大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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注目のバーナンキ議長の講演内容は、株にとってプラスだったが債券市場にとっては期待はずれ
 おはようございます。入院・手術が近づき、検査や準備で終われ、昨日は書き込みができませんでした。レポートの発行もあり、今日の書き込みを最後に、当分(二週間程度)休載となります。大事な時期に入院しなければならないのが残念ですが、健康状態をとりもどして、再び相場に望みたいと思っています。会員の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご容赦ください。

 さて、昨日の米国株は、バーナンキFRB議長講演内容に注目が集まりましたが、事前のレク資料で景況感の悪化や追加的な金融緩和への言及があり、買いが先行して始まりました。GDP改定値が大幅に下方修正されたことや、8月ミシガン大消費者信頼感指数確報値が速報段階の69.6から68.9に下方修正されたことにくわえ、インテルが業績予想の下方修正を発表したことを嫌気。特に、インテルが値幅制限いっぱいの20%安まで下落すると、ニューヨークダウは一時50ドル近く下落する場面がありました。しかし、同社の予想があまりにも弱気すぎるとの観測から急速に切り返し、前日比でプラスになると、FRBの追加的な金融緩和を前向きに評価。債券市場が急落したことから、売り方の買戻しが増加。引けにかけ上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも急反発して終わりました。ショートポジションの巻き戻しが中心になったことから商いは増えず、ニューヨーク市場の出来高は4528万株増の10億8971万株。騰落状況は、値上がり2608、値下がり392とほぼ全面高商状になりました。

 この日発表された第二四半期GDP改定値は、貿易収支の悪化が足を引っ張り速報段階の2.4%増から1.6%増に大幅下方修正されました。ただ、設備投資や個人消費が増額修正されたことから、市場予想の1.4%増は上回っています。また、バーナンキFRB議長は、講演の中で景況感が悪化していることを認めたうえ、一段の金融緩和に踏み込む姿勢を明確化しています。ただ、市場が期待していた、新規に国債の買い入れを行うことについて言及しなかったことから、このところ、買い入れを事前に織り込む格好で上昇していた債券価格が急落。指標となる10年もの国債金利は前日の2.4808%から2.6465%に急伸。これが株の買戻しを促した可能性があります。 

 この日ニューヨークダウは、大幅に上昇。週足では陽線とはならなかったものの、200ドルを超える下ヒゲを残し底入れ期待感を強めています。ただ、以前から指摘してきた上昇中の52週線を回復するという条件を達成することはできませんでしたし、3本新値の陽転もありませんでしたので、強気転換するのはおあずけというところでしょうか。今回のGDP統計を見ても、現在の米国にとって必要なのは輸出を刺激するドル安。しかし、昨日はドルは金利上昇を映し買われて終わっています。このところ、財政再建を優先するECB、通貨の総量を抑制したい日銀、景気回復の持続を図るため資産の拡大を図りたいFRB…と、先進国の中央銀行の思惑にずれが生じてきており、為替の方向性がつかみづらくなっています。米国の債券市場の急落が持続的なものになり、株式市場への資金還流を促すものになるのか…FRBの国債買い入れ拡大の思惑が残るだけに、きめ打ちするのはまだ早いような気がします。テクニカル面で明確な買いサインがでるまでは、待ちの姿勢が賢明か…。(弱気ではありませんので誤解なきように)。

27日の米国市場
ニューヨークダウ  1万150ドル65セント +164ドル84セント(1.65%)

NASDAQ総合指数  2153.66ポイント +34.94ポイント (1.65%)

S&P500  106459ポイント  +17.37ポイント (1.66%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9080円 +110円

           (円建て)  9080円 +110円

米国10年もの国債金利  2.6465%  +0.16570%

WTI原油  75.61ドル  +1.81ドル

GOLD   1236.6ドル  +0.6ドル


 米国株は急反発。CME日経平均先物も大証先物価格を110円上回り、9080円と大台を回復して終わっています。菅首相が円高抑制に決意をしめしたことや、週明け早々にも、日銀が臨時政策会合を開くと伝わったことから、海外市場で円は、対ユーロえ108円70銭台、対ドルでも85円10銭台に軟化して終わっており、週明けの相場に期待をつなぐ終わり方になっています。特に、米国債券価格の下落が大きく、週明けの相場では、債券先物売り・株先物買い、にくわえ、輸出株を中心にしたショートポジションのまき戻しが期待できます。当面、市場が期待した日銀の臨時政策決定会合が実際に開催されるのか、31日に発表されるという菅首相の景気対策に新規性のある内容があるのかどうかなど、確認すべき項目も多いようです。ポイントは、一年以上にわたって日経平均の下値を支えてきた9000円台の壁を突破し、再び、下値抵抗線上に復帰できるかどうか…。三本新値の陽転、13週線の回復、25日線の回復など、まだクリアすべき課題は多い…。先進国の経済政策は、「偽りの回復」に騙されたのかどうか、早すぎた財政の撤退が、景気を再び後退の渕に追い込むのか…慌てなくても相場は逃げない。

それでは、しばらくのお別れです。

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反発スタートも、重要イベント控えで買い気続かず反落…テクニカルは7月安値時に届く
 おはようございます。

 昨日の米国株は、アジア、欧州株が反発したことや、新規失業保険申請件数(~21日)が予想を上回る減少になったことを好感。買い先行でスタートしました。ただ、第二四半期GDP改定値の発表を控えていることや、今晩主要国の中央銀行総裁を集め開催されるカンザスシティ地区連銀シンポジウムでのバーナンキFRB議長の講演内容を確認したいということから見送り気分が強まり、引けにかけ値を消し、結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は6973万株減の10億4443万株。騰落状況は値上がり1064、値下がり1928と、約3分の2の企業が値下がりしています。

 この日発表された新規失業保険申請件数(~21日)は47万3000件。前週の50万4000件から3万1000件減少するとともに、市場予想の49万件も下回りました。トレンドを見る4週移動平均は、3250件増の48万6750件。需給者総数(~14日)は前週比6万2000件減の445万6000件でした。

 この日は、ドルがやや軟化したことや、米国雇用関連指数が改善したことを好感し、非鉄や原油など資源価格が堅調に推移。欧州株はこれを好感し上昇。米国株も素材株が買われたほか、景気敏感株の運輸株も蚊wれました。ただ、景気の先行きに対する警戒感は根深く、引けにかけては半導体・同製造装置関連や耐久消費財、アパレルなどが値を下げています。個別ではデルが買収価格を引き上げたストーレージ機器メーカー3PARが続伸したほか、ゴールドマンザックスが利益見通しを引き上げたボーイングなどが上昇していました。

 欧州と米国の間では、景況感の対立が目立ち始めています。米国が、「偽りの夜明け」に対する警戒感を強め、一段の金融緩和を模索するなか、欧州ではフランスやドイツが、景気を後回しにしても財政赤字の削減を優先すべき、と再び財政の出動を意識する米国へのけん制発言を行っています。日本が「偽りの夜明け」に騙され、金融政策を引き締め気味に運用した結果、本格的なデフレに突っ込んでいった反省を踏まえた米国と、あくまで教条主義にこだわり財政赤字を優先する欧州(ドイツ、フランス)との景気政策をめぐる対立が続き、先行きの不透明要因を増やしそうです。

 ニューヨークダウは、反発して始まったものの、景気の先行きへの警戒感は解けず、5日移動平均線に届いたところから急速に上げの勢いを失い、下落に転じ、安値を更新するとともに、1万ドルの大台も割り込んで終わっています。ただ、この日の下げで25日線とのマイナスかい離幅が4%を超え、7月安値時に並んできたほか、簿りんジャーバンドのマイナス2シグマに届いてきたことから、目先的に値固めに向かう公算もでてきました。まだ、RSIの水準に不満は残りますが、注視してみておきたいところです。週足で52週線を回復して終われるかどうかが、今晩の焦点。

26日の米国市場
ニューヨークダウ  9985ドル81セント -74ドル25セント (0.72%)

NASDAQ総合指数  2118.69ポイント -22.85ポイント (1.07%)

S&P500  1047.23ポイント -8.10ポイント (0.77%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 8840円  -50円

          (円建て)  8835円  -55円

米国10年もの国債金利  2.4808%  -0.0585%

WTI原油 73.36ドル  +0.84ドル

GOLD  1237.7ドル  -3.6ドル


 米国株は反落。CME日経平均も大証先物価格を55円下回り、8835円で帰ってきています。円相場は、海外ではドルが軟化し、対ユーロが107円30銭台と円安になったものの、対ドルでは84円40銭台と小幅な円高になっています。国内に帰ってからは、対ユーロが107円30銭台、対ドルが84円30銭台と、対ドルが小幅な円高で始まっています。今日は、円相場が安定しているものの、米国で債券価格が高値を更新しているほか、CME日経平均先物安もあり、債券先物買い・株先物売りの裁定取引が売り圧力になってきそうです。ただ、昨日のCMEの安値は8815円でしたので、下げも限定的なものにとどまりそうです。重要な経済指標の発表を控えた週末でもあり、後場からはヘッジの先物売がでることも予想され、先物中心に強弱感が対立する動きが強まりそうです。小型株の動向に注意。

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米国の景気指標待ち…景気減速は「偽りの夜明け」に騙されたのかーの検証が始まるのでは?
 26日木曜日の日経平均株価は、61円09銭高の8906円48銭、TOPIXは4.48ポイント高の811.79と、ともに反発して終わりました。出来高概算は14億1697万株、売買代金は1兆294億円と、前日からは減少しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは86、RSIは22、25日線はマイナス5%でした。また今日の終値での25日線は9374円でした。今回も今一歩の所で反発し、テクニカルな底値サインが出るのが遠のいてしまいましたね。まあ、自主独立して、自らの国の事情で動くような市場になっていませんから仕方がありません。まあ、ここは、宗久翁が言われるように「底値段、出でざるうちは幾日も見合い、図に当たるときを考え売買すべし…」を忠実に実行するところか。

 政局のごたごたは毎度のことですが、海外からみたら、小沢さんの登場で、もしかしたらまた首相が変わるかも知れない…となっては、安心して日本の資産を買うことはできないということでしょうか。なにしろ、小沢さんといったら、これまで米国を邪険にあつかい、関心は親父さん(田中角栄)が道を開いた中国や朝鮮半島にある…ときては、米国も気が気では無いようです、なにしろ、ロッキード事件のような闇討ちで師と仰ぐ角栄さんを犯罪者に追い込み、いままた、自分までスキャンダルまみれにされ、追い落とされようとしているんですから、嫌米になっても仕方が無いところでしょう。今日正式に立候補しましたから、宗主国はこれまで積み上げてきたスキャンダルネタ帳を総動員し、日本のマスコミに流して追い落としキャンペーンを始めることになるんでしょう。まあ、小沢さんが宗主国に頭を下げればこと無きを得るんでしょうが、そんなやわな玉ではないですから…。まあ、どんなネガティブキャンペーンが張られるか楽しみに見ていましょう。

 今日の株価は、朝も書いたように、米国株の反発、米国債券安、ドルの反発に助けられ、買戻し中心にあげ、反発して終わりました。CMEの動向次第の相場…としましたが、今日の日経平均高値は8910円。昨日のCMEの引け値にぴったし符号。後は頭を押さえられて終わっています。下げてきたらCMEの安値付近、あげた場合もCME高値か終値付近…この国の株式市場も、宗主国の先物市場(というより投機筋)に支配されているんでしょうか。まあ、毎日愚痴を書いても仕方が無いので書きませんが、まあ、今晩は米国の新規失業保険申請件数、明日は米国GDP改定値、来週になったら米国雇用統計と、次々に重要指標が発表されてきますし、内容によってはドルが売られ、円高を仕掛けるチャンスが来るかもしれないので、投機筋としてもここは一段の円高へ向けての息継ぎにしておこうというかんじでしょうか。また、数字が悪ければ悪いで、追加的な金融緩和も期待できますしね。

 まあ、小休止状態に入った…ということですが、今日のGLOBEX先物市場でもニューヨークダウは値幅は40ドル弱の小動きに終始しています。

 先進国の間で景気の減速傾向がはっきりしてきましたが、欧州はいち早く、財政出動から撤退。米国も、昨年10月の金融機関向けの支援終了につづき、年内にはいり住宅関連の支援措置も終え、エコカー取得の支援も終わるなど、財政による景気の下支え役をつぎからつぎへと降りています。景況感が改善されたことが撤退の理由になりましたが、このとき懸念されたのが、日本が騙された「偽りの夜明け」…。日本の政府や、日銀も早すぎる財政の撤退に警鐘を鳴らしてきましたが、ここにきて、先進国を中心に景気が急減速。これが、財政という景気の支え訳を失い、再び景気後退に向けて動き出したのか、それとも、民間を中心にした緩やかなベースの景気上昇がつづいているのか、の判断を政府や中央銀行が迫られているというのが現状でしょう。今、米国に、ECB、日銀、FRB総裁が一堂に会していますから、「偽りの夜明け」に騙されたのかどうかの検証も行われているのではないでしょうか。それによっては、雇用統計などの数字をみて、日米同時に緩和に踏み切るなどの動きが出てくる化も知れません。

 その意味で、今は、中央銀行や政府が、景況判断をおこなっているところで、今後状況が大きく変わってくる可能性があります。インフレ恐怖症の欧州は同調しないでしょうが、いずれ、日米の措置に追随してくるものと思われます。まあ、最初に書いたように、日足のテクニカル指標、週足のテクニカル指標が揃って買い信号を出すまでは、何日でも待つよ…という姿勢で行きたいところです。ただ、このところ、小型の割安株やテーマ株に動きのあるものが増えている点には注意が必要。03年の底入れ時には、前年の11月ごろから小型成長株が先行して出直っていたことにも注目したい。まあ、「待つも相場」。

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政策期待感から5立会日ぶりに反発…弱弱しい底型をつけたが
 おはようございます。手術日が近づき、このところ、早朝から脂肪減らしのハードな散歩を続けています。

 昨日の米国株は、前日の中古住宅販売の記録的な減少に続き、新築住宅販売件数(7月)が市場予想を大幅に下回る過去最低水準に減少したことを嫌気。続落してスタートしました。また、この日発表された耐久財受注(7月)が予想を大幅に下回っただけでなく、設備投資の先行指標になる航空機を除く非国防資本財受注が前月比8%減少したことから、設備投資の先行きにも懸念が強まったとして売りが増加。下落幅を拡大し、ニューヨークダウは前日安値を下回る9937ドルまで売り込まれています。
 ただ、このところの住宅指標の悪化を受け、政府から何らかのてこ入れ策が出されるのでは…として、住宅業界に注目があつまるなか、住宅大手DRホートンが予想を上回る好決算を発表。住宅株全般に買いが入り全体の戻りを牽引。また、為替市場でドルがやや軟化したことも、このところ売られていた輸出株やハイテク株の買い戻しを促し、指数の戻りに寄与しています。引けにかけ急速に値を戻し、結局、主力3指数とも5立会日ぶりに反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5999万株減の11億1416万株。騰落状況は値上がり1832、値下がり1167と値上がり数が上回りました。

 一昨日までニューヨークダウのサイコロは3勝9敗、25日線とのかい離はマイナス3.8%に拡大。テクニカル的には押し目買いゾーンに近づいていました。ただ、7月底打ち時には、25日線とのマイナスかい離幅は4.3%ありましたから、7月安値との比較感からは厳しさにかけるといえます。一昨日段階のRSIは34ポイント台でしたが、7月2日の底打ち時には30%。他の底打ち時も、30%で反転しており、その点では、まだ厳しさに欠けるといえそうです。昨日は、1万ドルの大台という心理的な抵抗線を意識した押し目買いから、130ドル近くタクって終了。目先の底型をつけていますが、テクニカルな数値に表れているように「底を叩いた…」という感触はなく、反発も限られたものになりそうです。この日もドル安に反応しており、今晩以降の動きも為替次第…ということになりそうです。

25日の米国市場
ニューヨークダウ 1万0060ドル06セント +19ドル61セント (0.2%)

NASDAQ総合指数  2141.54ポイント +17.78ポイント (0.84%)

S&P500  1055.33ポイント +3.46ポイント (0.33%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 8910円  +80円

          (円建て)  8910円  +80円

米国10年もの国債金利  2.5393%  +0.046%

WTI原油  72.52ドル  +0.89ドル (一時、70.76ドル)

GOLD   1241.3ドル +7.9ドル


 米国株は5日振りに反発。CME日経平均先物も、大証終値を80円上回りかえってきています。円相場は、海外で日本の政策発動を懸念した円売りが入り、対ドルで84円50銭台、対ユーロが107円をはさんだ終わりになっていましたが、国内に帰り、やや売りが先行。対ドルが84円60銭台、対ユーロが107円20銭台の取り引きになっています。米国債も下落しており、今日は久しぶりに落ち着いた相場環境となり、先物の買戻しから反発しての始まりになりそうです。ただ、昨日のCME先物高値は8930円となっており、今日の上げ幅は限定されたものになるか…?
 今日から、経済閣僚や日銀総裁など為替対策で重要な役割を果たすべきメンバーがいずれも海外に出かけることから、投機筋が立会時間中に円買い仕掛けを行う可能性もあります。まだ、方向感の定まらない展開が続きますので、様子見が無難だと思われます。しかし、為替市場、債券市場では、投資家は目いっぱいのリスクをとっており、今後出てくる材料次第では相場が急変する可能性が増しています。空売りが多く、信用取り組みのいいものをターゲットに買い出動できる準備だけはしておいたほうがよさそうです。

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政府や日銀は自分達が誰と戦争をしているのか、また、何を突かれているのかを知るところから始めたほうが良い
 25日水曜日の日経平均株価は、149円75銭安の8845円39銭、TOPIXは10.42ポイント安の807,31と、ともに4日続落して終わりました。出来高概算は17億8479万株、売買代金は1兆2108億円と、このところ少しずつですがボリュームアップしてきました。本格的な投げ商いが出るときが近づいている感じです。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは81、RSIは18、25日線かい離はマイナス5,8%でした。だんだん、底値ゾーンにふさわしい数字が出てきましたね。まだ数字が揃わないのが気に入りませんが…。今日の終値での25日線は9386円。前日からは18円の下落ですが、25日線の下方圧力は日増しに強まっている感じですね。

