大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2012/06 | 07
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EUサミットのポジティブサプライズを受け急反発。予想を上回る経済指標も支えとなりNYダウは高値引け
 おはようございます。 昨晩はすっかり気が緩んだうえ、昼過ぎに飲んだアレルギー薬のおかげで、朝まで寝てしまいました。6月初めからテクニカルを頼りに強気してきましたので、緊張のタガが緩んでしまったようです。ご容赦!

 さて、昨日のEUサミットは事前に根回しされている可能性があり、なめてかからないほうがいいかもしれない…と昨日朝書きましたが、ふたを開けてみると、投機筋に一撃を加えるような内容になりました。7月に発足するEMSが直接銀行に資金供給できるようにしたほか、国債の買い支えも実施。監督権限については、ECBに統一する方向が示されました。また、財政統合に向けた工程表も作るなど、市場に配慮した内容になりました。ただ、ESMの債権が他の債権に優先するという項目の見直しはせず、スペインに関しては、EFSF時代に融資を決めたもので、EUが優先弁済権を放棄するという格好でおさめをつけています。

 決定内容を見ていると、金利上昇に苦しむスペインうやイタリアと、ドイツのメルケル首相との間で、どんなやり取りがあったか容易に想像がつく感じですね。昨日朝の書き込みで、イタリアのモンティ首相が、国債買い取りなど、市場の安定化策が実施されないと、成長協定には調印しない…という決意について書きましたが、どうやら本気だったようですね。まあ、スペイン、イタリアにとっては満足のいく結果になったんでしょう。ただ、欧州共同債や銀行の預金者保護、銀行破たん処理などの懸案事項に関して何の決定もなかったことを見見ると、南北痛み分けで終わった…ということでしょうか。まあ、散りあえずの時間稼ぎには成功した…ということですね。

 昨日は、ドイツ議会がESMの設立を圧倒的多数で批准。発足ぎりぎりになっての批准のうえ、ドイツ司法裁判所が、審議不足を指摘するなどしていましたから、心配していました、とりあえず最大金主が批准したことで、7月1日には無事発足することができることは、安心材料です。ただ、このところ、ドイツの司法側から、EU関連の決定内容について、不備が指摘されるケースが増えていることや、産業界は競争力確保のためにユーロの保持が必要とする意見が多数を占めるものの、国民の間ではドイツの負担ばかりが増えるEUやユーロへの不満が増加。反対者の比率が40%を超え、半数に接近していることは、将来大きなリスク要因になる可能性もあります。今回の合意内容への司法の判断は大丈夫でしょうか…。また、今日で締め切られた域内銀行の自己資本比率9%は、達成できたのでしょうか…? まだまだ投機筋の付け込む余地はある。

 29日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2880ドル09セント +277ドル83セント(2.20%)

 NASDASQ総合指数 2935.05ポイント +85.56ポイント (3.00%)

 S&P500 1362.16ポイント +33.12ポイント(2.49%)

 CME日経平均先物(円建て) 9105円 +95円

 米国10年物国債金利 1.654% -0.070%

 ニューヨーク原油 84.96ドル +7.27ドル

 GOLD 1604.20ドル +48.2ドル

 ドルインデックス 81.59 -1.01
 

 昨日の米国株は、朝方発表されたミシガン大消費者信頼感指数、個人消費はともにさえないものだったものの、EUサミット合意が市場の見方を覆すポジティブサプライズになったことを好感。弱気ポジションの巻き戻しなどから大幅反発して始まりました。為替市場でもリスクオフの巻き戻しが起きドルが下落。原油、金など国際商品価格が急騰したことを受け、資源・エネルギー株が上昇。ドル安を好感した輸出株も上げるなど、ほぼ全面高。新しい景気の牽引役になりそうな住宅関連株も買われるなど、終日買われる展開が続き、結局、主力3指数とも急反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億8769万株増の10億9059万株。騰落状況は、値上がり2688、値下がり407。VIX指数は、13.34%下げ、17.08に低下しています。

 ニューヨークダウは急反発。ダウ30種は、値上がり29、値下がり1(JPモルガン)。欧州で銀行株が買われた流れから、バンクオブアメリカが5.68%上げたほか、輸出株、景気敏感株などがダウの上昇率を上回る上げになりました。業種別では、醸造、非鉄、ビール、住宅建設、家電などが上げ上位。靴、自動車、空運などの下げが目立ちました。
 ダウは、寄り付き安、引け高の「陽の丸坊主」で終了。以前から課題としてきた先週木曜日の長大陰線を一気に上回り、再び、2月~4月のレンジ相場内に入ってきました。先週レンジ内に復帰した時は、113週など下落中の移動平均線の影響をうけレンジ外に押し戻されてしまいましたが、今回は果たしてどうか…。今後の見通しなど詳しくは、明日発信のレポートで分析します。

 米国株は急反発。CME日経平均先物は、大証終値を95円上回る9105円で帰ってきました。レンジは8795円~9115円。円は、リスクオフの巻き戻しが強まったことから、対ユーロは、101円台に急落。対ドルも79円80銭台に軟化しています。週明けの日本株は、EUサミット合意の余波から強含みに始まりそうですが、週末の上げで、25日線かい離が+4.1%に拡大。騰落レシオも警戒ゾーンの120%を超える122.9%に上昇するなど、気になる指標も出てきています。当面の目標、今後の見通しなど、詳しくはレポートで分析します。
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JPモルガンの損失拡大懸念やEUへの懸念から急落するも、EUサミットでのポジティブサプライズに備えた買いから、下落幅を縮めて終了
 おはようございます。 今日も朝から強い日差しが差し込み、目を覚まされました。梅雨前線が居座っており、天気予報は雨の予想が多かったのですが、北から暖かい空気が入りこみ、晴天続き…。予報は外れっぱなしでした。このまま、梅雨前線が南下して、梅雨明けになるのでしょうか。今年は、あまり先入観をもって物事を見ないほうがいいのかもしれませんね。

 さて、欧州では、EUサミットが始まりました。市場は事前の首脳の発言を受け、なにも決まらない…というのが大勢です。ただ、市場の混乱を考えると何らかの対策を講じる必要があることも確か…。特に、焦眉の急として、金利が急騰するスペイン、イタリアをなんとかする必要があります。イタリアのモンティ首相は、国債の買い取りなど対策が打ち出されないと、今回のサミットで合意が急がれている「成長・雇用協定」に署名しないとも言われています。これに対し、SPV(特別目的会社)の資産を裏付けとするカバードボンドの発行案が浮上。検討が始まっているといます。過去、北欧の財政改革の時にも効果を発揮した手法で、金利低下につながる資金調達法として、急浮上してきました。おそらく、サミット前から検討されてきたことでしょうが、今回のサミットが、いつになく重要なものと各国首脳が認識していることが垣間見れます。あまり、なめてかからないほうがいいのかもしれませんね。

 昨日発表されたユーロ圏の景気指標は、月を追うごとに落ち込みが厳しくなっており、早期の成長刺激策が待ったなしになっています。ECBは7月初旬にも、景気刺激を狙い思い切った利下げ(1%→0・5%?)を実施する可能性もあるようです。LIBORなど市場金利の動きをみると、すでに大幅な金利低下を見越して動き始めています。ドイツのCPIが2%を切ってきたことも大幅な利下げ余地を高めています。とにかく、欧州の指導者はしつこい市場の攻撃に辟易としており、何かポジティブサプライズを準備している可能性もあります。昨日の、日本株、底堅い欧州株、引けにかけ急激に値を伸ばした米国株…市場は何を感じているのでしょうか?

 28日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2602ドル26セント -24ドル75セント(0.20%)

 NASDAQ総合指数 2849.49ポイント -25.83ポイント(0.90%)

 S&P 500 1329.04ポイント -2.81ポイント(0.21%)

 CME日経平均先物(円建て) 8835円 -35円

 米国10年物国債金利 1.584% -0.038%

 ニューヨーク原油 77.69ドル -2.52ドル

 GOLD 1550.40ドル -27.0ドル

 ドルインデックス 82.74 +0.19


 昨日の米国株は、欧州の景況感悪化やEUサミット後の市場の反応などを懸念した売りに加え、JPモルガンのデリバティブ損失が、当初の20億ドルから90億ドルに大幅に拡大する、との報道があったことから、朝方から売りが先行。大幅安してスタートしました。欧州でのLIBOR操作疑惑などもあり銀行株が売られたほか、EUへの懸念からリスクオフのドル買いから原油が急落。これを受け、資源株が下落するなど指数の足を引っ張り、ニューヨークダウは、寄り付き後まもなく、この日の安値1万2450ドル(前日比176ドル安)をつける場面もありました。売り一巡後は、回復傾向を強める住宅への期待感なっどから関連株を中心に押し目を買う動きが強まったほか、引けにかけては、EUサミットでのポジティブサプライズを懸念した買いが増加。下落幅を急速に縮めています。ただ、すべての下落幅を埋めることはできず、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2億2086万株増の9億290万株。騰落状況は、値上がり1715、値下がり1321と値上がり数が上回っています。

 NYダウは小幅反落。ダウ30種は、値上がり13、値下がり16、変わらず1。損失拡大を嫌気してJPモルガンが2.45%下落したほか、ドル上昇を嫌気し、輸出関連やハイテク株がさえないうごきでした。一方、薬品や食品、生活必需品などディフェンシブ系がしっかりでした。
 ニューヨークダウは、一時176ドル安する場面がありました。出来高は前日比2億株強増加しており、EUサミットを懸念した見切り売りが出たことを暗示しています。ただ、この日も25日線に接近するところから急速に反転。150ドルの下ヒゲをつけて終わっています。月曜、火曜も25日線付近から下ひげを残しており、市場が25日線を下値支持とみていることがわかります。引き続き、長大陰線内の動きとみますが、当面は、上値から下落してくる50日線の圧力をしのげるかが焦点になりそうです。テクニカルな上値圧迫を一掃するポジティブサプライズが望まれます。

 米国株は反落。CME日経平均先物は大証終わり値比35円安の8835円で帰ってきました。レンジは8775円~8880円。円は、米金利の低下やEU圏の景況感悪化から、対ドルで79円40銭台、対ユーロは98円80銭台と、ともに上昇して帰ってきました。本日の日本株は、EUサミットの不透明感や週末控えで手控え気分の強い展開になりそうです。米国債金利の低下やCMEレンジ下限が8775円だったことから、売り仕掛け的な動きが出ることもありそうですが、EUサミットの結果を考えるとポジションを作ったまま週を超す動きはしたくないはず…。結局、指数はCMEの終値水準で、サミットの結果を待つことになるのでしょうか。週末の手じまい売りもあり、今日は、来週も買われる株とリバウンド一巡株の選別がありそうです。
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先物買い(月末のドレッシング?)買いにリードされ、全面高で続伸…欧州の景況感の悪化を懸念
 なんなんでしょうね。アジア市場は高安まちまち。GLOBEX市場の米国株先物は終日軟調。今晩から始まるEUサミットへの警戒感で、ユーロが下落。あまり買われるような相場環境ではないのですが、三桁の上げになりました。明日が、四半期末になりますから、評価上げのドレッシング買いでもはいったんでしょうか。昨日から毛色の変わった銘柄が動き始めましたから、買いそびれていた人がでてきた可能性がありますね。

