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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2010/05 | 06
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やはり裁定取引の破壊力は大きかった…まずは需給面の改善待ち
 26日水曜日の日経平均株価は、62円77銭高の9522円66銭と6日ぶりに反発したものの、TOPIXは0.82ポイント安の859.00と、続落して終わりました。世界株価指数採用銘柄の入れ替えから関連銘柄の売買があり、出来高は26億3546万株、売買代金は1兆9138億円と前日比で増加して終わりました。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは63、RSIは22、25日線かい離はマイナス9.5%でした。今日の終値での25日線は1万517円。前日から70円の下落…結構、勢いがついてきた感じ。

 昨晩の米国株は安値から270ドルも急反発して終わり、引け味は抜群。CME日経平均も大証先物を上回って帰ってきました。為替も、昨日の海外市場に比べたら落ち着いた動き…。中国株もしっかり、もしかしたら戦争するかもしれない韓国の株も高い…。これだけの好環境を受けた今日の日本株は、高くなったものの、寄付きの値段さえ上回れずに終わっています。値上がり数541銘柄に対し、値下がり数は1016銘柄…日経平均が示すようなしっかりした相場だったんでしょうか。今日の相場は、昨日売りまくった先物の買戻しから、高く始まっています。昨日の相場で底打ち感がでた米国株は、GLOBEXの夜間取引で大幅に上昇。一時ダウは80ドルを越える上げ幅となり、立会時間中プラス圏で動いていましたが、日本株は無反応。折角、高く始まっても買い物が続かず、値動きが止まると早速先物の売り攻勢。裁定解消売りが出たこともあり、あっという間に上げ幅を圧縮しています。

 前場は、9500円を割り込んで終わってしまいましたが、後場に入るとどこかから(年金…?)から買い物が入り上げ幅を拡大しましたが、買いが止まると、再び先物の売り圧力が強まり、上げ幅を縮め、結局、62円高で終わりました。ただ、公的資金の買いの影響が少なかったTOPIXは続落して終わっています。どうやら、政府は9500円をひとつの防衛ラインと考えているようですね。ただ、今日も需給悪の影響が続き、個人が買った中小型株が信用の投売りなどから下落。新安値銘柄は336銘柄も出ています。昨日発表された三市場信用買い残は株価が下落しているにもかかわらず増加しており、ぶら下がりの玉が増えていることを思わせます。なまじ、業績見通しがよく、ファンダメンタルからも割安感があるだけに、追い証を入れてもがんばろうという投資家が多いようです。だから、昨日の米国のようなセリングクライマックス的な動きが出ないんですね。整理には時間がかかるかもしれません。

 また、もうひとつの需給悪要因である、先物との裁定取引の状況ですが、今日、先週21日までの売買状況が発表されました。先週の日経平均は、ほぼ棒下げし、週間で633円下落しましたが、この間、先物に意図的な売り崩しが何度も入り、そのたびに裁定解消売りが多発しました。今日発表された、裁定買い残は週間で2968億円、約3000億円減少し、1兆8000億円になっていました。これをみても、先週の下落に裁定売りが影響していたことがわかります。これに、ユーロの下落で実質的な値上がり益がでた、欧州投資家からのインデックス売りが出たわけですから、指数が棒下げになったのも納得がいきます。それでもまだ、裁定買い残は1兆8000億円も残ってますし、今日あたりは買戻しを含めた先物買いが入り、裁定買いが入ったはずですから、また、爆弾にエネルギーが注入されています。

 リーマンショックの時には、うまい具合に裁定買い残を3兆円超えまで増やし、下げの道中では買い板のないなか、機械的な解消売りが出され指数の下落幅を拡大。結局、日経平均が底をつける、一ヶ月前の2月に2600億円台の残高まで減少して下げ止まっています。市場全体が弱気に傾いて、買い板が薄くなるほど影響力が強まりますので、下値の目処は立てられません。結局、先物筋が買いを入れたところで底が入り、裁定残を積み上げ、解消売りをするために先物の売り攻勢を強めたら、相場が下落に向かう…という、まさに仕手が思うように相場を操る仕手株みたいな状況です。教科書通りなら、裁定取引は相場には中立要因ですが、問題は、単純平均型の日経平均には指数寄与度が大きい値嵩株や品薄株が採用されており、一部の銘柄を動かすだけで指数を操作できる可能性があること。この点に関しては、先物導入時から操作性が高いとして問題があると、学識経験者から危険性を指摘されていました。にもかかわらず、欧米の圧力を受け、強引に導入させられましたが、結果、何が起こったかはこのブログでも何度も書いてきました。

 完全な欠陥商品であるにもかかわらず、いまだに改善しようという動きは出てきません。日本の金融や景気を自由にしようとする支配者にとって、これほど便利なツールは無いということでしょう。マスコミの方も問題点を追求せず、すでに触れてはならない存在になった感があります。今日の相場のように、3分の2の銘柄が値下がりしているのに、指数はプラスで終わっている…益々、指数と実際の相場のかい離が進み、指数が指数としての役割を果たさなくなっています。それでも、今日の日本株は6日ぶりに反発した…と、マスコミは報道するんですから、やはり、この国はおめでたい…。

 悪口ばかり書いても仕方がありませんが、皆が見送れば見送るほど買い板が薄くなって裁定解消売りの影響は強まっていく。買い板が薄い中で1兆8000億円の解消売りがでたら、日経平均はどこまで下がるんでしょうね。

