FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2010/07 | 08
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



外部環境の好転に支えられ全面的に反発…米国の明確な底入れサイン待ち
 週末23日の日経平均株価は、210円08銭高の9430円96銭、TOPIXは15.81ポイント高の841.29と、ともに6日ぶりに、反発して終わりました。みずほフィナンシャルのポートフォリオ形成によもなう売買が減少したことから、出来高は19億6339万株に減少したものの、円安を好感した値嵩ハイテク株が変われたこともあり、売買代金は1兆2415億円に増加しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは75、RSIは57、25日線かい離はマイナス1.4%でした。今日の終値での25日線は9567円に低下しています。まあ、円高が一服し、米国株が上げれば日本株も上がる…という典型的なパターンの相場でした。

 米国株は急反発。CME日経平均先物も、円安を受け9300円台半ばで帰ってきた…。国内の為替取引でも対ドルで87円台、対ユーロで112円台と昨日に比べ円安で始まっていましたから、相場環境としては申し分なく、輸出ハイテク株がオンパレードで買われたほか、先物の買い戻しが裁定買いを誘発。指数を押し上げています。
 
 ただ、基本は、いくらの円安になれば、何枚の株先物を買い建てる、米国債が安ければ、日本国債の先物を何枚売って、株の先物を何枚買いたてるなど、事前にプログラムされたコンピューターが自動的に売買を繰り返す、無機質な相場の流れが続いています。結局、どのコンピューターも同じようなソフトが組み込まれていますから、米国が高ければ寄付きから一時に買いが集中して、窓を開けてスタート。その間、相場環境に変化が無ければ、売買プログラムは作動しませんから横ばいの動きが続く…。場合によっては、投機筋が変な話を流して為替などの相場環境を動かすと、コンピューターが一斉に動き、売買を開始する…というのが最近の相場の流れです。ヘッジファンドなどの投機筋は、プログラム売買の裏の裏まで熟知していますから、実際に、コンピューターが売買プログラムを発動するような状況を作り出すような売買や情報を流してきますから、日本の幼稚なプログラム売買も手玉に取られているというのが実態のようです。

 個別の銘柄でも、個人が買いを入れたり売りを入れたりすると、鞘取りプログラムで売買されて、売り物をブルけられたり、買い物をさらわれたりするだけでなく、相場の寿命自体も短くなってます。こんな危険極まりない市場には、個人やまともな機関投資家は近づいてこないでしょう。出来高が増加しない原因がどこにあるか考えてみたらいいのですが、取引所の発想は、だったら取り引き時間を長くしたらいいじゃないか…というもの。この安易さは、税金をとるとき、取りやすいところから取れ…とやっていたら、サラリーマンの課税率がとんでもない水準まで上がっていた…というのと似ています。まあ、とにかく、昔、企業の成長に夢やロマンをかけて売買していたころのウキウキした気分が無くなり、なんだかものすごく薄っぺらい市場になってしまったような感じがします。

 まあ、ぼやいていても、市場に夢やロマンが戻るわけでも無いし、与えられた環境の中でベストを尽くすことだけ考えてやることにしましょう。ただ、これからは、日本以外の市場も対象にしますが…。

 さて、短期のテクニカル指標は明確な底値サインを出す前にまた反発してしまいました。日経平均週足のサイコロは4勝8敗、RSIは20台後半と、ほぼ底値ゾーンにあるのですが(昨年三月底には遠いが…)、短期がなかなか底値ゾーンを示すところまで行きません。外部環境頼みの相場になり自立性を欠いていることが、原因のようです。今日の市場を見ると、欧州のストレステスト結果への楽観的な観測や米国の追加的な景気対策への期待感があるように思われますが、実際のところ、バーナンキFRB議長が議会証言で「早すぎる財政再建への取り組みはまずいよ」と発言したことをEUはやろうとしていますし、米国も、FRB議長の本音は金融緩和をしたいが、まだ景気の先行きに強気の人も多く、抵抗が多い。したがって、もう少し弱気が増えたら緩和でもしようか…という段階。どっちも景気の先行きは暗いのが現状。

 ただ、これまでと違った減少が起こっているのが新興国と米国の関係。これまでは、米国の金利が上がれば、新興国も上がり、下落すれば新興国も下落するという構図だったはず。通貨をドルにリンクしているため、こうなったのですが、最近は、ドルとリンクしていても、国内的な要因から金利を引き上げる新興国が増えています。国内の景気が強すぎて、米国とあわせて金利を下げていてはインフレが加速してしまうという流れがおき始めています。それだけ、国内経済が強いことになりますが、今後、米国の株価が安定してくると、資金が、一斉に金利の高い新興国へ流れ、さらにインフレ懸念を加速して利上げをする段階に入っていくのかも知れません。状況は大きく変化してしまっています。この流れを捉えることが大事になるとおもいます。

 また、中国についても、結局、金利の引き締めをしないままに、景気刺激策へと軸足を移し始めています。このコーナーでは、上海の住宅価格が下落に転じたので、利上げは無いのでは…と書き、一部お叱りも頂戴しましたが、結局、利上げはありませんでした。米国や日本の不動産バブルの研究で、価格が下落に転じた後も引き締めを続けると、バブル崩壊の底を深めてしまうという結論を得ていたものだと思われます。明らかに中国の政策対応も変化してきました。日本にいると、どうしても、米国やEUにばかり、目を奪われてしまいますが、一方では、中国からの生産基地の移転など新たな動きが出ています。先進国から中国に生産基地が移転したときの同様の動きが東南アジア諸国に向けて始まっているのです。デフレに突っ込んでいく先進国とインフレで成長する国のどちらに投資すべきか考えてみるところでしょう。

