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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2010/06 | 07
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とりあえず…の買戻しから小反発…今晩の米国株が焦点
 8日火曜日の日経平均株価は、17円14銭高の9537円94銭と3日ぶりに反発したものの、TOPIXは0.88ポイント安の858.33ポイントと、3日続落して終わりました。出来高概算は18億501万株、売買代金は1兆2679兆円と、昨日から大幅にボリュームダウン。見送り気分の強い展開になりました。日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは70、RSIは33、25日線かい離はマイナス5.0%でした。今日の終値での25日線は1万44円。いよいよ25日線の1万円大台割れが近づいてきました。テクニカル的には1万円大台回復のハードルはだんだん高くなっています。

 今日は、米国株が続落して終わったことや、CME日経平均先物が9400円で帰ってきたため、先物売が先行。9400円台のスタートになりました。GLOBEX米国株先物が続落し、一時、9600ドル台に下落するなど外部環境の悪化を手がかりに先物売が強まったものの、為替が安定的に推移していたことや、GLOBEX米国株先物が急速に切り返しプラス圏に浮上したことから、先物の買い戻しが増加。急速に下落幅を圧縮するとともに、このところ売られてきた精密株などに買戻しが増加。結局、日経平均は9500円の大台を維持して終わりました。まだ、どうなるか分かりませんが、GLOBEX米国株先物で、ニューヨークダウは9673ドルまで売り込まれた後、9897ドル高値まで上昇するなど、荒っぽい動きで反発しています。また、先物が全般に買い戻しを急いだ背景には、先週末、全般が強気するなか、3300枚を超える先物売りを行ったクレディスイスが2400枚近い買いを入れた(買戻し?)を入れたこともありそうです。

 今日の反発については、先物売りの攻勢があったものの、現物価格が5月27日につけた9395円の安値を下回らなかったことや、この日に、ヘッジの先物売りを行ったところが底堅い動きに買戻しを急ぐなど、ファンダメンタルを評価した買いというよりも、ショートポジションのまき戻しが大きいと思われます。また、為替についても、今晩EU財務省理事会やハンガリー政府の財政赤字削減に向けての政策が発表されるなど、重要なイベントを控え、投機筋が一旦売りを手仕舞いした影響が大きいようです。
 ユーロ安については、輸出国にとっては居心地がよく、輸出企業を抱えるフランスやドイツ、ベルギーなどの輸出主導国が簡単にユーロ安の是正に動き出すとは思えません。ただ、昨日も書きましたように、すでにユーロの対ドル価格は購買力平価からみた適正水準を下回り割高感は是正されており、今回、ユーロ安を仕掛けた主力ヘッジファンドが何時までもショートポジションを持ち続けているとは思えません。もしかしたら、今残っているのは、ちょうちんをつけた投機筋やヘッジのためにユーロ売りを実施した実需筋などかもしれません。その意味では、ユーロ売りのピークは過ぎたと考えても良いのかもしれません(EUという組織的な矛盾は是正されていませんが…)。まあ、落ち着きを取り戻すことを願っておきましょう。

 とにかく、問題は、今日の朝も書きましたように、ユーロ安がこれまで米国や米国と通貨をリンクさせて輸出を景気回復の起爆剤としてきた国に影響を及ぼし始めてきたことです。米国では、これまで製造業を中心に生産や受注が拡大。雇用を増加させてきました。しかし、このところ、製造業新規受注など製造業関係の指数をみると生産や受注に頭打ち感がでているほか、在庫が増加に転じるなど、ちょっとあぶない兆しが出ています、中国の直近のPMI指数でも、新規受注が落ち込むなど、製造業に頭打ち感が出てきています。どちらも、輸出の主要な仕向け先は欧州ですが、もしかしたら、ユーロ安が障害になって輸出採算が悪化して来ているのかもしれません。

 中国や韓国では通貨上昇による造船コスト高からでキャンセルも出始めていると言います。ユーロの下落は4月はじめから始まっていますので、来月から始まる米国の第二四半期決算では、輸出企業の業績下方修正が問題になるかも知れません。最近の米国株を見ると、輸出比率の高い企業ほど厳しく売られていますが、この動きは、中国でも同様。特に、中国の場合は、実質的な通貨高に見舞われているほか、賃金の上昇が全中国的に広がる懸念があり、コスト高から輸出企業全般がダメージを受ける可能性が出てきました。このところ、銅や鉄の原料輸入を控え、備蓄分を使っているといますが、もしかしたら、コスト圧迫がすでに始まってるのかも知れません。賃金上昇は、コストプッシュインフレになって、金利の上昇につながるだけでなく、内需にも影響を与えてきますから、中国経済の減速は避けられなくなるかもしれません。中国株の動きの鈍さは将来の懸念を織り込んでいるのかもしれません。目先の動きは別ですが…。

