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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2011/07 | 08
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米国株高を受けた先物買いで、戻り高値更新…強弱感対立の原因になる?「幻のSQ値」
 今週は、週初の旅行疲れが尾を引き、頭がボーッとした状態が続きました。昨日は、術後検査で病院にいきましたが、そろそろ1年を迎えるということで、CTやら直腸検査や内視鏡検査などの予約とりで、院内を歩かされました。8月初旬は、検査だらけ…。直腸検査は初めてですが、また、何か出てきたらどうしよう…。「何時死んでもいいや」なんて、勝手なことをいっていましたが、お前はガンだ…といわれたとき、一瞬、貧血を起こし倒れそうになり、娘からバカにされました。まあ、何事も受け入れなければ仕方が無いのが人生でしょうか。それにしても、政治の暴走振りはひどい…。こればかりは、仕方が無い…では済まされない。自称ヒーロー転じて、独裁者になったか。そのうち戦中みたいに特高警察が突然来て拉致される時代が来ないとも限らない…。

 8日の日本株動向
 
 日経平均株価終値:1万137円13銭 +66円59銭   日経平均先物終値:1万160円

 TOPIX終値:874.34ポイント +3.86ポイント   騰落状況:値上がり863、値下がり601

 出来高概算:17億8477万株(内、SQ分2億8800万株) 売買代金:1兆2604億円(同2661億円)

 日経平均サイコロ:9勝3敗  騰落レシオ:138   RSI:86

 25日線かい離:+5.0%    日経平均25日移動平均線:9650円(前日比26円上昇)


 本日の日本株は、米国株が予想を上回る雇用関連指標を受け続伸した流れを受け、買いが先行。寄付きから1万200円を回復して始まりました。CME日経平均先物が1万195円で終わっていましたので、これにサヤ寄せする格好で先物が買われ、裁定買いが入ったことが、高よりのエネルギーになったようです。ただ、当面の目標値として意識される1万254円の窓埋めに接近。目標達成感が出たことから利食い売りも増加。週末を控えた手仕舞い売りもあり、次第に上げ幅を縮める展開になりました。また、この日はオプションSQでしたが、清算値は1万225円82銭に決まったものの、終日、この価格を上回れず、「幻のSQ」になったことも、先行きへの警戒感を強めた格好になっています。

 業種別では、その他サービス、鉱業、電気・ガス、不動産など25業種が上昇。一方、空運、その他金融、陸運、ゴムなど8業種が下落しました。個別では、前日に続き、大東紡や住友軽金属、OKIなど超低位株が買われたほか、市場予想を上回る業績を発表したリョービが上昇。株式分割を発表したヒラマツが買われるなど、個別の材料株も堅調でした。
 
 まあ、今週の日本株は好調に推移しました。日銀や政府が景気の見通しを示したことや、鉱工業生産指数の予想を上回る上昇という国内的な要因はあったものの、やはり、上げをリードしたのは、ギリシャ支援問題の一段落、米国経済指標の好転、悪材料に打たれ強くなった米国市場など外的な要因にリードされた先物高。円が81円台に軟化したことも貢献しています。また、6月のメジャーSQの清算値に比べ、上げ幅が拡大。これをヘッジする先物買いや弱気ポジションの解消も続騰に繋がったものと思われます。おかげで、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは138、RSIは86と3拍子揃っての警戒ゾーン入り。25日線かい離も+5%に拡大してきました。昨日も書いたように、震災発生の日の終値1万254円に近づいたことも目標達成感に繋がってきます。

 この数字で買い向かって行くのか、それとも危ないと見て利食い場を探すのか…。ここからさきは、自らの判断と責任で望むところでしょう。ちなみに、日経平均週足の、サイコロは7勝5敗、RSIは62と、ともに余裕含み…。指数的には、週のテクニカル指標が警戒信号を出したときの方が危ないのですが…。一目均衡表週足は雲を抜けてきました。来週の動き次第では、雲が下値抵抗に変わってくる可能性もあります。また、次に雲のねじれが発生するのは8月の頭…。これから見ると、まだ日柄は残っているような気がするのですが…。

 全ての鍵は、やはり米国が握っている。このところ、悪材料を受け付けない強さがありますが、今晩の雇用統計も強気に織り込んでいる。まさか、織り込み済みで……なんてことは無いでしょうね。
 
 今日は、免震関連株が大台買え、工場再建関連株は年初来高値に大手、農業復興関連株は本日年初来高値を更新。いずれも順調に値を伸ばしています。今日あたりから、先行し、一服していたグループが切り返しはj目増したので、来週以降大きく値を伸ばす場面が出るかも知れません。そういえば、上場来高値更新として注目してきたウェザーニューズが昨日新値を更新していましたが、何かを暗示しているのでしょうか。再注目しなければならないのが増えてきそうですね。
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雇用関連指標がサプライスとなり続伸…NASDAQ総合指数は8連騰
 おはようございます。 バーナンキFRB議長は、6月FOMC後の記者会見で、「米国景気の停滞は、日本の震災の影響による一時的なもの…」と分析しましたが、日本のサプライチェーンの回復とともに、米国の状況も改善し始めており、同議長の見方が正しかったことが証明されました。現在は、悲観に傾きすぎた振り子が、経済の現状に合せて戻る過程にあるようです。ただ、ISM製造業景況指数の内容を見ても、震災以前の内容とは見劣りしており、振り子が元のところまで戻るかどうかは流動的…。

