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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2010/10 | 11
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日銀の政策変更が、FRBの追加金融緩和への角度を高めた…世界は2006年以前に回帰へ
 おはようございます。

 日銀の包括的金融政策の変更は、むしろ、日本より海外で高い評価を受けたようです。もともと、今回の金融危機は、2006年3月、米国が住宅バブルを押さえ込むため、金融引き締め転換しているときに、世界の中央銀行の反対を押し切って同年6月にゼロ金利政策を解消。続いて量的緩和措置を取りやめるなど、矢継ぎ早の引き締め措置を実施。円キャリートレードで海外に流出していた資金が日本に還流。世界中の流動性が吸収された結果、円建てで住宅を購入していた東欧諸国の住宅ローン破たんを増加させ、米国ではFRBの想定以上に急速な住宅価格の下落を招くという後遺症を残しています。今回、日銀がゼロ金利に復帰、さらに通貨供給を増やす策にでたことは、2006年以前の世界への回帰を想起させることになり、資産価格の回復にとっては非常に大きなエポックになりそうです。日銀が強引な引き締め策に転換する前の1月に日本株は高値をつけており、時間軸を無視すれば日本株にもプラスに作用してくることになりそうです。

 昨日の米国株は、日銀のゼロ金利回帰を好感。これを受け、FRBによる追加緩和期待が強まった、として、大幅に反発してスタート。この日発表されたISM非製造業業況指数(9月)が市場予想を上回ったことから、景気の先行きに期待した買いも増加。また、景況感の改善や株高を受けリスク指向が増大。ドルを売ってリスク資産を買う動きも強まり、金や原油など国債商品価格も上昇。これを受け資源エネルギー株も上げるなど、金融株からハイテク株までほぼ全面高となり、結局、主力3指数とも大幅反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2億9518万株増の12億3800万株。騰落状況は、値上がり2448、値下がり561とほぼ全面高商状でした。

 この日発表されたISM非製造業業況指数(9月)は、53.2。市場予想の52.0や前月の51.5をともに上回っています。項目別に見ると、ビジネス活動指数が前月の54.4から52.8に低下。受注残が50.5から48.0に低下するなど弱さが目立つ指数もありますが、雇用が52.4から54.9に、新規受注が52.4から54.9に拡大する一方、在庫が53.5から47.0に低下し、強弱の分かれ目である50を切ったことが目立ちました。また、輸出が前月の46.5から58.0に急拡大していることも今回の特徴です。一昨日発表された製造業新規受注でも、産業機械やハイテク機器など輸出商品の受注増が目立ちましたが、非製造業でも輸出が再び50を上回り急拡大するなど、ドル安効果が産業界に広がっテいることが分かります。

 ニューヨークダウは、ほぼ全面高で急伸。上げ幅の大きさが目立ちますが、日銀の政策変更によりFRBの追加金融緩和の確率が増加したこと、それを受け、ドルインデックスが0.64ポイント(0.81%)も下落したことを好感したようです。この日の上げで、ここまで指摘してきた6月高値、8月高値を結ぶ上値抵抗ラインを突破。ニューヨークダウは新たな上昇局面へと入ってきました。上値抵抗線が下値支持線に転換することになりますが、当面、一旦上昇後、改めて、この下値支持力を試す動きがでてくるかもしれません。金融バブル崩壊の引き金を引いた日銀が政策を元に戻したことで、世界的な資産価格の回復が始まるかもしれません。

5日の米国市場
ニューヨークダウ 1万944ドル72セント +193ドル45セント(1.50%)

NASDAQ総合指数 2399.83ポイント +55.31ポイント (2.36%)

S&P500 1160.75ポイント +23.72ポイント(2.09%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9625円 +105円

         (円建て) 9600円  +80円

米国10年もの国債金利 2.472% -0.007%

WT原油  82.54ドル  +1.35%

GOLD 1341.5ドル +23.5ドル


 米国株は大幅反発。CME日経平均先物は、円が強含んだものの、9600円台を回復して帰ってきました。円相場は、ニューヨーク外為市場で、日銀のゼロ金利回帰を手がかりに一旦は84円近くまで買われたものの、その後は、材料出尽くし感やFRBの追加緩和期待からドルが軟化。円は83円19銭。円・ユーロは115円10銭台で終わっています。国内に帰ってからは、対ドルが83円20銭台、対ユーロが115円15銭付近での取り引きで、海外市場を引き継いだ動きが強まっています。昨日は、予想外の日銀の政策変更から市場は消化難に終わり、上げ幅も限定的なものになりましたが、前段に書きましたように、ゼロ金利回帰、量的緩和増加…という2006年以前の政策の復帰は資産価格の回復につながるものとして、今後、不動産価格や株式など資産価格の上昇を促してきます。長い間、PBRは割りやのままに放置されてきましたが、もしかしたら、PBRの再評価が始まるのかも知れません。まずは、無借金、低PBR銘柄から水準訂正が始まるか…?

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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