 まあ、楽しい話はこの辺にしておいて、とりあえずは米国の相場の立ち直りに期待することにしましょう。今後注目される第二次ICTバブルについては、何度も書いていましたが、昨日は、米国のデルが「i PAD」と同じような商品を出してきました。6月には、アイホンの新商品も出てくるといます。スマートホンで出遅れたノキアもヤフーと協力して新分野に出てきます。でも、これだけいろんな端末が売り出されるのは良いんですが、ユーザーが使いまくったら、従来の中継基地で対応できるんでしょうか。すでに、つながりにくくなったり、データーの伝達スピードが遅くなるという事態が始まっているといいます。「i PAD」やアイホンなどが売れれば売れるほど、中継基地にかかる負荷は増大する…。だから、インフラの整備も待った無しになる…。ただでさえ、電子部品や部材が足らないといって、生産に障害が出てい時に、インフラ向けの需要が乗っかってきたら…。次に買うべき方向ははっきりしている。それを邪魔しているのは為替ですが、これもドルLIBURの上昇から、円高が修正される日も近い…。指標性を失った指数に一喜一憂しても仕方が無い。前向きに、次の成長分野の株を発掘する方に時間を割いた方が得…?

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安値更新後、金融規制法案に関する好材料で下げ幅圧縮…「タクリ足」になったが…?
 おはようございます。

 欧州情勢は相変わらず混迷状況が続いています。世界的な不安を増幅したにもかかわらず、ドイツ財務省が空売り規制をドイツ株式全部に拡大する方針を打ち出したほか、EU議長が提唱するユーロボンド構想にも反対を表明するなど、ドイツの暴走ぶりが目立っています。混乱が収束しないことを嫌気し、欧州株は大幅に続落。ユーロ相場も対円で108円84銭と、8年ぶりの安値に下落。対ドルも再び1.21台に下落し、6日につけた安値に接近する場面もありました。市場は危機に対する協調体制の乱れを気にしており、しばらくは乱高下を繰り返すことになりそうです。

 昨日の米国株は、欧州株が大幅続落したことや、世界同時株安状態になっていること、朝鮮半島の緊張拡大など複合的な悪材料を嫌気して、続落してスタート。寄り付きから売りが集中し、取引開始からわずか30分で300ドル近く下落。安値は9774ドルと6日につけたザラ場安値も下回りました。その後、コンファレンスボード(CB)消費者信頼感指数(5月)が市場予想を上回る伸びになったことや、このところの株安で割安感のでた銘柄の押し目を拾う動きが強まり下落幅を少しずつ圧縮。後場に入り、金融規制改革法案の上院案との調整を行っている下院金融委員会・バーニーフランク委員長が、銀行からデリバティブ部門を分離させる共和党案に反対を表明。ボルカールールに定める自己売買取引の制限で十分と表明したことを好感。金融株から急速に切り返し、下げ幅を縮め、結局、ニューヨークダウやNASDAQ総合指数は下落分を埋め切れなかったものの小幅な下落で終了。金融株の影響が大きいS&P500はわずかながらプラスで終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5億6981万株増の18億8241万株。騰落状況は値上がり1118、値下がり1964でした。

 この日発表された5月の消費者信頼感指数は63.3。前月の57.7(59.9から下方修正)から増加し、3ヶ月連続して上昇しました。景気の先行きをみる期待指数は85.3と前月の77.4から増加。07年8月以来の水準に上昇しています。「就職困難」とするものの割合が、前月の44.8%から43.6%に減少するなど、雇用状況の改善が目立ちました。

 昨晩、この日の米国株が下値から反転して終われるかどうかがカギになる…と書きましたが、この日は、寄り付き段階から投げ売りがでて、一気に6日のザラ場安値、2月安値をともに下回り、一時的に「総悲観」の局面が出たようです。その後、押し目拾いの動きが出て、安値圏で底堅い動きをしていたところに、銀行株への前向きな材料が出て、急反転して終わっています。下値から270ドルも下落幅を圧縮、いわゆる「タクリ足」をつけて終わりましたので、目先的に底型が完成、下落には終止符が打たれたようです。GLOBEX米国株先物取引で、ダウは80ドル近く上昇するとともに、NASDAQ100、S&P500とも、上昇して取引されており、市場は目先的に弱気相場が終わった、と判断しているようです。欧州情勢というマイナス材料があり、まだ予断は許さないものの、とりあえず、底打ち感は出たのではないでしょうか。SOX(フィラデルフィア半導体株指数)がプラスで終わるなどハイテク株の動きが注目されます。

25日の米国株
ニューヨークダウ  1万0043ドル75セント -22ドル82セント(0.23%)

NASDAQ総合指数 210.95ポイント  -2.60ポイント (0.12%)

S&P500  1074.03ポイント  +038ポイント (0.04%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9555円  +115円

          (円建て)   9545円  +105円

米国10年もの国債金利  3.15%  -0.04%

WTI原油  68.75ドル -1.48ドル

GOLD   1198.00ドル +4.0ドル 


 米国株は、急落した後、下落幅を圧縮しての終わり。CME日経平均先物も、米国株の立ち直りを意識し、代書異終値を上回り9500円台を回復して帰ってきました。円相場は、国内に帰り、対ドルで90円台前半、対ユーロで111円台後半の取引となっており、1ユーロ108円85銭をつけた海外市場から比べると3円の円安になっています。朝鮮半島の緊張など、株価を押さえる懸念材料があり上値には限界があるものの、GLOBEX夜間取引で米国株が上昇。今日は、昨日売った先物の買戻しから堅調なスタートが予想されます。昨日はからりヘッジ売りなど場違い筋の売りも含んでおり、先物の買戻しや裁定買いからCMEの上げ幅を上回る上げも予想されます。注目点は先物の買戻し一巡後も、買いが継続するかどうか…。指数売買と関係の無い中小型株に買いが集まると思われますが、指数の動きが止まれば、また外部環境を見ながら先物売買に振られる展開に…。米国の流れを受け、電子部品株に注目したいが、やはり気になるのは為替…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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