 まあ、そんなときは往々にして流れが変化するもの…。今日の日経平均は、143円62銭高の8874円11銭、TOPIXは13.33ポイント高の758.81ポイントと続伸して終わりました。引けにかけ買い上げられ、ほぼ高値圏で終わっています。騰落状況は、値上がり1228、値下がり348。33業種のすべてが値上がりするという、非常に強い相場でした。今晩から、EUサミットが開催され、イタリアの国債入札もあることから、心配してユーロが下落しているにもかかわらず、輸出企業まで値上がりしている…。結局、先物が買われ(買い戻され?)これが裁定買いを誘発。指数を押し上げた、ということでしょうか。今日の指数寄与度トップはファナックで14.4円、次がソフトバンクで13円、以下ホンダなど輸出株が並んでいます。先物買いの中身はわかりませんが、政策的な買いが入ったことは確かでしょう。

 頑張って指数を引き揚げ、それを見て安心した個人投資家が買いつくという展開ですが、今日の引け段階で、日経平均サイコロは7勝5敗と余力を残していますが、RSIは71%と直近の高値水準の71%と肩を並べてきました。また、25日線かい離も2.9%に拡大。中間反落が起きやすい3%に近づいています。さらに、物色派にが拡大したことから、騰落レシオも116%に拡大。警戒ゾーンの120%に近づいています。また、日足一目均衡表の雲の下限に接近、ボリンジャーバンドの+2シグマにも接近…目先、上値抵抗を気にしなければいけないところに来ているような感じがします。まあ、あくまでも指数の話ですが、騰落レシオは、全体を見る数字ですので、これが120%に接近したということは銘柄の絞り込みが始まる可能性も示唆しています。

 ちなみに、今日の欧州ですが、イタリア国債入札や銀行への支援スキームの不透明さを嫌気してスペイン国債が再び、危機ラインの7%大台に乗せています。また、ドイツの失業率が前月比では横ばいだったものの予想を上回る6.8%に、ユーロ圏の製造業景況指数前月の-11.4から、-12.7に悪化。予想の12.0よりも悪化するなど景況感の悪化が一段と進行。欧州市場は、ドイツの1.5%安をはじめ、ほぼ全面安でスタート。GLOBEX夜間取引のニューヨークダウも一時90ドルを超える下げになるなど、明日の相場が気になる動きも出ています。さらに、注目のEUサミットに関し、ドイツの高官が、債務危機の解決策は出ない…と発言したことも足を引っ張っています。今晩の米国株を見ないとわかりませんが、明日は、今日無理した分の咎めも出るかもしれません。ただ、日本株の基調は変わっているものと思われ、当面は、ファンダメンタルのしっかりしたものから順番に高値を取っていくものと思われます。引き続き、内需株中心に攻めたいところ。ただ、レポート直近号で為替の見通しを書きました(ドル・円チャート補助線参照)ように、ファンダメンタルの変化も予想され主力への注目も怠れないところ…。当面は、好業績もの、高配当ものなどを中心に選別買い…。
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予想を大幅に上回る景気指標のサプライズ効果で続伸して終了…EUサミット控え商いは低調
 おはようございます。

 昨日の世界の株式市場は、欧州問題を忘れたような堅調な展開になりました。ドイツの頑なな姿勢を見る限り、今晩から始まるEUサミットでは、何の進展もない…と、市場は見限ったようです。それを後押しするように、ドイツのメルケル首相は昨日の下院議会演説で「財政統合もなっていないのに、欧州共同債権を議論するのは本末転倒」と相変わらずの反対姿勢を表明。また、EUのサミットたたき台に関しては「債務の共有化ばかりが先行している…」とメルケル節炸裂でした。まあ、欧州共同債を導入すれば、EU全体としては、いいのですが、ドイツなど低金利国にとっては金利上昇につながり、負担ばかりが増加するという格好。素直にハイと言えないのも当然でしょう。

 もっとも、すべての加盟国が財政・政治統合で合意。主権を放棄してドイツの主導のもとに、統一EUを推進するなら話は別ですが、そんなこと、英国や米国が許すはずもありませんしね。身内のフランスだって認めるはずはないでしょう。まあ、サミットでは、成長協定で合意し、域内銀行監督権限をどこか(ECB、EBA=欧州銀行監督機構=?)に集中することを決定。銀行同盟は、次回以降の課題にするくらいで終わるのでしょうか。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2627ドル01セント +92ドル04セント(0.74%)

 NASDAQ総合指数 2875.32ポイント +21.21ポイント(0.74%)

 S&P500 1331.85ポイント +11.86ポイント(0.90%)

 CME日経平均先物(円建て) 8785円 +45円
 
 米国10年物国債金利 1.622% +0.010%

 二ューヨーク原油 80.51ドル +1.16ドル

 GOLD 1578.40ドル +3.50ドル

 ドルインデックス 82.54 +0.15


 昨日の米国株は、中国の景気刺激策への期待感からアジア、欧州市場が堅調に推移するなか、この日発表された耐久財受注(5月)が、予想を大幅に上回ったことから、買い先行でスタートしました。また、中古住宅販売保留指数(同)が予想の1%増、前月の-5.2%に対し、5.9%増になったことがわかると、住宅市場の回復への期待感が高まり、一段と買いが増加。住宅関連やこの日上昇した原油価格を受け、石油関連も買われるなどし、指数は一気に1万2600ドルの大台を回復しています。買い一巡後は高値圏で持ち合いましたが、引けにかけ買われ、ニューヨークダウは一時、1万2646ドル(前日比112ドル高)をつける場面もありました。結局、主力3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、欧州への警戒感が強く、前日比2877万株減の6億8204万株と7億株の大台を割り込んでいます。騰落状況は、値上がり2403、値下がり666。VIX指数は、前日比1.37%下げ、19.45に低下しています。

 NYダウは続伸。ダウ30種は、値上がり24、値下がり6。ゴールドマンザックスが投資判断を引き上げたJPモルガンが3%上げたほか、バンクオブアメリカが2%上昇するなど金融株の上げが目立ちました。また、デュポンやアルコアなど住宅関連も堅調でした。業種別では、石炭、住宅建設、タイヤ、石油周辺サービス、石油探査などの上げが顕著。
 ニューヨークダウは25日線の支持力を受け続伸しています。下値から200日線が近づいていることから下値不安が薄らいでいることも買い安心につながっているようです。上値から下落中の50日線が近づいていることが懸念されますが。これまでの動きをみると75日線のほうを意識している感じ…。焦点は、先週木曜日の長大陰線。この中に入ってくると、上値圧迫が強まってくる…。

 米国株は続伸。CME日経平均先物は、大証終値を45円上回る8785円で帰ってきました。レンジは8645円~8805円。円は、米株高を受け対ドルが79円70銭台に軟化。対ユーロは99円30銭台と横ばいで帰ってきました。本日の日本株は堅調な始まりが予想されます。昨日は、中国の景気刺激策期待で先物はレンジ上限に上振れしましたが、今日は、レンジ下限が8645円で、下振れ懸念があるものの、今晩からのEUサミットを考えると仕掛け的な商いは入りにくいのではないでしょうか。当面、昨日の内需主力株や、個別の材料株が引き続き買われる展開。ゼネコンや住宅関連、消費関連の動きに注目したい。
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消費税引き上げによる駆け込み需要景気を期待。内需株が買われ4日ぶりに反発
 アレルギー薬の効きすぎで、寝込んでしまいました。今、目が覚めました。急いで書きます。

 昨日は、消費税引き上げ法案の採決で引っ張りまわされてしまいましたが、今日の相場は、なかなかのしたたかさを見せてきたみたいですね。昨日反対票を投じた民主党員への処分は、野田首相と輿石幹事長に一任ということになったようですが、甘い処分で済ませたい幹事長に対し、戦犯のレベルに応じて処分内容に差をつけたい首相とで意見が食い違っており、果たしてどんな処分内容が出てくることやら…。首相の不退転の決意の後始末も大変です。

 さて、消費税は14年4月に8%、15年10月に10%まで引き上げることになりましたが、これで、消費や高額商品の購入がダメージを食らうのは確実ですね。3000万円の家を購入して消費税を300万円も払えといわれれば、だれでも住宅購入には尻込みするのは当然です。ただ、一方で、税率が引きあがる前に、駆け込み的な需要が発生してきますから、今日はそれを先取りするような動きが出ていました。欧州問題はどうなるかわからないところがありますが、少なくとも国内要因的には、税率引き上げ前の駆け込み需要と震災復興需要で内需は堅調に推移する…と読み、不動産、建設、建設資材、食品、アパレルなどが幅広く買われました。

 朝方は、米国株が小幅高で帰ってきたものの、CME日経平均先物が前日比変わらずだったことから、先物への仕掛け的な動きもなく、ほぼ前日終値水準でスタート。円が対ドル、対ユーロで上昇したことから、外需株が売られ、日経平均も一時、マイナスになる場面もありました。ただ、後場になると、銀行や不動産、ゼネコンなど内需主力株にまとまった買い物が入るとともに、TOPIX先物が上昇。これを受け、トピックス型裁定が入り、指数は引けにかけ上昇。ほぼ高値引けして終わりました。結局、日経平均は66円55銭高の8730円490銭、TOPIXは6.59ポイント高の745.48と、ともに4日ぶりに反発して終わりました。出来高は、実室月変わりしたことや、証券会社ディーラーの動きが鈍ったことから、16億株弱に減少。売買代金も9029億円と1兆円の大台を大きく割り込んで終わりました。騰落状況は、値上がり1206、値下がり352でした。

 やはり、欧州に見切りをつけるような動きが出てきましたね。内需関連は、2014年は景気の腰折れが懸念されるものの、少なくとも今年後半から来年にかけては、駆け込み需要と復興需要が相まって、好調な内需が見込まれるとして、割り切って攻めに回ったようです。日本の投資家にとっては、来週明けにならないとEUサミットの結果はわかりませんから、今日を含めた3日間は積極的に攻めようということでしょうか。今日は、特にゼネコンの動きがよかったようですが、会員様にもご案内したように、ゼネコンには、復興需要やインフラ補修、津波対策など、長期間の需要が保証されていますので、息の長い相場が期待されます。長い間寝たきりでしたので、予想外の相場を出してくる可能性があります。じっくり派の人には、案外、穴株になるのではないでしょうか。このほか、今日は、ユナイテッドアロウズなど消費関連もしっかりしてきました。これまで、じり高を続けてきましたが、値幅取りに移行するかもしれません。

