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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2010/07 | 08
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買戻しで急伸…円安と先物買戻しの持続、米国株の6月高値抜けが一段高の条件
 28日水曜日の日経平均株価は、256円42銭高の9753円27銭と反発。TOPIXは19.39ポイント高の865.51と4日続伸して終わりました。この日は主力株中心に買い(買戻し…?)が入り商いは増加。出来高概算は19億2283万株、売買代金は1兆3000億円と前日比で増加しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは80、RSIは63、25日線かい離は2.6%でした。今日の終値での25日線は9503円と、前日から15円の低下。引け値で25日線を上回ってきましたが、対応点の状況から見て、まだ4~5日は下落が続きますから、下方への引力に引き込まれないようにしなければなりませんね。

 さて、久しぶりに国内に戻ってきても、好環境が続きました。欧州情勢の安定や米国株高、リスク指向の回帰など市場の状況が変化するなか、安全資産として一番資金が逃げ込んでいただけでなく、円の先高観が根強くあったため、資金流出が一番遅れていた円資産からの逃避が遅ればせながら始まりました。ユーロ・ドル間は現在も1.30台と小動きの展開ですが、円・ドルは88円10銭台に上昇。ユーロ・円も114円台後半まで上昇。円安が進行しています。また、米国金利の上昇を受け、債券の先物も軟化。今日は、債券先物売り・株先物買いの裁定取引も活発に入り、これが現物株との裁定買いを誘発。日経平均の上げ幅を拡大した…という面もあります。昨日までは、なんとか円相場を高めに維持することで、突っ張っていた日本売りの商品投資顧問も今日は突っ張りきれず、買戻しを入れたようです(窓口に使っている欧州系証券会社が3800枚を越える買いもの)。シカゴIMM通貨先物市場には、円高を予想した円ロングのポジションがまだ5万4700枚以上残っていましたから、昨日、今日の荒っぽい動きをみると、損切りの円売りが出ていたのかも知れません。やはり、ユーロ情勢の落ち着きとともに、状況は変わってきましたね。

 また、中国政府は、利上げをしないまま、なんとか不動産価格の押さえ込みに成功しましたが、ユーロ情勢の変化(ドル安の回帰)は、米国株の上昇につながるとともに、ドルとのリンクをはずさない中国にとってもメリットがあり、資金は中国など新興国に向かっていく…としましたが、やはり、中国本土株が急ピッチで上がってきました。ユーロ危機は、EU(ヨーロッパ共同体)そのものの崩壊まで織り込む凄まじいものでしたが、その分安全資産に逃げ込んだ資金はものすごい額になります。通貨情勢は落ち着いたものの、欧米の景気に関しては見方が分かれており、資金が一気に流出すると言うところまでは行きませんが、ここにきての適度なドル安は米国の輸出を刺激。4~6月に落ち込んだ受注を回復し、再び在庫循環を修復してくるものと思われます。具体的な数字になって出てくるのは、まだ1~2ヶ月先になりそうですが、市場の方は、それを先に織り込んでくるはずです。

 そのときに、刺激材料になるのが、先週末に起こった変化。日本でも同様の動きがありましたが、このときは、景気刺激の方向には回らなかったために、一層景気の谷を深めることになってしまいました、しかし、米国はこんなのをほっといたら株主から何を言われるかわからない…。市場はこの変化をかぎつけたのかも知れませんね。

 まあ、今日の相場は、買戻しや米国の金利上昇などテクニカルな要素が作用した面が大きいと思います。とにかく、今の日本株は米国株次第…。株が上がればリスク指向が増して円ガ安くなり、日本経済にプラスに作用するとして株価は上昇してきます。もっと、手っ取り早く、円安誘導するような手を打てばいいのですが、今日みたいに円安方向に動いているときにも、日銀の関係者は「為替水準を意識して金融政策をやっているわけじゃない」と先日の山口副総裁と同様な発言を繰り返し、円安の動きに水を差すような態度を示しています。どうも、日銀の真意が分かりません。需給ギャップが25兆円もありインフレの心配は皆無なのに、インフレを怖がって通貨供給を絞る行動を続けています。何か変ですね。やはり、何かの意図をもって円安にしたくない政策をとっているとしか思えません。まあ市場は勝手に走るでしょうけど…。

 とにかく、日経平均は元気良く戻してくれました。ただ、目先的には25日線の下方引力が働いているほか、今日の高値付近には、急落してきた13週移動平均線がいます。この圧力をしのいで6月21日のザラ場高値1万251円を抜いて、下落相場に歯止めが打てるか…。朝も書いたように、米国と同じ状況にあります。ただ、米国と違うのは、1万200円付近で、下落中の26週線と52週線がデッドクロス寸前になっていること…。テクニカルで見ても、このハンディキャップをしのぐには、米国株の一高や政府または金融当局の本格的な円安への取り組みが必要になりますが、これが当てにならない…。先物の買戻しや円のみきり売りが一巡した後の相場の伸びが気になるところですが、今のところ、企業業績が4~6月の厳しかった状況下でも意外に健闘。最近になり、さらに受注が拡大するなど、先行きに期待できる動きも出てきます。米国だって、株が上がれば資産効果から消費が増えるのも、今回の回復期で経験済み。全体的に良い方向に回転し始めたのではないでしょうか。ただし、今の相場のパターンは、2004年の回復期の相場と同様なパターン。勢いの良い上昇は期待しないほうがよく、2進1退のエスカレーター相場が続きます。
今晩の米国株の状況に期待しておきましよう。