 さて、今日の朝も、環境は最悪…と書きましたが、円高を背景に債券先物買い・株先物売りのロングショート商いが増加、また先物売の増加から現物と先物のサヤが逆転、裁定解消売りがでて指数の下落幅を拡大。日本株は年初来安値を更新して終わりました。一時は、政策発動期待から下落幅を圧縮する場面がありましたが、今日もまた野田財務大臣が緊急に記者会見を実施。本人は口先介入のつもりだったんでしょうが、発言内容から、何もできないと投機筋に見透かされて、先物市場で売りが増加。結局、下げたまま終わってしまいました。円高を嫌気して輸出株が売られたほか、信用の投げも結構出ていたようです。まだ、政策発動への期待感が残っており、相場的には十分下げきった…とはいえないようです。このところの小刻みな下げの過程で、陰線の幅がじょじょに長くなっているほか、日足のパターンに「瀑布型(滝の落ち口)のパターンが出掛かっていることは注意が必要です。

 最近の投機筋をみると、政権交代があった国を狙うケースが増えているように思われます。東欧諸国やスペイン、ギリシャなどがそれですが、政権交代にともない前政権の不祥事が暴き出されるなど悪材料が出やすいことが売り攻勢を強める手がかり材料にしているようです。日本でも政権交代がありましたが、ただの政権交代ではなく、戦後60年以上にわたって続いてきた自民党政治が終わったわけで、あとを次ぐ民主党政権は政権担当能力としては実質的に「素人」に等しい集団。おまけに経済は輸出依存度を高めていましたから、円高攻勢をかけたらひとたまりも無いし、政権も対処できないのでは…という味方をヘッジファンドなどの投機筋は読んでいたのでは無いでしょうか。実際、ユーロ危機が終わるころからシカゴIMM通貨先物市場の円買いポジションが不自然に増加していましたから、財務官僚のなかには投機筋の介入に気づいていた人も多かったはずです。でも、政治家さんには警告していないんではなかったでしょうか。円高攻勢を受けたときに、お手並み拝見とサボタージュを決め込んでいた可能性があります。

 まあ、今回の円高は、政権交代と交代から一年たっても何の経済政策も打ち出せなかった民主党政権の実力を読みきった投機筋が、見事にしてやった…ということなんでしょう。投機筋としては、いまだに何のアクションも起こせず、来月14日の党首選びに奔走する政権与党の馬鹿さ加減に、まだ責められる…と判断したんでしょう。なにしろ、明日から日銀総裁は米国に逃げ出しますし、重要な経済閣僚もいなくなる…。おまけに、目先的に何かアクションを起こしても、今週末に出てくる米国GDP統計改定値や雇用統計の内容いかんでは、FRBがさらに踏み込んだ金融緩和策に出てくる可能性があり、折角の日本の対策がしり抜けになってしまう可能性もあります。白川総裁も、FRB理事長やECB総裁と何らかの話をすることになるんでしょうが、それぞれ、台所の事情があり、日本のことなんてどうでも良いというのが本音。最近の通貨の動きを見ても、円だけがユーロとドルに対して高くなっているものの、ユーロ・ドル間は購買力平価で計算した妥当価格1ユーロ1.26ドル付近にありほぼ安定的な動き。円だけが割りを食う動きになっています。おそらく、仕掛け本尊はヘッジファンドを中心にした投機筋のはずですから、日銀や政府が「徹底的にやるぞ…」といえば、早めに解決がつくような気がするんですが。ユーロ危機のときにも、ECBが無制限の資金供給や国債の買取を決めるなど断固たる姿勢を示したときに、投機筋はユーロを買い戻し、一旦は、沈静化しています。

 要は、日本の新政権の力量が試されていると見ることもできます。ただ、残念ながら、今起きていることの重要性を認識できず、早めに手を打てなかった先見性の無さ、事態が悪化しようとしている時に、夏休みをとってしまう能天気さ…に、投機筋は自信を深めており、来月初めの日銀政策会議、それに続く民主党大会までは、自由に攻められると判断したかも知れません。

 とにかく、一年以上株価の下値を支えてきた9000円台の壁を下回った咎めは大きい。今週中に大台を回復できなければ、一段の押しもあるかもしれません。4月の戻り相場で蓄えられた下げエネルギーの解消点(8月15日号参照)はまだ下の方。今日の朝の書きこみでも、下値目処はCME日経平均先物の安値8795円としましたが、今日の先物の安値は8790円とドンぴしゃり。先物市場まで米国に支配されてしまっています。それだけ、米国の投機筋がかかわっているということなのかもしれません。まあ、明日のことは、CME先物の動きをみて判断することにしましょう。ただ、日銀や現政権は完全に能力を見切られてしまいましたから、当分は投機筋の思うような相場になるんでしょう。それにしても、裁定買い残と信用残をあわせた需給の圧迫は大きい…。まさか、下げエネルギーの解消点まで意識することになるとは…?

 

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景気二番底を懸念し売りが加速。1万ドル大台割れへ…FRBの追加緩和観測強まり、円高対策はボトルネックへ
 おはようございます。

 昨日の米国株は、米国の景気指標の悪化やドル高による資源価格の下落を嫌気し欧州市場が全面安となった流れを受け、大幅下落してスタートしました。ドル高により資源価格が下落。原油価格が1バレル71ドル台に下落したことから資源株が売られたことや、7月の中古住宅販売件数が市場予想を大幅に下回っただけでなく、前月から27%を超える減少幅になったことも市場の弱気を誘い売りが増加。節値と見られていた1万50ドルを割り込むとストップロスの売り注文を巻き込み下落幅を拡大。ニューヨークダウは一時1万ドルの大台を割り込み、安値9991ドルまで売り込まれる場面もありました。ただ、債券市場で買戻しの動きが強まったことから、株式市場でも押し目を買う動きが強まり、引けにかけては下落幅を圧縮したものの、戻し幅は限定的となり、結局、主力3指数とも大幅続落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比3億9795万株増の11億7415万株。騰落状況は値上がり730、値下がり2286万株でした。

 この日は、世界的な景況感の悪化やドル上昇を受け、非鉄や原油など資源価格が下落。また、住宅市況の再度の悪化を懸念し金融株も売られました。また、ドルが上昇した流れを受け、輸出にマイナスの影響が出るとしてボーイングやキャタピラーなど主力輸出株が下落したほか、輸出比率が高いテクノロジー関連も売られるなど、ほぼ全面安の展開になっていました。ただ、政府の住宅取得支援策打ち切りのマイナスの影響が7月の統計で終わるのでは…との観測から、DRホートンなど大手住宅建設株の一角が買われるなど、市場は一方的に弱気に傾いているというわけでは無いようです。

 冴えない景気指標を受け、米国では、景気減速が予想以上のスピードで進んでいるとして、株式から債券へと資金を移す動きが増加。昨日の10年もの国債金利は2.4%台に上昇しています。それにつれ株価は、下落。今月初旬にかけての上昇で出来上がっていた下値支持線も次々と下方に突破されています。現在は、上昇中の52週線を下回ったほか、目先の下値支持線となるはずだった13週線も下方突破され、7月安値に対する2番底を模索する動きに変わろうとしています。バーナンキFRB議長は追加的な緩和対策を打つ前に、中間選挙を控えこれ以上の財政悪化をさけたいとする議員の反対を封じ込める狙いから、株安が必要…という話が流れていましたが、昨日、1万ドル大台を割り込んだことで、議員の意識も変化してくる可能性が強く、近々、追加的なんらかの措置が実施される可能性が強まってきました。当面7月安値に対する2番底模索の動きになりそうですが、8月初旬に6月中旬の戻り高値を抜き、上昇転換しており、底抜けすることは考えにくいところです。政策追加期待もあり株価の立ち直りは案外早くなりそうです。

24日の米国市場
ニューヨークダウ 1万0040ドル45セント -133ドル96セント(1.32%)

NASDAQ総合指数  2123.76ポイント -35.87ポイント (1.66%)

S&P500  1051.87ポイント  -15.49ポイント (1.45%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 8860円  -110円 

          (円建て)  8850円  -120円

米国10年もの国債金利 2.499%  -0.108%

WTI原油  71.63ドル  -1.47ドル

GOLD  1233.40ドル  +4.90ドル


 米国株は大幅続落。CME日経平均先物も8900円を大幅に割り込んで帰ってきています。円相場は、海外で1ドル83円50銭台、1ユーロ105円90銭台の円高水準に買い上げられた後、国内では円高対策の発動を懸念し、円がやや利食われ、対ドルが84円20銭台、対ユーロが106円40銭台の取引になっていますが、株式市場の開始後は、先物との関係で円買い攻勢が強まる可能性があり、相場環境は極めて悪いと言えそうです。今日も、先物売り攻勢がつよまるほか、米国債券の急伸を受け債券先物買い・株先物売りの指定取引が入るほか、先物売りにともなう解消売りが下押し圧力になることも予想され、下値模索の動きが続きそうです。昨日のCME日経平均先物の安値は8795円ですが、このあたりが今日の安値目処になりそうです。円高対策としての日銀の緩和が言われていますが、FRBも追加的な緩和を考えており、タイミングが難しいところ。ドル・ユーロ間では1ユーロ1.26台で安定的な動きとなっており、この間では痛みはありません。日本だけが痛みを受ける格好になっていますが、以前から書いているように、8月のG20首脳会合の席上、日本が財政赤字削減期間を延長してもらうかわりに、円高を容認する取り決めがあった…と考えるのはいきすぎでしょうか。これなら、政府や日銀が何もしない説明がつくのですが…。まあ、様子見ですね…。

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政策当局のサボタージュの影響はあまりに大きい…早めに手を打たないと、後の対策にモット金がかかるぞ
 24日火曜日の日経平均株価は、121円55銭安の8995円14銭、TOPIXは7.06ポイント安の817.73と、ともに3日続落して終わりました。出来高概算は15億1009万株、売買代金は1兆363億円でした。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは81、RSIは31、25日線かい離はマイナス4.4%でした。今日の終値での25日線は9404円。前日からは12円の下落になっています。サイコロ、25日線はかい離はちょっとした調整になってきましたが、騰落レシオやRSIなどモメンタム系の指標の底値ゾーン到達が遅れています。なかなか全ての指標が揃って買い信号を出さないのが今回の相場の特徴…。言い換えれば投げきっていないし、まだ「総悲観」の局面に至っていないとうことでしょうか。口では弱気を言っても、実際、空売りしたり、持ち株を投げるような動きは無く、口だけ「総悲観」では底入れはなりません。

 さて、今日の相場について、いちいち、解説することもないと思いますが、海外投資家は、本音のところで今の日本政府のことをどう思っているんでしょうか。かつて、普天間問題でワシントンポストは、鳩山首相のことを「救いようのない馬鹿」と表現しましたが、今だったら、どういう表現をしてくるか見せてもらいたいものです。さしずめ、全員辞職して小学校1年生から勉強しなおして来い…とでも、書くのでしょうか。これだけ、円高が進んでも、野田財務大臣は「カッコつきで注目していく…」との発言を繰り返すばかり…。介入の質問にはだんまりを決め込んでいます。また、日銀は日銀で知らん顔…。全員がサボタージュしています。おかげで、為替市場では、日本は何もしないし、できないとして、円買いを強め、現在、海外では対ドルが84円40銭台に上昇。対ユーロにいたっては106円60銭台の取引となり、一段と円安が進んでいます。

 おかげで、円とともに対ユーロの相場が上昇している米国ではドル高を嫌気してGLOBEX株先物が80ドル近く下落。今晩の成り行き次第では1万ドル大台の維持も危なくなってきました。今なら、米国も困っているんですから、介入のチャンスだと思うんですが。日米協調してユーロ買い介入をすれば、ちょっとは効果が上がるとおもうんですが。米国とのパイプが無い現政権ではやっぱり無理か…。

 先物筋も、やりたい放題になってきました。裁定解消売りについては板が薄くなり、思うようにならなくなりましたが、まだ、裁定買い残高は1兆5000億円近くあり、下に持っていくエネルギーは十分。一作年のリーマンショック後は、途中で裁定残を補充し、3兆円から解消売りを連発。昨年2月に買い残は2600億円台まで減少しましたが、この間日経平均は4000円ほど下げています。このまま、円高、ドル高を放置していたら、債券高が持続。円買い・債券先物買い、株先物売のロングショートポジションが多発。これが裁定解消売りを通じて現物市場を押し下げ、裁定残がなくなるまで指数を押し下げるという悪循環が続くことになります。

 このまま、ユーロ安が続き、今晩にも105円台が入ってくると、まず、米国の方が音を上げて来るかもしれません
。まあ、色んな意味で、状況が加速し始めたことは転換点もそれだけ近づいた、ということでもあります。問題は、それまでに日本経済がどれだけ傷つくか…ということ。来月は、中間決算の期末月になりますが、こんな状態で7000円台に入ったら、株式の評価損を計上しなければならなくなるところも出てくるかもしれません。ムーミンみたいな寝ぼけた顔をして「厳しく見ていく…」などのたまう段階はとっくの昔に終わっているんですがね…。

 とにかく、日経平均は昨年5月から続いてきた9000円の壁を切ってしまいました。早めに復帰しておかないと、このゾーンが上値の抵抗帯になってきますので、政府は、円高対策を先延ばしいている場合ではありません。会員の皆様には、8月15日号のレポートで9000円の関門を切った場合の下値目処を下落エネルギーの解消点を示しておきましたが、意外と底が深かったことに驚いておられるかもしれません。上げのエネルギー解消点がぴったりだっただけに気になる点でもあります。とにかく、みんなが言うように政策催促相場なら、早いとこ正解を出して、9000円大台を回復しておいてほしいもの…。明日は、「満月」で相場の変化日に当たっていますが、もうそんなことにしかすがれるものは無いのでしょうか。政府や日銀の方々、サボタージュするなら給料を返せ! 

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M&A人気が相場を支えるも、ユーロ安が輸出株の足を引っ張り3日続落
 おはようございます。

 週明けのニューヨーク為替市場では、「菅首相・白川日銀総裁会談」がなかったことにすばやく反応していました。先週のドイツ連銀総裁のECB無制限融資の継続提案に続き、この日は、8月ユーロ圏総合PMI指数(8月)が発表され、堅調を持続しているものの、指数は前月水準、市場予想をともに下回っていました。また、やはり格付け会社ムーディーズが登場。「欧州経済の下向き圧力が高まっており、国債の引き下げ方向へのリスクが高まっている」と警告したことを嫌気。ユーロは円に対し下落。ついに、107円70銭台にはいり、ユーロ危機時の安値107円30銭台に接近してきました。対ドルでも、一時、85円07銭まで円が上昇したものの、米国株が上昇から下落に転じると、ドルが音を戻し、85円20銭台で膠着して終わっています。

 昨日の米国株は、テクニカルな下値ラインに届いたことや、最近の大型M&Aの増加を好感し、押し目買いに反発してスタートしました。資源大手BHPビリトンが買収を提案したカナダ肥料大手に対し、中国企業や他の資源大手が接触してきていると伝えられたことや、同じくデルからの買収提案があったパソコンデータ蓄積装置の3PARに対し、ヒューレッドパッカードが新たに買収に名乗り。争奪戦に発展しそうなこともM&A人気を刺激。全般に買い気が広がり、ニューヨークダウは一時130ドル以上上げ、1万300ドルの大台を回復する場面もありました。ただ、冴えない景気指標やEU加盟国国債の格下げ警告が伝わりユーロが下落(ドルが上昇)するとともに、経緯の先行き懸念が台頭。引けにかけ値を崩し、結局、主力3指数ともに3日続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前週末比2億5907万株減の8億6436万株。騰落状況は、値上がり1105、値下がり1889でした。

 この日は、買収の対象になった3PARやボタシュなどが上昇したものの、買収側のデルやヒューレッドパッカードなどは下落しています。また、原油や石油製品を合わせた在庫が過去最高水準に積みあがったことや、景気の先行き懸念による需要減少不安から、原油価格が一時72ドル台に低下。これを嫌気して資源株が売られたことも指数の足をひうっぱりました。ドルの上昇を嫌気し、テクノロジー関連株全般の下落が目立ち、NASDAQ総合指数の下落率は他を大きく上回っています。

 ニューヨークダウh3日続落。サイコロは3勝9敗と底値ゾーンに入っていますが、まだ、RSIなど他のテクニカルス数が陰の極入りを暗示せず、下げ余地を残しているものと思われます。レポートでも触れましたが、上昇中の52週線を下回ったものの、横ばいに転じた13週線が下値を支えており、今のところは執行猶予みたいな格好になっています。輸出の伸びに景気の支え役を期待している分、為替への感応度が強まってきますが、ユーロに一段安懸念があることから、株価の先行きも予断をゆるさなくなってきました。ただ、クラウドコンピューティングサービスや将来の農業部門の成長を見込んだ、囲い込みが始まっており、M&A人気がどこまで本格化するかが低迷相場脱却のカギになりそうです。なんとか52週線が上昇している間に、株価が同線上に復帰する7月初旬の株価パターンを期待したいものです。

23日の米国市場
ニューヨークダウ 1万174ドル41セント -39ドル21セント (0.38%)

NASDAQ総合指数  2159.63ポイント -20.13ポイント (0.92%)

S&P500  1067.36ポイント  -4.33ポイント (0.40%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9045円  -55円

          (円建て)  905円   -55円

米国10年もの国債金利  2.5999%  -0.0161%

WTI原油  73.10ドル  -0.72ドル

GOLD  1228.9ドル  -0.3ドル

 米国株は3日続落。CME日経平均先物も、円高、米格安を嫌気し、9045円と大台割れ近くで帰ってきています。円相場は、海外で円が上昇した流れを受け、一段高。現在、国内では、対ドルが85円10銭台、対ユーロは一段と上昇が続き107円60銭台の取引になっています。今日は、円高、海外先物安、米国債券高など日本株への下押し材料が山積みになっており、先物売りから9000円大台の攻防戦的な動きが予想されます。昨日の、会談見送りで、日銀、政府とも完全に市場の信頼を失っており、今日の下押し圧力が強まるかもしれません。ただ、その分、政策当局のアクションが出やすくなることもあり、それが株価の下値を支えることになりそうです。指数は先物売買の影響を受けて散々な展開が予想されるものの、昨日くらいから小型株の一角に立ち直りを見せるものが出てきていることは注目点。米国のクラウドコンピューティングサービス関連株が軒並み高値を更新し始めた動きが日本二波及することはないか…?