 昨日も書きましたように、全般的なかさ上げが始まりそうです。仕手系株が特ににぎわっていますが、ブログで紹介された…として、短期投資家が飛びつき買いしています。ただ、ここにくるまでのチャートパターンを見ても、うまく空売りを誘いながらも、かなりの玉数を集めている気配がうかがえます。ここにきて、最終的な仕上げ(仕込み玉のはずし)に入ってきたようですが、注意したいのは、ブログに公開された時が、相場のスタートと勘違いしている投資家が多きこと…。相場の世界では、他人にもうけさせるために相場を張っている人間は誰もいません。場に正体をさらした以上、あとは逃げるしかないのです。この辺りを勘違いしないようにしなければいけません。以前から書いてきたことですが、仕手株は、仕込み→仕掛け→仕上げという3ステップを経て寿命を終えます。仕手株に乗るには、今の位置が、どの段階にあるかを見極めることが必要です。ちなみに、彼らが介入したといわれる新日本理化や盟和産業のその後がどうなっているかを、よく見ておくことです。株の世界には、いい人なんていませんよ。協力して相場を作ってきた人が、明日になったら手のひらを返すことだって普通にある世界です。最後にババをつかんだ人が負け…。なにも火中の栗を拾わなくても、同じくらいの利回りが回るものはいくらでもあります。
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欧州への警戒感は強いものの、住宅価格の底入れ感を期待した買いで小幅反発…25日線の攻防
 おはようございます。会員様へのお知らせです。レポート不着の問い合わせがあります。日曜日には必ず発信しておりますので、到着していないばあいは、急ぎご案内ください。

 欧州では、28日からのEUサミットを控え、ドイツと他の参加国との間で、たがいを牽制する動きが強まっています。EUのファンロイパイ大統領は、銀行同盟や財政統合、欧州共同債発行などの道筋をつけることを提案。サミットのたたき台として提出しています。これに対し、ドイツのメルケル首相は「私が生きている間、欧州共同債は実現することはない」と、強まるドイツ包囲網に対し強い調子で反論。サミットはあらかじめ準備された文書を討議する場ではない…と、批判しています。ドイツの強硬な姿勢から、サミットでの成果は望みづらいとして、市場では、再び、リスク回避の動きが強まっています。

 スペインやキプロスの金融支援要請を受けて、27日にはEU財務相の電話会談が開かれるようですが、スペインへの懸念材料になっているESM融資分の優越性を見直そうという動きも出ています。これに対しては、当然のごとくドイツが反対しています。昨日は、格付け会社ムーディーズが、スペイン銀行28行の格下げを実施したことや、短期国債入札が目標額を上回ったものの、調達金利が上昇したことを嫌気。10年国債金利は、0.23%上昇し、再び、7%水準に近づいてきました。市場は、スペインへの融資が、直接銀行に実施されるのか、政府経由で実施されるのか(この場合には、政府の財政負担が増加する)を注目しており、サミットがどういう結論を出してくるか…。懸案事項が山積みになっており、2日間の日程で果たして審議し尽くせるのか…。結局、何も決められるず次回に持ち越しされることを市場は懸念しているということでしょうか。再び「会議は踊り始めた」ようです。ところで、格付け会社のイーガンジョーンズがドイツの格付けを、一段階引き下げ、見通しも「ネガティブ」にしたようですが…。最大金主の足元が揺らぎ始めたと警告しているのでしょうか。

 26日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2534ドル67セント +32ドル01セント(0.26%)

 NASDAQ総合指数 2854.06ポイント +17.90ポイント(0.63%)

 S&P500 1319.99ポイント +6.27ポイント(0.48%)

 CME日経平均先物(円建て) 8690円 変わらず 

 米国10年物国債金利 1.632% +0.025%

 ニューヨーク原油 79.36ドル +0.15ドル

 GOLD 1574.9ドル -13.3ドル

 ドルインデックス 82.40 -0.06 


 昨日の米国株は、EUサミットを控え見送り気分の強い展開になりました。朝方は、コンファレンスボード消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業景況指数が、前月水準、予想をともに下回ったことから、売りが先行。寄り付き後、ニューヨークダウはこの日の安値1万2452ドル(前日比50ドル安)をつける場面もありました。ただ、ケースシラー住宅価格指数が発表され3か月連続して前月水準を上回ったことがわかると、下げすぎ感から買い戻す動きが強まり、住宅建設や同資材関連、資源関連などが買われ、引けにかけ上昇。結局、主力3指数とも反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比4103万株減の7億141万株に減少しています。騰落状況は、値上がり1934、値上がり1100。VIX指数は、3.24%下げ、19.72に低下しています。

 NYダウは小幅反発。ダウ30種は、値上がり16、値下がり12、変わらず2。原油の反発を好感し、シェブロンやエクソンが上昇。GE,ウォルトディズニー、マイクロソフトなどがダウの上昇率を上回りました。業種別で上げたのは、住宅建設、空運、建設資材、家具など。一方、貴金属、金鉱山、鉱山、自動車などが下落上位でした。
 ニューヨークダウは、欧州発の景気減速に神経質な動きが続いています。昨日も一時的に前日安値を下回る場面がありましたが、前日同様、上昇中にお25日線を意識して買いなおされています。二日続きで下ひげを残して終わっており、市場が下値意識を強めていることがわかりますが、欧州情勢が不透明なため、上値を買いあがれない状態が続いています。当面、25日線を中心にしたもみあいが続きそうです。

 米国株は小反発。CME日経平均先物は、大証終値と変わらずの8690円で帰ってきました。レンジは、8600円~8705円。円は、欧州の緊張が増していることから、対ユーロで99円20銭台に上昇。対ドルも79円40銭台と小幅に上昇して帰ってきました。本日の日本株は、前日水準で堅調に始まりそうですが、EUサミットを明日に控え、リスク回避の円買いも予想されることから、全体的には弱含みに推移しそうですy。CME先物のレンジ下限が8600円をつけていることから、一時的に下振れることもありそうです。指数は今日も先物次第の展開。ただ、全般に底堅い展開が予想されることから、個別株物色の動きが、昨日にもまして強まりそうです。昨日から買われ始めた仕手筋介入銘柄のほか、再生エネルギー関連、好業績・高配当銘柄などが個別に物色されそうです。また、低位有配株も低位株かさ上げの一環で注目されそうです。

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欧州情勢、消費税法案採決を嫌気し、3日続落…仕手株を含め個別色を強める
 今日の注目材料だった消費税関連法案は、国会で可決され、参議院に送られました。日経を中心としたマスコミの、消費税引き上げキャンペーンなど、体制派の総力を挙げた大作戦が奏功。今晩は、財務省幹部は祝杯を挙げることになるんでしょう。経団連も、消費税引き上げ分を、取引先に押し付け、みずからは、輸出分を還付してもらえるわけですから、濡れ手で泡で儲けですしね。まさに、なくのは国民と中小企業だけ…。なんだか、支配する方と、されるほうがだんだんはっきりとしてきた感じがします。民主党の若手議員が地元に帰って、選挙民の意見を聞く場面が報道されていましたが、大半の住民が消費税引き上げに反対でした。自分に振りかえっても、周辺では、無条件の消費税上げに賛成する人は皆無といってもいいくらい。マスコミが実施した世論調査のいい加減さが、よくわかります。歴代内閣を倒閣に追い込むときも、世論調査が錦の御旗のよぴに使われますが、果たして、どこまで信憑性があるのか…?今回の動きを通して、ますます、マスコミへの不信感を深めました。マスコミ操作による大衆誘導だけには乗りたくはないものです。ところで、野田首相、消費税引き上げが決まりましたので、あなたは、財務省に取っては必要がなくなりましたが、足払いをかけられないようにご注意を!

 さて、投票結果は、賛成363、反対96。民主党で反対票を投じたのは、57人に達したようです。過半数維持の54を上回ってしまいました。投票後の小沢グループの総会で、小沢氏は「当面は、党内にとどまって、改革を目指す…」と話したようです。その一方、輿石幹事長は、過去の処分を引き合いに出し、軽い処分で済ませることをにおわせています。なにか、あったんでしょうか。民主党も自民党も公明党も小沢氏も、今選挙をやりたくないのが本音。軽い処分で党内にとどめ、内閣不信任案を出さにようにすれば、解散は防げます。自公は処分が軽すぎると、約束違反を責めるでしょうが、法案が通ってしまった以上後の祭り。政治の世界では、だまされたほうが悪いのが常識…ということで、四海波静かな状態に戻るというストーリーなんていかがでしょうか。

 さて、今日の日本株も、欧州情勢と消費税法案採決という不透明材料から、指数的にはさえない動きになりました。スペイン問題の不透明感やキプロスの支援額は100億ユーロに達する可能性があることから、円が対ドル、対ユーロで上昇したうえ、欧米とも株安。CME日経平均先物も大証終値を80円下回って帰ってきましたから、先物売りや輸出関連株が売られたほか、先物売りが先行したことから裁定解消売りもでて、日経平均は昨日の終値を63円下回ってスタートしました。また、アジア市場が軟調に推移したことや円高が進んだことから、先物筋は、CMEレンジ下限の8610円台をめざし売りを強化。日経平均は、一時8619円安値(前日比115円安)まで売り込まれる場面もありました。ただ、CMEレンジの下限に届くと先物に買い戻しが入り、引けにかけ下落幅を縮め、結局、日経平均は70円63銭安の8663円99銭、TOPIXは6.33ポイント安の738.89ポイントと、ともに3日続落して終わりました。月内最終の換金売りもあり、出来高は、18億株と前日から4億株を超える増加になりました。騰落状況は、値上がり507、値下がり1053。

 まあ、日経平均は、先物業者のおもちゃになってしまっています。以前から、前日のCMEのレンジをなぞって動くと書いてきましたが、今日も安値はほぼ同じ。安値に到達すると買戻しが入るとういう機械的な相場になっています。いずれ、個人投資家がそんな馬鹿な指数の動きに愛想を尽かして、指数離れしてくると書きましたが、どうやらそんな動きが出てきたようですね。再生エネルギー買い取り制度の開始から、太陽光発電や風力発電関連が買われ、サニックスや高島、三晃金属などが、持続性を持って買われています。また、自社株買い銘柄も堅調。今日は、k氏のブログが更新されルックが取り上げられたことから、ストップ高しています。このほかにも、7月1日付で合併するヒューリックと昭和が指数売買を思惑して急伸。ルックの上げをみて、大株主のレナウンも買われるなど、市場全体は仕手色を強めてきました。また、好業績・高配当株にも買いが入るなど、個人の買い意欲が拡大しています。一方、指数銘柄は、全くダメ状態。

 先だってから、損保が損失支払いのため、4年間で1兆円の株式を売却するという記事が出ていました。また、団塊の世代への年金支払いから、年金基金の株式売却も増えてきます。これから、大手の投資家が持っている主力株は、どんどん需給関係が悪化してきます。彼らの運用方法は時価総額の大きなものを、上位から組み込んでいくやり方。したがって、時価総額の大きなものには、パッキンのこわれた蛇口みたいに、株券が漏れて出てきます。そんな株が買えますか…?結局、彼らが買いたくても買えない時価総額のランクの低いものを狙うのが個人投資家としてベストなやり方…。まあ、円が落ち着けば、また、主力株を買うときはくるでしょうが…。長期的には投資妙味は低いと思われます。当面は、新興市場や中小型株が優先する2005年後半型の展開を想定しておけばいいでしょう。欧州問題については、EU崩壊まで織り込みましたから、あとは、一つ一つのイベントを消化するだけ…。今週号のメーン銘柄、昨日、今日と小幅に続伸してきました。
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予想を上回る景気指標はあるも、EUサミットへの懸念から、週明け相場は、大幅反落スタート
 おはようございます。

 相変わらずの欧州情勢です。世界中の市場が「何とかしろ…」と、催促しているのに、相変わらずドイツの教条主義が事態の進展を妨げています。ソロス氏のユーロ崩壊警告、ピムコのビルグロス氏も早期の中銀の対応を求めるなど、市場関係者からの懸念も次々発表されています。28日から始まるEUサミットを控え市場は緊張の度を増していますが、1987年10月のブラックマンデーの引き金を引き、リーマンショック後の国際協調体制に反し利上げを実施。危機を深めた「愚」を欧州(ドイツ)はまた繰り返すことになるのでしょうか?

