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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2011/09 | 10
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雇用統計のマイナスサプライズで大幅続落…案外市場は冷静の側面も
 おはようございます。 のろのろ台風は関西に近づいているのでしょうか。ときおり風雨が強まることはあっても、なかなか、本格的に強まることはありません。でも、なめていると、午後からえらい目に会うんでしょうね。まあ、今日は、一日、家でおとなしくしていましょう。まだ咳がとまりませんし…。
 
 欧米市場は台風の襲われたような状態になっています。欧州は、ギリシャ支援に関する担保提供問題がこじれ始めていますし、昨日は追加的な財政引き締めをギリシャが拒否するという話まで流れ、逃げ場としてドイツ国債が急騰。問題債務国のCDSは軒並み過去最高を更新するという状態。ギリシャ財務相は、IMFやEUとの交渉が順調に運んでると必死にアピールしていますが、市場の不信感は募るばかり…。そこに、追い討ちをかけたのが、米国の雇用統計。7万人は増えるだろうという予想でしたが、蓋をあけてみると、非農業部門雇用者数の増加はゼロ…。前日、ゴールドマンザックスが、従来の5万人増を2.5万人に半減させましたが、それよりもひどい数字になってしまいました。おかげで、欧州市場も立ち直りのきっかけをつかめないまま、主要市場は軒並み2~3%の下落になりました。

 今回の雇用統計については、ハリケーンの影響(1万3000人)、ベライゾンコミュニケーションズのストの影響(4万5000人)などの特殊要因があったものの、統計期間中の財政赤字削減をもぐる混乱と削減額拡大による景気へのマイナスの影響、株価の急落などから、雇用を手控えた影響が大きかったようです。また、今回の統計で、前月分(7月)が速報段階の11万7000人増から8万5000人増、6月分も同4万6000人増から2万人増にそれぞれ大幅に下方修正されていたことも、失望感を招いたようです。以前から、雇用統計に関しては、粉飾がされているのでは…との疑問があったようですが、もしかしたら、今回は現実の状態を国民に突きつけたのかもしれません。来週には、オバマ大統領の雇用、景気対策に対する演説が行われますが、税金の支出を伴う項目については、共和党の反対が予想されることから、厳しい現実をつきつけ、国民の危機感をあおり共和党の妥協を引き出すものかもしれません。
 ただ、来年の選挙を前に、相手の得点につながることを、許すはずも無く、結局、効果的な対策を引き出すことはできなくなるのかもしれません。でも、FRBがQE3を含む追加的な金融緩和に踏み込む口実はできた…ということえしょう。
 
 2日の米国市場動向 
 ニューヨークダウ  1万1240ドル26セント -253ドル31セント(2.20%)

 NASDAQ総合指数  2480.33ポイント  -65.71ポイント(2.58%)

 S&P500  1173.97ポイント -30.45ポイント (2.53%)

 CME日経平均先物(円建て)  8825円 -115円

 米国10年もの国債金利 1.991% -0.143% ←リーマンショック時より低下

 ニューヨーク原油  86.45ドル -2.48ドル

 GOLD 1874.4ドル  +47.7ドル

 ドルインデックス  74,70 +0.16


 昨日の米国株は、欧州株が債務国問題を嫌気して急落していたところに、朝方発表された雇用統計で雇用の伸びがゼロになるというマイナスサプライズが発生。急落してスタートしました。連邦住宅金融局が、住宅担保ローン証券(MBS)の販売に関し十分な説明が無かったとして、大手銀行17社に対し損害賠償を請求する、として金融株が売られたほか、景気の先行きを懸念し、景気敏感株も売られるなど、ほぼ全面安商状となりました。リスク回避の動きから金や債券が買われ、金関連株が上昇していました。3連休を控えていることから、押し目買いには慎重な投資家も多く、反発らしい反発もないまま、引けにかけ下落。ニューヨークダウは引け近くに、この日の安値1万1211ドル(前日比282ドル安)をつけています。結局、主力3指数は続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比4223万株減の9億7359万株。騰落状況は、値上がり445、値下がり2590でした。

 業種別に値上がりしたのは、金価格の上昇を受けた金鉱山、貴金属のみ。一方、下落上位は、銀行、タイヤ、損保、生保、鉄鋼など。ニューヨークダウ30種は全部が下落。MBS販売に伴う賠償請求を嫌気し、バンクオブアメリカが8.3%、JPモルガンが4.6%急落したほか、アルコア3.6%、キャタピラーが3.6%、スリーエムが2.8%下落するなど景気敏感株の下落が目立ちました。

 米国株は雇用統計のマイナスサプライズ効果から、大幅続落しています。ただ、ISM製造業景況指数の雇用指数が53.5から51.8に急低下していたことや、ADP雇用統計で製造業の減少が確認されていたことから、ある程度の伸び悩みを市場は予想していたようで、これまでの急落局面のように出来高をともなう下げにはなっていないことは注目点…。来週は、オバマ大統領の雇用・景気対策の演説があるほか、長期金利が2%を割れ、デフレ懸念が現実のものになってきたことから、多くの政策的な対応も期待できます。また、新興国にとって金融政策の指標的な存在であるブラジルが利下げを実施。過剰引締め懸念がでている新興国の金融政策に変化が見られだしたことも注目ポイント…。なにより、相場から離れていたファンドマネージャーや行政担当者、政治家などが休暇明けで職場に復帰してくることから、いろんな歯車が回転してくることもあります。まずは、これから起こる流れを見極めることが大事です。詳しくは、レポートで考察してみます。

 米国株は、大幅続落。CME日経平均先物は、大証終値を115円下回る8825円で帰ってきました。レンジは8800円~9015円。欧米株に比べ下落率が小さくなっていますが、昨日の下落で織り込んでいたこともあるようです。来週は週明けの米国市場がレーバーデーで休日になるため、CME安を受け軟調な始まりになりそうです。リスク回避の円買いで相場が高止まりしていることから、主力輸出株を中心に軟調な始まりが予想されます。先週の戻りで、25日線まで戻した銘柄も多く、当面の目標達成感がでていることも動きを鈍らせそうです。当面は、材料待ちの展開ですが、週末のメジャーSQを控え、先物の売り玉を溜め込んでいる欧州系証券の動きが焦点になりそうです。外部環境が許せば、裁定買いから指数銘柄の上げが始まるか…も?
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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