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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
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週末のオプションSQをにらみ、神経質な展開…1万500円か、1万250円かの力比べに
 12日水曜日の日経平均株価は、17円07銭安の1万394円03銭と続落したものの、TOPIXは0.73ポイント高の932.83と小反発して終わりました。出来高は25億9965万株、売買代金は1兆7491億円と、前日に比べ、減少しているものの、まあまあの水準は維持しています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは92、RSIは34、25日線かい離はマイナス5.5%でした。今日の終値での25日株価移動平均線は1万1003円。昨日から34円下落していますが、じょじょに下落の角度が急になっています。

 今日は、CME日経平均先物が堅調に帰ってきたことや、円の対ドル相場が93円をはさみ比較的安定した動きをしていたことから、先物買いが先行し反発して始まりました。トヨタが前期決算で2000億円を超える黒字を計上。さらに今期も増益幅が拡大するとの強気の見通しを出したことを好感。米国市場で自動車株や同部品株が買われた流れもあり、いすゞなど自動車株が買われたほか、業績予想が上ぶれた企業が個別に買われるなど、堅調な相場展開になりました。ただ、中国をはじめとする新興国の株式市場が冴えない展開になったことや、GLOBEX市場でニューヨークダウが30ドルを超えて下落すると、先物市場に売りが増加。朝も指摘したように、1万500円をめぐって先物筋の攻防戦が始まり、全体は軟化。結局、日経平均は1万400円を割り込んで終わっています。

 連日業績発表が続いていますが、総じて今期の見通しに対して弱気の経営者が多く、前期決算が上ぶれても、今期の見通しが冴えなければ買われないという状態が続いています。中間期の見通しも発表されていますが、通期見通しに対して、中間期の数字が60%~70%を占めているものが多く、下期を相当慎重に見ている経営者が多いようです。米国の景気が下期には息切れする…とか、中国の景気が金融引き締めで減速するなど、アナリストやエコノミストの慎重な景気見通しが多く出ていますので、無理はありません。なにしろ、決算発表前の上昇相場では、今期は純利益が倍増 するかも…なんて前提で買っていましたから、途中集計ながら、通期の増益率が60%台と聞くと、話が違うじゃないか…というのが今の市場の反応では無いでしょうか。

 今期見通しの中味をみると、経常利益の増益率は上期が80%近いのに対し、下期は17%にとどまっています。まさに経営者は下期に経営環境に急ブレーキがかかると読んでいるわけです。でも、売り上げは通期で増加する、と見通しているわけですから、リーマンショック後の需要収縮で必死になって損益分岐点の引き下げをやっているわけですから、売り上げが増加すると見通していたら、下期の増益率がわずか17%なんてありえないと思われます。まあ、また昨年後半と同じで、四半期決算ごとに見通しを上方修正する動きが続くんでしょう。したがって、株価のほうも急騰はなし。エスカレーター相場が続くことになります。とりあえず、決算発表のなかで、上期の見通しの良いもの、収益環境からみて下期の数字が増額修正される可能性があるものをリストアップして、中期張りで追っかける作業を始めましょうか。今日の朝も書きましたが、これだけ、ユーロが下落したら、域内の輸出企業の受注環境は急好転してきます。これは、昨年国家が破たんするんじゃないかといわれるくらい通貨が売り込まれた韓国がその後どうなったかを見れば分かること…。

 でも、ドルとリンクしていたウォンはドルが強くなるとともに上昇。通貨当局は必死になって市場に加入してウォン安を演出しています。話によれば、わが世の春を謳歌してきた、韓国造船大手は、受注価格を数%引き上げることをはじめたといいます。昨年の最安値時に比べ対ドルのウォン相場は40%以上上昇。おまけに鋼材価格も10%以上上昇していますので、採算が合わなくなってきた…ということのようです。この状況は、ドルとリンクしている中国も同様のはず。輸出業界は採算的にかなり苦しくなってきているはずです。このことをみても、通貨が下落した欧州の輸出が今からどうなるかは簡単に予想がつきますね。世界経済が回復色を強め、貿易決済通貨としてのドル需要が増加。また企業や国が借金の返済をすることもドル需要を増やしていきますので、ドルは強くならざるを得ないはず。そのときに、一緒に円が上昇したら、経済は行き詰ってしまう。この時にドルと反対の動きをするように日本の金融当局がコントロールできるかどうかがカギ。ドル金利が上昇してくるので、キャリートレードの対象が円になり、円安になると思いますが、果たして、今の政府にこの辺の細かな細工が出来るものかどうか。結局、円だけが割りを食うのではないかと懸念しています。

 まあ、日本株については、安心して出て行ける数字が出てくるまでは、「ウェイト アンド シー」で行くところ。昨日も書いたように、しばらくは、上昇中の200日線(または52週線)と下落に入った75日線の間での持ち合い相場…。25日線の下落ピッチが早まってきましたが、勝負は25日線が近づいてきたときに、これを下げ止まらせ、方向転換させる材料が出てくるかどうか。ただ、先ほども書きましたように、上期の経常増益率79%、下期の増益率17%という数字がある以上、相場が下落傾向をたどるというのは、ちょっと考えにくいと思いませんか…?5月は買い場探し…。