 今日の朝も書いたように、米国株はテクニカル的な抵抗ゾーンに到達。今晩、ここを突破できるかどうかの底力を試されます、強気入りの判断はおあずけにしておきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



失業保険給付期間延長法案成立などを機に、好業績の再評価で急伸
 おはようございます。昨日は、他の原稿の締め切りの都合で書き込みができず失礼しました。

 昨日の欧州情勢は、ストレステストの結果発表を今日に控え、悪材料出尽くしを先取りする買いが増加。主要株式市場は大幅に続伸して終わりました。EU域内主要91行の結果発表時間に関しては、情報が交錯し、日本株の立会時間中に間に合うかは微妙な情勢。スペインなど債務問題国のマスコミは、同国の銀行は問題なし…などと、強気の見通しを示しています。ただ、米国の例に学ぶまでも無く、問題行があったとしても資本注入で対処できるわけで、あまり過大視することはないのではないでしょうか。EU株式市場は、材料で尽くし感に加え、米国株が急伸したことを受けリスク許容度が増加。資源価格が上昇したことも指数の押し上げに寄与しています。

 米国株は、バーナンキFRB議長の議会証言での景気の先行き懸念を引きずり投資家の慎重な姿勢が続いているものの、欧州株が急伸した流れや早朝発表されたキャタピラーやスリーエムなど主要企業の決算が市場予想を上回る好調なものだったことを受けて、買いが先行。急反発してスタートしました。新規失業保険申請件数が市場予想を上回るなど冴えない経済指標の発表がありましたが、中古住宅販売(6月)の減少率が市場予想を下回ったほか、コンファレンスボードの景気先行指数(同)がマイナスに転じたものの、市場が予想する減少率を下回ったことを好感。また、懸案だった失業保険給付期間の延長法案が上院に続き、下院でも採択されたことも市場の安心感を誘いました。この日は好業績銘柄を中心に買われ、上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも大幅に反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2407万株減の11億7612万株。騰落状況は、値上がり2673、値下がり396とほぼ全面高商状。

 この日は、スリーエムやキャタピラーなど主要輸出企業が決算を発表しましたが、ユーロ危機の影響をさほど受けていなかったことが確認され市場の安心感を誘ったようです。また、国際宅配大手UPSの業績が90%増益と市場予想を大幅に上回っただけでなく、通期見通しも増額修正したことで、景気の体温である物流が増加していることに、投資家は景気の底堅さを確認した、という側面もあるようです。

 ニューヨークダウは、これまで書いてきましたように、先週末の長大陰線抜けと上値抵抗線に転じている200日線乗せがポイントになる、としましたが、昨日の高値1万363ドルはこの長大陰線の寄り付きと、200日線に接近したところから小幅に反落しており、市場がまだテクニカルな上値抵抗を意識していることが分かります。ただ、昨日200ドルの陽線が立ったことで、下値不安はかなり払拭され、当面は、先週末の長大陰線という弱気ゾーンのなかにできた、強気の陽線内での動きになるのかもしれません。FRBは、一段の景気悪化に備え金融緩和策は温存すると見られ、目先的に政策面からのサプライズは出にくいのかもしれません。昨日の、UPSの予想外の決算のように景況感の改善につながる企業決算からのサプライズを期待したいところです。

22日の米国市場
ニューヨークダウ 1万322ドル30セント  +201ドル77セント (1.99%)

NASDAQ総合指数  2245.89ポイント  58.56ポイント (2.68%)

S&P500  1093.67ポイント  +24.08ポイント (2.25%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9350円 +150円

          (円建て)  9345円 +145円

米国10年もの国債金利 2.9320%  +0.040%

WTI原油  79.30ドル +3.74ドル

GOLD 1195.6ドル +3.8ドル
 

 米国株は急反発。CME日経平均先物も大証先物終値を145円上回り9345円で帰ってきています。ストレステスト結果の発表を控え、ユーロが買い戻されたほか、米国株の急伸でリスク回避指向が減退。円・ドルが売られています。円相場は日本に帰ってきて、対ドルが87円をはさんだ水準、対ユーロが112円20銭台の取引となっており、今日の相場環境には久しぶりに順の風が吹きそうです。先物の買戻しや裁定買いなどが増加し、指数的には反発が予想されるものの、ストレステスト発表後の市場の反応が読みにくいことや週末控えであることから、指数売買以外は低調に推移しそうです。ただ、早すぎる出口への着手から景気の冷え込みが予想される欧州、景況感の悪化から政策対応待ちの米国にくらべ、中国を中心した新興国の成長が顕著になってきますので、日本でも新興国関連が見直しされることになるかもしれません。中国が打ち出した新エネルギーへの65兆円投資計画などの関連株が再評価されてきそうです。それにしても、糸の切れたタコみたいになっている今の政治はナントカならないのでしょうか。中味のないパフォーマンスばかりでは、日本はどんどんおいていかれます。取引所は、海外投資家の利便性ばかり考えて立会時間の延長を考えているようですが、その前に、国内投資家の育成に本気で取り組むべきではないですか。グローバル化などと頑張ってみたって魅力の無い市場に集まってくる連中はろくな者ではないのは、これまでで分かっているはずですが…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