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何もしないことを読みきっていた市場…失望も落胆もなし
 週明け23日の日経平均株価は、62円69銭安の9116円69銭、TOPIXは4.80ポイント安の824.79と、ともに続落して終わりました。出来高は週明けで手がかり材料が少ないなか、商いが手控えられ、出来高は12億8373万株、売買代金は8811億円と、ともに超閑散商いになりました。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは82、RSIは29、25日線かい離はマイナス3.2%でした。今日の終値での25日線は9416円と、依然、下落基調が続いています。

 「やっぱりな~」、「やるわけないと、思っていたよ」…今日開催されると噂されていた「菅首相、白川日銀総裁の会談」が予想通りなかったことへの、市場の反応はこんなもんでしょう。急遽、電話会談に切り替わったようですが、まあ、とにかく何かやっとかないとマスコミから何を言われるか分からないから、格好だけでもやっと着ましょうか…てな、もんでしょう。日銀にしてみれば、「為替対策などという下世話な話は政府の仕事でしょ」、「物価安定という崇高な仕事で、世界で唯一デフレを長期間維持している凄腕の日銀を、巻き込まないでくれ」とでも、電話で言ったのではないでしょうか。まさに「目くそと鼻くそが責任のなすりあい」をしているような、不快感を感じます。政府が、景気対策といってカネをばら撒いたら、インフレになるといって一生懸命市場から資金を吸い上げ、景気対策効果を知りぬけにしてきたのはどこのどなたか…。

 やはり、市場は、何もしないし、できないということを見透かしていたようです。先週末大きく下げていたことで、すでに織り込んでおり、今日は大きく叩かれることはありませんでした。ただ、土曜日朝の書き込みでも、CME日経平均先物の安値が9080円なので、週明けはこの安値を目処に先物売が先行するとしましたが、会談見送りの報が伝わると、投機筋は「円買い・株先物売り」で売り崩しにかかってきました。しかし、結局、9000円大台の壁を突き崩せず、引け値ベースで安値を更新したものの、下落幅はたいしたことはありませんでした。市場は、結局、日銀も政府も何もしないと読みきっていたわけですね。ただ、今後の問題は、投機筋が、日銀や政府が景気対策や円高対策を打ち出す「能力が無い」と判断したときが怖い…。

 今回のレポートでも、日米の株価は重要な下値支持ラインに差し掛かっており、このあたりが下げ止まるか、さらに一段安するかの瀬戸際にあるとしてきました。まあ、今のところは、執行猶予状態にある…としましたが、今日のGLOBEX米国株先物も高値と安値のレンジは50ドル弱。まだ方向感がつかみきれていないようです。週末27日に第二四半期GDP改定値の発表を控え、貿易終始の悪化から下方修正の可能性が強いとして、懸念しているようです。また、先週末、ドイツ中銀総裁が「ECB(欧州中央銀行)は 無制限の資金供給を年末以降も続けるべき…」と、聞き様によってはユーロ安への誘導発言とも取れる動きをし、ユーロが下落。米国株先物が軟調に推移する原因になっているようです。一方、ユーロ安を受け、欧州の株式市場は高く始まっていますね。

 また、以前から、円・ドル相場が膠着感を強めており、投機筋は円高誘導するためにユーロから攻めてくるかもしれない…と書いてきましたが、先週発表されたシカゴIMM通貨先物市場でのユーロ売りポジションは、わずか
一週間で1万6000枚も増加。一旦は消えかかったユーロ安の炎に再び火が突きかかっています。今日も、投機筋は会談見送りで円買い攻勢を強めましたが、やはり、対ドルでは85円の壁は破れず、対ユーロの動きが軽かったようです。問題は欧州に移って、円買い攻勢が強まり、107円台に入ったら、政府や日銀はどう対処するんでしょうか。

 それにしても、これだけマスコミに書かれながら、また、国民の声を聞きながらも、何故、介入も有効な景気対策も打てないのでしょうか。もしかしたら、日本で介入待望論が出始めた時に、オバマさんやドイツのメルケルさんあたりから電話がはいり「まさかそんなことはしないでしょうね」なんて、釘をさされたんてことは無いでしょうね。はやく、政権与党の党首問題を片付けて、なりたい人になってもらい、批判が多ければ解散総選挙でもやって、政界再編まで持っていってもらいたいものです。今、日本を再生するためには、カネや女にまつわるスキャンダルをどこかの国(複数)に押さえられ、何もいえない、何もできない状態の政治家さんたちには、さっさと降りてもらい、最初だけでも真剣に国家再生に取り組んでくれる政治家集団を作るしかないと思いますが…。

 このところ、国内政治の馬鹿さ加減に愛想をつかしたのか、急に内需型企業の海外進出が増えてきました。外需企業に続き、内需企業まで出ていきはじめたら、国内にはぺんぺん草の生えたビルが残るだけ…。除草剤の株が儲かるかも…?まあ、冗談はさておいて、今晩以降の米国株次第…。

 お知らせ: 手術の日程が31日に決まり、そこから2週間程度お休みすることになります。大した動きは無いと思いますが、今週号のレポートで指摘した米国で始まった動きは要注意…。特に、WEB2.0のところは、すごい動きになるかもしれませんね。

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ユーロ、ドルの通貨安l競争が続く…昨日はドル高進み米国の負け。株価は続落へ
 おはようございます。

 何があるのか分かりませんが、このところ、欧州からの弱気材料が増えています。ギリシャやポルトガル、スペインなどのソブリンリスク問題は、国債入札など資金調達が順調にいっているにもかかわらず、しつこく流れていますし、昨日は、フランスが来年の経済見通しは2%台に低下する…と話が流れ、ドイツ連銀のウェーバー総裁が、欧州中央銀行(ECB)は、年末移行も無制限の資金供給を続けるべき…と発言した、と一部マスコミが報道。当面、緩和的な状況が続くとしてユーロは売られ、ニューヨーク外為市場で1ユーロ1.270台に下落。対円でも108円85銭と、108円台に入ってきました。シカゴIMM通貨先物市場でも、何故か投機筋のユーロ売りポジションが急増しています。円の買い攻勢がうまくいかないので、再びユーロ売りへスイッチしてきたのでしょうか。先日から、もしかしたら投機筋はユーロの方から、円を攻めてくるかも知れないと書いてきましたが、108円台に入ってきたのは気持ちが悪いですね。また、どこかの格付け会社が投機筋に協力するような動きをしなければいいのですが…。

 昨日の米国株は、アジア、欧州と株安が続いてきた流れを受け、続落してスタートしました。世界的な景気減速を懸念し、銅や原油などの資源価格が軟化。これを受け、鉱山株やエネルギー株が売られたほか、アルコアやGE、スリーエムなど景気敏感株も売られ、ニューヨークダウは一時120ドル以上下げ、1万150ドルを割り込む局面もありました。ただ、最近増加し始めたM%Aの動きが、将来的な株価上昇につながる…として押し目買いが増加。引けにかけては下落幅を圧縮して終わっています。結局、ニューヨークダウとS&P500は続落して終わりましたが、NASDAQ総合指数は、一部ハイテク企業が好決算を背景に急進したことを受け、小幅に反発して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は5053万株増の11億2543万株。騰落状況は値上がり1230、値下がり1721でした。

 この日は、主要な経済指標の発表がないなか、資源価格の下落を受けた資源株、ヒューレッドパッカードなど市場予想を下回る決算を発表した企業に加え、複数の企業に投資判断の引き下げが続き売られるなど、個別の材料で売られる企業が増加しています。一方、クラウドコンピューティングサービスなど成長分野で有力なセールスフォースドットコムが、市場予想を上回る売り上げ、利益を達成し急騰するなど、好材料にも素直に反応しています。全般に景況感の悪化から、売りが優勢になっていますが、この日は、欧州からの弱気材料でユーロが軟化。ドルが買われたことでリスク指向が後退したことも株価の足を引っ張っています。ただ、来週の1090億ドルの政府資金調達を前に、債券市場の上昇が止まった(金利はやや上昇)ことを好感し、引けにかけてはやや下落幅を縮小しています。来週も、為替、債券の動きが焦点になりそうです。

 今週のニューヨークダウは、26週移動平均線と52週線との間に挟まれた狭いレンジ内の展開になりました。世界的な景況感の悪化を受け、売りが優勢となり、2週連続の陰線となりましたが、先週の安値を下回る1万147ドルをつけたこと、26週線付近で長い上ヒゲを残したことを見ても、今週はまだ下落基調を続けたままの終わりになったようです。今週は先週の週足の長大陰線をカバーする止め線が入ることが大事…としましたが、一応、52週線付近で下げ止まったものの、来週の動きについては不安な要素を残した終わり方になってしまいました。

20日の米国市場
ニューヨークダウ  1万213ドル62セント  -57ドル59セント(0.56%)

NASDAQ総合指数   2179.76ポイント  +0.81ポイント (0.04%)

S&P500   1071.69ポイント   -3.94ポイント  (0.37%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9160円   変わらず

         (円建て)  9165円   +5円

米国10年もの国債金利  2.660%  +0.041%

WTI原油   73.46ドル  -0.97ドル

GOLD    1228.8ドル  -6.6ドル


 米国株は続落。CME日経平均先物は大証終値と変わらずで帰ってきました。円相場は、ユーロが売られた流れを受け対ユーロで108円80銭台と大幅な円高水準。ただ、対ドルは、85円50銭台と平穏に終わっています。円に対しては介入警戒感が根強いものの、市場で言われていた「菅首相、白川日銀総裁の会談」は延期または電話会談に切り替えられるとの話が流れており、週明けには「失望」または「催促」の円買いが強まるかもしれません。CME日経平均先物の安値は9080円まで売り込まれており、当面、週明けの先物取引ではこの安値がターゲットになる公算が強まってきました。民主党の首班指名争いがエスカレートし、各種の対策が先延ばしされているだけでなく、対策そのものに関して閣内に不一致があることが表面化してきており、来週は、失望感と期待感が綱引きする展開になることが予想されます。週半ばの水曜日に「満月」の変化日が控えており、このあたりが焦点になりそう。外部環境が定まらず、物色の方向感がでないのが今の相場の悩み。

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米国の景況感の悪化を嫌気したが、先物売りと裁定解消売りが下落幅を拡大
 週末20日の日経平均株価は、183円30銭安の9179円38銭、TOPIXは14.39ポイント安の829.59と、ともに急反落して終わりました。出来高は15億5672万株、売買代金は1兆449億円と、ともに昨日から減少しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは80、RSIは36、25日線かい離マイナス2.6%でした。今日の終値現在の25日線は9427円。前日から21円の下落と下げピッチを早めており、その分下方圧力を強めています。

★CMEの安値通りの引け…主体性の無さの現われ?
 今日は米国株が景況感の悪化から売られ、急落。ニューヨーク外為市場で円が一時84円80銭台に上昇したことを嫌気。CME日経平均先物が9215円に下落して帰ってきましたので、安くなるのは見えていました。また、米国で長期債金利が急低下していたことから、債券先物買い・株先物売りの裁定取引が増加。先物に売り圧迫が強まったことから、裁定解消売りが頻繁にでていたことが下落幅を拡大しています。また、中国などアジア諸国の株も米国の景況感の悪化を嫌気して売られていました。今日の朝の書き込みでも、CME日経平均先物(円建て)の安値が9160なので、その辺まで売り込まれる可能性があるとしましたが、今日の日経平均の安値は9169円、また先物の安値は9150円(シンガポール先物安値は9155円)と、ほぼ今日の安値に符合する格好で終わっています。まあ、海外先物市場の安値や高値を見ておけば、大体、日本の動きを推し量れる…というのも変な話しですね。

★日銀も政府も市場の期待感に水を差すのが仕事
 また、市場が期待感を持って、日銀の出方や景気対策の内容を待っているのに、日銀自らが、「来月6,7日の通常の政策決定会合で円高の影響を審議する…」と、市場の期待に水をぶっ掛けてくれたほか、仙石官房長官と野田財務大臣が「首相と日銀総裁の会談については聞いていない…」と、これまた市場の期待感に氷水をかけてくれました。本当に感じの言い方々ばかりです。市場の何たるものかがまったくわかっておっれない。日銀に、いたっては、分かっていて水を差しており、「何もしないよ~」といっているに等しい態度です。これまで、狼少年のように「狼が来た~。狼がきた~」とやっていましたが、流石に週末になると御札の効き目も薄れ気味で、結局、ポジション調整の売りからほぼ安値圏で終わることになってしまいました。悪いですが、仙石さんも、野田さんも、官僚を味方につけていないようですね。しっかりした補佐官が突いていれば、市場の反応を気にしてもう少し、婉曲的な言い方をさせるはずですが、恐らくまだ、お前らは俺たち政治家の言うことを聞けばいいんだ…式のやり方をしているんでしょう。これでは、イメージをどんどん落としていくばかりですし、また、それが官僚達の狙いでもあるのでしょうが…。本当に、この国はどうしようもなくなっているようですね。

★調整の意味は
 さて、日経平均については、なんとか週間で下値抵抗ゾーンと抵抗線を維持して終わりました。あとは、今晩の米国株が52週線を維持し、先週の週足陰線に対する止め線をつけられるかどうかを見極めるところです。景況感の悪化に市場は驚いているようですが、米国が、新規住宅取得の税額控除やエコカー取得にたいする補助金などをつぎつぎ取りやめるなど、景気の下支え役を果たしてきた財政の投入を止めたのは3月以降。これからは民間で頑張ってくださいというおとですが、今は景気の主役が「公」から「民間」にバトンタッチする端境期という捉え方ができます。移行にともない、当然一時的な落ち込みがありますが、4月以降の株価の下落は、この落ち込みを織り込んだ…動きと見れなくはありません。雇用統計を見ても、財政の支援を受けていた建設や土木からの失業者の増加が目立っていますが、民間製造業の雇用は順調に増加しています。まあ、あまり悲観的にならずに、冷静に米国の事態の推移を検証していくことです。ただ、住宅や金融など支援が無くなった業種や規制がかけられた業種はこれからも長期不況に苦しめられることになるんでしょうが…。

 問題は、日本です。国内は長い間デフレ状態で放置されたまま…。企業もお互いに遠慮し合って企業の集約を図ってこなかった。運のいいことに、証券化バブルで沸いた欧米への輸出、バブル崩壊後は新興国へのコバンザメ輸出でなんとか命脈を保ってきたものの、円高で、お釈迦状態に追い込まれようとしている…。それが現在の日本の状態でしょう。リーマンショック後の落ち込みに対し、世界は必至になって財政出動し、民間の不振を補ってきました。日本も麻生内閣が景気対策を実施したものの、政権を引きついだ民主党が、無駄遣いカットを名目に景気対策予算を次々にカットしたことから、不況の谷が深くなった、ということです。直近の第二四半期のGDP統計に如実に現れました。まさに、人為的な落ち込みだったといえます。もし、輸出が無かったらどうなっていたかを考えた方がぞっとします。その張本人が景気対策を実施しようということですから、結果は最初から知れています。

★PERもPBRも割安といわれるには企業力と将来の成長性が前提
 最近、日本株の割安感がしきりに言われていますが、PBR(株価純資産倍率)が低いということは、企業経営者が企業資産を十分活用した経営をしていないことを示しているし、また、デフレが続けは資産そのものが減少していくのに、数字は信用できないということでもあります。まさに、低くても当たり前。また、PER(株価収益率)にしても15倍台が割安、欧米や中国と比べても割安になってきた、という見方があります。しかし、これまで日本のPERが割高だったのは、将来の利益成長が見込めるという将来価値を織り込めたからです。しかし、ここにきて、PERが急速に低下してきたのは、日本の将来性が期待できなくなってきた…ということでもあります。将来の利益成長が期待できない以上、PERの水準を云々しても意味はありません。このことにあまりこだわらない方がいいのかもしれません。また、政府にとっては、日本の将来展望が拓けるようなビジョンを投資家に示せるかどうかです。利益成長が期待できれば、PERはいくら上昇しても容認されます。ここ数年、日本のPERが低下しているのは、まさに、日本の将来的な成長が期待できなくなっていると、海外投資家が思い始めたからに他ならないと思うのですがいかが。

★ライブドアショックが無かったら…
 だったら、将来の成長余力を残している国に投資するのが普通のやりかた…。まあ真剣に成長マーケットを探すことにしましょう。また、日本株については、欧米市場と同様に、今後は、一株当たり利益が半期先、一年先に拡大するかしないかで、現在が割安か割高を判断する、成長性を失った欧米市場と同じやり方を導入したほうがいいのかも知れません。もっとも、小泉時代のように若い人が起業を夢見るようなすばらしい将来ビジョンを提供してくれればいいのですが。目立ちすぎるからといって、いちゃもんをつけ、叩き潰すようなことをしたのでは、何にもなりません。最近、よく想像するのですが、もしあの時ライブドアをたたきつぶさず、若者の起業が増えていたら今の日本の起業地図は塗り換わっていたかも知れませんし、今のような閉塞感も出ていなかったかも知れません。出るくいをいちいち打っていたのでは、何も変わらないことを体制派の人は知るべきでしょう。

 まあ、10月まではこんな相場がつづくでしょうから、じっと我慢…。

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予想外の景気悪化に敏感に反応して反落…週足で下げ止まれるかどうかが焦点に
 おはようございます。

 昨日の米国株は、予想外の経済指標や雇用統計の悪化を受け、景気の二番底懸念が増幅。景気敏感株を中心に売り先行でスタートしました。コンファレンスボード(CB)景気先行指数(7月)が前月から回復したものの、前月の数字が下方修正されたことを嫌気し、下落幅を拡大。ニューヨークダウは、一時、200ドル近く下落する局面がありました。テクニカルな下値支持線に近づくと押し目買いも入り、下値は固くなりましたが、下落分を埋め切れず、結局、主力3指数とも大幅に反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は1億5080万株増の10億7290万株。騰落状況は値上がり551、値下がり2452と、大幅に下落銘柄数が上回りました。

 この日、発表されたフィラデルフィア地区連銀製造業業旧指数(8月)はマイナス7.7。前月のプラス5.1から、大幅に悪化するとともに、市場予想平均のプラス7.0も下回りました。指数が判断の分かれ目になるゼロを下回るのは昨年7月以来のことです。また、新規失業保険申請件数(~14日)は、前週比1万2000件増の50万件。昨年11月中旬以来の高水準になりました。トレンドを見る4週移動平均も前週から8000件増の48万2500件と増加傾向をたどっています。

 この日の市場は、景気指標の悪化から景気が踊り場を迎えているとの見方が増え、景気敏感株を中心に売られました。また、景気悪化にともなう不良債権増を懸念し銀行株が売られたほか、世界的な景気減速を嫌気し原油価格が下落したことを受け、資源・エネルギー株も売られるなど、ほぼ全面安商状になりました。この日も、インテルによるセキュリティソフト大手マカフィーの買収が発表されましたが、全体の下落を支えることはできず、マカフィーは急進したものの、インテルは売られて終わっています。

 ニューヨーク市場は、昨日の下落で16日の引け値(1万302ドル)を下回り、安値を更新してきました。三本新値も陰転し、再び目先の弱気相場入りしています。ただ、この日も以前から指摘してきた「上昇中の」52週移動平均線が下値を支えた格好になっており、当面、この下値支持線を維持できるかどうかが焦点になります。昨日も書いたように、上値では25日線、200日線、26週線が上値圧迫を強めていますが、結局、この抵抗線を上抜けることができませんでした。週初めにも書いたように、今週は、52週の抵抗線上で止め線が入るかどうかが焦点…としましたが、安値を更新してきたことで、これも微妙になってきました。今晩の動きが重要になってきます。この急速な景況感の悪化をみると、どうやら米国も日本と同様に「偽りの夜明け」に騙され、政策を誤ったかもしれませんね。今晩はオプションなどのSQになりますので、あく抜け感が出ることを期待したいところです。

