起こりかけました。先週末、日銀が、2兆円の資金を市場に供給したのも、収縮を未然に防ごうとしたものでした。また、週末には、G7の緊急の財務相・中央銀行総裁の電話会議を開催。EUの混乱収拾に協力することを確認。以前のショック時に起きたドル取りれ増加に備え、今日、臨時の日銀政策決定会合を開催。日米欧の通貨スワップを再開することを決めています。まさに迅速に対応が打たれました。リーマンショック対応の最大教訓は「TOO LATE TOO LITTLE」は禍根を残す、ということ。今回の、ギリシャ危機に対して、EUの対応は遅遅としたもので、支援金も小出し、小出しを積みかさね、結局、数倍規模まで膨れ上がると共に、各国が議会の承認を得なければならないなどから、とんでもなく時間がかかってしまいました。まさに、市場はリーマンショックの教訓が生かされなかった所を衝いてきたわけです。

 EUやECBは、貴重な教訓を生かしきれなかったことになります。しかし、週末には、急遽、財政危機に陥った国を対象とする総額7500億ユーロ(約89兆円)という緊急融資制度を創設することを決定。市場が期待したものの、トリシェECB総裁が踏み切れなかった国債の買取を行うことで市場に介入することを示唆。まさに、「すばやく、そして、多く」という、危機対策としては「正解」の対策を実施することになりました。

 今日の、東京株式市場は、これを好感した買いや買戻しが入り、反発してスタート。GLOBEXの米国株先物が300ドル以上上昇、NASDAQ100も3%を超える急騰になったことも支えとなり、ほぼ全面高して終わっています。株式市場の方は、中国上海市場が不安定となるなか、まだ十分に材料を消化しきれ無い状態で、上げ幅は小幅にとどまっています。ただ、GLOBEX米国株先物の上げっぷりをみていると、まさか、これだけの規模とスピードで危機対策を打ってくるとは思っていなかったようで、パニック的な買いが入っているようです。政策効果は大きく、欧州株はいずれも4%を超える上昇ではじまっているほか、円の対ユーロ相場は122円台に下落、対ドル相場も93円台に入っており、ほぼ危機前の水準を取り戻しつつあります。シカゴIMM市場では、ユーロ売りポジションが過去最大までつみあがっていましたから、予想外の相場が出るかもしれません。あしたになったら、相場環境はどうなっているんでしょうか。

 ニューヨークダウも先物が急伸していますが、週末のニューヨークダウのRSIは30%に低下。昨年3月5日の底値時の25%台以来の水準まで低下していましたので、何時反発してもおかしくない所にはきていました。ニューヨークダウについては、直近のレポートで詳しく分析していますが、ザラ場ベースと引け値ベースでは解釈に大きな違いが出てきますので、会員様は内容について十分吟味しておいてください。ザラ場ベースになると、6日の急落の正体が大事になります。これについては明日にも議会で公聴会が開催されるようで、この結果をまって再考してみたいと思います。今のところ、犯人と名指しされたシティは完全否定していますし、政府の方からテロやハッキングの可能性も否定されており、理由は分かりません。超高速のロボット売買の影響が指摘されていますが、あまりの急落振りに、コンピューターをダウンさせたところと、そのまま売買するところがあった…といいますが、それによって売りと買いの板の状況に変化が出て、下落が加速した…という説明もなされています。まあ、結論は、公聴会の話を聞いて組みたてなおすことにしましょう。

 ただ、ひとつ心得ておきたいことは、今回の危機が市場に問うたものを理解しておくことです。リーマンショックで起きた需要の収縮を公的部門がリスクを負って補ってきたわけですが、市場は、早急に正常化しなければいけないと迫っています。つまり一昨年から続いてきた、相場の基調が大きく転換することを暗示しています。基調転換が起こった以上、今後、物色対象や市場環境が大きく変化してくることになります。このことについては、まだレポートを発信したばかりなので、書くのは後日にしますが、それそれ、この危機が市場に何を問うたかを、冷静に考えて、新しい相場観を組み立てておかねばなりません。

 まあ、ニューヨークダウはインナートレンドラインを抜けずに下落。日経平均はこのラインを抜いたものの維持しきれず再び下落。このラインが上値抵抗線に変わっています。ともに、上値には限界があり、戻りの限界まで行くと、2番底を確認することが必要になります。まあ、日本株の場合、黄金係数では底値からの目標値は達成していましたから、やっと今回の下げで、次の波動の計算が出来るようになったことは、良かった…としなければならないんでしょう。まあ、欧州は4%以上上げていますが、米国が果たして、どこまで帰せるか…明日の日本株はこの上げ幅次第…。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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