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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2011/09 | 10
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下げ止まらないアジア株やGLOBEXの米株安を嫌気し、全面安…先物の売り崩しの動きも
 欧州情勢に変化が出てきたようです。ギリシャは相変わらず能天気で、「お約束しましたたいGDP比7.6%の財政赤字目標を緩和してもらえませんか…」ときました。先週の段階で、赤字が8%を超えるとして、ギリシャまで交渉にきていたEU,ECB、IMFの職員が、「話が違う。10日間の猶予をやるから、その間に、もっと歳出カットをして出直して来い」と、交渉の席を立っていましたが、期限の12日までまだ間があるのに、早くもギブアップでしょうか…。このままでは、融資が実行されず、デフォルト(債務不履行)を起こす可能性も出てきます。CDSなどの市場の評価は、完全にデフォルトを起こすと見ていますから、あとは、どうやって問題児を追い出すか…ということでしょうか。しかし、追い出すにしても、そのルールがEUにはないときていますから、どこまでも、穴だらけの組織だったということでしょうか。

 ただ、さすがにこれだけ乱れてくると、ECBとしても放置しておくことはできず、次回のECB理事会ではインフレ退治の錦の御旗は置いといて、景気を意識した方向に政策転換をするようなニュアンスを出してきたようです。さすがに、利下げまでは踏み込めないでしょうが、タカ派的な動きが弱まったことを好感し、今日の欧州株は反発して始まっています。また、リスク回避通貨として買われ通貨高が国内経済に悪影響をもたらしていたスイスは、とうとう、1ユーロ1,20スイスフランに固定するユーロリンクに踏み出しました。これを下回るようなスイスフラン高は、容認しないとして、徹底的にユーロを購入する用意があると発表。スイスフランは暴落。これを好感してスイスの株式市場は4%を超える急騰になっています。

 以前から、投機筋に対し警告を発していましたが、とうとう実行に移してきました。口先ばかりでなんにもできないどこかの国の中央銀行とは大違いですね。政府と中央銀行が何が何でもやるという姿勢を見せれば、成功するという好事例ですが、ドル買い介入すれば国内に出回る資金が増えてインフレになるなど、理屈ばかり並べて、20年間もデフレを放置してきたところに何を言っても無駄でしょうか。それとも、東大を卒業していないオックスフォードやケンブリッジの卒業生なんかのやることなんか知らんわ…ということでしょうか。最近のいろんなトラブルを起こすところは、一応に東大がらみが多いようですが、なんだか、教育方針に問題があるんではないでしょうか。昔は、国立大学は、学費もだせない貧乏家庭の子弟がいったものですが、今では、東大に通う学生の家庭収入がもっとも高くなっているといいます。結局、金をかけて受験技術を学べるものだけが入学できる…全部が全部、そうではないでしょうが、なんか、教育がおかしな状況になっているような気がします。

 普通なら、20年も同じことを繰り返してきて、うまくいかなかったらやり方を変えてみるものですが、それをしないところが、国民生活よりも、営々と先輩方が積み上げてきた理論を守ることのほうが大事ということでしょう。今の官僚の問題もすべて、国民のことを忘れ、上司から営々と伝わったことを守ることが大事になっているところに齟齬が生まれているということ…か。終戦後、マッカーサーがやったように、まず高級官僚の公職追放からはじめるのが先のような気がしますが…。そのときは、そのときで、また何か裏でこそこそやってゴキブリのように生き残るのでしょうけど…。東大に入ったら、まず「恥を知る」ことから教えるべきだと思いますが…。正直、スイスの役人さんがうらやましい。

 またまた、脱線しましたが、スイスフランが暴落したおかげで、同じ安全通貨として買われた円も77円台に上昇。売られていた株の先物も一時8700円台を回復しています。でも、大丈夫なんでしょうか。今晩の米国株が波乱すれば、スイスフランは介入が怖いので、円に買いが集中する可能性がでてきます。いままでのように「注意して見ていく」など生やさしい口先介入では通用しなくなるでしょう。今度介入をするなら、徹底的に追い上げ介入をするぐらいのつもりでないと、また、投機筋を元気づかせてしまうだけのことになります。日本は、すべてのことにおいて、もう少し高飛車に行動することを学んだほうがいいような気がします。

 まあ、横道にそれてしまいましたが、欧州株は暴落、アジア株も立ち直りのきっかけをつかめない…GLOBEX夜間取引市場では、ニューヨークダウが、一時、390ドルも下げる。またまた、日本市場に弱気の虫がはびこり始めたとして、欧州投機筋が動き始めました。今日も、海外の弱い話を流しながら断続的な先物売りで攻撃。裁定解消売りで指数銘柄を押し下げ、結局、日経平均は193円89銭も下げてしまいました。今日は、再び長期金利が1%を割り込んだように、「債券先物買い・株先物売り」のプログラム売買が増加したことも下落に拍車をかけています。まあ、ここまで、先物売りを積み上げてきた欧州系証券がSQを控え買戻しを入れているために大崩にはなりませんが、もし、裁定買い残が2兆円とか3兆円規模あったら、とてもこの程度の下げではすまなかったことでしょう。

 今日の下げで、引け値ベースでは日経平均は震災後の安値を更新しました。逆三尊底への期待も消えました。三本新値も陰線が一本追加されました。ただし、あと2~3本陰線が入れば陽転しやすくなることもあります。また今日は、直近まで踏ん張っていたグリーなど小型株が、緊張の糸が切れたように下落しています。以前も書いたように、「よーい、ドン」でスタートする前には、みんな強制的にスタートラインに並ばされます。8日「白露」から気替わりになりますが、この日にはECB理事会、オバマ大統領の雇用・景気対策に関する演説、バーナンキFRB議長の講演。翌9日にはG7財務相・中央銀行総裁会議というのもあるらしいですが、何かでてきて流れがかわるのでしょうか。そういえば、今日は日銀の金融政策決定会合とかいうのもやっているらしいですが、何もでるはずは無いですよね。なにしろエリート集団ですから。踏み外すことはご法度ですし…。