19日の米国市場
ニューヨークダウ 1万271ドル21セント -144ドル33セント(1.39%)

NASDAQ総合指数  2178.95ポイント  -36.75ポイント (1.66%)

S&P500   1075.63ポイント  -18.53ポイント (1.69%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9225円  -135円

         (円建て) 9215円  -145円

米国10年もの国債金利  2.5750%  -0.0625%

WTI原油  74.43ドル  -0.99ドル

GOLD  1235.4ドル  +4.0ドル  


 米国株は大幅反落。CME日経平均先物も、米株安を受け下落し、大証終値を145円下回る9215円で帰ってきました。円相場は、ニューヨーク外国為替市場で、株安や景気指標の悪化、金利の低下などを手がかりに、円が上昇。一時、84円80銭台に上昇する局面がありました。ただ、依然として介入懸念が強いほか、オプションがらみの円売りが控えていることから、一段と円を買う動きは無く、結局、85円30銭台と前日比小幅な円高で終わっています。国内に帰ってからは85円20銭台とやや円高気味に推移しています。ただ、昨日も指摘したように、世界的なリスク志向の後退から、円・ドルが買われる一方、ユーロの軟化が目立ち、この日も海外の対円ユーロ相場は109円40銭台と前日から40銭近い下落になっています。国内では109円20銭台とさらに円高が進んでおり、今日の相場の注目点になりそうです。

 市場の期待をよそに、日銀は9月6~7日の通常の政策決定会合で円高の影響を検討する(フェイクの可能性も?)と、早期の金融緩和を打ち消すような行動をとっているほか、政策のほうも、現政権が次期首班指名争いで景気対策どころではなくなっていることから、市場が失望する可能性も強まっています。週末控えで、昨日まで買った先物の処分売り、米国債上げによる債券先物買い・株先物売り、これにともなう裁定解消売りなど、今日は売り圧迫が強まりそうです。昨日のCME日経平均先物の安値は9160円ですから、このあたりが今日の下値目処になりそうです。政策発動を先延ばしする日銀と政府に対し、市場は厳しい催促をすることになるかもしれません。米国と同様に、週足で止め線をいれられるかどうか…。

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とにかく、政策に期待して行こうという動きで続伸…債券も上昇しており、株式市場はエネルギー不足
 19日木曜日の日経平均株価は、122円14銭高の9362円68銭、TOPIXは8.75ポイント高の843.98と、ともに続伸して終わりました。出来高概算は16億5535万株、売買代金は1兆1119億円と、前日比ではやや増加したものの、依然、閑散状況には変わりはありません。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは80、RSIHあ43、25日線かい離はマイナス0.9%でした。今日の終値での25日線は9448円と昨日からの下落幅は17円。下落圧力に変化はありません。

 本来なら軟調なスタートになるはずでしたが、大手新聞が伝えた金融緩和に関する憶測記事が呼び水になり、為替市場で円が安くなったことから、先物や最近売られていた輸出関連株に買戻しが増加。また、最近言われている公的年金と見られる買いが、TOPIX30を中心に入ったことから主力株中心に値を戻しました。また、追い討ちをかけるように、日銀の臨時政策会議が開催される…とする話が流れたことから円が一段安。対ドルで85円95円まで下落したことから、先物の買戻しやハイテク株の買い戻しに弾みがつき上げ幅を拡大。日銀臨時政策会議が間違いだったことが分かってからも、政策期待から値を保ち、結局、日経平均は高値引けしています。ただ、一方で、金融緩和を見込み債券価格も上昇(金利は低下)、一時、債券先物価格は143円台に乗せ、株価の伸びを抑えました。ただ、対ドルで買い戻しが進んだものの、対ユーロでは円安の動きは進んでいないほか、欧州株も安くスタートしていますので、明日の動きが懸念されます。

 日経平均は、直近のレポートで図示した2本の抵抗ゾーンに支えられえ、なんとか底割れの動きは避けることができたようです。当面、下落中の13週移動平均線と9448円どころにあり、依然下落中の25日線どころへの戻りが期待できますが、この本の線の下落圧力を交わして一段高するには、かなりインパクトのある刺激材料が必要になります。このところの底固さを支えているのは、日銀や政府への政策期待ですが、市場はかなり先走って織り込んでいます。果たして今の政府に、市場が期待する以上のインパクトのある景気対策や金融緩和策が出せるかどうか。政府や、日銀としても、これだけ市場から期待され、またマスコミに書かれている以上、何もしないわけには行かないでしょう。明日もしかしたら…という話もあるようですが、市場にインパクトを与えるなら週明けか…?

 まあ、この2~3日の相場が国内要因で動き出しているのは明るい材料といえそうです。今日のニュース番組では、円安が進み株価が上げたことを取り上げると同時に、民主党の派閥の夏季勉強会が話題になっていました。今日は鳩山グループの勉強会に小沢グループが参加。共同して菅首相の対抗馬として小沢氏を担ぎ出そうとする動きが出ていました。同氏も、出馬をにおわせる発言をしたほか、米国への渡航予定をキャンせるするなど、出馬の思惑は益々強まっています。また、一方の菅首相も明日以降、一年生議員を集めた勉強会を開くということのようですが、議員にとっては、菅、小沢どちらを採るかの踏み絵を踏まされるようなものです。また、他のグループも次々と勉強会を開く予定で、菅、鳩山両勉強会の動向を見ながら、票読みが始まるものと思われます。まあ、正直、経済対策や円高対策どころではないのが本音でしょう。今日も、経済閣僚の話をそれぞれ聞き、対策を決めたい…としていますが、家電のエコポイントを延長することを決めた時点で市場は失望しかかっていますから、果たして、どんなものが出てくるか、乞うご期待というところ…。

 恐らく、菅氏と小沢氏に絞り込まれていくものと思われますが、小沢氏が勝った場合、再び鳩山体制時に逆戻りするだけでなく、疑惑を抱えたままの小沢氏登板で、民主党分裂の危機だって起こりかねません。(まあ、一度でも権力の味をなめましたので、簡単には手放すことはしないでしょうが…)とにかく、ここから市場も、民主党の次期首班の展望しながら動いていくことになります。特に、ここにきて、経済問題が急浮上しており、景気対策が争点になる可能性も出てきます。まあ、分裂したらしたで、政界再編につながり日本国民にとってはいいことですが…。

 あまり、政治には関心がありませんが、今回はじっくりと流れを見させていただきましょう。とにかく、25日線まで残っている値幅は80円強。これを突きぬけ、25日線を上向かせるだけのエネルギーを持っているかどうか…。明日は、そこが焦点になりそうです。とにかく、今の相場は債券市場に固定された資金をいかにほぐして、株式市場や実態経済に誘導していくか…が、ポイント。


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M&A人気で米国株は続伸したものの、ユーロが売られ上げ幅を圧縮…膠着相場の可能性が強まる
 おはようございます。昨日は野暮用で帰りが遅くなり、書き込みができずに失礼しました。もっとも、投機筋から執行猶予を受けているようなものですから、日本株については、大した内容もかけませんが…。

 さて、昨日の米国株は、欧州債務超過国への根深い不信感や原油価格の下落から欧州株が下落した流れや冴えない企業決算を受け、反落してのスタートになりました。ただ、ディスカウント大手ターゲットが明るい業績見通しを発表したことから、個人消費関連全般に買いが増加したほか、昨日のBHPビリトンによる肥料メーカー・ボタシェ買収提案が拒否され、約400億ドル規模の大型の敵対的買収に発展したことを好感。このほかにも、ミタルスティールによるUSスチール買収思惑、住宅建設業界の再編思惑など、M&A関連の思惑材料が増加したことから株価は上昇に向かい、ニューヨークダウは、一時、70ドル近く上昇。昨日の高値に接近する場面もありました。ただ、債券が再び上昇したことや、為替市場でユーロに対しドルが買いなおされたことを嫌気し、引けにかけては上げ幅を圧縮しています。結局、主力3指数は小幅に続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5775万株減の9億2210万株でした。騰落状況は値上がり1760、値下がり1234。

 この日は、ターゲットなど有力小売業者が決算を発表しましたが、いずれもほぼ予想の範囲内で、市場は失望し売りが先行しました。ただ、今後に対して同社が強気の見通しを発表したことから、消費の先行きに対して強気の見方が増加。同社株のほかにも、ホームデポやノードストローム、JCペニーなど小売関連株があげました。また、不振が続く建設業界について、住宅建設のライランドグループ、メリテージグループなどが買収のターゲットになる、とシティが予測したこともM&A人気を刺激しました。景気の先行きに対する懸念が強く、商い的には盛り上がりを欠くものの、M&Aという新たなテーマを得て、全体の基調はしっかりしてきました。この日は、半導体・同製造装置関連もしっかりでした。一方、冴えない原油価格を受け、エネルギー関連が冴えないほか、公益事業関連も下落しています。

 ニューヨークダウは続伸して終わりましたが、昨日も書きましたように、テクニカルな抵抗線を目前にして頭の重い展開が続いています。下値については、依然、上昇基調をたどる52週線が強力にサポート、また、下落を続けてきた13週線が横ばいから上昇に転じようとしており、新たな上昇エネルギーを追加しようとしています。ただ、上値を見ると、昨日も25日線に近づいたところで急速に伸び悩んでいますが、この水準には25日線に沿う格好で200日線があるほか、1万500ドル付近には横ばい状態の26週線が控えるなど、テクニカルな上値抵抗線が集中しており、投資家としても上値を買い上げづらくなっています。当面、サンドイッチ状態で小動きの展開にならざるを得ないかもしれません。以前から、書いてきているように、早めに25日線を回復。同線の上向き転換を待って一気に上値抵抗線を突破する動きが望まれます。M&A関連の思惑材料が増えてきましたが、米国でも指数が横ばいになる一方で、個別材料株に流れがシフトすることになるのでしょうか。為替の方向性がなくなっていることも相場もたつきの要因。

18日の米国市場
ニューヨークダウ  1万415ドル54セント +9ドル69セント (0.09%)

NASDAQ総合指数  2215.70ドル +6.26ポイント (0.28%)

S&P500  1094.16ポイント +1.62ポイント (0.15%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9230円 -10円

         (円建て) 9220円  -20円

米国10年もの国債金利  2.6375%  -0.0036%

WTI原油  75.42ドル -0.25ドル

GOLD  1231.40ドル +3.10ドル 
 

 米国株は続伸したものの、CME日経平均先物は小幅に反落。大証終値を下回って帰ってきました。円相場は、海外でヘッジファンドがユーロ・ドル間で売買を増やしているものの、円に対しては介入警戒感が強いほか、85円の壁には円売り注文が厚く、円買い攻勢がかけづらい状態になっています。これを受け、国内では、対ドルが85円30銭台、対ユーロが109円70銭台とほぼ海外引け値水準での取引になっています。ただ、政権の円高対策は時間稼ぎ状態になっているほか、海外では、現政権は何も手が打てないのではないか…という見方が増えつつあることは懸念材料。ドル・円間が膠着すれば、円・ユーロから攻勢をかけてくる可能性もあり、注意して状況を見ておく必要がありそうです。やや、円高気味に推移していること、CME先物が9180円安値を取っていることもあり、当面、先物売先行でスタートし、為替や中国市場、GLOBEXなど外部要因を見ながらの展開になりそうです。日本株も米国と同様に、テクニカルな下値支持線に支えられ、底値は固くなっていますが、9500円付近には下落中の25日線と13週線が控えており、当面の戻り目処は、この両線付近となりそうです。個人がリードした3月、4月の中・小型材料株相場の期日が接近し、投げが続いていることも市場心理を悪くしています。今日も「吹流し」相場…。

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ドル相場との関連性を強める米国株…昨日はドル安を好感して反発
 おはようございます。手術の日が刻一刻と迫り、だんだん憂鬱になってきました。

 さて、円高問題で揺れる日本ですが、ドルとユーロの間では熾烈な通貨安競争が続いています。昨日のニューヨーク外為市場では、米国の住宅着工件数や生産者物価の低下に加え、昨日実施されたスペイン、アイルランドの国債入札が好調だったことを受けユーロ買いが増加。1ユーロ1.2904ドルまでユーロが上昇しましたが、その後、格付け会社ムーディーズがスペイン財政に懸念を表明すると、ユーロが軟化。1ユーロ1.2835へと下落したあと、結局、1ユーロ1.2880と、ドル安で終わっています。ユーロ安を享受して、経済が好調のドイツでは、昨日8月のZEW景気指数が発表されていますが、期待指数は前月から低下したものの、現況指数は前月の+14.6から同44.3に急伸。予想の+23を大幅に上回るとともに、統計開始以来最高の伸びを示しています。当分、ユーロ、ドル間の通貨安急送が続くことになりそうです。

 昨日の米国株は、朝型発表されたウォルマートやホームデポの決算が予想を上回ったことや、両社が通期見通しを引き上げたことを好感し、買い先行でスタートしました。5日連続して下落した後だけに、下げすぎと見る投資家も多く押し目買いが増加。この日発表された鉱工業生産指数(7月)が市場予想を上回ったことや設備稼働率が上昇したことも上げを支援。ニューヨークダウは一時180ドル近く上昇する局面もありました。引けにかけて利食い売りが増加し上げ幅を縮めたものの、ニューヨークダウは6立会日ぶりに反発。NASDAQ総合指数とS&P500は続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億4278万株増の9億7985万株。騰落状況は値上がり2388、値下がり638と、ほぼ全面高商状。

 この日は、株価の上昇を受けドルが軟化。これを好感し原油価格が反発し、資源・エネルギー株や素材株が上昇。ウォルマートなどの好調な決算を受けて、マクドナルドなど消費関連も買われました。また、この日、資源大手BHPビリトンがカナダ・肥料大手ボタシェ・コープ・サスカチュワンへの買収提案を行ったこともM&A関連人気を刺激しています。このほか不動産株も物色されるなど、ほぼ、全面高商状になりましたが、唯一、シティやJPモルガンが下落するなど銀行株の動きが冴えませんでした。この日は、ドル安を好感し、キャタピラーやGEなど輸出大型株も堅調でした。

 ニューヨークダウは、予想通り上昇中の52週線に加え、新たに上昇に転じた13週線の上げエネルギーを加え反発に転じています。ただ、横ばいに転じた25日線を意識して頭がおもくなったほか、昨日高値の1万480ドル付近には26週移動平均線が横ばい状態で控えており、上値を圧迫しています。当面、横ばい状態の26週線と上昇中の13週・52週線との間での狭いレンジの展開になりそうです。横ばい状態の25日線上に復帰し、25日線を上向けることができればさらに上値が望めるのですが、それには、ドル安の一段の進行がポイントに…。昨日も、ドル安が是正されるとともに株価が軟調に転じていることには注意が必要です。今週は52週線上で週足止め線が出れば十分…。

17日の米国市場
ニューヨークダウ 1万405ドル85セント +103ドル84セント(1.01%)

NASDAQ総合指数  2209.44ポイント +27.57ポイント (1.26%)

S&P500  1092.54ポイント  +13.16ポイント (1.22%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9230円  +60円

         (円建て)  9220円  +50円

米国10年もの国債金利  2.6411%  +0.0678%

WTI原油  75.77ドル  +0.53ドル

GOLD  1228.3ドル  +2.1ドル


 米国株は反発。CME日経平均先物も大証終値を50円上回り9220円で帰ってきました。米国債も昨日は利食い売りから軟化(金利は上昇)しており、債券市場からの株価圧迫はなさそうです。国内での円相場は、対ドルが85円60銭台、対ユーロが110円20銭台と、ほぼニューヨーク外為市場と同水準のやや円安でスタートになっています。今日は先物の買戻しや債券先物売り・株先物買いなどから堅調なスタートが予想されます。円・ドル相場は介入警戒から85円台で膠着した動きが続いていますが、方向感が見えないだけに、物色の方向がつかめず見送り気分の強い展開になりそうです。GLOBEX米国株先物、中国市場が焦点になりそう。業績増額修正が」期待できる米国輸出株、新たな成長段階(内需指向型)に入る中国株に投資妙味。日本企業では、国内やお粗末な政治に見切りをつけた国内企業が海外への積極展開を始めています。今後は、この動きの株価への影響を吟味する必要がありそうです。
 個別の材料株と敢て金関連か…?いずれも日計り方針。

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何を話すか知らないが、首相と日銀総裁の会談日程が23日に設定…との報道で下落幅を縮めて終了。
 17日火曜日の日経平均株価は、34円99銭安の9161円68銭、TOPIXは1.85ポイント安の826.78と、ともに続落して終わりました。出来高概算は12億9000万株、売買代金は8961億円と相変わらずの閑散商いが続いています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは76、RSIは27、25日線かい離はマイナス3.3%でした。今日の終値での25日線は9477円。前日からは15円の低下でした。騰落レシオとRSIがいい調子で低下しています。ただ、残念なことに、今日の下落で3本新値が陰転し弱き相場入りしてしまいました。

 今日の相場は、昨日のGDPショックに加え、米国では直近8月のニューヨーク州連銀製造業景況指数が市場予想を下回ったことから日米の景況感が悪化。これを手がかりに売り先行でスタートしました。特に、昨晩は米国の長期金利が急低下。2,5%台に入ってきたことから、債券先物が買われて始まったほか、一方で株の先物が売られたため、裁定解消売りを含む売りが寄り付きに集中。寄付きから9100円台を割り込んでスタートする冴えない展開になりました。ただ、政府の間で、景気対策の実施や為替介入の話が流れてくるため、積極的に売り込んでいこうというう動きは少なく、後場に入り、菅首相と白川日銀総裁の会談が23日を目処に開催される…と報じられると、買戻しの動きが強まり下落幅を縮小して終わりました。

