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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2010/10 | 11
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先物売りと裁定解消売りに値を崩した日本株…米国株の下落を先行織り込み?
 12日火曜日の日経平均株価は、200円24銭安の9388円64銭、TOPIXは14.84ポイント安の824.60と、ともに大幅続落して終わりました。出来高概算は18億9360万株、売買代金は1兆4457億円と前週に比べボリュームダウンしています。また、日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは97、RSIは40、25日線かい離はマイナス0.4%でした。今日の騰落状況が値上がり79、値下がり1540と全面安だったことで、指数の低下が一気に進みました。

★介入を見越したポジションの解消が先物売を誘発…
 さて、米国の雇用統計は冴えない結果でしたが、日本市場が3連休の間にニューヨークダウは1100ドル台を回復。4月高値に王手をかけて終わっています。雇用統計の内容が悪かったことで、「もうこれは、追加的な金融緩和は間違いない。それも、緩和額が大幅に増えるかも…」なんて、勝手に観測して買いあがっています。市場では、あらたな緩和段階に入るとして、5000億ドルや1兆ドルの国債買い入れなんて予想も飛び出してきました。ちょっと先走り過ぎの感じがしないでもありません。今日の朝もニューヨークダウは5月初旬につけた長大陰線の寄り付き付近まで来ており、ここが強弱の対立感が強まるところとしましたが、立会い時間中のGLOBEX市場でニューヨークダウは70ドルを超える下落。おまけに、G7も終わったし、82円を割りこむと、介入があると見た筋が、事前に円売り・ドル買いのポジションを取ったものの、82円を割れても介入が無かったことからポジションを解消。円を買い戻したことから、円高が進行しました。

★再び懸念される裁定解消の動き
 おまけに、朝から減益予想を発表した日経平均採用銘柄のファーストリテーリングが急落。日経平均の足を引っ張っていました。まさに、以前から日本株の売り仕掛けをしている欧州の投機筋にとっては、絶好の売り叩きのタイミング。早速、円買い・株先物売りの裁定を組んで売り叩きにきています。今日だけでも3900枚近くをうり、先週末からの累計は1万枚近くに達しています。この売りをきっかけに、先物と現物のサヤが逆転。裁定解消売りがまとまってでたことも全体の下落幅の拡大につながりました。先物の手口をみると、裁定取引の買い残高が多い、国内大手証券の買い手口が目立ちました、裁定解消(先物買戻し・現物売り)が下落幅の拡大に影響したことがわかります。どうも、最近、欧州市場のオープンが近くなると、市場が荒れるようになってきたみたいですね。再び、ヘッジファンドや商品投資顧問に振り回されだしたみたいです。

★売り叩きも今週がピーク?
 今週末が、ヘッジファンドの解約45日前ルールの期限になりますから、波乱含みになるのもし方が無いところでしょう。以前から、単純平均型で値嵩株の影響が大きい日経平均先物は操作性が強いので先物取引には適さない…と書いてきましたが、また、同じ繰り返しになってきたようです。まだ、裁定買い残は1兆4000億円近くありますから、破壊力は十分。朝からファーストリテーリングが売られていましたので、投機筋が売り仕掛けに動かなければいいが…と思い、朝の書き込みでも、外部環境によっては波乱することもあるかもしれないとしましたが、心配していたようになってしまいました。

 おかげで、日経平均の引け値は25日線を下回って終わってきました。ただ、依然、上昇基調は維持したままですから、このままずるずると値を下げることは考えにくいところでしょう。25日線と同様に上昇中の13週線が9380円付近にあり、今日の引け値も13週線に支えられた格好で終わっています。とりあえず、抵抗するところですが、なにしろ相手は値嵩株さえいじればどうにでも操作できる日経平均先物とファンダメンタルとは関係のない現物と先物とのサヤだけが目当ての裁定取り引き…。果たしてどうなることやら。最大の景気対策は日経平均先物を止めるか、倍率を下げて使いにくくすることだと思うんですが…。

★米国で証券化バブル崩壊の後遺症が発症?
 今日の下落の一因に、GLOBEXの米国株安が影響していますが、米国では新たな懸念要因として、金融機関による不正な担保住宅の処分問題が浮上。現在、主要な銀行の住宅差し押さえが事実上ストップされています。証券化により担保の処分権や所有権が切り分けられているにもかかわらず、銀行が所有権や処分権を持っているように振る舞い、違法に処分した疑いが強まっています。今日は、債権回収会社が同様な処分をしたとして、全米40州の司法長官が調査に乗り出すと伝えられたことが嫌気されているようです。証券化バブル崩壊の後遺症がこんなところにもでてきました。市場の反応はまだ鈍いようですが、問題が拡大すればこれまで処分された不動産について、いちいち、権利の特定をしなければならず銀行と住宅市場にとんでもない状況を引き起こす可能性があります。まだ、影響について把握し切れませんが、次回、FOMCで5000億ドルや1兆ドルというとんでもない規模の緩和の話がでているのも、元をたどれば、このあたりの予防的な措置を講じようというところに落ち着くのかも知れません。

 GLOBEXでの米国株先物の下落の原因がなんだかは分かりませんが、日本株が今晩の米国株の下げを先行して織り込んだ…としたら、明日はそれほどでもないのかもしれません。とにかく、欧米の投機筋の方々に、これ以上いじめないように、菅総理頭を下げてきてくださいよ。