 昨日の欧州はめまぐるしい動きが続きました。スペインが正式に銀行支援をEUに要請。立て続けにキプロスも、同国2位の銀行の支援(4日以内に、18億ドル必要)を申請しています。一歩前進ではありますが、支援額が定かでないことや、支援スキームが決まらないことから、昨日、スペイン10年債金利は、0.3%上げ、6.64%に上昇。イタリア国債もあおりを食って、6.0%(前日比0.2%上昇)に上昇し、市場の不安心理をあおりました。また、この日は、新政権成立後のギリシャの財政改革の窓口になる財務相になったラバノス氏が、就任早々、入院して辞任。敵前逃亡してしまいました。まあ、これから待ってるトロイカ(EU,ECB、IMF)との交渉を考えればわからないでもありませんが、嫌なら受けなけばいいと思うのですが…。こういうところが、ギリシャ危機の根っこにあるんでしょうかね。

 また、イタリア首相やオーストリアの中銀総裁が「EFSFによる国債買い入れに賛成」する発言をするなど、危機克服へ向け前向きの発言をする一方、ドイツのメルケル首相は「債務の共通化=欧州共同債=には反対」、ドイツ連銀総裁からも、「7月に発足するESMにECBが融資することに反対」。メルケル首相は「銀行同盟の成立には、EU規約の改正が必要…」など、他の加盟国が提案する危機克服策に対し、ことごとく反対を意思を表明。市場は、EUサミットで、銀行同盟のロードマップが示されることや財政統合、EFSFなどを通じた国際買取りなどで、何らかの前進があるものとみていました。しかし、22日の独仏伊にスペインを加えた非公式会議で1300億ユーロの成長・雇用促進策が決まったものの、その他の危機克服策がドイツの反対で、合意できなかったことに、市場は失望。アジア、欧州、米国とも大きく下落。何らかの政策対応を促す、催促相場になってきました。

 26日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2502ドル66セント -138ドル12セント(1.09%)

 NASDAQ総合指数 2836.16ポイント -56.26ポイント(1.95%)

 S&P500 1313.72ポイント -21.30ポイント (1.60%)

 CME日経平均先物(円建て) 8640円 -80円

 米国10年もの国債金利 1.607% -0.071%

 ニューヨーク原油 79.28ドル -0.55ドル

 GOLD 1588.40ドル +21.5ドル

 ドルインデックス 82.46 +0.25


 昨日の米国株は、EUサミットでの危機克服策合意への懸念から、大幅反落して始まりました。欧州への懸念が再燃したことから、ドルが上昇したことから、原油価格が下落。資源・エネルギー株が売られたほか、欧州で銀行株が売られた流れを受け、金融株も売られています。また、欧州危機が長期化し、景気が影響を受けるとし、素材や景気敏感株が下落。ドル高を嫌気して輸出株も売られるなどし、ニューヨークダウは、寄り付き後まもなく、この日の安値1万2458ドル(前週末比182ドル安)をつけています。ただ、売り一巡後は、さらに売り込む動きはなく、この日発表された新築住宅販売件数やダラス連銀製造業景況指数がいずれも予想を上回る内容だったことを好感し、押し目買いも増加。引けにかけては、やや下落幅を縮めています。結局、主力3指数とも大幅反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比8億2383万株減の7億5144万株。騰落状況は、値上がり712、値下がり2346。VIV指数は、12.53%上げ、20.38に上昇しています。

 NYダウは反落。ダウ30種は、値上がり1(ウォルマート1.82%)、値下がり29。欧州銀行株安を受けバンクオブアメリカが4.28%、JPモルガンgは1.86%下落。アルコア、キャタピラー、インテルなど景気敏感・輸出関連などが、ダウの下落率を上回る下げになりました。
 ニューヨークダウは、下落中の100日線、75日線に抑え込まれ格好で下落。先週21日の大幅安で3本新値がわずかな差で陰転。当面の弱気相場に移行しています。ただ、昨日は予想通り、上げに転じた25日線に届いたところで押し目買いが入り反転しています。ただ、対応点の関係から見ると、25日線の支持力は弱まりますから、200日線付近への下落の可能性はあるのかもしれません。この付近には、昨年11月~12月にかけ形成したテーブル(レポート直近号参照)があり、支持力は25日線より強いことが予想されます。

 米国株は反落。CME日経平均先物は、大証終値を80円下回る8640円で帰ってきました。レンジは8615円~8840円。円は、EUへの不安、米国金利の急落を受け、対ユーロは、99円50銭台、対ドルは79円60銭台に上昇して帰ってきました。今日の日本株は、CME終わ値にさや寄せし、先物売りから軟調な始まりが予想されます。CMEのレンジ下限は8610円ですから、この辺までの下振れはあるかもしれませんが、欧州情勢は流動的なところもあり、積極的な売りは仕掛けにくいところ。ただ、今日に関しては、一体改革法案の採決があり、反対票のいかんによっては、解散を思惑した短期的な売り仕掛けが入る可能性もあります。全般的には見送り気分が強まりそうですが、全体が押すようなら、内需型好業績ものの押し目を、移動平均線などタイミングをとらえて買ってみることもありでしょうか。
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米株高を受け反発スタートも、欧州への懸念から円が買われ、株価は続落へ
 早いもので、今週で、年前半の相場が終わり、折り返しに入ります。よかったのは、年初から3月後半まで。ギリシャやスペインの債務問題に振り回されましたが、すでにEUの債務国や銀行の問題が表面化して、すでに3年を経過。付け焼刃的に応急措置を講じてきましたが、合衆国型の政治・財政統合を進めるという、一番大事なところが進まないために、時間がたつほど、危機が進化しています。今日はスペインが正式にEUに支援要請をしましたが、これで支援要請国は4か国になりました。小国から、だんだん経済規模の大きいところに危機が波及していますが、次は、イタリア、投機筋の狙いはフランスにある…といいますから、危機の再発を防ぐためには、もう対症療法では済まなくなっています。南欧諸国からは、銀行同盟やEU共同債の発行など危機再発を防ぐ案が出されていますが、ドイツを中心にする北欧加盟国にとっては、金利上昇などの負担増になるため、反対ばかりしていると状況。ただ、EU域外の国にとっては、根治してもらわないと、いつまでも危機を引きづることになってしまいます。ソロス氏が、このままではEUは崩壊する…と警告したようですが、今の自国の利益だけを考えた対立をみると、ソロスさんが警告するように、抜け道はないのかもしれませんね。

 まあ、今週は、明日が一体改革法案の採決、28日、29日がEUサミット、月末には、EU域内銀行の自己資本比率9%達成期限でるほか、中間決算期末ということですから、主な投資家は動きようがないというところでしょうか。週明けの今日の相場は、週末の米国株が高かったことや、CME日経平均先物が、大証の先物終値を50円上回って帰ってきていましたので、先物買いが先行し、日経平均は8837円と前週末終値を40円近く上回り、8800円台を回復して始まりました。ただ、GLOBEXの米国株先物が軟調に推移していたことや、今晩の欧州情勢を懸念し、円安ポジションを手仕舞う動きから円が上昇すると、先物売りが増加。連続して売りが出たことから、裁定解消売りもかさみ引けにかけ下げ幅を拡大しています。先週円安を好感して買われたファナックや京セラど値嵩ハイテク株が売られたことも指数の足を引っ張りました。ただ、個人を中心にした短期資金は、太陽光関連や小型の建設株など個別の材料株を活発に売買しており、低調な主力株とは好対照をなしていました。結局、日経平均は、63円73銭安の8734円62銭、TOPIXは、5.70ポイント安の745.22と続落して終わりました。週明けで手がかり材料が少なく、出来高は13億8670万株にとどまっています。騰落状況は、値上がり609、値下がり927でした。

 日経平均サイコロは6勝6敗。RSIは66、25日線かい離は、+1.6%、騰落レシオは107%…スピード調整というところでしょうか。個別は結構面白い動きをしsていますが、指数は極めて機械的な動き。以前から、CMEのレンジをなぞりながら動いているとしました、先週末のCME日経平均先物のレンジは、8700円~8830円。今日の日経平均先物のレンジは、8710円~8830円。CMEレンジの上限にとどいたところから、機械的に先物売りがでてきたという感じです。また、売りはじめて、レンジ下限にちかい8710円になると買戻しが入り、8720円で終了したという格好です。ロボット売買している結果、こんなことが起きるのでしょうが、こんなことで果たして日本経済のことが株価に織り込まれているのでしょうか。先物市場だけのことならいいのですが、裁定取引を通して現物市場にも影響を与えてきますから、放置しておくわけにもいかないはず。まあ、指数はどうなってもいいんですが、どうやら個人投資家のほうは、指数離れを始めたようですね。今日も、小型株や新興市場ではテーマ性のあるものや業績変化率の大きいものを買っています。

 明日は、一体改革の採決が行われますが、果たして何人が反対票を投じるか…。かなり脅し文句や怪文書が飛び交っているようですから、国民のことより自分の収入のほうを考えて、へなへなと賛成票を投じる議員が続出したりして…。まあ、解散含みとなると、動けませんね。明日も米国株とCMEのレンジ次第の相場か?