★まだまだ他人事の発言が多い閣僚発言
 まだ今のところ、下値抵抗ゾーンと上昇バンドの下限ラインで支えられる…という動きは続いていますが、今日の三本新値の陰転で再び強気相場入りするには時間が必要になってくるのかも知れません。目先、小幅な陰線を重ねたほうがいいのかも…。また、このところ4立会日にわたって、寄り付き安で引けが高くなる陽線が続いています。前日の米国株やCME日経平均先物の動きをなぞるような動きを繰り返しています。昨日のCMEドル建て日経平均は安値が9085円、高値が9180円…。今日の日経平均の安値は9084円、高値は9188円でしたが、見事にCMEの動きをなぞっています。結局、今の日本株は、国内固有の材料で動いているのではなく、先物業者のご都合だけで動いているということ、また、寄り付き段階でほとんど一日の勝負が決まってしまうという情けない状態になっています。まあ、デフレで物価が下落している状態を物価が安定している…と考えている日銀と、政府要人の口を突いて出てくる共通語は「見る、見守る…」、おまけに、今日の首相は、「関係閣僚に景気の状況に関する調査を明示、意見を、集め対策を検討する…」ということです。何時になったら、対策を始められるんでしょう。この一言を見ても、危機感がまったく感じられません。民主党の関心は、景気や為替よりも9月にある党首選に移っています。まあ、誰になっても政治や経済政策に関しては素人ばかり。

★エコポイントの持続一つを見ても、安易さが目立つ

 景気対策で出てきたのは新鮮味のないエコポイントの持続。もうあらかた買う人は買っていますから、ここからは出がらしのお茶みたいなもの。もうちょっと工夫してインパクトのある案を出してくれば良いと思うんですが…。しかし、大変な時に、素人集団に政治を任せてしまったものです。このままだったら、為替介入をしないと国民からなんと言われるか分からないとして、闇雲に介入するような暴挙に出てくるかも知れません。あくまでも、円安介入なんですから、円が安くならないと意味がありません。円が一段高し、円買いポジションがさらにつみあがり、相場の方向が変わりそうな時に、一気に仕掛けて、投げさせないと円安方向に誘導できません。財務省の財務官などは、当然、このタイミングを心得ているでしょうが、「政治主導」だ、なんていって、むやみに介入すると、かえって投機筋の餌食になることは必至です。こんな心配までしなければならない政権なんて、過去にあったでしょうか。

★日銀を信用するより財務省幹部と話し合ったほうがいいのでは
 大体、23日に会議をして、何を話し合うんでしょうか。欧米の協調介入が期待できない以上、金融政策と介入を絡めた強力な為替対策が必要ですが、黙っていたら日銀は財務省が市場にばら撒いた資金を、シコシコと吸収し
再び金融市場をタイトな状況にしてしまいかねません。世界中が必至になって資金供給を数倍に拡大したにもかかわらず、日銀は何を考えたのか、資金供給を少しずつ絞込むという暴挙をやってくれました。片方が通貨供給を増やし、もう一方が、通貨供給を増やさなかったら、需給関係から見たって円高になるのは、需要・供給曲線を勉強した中学生でも分かること…。一度、納得のいく説明を聞いて見たいのですが…。菅首相は、そんな政策をやってきた日銀と話をするんですが、一体、何が出てくるんですかね。そんな、ことをするより、一度投機筋のやりたいようにやらして、円買いを一方向に傾け、タイミングを計って強力な介入を実施。円安方向に動き出したら、次は、徹底した追い上げ介入を行い、円を想定した水準まで持っていく…。相場的な微妙な感覚が必要なのですが、ここには、相場の素人の政治家が入り込む隙などありません。問題は、この肝心なポイントを押さえられるかどうか…。口を出したら全てが水に流れてしまう。それでも口をだすのが今の民主党政権か…。最悪の局面も計算に入れておかねば…。

★景気は後退ではなく減速に向かっている?
 まあ、自分で歩けない「要介護」の日本経済ですから、下値も上値も米国株次第…。このところ書いているように、日米ともチャート的な急所に差し掛かっています。今週きっちり底型をつけられたら、立ち直りも早いが、抵抗ラインをきるようなことになったら、時間がかかる。景気はリーマンショック後の急速な回復過程から、緩やかな巡航速度に移行する過程であって、景気後退に向かっているわけではありません。それくらい新興国は内需に力をつけてきています。いろんな方とお話をしていても、今が景気後退に向かっているのは減速に向かっているのかの認識さえできていない方が多いように思われます。まあ、実際、どちらに向かっているかは「神のみぞ知る…」ということでしょうから、じっくり様子を見てみましょう。

★介入のタイミングは政治家には分からない
 為替は、今のまま85円台が続くようなら、いずれポジションを解消しなければならなくなりますので、これ以上の円高はなくなり介入の必要もなくなります。勝負は、投機筋が仕掛けてきたとき…。柳生流ではこのタイミングを「水月の間」というようですが、間合いを間違えると仕掛けたほうがやられる…。

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米国株は高安まちまち…日米の景況感の悪化で債券が急伸
 おはようございます。
 
 週明けの米国株は、日本の第一四半期GDP成長率が前期を大幅に下回ったことや、直近の景況を示すニューヨーク製造業景況指数(8月)が市場予想を下回ったことから景気の先行きへの懸念が増幅。続落してのスタートになりました。ニューヨークダウは一時最近の安値を下回り1万200ドル割れ寸前まで売り込まれましたが、低価格パソコン大手デルが大型の買収を発表したことから、最近売られていたハイテク株全般が買われ下落幅を圧縮。その後は前週末の引け値をはさんでの小動きの展開となり、結局、主力3指数のうち、ニューヨークダウは5立会日連続安となったものの、NASDAQ総合指数、S&P500は5日ぶりに反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前週末比8292万株減の7億8707万株と今年裁定の商い。騰落状況は、値上がり1880、値下がり1090と買いが上回っています。

 8月のニューヨーク製造業景況指数は、7.1。前月の5.08から上昇したものの、市場予想の8.0は下回りました。雇用(前月7.94→14.29)や週平均労働時間(-9.52→7.14)が大幅に改善したものの、新規受注(10.13→-2.71)、出荷(6.21→-11.50)、半年先見通し(41.27→35.71)などの急激な落ち込みが景気の先行き懸念を強めています。

 この日は、日米の経済指標の低迷を映し、原油価格が75ドル台前半に軟化。資源・エネルギー株が売られたことが指数を圧迫しました。また、政府が教育ローンの延滞率増加を懸念し、規制強化に動く姿勢を示したことから、教育関連株が売られました。一方、デルがコンピューターデータ圧縮技術をもつ外部記憶装置メーカー3PARの買収を発表したことを機に、インテルやAMD、TI、マイクロソフトなど最近下落していたテクノロジー関連全般に買いが広がり値を戻したほか、安全資産として金が買われたことから産金株が上昇するなど、業種別の明暗が目立つ展開になりました。

 ニューヨークダウは、一時、最近の安値を更新し、下値不安を強めましたが、引けでは値を戻し1万300ドルの大台を維持して終わりました。以前から指摘しているように、上昇中の52週の移動平均線が強力に下値を支えており、投資家もこれを意識し、押し目買いを入れえているようです。また、このところ下落基調にあった13週線が横ばい→上昇に転じる気配を見せていることも好感されているようです。景況感の悪化や債券市場への資金流出が株式市場の先行き懸念を強めていますが、債券投資へのリスクからポートフォリオの見直しを始める投資家がでてきたことや、FRBが債券市場に固定化された資金のほぐしを図る動きを始めたとも言われており、需給関係が好転する兆しも出てきています。日本と同様に、今週の米国株はチャート的な正念場。今週も陰線をつけ52週線を下回るようなら、先行き警戒する必要も出てきます。

16日の米国市場
ニューヨークダウ 1万302ドル01セント -1ドル14セント (0.01%)

NASDAQ総合指数  2181.87ポイント +8.09ポイント (0.29%)

S&P500   1079.38ポイント  +0.13ポイント (0.01%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9145円 -35円

         (ドル建て) 9135円  -45円

米国10年もの国債金利  2.5733%  -0.1055 

WTI原油 75.24ドル  -0.15ドル

GOLD  1226.2ドル  +9.6ドル 


 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、海外で円が買われたことを嫌気し、小幅安(9135円 -45円)で帰ってきました。円相場は、国内に帰り対ドルが85円20銭台、対ユーロが109円30銭台とニューヨーク外為市場よりも小幅な円高で帰ってきています。米国で長期金利が急低下(価格は上昇)していることから、今日は債券先物の買いが先行。これが株の先物売りにつながり、売り圧迫を増幅する可能性があります。昨日のGDP統計を受け、政府が浮き足だってきましたが、いまのところ、日銀の声が聞こえてこないことが気になります。投機筋にとっては、政府の間で景気・円高対策論が浮上するなど、現在持っている日本売りポジションへのリスクが高まってきたことも確か…。いずれ、政府や日銀の本気度を試す動きが出てきそうです。今日は先物の動きが全て…。相場の流れが急変するリスクは高まっています。

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悪すぎるGDPに対し、市場は失望感と景気対策への期待感が交錯
 週明け16日の日経平均株価は、56円79銭安の9196円67銭、TOPIXは2.61ポイント安の828.63と、ともに反落して終わりました。政策動向や海外市場動向を見極めたいということから見送り気分が強く、出来高概算は13億2160万株、売買代金は9094億円と、相変わらずの閑散商状が続いています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは75、RSIは40、25日線かい離はマイナス3.1%でした。また、今日の終値での25日線は9492と、先週末から16円の下落。下降ピッチは早まっています。株価の位置としては良いところまで来ているのですが、短期のテクニカル指数がなかなか、厳しい数字を出してくれませんね。やはり時間がかかるということでしょうか…?

★第一四半期のGDPへの失望売りと政策発動期待が交錯
 今日は、朝の第1四半期GDP速報値の発表で全てが決まった…というところでしょうか。発表された数字は、前期比0.1%の増加(年率換算では0.4%の増加)となり、3四半期連続してプラス成長を達成しました。ただ、市場予想の0.6%増(年率2.3%増)を大幅に下回り、市場では一気に景気の先行きへの警戒感が増幅。債券先物は急伸し、142円75銭と先週つけた高値を更新してきました。当然、株の先物も売られ下げ幅を拡大。一時、安値先週に続き9100円の大台を割り込む場面もありました。全体的には、先週末のCME日経平均先物をなぞる格好で相場は進展。結局、CMEの終値9200とほぼ同水準で終わっています。好決算ものに加え、M&A関連や不動産、建設など内需ものが物色されていました。

★早すぎる景気刺激策からの撤退で、またしても失敗例を作った日本政府
 それにしても、予想とのギャップが大きかったですね。財政再建に着手したことで、公共工事が前期の1.2%減から3.4%減に減少幅が拡大。個人消費も前期の0.5%増から0%に減少。企業の設備投資も0.6%増から0.5%増に、輸出も7%増から5.9%増にそれぞれ伸び率が鈍化しています。需要項目のもぼ全てで伸びが鈍化する…という散散な結果になりました。現政権が、財政削減を急ぎすぎたことや円高を放置。景気対策としてのこども手当ての支給が遅れたことなど、政策的な失敗が積み重なったもので、ある程度人為的なものであると呑み方もできそうです。4~6月は、ユーロ危機でドル、円が上昇した時期と重なっており、日本と同様に輸出の伸びの鈍化が、米国の成長率の足を引っ張る可能性も出てきました。

 リーマンショックの痛手から立ち直ってもいないのに、前政権の景気刺激策をめったやたらとカットしまくり、輸出が回復してきたのに、ユーロ危機時の円高を放置してきた、日銀や民主党政府の責任は大きいといえそうです。先週伝えられえた首相と日銀総裁の会談について、官房長官が知らないと発言。回りから躍起になって日程を詰める話が続出するなど、まったく、政権の体をなしていません。どうやら、民主党政権は、景気を犠牲にしても財政再建を急ぐ考えのようです。こんな窮地に立っている時に、学者の意見の対立(財政赤字の削減が先か、景気対策が先か)を実際の政治の場に持ち込まれたのでは国民はたまったものではありません。前政権の置き土産だった、家電エコポイントやエコ自動車取得支援策は、猛暑によるエアコン需要の拡大などで増加。第2四半期には成長に貢献しそうですが、現政権は、これも打ち切る方針…。もし、景気がマイナス成長に陥ったら、どう責任をとるというんでしょうか。

 先進国の株価が調整色を強めたのは、6月のG20会合で3年間で財政赤字を半減する…という出口政策の実施が決まってから…。市場は、早すぎる景気刺激策からの撤退に対し、「偽りの夜明けに」に騙されて政策的な失敗を犯した日本の轍を踏まないように…と、警告を発していたのかもしれません。もっとも先走りの張本人であるEUの方は、ユーロ危機による通貨下落の恩恵で輸出が急増。景気は急ピッチで立ち直っているのは皮肉な結果ですが…。ただ、米国はユーロ危機後ドル高がやや是正されていますので、7~9月期の状況はやや好転しているかも知れません。やはり、問題は日本です。財政再建を急ぎすぎ、景気の足腰も立ち直っていないときに、景気対策費用をばっさりカット。唯一の頼みの綱だった輸出の立ち直りについても、マイナスに作用する円高を放置する…。この政権は、本当に日本の国のことを考えているのか疑問に思う日が増えてきました。

★債券市場に吸い込まれた資金を動かした国が勝ち
 景気の先行きを懸念して、債券が上昇。日米の余裕資金はどんどん債券市場に吸い込まれてしまっています。米国では、FRB議長がドル安を指向するために金利低下を促していますが、その一方で、債券市場に資金が固定化されたり、株式市場から資金が流出することを懸念し、債券からの資金流出を促す政策を考えている、といいます。大手の資金運用会社のピムコでは、投資不適格のジャンク債まで上げ始めた現状を懸念し、米国債の比率を落とすことにしたようです。すでに、米国でも政策的に資金の流れを変えようという動きが出始めました。もしかしたら、FRBが、株を買う事だってあるかもしれません。そろそろ、資金流れが変化する予兆が現れだした…と見てもいいのではにでしょうか。

★先例踏襲主義の日銀には期待するだけ疲れる…
 ただ、日本の場合、日銀にFRBのような思い切った手段を打つ度胸も考えもありようは無く、ひたすら先輩たちが作り上げてきた古臭い金融理論を守ることに汲々としています。それが、「日銀の仕事は、物価の安定をはかること…」とし「為替政策は財務省の仕事」といい、旧来の縦割りの考え方を堂々とのべるという傲慢さを示しています。まあ、今週予定されているという、会談だってどうなるか分かりませんし、あったとしても、EUと米国が通貨の切り下げ競争をしているなかでは、できることも限られてきます。まあ、やるかやらないか知りませんが、単独介入する度胸があるかどうか、民主党政権の「胆力」が試されます。(投機筋と同様で、まったく期待していませんが…)。

★下げエネルギーの解消点はモット下の方
 当面の株価の動きは、直近のレポートでチャートを使って解説しておきましたので、会員の方はそちらを参考にしてください。目先的にはテクニカルな下値支持ラインが支えるものの、政策対応を間違えると、下げエネルギーの解消点はずっと下のほうにいることは懸念材料です。期待はずれの対策をだしたら、投機筋の日本売り時限爆弾が一斉に破裂することになります。大丈夫ですか?菅総理。

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強弱感が対立する経済指標を受け市場は気迷い…安全資産が安全でなくなってきた
 おはようございます。

 世界の市場は、景気の先行き見通しが混乱するなか、安全指向が強まりリスク資産からの撤退が続いています。昨日発表されたユーロ圏の第2四半期GDP成長率は前期比1%の増加になりました。ユーロ安の恩恵で輸出が急増したドイツが2.2%成長になったことが全体を牽引しました。ただ、一方で、ギリシャの成長率が前期のマイナス0.8%から、同1.5%に下落するなど、投資家の判断を迷わせる動きもあります。さらに、昨日実施されたイタリア国債の入札が不調だったことや、スペインの銀行で中央銀行からの借り入れが過去最高に達するなど、ユーロ危機時を思わせる懸念材料が出ていることも、投資家の姿勢を慎重にさせています。ただ、ユーロ安を追い風に輸出競争力を強化した加盟国の成長が加速することで、外貨収入が増加。これを不振国の救済に振り向けるという救済スキームを考慮すると、全体の流れはマイナスでは無い様に思われますが、市場はやや冷静さを欠いているような印象を受けます。

 昨日の米国株も同様な展開。朝方から発表された一連の経済指標のなかで、ミシガン大消費者信頼感指数(8月)は是月水準(67.6)、市場予想(69.3)をともに上回る69.6に上昇。小売売上高(7月)は前月のマイナス0.3%から、プラス0.4%に増加したものの、市場予想のプラス0.5%は下回りました。企業在庫(6月)は0.3%の増加になったものの、市場予想の0.2%増を上回りました。自動車・同部品が前月比3.2%増加したことが影響するなど、強弱が混在した指標が増加。投資家の気迷い感を強めています。
 
 朝方は堅調な経済指標を好感してしっかりにスタート。ドルが強含んだため、公益事業や食品、飲料など内需関連株が買われ、一時ニューヨークダウは30ドル超え上昇する場面もありました。しかし、企業在庫や小売売上高の内容を検証すると個人消費の弱さが見られるほか、この日発表された百貨店JCペニーや高級百貨のノードストロームの決算がいずれも市場予想に届かなかったことから、来週発表予定の小売株への懸念が増幅。売りが強まったことから、再び下落に転じるなど、前日引け値をはさんで神経質な動きを繰り返し、結局、主力3指数とも続落して終わりました。週末控えで見送り気分が強くニューヨーク市場の出来高は1億3526万株減の8億7000万株と閑散商いになっています。また、騰落状況は、値上がり1367、値下がり1637でした。

 この日は、米国の景気減速懸念やユーロ情勢の不透明からリスク回避姿勢が高まり、ドルが上昇。これを受け、輸出関連や資金逃避で価格が下落した資源・エネルギー関連株も売られています。一方、資金の逃避先として国債が買われ、10年もの国債金利は2.7%を割り込み、2.6788%に低下。リスク資産の株式から、安全資産(?)の債券へと資金シフトが進んでいます。ただ、安全資産と見られている債券市場でも価格上昇リスクが増していることや、買いがジャンク債(クズ債)にまで及ぶなどバブル化の動きも出始めており、大手の運用会社のなかでは米国債のウエートを落とすところも出始めました。この点は要注意です。

 ニューヨークダウは、昨日も指摘しましたように、上昇中の52週線を下値支持線として意識。一昨日、昨日と1万200ドル台で抵抗する動きを示しています。また、下落していた13週線が52週線に沿う格好で横ばいに転じ、2本の週足移動平均線が下値を支える動きになってきました。危機の一巡から買い戻されていたユーロは、危機時の水準に戻るとともに再び売り込まれ、一時1.34ドル台まで上昇していたユーロは、直近、1.26ドル台まで下落。これに対し、FOMCで「ユーロ危機は一巡した」とドル安をけん制するような発言が出るなど、欧州と米国の間で熾烈な通貨切り下げ思惑が対立しています。このところ、FRBの金融政策への不信感が増幅しており、ドル高が進めば、さらに量的緩和を強化する方向に動くかも知れません。当面、為替の方向性が決まるまでは、52週線と25日線との間の往来相場…ということでしょうか。