 7日の米国市場動向
 ニューヨークダウ  1万2719ドル49セント  +93ドル47セント(0.74%)

 NASDAQ総合指数  2872.66ポイント +38.64ポイント(1.36%)

 S&P500  1353.22ポイント +14.00ポイント(1.05%)

 CME日経平均先物(円建て)  1万0195円  +115円

 米国10年もの国債金利  3.143%  +0.029%

 ニューヨーク原油  98.67ドル  +2.02ドル

 GOLD  1530.6ドル +1.4ドル

 ドルインデックス  74.9 -0.11


 昨日、欧州中央銀行(ECB)は、予想通り0.25%の利上げを発表しました。ただ、次回の利上げに関するトリシェ総裁の示唆的な発言は無く、市場は、当面、現状維持が続くものと判断。材料出尽くし感から、欧州主要市場はイタリアを除き全面高になっています。
 昨日の米国株は、欧州株が上昇したことに加え、ADP雇用報告、新規失業保険申請件数の雇用関連指標が、いずれも好内容だったことから、買いが先行し高寄りして始まりました。この日は、予想を上回る雇用関連指標に加え、小売り関連企業の6月売上が予想を上回り、消費の底堅さが確認されたことから小売り関連が上昇。また、利上げを受けユーロが上昇したことや、雇用関連指標の改善を受け、原油価格が上昇したことなどから、幅広く買いが入り、米国株は終日上げ歩調をたどりました。ニューヨークダウは、引け近く、1万2753ドルとこの日の高値をつけています。ただ、今晩発表される雇用統計への警戒感もあり、引けにかけてはやや上げ幅を圧縮しています。結局、ニューヨークダウとS&P500は続伸、NASDAQ総合指数は8連騰して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2147万株増の8億4065万株。

 業種別の値上がり上位は、非鉄、アパレル小売り、ギャンブル、職業訓練、素材など。景気敏感株の上げが目立ちました。金融、エネルギー、ネット、証券も堅調。一方、下落上位は、モーゲージファイナンス、タイヤ、家具、ヘルスケア、医薬品など。個別では、アルミ大手アルコアが1.5%、キャタピラーが1.4%、GE1.3%など景気敏感型主力株の上げが目立ちました。また、住宅競売に関し不正があったとされた銀行や住宅ローンサービス会社について、州や連邦政府と訴訟解決に向けた動きが進展した…と報じられたことから、バンクオブアメリカが約1.7%、JPオルガンが約1.9%上げるなど、銀行株もあげました。この日も、主要株の上げが目立ち、ニューヨークダウ採用30銘柄のうち、下落したのは、IBM,ファイザー、ベライゾンの3社のみ。

 米国株はこの日も、雇用関係指標のサプライズを受け、上昇しています。ニューヨークダウの日足ボリンジャーバンド、25日線かい離など、警戒信号を出すものも出てきました。過去、相場の転換点を暗示してきたRSIは67と、まだ過去の転換点(70%以上)には達していませんが、警戒ゾーンに近づいてきたことは確か…。ニューヨークダウの一段の上伸のためには、4月29日高値1万2810ドル(ザラ場は5月2日の1万2876ドル)抜けが条件になりますが、この場合でも新値更新後は一旦調整に入る可能性が強まります。週のRSIは、まだ60を超えたばかりで、警戒ゾーンの70%台には距離があり、押し目買い基調。4月高値まで残された値幅が少なくなっていますので、ここからは、無理をせず、高値更新がなるかならぬかを見極めるところでしょう。

 米国株は続伸。CME日経平均先物は、米株高、円安を好感し、大証先物終値を115円上回る1万195円で帰ってきました。レンジは1万0020円~1万0205円。円は、対ユーロでは利上げを受け116円70銭付近に、対ドルは株高や予想を上回る雇用関連指標を受け、81円20銭台に軟化。国内に帰ってからも、同水準で推移しています。本日の日本株は週末控えで動きが鈍りそうですが、米株高やCME日経平均先物を受け、先物先行で堅調な展開が予想されます。CME先物高値が1万205円をつけており、震災時から翌週の週足の窓埋め(1万254円)を意識する展開になりそう。ただ、過熱感を抱えたままの上げですから、窓埋め後は目標達成感から売られる可能性も…。今日の焦点は、S清算値を上回って終わり、来週につなげられるかどうか…。引き続き、クラウドサービスを中心にしたネット関連に注目。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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