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米国株は高安まちまちの動き。当面は、テクニカルな壁に近づき足踏みの動きへ
 おはようございます。久しぶりに朝日が差し込み、気持ちの良い目覚めでした。聞きなれない鳥のさえずりが聞こえています。日経を読むと、記者時代に仲が良かった社長の会社が、LED関係の新製品を発表した、とでていました。社員が高専に講義に行くなど技術力の高さでは海外でも一目置かれる存在でした。注目していた会社が、全国版で取り上げられるのはうれしいものです。社長、頑張ってくださいよ。

 さて、混乱は収拾に一歩近づきましたが、市場には、まだまだ混乱が続いてほしい人が多いようです。あれだけ、大きな変動をしたんですから、相場的にはエネルギーを出し尽くした格好。さらに、ユーロが安値を更新するにしても、一旦はエネルギーを蓄積することが必要なのですが…。結構、引っかかった人が多いのかもしれませんね。今回の措置が、とりあえず緊急避難的に出血を止めるための応急措置であることは確か…。あとは、根本的に治療するため、時間をかけて、体質を強化(財政赤字の縮小)しなければなりません。時間軸が異なる対処法を同列に扱うのは如何なものでしょう。余震を繰り返しながら、だんだん適正水準を探っていくことになるんでしょう。それにしても、EU加盟国の輸出企業は内心ほくそえんでいるんではないでしょうか。これまで、米国のドル安政策や新興国の意図的な通貨安政策で輸出マーケットのシェアを奪われ続けてきましたが、PIIIGSのおかげで輸出競争力は抜群に強化されました。これで、先進国の中でいまだに割を食わされているのは日本だけになりました。日本株の動きが鈍いのも、なんだか説明がつくような気がしますが…。

 昨日の米国株は、EUの金融安定化策の効果や債務国の財政改善への取り組みに対する疑問が再燃。欧州株が反落したことを受け、下落してスタート。卸売り売上高(3月)が3ヶ月連続して増加するなど好調な経済指標や銀行株への投資判断引き上げを受け、ニューヨークダウは、一時、前日比90ドル近く上昇する場面がありました。ただ、前日急伸した事への警戒感や消費者物価指数の上昇を受け中国の引き締め懸念が強まったことから、景気敏感株を中心に売り物が増加。資源価格の下落から資源・エネルギー株が売られてたことも指数の足を引っ張り、結局、ニューヨークダウとS&P500は反落したものの、NASDAQ総合指数は横ばいで終わるなど高安まちまちの動きになりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比3億9900万株減の14億5667万株。騰落状況は値上がり1706、値下がり1355と、値上がり数が上回っていました。

 この日は、バンクオブアメリカの投資判断が引き上げられたことから、銀行株が堅調に推移したほか、自動車や部品株が買われました。また、金融市場の混乱を受け、COME金先物市場で金価格が過去最高値である1オンス1230ドル台をつけ、引け値でも高値を更新して終わったことを手がかりに、アライドネバダゴールド、ニューモントマイニングなど産金株が急伸しています。一方、中国の景気減速懸念から、半導体や同製造装置などハイテク関連が安いほか、アルコアなど素材株も売られています。全般に高安まちまちの展開ですが、景気状況を映す輸送株指数は続伸して終わっており、米国景気の底堅さを暗示しています。

 この日は、高安まちまちの展開でしたが、ニューヨークダウは昨日も書きましたように、先週6日に急落したスタートライン付近まで戻したところで押し戻されて終わっており、テクニカル的な売り圧迫が強まっています。ただ、株価はすでに5日線を回復。今晩の動き次第では5日線が上昇に転じてくることから、一旦は、1万1000ドル付近へ戻す場面も予想されますが、ただ、すでに25日線が下落に転じていることから一気に上値ける動きは出ず、6日のスタート付近でもみ合い、新たな手がかり材料を待つ…という動きになるのでしょうか。

11日の米国市場
ニューヨークダウ  1万748ドル26セント -36ドル88セント(0.34%)

NASDAQ総合指数   2375.31ポイント  +0.64ポイント (0.03%)

S&P500       1155.79ポイント  -3.94ポイント (0.34%)

CME日経平均先物  (ドル建て) 1万445円 +45円

          (円建て)  1万435円 +35円

米国10年もの国債金利  3.5350%  -0.0400%

WTI原油  76.05ドル -0.75ドル

GOLD  1220.30ドル  +19.50ドル


 米国株は小反落。CME日経平均先物は、大証先物終値を小幅に上回って帰ってきています。為替は、対ドルが92円台半ば、対ユーロは117円を割り込む水準で取引されており、今日の日本株には重石になりそうです。昨日も書きましたように、企業業績発表の今期見通しが慎重な数字になっていることから、株価の反応が鈍っており、どうしても先物売りの影響を受けやすくなっています。昨日も書きましたように、週末にオプションのSQを控え、どうしても業者の思惑で動きやすくなってしまいます。昨日の日経平均の終値1万411円からみて、今日はストライク価格の1万500円と1万250円をはさんで、神経質な動きが繰り返されそうです。ますます指数敬遠の動きが強まりそうです。昨日の欧州株が、ほぼ高値に近いところでおわっているほか、ドイツのDAX指数が続伸して終わるなど、あく抜けの動きも出始めており、為替の状況を見ながら、輸出ハイテク株の押し目をまちたいところ。目先的には金価格の高値更新を手がかりに、産金株、都市鉱山株がねらい目に…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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