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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2010/06 | 07
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円高を促す悪材料の山…米国債市場はついに3%割れ。リスク資産からの逃避が加速
 29日火曜日の日経平均株価は123円27銭安の9570円67銭、TOPIXは8.81ポイント安の852.19と、ともに3日続落して終わりました。出来高は15億9587万株、売買代金は1兆1138億円と、前日に比べ増加したものの、依然、薄商い状態が続いています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは103、RSIは54、25日線かい離はマイナス2.2%でした。今日の引け値での25日線は9784円。前日の9779円から、4円の上昇に転じました。日経平均週足のサイコロは4勝8敗、RSIは30まで落ち込み、昨年11月安値時の水準も下回ってきました。それでも、まだ日足ベースのテクニカル指標の調整不足が目立っています。

 米国株は良い引け味だったんですが、今日の為替市場が全てをぶっ壊してしまいました。G8、G20が終わった途端、ドバイ首長国の政府系航空機会社ドバイエアロスペースが、ボーイング、エアバスに発注した220機の引渡し延期を要請。キャンセルの恐れもあるとフランスの経済紙が報道。デフォルト懸念が一気に高まったほか、英国は再度金融危機が起きると、財政面から支援はできない可能性があると報じられ、その次には、中国の6月PMI指数が事前予想数字を下回り、景気の先行きに懸念を生じさせるような話も流されています。中国では、中国農業銀行の大型IPOで市場から2兆円を超える資金が吸い上げられる可能性があり、市場が神経質になっているところに、こんな話が流され先物に売り叩かれ、大幅に下落しています。アジア株も全般的に下落。これを受け、欧州市場も大幅に下落してスタートしています。

 また、GLOBEX米国株先物もニューヨークダウが130ドルを超える大幅な下落している一方、債券市場で10年物国債金利が3%を割り込み、2.97%に低下するなど、市場は大荒れになっています。為替市場も、昨日の荒れ模様を受け継ぎ、ドバイ政府系航空機会社のデフォルト(債務不履行)懸念を受けてユーロが急落。対円で107円70銭台に下落。8年半ぶりの安値に下落しています。まさに市場は大荒れの状態…。日経平均の下落率が1.2%台にとどまっていたのが不思議なくらいです。前場中は意味の分からない先物の買いに値を上げる場面もありましたが、これでもか、これでもかと海外から流れてくる悪材料に、先物売が増加。ヘッジの売りも増加したことから、これが裁定解消売りを誘発。下落幅を拡大したようです。今日、裁定取引で大きなシェアを持つ国内大手証券が170枚を超える先物を買っていましたが、先物を買い戻して、現物を売る裁定解消売りを出したのでしょう。

 まさに、大荒れの展開ですが、この急激な波乱が、G8,G20首脳会議で、2013年までの財政赤字半減で合意したあとに起きていることに注目したいと思います。昨日も、「偽りの夜明け」に騙され、消費税の引き上げやゼロ金利の解除を実施。かえって景気を悪化させた日本の失敗について書きましたが、欧米市場の下落幅が大きくなっていることをみると、もしかしたら、市場は、欧米政府が日本と同じ間違いを犯した…と判断したのかも知れません。今日の動きは、リスク資産から一斉に資金を引き上げ、米国債や円などリスクフリー資産に資金が集中した格好である意味「極端」な動きが出た…とみることもででます。特に、3%割れの国債を買うことに躊躇する投資家が多かった、といいますが、昨日の米国の債券市場でも、二の足を踏んでいた投資家がせかされるようにして、3.1%割れの国債を買いに行ったようです。いろんな意味で、「極端」な動きが出始めました。

 ただ、日本の場合、まだ信用買い残が増加するなど引かれ腰の弱さが目立っています。今日あたりの前場主力輸出株買いは、前日安値を更新したから…という値ごろ感からの買いですが、こういうのが出ている間はまだまだ…。一分でも早く手放さなくては…という感覚になって初めて底が入ります。以前も書きましたが、相場の神様は皮肉なお方…。天井が近づくと買いやすいような材料をどんどん流してくれますし、底値に近づいてくると、悪材料をどんどん流し、投げやすいようにしてくれます。今日あたりの動きを見ると、まだ投げたり無いと仰っているようです。まあ、直近のレポートでは、今回の底入れパターンは「逆三尊底」として、今週はかなりきつい場面がでるが、底入れするかもしれないとして、押し目買いをする準備だけはするように…として起きました。どうやら、その兆候が出てきたような感じです。昨日も、シカゴIMM通貨先物市場で円ロングのポジションが3ヶ月ぶりに買い越しになった、と紹介しましたが、G8、G20首脳会議で通貨波乱問題が出ませんでしたから、早速、お墨付きをもらった、として投機筋が仕掛けてものと思われます。

