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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2010/07 | 08
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鬼の居ぬ間の心の洗濯…明日からはまた外部環境にらみの先物主導相場へ
週明け5日の日経平均株価は63円07銭高の9266円78銭、TOPIXは5.91ポイント高の836.89と、ともに小幅続伸して終わりました。週明けに加え、今晩の米国市場が独立記念日の振り替え休日で休場となるため手がかり材料難となり、出来高は14億3981万株、売買代金は8906億円と今年3番目の薄商いになりました。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは87、RSIは30、25日線かい離はマイナス4.7%でした。今日の終値での25日線は9718円。先週末からの下落幅は20円となり、下落のスピードはかなりなもの。ぶつかった時の衝撃は「結構なもの」になりそうです。

 今日は、先週末の米国雇用統計の冴えない数字を受けてのスタートになりましたが、CME日経平均先物が、大証終値を大きく割り込んで終わらなかったことから、とりあえず、悪材料出尽くしとみて買い先行でスタートしました。為替が比較的安定していたことや、米国で債券価格が続落したことから、債券先物売り・株先物買い
と先週取った裁定ポジションの巻き戻しがあったことや、連休明けの米国市場を見たいということから、輸出株を中心にした売りポジションの手仕舞いがあったことも日経平均が強含むことにつながったようです。ただ、先物の出来高が4万枚を割り込むなど、先週水準の半分に落ち込むなど、投機筋の仕掛け的な動きが無かったことも株価の安定につながりました。

 害人さんが休みをとると、こんなにも平和な相場になるんですね。おかげさまで、今日は立会時間中に散歩に行かせてもらいましたが、なんと外の暑いこと…。汗を拭き吹き帰ってきたら、やはり相場には大きな動きはありませんでした。まあ、週末には参院選の投開票も控えていますし、こんなもんなんでしょうね。ただ、中国株が下落していたのにそれほど反応しなかったのは、GLOBEXが小じっかりに推移していたからだけではないと思うのですが…。一見、平穏な相場のようでしたが、月間売り上げが落ち込んだファーストリテーリングを売り叩き、片方で金融株を買うなど、結構、荒っぽい裁定を組む動きもあったようでした。まあ、明日は、3連休明けの米国株相場の探りを入れるため、GLOBEXの動きを気にする展開になるんでしょう。直近のレポートでも指摘しましたユーロ・ドル相場に基調転換を起こす動きが出るかどうか…。まずこのあたりが焦点になるんでしょう。

 さて、G8、G20首脳会議以降、錦の御旗を得たように、EU(特にドイツ)は財政赤字縮小に張りきり始めました。まさにインフレ恐怖症の本領発揮という動きですが、赤字の拡大が怖いといって十分な景気対策も打たず、銀行の財務基盤の改善も十分にやっていないのに、いまからストレステストを実施する…ということのようですが、今現在不動産価格や住宅価格が下落しているだけでなく、景気状況も改善していないときに実施して、不良債権額が予想以上に大きかった場合に、財政赤字削減策をとりながら、資本注入をするというような離れ業をやれるものかどうか…?おまけに、ハンガリーなどEU周辺の債務国には単なる融資だけでなく、低金利のスイスフラン建てや円建てで融資。最近の両通貨高で債務が膨らんでいることもあり、果たして、米国が実施したようなストレステスト実施→問題行への資本注実施→金融への信頼性回復というストーリーがすんなり実現するのかどうか。結局、米国が実施したように時価会計ルールの緩和など、緊急避難的な措置を取らざるを得なくなるんではないでしょうか。結局、やるべき時にやらなかったツケを日本のように支払うことになりそうです。

 このあたりは、米国は翌わかっているようで、首脳会議後にオバマ大統領が言い出したことは、スマートグリッド投資の強化と全米への高速通信網の普及。景気回復を一段と確かなものにするには、資金を豊富に持つ民間企業の関心を誘う事業を実施することが大事…として、最初にこの案を持ち出してきました。まだ、出口政策に取りかかるのは早いと判断したんでしょう。おまけに、最近の経済指標の悪化や、雇用統計数字をみて、米国の利上げは年内はない…との観測が強まり、ドルがユーロに対して軟化しはじめました。ユーロ危機が起きるまでは、ドル安が続き、この結果輸出競争力が高まり、これが生産や在庫投資を刺激して米国の景況感を改善して来ました。しかし、4月移行のユーロ安で、米国輸出の比較優位が剥げ、受注や出荷の減少につながり景況感が悪化してきた…というのが最近の状況ではないでしょうか。米国の数字が悪化した、悪化したと数字ばかりを気にしていますが、ここでは、何が原因で悪化したのか、また、今後もこの状況が続くのかを考えることが重要。

 ユーロ・ドル関係を見るとすでに購買力平価(1ユーロ1.23ドル)を上回る1.25ドル台に入り、ユーロの割高感が再びでてきました。米国の交易条件は、ユーロ危機時よりも改善してきているわけです。世界全体の景況感という観点から見る必要があるものの、米国製品の主な仕向け先であるEU向けの交易条件が改善してきた効果は大きく、早いうちに米国株はこれを織り込み始めるのではないでしょうか。そこで、直近のレポートで指摘した、チャート上のAポイントを抜いて基調転換を確認することが大事になるのです。

 米国を、見るとき、すでに第二次ICT革命という内需刺激材料が育っているほか、ここにきて、輸出復調への条件も整い始めるなど新たな動きもでています。かたや、中国を見ると、主力銀行への自己資本充実策を急いでいますし、その傍ら、ローン債券を証券化して販売。貸し出しを簿外に飛ばして、開いた枠をさらに融資に充てる手法にも政府は手を入れてきました。どうやら、今回は不動産バブルを徹底して押さえ込む腹のようです。まあ、いろんな面で、米国の方が投資対象として魅力的になりつつあるような気がします。

 まあ、あくまでも仮説の段階ですから、どうなるかは分かりませんが、今回のオバマ大統領の米国全土への高速通信網整備計画は、政府が情報流通基盤を整備することで、民間がこのインフラを利用して新しい事業展開をする呼び水にするもので、まさに景気の主役を「官」から「民」へ移すものでもあります。いまの相場の調整は、この移転にともなう中間反落場面と捉えるなら、弱気になる必要はなくなります。今は、目先のうっとうしさではなく、すこし長い先を見通すことではないでしょうか。引き続き、クラウド関連…。
 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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