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EUの景気刺激策合意や予想を下回る銀行格下げを好感し反発…反発力の弱さが目立つ
 おはようございます。昨晩は、小用で町中を自転車で走り回った疲れで朝まで寝てしまいました。相場に対する安心感もあるのでしょうか…。大仏さんブログは、相場が悪くなってくると増え、順の相場になると落ちついてくるようです。このところ、海外からのアクセス数が急激に伸びていますが、大したことも書いてないのに、なぜなんでしょうね。

 さて、欧州のほうでは、重病患者の応急措置が進んでいます。本当は、患者の治療にあたっている主治医のほうが、持病の治療をしなければなりませんが、長い間放置していたため、かなり悪化。根治する処方箋について、院内で協議されているものの、どの治療法が有効かわからず、時間ばかりがかかっている状態。最終的には、患部だけ切り取り健康体の部分だけ生かす措置を取ることにもなりかねません。このところ、全身に血液を送っている心臓(ドイツ)の負担が大きくなると、懸念する動きも増加。保険を掛ける動きが出始めたことが心配されます。

 ただ、応急措置は進んでいます。ECB(欧州中央銀行)は昨日、資金供給の見返りとなる担保の基準緩和を発表しました。スペインの銀行救済を念頭に置いたものですが、担保の範囲を拡大し、EFSFまたはESMからの融資を受けやすくする狙いがあるようです。外部監査の結果、必要資本額は最大620億ユーロと見積もられましたから、この結果を受け、スペインは週明け25日にも、EUに正式に支援要請をするようです。これで、スペインの銀行危機は小康状態を取り戻した…として、同国10年物国債金利は、昨日だけで0.21%低下。6.41%になりました。週初は7.3%付近でしたから急激な低下になります。ただ、まだ、政府機関経由で融資をするのか、直接銀行に貸し込むかは未定で、ドイツなどが直接融資にこだわった場合、再度、国債が売られるリスクは残ったままです。全く、応急手術をしながらも執刀医の意見が対立しているということですから、周りで見ている人も気が気ではないといううのが本当のところでしょう。

 まだまだ、油断は大敵…。そういえば、ギリシャについては、条件は緩和しないものの、達成期限は2年くらいは延長してもいいという流れになりつつあるようです。あとは、28~29日開催のEUサミットで具体的に決められるようです。昨日のドイツ、フランス、スペイン、イタリアの会議で成長・雇用促進策の規模をユーロ圏GDPの1%である1300億ユーロにすることが決まったようですが、この規模で、逆落としに下降しはじめた景気に歯止めがかけられるのでしょうか。相変わらずの「TOO LATE、TOO LITTLE」…。

 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2640ドル78セント +67ドル21セント(0.53%)

 NASDAQ総合指数 2892.42ポイント +33.33ポイント (1.17%)

 S&P500 1335.02ポイント +9.51ポイント (0.72%)

 CME日経平均先物(円建て) 8830円 +50円

 米国10年物国債金利 1.678% +0.061%

 ニューヨーク原油 79.76ドル +1.56ドル

 GOLD 1566.9ドル +1.2ドル

 ドルインデックス 82.21 -0.10 


 昨日の米国株は、景況感の悪化を嫌気し欧州、アジア市場が全面安になるなか、前日引け後に発表された主要銀行への格下げが事前警告のレベルを下回ったことへの安心感から銀行株中心に買い戻され反発して始まりました。スペイン銀行救済に進展が見られたことから、ユーロが買い戻されドルが下落したことを好感。欧州4か国首脳会議で1300億ドル規模の成長雇用策が合意したこともあり、原油価格が反発したことを受け資源エネルギー株が買われたことや、ドル安を好感した輸出関連株も上昇し指数の上げに寄与しました。買い一巡後は、寄り付き水準での持ち合いが続きましたが、ECBの適格担保水準の引き下げ報道があると、引けにかけ水準を切り上げていました。結局、主力3指数とも反発して終了。ニューヨーク市場の出来高は、前日比7億1184万株増の15億7627万株。騰落状況は値上がり2095、値下がり950。VIX指数は、前日比9.81%下げ、18.11に低下しました。

 ダウは反発。ダウ30種は、値上がり26、値下がり3、変わらず1。格下げが2段階にとどまったことからバンクオブアメリカとJPモルガンが、それぞれ1%を超える上げになったほか、新製品発売のマイクロソフトが1.9%近く上げたのが目立ちました。業種別では、人材派遣、OA機器、消費者金融、家電、バイオテクノロジーなどが上昇率上位。輸送サービス、非鉄、レジャーサービス、トラック、金属などが下落上位。
 昨日も書きましたように、逆三尊底の肩から相場は反発しました。ただ、前日下落分の3分の1も返せず、反発力にお弱さが目立ちます。前日の大きなさげで、わずか数セントの差で三本新値が陰転しており、当面、前日の長大陰線内で頭の重い展開が続きそうです。25日線の接近待ち…。

 米国株は反発。CME日経平均先物は、大証終値を50円上回る8830円で帰ってきました。レンジは8700円~8830円。円は、米国金利の上げ、EUの景気刺激策合意を受け、対ドルは80円40銭台、対ユーロは101円台にそれぞれ小幅な円安で帰ってきました。週明けの日本株は堅調なスタートが予想されます。ただ、日足のRSIは71%、騰落レシオは111%に拡大。それぞれ警戒ラインの80%、120%に近づいており、リスク管理も怠れません。詳しくは、日曜日発信のレポートで、注目株と合わせ解説します。
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弱い景気指標のオンパレードに耐えられず、続落…大手証券のS&P500売り推奨も下落に拍車
 おはようございます。 昨晩は大雨でした。台風の時よりも雨足は強かったのではないでしょうか。梅雨前線と温帯低気圧が刺激し合っているようです。住んでいる奈良北西部にはまだ大雨警報が出たままのようです。今日は町中まで出かける用事があるというのに…。

 昨日は、欧州、中国の景況感の悪化について書きました。特に、中国の状況は、景気テコ入れのための利下げが急がれるのに、いまだに不動産価格の抑制を続けているため、だんだん、バブル崩壊にいたる日本の状況と似てきました。中国は日本のバブル崩壊に関して研究し尽くしているはずなのですが、やはり政権交代を前にして、住宅価格の高止まりへの国民の不満を怖がっているのでしょうか。このままでは、「角を矯めて牛を殺す」状態になり、結局、景気減速を後追いするように利下げを繰り返す方向に追い込まれていくんでしょう。

 昨日は世界経済がリンクしていることを書きましたが、昨日発表された、米国の6月の製造業PMI指数は前月の54.0から552.9に低下。まだ判断の分かれ目になる50を上回っているものの、減速感が目立ってきました。また、この日発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月)も、前月の-5.8から、-16.6に悪化。新規受注が前月の-1.2から-18.8に悪化するなど内容的にも深刻さを増しています。ただ、同調査で、6か月先の景気について、前月の+15.0から+19.5に増加していることは、安心材料でもありました。ただ、週の労働時間が前月の+5.0から、-19.1に急減していることからみると、今後、雇用の削減につながる懸念もあり、今後発表される雇用関連数字への影響が懸念されます。これを裏付けるように、昨日発表の、新規失業保険申請件数(~16日)は、市場予想の38万件を上回る38万7000件になりました。前週比では2000件の減少でしたが、前週の数字自体が、38万6000件から38万9000件に上方修正されており、景況感の悪化が、雇用に影響を及ぼし始めた状態がうかがえます。

 21日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2573ドル57セント -250ドル82セント(1.96%)

 NASDAQ総合指数 2859.09ポイント -71.26ポイント (2.44%)

 S&P500 1325.51ポイント -30.18ポイント(2.23%)
 
 CME日経平均先物(円建て) 87840円 -80円

 米国10年物国債金利 1.617% -0.046%

 ニューヨーク原油 78.20ドル -3.25ドル

 GOLD 1565.7ドル -50.1ドル

 ドルインデックス 82.34 +0.85


 昨日の米国株は、スペイン国債入札が目標額を達成するなどしたことを受け、欧州市場が堅調に推移するなか、前日引け値水準でのスタートになりました。朝方発表された新規失業保険申請件数が予想を上回ったものにお、コンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)が予想を上まわったことから、一時は前日比で上昇する場面もありました。ただ、製造業PMI指数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数と立て続けに景況感の悪化を示す指標が発表されると次第に売り物が増加。原油や金市場で、QE3が見送られたことにともなうポジション調整の売りから価格が急落したことも、景気の先行きへの懸念を強め、景気敏感株や資源株などの売りにつながり、じょじょに下落幅を拡大。一連の製造業指標の弱さを見て、ゴールドマンザックスがS&P500指数を1285ポイントを目標に売り推奨を出すと一段と下落する展開となるなど、この日は弱気材料一色で終日売られる展開となりました。結局、ニューヨークダウとS&P500は続落。NASDAQ総合指数は大幅反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億1424万株増の8億6343万株。騰落状況は、値上がり575、値下がり2495。VIX指数は前日比16.47%上げ、20.08に上昇しています。

 ニューヨークダウは続落。ダウ30種は値上がり2、値下がり28。アルコアやデュポンなど景気敏感株、ドル高を嫌気したキャタピラー、ボーイングなど輸出関連の下落が目立ちました。業種別で上昇したものは無し。貴金属、非鉄、石炭、金属、石油周辺サービスなどが下落率上位でした。
 昨日、3指数とも下落中の100日線に接近していることから、頭打ち感を懸念しましたが、やはり下落してきました。ただ、250ドル安は少々下げすぎのような気もします。本来なら、QE3が見送られた前日の相場でポジション調整がされるべきだったのでしょうが、世界的な規模での景況感の悪化や、GSのS&P500売り推奨が見切り売りを促したものと思われます。これで、せっかく復帰したレンジ相場から、再び、はじき出されてしまいました。一応、底値で形成した逆三尊の肩まで落ちたわけで、セオリー通りなら、根固めを始めるはずですが、陰線の勢いが強すぎることがどう影響するか…。ちょっと明日以降の動きを見て考えたいと思います。

 米国株は急落。CME日経平均先物は、大証終値比80円安の8740円で帰ってきました。レンジは、8725円~8885円。円は、QE3見送りにともなうドル買い戻しから対ドルが80円20銭台に軟化。対ユーロは100円60銭台にやや軟化しています。本日の日本株は、CME価格にさや寄せして下落スタートになりそうです。CMEレンジ下限は8725円ですから終わり値との差はありませんが、米国10年債が急上昇しており、今日は「債券先物買い・株先物売り」のプログラム売買が指数を下押しする懸念もあります。円が軟化しており、売り一巡後に輸出株が買い直されるかどうかが注目点ですが、世界景気の後退懸念もあり、上値は限られそう。相場が落ち着けば、内需型成長株の見直しもありそう。引き続き、GLOBEXにらみの展開へ…。

