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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2010/07 | 08
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通貨安の国ほど株価が上がる…分かっていても介入もけん制もできないのは何故?
 8日木曜日の日経平均株価は、256円09銭高の9535円74銭、TOPIXは19.51ポイント高の861.02とともに、反発して終わりました。明日のSQや日曜日の参院選投開票を控え手控え気分が強く、出来高は16億4297万株、売買代金は1兆1670億円と、株価が上昇した割には冴えない商いになりました。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは92、RSIは36、25日線かい離はマイナス1.4%でした。今日の終値での25日線は9675円。いよいよ、25日線の下落圧力との決戦の場が近づいてきました。

 今日の日本株は、米国株の大幅高やCME日経平均先物の9500円台乗せなど、外部要因の好転を背景に、夜放れ高してスタート。為替市場で円安が進んだことも追い風となり、堅調に推移しました。ただ、中国上海市場の動きが冴えなかったことや、GLOBEX米国株先物が軟調に推移していたことから、上値を追う動きはなく、高よりした後は小動きに終始し、終日値幅は日経平均で89円幅にとどまりました。また、明日はオプションのSQにあたりますが、昨日まではストライク価格の9250円付近がSQ値に決まりそうだったのに、昨晩の米国株の急伸で、SQ値がストライク価格の9500円付近に上昇。損失カバーの先物買いが入ったことも指数の上昇に寄与しました。ただ、上値では、清算値を上げたくないとするオプション筋の先物売りが厚く這わされ、株価の頭を押さえ込んでいました。

 今日の相場で、日経平均株価は急伸し、当面の上値抵抗帯と見ていた9400円台の壁を抜いてきました。明日移行の動きで、このゾーンを維持できれば、トレンドの転換が期待できます。ただ、チャート以外では明確な買いサインは出ていませんので、当面は、あと140円に迫った25日線の売り圧力をかわせるかどうかが注目されます。一方、今日の上げが主力株中心になったこともあり、TOPIXの三本新値が先月28日の陽転値860ポイントをわずかに上回り陽転してきました。ただ、今日の動きでは、25日線にワンタッチして伸び悩んでおり、買いサインは出したものの、明日は、25日線の下落圧力との勝負になります。対応点の状況からみて、来週になれば下落率が緩慢になり、圧力は緩和してくるのですが、まあ、それもこれも、今晩の米国株と為替の動向次第…。

 さて、その米国市場ですが、どうもユーロ、ドル間に何らかの動きがあったようです。今日の朝も、オバマ大統領の輸出に関する談話を発表。「1~3月の輸出が17%も拡大した…」とし「中国、韓国との自由貿易協定を締結し、さらに輸出を拡大。5年後までに倍増する…」としていました。この1-3月は、ドルが軟調に推移していた時期ですし、この当時の米国の経済指標も絶好調。これに支えられニューヨークダウは4月後半に戻り高値をつけています。ただ、ユーロが下落し始めた4月以降、株価は経済指標の悪化とともに下落に転じ始めていますが、当時は、ユーロ危機の真っ最中。ドルが上昇し、」輸出競争力が減退。これが生産活動に影響を与え指標の低下につながってきました。最近発表された5月のドイツの輸出はユーロ危機の真っ最中、前月比9.2%の増加になっています。まだユーロが強かった4月は8.3%の減少ですから、いかに通貨安の影響が大きかったかが分かります。

 このコーナーでは、最近のユーロドル相場に関して、ユーロの買戻し傾向が強まっており、基調転換が起きるかも知れない…と書いてきました。昨日まで、ユーロはドルに対して着実に上昇。節値である1ユーロ1.2604ドルを上回り、1.2665ドルまで上昇。チャート上のふし値を抜いてきています。昨晩のニューヨークが上げ足を速めたのも為替市場でこの変化が出て以降。いかに市場がドル安による輸出増を意識しているかが分かります。このところ米国の製造業の指数が何故頭打ちになっているのか、今後どうなるのかの理由を考えようと書いてきましたが、昨日の市場の反応をみれば分かっていただけたのではないでしょうか。市場は、米国企業の決算を気にしているといいますが、それ以上に為替が与える景気への影響を気にしていたわけです。

 オバマ大統領の輸出振興発言に続き、ガイトナー財務長官は企業への税制面からの支援を続ける…と発言。株価へのてこ入れを意識した政策レベルからの動きが強まっています。株価の下落が「逆資産効果」から個人消費にマイナスの影響をあたえはじめたこともあり、てこ入れを図ってきたのではないでしょうか。米国市場では大きな変化が次々に出始めました。当面は、ユーロ高=米国株高と考えて対処するところでしょうか、ただし、輸出=主力株ということですから、NASDAQや中小型株については別の視点が必要になります。まあ、米国株も日本同様に25日線や、下落寸前になっている200日線との勝負が残ってますが…。