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高値挑戦前の一服?…金価格急落、国債金利上昇の持つ意味は
 おはようございます。
 
 欧州では、域内銀行91行のストレステストが終了して以降、ユーロ巻き戻しの動きが強まっています。昨日は、好調な銀行決算が発表されたほか、銀行規制強化に緩和の動きが出ていることを好感。欧州主要市場がほぼ全面高になったことから、さらにユーロを買い戻す動きが強まり、ニューヨーク市場では、ユーロは対ドルで一時1.3047台まで上昇。対円でも114円30銭台に急進して終わっています。この日は、金価格が25ドル安と急落していますが、ユーロ危機時に組まれた「ユーロ売り・金買い」のロングショートポジションが閉じられたためと、思われます。ユーロ危機はどうやら後始末の段階に入ってきたようです。

 昨日の米国株は、欧州株が続伸したことやこの日発表されたケースシラー住宅価格指数(5月)が前月水準を上回り上昇したことを好感。買い先行でスタート。デュポンの予想を上回る決算も手伝い上げ幅を拡大。一時、ニューヨークダウは高値1万578ドルまで上昇していました。ただ、3日連騰のあとで高値警戒感が強まっているときに、この日発表のコンファレンスボード(CB)消費者信頼感指数(7月)が前月から低下。市場予想も下回ったことから、利食い売りが増加。一時、1万500ドルの大台を割り込む場面もありました。しかし、安値圏では押し目買いも入り再びプラス圏に浮上するなど、引けにかけては前日引け値付近で底堅く推移。結局、デュポンの好決算に支えられたニューヨークダウは4日続伸して終わりました。ただ、NASDAQ総合指数とS&P500は、4日ぶりに小反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比9650万株増の11億1449万株。騰落状況は値上がり1332、値下がり1686と値下がり数が上回りました。

 この日発表された7月のCB消費者信頼感指数は、市場予想の51.0を下回る50.4に低下したものの、予想を大きく下回らなかったことや、前月の数字が当初の52.9から54.3の上方修正されたことなどから、市場への影響は限定的なものになりました。就職困難とする比率が前月の43.5%から、45.8%に拡大するなど、全般的に内容が悪化するものが多かったようですが、景気の現状認識について「悪い」とするものが41.0から43.6に拡大する一方、「良い」とするものも、8.4%から9.0%に拡大するなど、判断の難しいものもありました。景気がまだら模様で回復している様子を示しているのかもしれません。この日は、この数字を受け、小売り」や耐久消費財、アパレルなど消費関連が冴えなかったものの、銀行規制の緩和が期待される銀行や公益事業株などが堅調に推移していました。

 昨日も書いたように、米国株が4月来の下降トレンドに終止符を打つには、6月のザラ場戻り高値を更新する必要がありますが、この日は、高値を延ばしたものの、経済指標の低下や高値警戒感に足を引っ張られ、仕切りなおしの動きになってしまいました。すでに、200日線や当面の上値抵抗線だった13週線、26週線も上回っており、けい線的には上値を圧迫する材料は無く、早期に6月高値は更新されるものと思われます。すでに、ここまで上値抵抗になっていた26週線は上向きに転じ、下値支持力を強めていますので押し目も限定的。ドル安=株高の図式に支えられ、米国株は一段高へ。

27日の米国市場
ニューヨークダウ  1万0537ドル69セント +12ドル26セント (0.12%)

NASDAQ総合指数  2288.25ポイント -8.18ポイント (0.36%)

S&P500   1113.84ポイント  -1.17ポイント (0.1%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9655円 +155円

          (円建て)  9635円 +135円

米国10年もの国債金利  3.0485%  +0.0505%  ←本日の注目ポイント

WTI原油  77.50ドル  -1.48ドル

GOLD  1161.8ドル  -25.1ドル ←ユーロリスク解消のサイン


 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物はリスク指向の回帰から円が売られたことを好感。買戻しが入り96円台に続伸して帰ってきました。海外市場で円安が進行しましたが、国内に帰っても対ドルが87円80銭付近、対ユーロが114円を」はさんだ動きになるなど、円安が進行した状態になっており、今日の相場環境は明るいものになりそうです。昨晩の書き込みで、安全資産として買われた円が売られないのはおかしい…としましたが、やっと動きが始まったようです。まだ円の先高観は強く、今日も国内輸出業者からのドル売りが持ち込まれるかもしれませんが、相場観が変われば、ドルの売りが減少し、円相場がさらに緩む可能性もあります。CMEでも買戻しと思われる動きがでており、今日は、日本売りのポジションを持つCTAの動きが注目されます。踏めば以外高も…。米国で10年もの国債金利が3%台に乗せさらに上昇する勢いにあり、今日は「債券先物売り・株先物買い」の動きも活発化。日本株の売りポジションを持つ投資家にとっては針のむしろになりそうです。踏み上げ相場は近い?そうなれば、国内の裁定取引をやっている業者が持ち高を増やしてきますので、後々の爆弾を抱え込むことにはなりますが…。決算発表が邪魔ですが、海運や資源などのほか、エレクトロ二クスや自動車、FAなど設備投資関連に注目。やりたい放題やってきた投機筋の方々、そろそろ引導が渡される時期が接近?もっとも、日本の国内投資家が強気にならないとできませんけどね。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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