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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2010/10 | 11
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ビッグイベントを前にしたポジション調整の買戻しで急伸
 13日木曜日の日経平均株価は、180円51銭高の9583円51銭と続伸、TOPIXは14.30ポイント高の836.95と反発して終わりました。出来高概算は21億7563万株、売買代金は1兆5332億円と、ともに前日よりボリュームアップしています。また、日経平均サイコロは6勝6敗、騰落レシオは90、RSIは50、25日線かい離はプラス1.5%でした。今日の終値での日経平均25日線は9446円。依然、上昇基調を維持しています。

★イベントが集中する15日を前にポジション調整が増加
 15日という大きな節目を控え、投機筋のポジション調整の動きが目立っています。明日から、「中国全人代」が開催され、2012年から始まる次期5カ年計画の概要が決まりますし、中国共産党の次期指導体制の概要も見えてきます。ただ、投機筋が怖がっているのは、明日行われるバーナンキ議長の金融政策に関する講演。追加的な金融緩和の方向は見えていますが、今回注目されるのはデフレ転落を防ぐため、「インフレターゲット」を導入するのではないか…ということ。これが採用されれば、これまでデフレを前提に買われていた債券市場にとっては冷や水をかけられるようなもの…。債券価格が下落(金利は上昇)しはじめるため、金利差拡大からドルが買われる可能性も出てきます。これまで、前提にしていたものが崩れてしまうことにもなりかねません。また、15日は、以前から書いてきている11月決算のヘッジファンド解約45日前ルールの期限日。米国の金融規制改革でヘッジファンドへの締め付けが強化されており、解約が増加する可能性もないとはいえません。ヘッジファンドとしても、一旦は、ポジションを手仕舞わざるを得ないところでしょう。

★商いの主体は買い戻し?
 今日の相場は、中国の新5カ年計画への期待感や、ヘッジファンドのポジション調整という要因を抱えてスタートしました。米国株が予想以上に堅調を持続。4月高値に接近してきたことから、当面、日本株も堅調に推移する可能性が大きいとして、このところまとまった先物売りを行っていた欧州系の証券会社が買戻しを入れていました。先物市場では断続的に買いが入り、これが裁定買いを誘発して日経平均の上げ幅拡大につながったようです。今日の同証券の買いは7630枚に達し、先物出来高の11%をしめており、単に買い戻すだけでなく新規に買い立てた可能性もありそうです。このほか、円高が進行し1ドル80円台に突っ込みそうなのに輸出関連株が軒並み上昇。このところ売り込まれていた野村証券や都銀株まで広範に買い戻されています。やはり、投機筋も流れの変化を読み始めたようです。

★バーナンキ議長の演説が潮目を変える…
 さらに、明日15日は4月15日に高値をつけたTOPIXの信用絶対期日にもなります。すでに信用整理はかなり進んでいるものと思われますが、期日の通過で3月、4月の材料株相場で活躍した目先筋の動きも期待できますので、週明けからの流れはかなり変わったものになる可能性がありそうです。とにかく、当面は、明日の米国FRBのバーナンキ議長の金融政策に関する演説…が全て。このところ書いていますように、現在、実施されている660億ドルの財政資金調達は3年債、10年債とも不調に終わりました。米国以外の投資家にとっては、ドル安がさらに進み、為替差損をこうむるような米国債を何故買わなければならないの…ということでしょう。海外投資家が米国債を敬遠し始めると、政府は財政調達に支障をきたし、長期金利は上昇。財政負担も増加してきます。これは、バーナンキ議長がインフレターゲットを導入しても同じ結果になってきます。債券市場は、将来のインフレを織り込みに罹りますから、債券売りが増加。どのみち、金利は上昇することになります。

 また、米国の金利上昇はドルとリンクする国の金利にも波及しますから、足腰の弱い新興国にもダメージを与えてきます。このように副作用の大きい「インフレターゲット」という毒薬を果たして使うのかどうか…。考えようによっては、デフレの入り口に差し掛かり日本型の不況に陥る可能性もあることから、毒薬を使わざるを得なくなった、とみることもできます。日米とも債券市場には巨額の資金が釘付けにされていますから、これが解き放たれたときに何が起きるのか…?大きな潮目の変化がきたようです。

★世界の株高に取り残された中国株が動き始めた…次は日本かな
 会員の方にはレポートやメールを通し、10月に大きな潮目の変化が来るとご案内してきましたが、どうやらその可能性が強まってきたようです。昨日も書いたように、10週間にわたって底バイを続けてきた中国・上海市場が上昇に転じ、長期上昇パターンを示しています。欧米株や他の新興市場株に出遅れていた分を取り戻すような勢いです。海外から流入した資金が株価を押し上げ始めたとみてもいいでしょう。まだどうなるか分かりませんが、実際に米国がインフレターゲットを導入すれば、今度はキャリートレードの対象が円に変わり、円安方向に動き始める可能性もあります。明日が注目されます。