 それにしても、米国やドイツの鮮明な実例をみるまでもなく、通貨安が景気にとって良い影響をもたらすことははっきりしてきました。日本だってここで円安に持ち込めば、景気に好影響が出てくることは明らかです。しかし、ユーロが8年半振りの安値になっても、対ドル相場が86円台という危険ゾーンに入っても、日銀からも政府からも何のけん制発言も聞こえてきません。日本と並んで、ユーロ安のとばっちりをうけたスイスだって、堂々とスイスフランへの売り介入を実施。結果、円だけが世界の通貨安誘導の受け皿になるという貧乏くじを引かされています。何故介入も、けん制発煙もでないのでしょうか…。何故マスコミは円安誘導すべきだ…と書かないのでしょうか。また、何故日本だけが世界の中で貧乏くじを引かされ続けるのか、マスコミは問題定期しないのでしょうか。米国が輸出を伸ばすために、日本が犠牲になれと要求でもされているのでしょうか。

 お前らは、敗戦国なんだから自国の権利なんか主張する資格はないということで、ひたすら踏みにじられる…とでもいうのでしょうか。最近の日本はなんだか変です。新聞記事は他国企業の礼賛記事ばかり…。テレビでは韓国や中国のお粗末なドラマがこれでもかと放送され、一部ではゴールデンの時間帯にも進出。一方で、日本の企業や経済のダメなところばかりを伝える記事やテレビ番組ばかりが放送されています。私たちの知らないところで、何か日本人の誇りを失わせるような何かが進行しているのでしょうか?なんだか、つぎつぎと、疑問が沸いてきます。もう戦争が終わって65年もたつんですから、そろそろ、本当の独立国家としてひとり立ちしても良いと思いますが…。海外の状況を見ないと動けない、また先物を通じて海外投資家に相場が牛耳られている日本株の動きを見ていると、まさに日本の縮図をみているような気がします。わびしいな~。  

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企業決算への期待復活から売り物薄のなかを急伸…本筋はドル軟化による輸出の復調
 おはようございます。

 昨日の米国株は、欧州市場でユーロ相場が堅調となり、金や原油、銅などリスク資産が上昇した流れを受け、資源株や輸出株が買われ堅調にスタート。有力銀行ステートストリートが市場を上回る決算予想を発表(市場予想EPS0.72ドル→会社予想0.93ドル)したことを好感。金融株がリードする格好で、他の好業績期待株にも物色範囲が拡大。売り物薄のなかを急速に値を戻し、ほぼ終日上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも大幅続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は2266万株増の13億3831万株。騰落状況は、値上がり2650、値下がり431と、ほぼ全面高商状でした。

 この日は、ユーロがドルに対して買われ、7週間ぶりの高値を更新したことを好感。GEやユナイテッドテクノロジー、キャタピラーなど輸出企業が買われ指数を押し上げました。また、オバマ大統領が、「第一四半期の輸出が前年同期比17%伸び、成長率を1%押し上げた…」と発言。つづいて「5年間で輸出を倍増させ、雇用を7万人増加させる…」と輸出増加への意欲を示したことと、ドル安が進んだことが相乗効果になって主力株が買われています。また、この日は、米国債ショッピングセンター評議会が、米小売各社の売上高が4年ぶりの大幅な伸びになる…としたことから、メーシーズなど百貨店やシアーズローバックなど小売関連株も買われています。

 このところ、ユーロが買い戻されていることから米国株の基調は変わりつつある…と書いてきましたが、予想通り、ユーロがチャート上のふし値を突破。7週間ぶりの高値になるとともに、米国株の動きが変わってきました。まだ、ストレステストの結果や月末に控えたスペイン国債の償還などEU側の懸念材料はあるものの、ドルが再び軟化したことは、再び米国の輸出を刺激。頭打ち感を強めていた米国製造業の足腰を再び強めてきます。これに関しては、最近の一連の製造業に関する指標に何故頭打ち感が出ているかを考えてみることが大事…と書いてきました。やはり、市場が気にしていたのはドル高による輸出の減少→生産の頭打ちだったようです。昨日の急伸で三本新値も陽転。当面の壁だった、9900ドル付近も突破してきました。当面、まだ上昇基調を維持している52週線への復帰が課題になりますが、この付近には、下落している25日線などチャート的な節値が集まっており、ここをクリアできるか見極める必要があります。

7日の米国市場
ニューヨークダウ  1万0018ドル28セント +274ドル66セント (2.82%)

NASDAQ総合指数 2159.47ポイント +65.59ポイント (3.13%)

S&P500  1060.27ポイント +32.21ポイント (3.13%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9555円  +255円

           (円建て)  9535円  +245円

米国10年もの国債金利  2.9800%  +0.0480%

WTI原油  74ドル07セント  +2.09ドル

GOLD  1198.9ドル  +3.8ドル


 米国株は続伸。CME日経平均先物も米国株高や円相場の軟化を好感。一昨日つけたCMEの高値9505円を追う形で上昇。9500円台を回復して帰ってきました。円相場は国内に帰り、対ドルが87円70銭台、対ユーロが110円70銭台と、いずれも小幅な円安水準での取引になっていますが、ユーロのドルに対する買戻しに比べると対円では力強さにかけています。円の先高期待はかなり根強いようです。ただ、今日は、昨日までの先物筋を中心にした弱気のポジションの解消や明日のオプション決済のストライク価格9500円を意識した強気筋の攻勢で指数的には大きな上昇が期待できます。米国の流れを受けたハイテク株や銀行株、資源株の上げが予想されますが、このところ調整気味に推移していた米国のクラウド関連も昨日は大幅高して切り返しに入っており日本でも関連株の見直しが注目されます。昨日指摘した9400円台の壁突破が焦点に…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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