FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2010/10 | 11
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -



銀行株下落でニューヨークダウは続落、好決算を受けNASDAQは上伸…債券下落は続く
 おはようございます。

 昨日は寄り付き前に実施されたバーナンキFRB議長の演説が、ほぼ市場予想通りだったものの、資産の買取額や対象など具体策には触れなかったことから、消化不足の内容になりました。ただ、FRB内部でデフレ阻止のため2%程度のインフレ率は必要との合意ができつつある…と、示唆。具体的なインフレターゲットは示さなかったものの、市場はFRBがインフレ志向を強めたとして、債券金利が上昇(価格は低下)しています。今月7日に追加金融緩和を期待して2.38%台まで低下していた10年債金利は、2.567%へと短期間に0,2%近く上昇。債券を持つリスクが一気に高まってきました。また、ドルインデックスも金利上昇から76.96と前日から0.39ポイント上昇。市場は投資環境の変化を読みはじめたようです。

 昨日の米国株は、FRB議長の演説で追加金融緩和の方向性が示されたことに加え、9月小売売上高が3ヶ月連続して上昇。市場予想を上回ったことや10月のニューヨーク州製造業景況指数が急伸したことを好感。反発してスタートしました。前日発表された検索大手グーグルの予想を上回る決算に刺激され、これから決算を発表するマイクロソフトやアップル、ヒューレッドパッカード、アップルなどハイテク株が急伸、ニューヨークダウは、一時、45ドル高する場面がありました。ただ、ミシガン大消費者信頼感指数(10月)が前月水準、市場予想とも下回ったことやGEの決算が市場予想を下回ったこと、住宅差し押さえに関する不正で銀行株や各種金融株の下落幅が拡大したこと、ドル高を嫌気してボーイングなど輸出企業が冴えなかったことからニューヨークダウは下げに転換。一時、1万1100ドル割れ寸前までありました。その後は、底バイの動きが続き、結局、ニューヨークダウは続落して終わりました。ハイテク株人気に支えられたNASDAQ総合指数は、アップルが最高値を更新するなど終日堅調な動きが続き、結局、反発して終わっています。ニューヨーク市場の出来高はSQの関係もあり前日比3億183万株増の14億1599万株。騰落状況は、値上がり1188、値下がり1796でした。

 この日発表された10月ニューヨーク州製造業景況指数は15.73。前月の4.14から急伸するとともに、市場予想の+8.0も上回っています。半年先の景況感は前月の31.4から40.0に上昇したほか、新規受注4.33→12.90、出荷-0.27→19.39、雇用14.93→21.67と改善が目立ったほか、在庫が前月の+1.49から-11.67に減少。今後在庫積み増しによる生産刺激効果も期待できます。

 ニューヨークダウは、シティやJPモルガンなど銀行株の下落に足を引っ張られ下落しましたが、ハイテク株に支えられ、5日移動平均線を維持して終わりました。4月26日の引け値11205ドルに接近しており、戻り売りなどから頭の重い展開が続いています。この間、出遅れていたNASDAQ市場がキャッチアップする動きを強めていますが、8月高値からの下落幅の倍返しポイントである2500ポイントや4月高値が接近していることも今後は警戒材料になりそうです。銀行の不正差し押さえ問題は、証券化による権利関係の錯綜で解決は難しいと見られ、政策対応を間違えると景気の足を引っ張ることにもなりかねません。注意して事態の推移を見ていく必要がありそうです。来週は、アップルやIBMなど主力企業の決算が発表になりますが、来期見通しに関してどういう数字を出してくるかが焦点になりそう。テクニカルな上値圧迫を、企業業績で突破できるか…債券市場の金利上昇が来週も続くか…それを受けたドル安の行くへは…など、来週の注目点は多い。

15日の米国市場動向
ニューヨークダウ 11062ドル78セント -31ドル79セント(0.29%)

NASDAQ総合指数 2468.77ポイント +33.39ポイント(1.37%)

S&P500  1176.19ポイント +2.38ポイント (0.20%)

CME日経平均先物(ドル建て) 9570円 +70円

         (円建て)  9560円  +40円

米国10年もの国債金利 2.457% +0.059%

WTI原油  81.47ドル  -1.22ドル

GOLD  1369.8ドル  -7.8ドル


 米国株は銀行株急落の影響を受けたニューヨークダウが下落。一方、ハイテク株上昇でNASDAQ市場反発というちぐはぐな動きでした。CME日経平均先物は、連動性が高いNASDAQ市場の上昇を受け、しっかりに帰ってきています。円相場は海外で再び80円80銭台まで買われましたが、金利上昇を受けドルが買いなおされたことから81円40銭台と横ばい、対ユーロはドル・ユーロ取引の影響を受け113円70銭台に上昇して終わっています。
 週明けから日本でも決算発表が本格化しますが、予想を下回る企業は徹底的に売り叩かれるなど出入りの激しい相場になりそうです。米国ハイテク株人気を受けて日経平均は堅調に推移しそうですが、指数的には13週線と26週線にはさまれた狭いレンジの展開になりそうです。米国で債券市場の変化が顕著になりつつありますが、金利上昇が本格化すれば、日本の債券市場にも波及。資金運用難で債権投資を増やしている金融機関にとっては大きなダメージにもなりかねません。このところ海外投資家の銀行売りが目立つ背景に、債券投資評価損の拡大があったら…過剰流動性は否応無しに資産価格の引き上げに向かっていくのでしょうか。米国の金利が上がっても円高は続くのでしょうか…。対岸の火事の火の粉は否応無しに日本にも降りかかってきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