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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2010/06 | 07
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期待はずれのG20.…なんにも出ずで、週末の荒波をもろにかぶって急落
 週明け7日の日経平均株価は、380円39銭安の9520円80銭、TOPIXは30.95ポイント安の859.21と、ともに続落して終わりました。日経平均の下落幅は今年最大とのこと…。外部材料を見極めたいということから手控え気分が強く、出来高は20億953万株、売買代金は1兆4476万株と、週末にくらべ増加はしたものの、低水準の商いでした。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは65、RSIは31、25日銭かい離は-5.7%でした。ぶっ下がった割には、指数の低下はいまいちですね。今日の終値での25日線は1万100円でした。また、先週末の日経平均週足サイコロは6勝6敗、RSIは47…。素直に下げていれば、今週の下落でサイコロは4勝8敗におちていたはずなんですが…。まったく、先週の上げは、ジャンプしたところで、足払いをかけたようなものでしたね。

 さて、休みの間に、G20がらみで、何かでるかと思ったんですが、結局、何も出ず(というより、何も出来ない?)仕舞いで、週末の米国雇用統計ショックをもろにかぶることになってしまいました。
 また今日も、どこかからドイツの連邦最高裁判所が、先ごろ決まったEU安定化基金への出資を違法と判断する可能性がある…と伝えられ、ユーロは一段と下落。今日は一時108円04銭まで売り込まれています。まあ、どこから流れてくる話か分かりませんが、よほどユーロを下げたい人が多いようですね。先週末、通貨が売られたハンガリーも中央銀行総裁や財務相が「特に、特別な財政再建策を講じなくても、赤字は目標のGDP比3.8%は達成できる…」などと発言、必死になって打ち消しの努力をしています。結局、EU加盟のオーストリアやドイツ、イタリアなどからの借り入れが多いから、ハンガリーを叩けばユーロが下落するだろうという、仕掛け的な動きがあったんでしょう。EU域内の問題国については、今回のギリシャ危機に対する対応で、支援体制が整ったことから、当面、攻めにくくなり、横合いから崩しにきた…と言うところでしょうか。

 購買力平価からみたユーロは1.23ドル台だといわれますが、今日は、1.8ドル台まで売られており、すでに、売られすぎのゾーンに入ってきています。株式レポートでは、過去のテクニカル分析から1.7ドル台はあるかも…なんて馬鹿みたいな安値を書いていたのですが、いつの間にか目標を達成してしまいました。先週末、発表された1日現在のシカゴIMM通貨先物市場の取り組みで、ユーロショートのポジションは前週の15万2366枚から、13万8331枚へと1万4535枚も減少。5月末の中間決算を意識し、ヘッジファンドが買い戻したことが予想されます。結局、先週末にかけての噂先行の荒っぽい動きは、買戻し損ねた投機筋が巻き戻しを狙って動いているのかもしれません。購買力平価でみると、1ユーロは102円台ということのようですから、対円では割高感が残ったまま、なんですが…。ただ、理論価格を下回っても仕掛けてくる、というのは、終わりの始まりみたいな気がしないでもないんですが…。

 今日の相場は、再びユーロが下落したことや、週末のCME日経平均先物が9610円で終わっていたことから、これにサヤ寄せする格好で売られ、急落して始まりました。先週、米国の雇用統計を期待して先物を買っていた投資家の投げに加え、安全資産買いから債券が買われ、先物が急伸。そうなると、お決まりの「債券先物買い・株先物売り」のロング・ショート取引が行われ、株式市場には先物売りが多発。いつものように、裁定解消売りが板の薄いところに出され、現物市場も急落しました。今日は新安値が136銘柄出ていましたが、日本を代表する銘柄(というより裁定解消売り銘柄)が多く含まれており、日本売りの様相を呈しています。もちろん、いつものように、ユーロ安により為替差益がでている海外投資家の持ち株も売られています。また、先々週から、個人投資家を中心に、中小型株や新興市場株を中心に、買いを入れましたが、全体の地合に押されて、投げも入ったようです。

 全体的にはドスンと下げた後は、方向感のない展開でしたが、GLOBEX市場で米国株先物が続落。ニューヨークダウが一時120ドルを越える下落をすると、週末のSQを意識。ストライク価格の9500円を意識した売り崩しが入り、先物価格は一時9500円の大台を割り込んでいます。相変わらず、デリバティブ取りひきがファンダメンタルに関係なく、右や左に飛び交って、市場をかく乱しています。迷惑なのは個人投資家…。いくらなんでもこのPERは低すぎる、として買ったものが、さらに一段安。モノサシが通用しない市場になってきました。結局、世界中が景気をなんとかしようと通貨切り下げによる輸出増加を狙っている。そのしわ寄せが、なんらの通貨政策も持たず、実質金利は馬鹿みたいに高いまま放置されている円に向かい、益々、押し上げられていく…。今日ぐらいは、何か一言あるかと思ったんですが、野田新財務大臣は「通貨の水準については言わない…」とええ格好…。そんな場合じゃないと思うんですが。 

 まあ、これまでの経緯からみて、9500円から下は公的年金の介入が怖くて売り込みにくいのですが、今日、先物価格が9500円に届いたので、もしかしたら、もう一段下の9250円の価格を狙いに行く動きがでるかも知れません。まあ、タイミングの悪い時にメジャーSQに当たったものですね。今晩の米国が大幅高しなったら、明日は、9500円のもう一段下の価格を心配しなければなりません。なにしろユニクロや東エレなど値嵩の指数採用銘柄を狙い打ちすれば、日経平均なんて簡単に下げられますからね。景気が悪いのも、企業業績の減額懸念があるのも、海外から売りがくるのも、全て円高が原因…。これが分かっていて何もしないで、どんどん国富が失われていく…。これを放置している政治や行政はサボタージュしているとしか思えない…。仕事をしないのなら給料を返上したらいかが?

 明日の外部要因がどうなっているかは予測できないし、デリバティブを使って日本の株を操っている投機筋の考えなんて読めない。だったら、テクニカル指標が買いサインを出すまで我慢するしかない。それにしても、大弱気だったのにいきなり雇用情勢に関して強気になったゴールドマンザックスのアナリスト、みんなが雇用統計に期待して先物を買い越しているときに、大幅な先物売をやったクレディスイス…騙されるほうが悪いのか、また、情報がとれないのが悪いのか。裏返してみればインチキをやっているのかと疑われても仕方がない。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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