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、アジア株安にもかかわらず、リスクオフの巻き戻しから指数は続伸…個別物色範囲も拡大中
 世界の景気がどんどん減速してきました。中国の製造業PMI指数は前月の48.4から48.1に低下。8か月連続で、判断の分かれ目になる50を割り込んでいます。特に新規輸出受注が2009年9月以来の水準に落ち込んだことが目立ちました。8か月前というと、EUが、域内銀行にバーゼルⅢ(自己資本比率8%)を上回る9%を要求。銀行がリスク資産圧縮を進め、新興国なsどから一斉に資金を引き揚げた時期と一致します。世界の経済は、互いに結びついていますから、資金を引き揚げた結果、貸しはがされた国の景気は悪化。これが、購買力の減少になって、欧州の景気に跳ね返った…というところでしょうか。
 
 今日発表された、ユーロ圏製造業OPMIは前月の45.1から44.8に低下。予想の44.9も小幅に下回っています。特に、輸出依存度が高いドイツの製造業PMIは前月の45.2から、44.7に低下。予想の45.2も下回りました。サービス業PMIは50.3と、判断の分かれ目になる50をかろうじて上まわっているものの、前月水準(51.8)、予想(51.8)をともに下回り、製造業、サービス業ともに景況感が悪化していることがわかりました。これまで、ユーロ安を背景にした輸出の増加で、好調な景気を維持してきたドイツにも、世界的な需要後退の影響が及び始めた…というところでしょうか。景気の悪化は、財政収入の減少になって、即、高債務国の返済能力の低下につながりますから、EUにとって、金融緩和は、待ったなしになってきました。
 今日の欧州株は、中国の景況感の悪化や欧州の景気指標の落ち込みを映し、下落して始まったものの、時間がたつにつれ、下落幅を縮小。景気テコ入れの利下げを市場が期待していることがわかります。このところのEUの景況感の悪化は著しいのですが、ECBは、ドイツから利下げの裁量権を持たされているにもか変わらず、インフレを警戒して、なかなか利下げに踏み切ろうとしません。利下げが必要な時に、逆に利上げを実施し、景気を悪化させた、前ECB総裁と同じような間違いだけは繰り返してもらいたくないものです。

 さて、中国PMI指数が悪化しアジア市場が全面安になったにもかかわらず、日本株の上げはとまりません。欧州情勢の落ち着きで、ユーロが買い戻されたほか、QE3の見送りでドルが強含んだことから円安が進行したことが支えになったようです。朝の書きこみで、CME日経平均先物のレンジ上限が8815円をつけていたことから、今日は8800円台に上振れる可能性もある…としましたが、米国で債券が売られていたことも手伝い、「債券先物買い・株先物売り」のポジション巻き戻しが入ったことが、先物買いを刺激。現物との裁定買いがはいったことも指数の上げにつながりました。引けにかけて景況感の悪化から欧米株式の下振れを懸念した売りが入り、やや上げ幅を縮めたものの、結局、日経平均は、71円76銭高の8824円07銭、TOPIXは6.62ポイント高の753.36ポイントと、ともに続伸して終わりました。売買代金は、1兆870億円と大台を超えてきました。騰落状況は値上がり1211、値下がり328と二日続けて値上がり数が1000を超えています。

 今日の終値で、日経平均サイコロは8勝4敗、RSIが65、25日線かい離は+2.7%、騰落レシオは104%でした。下値不安が薄らいだことから、個人投資家の物色意欲が回復。出遅れ銘柄や低位株を買いはじめたことから騰落レシオが急激に上昇してきました。また、RSIも急激に上がり、注意信号の80に近づいています。25日線が目先的に反落が懸念される3%に近づいているほか、あと120円ほど上の8945円には200日線が下落しながら近づいており、そろそろ相場が息継ぎするところに来ているのかもしれません。ただ、25日線は横ばいに転じていますが、対応点は8720円台に低下。明日以降上げに転じることも予想され、海外に大きな変化がなければ、25日線が下値の支えになりそうです。日経平均は、8690円のポイントでワンクッションおいてあげましたが、次のポイントは9250円…。このゾーンにはここ3年来の抵抗ゾーンがありますので、当面は、ここをめどにしたらいいのではないでしょうか。

 とにかく指数は短期投資に凝り固まった自己売買筋やヘッジファンドなどに汚染されているほか、時価総額の大きい主力株は、株を売りたい年金や生保が大量に持っています。長い目では、彼らが手を出さない銘柄の中から銘柄を選別して買うほうがよさそうです。また、主力株でも、無配に転落したもののリストラが成功しし筒あるところや、大赤字に転落して、規約上、運用対象からはずされたものなら、買いの対象になります。レポートでは、真剣に事業再建に取り組む企業を取り上げましたが、順調に株価を回復しています。指数売買という雑音に惑わされることなく、地道に経営に取り組む会社を買っていくことでしょう。電力を高値で買い取ってくれるからと言って、簡単になびいて大規模な太陽光発電設備を作る…利回りは3%以上に回るいといいますから、設備投資してやっても十分採算にあうということから参入する尻軽企業が増えています。ただ、上乗せの負担は消費者に回されるほか、米国のシェールガス革命でエネルギー体系も大きく変化しており、果たして買い取りを続けるという10年間今のエネルギー事情のまま行くとは限りません。むしろ、不確定な要素のほうが大きいと思われます。まあ、世界の太陽光発電装置メーカーがどうなっているかについて、もっと検証したほういいと思います。本業を忘れ、不動産売買に走った企業がバブル崩壊でどうなったか…時代に安易に流されない「頑固一徹」な企業のほうが、これからは評価されそうな気がしますが…。

 下落中の100日線に突き当たった米国株が、どう反応するかで明日の日本株は決まる。
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QE3見送りに失望して下落するも、追加緩和期待は消えず高安まちまちの動きに
 おはようございます。 2日間続けて10時前に床に就きました市場に安心感が戻りましたから、今は体力温存に注力です。なんだか、体調がいいみたいです。しばらくは早寝させてもらえるんじゃないでしょうか。

 さて、FOMCですが、予想通りQE3は見送り。長期金利の低下を促すツイストオペを年末まで延長することを決めました。ただ、景気見通しを下方修正したほか、QE3実施の前提になる雇用について、回復が遅れると予想しています。また、欧州の危機に対し、措置を講じる用意がある…など、将来的にQE3を実施する可能性に含みを残しています。市場もこのサインを評価。堅調に終わりました。
 また、欧州に関しては、相変わらずドイツの水を差す動きが続いていいます。イタリアのモンテイ首相が、EFSFやESMによる国債買い取り実施の可能性に触れましたが、メルケル首相は、規定はあるが検討はしていない…と暗に否定しています。ただ、以前のようにバケツで頭から水をかけるようなやり方ではなく、婉曲的な表現に変わってきた点は注目されます。

 ただ、Eの危機対応の根治策は、短時間にできるものではなく、短期的にはECBの追加緩和策が焦点になります。これに対し、昨日、英紙フィナンシャルタイムズとのインタビューで、ECBのレーン理事は「6月開催の理事会で利下げが検討された…」ことを認め、「7月の理事会では、具体的に利下げが検討されることになるだろう」と、追加利下げの可能性を示唆しています。さらに、英国も失業率の悪化などから、追加的な金融緩和を行うことを示唆。主要国は夏場にかけ、一斉に金融緩和に動く可能性が出ています。

 欧州市場では、まだスペインの銀行救済スキームの詳細もわからないのに、スペイン10年国債の金利は0.27%低下し、6.77%と、一気に危機ラインの7%を割り込んできました。一方、リスクオフで資金逃避の対象になったドイツ国債金利は上昇しています。マスコミなどは、危機の処理でドイツの負担が増える…と解説していますが、もっと、簡単にリスクオフの巻き戻しが始まった…と簡単にみることはできないのでしょうか。米国でも、10年債金利は、徐々に上昇を始めています。一方、米国のVIX指数(恐怖指数)は、6月初旬の26.68から、昨日は17.24まで急激に低下。市場にリスクオンのゴーサインを出しています。
 今日は24節句の「夏至」。季節的には夏の盛り。夏の暑さと、月命「丙」の火が重なって相場的には活況が期待されるはず…。

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2824ドル39セント -12ドル94セント(0.10%)

 NASDAQ総合指数 2930.45ポイント +0.49ポイント(0.02%)

 S&P500 2930.45ポイント -2.29ポイント(0.17%)

 CME日経平均先物(円建て) 8785円 +45円

 米国10年物国債金利 1.663% +0.041%

 ニューヨーク原油 81.80ドル -2.23ドル

 GOLD 1615.80ドル -7.4ドル

 ドルインデックス 81.41 +0.02


 昨日の米国株は、追加金融緩和期待から欧州株が堅調となるなか、この日開催のFOMCの結果待ちから見送り気分の強い始まりになりました。会議終了まで、ほぼ前日終値水準を挟んだ展開を続けたものの、会議後の声明文でQE3が見送られたことがわかると、一時的に失望売りが増加。ニューヨークダウは1万2744ドル(前日比93ドル安)安値まで売り込まれました。ただ、会議後の記者会見で、バーナンキFRB議長が、QE3実施に含みを持たせた発言をしたことを好感。押し目買いの動きが強まり、一時プラス圏に浮上する場面もありました。引けかけてはやや売られたものの、結局、ニューヨークダウとS&P500は小反落。NSADAQ総合指数は、小幅続伸して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2077万株減の7億4919万株。VIX指数は、前日比6.25下げ、17.24に低下しています。

 NYダウは小反落。ダウ30種は、値上がり16、値下がり14。ダイモンCEOが議会証言を無難に乗りきったJPモルガンが3%強上げたほか、ヒューレッドパッカード、マイクロソフト、インテルなどハイテク系が堅調。一方、中国や米国の景気減速を意識し業績見通しを減額修正したプロクターギャンブルが2.9%下落したのが目立ちました。業種別では、空運、タイヤ、石炭、レジャーサービス、通信などが上昇。家庭用品、非耐久消費財、トラック、商用車などが下落していました。このところ、フィラデルフィア半導体株指数(SOXX)の堅調ぶりが目立ちます。
 昨日も、目先的に下落中の100日線、75日線に到達していることから上値圧迫が懸念されるとしましたが、やはり、抑え込まれたようです。NADAQ総合指数、S&P500とも同様のパターンになっており、ここから正念場に差し掛かってきます。昨日も、QE3が見送られた場合に市場の反応が注目されるとしましたが、一時的に100ドル近く下げたものの、レンジ下限の1万27850ドル付近から切り返しており、投資家が、再びr展示相場を意識し始めたことは、明るい材料です。やはり、相場の基調はかなり強くなってきたようです。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証終値比45円高の8785円で帰ってきました。レンジは8695円~8815円。円は、欧州の落ち着きから対ユーロは100円90銭台、対ドルはQE3が見送られたことから79円40銭台にそれそれ軟化して帰ってきました。本日の日本株は、CME高や円安にささえられて堅調に推移しそうです。米国で債券が引き続き売られていることから、昨日に続き「債券先物売り・株先物買い」のプログラム売買が予想されるほか、昨日のCMEレンジ上限が8815円をつけており8800円大台回復も予想されます。企業の再構築に取り組むハイテク株や市況回復から」、野村証券をはじめとする証券株の見直しも…。