★次は26週線と52週線の下落圧力との勝負
 さて、目先的な日本株の動きですが、昨日の相場で13週移動平均線の下値支持力の強さが確認され、今日の反発につながった、と考えています。ただ、下落中の26週線(9670円台)に株価が接近。目先的にこの下落圧力を受けることになります。一時的に26週線を上回っても、その上に52週線が控えており。再度、26週線に引き込まれる可能性もあります。現在、円相場は80円台に入ってきていますので、明日は、また新しい売りポジションが形成されることも予想されます。今日発表された先週8日現在の裁定買い残は2600億円も増加。1兆5654億円に増加していますので、解消売りにともなう売り圧迫も強まってきます。当面、指数への逆風は続きそうです。結局、各論へと物色の流れは移って行きそうです。

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中国の輸入増を好感し、続伸…市場はFRBのインフレ志向を察知?
 おはようございます。
 
 昨日の米国株は、中国の輸入が大幅に増加し、過去最高になったことを好感。世界景気の拡大にプラスになるとし、アジアや欧州株が上昇した流れを受け、続伸してスタートしました。また、インテルや鉄道大手CSX、この日発表されたJPモルガンなどの決算がいずれも市場予想を上回ったことから企業業績への期待感が強待ったことも上げ幅の拡大につながりました。さらに、株価上昇を受けたリスク指向の高まりからドルが下落。国際商品価格が上昇したことも資源・エネルギー株買いにつながるなど、この日は景気敏感株を中心に買われニューヨークダウは一時137ドル高の1万1155ドルまで上昇。引けにかけてはやや軟化したものの、主要3指数は続伸して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比3億4716万株増の12億6933万株。騰落状況は、値上がり2289、値下がり712でした。

 この日のドルインデックスは77.07。前日比で0.30ポイント下落。これを受け企業業績へのドル安の貢献を期待し、ボーイングやキャタピラー、ユナイテッドテクノロジーズなど輸出比率の高い銘柄が上昇。ドル安に加え、国際エネルギー機関(IEA)が今年の原油需要を増額修正したことから原油価格も上昇、銅や銀など他の国際商品にも波及しエネルギー株や鉱山株を押し上げています。一方、ハイテク株ではアップルが業績への期待感から300ドルの大台を始めて超えてきたものの、半導体や製造装置関連が軟調に推移するなどハイテク株の代表指数であるフィラデルフィア半導体株指数がほぼ横ばいにとどまっています。以前から、ハイテク株とインフレ率は逆相関で動くと書いてきましたが、今後もこのような状態が続けば、市場は明確にインフレを織り込む動きに変化してきます。債券市場は、これまでにない危機にさらされようとしているのではないでしょうか。

 昨日実施された10年債入札は、応札倍率が2.99倍。前回の3.21倍や過去10回平均の3.11倍を下回りました。また、海外投資家の応札状況をみる間接入札比率は41.5%と、これも前回の54.7%を下回り、期間の長めのものまで不人気になってきました。ドル安の影響は明らかに国債入札にも及んできたようです。これを受け、一時、債券価格は下落(金利は上昇)しましたが、FRBが320億ドル規模の国債買い入れを発表したことから金利は下落して終わりましたが、基調変化の兆候は確実に強まっているようです。また、ドルインデックスを見ると、過去5年の安値を結ぶ抵抗線に近づいており、一旦は下げ止まる動きもでてくるのではないでしょうか。

 ニューヨークダウはこの日も上昇。4月26日の戻り高値11205ドル(ザラ場高値は1万1308ドル)に接近しています。25日線とのかい離が3%付近に収まっていること、4月高値時のRSIが75.8%だったことに比べ、まだ余力を残していることから見て4月高値更新の可能性は強まっていますが、高値更新後は一旦調整に向かう可能性が強く深追いは避けたいところです。金価格の上昇、穀物価格の上昇など市場はインフレヘッジの色彩を強めつつあります。FRBはデフレになるくらいなら、インフレを選択する方向へとシフトしつつあり、インフレターゲットを導入する可能性も強まってきました。新値更新後の物色対象は大きく変わってくるかも知れません。

13日の米国市場
ニューヨークダウ 1万1096ドル08セント +75ドル68セント (0.69%)

NASDAQ総合指数  2441.23ポイント  +23.31ポイント (0.96%)

S&P500  1178.10ポイント  +8.33ポイント (0.71%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 9525円 +115円

         (円建て) 9500円 +90円

米国10年もの国債金利  2.429%  -0.004%

WTI原油  83.25ドル +1.58%

GOLD  1373.6ドル +26.3ドル ←過去最高値
 

 米国株は続伸。CME日経平均先物も9500円台を回復して帰ってきています。円相場は、海外でドルが下落したものの、ユーロが買われた流れを受け81円90銭台に軟化。81円75銭付近で取引を終了。対ユーロも114円30銭台で終わっています。国内に帰ってからも、ほぼ同水準で推移しており、今日の相場環境は比較的良好に推移しそうです。このところ、後場に入り欧州から売り崩す動きが続いていますが、昨晩も書きましたように先物9380円の壁は予想外に固く、今後は売り仕掛けも個別の銘柄に移るのかもしれません。ドルインデックスの節値接近など、さまざまな市場で屈折点が近づいており、ここまで売られてきた日本株にも見直し買いの時期が近づいているように思われます。米国株の上昇についても、明日のSQに向けた要因も絡んでいそうで、週明けはこれまでとは異なった動きに入るかもしれません。当面、インフレ関連に的を絞ってみるのもいいかもしれません。引き続き商社、海運、都市鉱山関連、鉱山開発機器、穀物増産を展望した農機、肥料なども面白いかも知れません。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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