13日の米国市場
ニューヨークダウ 1万303ドル15セント  -16ドル80セント(0.16%)

NASDAQ総合指数  2173.48ポイント  -16.80ポイント (0.77%)

S&P500   1079.25ポイント -4.36ポイント (0.4%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9205円  -65円

         (円建て)  9200円  -70円

米国10年もの国債金利  2.6788%  -0.0625%

WTI原油   75.39ドル  -0.35ドル

GOLD    1216.6ドル  -0.1ドル


 米国株は4日続落。CME日経平均先物も大証終値を70円下回る9200円で帰ってきました。リスク指向の後退で資金の巻き戻しが起き、ドルが上昇。円相場は86円10銭台の取引となりましたが、介入懸念がある割には円安は進んでいません。このところ、EUと米国の間では露骨な通貨切り下げへの思惑が対立しており、先行きが読みづらくなっています。日本は、来週、日銀総裁と首相の会合がセットされ円高対策が話し合われるようですが、米国とEU間で通貨安誘導が始まっているときに、日本も参入することには大きな抵抗がありそうです。また、経済力をもつ日米欧が揃って通貨安政策を採ることに対しては、新興国の抵抗も大きくなりそうです。市場には、来週の会談への期待感があるようですが、以上のような状況を踏まえると日本が為替介入に踏み切るのは、よほどの勇気が必要になりそうです。菅首相にその度胸があるのでしょうか…。来週の焦点はこの一点になりそうです。こけたらこけたで、失望売りで下げたところが、需給面からの買い場になることもありますよ。

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口先介入効果はなし…買戻しを促したのは中国の新景気対策の噂
 週末13日(13日の金曜日…)の日経平均株価は40円87銭高の9253円、TOPIXは3.46ポイント高の831.24と、ともに反発して終わりました。出来高は16億29万株、売買代金は1兆1441億円でしたが、このうちSQ分が1億3100万株、売買代金で1340億円分含まれていますから、実質的には閑散商いだったことが分かります。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは77、RSIは41、25日線かい離はマイナス2.7%でした。今日の終値での25日線は9508円でした。前日から11円の低下。ちょっと下落の勢いを増しつつありますね。当面の戻りの目処になるポイントだけに、あまり下落の勢いがつくと、売り圧力が強まってしまいます。

★効果があったのか無かったのか「口先介入」
 さて。今日の朝も書きましたが、昨日の菅首相の「ちょっと急すぎるんじゃないの…」という芝居じみた発言で始まった昨日の「口先介入」騒動は、欧州で立て続けに出現したストレステスト結果を足元から揺さぶるような悪材料が立て続けに出現したことで、相殺され、海外では小幅な円安転換にとどまりました。日本に帰ってきても、円安方向に動かないことから、今度は「来週、首相と白川日銀総裁が面談する方向で調整している…」と話を流したものの、円安は86円20銭までと小幅なものにとどまっています。昨日の野田財務大臣の会見では記者の介入の質問に対し「コメントを控えたい」と従来の発言を繰り返すにとどまっています。まあ、青臭い、くそまじめな政党というイメージどおりの受け答えですね。投機筋という海千山千の相手に対して発言しているわけですから、モットしたたかな態度で臨まないと脅しにはなりません。おかげで、何もできないと見透かされて、円高の是正が進まなくなっています。

★欧米のけん制を押し切っても介入する度胸はあるの?
 欧州からは、いち早く「日本の為替介入はダメよ」のコメントが出ていますし、米国だって、中間選挙を意識しドル安誘導で輸出刺激を狙っているのに、円安誘導なんて認めるはずはありません。とにかく、欧米人は自分の都合にとって都合がいい流れを邪魔するものは許しませんし、都合が悪くなったらさっさとルールを変えてしまい、それを他人にも押し付けるという始末の悪い人種です。そんなのを相手にしているんですから、こちらも高飛車に出て行かないと、「うん」というはずはありません。それこそ、日本は米国債を売却してでも介入するくらいの決意表明をしない限り、介入なんてできないことを投機筋は良く知っています。

 日本の政治家については、日本の一般人が知らないことを中国や米国はたくさん知っておいでですから、正面切って文句が言える政治家や官僚は新人議員を除いて、ほとんどいないのでは…という噂も立っています。知らない間にビデオスターになっている方も多いようですね~。すねに傷持った人が政治をやっても強気の政治ができるはずはありません。大体、どこかの国の都合が悪くなってくると、急にマスコミが手のひらを返したように叩き始め、傍らでは政治家のスキャンダルが続出してくる…。これまでにも何度も繰り返されてきたことです。誰が情報を調べ、誰がスキャンダルを蓄積し、誰が何時どこでマスコミにリークしているのか…。誰とは誰なんでしょうか。戦後ずーっと続いてきていることです。やはりこの国は国民主権ではないような…。

★口先介入効果はほとんど無し。中国の新景気刺激策が買戻しを促進
 さて、今日の日本株は、為替が落ち着きを取り戻したことから、先物を中心に買い戻されしっかりに始まりました。ただ、為替動向により神経質に上下に振れる展開で中国市場のオープン待ちというムードが強かったのですが、中国が安く始まると、日本株も下落するとい方向感のない小動きの展開を続けていました。ただ、後場に入るとアジア市場が中国が新たな景気刺激策を打ち出すのでは…との話が流れて急伸。GLOBEX市場の米国株先物も急伸したことから、週末のポジション調整の買戻しも手伝い、日経平均は上げ幅を拡大。反発して終わっています。ただ、中国の新たな景気刺激策については今のところ確認は取れていませんし。GLOBEX市場の米国株先物も上げ幅を圧縮しています。まあ。今晩の米国市場を見てみないと、ほんとのところは分かりませんね。

 来週、日銀首脳と首相が話しあうという事のようですが、今頃、どこかの国から電話がかかってきて「何してくれるじャ~」なんてしかられているかも…。とにかく、今の政治家に必要なのは、目線を日本という国に据えて、「脅し」に耐える精神力が必要。誰がなんと言おうと、国民の財産と権利を守るという気概が望まれます。まあ、書いてもどうせ無理な話ですが…。

★来週は政府の介入姿勢が試され、それによって投機筋が新たなポジション作りへ
 まあ、今週はザラ場で安値を更新したものの、引け値ベースでは安値を更新せずに終わりました。また、三本新値も7月14日に陽転したまま、まだ強気相場の中を動いています。押し目では公的年金の買い支えもあるようですから、当面は、9000円台を下値に底値を固めることになるんでしょう。今日、SQ値が9188円79銭に決まりましたが、引け値がこれをうわまわったことで、当面はこの数字が下値支持になる公算が強まっています。ただ、先物筋やオプション筋は、来月に控えるメジャーSQへ向け新たなポジション作りを初めますから、為替に対して有効な対策を打ち出せなかったら、再び大名行列になるような弱気のポジションを組まれる可能性があります。折角つかんだ儲けのチャンスを投機筋が簡単に離すはずがない。

★政治家はまず相場の勉強から始めよ
 米国株をみるとこのところ、年後半にかけ調整するケースが多く、今年も例年通りになるのか注意してみていく必要があります。このところ「ドル安は株高」と書いてきましたが、ユーロがチャート面の節値に差し掛かり戻りの限界にたっしてから、また新たに売り叩く動きが強まろうとしています。最近相場で、エネルギーは出し尽くしており、二番煎じとは思いますが、米国株の方向、円高の持続可能性などを見極めるメルクマールとしても、ユーロの動きから目が離せなくなりそうです。現在、海外では円は85円60銭台に、ユーロは109円台にそれぞれ上昇しています。すでに口先介入なんてものは通用しなくなっていることに気づいてもらわなくては困ります。ちょっと、相場の勉強でもしてみたらそいですか…野田さん。

 まあ、今晩の米国株の動向と為替の状況を見てから来週のことを考えましょう。

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テクニカルな下値を意識して戻したが、新たな火種の登場で戻しきれず
 おはようございます。

 欧州金融危機は、ユーロの反発で一巡したかに思われていましたが、対ドルの戻りがチャート上の節値に到達した途端、弱気の材料が噴出してきました。ギリシャ支援金の拠出にスロバキア議会が反対の決議を行い域内協力体制にヒビが入ったことに続き、昨日はアイルランドのアンブロアイリッシュバンクに政府が100億ユーロの追加支援を行うことがEUから承認されましたが、支援規模が予想を上回ったことから、政府の財政赤字の拡大につながる…として、同国国債金利が急伸(価格は下落)。ソブリンリスク問題に再び火がつ乞うとしています。さらに、ECB(欧州中央銀行)が行った資金供給オペで、域内2行が4億3000万ドルの資金供給を受けたことが判明。域内銀行のドル資金調達に問題があるとの観測が台頭。アイルランドの銀行問題もあわせ、先ごろ実施されたストレステストの結果への疑問も生じています。
 テクニカルな節値で相場が反転したあと、次々と悪材料が続出(意図的に悪材料に加工されて流されている?)している動きを見ても、裏に投機筋が介在している思惑を秘めています。先ごろのような危機にはつながりにくいものと思われますが、注意してみておいた方がよさそうです。ユーロは、ドル、円に対し売られ、ニューヨーク市場では、対ドルが1.2825ドル。対円は110円20銭付近で終わっています。

 
 昨日の米港株は、欧州情勢が再びきな臭くなってきたことに加え、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想外の増加となり、今年2月ごろの水準まで上昇したこと、また前日引け後に発表されたネット関連機器大手シスコシステムズの決算が市場予想に届かなかっただけでなく、先行きについて弱気の見通しを発表したことに失望。続落してスタートしました。寄付きから売り物が増加し、ニューヨークダウは一時110ドル近く下落。1万200ドル台半ばまで下落する場面もありました。ただ、債券価格が下落したことや、指数が当面の下値ポイントに届いたことから押し目拾いの動きも増加。やや、下落幅を圧縮したものの、景気や欧州情勢など先行きへの不安はぬぐえず、終日マイナス圏で推移。結局、主力3指数とも続落して終わっています。

 この日は、原油価格が景気の先行き懸念やガソリン在庫が過去10年で最高に積み上がったことを嫌気し、前日比2ドルを超える下落で75ドル台になったことを嫌気。資源・エネルギー株が売られてたほか、半導体需給の緩和や冴えない(?)シスコシステムズの決算を嫌気し、テクノロジー関連や自動車・同部品などが売られています。一方、医薬品関連や通信関連などディフェンシブ関連が総じてしっかりに推移していました。この日は、ユーロ危機再燃によりドルが買いなおされたことから、輸出にとってマイナスとして、外需関連が軟調でした。

 ニューヨークダウは3日続落となりました。すでに、25日線、200日線という日足ベースの下値支持線を下回り、下値模索相場に入っていますが、昨日は、下値支持ゾーンと指摘した5月末から6月初めにかけての1万200~300ドル付近のテーブルから反発する動きになっていました。この1万250ドル付近には、最近の下値を支えてきた52週線が控えていたことも押し目買い気分を強めさせたようです。当面、このラインを中心に下値固めを行うものと思われますが、200日線、25日線が目先の頭押さえになるほか、新規の材料が乏しく、欧州情勢の影響を受けやすくなっていることには注意が必要。「ドル安は株高」に狂いが生じ始めた?

12日の米国市場
ニューヨークダウ 1万319ドル95セント  -58ドル88セント (0.57%)

NASDAQ総合指数  2190.27ポイント  -18.36ポイント(0.83%)

S&P500    1083.61ポイント  -5.86ポイント(0.54%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9180円  -10円

         (円建て)  9170円  -20円

米国10年もの国債金利  2.747%  +0.0528%

WTI原油   75.74ドル  -2.28ドル

GOLD  1216.7ドル  +17.5ドル


 米国株は続落。CME日経平均先物は、円相場が軟化しことを好感し、小幅安で帰ってきています。円相場はユーロ情勢の流動化と介入懸念が綱引きとなり、小幅な円安にとどまりましたが、国内に入って、対ドルは86円10銭台、対ユーロは110円60銭台と、円安ピッチがやや早まっています。米国債券も昨晩は下落しており、米株安を除いては相場環境としては「順」になりそうです。ただ、今のところ為替に関しては「口先介入」の域を脱しておらず、投機筋から政策ベースの本気度を試す動きが出ることも予想されます。週末を控え動きづらい展開です。今日は先物の買戻しや輸出関連株の見直しから堅調な展開が予想されるものの、金融当局者の発言次第では相場が上下に振れるなど不安定な動きも予想されます。GS証券が1300ドル説を打ち出した金関連などを日計りで買うなど、短期商いに徹するところか…。

慌てて書きましたので、誤字や転換ミスについてはご容赦!

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円高の進行に対し、政府が動き、日銀が動いたが…日銀トップと財務大臣の失態で口先介入効果は帳消し
 12日木曜日の日経平均株価は、80円26銭安の9212円59銭、TOPIXは6.67ポイント安の827.78と、ともに続落して終わりました。今日は投げ商いも増加。出来高は18億9751万株、売買代金は1兆2796億円とともに前日比で増加しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは80、RSIは42、25日線かい離はマイナス3.2%でした。日経平均は5日続落しているんですが、サイコロが落ちてきません。他の指数もいまいち厳しいとことまで落ちてきませんね。今日の終値での25日線は9519円…。前日からは3円の下落になっています。早急に反発し、25日線を上向けないと、これが上値抵抗線になってしまいますね。

 さて、今日の東証一部の新安値銘柄数は435。かなり市場が弱気に傾いたことが分かります。一段安を予想して先物売りでヘッジする動きも出ていたといいます。まあ、米国株のあれだけ(265ドル安)の下げを見せ付けられたら、弱気にならざるを得ない…というところでしょう。また、為替にしても海外市場で84円70銭台に入り、昨年11月のドバイショックの高値を上回ってきました。今日の日本でも、どうせ日銀や政府は何もできないだろうと高をくくって円買いに走り、国内でも84円90銭台をつけてきました。マスコミも84円台に入った…とニュースで大騒ぎしましたから、恐らく官邸には何もしない政府に対する非難の電話が殺到したんでしょう。

 午後になって、政策ベースの動きが急にあわただしくなり、まず菅首相が「(円高の)動きが激しい…」と、仙石官房長官に示唆。あとは、財務省の玉木財務官が、日銀の為替担当者と会談。その後に、日銀が昨年11月のドバイショック以来のレートチェックを実施(これが一番効いた…)。5時半からは野田財務大臣が記者会見すると、これが民主党だろうかという段取りのよさで口先介入をしてきました。一連の動きをみて、ドル相場は85円60銭台まで軟化する場面がありましたが、野田財務大臣の会見に先立ち発表された白川日銀総裁の談話「円高の動きは急。輸出などへの影響を注意深く見ていく…」とこれまでの発言を繰り返したほか、野田財務大臣も「適切に対応していく…」と、介入などに言及しなかったことから円相場は急激に値を戻し、対ユーロ相場は再び109円台に上昇しています。まったく、何のための会見であり談話だったんでしょうね。完全に市場になめられています。

 欧州市場がオープンしていますが、果たして欧州投機筋がどういう出方をしてくるか…。当局の本気度を探るために、再度円買いを仕掛けてくるか…。
 ただ相場的には胸突き八丁に来た感じがします。今日の朝も、市場の「気」が一方向に傾くときは投機筋も一旦はポジションの解消に動いてくる可能性がある…と書きました。今日先物を売ったのは、ほとんど国内の投資家だったようですから、日経平均が新安値を更新したことでもあり、投機筋はかなり持ち高を減らしたんではないでしょうか。昨年11月のドバイショック時も84円台に入った時点で、日銀が追加的な量的緩和に踏み切り、それを機に株価が上昇しているだけに、投機筋にとっては相場転換のリスクが高まっていたこともあります。まあ、株価は底値から150円近く反発して終わっていますから、転換の期待はあるのですが、日銀総裁と野田財務大臣が従来の発言を繰り返すという失態を演じてくれましたから、今晩の欧米市場の為替状況によっては、どうなるか予断を許しません。ただ、日本市場が終わるころ、GLOBEX市場で、80円以上下落していたニューヨークダウがプラス圏に浮上。急速に切り替えしていますので、何か材料が出た可能性もあります。

 今晩の動きを期待しておきましょう。それにしても、ご両所、しっかりしてもらわないと困りますね。世界が大転換しようというときに、日本国民は素人集団を政権担当者に選ぶという失敗を犯してしまいました。もはや、ガラガラポンで全部変えるしかないのですが、なにしろ、任期はあと三年残っています。また、ガラガラポンで選挙をしても、果たして能力をもった政治家は何人いるのか…。今日の、日銀官僚トップと財務大臣の、市場とは何かをわきまえない発言を聞いて、情けなくなってきました。まあ、これで、投機筋は、為替の素人相手ですから勇気百倍で攻め立ててくるでしょう。明日は、オプションのSQですが、来月は先物の決済も含むメジャーSQが待っています。投機筋の本格攻勢は来週からということになるのかも…。

 まあ、日銀と、政府の奮起を望みながら明日の相場に期待をつなぐことにしましょう。

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世界的な景気減速懸念の高まりから、債券への乗換えが続き族急落
 おはようございます。

 昨日の米国株は、中国の景気指標の伸び悩みや金融引き締め強化懸念、日本の機械受注の伸び悩み、イングランド銀行が経済成長率見通しを下方修正するなど、冴えない経済指標や見通しが相次ぎ、世界景気に減速懸念がでたことや、欧州で、スロバキアがギリシャ救済に難色を示すなど欧州情勢が再び悪化の兆しを見せたことから、大幅続落してスタート。5月の米貿易赤字が拡大したことから、さらに売りが拡大。景気の先行きを懸念し、景気敏感株を中心に売られたほか、リスク回避の動きや景気減速懸念から債券が買われたことから、株式から債券へ乗り換える動きが活発化。主要指数はほぼ終日売られて下落幅を拡大。結局、主力3指数とも大幅続落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億8271万株増の11億6276万株と低水準の商いが続いてますが、このところじわじわと増加していることは気になるところです。騰落状況は値上がり442、値下がり2622とほぼ全面安商状。

 この日は、ニューヨークダウ30種採用の全銘柄が下げる展開。世界景気の減速懸念やIEA(国際エネルギー機関)の石油需要の来年見通しの引き下げなどから原油価格が下落。資源・エネルギー株が売られたことも指数の下落拡大に影響しています。また、一昨日のパソコン関連需要の低下に続き、この日はネットワーク関連機器大手シスコシステムズが5~7月受注が市場予想を下回ったことを嫌気。夜間取引を含め急落したことに影響され、ハイテク株全般も売られ、NASDAQ総合指数は3%を超える下落になっています。このところ、成長株指向が急速にしぼんでいることは気になるところです。

