FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



日本丸は風向き次第のエンジンが故障した漂流船…海外情勢次第で明日はどこへ行くのやら
 今日は、血圧の薬が効きすぎ、さっきまで横になっていました。十分な分析が出来ていませんので、最近の相場について思いつくままかいてみました。あまり参考にならないかもしれませんので、退屈されたら悪しからず…。 

 19日水曜日の日経平均株価は55円84銭安の1万186円84銭と反落、TOPIXは3.27ポイント安の910.64と4日続落して終わりました。出来高概算は24億5100万株、売買代金は1兆6658億円と、前日比では増加しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは81、RSIは34、25日線かい離はマイナス5.8%と、なんとか押し目買いゾーンに近づいてきました。今日の終値での25日線は1万818円前日からは39円の下落でした。勢いがついていますので、当面の戻り目処として注目しておく必要があります。ただ、日経平均週足のサイコロは7勝5敗、RSIは52(18日現在)ですから、目先的な指標が買い信号を出したからといって、ちょろちょろ出て行ったら、お仕置きを喰らう可能性がありますね。

 次に悪材料が出るとしたら、どこかの格下げだろうと思っていたら、ドイツが、欧州の国債や銀行への空売り規制と現物の裏づけの無いCDS売買を禁止す措置を今日から実施した…という話が飛び出してきました。今のところ、株式市場への流動性供給の足かせになるなど、総じて評判が悪いようです。しかし、以前から書いてきたように、リーマンショック時に、投機筋がベアスターンズやリーマンブラザーズなどを次々と破綻の渕に追い込んでいったやり方を、ユーロ危機を演出するのに使っているので、今回の危機はそう簡単に終わらないとしましたが、案の定、CDS、国債の空売り、格付け会社の格下げという3点セットを使い、とうとうユーロを4年前の水準まで引き摺り下ろしてしまいました。今回の、ドイツの措置も、危機を演出した投機筋の武器を封じ込めてしまおうという狙いがあるのではないでしょうか。

 今回の危機対策には英国も参加して、規制に反対したようですが、ドイツを中心にしたEUにしてみれば、成長に行き詰った英国と米国が、デリバティブを駆使した錬金術で生み出した証券化商品を武器に金融産業での復権を狙ったところから、今回の危機が起きた…という気持ちがありますから、英国が規制に反対しても「犯人のクセに何を言ってるんだ」くらいの気持ちしかないでしょう。でも、IMM通貨先物市場の取り組みを見ていたら、売り残が急増しているのはポンド…。投機への規制に反対するなんていっていたら次は英国の番かもしれないのに…。いまのところ、市場はドイツ一国のこと…と冷静に受け止めているようですが、早速、オーストリアが賛成するなど広がりを見せていることには注したほうが良いかもしれません。行き過ぎた騰貴行為に対する規制の動きには感情的には賛成ですが、市場への参加者としてみた場合には、やはり流動性の減少につながりマイナスになるほか、規制がないユーロ売りが加速する動きも強まりますので、これでユーロの下落が終わった、とするのは早計かもしれません。もし、EUと投機筋との全面対決なんてことになったら、ちょっといやなことになるかも…。ちょっと慎重に今後の動きを見て行きたいところです。

 日本株は、エンジンが止まり大海原を風に任せてさまよっている漂流船みたいなもの…。ちょっと円高になったといっては、売られ、中国市場が反発した、といっては買われ、GLOBEX市場で米国株先物が安い、といっては売られ、まったくどこの港に向かっているのかも分かりません。風向きを見ながら先物筋が勝手に舟をもてあそんでいる感じです。また、数年ぶりの急激なユーロ安で、ユーロでみた海外株価はリーマンショック時を上回るところまで上昇。欧州からの利食い売りが増加しています。この状況は日本だけではなく、米国株や中国株をはじめとした新興市場株でも同じ。

