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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2010/11 | 12
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海外投機筋の動きが鈍り、自然なかさ上げ相場が持続
25日の日本株

 日経平均株価:1万0079円76銭  +49円65銭  レンジ:1万0038円~1万0123円

 S&P500: 869.81ポイント +3.24ポイント

 出来高概算:19億2179万株   売買代金:1兆2379億円  

 騰落状況:値上がり1056、値下がり458

 日経平均サイコロ:8勝4敗  騰落レシオ:107  RSI:77

 25日線かい離:4.7%   25日線:9630円(前日9608円)


 今日の日本株は、欧州金融情勢が小康状態を取り戻したことや朝鮮半島の武力衝突が拡大しなかったことから、前日売られたものを買い戻す動きが強まり米国株が大幅反発したことを好感。円相場も落ち着いていたことから、先物買いに高よりしてスタートしました。為替が円安気味に推移したことから、前日売られた輸送用機器や電機製品など輸出産業が総じて高かったほか、不動産や建設まで買われるなど、どうやらTOPIX30 など日本を代表するような企業を買う動きが強まっているようです。一方、増資懸念がつきまとう、金融株や証券株などは冴えず、値下がり11業種中には内需系が多かったようです。ただ、イースター休日やクリスマス休暇入りを控え海外投資家の動きが鈍ったことから、相場は安定状態を取り戻し、今日も、値上がり10傑中、100円割れ銘柄が5銘柄を閉めるなど、個人や証券会社ディーラーの短期値幅取りの動きが強まっているようです。さらに、決算発表が終わり、通期見通しに比べ割安株が増加。この見直し買いも強まっています。レポート銘柄は、10月に入り、割安株を中心に選定してきましたが、ハイディ日高、コマツ、日立、ミスミグループ、ニフコなどが次々に水準訂正に入ってきました。

 ただ、今晩の米国市場はイースター休暇、明日は半日立会いと、しばらくは手がかり難の状態になりますから、国内短期筋の動きが目立ち、短期的な急騰相場が出てくるかもしれません。ただ、来週以降、来年の流れを展望する動きが強まってきます。12月にはヘッジファンドが新年度決算に入るところが出てきますが、これまでのように債券を組み込んだ運用ができるかどうか…。債券に廻していた資金をどこにシフトしていくかが注目されます。今年、年初から期待されながら、相場になりきれなかった環境関連、今年から萌芽し始めたWEB2.0 関連など、来年は運勢的にも大きな相場になりそうなのですが果たしてどうか…。日本の機関投資家は、新年度入りの時に、株式の持ち高を減らし、債券中心、外債中心の運用に切り替えたはずですが、国内債券は値下がりの危機にさらされ、外債投資は、為替の含み損をかぶっています。ポートフォリオの見直しは来年4月ですが、それまでにどれくらい、債券の損が積み上がるか…。まあ、いずれにしても債券から株式へ、という新しい流れが始まり、膨大な資金の受け皿になれる流動性に富んだ日本株が見直されてきます。「大きいことは良いことだ…」的な相場になっていくのかもしれません。

 いま、一生懸命になって、来年の占いをしていますが、来年は「七赤金星」。七赤は水が流れ集まってできる「沢」の星回り。沢は周囲を潤し、万物を成長させる「喜びの星」、「金銭の星」ということですがこれだけでも来年の相場に期待が持てそうな感じになってきます。今年の「八白」の星は停止の星とか革命の星とか言われ、突発的に色んなことが起こるものの、結局、良い状態で終わる…という事のようでしたが、どうもそんな感じになりそうです。占いの話を書くと嫌がる人が多いようですが、まあ、こんな相場の見方もあるということです。12月に入れば、年間の売り場(高いところ)、買い場(安いところ)をレポートで書いてみたいと思っていますが、今年も良く当たっていただけに、来年も請う御期待というところ。具体的な業種にも触れてみたいと思います。まあ、今日は想定どおりに動いていますので、あまり書くこともなかったので、来年の星周りに、ちょっとだけ触れてみました。22日に紹介した、新日鉄ソリューションがいよいよ200線に届いてきました。クラウド関連の有力企業としてこんなところでは終わって欲しくない。住友鋼管、イーグル工業経過良好ですよ。

 今日は、体調が優れませんのでこの辺で…

※ 現在、新規の会員を募集しております。詳しくは右のコメント欄をみるか、メールフォームでお問い合わせください。これまでの傾向を見ると、全体が加熱してこないと入会者が増えないという傾向があるようです。弱気が多い間が、花。 「人の行く裏に道あり花の山」ですが、そのあとに「いずれを行くも人の居ぬ間に…」という言葉がついていることをお忘れなく…