 持ち合い相場を続けていたニューヨークダウは、さまざまな理由をつけて、下落。一気に25日線とのかい離修正に動いてきました。ただ、引け値1万378ドルは、25日線(1万410ドル付近)、200日線(1万440ドル付近)をともに下回って終わっており、投資家心理は相当弱気に傾いてしまったようです。三本新値も陰転しており目先調整色が強まりそうですが、1万300ドル付近から、7月中旬の戻り高値付近は抵抗帯を構成しており、一気に下値に突っ込むことは考えにくいところです。25日線と200日線が上向きの間に両移動平均線上に復帰できるかどうかがカギ。以前一度懸念材料として書いたことがありますが、今回の戻り相場は、1月中旬の戻り高値(ザラ場1万767ドル、引け1万725ドル)を更新していませんので、長期のパターンでは「ヘッドアンドショルダー」の天井型を形成する可能性をのこしていることは注意しておきたいところです。

11日の米国市場
ニューヨークダウ  1万378ドル83セント -265ドル42セント(2.49%)

NASDAQ総合指数  2208.63ポイント -68.54ポイント (3.01%)

S&P500  1089.47ポイント -31.59ポイント  (2.82%)

CME日経平均先物(ドル建て)  9135円 -145円

         (円建て)   9125円 -155円

米国10年もの国債金利  2.6952%  -0.078%

WTI原油   78.02ドル  -2.23ドル

GOLD  1198.0ドル +1.2ドル

 
 米国株は大幅続落。CME日経平均先物も欧米株安や円高を嫌気して売られ、大証先物終値を大幅に下回る9125円台で帰ってきました。円相場は、ロンドン市場で84円70銭台をつけた後、ニューヨークで買い戻され85円20銭台で終了。国内に帰ってからは85円10銭台へとさらに上昇傾向を強めています。また、対ユーロはユーロ危機の再来を懸念。海外で109円60銭台をつけましたが、国内では109円40銭台とさらに買い進まれています。今日の、日本株は先物中心に売り叩かれる展開になりそうです。明日、オプションのSQを控えていますが、今日のCME先物の終値が91円台になったことから9000円と9250円のストライク価格を意識した展開になり、強気筋が先物でヘッジに動くほか、機関投資家なども持ち株のヘッジに動く可能性もあり、先物売りを中心に、9000円大台攻防戦になることも予想されます。裁定解消売りもかさむことかか下値目処を算定することは難しいのですが、投機筋にとっては市場が弱気に傾くときは買い戻しのタイミング。政治的な介入思惑も強まりますので、ここからの投げ商いは慎むべきだと思います。最近の動きは、まさに日銀や政府の力量を試しているものと思いますが、果たして、どんな反応をしてくれるのか…。ちょっとハイテク株の動きが心配。

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出てくるものは何でも弱き材料にすり替えて、売り攻勢をかける投機筋
 11日水曜日の日経平均は、258円20銭安の9292円85銭、TOPIXは20.23ポイント安の834.45と、ともに続落して終わりました。出来高は15億8050円、売買代金は1兆791億円と、前日よりは増加したものの、依然として薄商いが継続しています。また、日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは80、RSIは52、25日線かい離はマイナス2,4%と、あっさり25日線を切ってしまいました。今日の終値での25日線は9522円…前日からは2円の下落になっています。まあ、今日の朝も書きましたが、これだけ売りの材料が揃えば、今日のような一方通行の相場になるのもし方がありませんね。日銀も政府も完全に投機筋からなめられています。ひどい目にあわないと分からない(あってもわからない…?)んでしょうか。

 さて、今日の朝も書きましたが、今日は売りの材料が揃い踏みでした。朝方から先物には3万枚を超える怒涛の売り物が出たようですが、中国の経済統計が出ると、消費者物価が3%を上回ったから利上げが近い、鉱工業生産指数も伸び悩んでおり景気減速が懸念される…と、煽り立てて弱気を誘い売り崩してきました。まさに、日本企業が絶好調の決算を発表している最中の急落ですから、投機筋もあくどいこことをします。業績なんて関係ないという雰囲気で、米国の債券が高いから、日本の債券先物を買い、金利が下がるなら不景気を読んでいるんだから株の先物を売る、また、欧州市場が開くころになると、ユーロに売り仕掛けを行い、円買い。株先物売りを仕掛けるという状態で、全て動いているのは海外の要因に基づいてだけ…。PERもPBRなどファンダメンタルとは関係のない世界で動いています。また、先物売りにともない、裁定解消売りが日経平均採用銘柄にどかどかとでて、下落幅を拡大していました。ここでも、関心事は日経平均先物と現物とのサヤだけ…。裁定買いするときは業績が増益であろうが減益であろうが、買われ、裁定解消売りのときも、ファンダメンタルに関係無しに一律に売られるということです。裁定筋の関心事は、ただただ、現物と先物のサヤだけ…。

 証券市場の近代化のために、と押し付けられるようにして導入した先物やオプションのおかげで、日本経済はすばらしい状態になっています。経常黒字国なんだから、少々の円高くらいは我慢しろ…と通貨高を押しつけられただけでなく、円高になるなら日本経済は売りだから…と、先物で売り仕掛けをされ、意図的に通貨安に誘導する国の株価は上昇。犠牲的な立場を強いられている日本は、さらに売り叩かれて経済は泥沼状態。そこまでいけずされても、84円台に入った円相場に対し「注意してみていく」としかいえない、財務大臣。原爆を落とされても、通貨高で経済を停滞させられても、強制的に虎子の技術を海外企業に移転させられても、先物を使ってバブルを崩壊させられても、換金できない米国債を買わせ続けられても、時価会計ルールを押し付けられて銀行を破たんに追いやられ、自分たちの番になったら、時価会計は棚上げにされても…この国は何故これだけの不条理に耐え続けなければならないんでしょうか。

 今日、新聞を見ていると、トヨタが米国のイラン制裁に協力して、イランへの輸出を自粛する…他の企業も追随する予定、という記事がありました。その傍らでは、米国の交通省が、トヨタの自動車による一連の事故は運転者のミスによるもの…という、トヨタの責任解除記事が出ていました。ずいぶん前から、分かっていたようですが、自国の自動車産業の支援のために、秘匿していたという噂も出ています。イランへの輸出自粛との間に何らかの交渉が無かったのでしょうか。真実のほどは分かりませんが、なんでこんな不条理がまかり通っているのか。以前から、単純平均型の日経平均先物の弊害を書いてきましたが、いまだに改善する動きは出ていません。また、倍率の25倍という数字も大いに問題があります。操作性が高い物だけに、今のように、特定の投機筋が介入しているときには、ちょうちんをつけておけば儲かるということになります。おかげで、猫も杓子も先物の売り売り商いですから、こんな相場になってもいたし方ありません。1000億もあれば先物も自由に動かせますが、これは40億もあればできます。海外の投機筋が数社も組めば、一兆円規模の売買も可能になります。まさに、今のの日本には、こんな資金ばかりが入ってきています。とにかく、「水の落ちた犬は叩け」状態になっているんですね。

 リーマンショック後、世界の経済のパイは急激に縮小。その中で、パイを奪い合うゼロサムゲームが始まっているのです。そのために、通貨安を競っているわけですが、考えようによっては、中国が日本の短い期限の国債を買っているんだって、円買いによって、輸出競争相手である日本の競争力を弱めようという意図があるかも知れません。もし、その点で、米中が合意していたら問題はさらに深刻になります。まさに、日本が今問われているのは、日銀が金融緩和するとか小手先のことではなく、弱肉強食状態に入った国際政治の中で、萎縮せずに日本の国益を堂々と発言できる強気の政治だと思われます。もうそろそろ、首根っこにストローを突っ込まれて、血を吸われるような従属政治は終わりにしなければなりません。日本から徹底的にカネをむしりとって、二度とどこかの国に抵抗できないような弱小国になったら、ほっておいても向こうから縁を切られることになるでしょう。

 まさに、資金力を奪って盟主に反抗できないようにするやり方は、幕藩体制を維持するために徳川幕府が採用したやり方と同じ…。「寄らしむべし、知らしむべからず…」が幕藩体制の基本。私たちはどれだけの真実の情報を与えられているのでしょうか。日々見ている、テレビや新聞の情報は、都合のいいように婉曲されていないのでしょうか。

 今日は、とんでもない脱線をしてしまいましたが、相場の方は、以前から書いてきているように、下落中の13週移動平均線と上昇中の25日線との綱引き状態が、13週線の下落圧力に負けてしまっただけの話。だらだら下げの3月、4月高値銘柄の調整も、今日の下落で諦めがついたように投げてきています。新安値銘柄は249銘柄に達していましたが、中心は3月、4月高値の中小型のテーマ株…。もしかしたら底入れ時期が近づいてきたのかも知れません。まあ、業績発表さえ終わってしまえば、もう少し思惑的な相場展開も期待できますので、流れはもう少し変わってくるでしょう。ただ、指数は、今日のGLOBEX米国株先物でニューヨークダウは100ドル以上下げていましたから、明日は、売り方にとって仕上げ的な相場になるかもしれません。下値目処なんて、裁定買い残が空っぽにならないとたてられるものではありません。
 しかし、何をやっても怒られない、海外の投機家って良いですね。日本の株式市場にも治外法権って生きていたんですね。買い場はテクニカル指標が教えてくれます。まだ、中途半端だって言ってますけど…。

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声明文の内容をめぐり、強弱感が対立。結局、ボックス圏に納まって取引を終了
 おはようございます。

 注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)は、昨晩開催され、実質ゼロ金利(0~0.25%)の維持を決定。景況感については、「回復ベースが鈍化している」と実質的な下方修正を行いました。また、市場が注目していた量的緩和策については、MBSなど住宅ローン債券の償還にともなう資金で、長期の米国財務省証券を購入する…とし、事前予想通りの実質的な緩和策に踏み切っています。

 昨日の米国株は、朝方発表された卸売り売上高・在庫(6月)がいずれも予想を下回ったことや、第2四半期の労働生産性が前月から低下したことなど冴えない経済指標に加え、中国が発表した貿易統計で輸入の伸びが予想を下回るなど内需の減速を示す数字になったことを嫌気。急反落してスタートしました。全般的にはFOMCの声明文待ちのムードが強かったものの、中国景気への懸念や米国景況感の悪化から原油価格が下落。資源エネルギー株が売られたことなども指数の下落を拡大。ニューヨークダウは、一時。1万551ドル台まで下落する局面もありました。
 しかし、FOMC声明文発表後、実質的な追加金融緩和措置が採られたことを好感し下落幅を縮小。一時、1万700ドル台を回復する場面もありましたが、引けにかけては、声明文にあった景気の下方修正をめぐり強弱感が対立し乱高下したあと、結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億8944万株増の9億9893万株と増加したものの、10億株の大台回復はなりませんでした。騰落状況は、値上がり814、値下がり2218と売りが大幅に上回っています。

 この日は、FOMCの結果が、市場予想通りだったことにともなう材料出尽くし感にくわえ、中国の景気減速懸念が足を引っ張りました。また、FRBが長期国債の購入を増やす…としたことから、債券が上昇したことも、株式市場からの資金流出を促したようです。さらに、一部投資会社が、ここ数週間の間にパソコン関連の受注が急減。部品在庫が急速につみあがっているとし、インテルとAMDの投資判断を引き下げたことが、ハイテク株全般の売りにつながり、NASDAQ総合指数は、他の指数を大幅に上回る下落率になりました。

 ニューヨークダウは乱高下を繰り返した後、結局、最近一週間続けている1万600~1万700ドルのボックス圏い収まって終わりました。昨日の安値も、6月中旬の戻り高値と7月後半の戻り高値を結ぶゾーンからの切り返しになっており、市場関係者がこのゾーンを有力な下値抵抗帯と見ていることが分かります。昨日の、FOMCでも新味のある材料が出なかったことで、再び持ち合いゾーンに戻りましたが、この持ち合いもすでに6立会日続いており、そろそろ次の動きがほしいところ。新規の材料待ちの状態ですが、5日移動平均線が下向きに転じており、一旦は、25日線まで後退する場面もありそうです。

10日の米国市場
ニューヨークダウ  1万644ドル25セント  -54ドル50セント (0.61%)

NASDAQ総合指数  2277.17ポイント -28.52ポイント (1.24%)

S&P500  1121.17ポイント  -6.73ポイント (0.60%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9500円 -40円

          (円建て)  9485円 -55円

米国10年もの国債金利  2.7682%  -0.0616%

WTI原油  80.25ドル -1.23ドル

GOLD  1198.0ドル  -4.6ドル  


 米国株は反落、CME日経平均先物は大証先物終値を55円下回り9500円を割り込んで帰ってきました。円相場は国内に帰り、対ドルが85円30銭台、対ユーロが112円50銭台と、ほぼニューヨーク外為市場の終値付近での取引で始まっていますが、前日に比べやや円高水準で推移。米国の債券が上昇していることも、加味すると、今日は売り先行の相場展開が予想されます。オプションSQがあさってに迫っていることも波乱材料。ただ、FOMCが終わり、一段の円高に対しては、日銀や政府は動きやすくなっており、投機筋としても安易な円買いは進めづらいところ。当面、債券先物買い・株先物売りなど、先物売りで下落して始まることが予想されますが、米国でパソコン関連の受注急減・在庫急増が話題になっており、今日は、先物筋による電子部品への売り攻勢が強まることも予想されます。当面は、為替の方向性の見極めと、日銀・政府の出方待ち…か。ただ、FOMCの声明文でもドル安を意識した表現もあり、食品や小売、電力など内需関連へのシフトもあるか…?

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日銀への期待は予想通り裏切られ、中国の輸入は予想に届かず…それでも踏ん張った日本株
10日火曜日の日経平均株価は、21円44銭安の9551円05銭、TOPIXは2.94ポイント安の954.68と、ともに続落して終わりました。FOMC控えで見送り気分が強く、出来高は14億7667万株、売買代金は1兆305億円と 前日に比べ増加はしたものの、依然、薄商い状態が続いています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは90、RSIは59、25日線かい離はプラス0.3%でした。今日の終値での25日線は9524円。為替が円高にふれ、先物の売り崩しにあい、一時9505円まで売り込まれましたが、25日線に支えられ、なんとか持ち合い圏に踏みとどまった…というところでしょうか。

 今日は、円の小幅安、米国株高、CME日経平均先物高、米国債券安…と、相場的には好材料がそろい、先物は買い先行でスタート。円相場も、一時、ドルが86円台に乗せるなど円安が進行したことで輸出関連株が買い戻されたことから、日経平均は100円近く上げる場面がありました。ただ、7月の中国の輸入が予想(30%増)を下回る22%増になったことが伝わると、世界景気への懸念が増幅。アジア株式が安くなったほか、今晩、FOMCの開催を控えた米国株がGLOBEX市場で80ドル近く下落。これを嫌気して、日本株にも売りがかさみ、日経平均は9500円割れ寸前までうりこまれていました。まあ、20円安で終わったのは上出来というところでしょうか。25日線が上向き、上昇圧力をかけているのが効いたというところですね。

 日銀は、予想通り何にもしませんでした。とにかく、今晩のFOMCの結果と為替の反応を見ないと、何にもできないというのが本音。FRBが何らかの量的緩和に踏み切り、円高が進み、85円を割れそうになったら、とりあえず日銀の臨時政策会議を開いて、次の手を考えるということでしょう。しかし、昨晩も書いたように、米国の製造業自体の景況感は7月に入り改善傾向にありますし、一段の、緩和について議会の反対も強く、FRBが果たして市場が期待するように緩和に踏み切るかどうかは?です。もし見送れば、先走って織り込んでいるだけに、失望売りが出ることは避けられません。まあ、日本時間の今晩3時ごろになるようですが、固唾を呑んで見守ることにしましょうか(それほど大げさなことでもないと思いますが…)。

 ただ、以前から書いてきているように、今の米国はとにかく通貨を安くし、輸出を増加。生産活動を刺激して雇用を増やすしか、11月の中間選挙までに実績を残す方策はありません。いまのところ需給ギャップが大きく、インフレになる心配はありませんので、しばらくはこの路線を突っ走ることになりそうです。すでに、回復の兆候が見え始めており、そのうち輸出企業が業績の増額修正を発表してくることになるんでしょう。この動きは、ユーロ危機によるユーロの下落で輸出が急回復。ドイツDAX指数が新高値付近にあることを見ても明らかです。さらに、ドル安はリスク指向を強め、国際商品や新興国に資金が向かいますから、こちらも買いになってくるでしょう。中国は、とりあえず、窓口規制を通し不動産価格を押さえ込み、バブルの芽の一部を摘み取りましたが、今度は、過剰設備の廃棄を国内2087社に命令。需給ギャップの調整にも手をつけています。経営効率が悪いという国営企業を除外しているのはどうかと思いますが、万一、不動産バブルが崩壊しても、需給ギャップが少なければデフレにhがなりにくい…ということなのでしょう。実に良く、日本と米国のバブル崩壊→デフレという流れを研究しています。まあ、一党独裁で強権が発動できるという、民主主義の国にはない特性をフルに活用しているのですが…。

 日米欧が景気の牽引車として頼りにならないとしたら、結局、新興国を買うしかないということになります。それも、先進国への輸出で伸びている国ではなく、新興国の成長と結びついた国、企業ということになります。また、米国としては、一段の金融緩和により、ドル安にしなければなりませんが、そうなると、ドルキャリー取引が復活。ドル安が一段と進む公算が強まってきます。日本は円高に苦しめられることになりますが、そうなったらなったで、円高メリット関連が注目されることになります。ついでに、内需株の影響が大きいTOPIXだって変われてくるかも知れません。

 最近、話を聞いていると弱気の話ばかりですが、相場的には決して抜け道がない分けではないことを理解しておかねばなりません。ただ、韓国、中国、台湾、米国、ドイツの例をみるまでもなく、為替の下落効果が景気に絶大な効果を発揮しています。それが分かっていながら、円安に踏み切れない日本政府と日銀…勘繰りたくないけど、米国横田政府から、円高受忍要請が来ているとしか思えません。せいぜい、円高を生かして海外資産を膨らませることを考えた方が利巧か…。

今晩のFOMC果たして市場が期待するような結果が出てくるかどうか。まずは、乞うご期待というところ>

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米国株は反発したが、FOMC控えで商いは超閑散…為替が読めず方向感も喪失
 おはようございます。
 