  

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欧米株高を受けた先物買戻しで反発して終了…内需優勢の展開
 だんだんエンジンが温まってきたようですね。まだ、欧州に多くの課題が残っており、弱気ポジションを抱えたままの上げ相場です。強気相場は「総悲観」の中で生まれ、「懐疑」の中で育ち…という格言通り、世界の株価は、スペイン、イタリアへの不安やギリシャのEU離脱懸念を引きづりながらじりじりと水準を切り上げています。弱気を引きづったままの相場は、予想外に長続きするもの。今年も、なんとかサマーラリーを迎えることができそうな感じになってきました。

 レポート6月3日号で、米国雇用統計のネガティブサプライズがあった時、これまであまり反応しなかった金価格が上昇。前回高値を上回ったことから、資産価格の上昇が始まる…とし、主力のNECやパナソニックの難ピン場探しや米国産金株や住友金属鉱山などを注目しましたが、結果的にこの時が底値となりました。この号で、日経平均の下値について、今年3月に昨年7月高値を上回っているので、昨年11月安値を切る可能性は小さい。むしろ、11月安値に対する2番底をつける可能性が強いとしました。いまのところは、正解だったようです。また、一昨年4月高値をつけてから、2年にわたり高値と安値を切り下げる下落バンドを形成してきました。しかし、3月に昨年7月高値を上回ったことで、これまでの高値安値が切り下がるトレンドに変化が生じたことになります。もしダブル底が入ったとすれば、最低でも下落バンドの上限ラインまで…。もしトレンド転換が起きているなら、下落バンドを抜け出してあげる可能性もないとは言えません。ちょっと期待してみたいですね。

 さて、昨日の欧州は、ZEW景況感指数が、+2.3の予想だったのに、出てきた数字は-16.9。予想外に悪い数字で、欧州の景気だけでなく、輸出の仕向け先の米国やアジアの景気が悪化していることも示しました。ドイツが稼げなくなったらEUもおしまいですから、景気刺激の利下げが早い時期にあると市場が読んで、株が上げたんでしょう。米国も、FOMCでの追加緩和を期待して上げていますが、インフレ率や堅調な住宅状況を考えると、まだQE3には踏み切れず、今月末で終了するQE2に変わり、現行のツイストオペの期間を延長することにとどめるかもしれません。もちろん、QE3への期待を持続させるような文言を加えるでしょうけど。とにかく、欧州、米国、中国、新興国…と世界中が金融緩和に踏み切ろうとしています。昨日は、世界の株が、じゃぶじゃぶの流動性を思惑してあげたのに、日本だけが、下げました。勘繰って考えれば、どうせ日銀は大した緩和はしないだろう。結果的に円高が進行して、景気悪くなるので日本株は買えないとでも言いたげな下げでした。

 ただ、世界中が景気刺激に踏み切ろうとしているときに、日銀だけが手をこまねいていることはできませんよね。また、日本株は4月、5月と下げましたが、この間、日銀のマネタリーベースは2か月間(3月、4月分)マイナスになりましたが、6月初旬に発表された5月のマネタリーベースは、3か月ぶりにプラスに転じています。この発表時期と相場の底入れ時期が重なっていたのは、単なる偶然でしょうか?7月初めに発表される数字がプラスを続けているかどうか…これで、7月相場の流れも決まるような気がするのですが…。

 さて、今日の日本株は、朝も上振れする可能性がある…と書いたような展開になりました。欧米株高に加え、CME日経平均先物が昨日の大証終値を上回って帰ってきましたので、買い先行で始まりました。円が小高く帰ってきましたので、今日はTOPIX型の先物に買いが集まったようで、値上がり業種をみると、証券、不動産、生保など内需系大型株の上げが目立ちました。また、米国で債券が下落した(金利は上昇)したことから、「債券先物買い・株先物売り」のポジション解消から、日経平均が想定以上に振れると予想したように、今晩のFOMCを警戒した先物筋が、引けにかけポジションの解消に動いたことが裁定買いを誘発して上げ幅を拡大することになったようです。結局、日経平均は96円44銭高の8752円31銭、TOPIXは12.65ポイbント高の747.34ポイントと、ともに続伸して終わりました。売買代金は、昨日の8100億円台から9532億円に増加。ボリュームアップしてきました。騰落状況は、値上がり1429、値下がり175。
 
 今日の引け値での日経平均サイコロは8勝4敗、RSIは57、25日線かい離は+1.9%、騰落レシオは104と、モメンタムは上向きになっています。今日の上げで、25日線の対応点が並びましたので、明日行こう25日線は横ばいから上げに転じてきます。テクニカル面でも下値は堅くなってきますね。当面は想定どりの動き。日本でも不動産が動き始めており、いよいよ資産価格の上げが始まるか…。継続注目していますマルカキカイが通期見遠しの増額修正を発表してきました。通期の売上は、前回より40億円上積みして400億円に、営業利益は13億円から20億円、経常利益は14億円から21.5億円に、それぞれ上方修正。予想EPSは84円70銭から、121円に修正しており時価の割安感が出ています。また、半期の進捗率が55%ですから、通期見通しも増額含み…。6月10日号のナック型の相場になってくれたらいいのですが…。まあ、とにかく流れの変化が読めて、ほっとしています。今晩の米国が、QE3見送りに対してどういう反応をするかも注目点です。(もちろん、やればやったで、いいのですが…) 
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欧州情勢の落ち着きや欧米金融当局の利下げ期待から上昇
 おはようございます。 台風一過の朝は晴れとはいかず、どんよりとした雲が覆っています。いまは雨が降り出しました。家の周りを調べてみましたが、なんとか無事だったようです。一難去ったと思ったら、もう次の台風が発生したといます。なんだか、今の欧州みたいです。天候の異変は太陽黒点の減少と関係しているようですが、欧州のごたごたも…。

 さて、昨日は、スペイン国債の入札が条件は別として、必要額を確保できたことで、とりあえず市場は落ち着きを取りもどしたようです。応札の中身は、投機筋の買戻しが中心といわれお寒い限りですが、入札終了後、10年債金利はさらに低下。0.155低下し7.04%になっています。一部に、EFSFやESMの資金を使いスペインやイタリア国債を買い支えようという話が流れていたようですが、ドイツがいつも通りに否定。どうやら、欧州の決済機関であるLCHクリアネットがスペイン国債取引の証拠金率を引き上げた(10年債13.6%→14.7%)ことと関係しているようです。明日には、銀行資本査定の結果がわかり、必要資本額が判明。その後、スペインがEUに支援を正式に要請する運びとなるようですが、結局、EFSF、ESM、どちらから支援されるのか…。次はこれをめぐって市場の駆け引きが始まりそうですが、資金の出してのドイツとしては、優先弁済権は確保したいはずで、ESM→スペイン政府経由を選びたいところ。まだまだ、紆余曲折がありそう。

 ただ、銀行同盟やIMFの資金拡大、EUサミットでの「成長・雇用協定」合意など、とりあえず危機対策がいろいろ出てきたことを、市場は好感しているようです。特に、昨日のドイツZEW景況感指数の落ち込みはドイツだけでなく、世界全体の金融関係者にとっても予想外の出来事。ドイツ短期国債金利も限りなくゼロ%に近づくなど市場は、一段の景況感の悪化を防ぐための金融緩和を催促しています。昨日、欧州株が全面高になったのは、絵に描いた危機対応策ではなく、現実の利下げが近づいた…と判断したからでしょう。まあ、市場にとって、じょじょに風向きが変わってきたようです。追い風になって動き出したのでは遅いよいうな気がしますが…。

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2837ドル33セント +95ドル51セント(0.75%)

 NASDAQ総合指数 2929.75ポイント +34.43ポイント (1.19%)
 
 S&P500 1357.98ポイント +13.20ポイント(0.98%)

 CME日経平均先物(円建て) 8695円 +45円

 米国10年物国債金利 1.622% +0.044%

 ニューヨーク原油 84.03ドル +0.76ドル

 GOLD 1623.20ドル -5.8ドル

 ドルインデックス 81.39 -0.53 


 昨日の米国株は、さまざまな危機対応や追加金融緩和期待を受け欧州市場が全面高になるなか、米国でもFOMCが開催されたことから追加緩和期待が増幅。朝方から買い先行で始まりました。欧州市場の落ち着きを受けドルが売られたことを好感し資源価格が上昇。資源・エネルギー株が買われ指数の上げに貢献しています。また、G20で世界的な景気浮揚策が討議されたことから素材や銀行など景気敏感株も買われ、一時は、全面高。ニューヨークダウは、引け近くにこの日の高値1万2878ドル(前日比157ドル高)をつける場面もありました。引けにかけては、追加緩和に慎重な見方をする投資家の売りもあり、上げ幅を縮めています。結局、ニューヨークダウは反発。NASDAQ総合指数とS&P500は4日続伸して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比6540万株増の7億6996万株。騰落状況は、値上がり2577、値下がり603。VIX指数は、0.33%上げ、18.36に上昇しています(何か理由がある…?)。

 NYダウは反発。ダウ30種は値上がり23、値下がり7。欧州情勢の落ち着きや景気刺激を好感しバンクアブアメリカが4.5%上げたほか、アルコアやキャタピラー、ボーイングなど景気敏感、輸出株の上げが目立ちました。業種別では、タイヤ、鉄鋼、金属、非鉄など景気敏感の上げが目立つ一方、薬品小売り、飲料、公共事業などディフェンシブ系の下げが目立ちました。
 NYダウは1万2800ドルの大台に乗せ、前回レンジ相場の下値ゾーンを突破してきました。とりあえず、前回レンジ内に復帰してきたことは注目されます。ただ、上値は100日線、75日線がともに下落しながら接近しており、昨日高値から40ドル近く上げ幅を縮小したのも、この両ラインを意識したものと思われます。レンジ下限を下値抵抗として、高値挑戦がなるか注目jされます。

 米国株は上昇。CME日経平均先物は、大証終値比45円高の8695円で帰ってきました。レンジは8620円~8730円。円は、対ユーロが100円10銭台に軟化したものの、対ドルは利下げ期待から78円90銭台に強含んで帰ってきました。本日の日本株は、CME終値にさや寄せし堅調な始まりが予想されますが、米国債金利が大幅に上昇。リスクオフの巻き戻しが始まっており、日本でも「債券先物売り・株先物買い」」のプログラム売買から指数が上振れる可能性もあります。CMEレンジ上限8730円付近がターゲット?昨日につづき、個別材料株がにぎわいそうですが、指数高に刺激され主力株も反転上昇へ。レポートで取り上げた、業態変換に取り組む、4銘柄に再度注目。
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欧州情勢と円高を懸念した先物への仕掛け的な売りで反落…個別色を強める
 どうやら台風は近畿を直撃するようです。進路予想図をみると、奈良県北部あたりを中心が通過するようです。このボロ家で耐えれるか心配です。8年前に直撃したときには、室生寺の五重塔が付近の大木が倒れこんできたために破損したはずです。また、県内各地の家の屋根瓦が飛び、ブルーシートをかけた屋根が増えました。そういえば、工事業者にお不足に付け込んで、他県からいい加減な業者が入り込んできて、いい加減な工事や法外な料金で問題になったことを取材したことがありました。また、ちょうど果物が実をつけだすときですが、台風が過ぎると、産地のほうから必ず被害が甚大だから取材してほしいと要望がきます。えらいことだと取材に行くと、実はたいしたことがない…。大げさに書き立ててもらい、保険金の支払いを受けるのが狙いの時もあるといいます。マスコミもいい加減ですが、それを利用して金儲けをたくらむ輩がいることも確か…。まあこの世界どこに落とし穴があるかわかりませんね。

