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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2011/09 | 10
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増加のとまった米雇用への失望売りやアジア株安を嫌気し、大幅続落
 米国の雇用増加がゼロになったという、マイナスサプライズを抱えて始まった週明けの相場は、大荒れの展開になっています。世界の景気敏感株の日本や韓国、シンガポール、台湾など輸出依存の高い国は、世界の景気減速を嫌気し2%を超える下落になっています。また、中国も、金融がオーバーキル状態になり、企業は窒息寸前…。おまけに、先ごろ発表されたPMI指数の内訳を見ると、電気機器の輸出受注が急減。欧米市場の需要が弱くなっていることを示しています。アジア全体が、世界景気の減速を警戒しているようです。

 また、週明けの相場がスタートした欧州市場は、軒並み2%近く急落して始まっています。米国の雇用の伸びが止まり、米国株が急落したことを織り込む動きでしょうが、やはり根本的な要因はギリシャ問題。欧米市場の混乱についてはレポートで2号にわたって解説してきましたが、欧州問題は多臓器不全の様相を呈してきました。本来なら、今日、80億ユーロの支援が実施されるはずでしたが、EU、ECB(欧州中央銀行)、IMF(国際通貨基金)の3者とギリシャの関係者で先週まで、査定が進められていたといいますが、融資の前提としてギリシャが約束していた財税赤字比率(対GDP)が公約を上回ったことから、作業を中断し、融資が実行されるかどうか不透明になってしまいました。このままでは、デフォルトに陥る可能性も出てきますので、それを心配して売られているところもあります。

 でも、それだけならいいのですが、ギリシャへの融資を行う予定のフィンランドが、融資に対する担保の提供を要求。一歩も引かないだけでなく、他の融資国も担保を要求し始めましたから、問題が複雑になり始めました。EUでは、欧州金融安定化基金の権限を強化し、有事にはIMFと共同して機動的に対処できる体制を作ろうとしているといいますが、これに対しても、他の加盟校から、同基金の運用体制を変えるには、加盟国全体の合意が必要と要求され始めました。これでは、有事の際の機動的な運用ができないことから、今日の市場では、イタリアやスペイン、フランスのCDS金利が過去最高に上昇。ギリシャにいたっては2420BPSに跳ね上がっています。

 まあ、ギリシャが、アイルランドのように、きっちりやってくれれば問題は無かったんでしょうが、ラテン系独特のいい加減さがでたのかも知れません。結局、この見通しが狂ったのも、景気よりもインフレ抑制のほうが必要として、反対を押しって2度も利上げした影響が出たんでしょう。世界の株価がおかしくなったのは、7月7日にECBが年内2度目の利上げを実施してから…。結局、インフレを退治する前に、金利上昇が足腰の弱い国の経済を直撃して、見通しを狂わせた…ということなんでしょう。また、また、インフレ恐怖症のドイツがやってくれた大チョンボです。 この混乱をどう収めようというのでしょうか。ユーロのおかげで稼がせていただいているドイツが、とことん面倒見ます…と一言言えば片がつくのでしょうが、そんなこといったら、ドイツの国民が黙ってはいない。

 実際、昨日行われたメルケル首相のお膝元の地方議会選挙で与党が大敗するという結果になってしまいました。これまた大事なときに選挙に負けてしまいました。ギリシャへの支援が根っこにあるのは間違いないでしょう。これで、簡単に支援する…なんていえませんわねメルケルさんは。だから、多臓器不全と書きました。当座、これを治める処方箋はないのではないでしょうか。結局、危機の引き金を引いた金利をいじるしかないとおもいますが…。8日に開催されるECB理事会で何が決定されるか…。当面は、これを見ておくしかないのでは。

 米国に関してはレポートの解説を参考にしてください。まあ、考えようによっては、アジアもECB利上げの被害者と言えなくもありません。日本が、むざむざとはまってしまった「偽りの夜明け」の罠にEUが見事にはまってくれました。米国は、バーナンキFRB議長を中心に必死になって日本病にならないように抵抗していますが、TEA PARTYにひきづられた共和党が足を引っ張って、日本病に感染することになるのでしょうか。まあ、少なくとも、ECBの2度目の利上げと株式市場の天井が一視しているということは、真犯人は誰かを示していると思うのですが。

 今日の日本株は、先週末、雇用統計のマイナスサプライズで急落した分を織り込む動きから、急落してスタート。CME日経平均先物の終値8825円とほぼ同値の8828円で寄り付いてきました。欧州の混乱を映しユーロが下落。円の対ユーロ相場が108円台に上昇したことを嫌気し、機械や輸送用機器などが売られたほか、米国で政府機関が証券化商品で不正販売があったとして、野村證券を含む大手17社に損害賠償したことを嫌気、野村ホールディングスが急落するなど全般に売り物が増加。GLOBEX市場で米国株が軟調に推移したことやアジア株安から、立ち直りの機会がないままに、下落幅を拡大。先物売が断続的にでたことも裁定解消売りの増加につながり指数の下落幅拡大につながりました。結局、日経平均は166円28銭安の8784円46銭、TOPIXは13.96ポイント安の755.82ポイントと、ともに続落して終わりました。出来高は15億9508万株、売買代金は1兆2億円と大台われ寸前。 日経平均サイコロは7勝5敗、騰落tレシオは80、RSIは38と、整理は不十分。

 レポートでは前号から復興関連株の期日迎え相場と中小型成長株に注目するように書きましたが、今日は浚渫株や前号で注目したディーシーなどが逆行高していました。また、月間売上高が増加したユナイテッドアロウズ、独自の事業性で成長するウェザーニュースなどが、プラスで終わってきました。まあ、次は、予定通り25日線で頭を押さえられた主力株が、どこで二番底をつけて、次の13週線を目指して反発するかのタイミング探し…というところ。ただ、世界の景気に左右されて業績が伸び縮みするような企業はこれからはおいていかれる。米国でも、次の成長分野が見つからないことが株価の低迷につながっています。「成長」というキーワードは下落相場のなかでも変わらないようです。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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