 昨日の米国株は、週末発表の雇用統計数字への失望感から慎重な始まりになったものの、欧州の主要株式市場が総じて高くなったことや、今晩開催されるFOMCでの量的緩和拡大観測が支えとなり、終日堅調に推移しました。原油価格の上昇を受けエクソンモービルなど資源・エネルギー株が堅調だったほか、量的金融緩和実施にともなう景気刺激効果を期待し、運輸株や不動産株が買われる一方、ヘルスケア・サービス関連が冴えない展開でした。引けにかけては、FOMCの開催を懸念したショートポジションの巻き戻しなどがあり上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも反発して終わっています。ただ、全般的にFOMCの結果待ちのムードが強く、ニューヨーク市場の出来高は前週末比1億5529万株減の7億8049万株と、超閑散商いになっています。騰落状況は値上がり2199、値下がり830でした。

 この日は、手控え気分が強まる中、FRBの政策に期待した買いが増加。ニューヨークダウ30の採用銘柄でも下落するのが、スキャンダルで会長が辞任したヒューレッドパッカードなど数銘柄にとどまるなど堅調な相場展開でした。ドイツ銀行が投資判断を引き上げた住宅大手DRホートンが上昇したほか、7月の世界月間販売が7%の増加になったマクドナルドも買われていました。またインターネット音声・ビデオ通話ソフトのスカイプがNASDAQへの上場申請をしたことから、通信関連も賑うなど、薄商いの中、物色範囲も拡大していました。

 ニューヨークダウは、3日ぶりに反発。一時、1万700ドル大台に乗せる場面もありましたが、高値圏ではFOMCでの政策変更見送りリスクも意識し、結局、上げ幅を縮小。再び、1万600ドル台に押し戻されて終わっています。先週初めに急騰した後、5営業日連続で狭いレンジ内での横ばいの動きを続けています。景況感の悪化と金融政策期待が綱引きをする状態になっていますが、テクニカル的には、上昇中の25日線との接近を待っているとの見方もできます。FOMCで市場の期待通りのものが出なかった場合、一旦下押す可能性も可能性も出てきますが、下落によって25日線に接近するような場面があれば、絶好な買い場を提供してくれるものと思われます。いずれにしても、今晩のFOMC次第ですが、日銀と違いFRBは政治的な動きをするだけに、変な予断をもって望むのはリスクが大きいように思われます。

9日の米国市場
ニューヨークダウ 1万698ドル75セント +45ドル19セント(0.42%)

NASDAQ総合指数  2305.69ポイント +17.22ポイント (0.75%)

S&P500  1127.79ポイント +6.15ポイント (0.55%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9640円 +80円

         (円建て) 9635円 +75円

米国10年もの国債金利 2.8289%  +0.0070%

WTI原油  81.48ドル  +0.78ドル

GOLD  1202.6ドル -2.7ドル


 米国株は反発。CME日経平均先物も大証先物終値を上回り9635円で帰ってきました。また、ニューヨーク外為市場でドルが反発した流れを受け、国内での円相場は、対ドルが85円90銭台、対ユーロが113円60銭台と、ほぼニューヨークを引き継いだ小幅円安の始まりになっています。今日は基本的に日米金融政策の動きを見極めたいとのムードから見送り気分の強い展開が予想されます。寄りつき段階では、先物の買戻しなどから堅調な展開が予想されますが、その後は方向感のない展開で、企業業績など個別の材料株が散発的に買われる程度か?日銀の政策については、変更がない…という観測が優勢ですが、今晩の米国FOMCの結果によっては、不定期に政策変更を実施する可能性も排除できません。ちょっと、ポジションを一方に傾けるにはリスクが高そうです。夏休みでもいいんではないでしょうか。

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日米中央銀行の政策待ちで小動き…その中で、先物売ポジションを膨らます欧州投機筋
 週明け9日の日経平均株価は69円63銭安の9572円49銭と続落、TOPIXは3.55ポイント安の857.62と反落して終わりました。重要イベントを控え見送り気分が強く、出来高概算は、12億5400万株、売買代金は8758億円と。ともに週末に比べ急減しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは97、RSIは59、25日線かい離はプラス0.6%でした。今日の終値での25日線は9512円と前週末から14円の上昇。はっきりと上向きに転じてきました。まあ、明日、あさっては日銀政策決定会合、明日の夜が米国FOMC(公開市場委員会)と、動きによっては市場の動きが大きく変わるようなイベントを控えていては、動くに動けないとうのが本当のところでしょう。

 さて、予想外にしっかりした動きでした。先週末の米国雇用統計は予想を上回る悪化。これを受け、円相場は一時85円02銭、米国10年債も急伸(金利は低下)…と、日本株を売り叩く道具は全部揃っていたのですが、流石に今日は、投機筋も動けなかったようですね。このところ、急に財務省の介入の話が増えてきましたから、介入でもあったらたまらないということで、円相場はやや円安に振れました。また、債券先物市場も、日銀の量的金融緩和の追加策があったら…、もしFRBが何もしなかったら…と疑心暗鬼の状態が続き、小動きに推移。結局、いつものような「債券先物買い・株先物売り」と裁定解消売りを絡めた日本株売り崩しシステムが機能しなかったようです。結局、どちらにもしかけられず、日経平均の終日値幅は50円弱の狭いレンジの動きで終わりました。まあ、模様眺め…というより、市場関係者が夏休みをとって、どこかにいってしまった、ということでしょう。もっとも、日本株を徹底弱気している欧州系の証券会社は今日も4000枚を超える売りをだしていたようですが、どこまで売りもちを膨らませるつもりでしょうかね。どうせ、日経平均を売る傍ら、債券を買うか、円を買うか、TOPIXの先物を買うか…でヘッジしているんでしょうけど。

 まあ、動けないのは当然ですが、やはり注目すべきはFRBの動向。確かに、7月の雇用統計の数字は悪かったのですが、このなかで製造業の数字は、雇用者数が予想を上回っていましたし、6月の数字も増額修正されていました。景気の2番底懸念など弱気の見通しが蔓延する中で、雇用を増やすというのは、受注面でよほどの改善がないとできないことです。このところの米国経済を見ると、ドル安になると輸出受注が増加し、これが生産を引っ張り、雇用を増やすという流れになっていました。7月はじめにオバマ大統領の輸出倍増政策の再度の発言のときも、今年だけで17%も輸出が拡大した…と言っていました。直近のレポートでも、先月発表までの冴えない経済指標は、4~6月の第二四半期中におきたユーロ危機でドルが上昇。輸出企業の競争力が減殺されたことが生産に影響。すでに、6月からドル安に転換してきており、米国の輸出競争力は回復。

 それが受注の増加になって、米国の生産を支える方に動いてくる…としました。実際、7月のシカゴPMI指数では新規受注が急増しています。今回の、雇用統計で、製造業の6月の数字が大幅に上方修正され、7月の数字も予想を上回ったこと。残業時間が増加していることなどを考えると、状況はかなり」改善してきているのではないでしょうか。FRBの手元には詳しい資料が入っているでしょうから、果たして、市場が期待しているような緩和に踏み切るかどうか…。このあたりは、ちょっと頭の隅にでも入れておく必要がありそうです。「ドル安は米株高」が続くかどうか…。

 問題は、日銀です。あまり詳しく書くとレポートとダブりますので、止めときますが、最近の発言を聞いていると、日銀の仕事は物価を抑制することで、為替水準を目標にした金融運営では無い…と、何度も念押しするように発言しています。また「為替政策は、政府、財務省の仕事…」と言い切り、我関せずの姿勢を続けています。おまけに、7月中旬には、米国FOMCの景気下方修正にタイミングを合わせるように、日本の景気の上方修正をしています。これ以降、急速にドル安、円高が進んでいるわけですから、日銀は、米国のドル安政策に協力している立場…。日本国民より、植民地宗主国の米国が大事…ということですから(もちろん、冗談ですよ…)、ドル高になるような政策を採るわけは無い…ということでしょう。まあ、注目すべきはFRBと言うことになるのでしょうか。もっとも、これだけ馬鹿にされた日銀が追加緩和に踏み切ったら、それはそれで、インパクトは強烈になるのですが。


 まあ、結果を見れば分かることをあれこれ詮索する必要も無いと思いますが、今日、最近にないくらいまとまった先物売り玉を出した欧州投機筋は、何らかのネタでもつかんだんでしうょうか。先週、IMMの円買いポジションが減少したといって喜んでいたら、わずか一週間で買い越し枚数は1万8000枚近く増加していました。どうも円の先高感は予想よりも強いのかもしれません。結局、日銀が何もしないまま、FRBが量的緩和を追加する…ということになるんでしょうか。

 今日の相場は、全般的にはこう着状態ですが、決算内容に反応して買われたり売られたりという、個別色の強い展開。ただ、以前から書いているように、25日線が上昇に転じており、これが下支えになっています。一方、上値は下落中の13週線が押さえており、この間に挟まって指数が小動きになっている…という見方もできます。ただ、この13週線も今週から、来週のうちに横ばいに転じますから、下方圧力は急速に減少。25日線の上昇力を受け、26週線へと突っかける場面が出るかもしれません。材料がなにになるのか分かりませんが、円高が進むなら、物色対象が内需株が多いTOPIXへシフト。この影響で日経平均も引き上がるというパターンも考えられます。

 まあ、明日の夜を楽しみに待っていましょうか。


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雇用統計数字を嫌気して下落も、追加的金融緩和期待で下落幅を縮小
 おはようございます。

 注目の米国雇用統計(7月)は、非農業部門雇用者数が13万1000人の減少になりました。市場予想の8万5000人減を大幅に上回っていました。失業率は9.5%(予想は9.6%)と前月から横ばいでした。国勢調査の終了とともに、政府の臨時雇用が前月比で20万2000人減少したことが影響しています。市場が注目する民間の雇用者数は7万1000人の増加でしたが、市場が予想した9万人増には届きませんでした。製造業が前月比3万5000人増と健闘したものの、建設(1万1000人減)や金融(1万7000人減)などバブル崩壊の影響を受けた業種の不振が続いています。この結果を受け、市場では、来週10日に開催されるFOMCでの追加的金融緩和への思惑が強まり、ドルが下落。対円相場は85円02銭と85円の大台割れ寸前まで下落。対ユーロ相場も1.3334ドルと、ユーロ危機発生時の水準まで下落。債券市場も指標となる10年もの国債金利が2.82%台に低下。壁だった2.88%を下回るなど、金融市場は一段の金利低下を織り込む動きになっています。

 昨日の米国株は、7月雇用統計の結果を受け下落してスタート。好調な企業業績や金利低下期待から、下げ幅も限定的になっていました。ただ、6月の消費者信用残が2ヶ月連続して減少したと伝えられると、雇用情勢の悪化が消費の減少を通じ景気に悪影響を与えるとの観測が強まり売り物が増加。ニューヨークダウの下落幅は、一時160ドルに達していました。その後、底バイの動きを続けていましたが、引けにかけては金融緩和期待から買戻しが入り急速に下落幅を圧縮。結局、主力3指数は小幅続落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比7292万株増の9億4834万株。騰落状況は、値上がり1384、値下がり1604でした。

 この日は、景気の2番底懸念から、大手銀行株やGE、ユナイテッドテクノロジーなど景気敏感株が売られています。また、在庫の増加や景気減速を懸念し原油価格が軟化。資源株が下落したことも指数の足を引っ張りました。一方、マクドナルドやスターバックスなど消費関連株や製薬株などディフェンシブ系の株がしっかりに推移していました。昨晩も書きましたように、米国はドル安による輸出刺激策に活路を求めており、昨日の雇用統計は、景気の現実悪を示すものの、景況感の改善に向けての金融緩和や一段の景気刺激策を引き出す材料になると見れば、買いの材料になるとも見れます。昨日、引けにかけ急速に下落幅を圧縮したのも、景況感の改善につながる政策が採られるとの期待感が支配的になったのではないでしょうか。

 ニューヨークダウについては、下値は26週移動平均線(上昇)と6月高値、7月後半の高値を結ぶラインが下値支持ゾーンを形成するとしましたが、昨日の安値はゾーンから反転しており、下値支持力の強さを証明することになりました。ただ、1万700ドル手前の上値圧力は日柄をかけるともに強まっており、来週はこのゾーン突破が課題となりそうです。来週から25日線の上昇ピッチが早まってくるほか、下落していた13週移動平均線も上昇に転じるなど、短期線の上げ圧力が強まってくることも注目材料。

6日の米国市場
ニューヨークダウ 1万653ドル56セント  -21ドル42セント(0.2%)

NASDAQ総合指数  2288.47ポイント -4.59ポイント (0.2%)

S&P500  1121.64ポイント  -4.17ポイント (0.37%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  9600円  -50円

          (円建て)  9590円  -60円

米国10年もの国債金利  2.8240%  -0.0910%

WTI原油  80.70ドル  -1.31ドル

GOLD  1204.1ドル +6.2ドル
 

 米国株は続落。CME日経平均先物も、大証終値を60円下回り、9600円を割り込んで帰ってきています。ニューヨーク外為市場の円相場は、雇用統計数字や株安を嫌気してドルが下落。一時85円02銭まであり、85円47~57銭と前日比33銭の円高で終了。ドルは対ユーロでも軟化し、一時、1.3334ドルと4月始めの水準まで下落した後、買い戻され1.3274ドルで終わっています。ユーロ、円の間は平穏で、1ユーロ113円49銭で取引を終わりました。週明けの日本株は、雇用統計数字を改めて織り込む相場展開になりますが、CME日経平均際物は一時9450円まで売り込まれており、週明けの円相場次第では、先物を中心に売り圧力が強まりそうです。特に、米国長期債金利が急低下しており、日本の債券先物に買い圧力が強まる一方、株先物への売り圧力が増大することが懸念されます。投機筋は、日銀や政府の為替への関心度に疑問を持っており、週明けは政策的な対応を探る円買い圧力が強まるかもしれません。日米とも夏休みシーズンに入るだけに、仕掛けてきな商いから相場の振幅が拡大することもありそうです。当面は週明けの米国株の動きから次の相場展開を判断するところ…か。 

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雇用統計の結果待ちでこう着状態…投機筋も仕掛けられず
 週末6日の日経平均株価は、11円80銭安の9642円12銭と反落したものの、TOPISXは4.08ポイント高の861.17と続伸して終わりました。重要イベントを控え引き続き見送り気分の強い展開で、出来高概算は15億7571万株、売買代金は1兆777億円と前日比で減少しています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは99、RSIは57、25日線かい離は+1.5%でした。また、今日の終値での25日線は9498円と、昨日から18円の上昇。上昇エネルギーをともなって上げてきました。朝も書きましたように、テクニカル的に現在は下降中の13週株価移動平均線と上昇に転じた25日線を意識した押し目買いが交錯して持ち合い相場を形成しているところ。また、3本新値は7月14日に陽転。現在はその陽線内での動きで、強気相場の中にあります。

 今日の相場は、対ドルでの円高や米国債券上昇(金利は低下)を受け、先物売りから下落してスタートしました。日経平均採用の値嵩株を売り、売り崩しを狙うような動きから、一時下落幅が100円を超えるような場面もありましたが、韓国がウォン売り介入を実施したことから、円への売り介入の思惑が強まり円がじり安。86円台にはいると先物にも買戻しの動きが入り、下げ幅を圧縮して終わっています。まあ、休みを控えていることもあるし、雇用統計の発表という重要イベントもあるので、先物筋もポジションを持ったまま週を越したくない…ということでしょうか。

 アジアの各市場も今晩の米国雇用統計の動きを気にして高安まちまちの動きになっていますが、上海総合指数が1%を超える上昇となり、腰の強さを示してきました。中国株については、以前から強気に転換すべきとしてきましたが、すでに13週移動平均線(下落中)を上抜いているほか、25日線も上昇に転じています。まだ26週線(下落中)が上値抵抗としてあり、当面は週足レベルの移動平均線の改善を待たなければなりませんが、米国が露骨なドル安戦略を取り始めた以上、ドルとの固定を(実質的に)維持している中国の輸出にとっても有利。また、大手銀行の自己資本上昇は次の景気対策へ向けての貸し出し拡大の準備とみることもでき、好材料が豊富な中国株はこれからも注目できそうです。まあ、色んな問題を抱え込んでいる国ではありますが、個人消費が動き出したということは、大きな魅力。消費関連株を調べてみると面白いかもしれません。

 まあ、日本株にとっては、やはり米国の動向…。特に、今晩の雇用統計と来週10日に開催されるFOMC(公開市場委員会)。雇用統計の数字がよければ金融緩和がやりにくくなり、株価にとってはマイナスに作用するはず。しかし悪ければ、金融緩和の名目ができ、株価にとってはプラスになる…といううがった見方も…。でも、良かろうが、悪かろうが、なんらかの緩和策を実施し、一段のドル安を狙う…という事だってありえるかも。

 中間選挙を目前にしたオバマ政権としては、なんとか景気と雇用の問題を改善したいのが本音。いまさら追加的な景気対策をやっても、選挙までに効果は上がらない。だったら、インフレの心配が無い以上、思い切って金利を低めにし、ドル安に誘導。輸出を伸ばし、生産活動を刺激。雇用の拡大までつなげようということでしょう。こんなときに、「円高で困ってまんねん」、「円安への為替介入をさせてくれまへんか…」なんて言ったら、「お前のところがモット内需を刺激して、米国からもっと物を買え…」とすごまれそうで、誰も「介入」を口にできない、というのが日本の現状でしょうか。日ごろは奇麗事を言っていても、自分らの都合が悪くなると、さっさとルールを変えて、自分らの都合のいいようにするのが彼らのやりかた。でも、支配国の日本のようにはなら無いと言いながら、ずるするとデフレ状態に落ちていく米国…。ドル安のつぎに行き着く先は…?

 それに比べ、中国は実によく米国と日本のバブル崩壊を研究している。日本のバブル崩壊がどのように仕掛けられたかもよく分かっていて、しかけら得た罠にはまらないようにうまく立ち回っている。また、住宅バブル本拠地上海の住宅価格が下落すると一段の引き締め策を停止。市場が予想したような利上げにはすすみませんでした。日本や米国が、住宅販売が減少しているにもかかわらず引き締め策を継続。バブル崩壊につながった政策の失敗を踏まえ、一段の引き締めに走らずソフトランディングを目指す政策を採っています。何でも自分が一番で、自分のやり方が正しいと信じている懲りない米国と温故知新で両国の失敗を研究し尽くした中国の政治姿勢の違いが明確になっています。まあ、これからの大きな流れは、米国でダウ優位の展開、中国も外需に注目が集まるものの、本命は追加景気対策を意識した内需株となるのでしょうか。

 為替介入への道をふさがれた日本は、利ざやが少なくなっても外需で生きていくしかないということか…?ただ、小泉さんみたいなおかしなのが出てきて、日本の進路はこうあるべきだ…なんていって、引っ掻き回してくれれば話は別ですが。まあ、目先は今晩の米国雇用統計と為替、株価の反応。ドル安は株高のストーリーに変化無し。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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