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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2010/10 | 11
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雇用統計受けニューヨークダウは1万1000ドル大台回復…高まる通貨調整気運に注意
 おはようございます。

 注目の米国雇用統計(9月)は、非農業部門の雇用者数が9万5000人の減少となり、市場予想の5000人減を下回り4ヶ月連続で減少しました。政府部門が、国勢調査終了にともない7万7000人を解雇したほか、財源不足から公務員数の削減を実施。全体で15万9000人増加したことが、予想との誤差を生んだようです。また、民間部門については6万4000人の増加となり、市場予想の7万5000人や前月の9万3000人増を下回ったものの、増勢は維持していました。失業率は9.6%と前月から横ばいとなりましたが、市場予想の9.7%は下回っています。全体的には米国の雇用情勢の悪化を示す内容となったことから、ドルがほぼ全面安になったほか、金や原油など国際商品が一斉に上昇。市場は米国の追加緩和を織り込む動きになりました。

 この日の米国株は、雇用統計数字悪化という材料を消化するため、前日引け値付近をはさんだ神経質な動きでスタートしました。ただ、為替市場でドル安が進み、金や原油など国際商品が急反発するとともに、株式市場でも追加緩和期待が強まり、資源株や素材株が買われ反発に転換。ドル安の進行を好感したキャタピラーやボーイング、プロクター&ギャンブルなど輸出関連株、このところ調整気味だったアップルやグーグルなどハイテク株にも買いが拡大。ニューヨークダウは一気に1万1000ドルの大台を回復し、一時、高値1万1032ドルとほぼ5ヶ月ぶりの水準に上昇しています。大台回復後は売り買いが交錯し膠着感を強めたものの、結局、主力3指数とも反発して取引を終了しています。ただ、ニューヨーク市場の出来高は前日比2973万株増の9億4610万株と少なく、高値警戒感も強くなっているようです。騰落状況は、値上がり2253、値下がり756でした。

 この日は、雇用統計の結果を受けて、ドルが全面安。対円相場は81円72銭をつける場面もありました(引けにかけては、週明けの介入警戒などから82円をはさんだ動きに軟化)。対ユーロでも、1.40ドル台に下落しましたが、EUのユンケル議長が、最近のユーロ高に強い懸念を表明したことからドルが買いなおされ、1.3928ドルと、ほぼ前日引け値付近で終わっています。ただ、円買い意欲は強く、対ユーロでも114円15セント高値圏で終わり、円の独歩高が目立ちました。また、ドル下落は国際商品にも波及。金価格が終値(1347ドル90セント)で過去最高値を更新したほか、原油がバレル83ドル付近に上昇。銅も10ドル近く上げるなど穀物を含めた国際商品が騰勢を強めています。

 ただ、ドル安は新興国や、日、欧の不満を確実に強めつつあり、大幅な通貨調整の要望が強まってきました。特に、欧米からの中国に対する元切り上げの要望が強まっていますが、中国はプラザ合意後、強制的になされた円高のあと日本経済がたどった道を研究しており、大幅な切り上げにはどこまでも抵抗すると思われます。結果、貿易収支の黒字国をターゲットにした広範な通貨調整が実施される可能性もあり、日本を含めたアジア諸国への風当たりが強まるかもしれません。近々、プラザ合意に近い国際協調体制(?)の再構築が行われる可能性を意識しておく必要がありそうです。このところ書いていますように、ドル安は米国にとっても両刃の剣。行き過ぎれば財政資金調達に支障をきたしてきます。週明けから財政資金調達(12日・3年債320億ドル、13日・10年債210億ドル、14日・30年債130億ドル)がありますが、このドル安下で海外からの応札がどうなるのか…など内容的なものが注目されます。

 ニューヨークダウは、下値支持線での底固めを終わり、予想通り4月高値挑戦へむけ動き始めてきました。高値更新後は、再度一服するものと思われますが、中間選挙での共和党勝利後は企業よりの政策が強まりそうなことから、さらに過剰流動性相場を強めることになりそうです。当面は、4月高値更新後に次の展開を考えればいいでしょう。

8日の米国市場
ニューヨークダウ 1万1005ドル48セント +57ドル90セント(0.53%)

NASDAQ総合指数  2401.91ポイント +18.24ポイント (0.77%)

S&P500 1165.15ポイント +7.09ポイント (0.61%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9645円 +65円

          (円建て) 9615円 +35円

米国10年もの国債金利 2.392% +0.069% ← ちょっと変わってきた…?

WTI原油 82.84ドル +0.99ドル

GOLD 1347.9ドル +10.3ドル 


※ 日本株については明日にでも書きます。これから、また食事と格闘です。
 

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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