 つい先ごろまでドル安で、米国の投資家がやっていたことと同じことを欧州がやっています。他の国の通貨が安くなるたびに、ラストリゾートとして円が買われ、ドル安時には米国の投資家が売り、ユーロ時には欧州の投資家が日本株を売る…。おまけに、日本丸はエンジンがとまったまま…。船長は海外から「救いようの無い馬鹿…」といわれ、エンジンの修理もせずに、救いのヘリが降りられる場所作りに甲板の上を走り回っている…。もしかしたら、漂流するまま、どこかの岩礁に乗り上げて座礁するか、沈没してしまうかもしれないとなったら、早いうちにりぐっておけ…というようなものしょう。沈没したらどうしようもないが、座礁したら、積荷を馬鹿みたいな安い値段で買い叩けば良い…という考えでしょうか。

 まあ、こんな馬鹿な考え方をしなければならないほど、今の日本は情けない状態になっています。官僚たちは少しはましな考えを持っているでしょうが、民主党政権が政治主導を強調し、自分らの考え方を押し付けてくるから、意見具申はしない…仰るとおりにやりますよ。その代わり自滅してくださいね、という姿勢。まさに面従腹背の状態。舟のエンジンはすぐに修理できて、自力走行できるのに、命令がないからやりませんという状況。とにかく、みんなが力をあわせて舟を動かさなければならないのに、みんなが知らん振り。舟の実際の状況や危機の解決策も分かっているのに広報(マスコミ)が事実を伝えようとせず、船長の馬鹿さ加減や幹部の悪口ばかりを報道している…。海外投資家が、日本丸が沈没するんじゃないかと心配するのも当然です。

 でも、どんな相場だって、枯れきれば火はつきやすくなります。以前から、日足ベースでは無く、週足ベースで買い信号を出すのを待ちましょうと書いていますが、まだ、今の相場は生乾き…。ナントカ火がついても、先物や裁定解消売りなどファンダメンタルを無視した腕力で消化されてしまいます。枯れ切れば、自然に買いが増加し、少々水をかけたくらいでは火は消えません。水は、裁定買い残…先週の持ち合い相場で、また残が増加し約2兆1000億円になっています。まずは、火にかける水が減ること…そして、かけられた水くらい簡単に吸収してしまうだけの十分な買いが入るまで待つことです。今は、日柄が薬…。PERが低下するなど、なまじファンダメンタルが良いだけにみんなが投げず、整理が長引く…。2003年から2004年型の整理へ…。だから深押しはない…?
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



2番底確認の動きをドイツから封じられた米国株…投機筋の抑制は日本も見習うべき
 おはようございます。

 欧州情勢はなかなか安定しません。昨日はEUがギリシャへの145億ユーロの融資を実行。今日償還を迎える国債のデフォールト(債務不履行)が回避されたことを好感。ユーロ、欧州株式ともに上昇しています。しかし、取引終了後、ドイツが国債や銀行の空売りを一時禁止、現物の裏づけが無いCDS取引を制限する措置を発表。また、イタリアが欧州の国債保有にともなう自己資本減少に柔軟に対処する方針を発表したことから、欧州金融機関への不信感が増幅。ユーロは再び売られ、1ユーロ1,21ドル台に下落。4年ぶり安値を更新したことから、EU経済への不安が増幅されています。

 昨日の米国株は、ギリシャへの融資が実行されデフォールトが回避されたことへの安心感に加え、ホームデポやウォルマートが予想を上回る好決算を出したことを好感。ニューヨークダウは続伸して始まりました。また、住宅着工件数(4月)が予想を上回る伸びを示したことも好感。一時、1万700ドルの大台を回復する場面もありました。しかし、ドイツの銀行株への空売り規制やイタリアの銀行自己資本評価基準の緩和など欧州銀行への懸念を増幅する政策からユーロが軟化すると、米国でも金融規制強化への懸念が高まり、金融株から下落。デビッドカード規制の強化を嫌気してVISAやマスターカードなどカード会社も売られるなどし、下落幅は拡大。結局、主力指数とも急反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比8403万株増の15億2250万株。騰落状況は値上がり703、値下がり2362でした。