 今日の朝も書きましたように、昨年来、世界経済の回復を支えた構図は、「ドル高」に回帰したことで、大きく変わろうとしています。米国株にあっては、輸出から内需への変化でもあります。今回の雇用統計でも明らかになったように景気回復と雇用の回復が結びついていません。業績回復が鮮明になっているにもかかわらず、企業はコスト圧縮を進めています。コストのかかる投資は極力抑え、外部資源を利用しようとしています。その結果が、クラウドコンピューティングサービスなど、外務経営資源の活用です。おそらく、これからも持続的に成長できるのは、このコストカットにつながる業界なのかもしれません。また昨日から、新型アイホンが売り出されましたが、これだけ多くの機能が吹かされて、とてつもない情報量がやり取りされるようになると、従来のインフラではたえられるはずはありません。すでに日本でもスマートホンの増加と共に、あちこちで回線トラブルが多発するようになって来ました。詳しくは書きませんが、ここからどれだけに需要が発生してくるんでしょう。米国だけの問題でなくなってきているところにテーマとしても大きさを感じます。全体が冴えない…と嘆く前に、この分野を責めてみることを考えてみることです。今日の日経一面の記事はとても大事な記事ですよ。不足しているのは部材だけではなく、素材分野でも同様です。低迷相場の抜け道はここしかないようなきがするんですが…。

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ユーロ安は一服だが、打たれ弱くなった米国株…今度は、GSに召喚状
 おはようございます。

 週明けの米国株は、欧州株が安かったことに加え、先週末の雇用統計へのショックを引きずったまま小安くスタートしました。ただ、ドイツの製造業受注指数(4月)が予想を上回ったことから、ユーロ安が一服。売られすぎ感から買い戻されニューヨークダウは1万ドル大台に接近する場面もありました。ただ、大台付近では戻り売り圧力も強く、週末引け値付近を出たり入ったりしていましたが、いつもどおり、引け前一時間になると市場が波乱。この日は、米国の金融危機について調査している議会調査委員会が、ゴールドマン・ザックスに要請した書類提出に非協力的だった、として召喚状を送ったと、伝わったことが金融株を中心にした売りにつながり、全般も下落。結局、主力3指数とも続落。引け値ベースで2月の安値を切り、下落基調を鮮明にしてきました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比2億831万株減の14億2445万株。騰落状況は、値上がり815、値下がり2221でした。

 この日は、公共事業株や医薬、バイオテクノロジー関連などディフェンシブ系株が上昇。一方、自動車や・部品、半導体・同製造装置など、大型製造業を中心に売られました。この日、アップルがテレビ会議機能を搭載したりOSの互換性を強めた新型スマートホンを発表。販売増への期待が高まったものの、すでに情報が伝わっていたことや、地合の悪化に押され、小幅安で終わったことも市場の失望感を誘いました。この日の米国株では、GEやキャタピラー、ユナイテッドテクノロジーズなど、大型輸出株が続落したのが目立ちました。昨日、ドイツの製造業受注が予想外の増加になり市場に意外感を持たせましたが、この背景にあるのが、ユーロ安による輸出企業の競争力の強化。反面、これまでドル安による輸出増で製造業の好調を支えてきた米国の製造業にとっては、ユーロ安は採算の悪化につながります。アナリストは、欧州危機を盛んに喧伝しているようですが、市場はユーロ安による米国製造業の景気モメンタムの低下を冷静に読んでいるものと思われます。今回の調整は、昨年の危機後に続いたドル安を前提とした相場の基調が、ドル高を前提にした相場基調に転換することにともなうものと見ることは出来ないでしょうか。ドルとリンクしている新興国で輸出依存の国はきついことになりそうです。

 この日は、主力3指数が引け値ベースで2月安値を下回り、弱気市場に転換しました。当面、一昨年11月の戻り高値9600ドル付近が下値目処になるものの、依然、52週線の上昇は続いており、今週の引け値次第では、週足ベースの上昇トレンドの持続への期待感はのこります。今回のユーロ危機で、性急な出口政策への着手は先延ばしされましたので、過剰流動性は残り、その分、相場も延命した、とみることもできます。波乱の元凶はユーロ安ということははっきりしていますので、今月末のG20首脳会議では、通貨の安定が課題になるはず。昨晩も書いたように、理論価格を下回ってきたユーロ価格は早晩訂正されるものと思われます。

 今、回りを探しても何の好材料も見つかりません。こんなときには、どう対処しろと先人は言っていますか?

7日の米国株市場
ニューヨークダウ 9816ドル49セント  -115ドル48セント(1.16%)

NASDAQ総合指数 2173.90ポイント  -45.27ポイント (2.04%)

S&P500  1050.47ポイント  -14.41%(1.35%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9400円 -110円

         (円建て) 9405円 -105円

米国10年もの国債金利  3.1400% -0.06%

WTI原油  71.44ドル  -0.07ドル

GOLD  1240.80ドル  +23.10ドル ←ユーロ建て1035.29ユーロで史上最高値
  

米国株は続落、CME日経平均先物も9400円割れ寸前で帰ってきました。円相場は、国内では対ドルで91円台半ば、対ユーロは109円近くの取引となっており、ユーロ相場が今日の相場の鍵になりそうです。今日も外部要因を見ながら、先物に振り回される展開になりそうですが、CME価格が9400円で帰ってきたことから、オプションの価格9250円が意識され、今日はこの価格をめぐってデリバティブ筋の攻防が繰り返されそうです。昨日に続き、裁定解消売りの下方圧力が懸念されますが、ふたたび日経平均のPERが16倍台にはいるなど、一段と売り込みにくい環境にもなりつつあります。裁定買い残、信用買い残、円高による海外投資家の差益確保の売り…日本株が売られているのは、ファンダメンタルよりも需給要因が中心。先人いわく「需給の崩れには買い迎え…」。でも、どのタイミングで出るかは、各自の判断…か。常識的になりすぎるが、金関連。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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