★当面の注目点は米国の国債消化状況
 さて、日本と同様に新興国も通貨高に頭を悩めていますが、ブラジルに続き、タイが海外からの国債購入に課税する方針を決定しました。昨日、中国が主力行に対する預金準備率を引き上げたのも外資の流入対策があるといいます。世界中がドル安に頭を悩ませています。今日は小幅にドルが戻したようですが、今晩から始まる660億ドルの国債入札に備えた動きかもしれません。今のように急ピッチでドル安が進み、海外の米国債購入者が損失をこうむる中、果たして入札が順調にすすむものかどうか。もし海外からの応札状況が冴えなかったら、天に向かって吐いた唾が自分の顔にかかるという事態にもなりかねません。財政資金調達が円滑に行くかどうかは、米国にって死命を制する問題。状況によっては、通貨改革の時期が早まる可能性もあります。日本にとってはありがたいと思うかもしれませんが、しわ寄せは新興国を含む貿易黒字国全体に及ぶ可能性もあります。何も言わない日本に中国への見せしめのため、厳しい切り上げが要求される可能性すらあります。

 なんだか、色んな意味で大きな分岐点に近づいているような感じがします。否応無しに、米国は緩和を進めねばなりませんし、日本だって、逃げ道を残した日銀の金融緩和策も修正を迫られ、こちらも否応無しに緩和の拡大に追い込まれていく…。先行きに待っているのは、デフレ…?、インフレ…?、それともスタグフレーション…?

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債券・為替市場が休日で小動きの展開…FOMC議事録への期待感で底堅い動き
 おはようございます。日曜日の書き込みは、レポート作成のため時間が取れずできませんでした。ご容赦!

 週明けの米国株は、コロンブスデーの祝日で、債券と外為市場が休場。手がかり材料難から小動きの展開になりました。前週末の冴えない雇用統計結果を受け、FRBの金融緩和期待が引き続き市場を支え、堅調なスタートになりました。ただ、手がかり材料がないままに、終日、小動きに推移。前週末の引け値をはさみ、方向感のない動きを繰り返し、ニューヨークダウの終日値幅は、わずか53ドルにとどっています。ロンドン為替市場で、対ドルでユーロを利食いする動きが強まり、ドルが上昇すると資源株などが売られ下落幅を拡大する場面はありましたが、今晩発表されるFOMC議事録への期待感などから、再び上昇。結局、主力3指数ともほぼ横ばいで終わりました。
ニューヨーク市場の出来高は、前週末比1億5807万株。騰落状況は、値上がり1636、値下がり1319と、底堅い展開でした。

 この日は、最近、ハイテク株軟調の要因だったクラウドサービス関連のデータストレージ業界への懸念が、売り上げが拡大方向にあるとの見方で払拭され、関連株や半導体株などを物色。ハイテク株の指標であるフィラデルフィア半導体株指数も上昇して終わっています。アップル、インテル、グーグルなど主力ハイテク株が上昇したほか、この日、ウィンドウズのスマートホンOSを搭載した新型高機能携帯を発売したマイクロソフトも堅調に推移しました。また、自動車・同部品も堅調に推移しています。ただ、ドルが堅調だったことからGE、キャタピラー、スリーエムなど輸出企業が軟調だったほか、一部銀行株も売られていました。

 ニューヨークダウは、4月高値1万1205ドル更新へ向けて順調な歩みを続けています。このところ、足踏み的な動きもでていますが、5月第一週に寄り付き1万1009ドルからつけた630ドルの週足長大陰線の寄り付き付近まで戻してきたことから、テクニカルな強弱感の対立がでているためと思われます。ただ、この日も新高値が280銘柄でるなど、相場の基調の強さは相変わらず…。銀行の担保不動産処分に関する書類不備の問題から、住宅問題に懸念が生じており、次回FOMC(11月2日、3日)では、追加的な量的緩和幅が拡大するとの思惑も強まっています。長大陰線を抜け出すまでは安心はできませんが、とりあえず4月高値更新に期待したいところです。

11日の米国市場
ニューヨークダウ 1万1010ドル11セント +3ドル63セント(0.03%)

NASDAQ総合指数  2402.43ポイント +0.42ポイント (0.02%)

S&P500  1165.31ポイント +0.16ポイント (0.01%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9655円 +75円

         (円建て)  9625円 +45円

米国10年もの国債金利  休場

WTI原油  82.21ドル -0.45ドル

GOLD  1354.1ドル +8.8ドル


 米国株は小動き。CME日経平均先物も週末の大証終値比45円高で帰ってきました。円相場は、休みの間にシドニー市場で1ドル81円30銭台に上昇したものの、ロンドン市場でユーロが軟化した影響で、82円台に戻して終了。日本に帰ってからも82円付近での商いになっており、とりあえず小康状態を保っています。今日の日本株は堅調に推移する動きが予想されますが、昨日、中国が主要行に対し、預金準備率を引き上げる措置を実施しており、今日の上海市場の反応次第では波乱含みの展開もあるかもしれません。今週は、来週から本格化する決算発表を控えての端境期的な週になりますので、指数的には小動きの展開の中、信用期日が明けた材料株や業績増額修正期待株が各論的に買われることになりそうです。今日も、上海市場、GLOBEX米国株先物、為替市場など外部要因にらみの展開に…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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