 この日は、欧州銀行の経営不安が、米国の金融規制強化による銀行経営への懸念となって、伝播。金融株は全面安になりました。また、株価下落による世界景気の減速を懸念。原油価格が1バレル70ドルの大台を割り込んだことから資源・エネルギー株が売られたことも下げ幅を拡大しています。また、以前から指定してきたように、ドル安の前提が崩れたことで米国輸出の減速懸念が浮上。GEやインテルなど輸出ハイテク株が売られるなど、下落は広範囲にわたっています。

 この日は。株価が立ち直りの兆しを見せつつあるところに、ドイツの取引規制策の発表で足払いをかけられた格好。再び、2番底模索の動きに引き戻されてしまいました。ただ、今回の調整は、リーマンショックの危機から立ち直りをリードしてきた過剰流動性の是正を市場が要求しているもの。ばら撒かれたドルが米国に還流することでもたらされるドル高により、これまで市場を支えてきた「ドル安」前提のリスク選好が変化することを意味します。昨日も書きましたように、ドル安による輸出増を梃子に回復してきた米国の製造業の指数に頭打ち感がでているほか、中国の景況感にも変化が出始めました。今回の、調整は、リーマンショック後の株価回復をささえてきた基調が転換することでもたらされているものという認識が必要で、新しいステップに移るためのもの。第二次ICT革命(バブル)へ向けての流れに変化は無いものとみています。ニューヨークダウ、NASDAQ総合指数とも、一昨日の安値を下回っていないことに注目。

18日の米国市場
ニューヨークダウ 1万510ドル95セント -114ドル88セント (1.08%)

NASDAQ総合指数  2317.26ポイント  -36.97ポイント (1.57%)

S&P500    1120.80ポイント   -16.14ポイント (1.42%)

CME日経平均先物(ドル建て) 1万175円  -85円

        (円建て) 1万160円  -100円

米国10年もの国債金利  3.3760%  -0.096%

WTI原油   69.41ドル -0.96ドル

GOLD    1214.60ドル  -13.50ドル


 米国株は反落。CME日経平均先物も大証先物終値を100円下回って帰ってきました。またユーロも再び対ドルでの安値を更新していますが、国内にきて円相場は対ドルで91円台、対ユーロも111円台に上昇して取引されており、今日も輸出関連株を中止に売られ底値模索の動きになりそうです。通貨政策を見ると、EUははっきりとユーロ安を指向。輸出による景気の建て直しに移行した感があります。米国や中国も、輸出減速による景気の頭打ち感に見舞われており、やがて為替政策に動く可能性があります。今のところ、輸出に関してはEUの一人勝ちの感じがしますが、米国がEU経済立て直しのためユーロ安を容認しているとすれば、円が一段高のリスクにさらされることになります。現政権も金融当局も今回の通貨波乱に対し、何の関心も示していませんが、すでに世界は通貨の切り下げ競争に入っていることは確か…。日本が何もしなかったら、円はどんどん押し上げられていき、デフレの影響は益々増幅していくことになります。本来なら、日本から強調介入の提案が出ても良いのですが、普天間問題に深入りして行っては経済のことなんて何にもできるはずがありません。世界の経済情勢は雪崩をうって変わろうとしているのに、本当にこの国は…。

 まあ、今日もいつもどおり、先物業者と裁定解消売りに振り回される一日に…。ドイツが投機筋の動きを封じる動きに出ましたが、何でもありの市場は日本だけになってきました。米国の大手のファンドが次は日本だ…なんていきましていましたが、何でもありの日本市場なら、まんざらやれないことは無いかもしれません。日本の金融当局の方々、また血を流さないとわかりませんか…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