 とにかく、日本は、他の国と違い財政出動がある数少ない国。今期の利益予想も減益ながら上積みが続いている…。来期はもしかしたら、過去最高益を更新か…なんて景気の良い話も出ている。そろそろ、日本国民も虎の子の資金を銀行に預けて生産性の無い国債購入に回されるよりは、より生産性のある株式市場に回したほうがいいような気がするのですが。まあ、全部が全部売られたら、次の相場のスタートが近いということ…。
 今日は地方経済に関する講演依頼があり、話しをつめるのに時間がかかってしまいました。日ごろの憂さ晴らしをかねて書きなぐってしまいましたが、これから日本は微妙な立場に立たされます。投機筋も、野田内閣の本気度を試しに来ることでしょう。野田政権には見せ掛けの格好良さではなく、荒々しいスピード感のある対応を求めたいものです。
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米国市場は休場だが欧州は債務国問題がエスカレート、銀行への訴訟問題も絡み市場は大荒れに
 おはようございます。 欧州の金融市場は大荒れの展開になってきました。以前から、「天に向かって吐いた唾が、自らの顔にかかる時期が来る…」と心配していましたが、唾は空で凍って雹になって、顔面にパンチの嵐を浴びせているようです。ドイツの経済相は相変わらずのKYぶりで、タカ派の発言を繰り返すばかり…。トリシェECB総裁も現状の政策を変えるつもりは無いことを示唆しています。金利引き上げの効果で、8月のEUサービス業PMIは2005年11月に調査を開始して以来の最低水準に落ち込んでいます。こんな事態になっても、「インフレがインフレが…」と、繰り返すばかり…。

 大体、今回のインフレの原因は、新興国の食糧事情の変化による穀物市況の上昇。需給関係が背景にありますから、金融政策で押さえ込もうとしても無理があります。中国だって片方で賃金を引き上げながら、もう一方で、金融を引き締め、いまや産業金融は窒息状態。国際協調で穀物の増産に取り組むなど、根本的な供給不足に対処しないと、解決できない問題。このままでは、オーバーキルになって、景気がダメージを受けるのは必至。この元凶になった欧州市場の株価の下落がひどいのが、非常に暗示的です。

 ドイツでは、ギリシャへの支援を嫌気して、メルケル首相のお膝元の選挙で、与党が大敗。ますます、支援がやりにくくなってきました。もともと、ギリシャの対GDP赤字比率の見通しが狂ったのも、ユーロ安の恩恵を受け輸出景気が盛り上がったことで発生した自国のインフレ退治のため、無理やり利上げを実施。これが、ギリシャの景況感を悪化させ、利払い負担を増加させたことも影響していたはずです。ユーロ安で稼ぐだけ稼いでおいて、支援には後ろ向きになる…こんな、ドイツの勝手な姿勢を市場は指弾してるのではないでしょうか。ドイツの株価の下落がもっともひどいのも暗示的です。

 昨晩書いたように、支援に際しての担保の徴収や欧州安定化基金の運用への変更に加盟国の全会一致が必要とする提案など、これまでドイツやフランスなど有力国が一方的に推し進めてきた運用手法に、他の加盟国からの批判的な動きが強まってきました。なんだか、今の新興国と先進国との対立構造と似通ってきました。今回は、米連邦住宅金融庁による、大手17行のMBS販売への損害賠償請求という、おまけがつき、混乱を拡大させている側面がありますが、根源はEUの統治の問題…。市場は、域内の問題国への資金還流が滞ると懸念しています。この多臓器不全状態の重症患者をEUはどうやって救おうというのでしょうか。

 ちなみに、昨日の(債務不履行リスクをカバーする)CDS市場で、イタリアのCDSがスペインを上回るという事態もおきています。市場は、早急な対応を求めていますが、8日のECB理事会は何か答えをだしてくるのでしょうか。

 昨日の欧州主要株式市場動向
 
 英国FTSE100指数  5102、58ポイント -189.45ポイント(3.58%)
 
 ドイツDAX指数  5246.18ポイント -292.15ポイント(5.28%)←強烈です

 フランスCAC40 指数 2999.54ポイント -148.99(4.73%) 


 米国市場はレーバーデーで休場。非公式のGLOBEX取引では、ニューヨークダウは一時260ドル近く下落。日経平均(円建て)も8660円と昨日の大証先物終値を110円下回り取引されています。市場の混乱を受け、ユーロが急落。対ドル相場は週末の1.4203から1.4083ドルに下落。ドルの急伸を受け、円も一時77円台に軟化していました。対ユーロは108円30銭台に上昇しています。今日の日本株は、欧州市場の混乱やGLOBEXでの米株安、日経平均安を映し、軟調な展開が予想されます。欧州で銀行株は売られた流れを受け、米連邦住宅金融局の提訴を受けた野村ホールディングスやモルガンスタンレーの親会社である三菱UFJなども売られそうです。また、ドル高や世界的な景況感の悪化を受け、資源価格が軟化していることから資源株も軟調に推移しそうです。当面、連休明けの米国市場を見たいということから、見送りムードが強まりそうですが、GLOBEX市場を見ながら神経質な展開が続きそうです。また、金融がオーバーキル状態になっている中国の動きも懸念され中国関連株もさえない動きになりそう。当面、復興関連や一部ネット関連、高成長企業などを個別に物色する流れか?先物売りにともなう裁定解消売りの増加が懸念材料。


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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