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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
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アジアが高くても、為替が安定しても関係なし…日本の株価は裁定業者が握っている
 遅くなりました。今日は間単にまとめておきます。

 週明け24日の日経平均株価は、26円14銭安の9758円40銭と4日続落したものの、TOPIXは0.32ポイント高の880.01と小反発して終わりました。週明けで、手がかり材料難だったこともあり、出来高は22億425万株、売買代金は1兆5062億円と、ともに前週末から減少しています。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは71、RSIは23、25日線かい離はマイナス8.4%でした。短期テクニカル指標は全て底値ゾーンに入っています。今日の引け値現在の25日移動平均線は1万656円。前週末からの下落は57円となり、下落に勢いがついています。これをしのいで上に出るには、かなりのエネルギーが必要になりそうです。日経平均週足のサイコロは7勝5敗、今週安ければ6勝6敗の五分…。また先週末のRSIは45。昨年11月安値の時は、33。まだまだ…ですね。

 さて、週末の米国株は、反発。CME日経平均先物も高く終わり、今日はもう少し期待できる相場かな…と思いましたが、朝一からシンガポールの先物市場で、日経平均にまとまった売りが出たことから、下落してのスタートになりました。現物市場では、為替も安定しているとして、輸出株に買い物が這わされ、高く始まるものが多かったのですが、結局、勝負を決めたのは、シンガポール市場の日経平均先物売り…。これが、日本市場での先物安を誘い、先物が現物価格を下回ると、あとは裁定解消売りが連発。高くなった輸出株の値を全て消してしまいました。また、賽の河原の石積み相場が始まってしまいましたね。相場が落ち着いた…とみて、押し目買いを入れに行ったら、裁定解消という鬼が出てきて、折角、つんだ石積みをグチャグチャにして行ってしまいます。石積みを崩された子供は、親に会いたさに、泣く泣く、また石積みを始める…。救いが無いような話ですが、最後には、お地蔵さんが出てきて、助けてくれるという話のようですが、日本の市場にはお地蔵さんは助けに来てくれないんでしょうか。

 まあ、泣き言を書いても仕方がありませんが、ここは、早いとこ、裁定買い残が減少するようにお願いするしかありませんね。ユーロが安いから、結果的にユーロ建ての株価は上昇。欧州市場が空くころになると利食い売りがでてきて、日本株は下落する…。ついでに、先物を売るから、裁定解消売りを誘発して、インデックス銘柄を中心に下落。これを嫌気して、全体が下げるから、信用取引の担保不足が起きて、信用の投げがでて下げる…。実に良い循環が効いています。根っこのところは、円高なんですが、この円高は、下手すると企業業績の見通しを下方修正する可能性もある悪材料。景気に悪影響を与えるのははっきりしているんですが、政府も日銀も知らん振り。なまじ、景気が良くなって金利が上昇。国債の利払い負担が増えたんではたまらない…ということでしょうか。景気を良くして税収の増加を図ろうという考えは無いんでしょうね。

 信用買い残1兆9000億円、裁定買い残2兆円。不透明感が強くなり出来高が減少すればするほど、解消売りの影響は強まってきます。逆張りで買い向かう個人投資家の層が厚ければ、解消売りくらいは簡単に吸収できるのですが、これだけ、悪材料が増えると短期のテクニカル指標が買いゾーンに入ったくらいでは、なかなか、逆張り投資家は出てきません。以前から書いているように、今回も日経平均週足のテクニカル指標が買いサインを出してくれたら、強気になるという方針で良いんではないでしょうか。昨年11月安値時にはRSIが33、昨年3月安値に突っ込むところでは、RSIは18…サイコロもまだまだ…。唯一、13週線とのマイナスかい離が9%になって、反発してもおかしくないところに来ています。

 当面、日本や新興国、米国などで利食った資金を欧州に回帰しますので、しばらくはユーロも安定した動きにはなりそうです。資金が回帰したドイツやフランスでは安全資産としての国債が上昇しているようですが、世界中の株価が急落しても、EUの輸出株は対して下げてはいません。大変だ、大変だと言いながら、結構、輸出が増えて景気も盛り返すなど、経済的には改善しているようです。ただ、ギリシャやポルトガル、スペインのCDSは数々の対策が講じられても高値圏で張り付いたまま。ドイツの国債カラ売り禁止措置で、国債市場からの資金調達の道を封じられてしまったほか、財政削減策の進捗状況を監視しようという機関の設置に問題国が反対したことも、今回の危機はまだ終わっていない…と市場がみていることの現れです。問題国の国債償還が来るたびに、また今回のようなどたばたを繰り返すことになるんでしょうか。シカゴIMM通貨先物市場で、売りの残高が膨らんでいるとして懸念していた英国は、62億ポンドの支出削減策を唐突に発表。市場に先手を打つような動きをしています。まだまだ、通貨市場からは芽が離せません。それとともに、通貨がハランするたびに円がおし上げられていきますが、通貨市場の混乱が長引くとしたら、政府としても何か対策を準備しておかないといけませんが、そんなもの、しているはずはありませんよね…。

 しばらくは、裁定解消売りにいたぶられる動きが続きそうです。GLOBEXの米国株先物も77ドル安から22ドル高に振れるなど乱高下しており、まだ安定状態を取り戻したとはいえません。解消売りの場合、サヤだけが問題。板が薄いときに継続的にやられると下値目処が立たないところがあります。結局、昨年11月から日本株が上がったのは、裁定業者が買い残を積み上げたおかげだったんでしょうか…。まあ、今晩の米国株次第…。明日の見通しは、米国の動向を見てから判断しましょう。しかし、日本の政治はナントカならないんでしょうか。衆愚政治はもうたくさんです。

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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