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好調な景気指標に支えられ反発も、投資家の気分はイースター休暇へ…
 おはようございます。

 ★24日の米国市場動向

 ニューヨークダウ 1万1187ドル28セント +150ドル91セント(1.37%)

 NASDAQ総合指数  2543.12ポイント +48.17ポイント(1.93%)

 S&P500  1198.35ポイント +17.62ポイント (1.49%)

 CME日経平均先物(ドル建て) 1万0145円 +105円

         (円建て)  1万130円  +90円

 米国10年もの国債金利 2.912% +0.13%

 WTI原油  83.86ドル +2.65ドル

 GOLD  1373.0ドル  -4.6ドル

 ドルインデックス  79.63 -0.05 


 昨日の米国株は、アイルランド救済に関し、具体的な金額が明示されたことや、朝鮮半島の武力衝突問題が小康状態を取り戻したことから、買戻しが先行。この日発表された雇用関係指標や消費関連指標がいずれも市場予想を上回ったほか、11月のミシガン大消費者信頼感指数確報値が速報段階から増額修正されるなど、米国経済の堅調な基調を裏付けるものが増加。終日、じり高する展開となり、結局、主力3指数とも、反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億9504万株減の8億2902万株。騰落状況は、値上がり2489、値下がり609でした。

 この日は、今晩の立会いが「感謝祭休日」になるほか、明日の立会いも半日立会いになることから、見送り気分の強い展開になりました。来週からクリスマス休暇に入るマネージャーも多く、ポジション調整の売買が先行し、今週は狭いレンジ内で乱高下する動きが強まりました。この日は、前日までに売られすぎた銘柄を買い戻す動きが強まり、原油価格の反発を受けたエネルギー関連株が買われたほか、金融株、バイオテクノロジー、証券など幅広く買われましたが、特にネット関連が2.4%、SOXX(フィラデルフィア半導体株指数)が2.69%それぞれあげるなど、ハイテク株に注目する動きが強まりました。一方、カナダ政府による鉱山手数料引き上げの噂を受け、鉱山株などの下落が目立ちました。

 この日発表された、新規失業保険申請件数(~20日)は、40万7000件。前週から3万4000件の減少になるとともに、市場予想の43万5000件も大幅に下回りました。また、トレンドをみる4週移動平均は43万6000件で、前週から7500件減少。2週連続して、壁であった45万件を下回り、雇用状況が急速に回復していることをうかがわせます。20日までの申請件数は、2008年7月以来の数字で、リーマンショック以前の水準を回復したことになります。一週遅れの、受給者総数(~13日)は418万2000件で、前週比14万2000件の減少でした。
 またこの日は、好調な経済指標や株高を受け債券が軟調に推移しましたが、この日、実施された7年債290億ドルの入札結果が、応札倍率2.63倍(前回3.06倍)、間接入札比率42%(同50.2%)と、ともに前回結果を下回る不調ぶりで、指標となる10年もの国債金利は2.912%に上昇。来週以降の金利情勢に課題を残す結果になりました。

 ニューヨークダウは、このところ書いてきましたように、先週16日につけた長大陰線内で、乱高下する展開となっています。4月高値時にもみ合ったゾーンが下値抵抗帯として機能しているものの、上値は25日移動平均線で押さえ込まれるという状態が続いており、あらたな刺激材料が必要な状況になっています。市場は雇用状況の改善などから、FRBの国債買取プログラム持続への疑問を持ち始めたようですが、会員お方はお分かりのように、バーナンキ議長は万難を配して持続するほか、景況感の改善による金利上昇から債券市場からの資金もあぶりだされてきます。先行きの、強気方針は変化ありませんが、株価の方向性としては、16日の長大陰線の方向を引きづったまま…。13週線の接近が待たれます。

★日本株について 米国株は急反発。CME日経平均先物も、円相場の落ち着きを映し、大証先物終値を90円上回る1万130円で帰ってきました。円相場は、イースター休暇前のポジション調整などから、対ドルが83円50銭台、対ユーロも111円40銭付近と、それぞれ円安気味に推移していましたが、国内に帰ってからはやや円安方向に動いており、今日は先物買いが先行。裁定買いなどもはいり堅調なスタートが予想されます。海外投資家がイースター休暇入りすることから、仕掛けてきな商いが減少。ファンダメンタルを反映した割安株や超低位株の水準訂正が続きそうです。中国株関連指数など分けの分からないものができたようですが、この指数を意識した関連株売買も活発になりそうです。海外市場が、実質的にクリスマス休暇入りしてくることから、薄商いの中、証券会社ディーラーや短期売買投資家など目先筋の影響が強まりそうです。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。




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