 これが、単なる中間決算期末の動きなのか、それとも新しい仕掛けのはじめなのかは分かりませんが、答えは月代わりしたら出てくるでしよう。とにかく、今回の波乱が、財政再建が世界会議で公認されたあとに起きていることには注意が必要です。景気に配慮する…などといっていますが、二兎を追うやり方ができるほど優秀な政治家も金融マンもそんなにたくさんはいないでしょう。やはり、市場は「あんたたち…、偽りの夜明けに騙されているよ…」といっているような気がしてなりません。世界中が雁首をそろえてデフレ経済に突っ込んでいくのでしょうか。中国と米国は、景気刺激策で乗り切っていくような気がしますが、教条主義者が金融を支配しているEUと日本は…。まあ、良い時に選挙戦が始まっていますね。何しろ、どれだけ円高になっても来月11日過ぎまで何の手も打てませんからね。今日みたいな日には、何か一言くらい政府や日銀から出ても良いとは思うのですが…。

 短期のテクニカル指標が、中期に追いつけば底は入る…。米国株の二枚腰に強さに期待…。

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強気、弱気材料が交錯するなかで小幅続落…25日線改善のチャンスを生かせるかどうかが焦点に
 おはようございます。

 ユーロ情勢は週明けも波乱含みの展開が続いています。この日は、このところユーロに対し上昇基調を続けていたスイスフランに関し、スイス政府関係者が「景気への影響は無い…」と発言したことをきっかけに、ユーロ売りスイスフラン買いが活発化。これを受け、ユーロ・ドル相場にも波及し、ユーロは1.22ドル台に下落。対円でも109円台半ばに下落しています。

 米国株は、週末から開催されていたG8,G20 首脳会合が、経済情勢に配慮しながら財政赤字の削減に取り組んでいくという玉虫色の宣言を採択して終わったものの、手がかり材料とはならず、前日の地合を受けて軟調なスタートになりました。ただ、この日発表された5月の個人消費支出が前月の「変わらず」から0.2%の増加に転じたことを好感し、ウォルマートなど小売や飲料など消費関連株が買われました。また、政府からの利益返還請求が棄却されたことを受けタバコ業界も上昇しています。さらに、政府がスマートホンの増加を受けこれに対応できるネットワーク網の強化を図ると伝えられたことから、通信関連も買われました。一方、首脳会議で銀行課税が見送られたものの、先行して買われていたとして、この日は材料出尽くし感から銀行株が売られたほか、メキシコ湾で発生したハリケーンが湾岸の石油施設を直撃することは避けられそう…との観測から、原油価格が下落。つれて資源・エネルギー株が軟化したことも指数の上げを妨げました。強気と弱気材料が交錯するなか指数は小動きに推移。結局、主力3指数とも小幅続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、16億2954万株減の9億2525万株。騰落状況は値上がり1420、値下がり1626でした。

 ニューヨークダウは、4日続落になりました。再びユーロが弱含んだことで、輸出への影響を懸念するなど景況感の悪化が投資家の気迷い感を強めています。三本新値は陰転し、弱気相場入りしていますが、すでに陰線は4本目。また、週末段階で25日線が上昇に転換するなど、強気に変わる地合は整い始めました。ただ、25日線が横ばいに転じたものの、ここ数日の商いでは同移動平均線を上値抵抗とするような動きも見られています。状況が改善している間に、移動平均線上に株価が出てくることが望まれます。その中で注目されるのが、わずか発売3日で170万台を売った「i PHONE4」。米国では大容量の情報をやり取りするスマートホンやiPADなど新通信機器の登場で、従来の通信インフラでは対応できない事態が生じています。オバマ政権のスマートホン向け通信網の整備計画もこれを受けてのもの。景況感が悪化するなか、民間活力を利用して景気刺激策につなげられる事業として、大きなテーマに浮上してくる可能性が強まってきました。かなり先食いされた部分はありますが、引き続き低迷の突破口として動きが注目されます。

28日の米国市場
ニューヨークダウ 1万138ドル52セント  -5ドル29セント(0.05%)

NASDAQ総合指数  2220.05ポイント  -2.83ポイント (0.13%)

S&P500  1074.57ポイント -2.19ポイント (0.20%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9705円  +15円

        (円建て)  9675円  -15円

米国10年もの国債金利  3.0227%  -0.0869%

WTI原油  78.25ドル  -0.61ドル

GOLD 1238.80ドル  -17.60ドル 


 米国株は続落。CME日経平均先物も小幅ながら大証先物終値を下回って帰ってきました。円相場は、対ドルが89円30銭台、対ユーロが109円60銭台とともに円高で推移しており、今日も株価の圧迫材料になります。選挙期間中で相場の方向性も定められず、当面、先物の影響が強まりそうです。昨日のCMEで円建て安値は9645円をつけており、先物筋の売り目標となることも弱含みの相場を暗示しています、昨日から、先物の売りポジションを積み上げている外資系証券が再び、売りを増やしていることも懸念材料。昨日発表された先物の残高をみると国内大手証券の買い残が極端に多くなっていますが、恐らく裁定取引に付随したもの。米国の長期金利が急低下しており、日本の債券先物への影響が懸念されますが、これにともなう株先物売から、裁定解消売りの増加も懸念されます。板が薄くなっているだけに下値が読みづらくなっています。今日も、個別の材料株や超低位株物色でお茶を濁す展開か?

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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