 さて、今日からG20サミットが、メキシコで始まりました。EU危機の真っ最中ですから、関係国は集中砲火を浴びそうです。ギリシャの粉飾がばれて3年になりますが、危機が起きるたびに取り繕うことを続けている間にアイルランド、ポルトガル、ギリシャ、スペインと、次々に、投機筋の血祭りにあげられてきました。このまま、イタリア、フランスへと攻撃去れていったら、EU自体が崩壊しかねまっせんし、最大金主のドイツだって資金は続かなくなってしまいます。まあ、余裕があるうちに、根本的な対策を講じておかねばなりません。ただ、共通通貨の使用は始めていますし、財政統合も話が進み始めました。その手始めに、銀行同盟の話も出てきました。主権を放棄する財政統合は紆余曲折がありそうですが、これに成功し、ユーロ共同債を発行できるまでになると、個別の国のGDP比の債務残高は少ないだけに、一気に優良債権になる可能性もあります。まあ、「主権放棄」という難題がありますから、簡単にはいかないでしょうが…。まあ、すこしづつは前進しているような感じはします。

 問題は目先のことですが、今日行われたスペイン国債の入札は、予定した30億4000万ユーロを無難に消化したようです。12か月物と18か月ものですが、ともに調達金利は5月実施時より2%近い上積みになりました。ただ、調達が成功したことで市場は落ち着きを取り戻し、スペイン10年債金利は低下し始めています。また、続落して始まったイタリア株式も反転してきました。株価が上がっている背景には、この他ギリシャの組閣が本日中に終わりそうなことも影響しているようです。でも、一番大きいのは、この日発表されたドイツのZEW景況感指数ではないでしょうか。数字は予想のプラス2.3に対し、マイナス16.9と大幅に悪化。景気が急速に悪化してきたことからECBの利下げが接近してきたと市場がよんだようです。FRB,日銀など主要国の中央銀行はこれから、じゃぶじゃぶに金を供給してきますから、世界の市場は再び流動性相場に入っていくのかもしれません。

 さて今日の日本株ですが、米国株が高安まちまちで終わったことや、CME日経平均先物安を受け、先物売りから反落して始まりました。スペイン、イタリア国債の金利上昇を受け、ユーロが下落したことから円高が進行。昨日買われた輸出株など,主力株が売られていました。ただ、売り一巡後は、欧州情勢を懸念し手控え気分がつよまり、寄り付き水準で底這いの動きになりました。欧州市場が開き始める2時過ぎになると、「債券先物買い・株先物売り」の仕掛け的な動きが入り、裁定解消売りから指数は下落幅を拡大。一時、日経平均は90円以上下げる場面もありました。ひけにかけては、ややもどしたものの、結局、日経平均は65円15銭安の8655円87銭、TOPIXは4.12ポイント安の734.69ポイントとともに3日ぶりに反落して終わりました。出来高は,14億株台を割り込み13億8330万株落ち込んでいます。騰落状況は、値上がり503、値下がり1020でした。

 朝の書き込みで、CME日経平均先物の下限レンジが8635円でしたので、先物に仕掛けが入り、下振れする局面があるかもしれないと書きましたが、やはり、入りましたね。先物の安値は8620円と、CMEレンジ下限の8635円付近まで売られたあと買戻しで8650円で終わりました。まあ、こんな薄商いですから、先物のちょっとした売りで、指数が上下に振れやすくなっています。前日のCMEレンジをコンピューターにインプットし、ロボットが債券市場や為替市場を見ながら自動売買するため、こんな動きになるんでしょう。

 ただ、個人を中心に指数離れを起こし個別株物色が強まるとしたように、今日は仕手系株や好業績株、高配当率銘柄が個別に買われ、相場的には面白い動きになりました。レポート前週号の銘柄は、本日も上げ、昨年3月高値更新に王手をかけてきました。すでに300円幅近くになってきました。また、直近号で取り上げた銘柄も、本日も続伸。年初来高値が視野に入ってきました。まあ、以前から書いているように指数は崩れなければよし。そうなれば、安心して個別株を買う環境が出てきますから、そちらを狙うべきでしょう。つい先ごろまで、小型科株も無差別に売られましたが、歯止めになる材料がなく、だらだら下げる展開になっていました。ただ、先週末に、会社四季報と会社情報が売り出され、業績面で歯止めが出てきたことから、新たに、来期業績を織り込無動きが始まったとみることもできます。先週号の銘柄は、今季の予想EPS255円が来期は340円に拡大する予想になっており、サプライズ効果があったのでしょう。しばらくは、こんな相場が続きそうです。指数は米国株次第…。
 じんましんの薬が効いて、あくびをしながら書いています。支離滅裂ですがご容赦。

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スペイン、イタリアへの懸念から高安まちまちの動き…ハイテク株の見直しが始まる?
 おはようございます。

 ギリシャ再選挙というハードルを通過した欧州は、相変わらず「悲観」と「懐疑」の間を行ったり来たりしています。ギリシャで財政緊縮派が勝利したとの報が伝わると同時に、スペイン銀行の4月の不良債権比率が前月の9.37%から8.72%へと増加。また、返済が滞っている債権も前月から47億ユーロ増加し1530億ユーロになったことが伝わり、楽観から悲観の現実に引き戻されてしまいました。スペイン10年債は、再度売りなおされ、金利は7.29%に上昇。引けでも前週末比0.28%上昇の7.16%で終わってきました。つれてイタリアにも波及。10年債金利は0.25%上げ6.17%に上昇。FTSE MIB株価指数は2.85%急落してしまいました。金利上昇に見舞われたスペインの首相は、国債買い取りなど金利上昇の鎮静化に動かないECB(欧州中央銀行)に対し、不満をぶつけています。ECBは先週まで14週連続で国債の買い取りを実施していません。このあたりも、投機筋がかさにかかって売り攻勢を強める原因になっているんでしょう。

 まだ、スペイン銀行への1000億ユーロ支援の方法は決まらないようですね。EUなどが提唱したEFSF(欧州金融安定化基金)から、スペイン銀行に直接支援すれば、すんなり片が付いていたはずなのに、ドイツが、ESMから、スペインの政府機関を通じて支援することを主張したことから、おかしくなってしまいました。この方式ですと、スペインの財政負担は増しますし、デフォルト時の債務返済で一般国債が劣後することから、投機筋に付け込まれることになってしまっています。ドイツが教条主義を押し通せば押し通すほど、事態が悪化する…という悪循環を生んでいるようです。欧州最大の金主として、国民へも配慮しなければならないことは、わかりますが、選挙が近いだけに国民の信頼を損なうことはできないということなんでしょう。21日には、スペイン政府が外部監査機関を通して査定してきた結果がでて、資本の必要額がわかる予定ですが、果たして、どんな支援方式がとられることやら…まだまだ気をもむことが続きます。

 ただ、EU内でも危機対応へむけ動きは出始めています。どうやら法改正を伴わずにできる、銀行同盟の設立に動くようです。ドイツなどはECBの権限強化を考えているようですが、この背景には、ロンドンに本拠を置くEBA(欧州銀行監督機構)の権限を、大陸に取り戻すという狙いもあるといわれます。G20も銀行同盟に向けた取り組みを支持するようですが、金融取引税の導入に前向きな大陸欧州と対立する英国としては、監督権限まで取られてはだまっておられないところ…。欧米とEUの間で、いろいろな政治的駆け引きもはじまりそうです。まだまだ、この問題は長引く…?

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2741ドル82セント -25ドル35セント(0.20%)

 NASDAQ総合指数 2895.33ポイント +22.53ポイント(0.78%)

 S&P500 1344.75ポイント +1.94ポイント(0.24%)

 CME日経平均先物(円建て) 8680円 -50円

 米国10年物国債金利 1.578% -0.005%

 ニューヨーク原油 83.27ドル -0.76ドル

 GOLD 1627.00ドル -1.10ドル

 ドルインデックス 81.95 +0.36


 昨日の米国株は、ギリシャ再選挙で財政緊縮派が勝利したものの。スペイン、イタリア国債金利が上昇したことを嫌気。反落してスタートしました。スペイン問題を嫌気してユーロが売られドルが上昇したことから資源価格が下落。これを受け資源株が軟調に推移したことや、欧州危機を嫌気して金融株が売られるなどし、ニューヨークダウは、寄り付き直後この日の安値1万2696ドル(前週末比71ドル安)をつける場面もありました。ただ、今晩から始まるFOMCでの追加緩和期待や、この日発表された建設業者指数(6月)が前月水準、予想をともに上回ったことを好感し関連株が買われるなどし、指数は上昇。一時、前週末比プラス圏に浮上する場面もありました。その後は、。前週末の終値を挟んだ神経質な動きとなったものの、引け際に売られ、結局、ニューヨークダウは反落しています。ただ、個別のハイテク株に評価引き上げなどの好材料が相次いだことからNASDAQ総合指数やS&P500は続伸しています。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比8億646万株減の7億463万株。騰落状況は、値上がり1756,値下がり1255。VIX指数は、先週末のヘッジの外しもあり、13.2%下げ、18.32に急落しています。

 NYダウは反落。ダウ30種は、値上がり11、値下がり19。銀行、資源、輸出関連の下落が目立ちました。先週末のSQにからみ上昇した分のポジション調整も関係していそうです。業種別では、住宅建設、鉄道、空運、トラックなどが上昇。一方、石油探査、生保、石炭、アルミ、家電などの下落が目立ちました。
 3指数のうち、NYダウだけが下落しましたが、ここまで同指数が上げを牽引してきました。ただ、先週も指摘しましたように今年前半に形成したレンジ相場の下限ラインである1万2700~1万2800ドルに到達したことから、上値抵抗を意識する動きもあるようです。3か月近くもみ合った場面ですから、上値抵抗も強いちお思われ、この日も2度、ゾーン抜けにチャレンジしたものの押し戻されています。当面、フェイスブックの切り返しに代表されるように、物色の中心はNASDAQ市場に向かう公算が大きいものと思われます。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証終値を50円下回る8680円で帰ってきました。レンジは、8635円~8750円。円は、ユーロが売りなおされたことや、FOMCの追加緩和期待から、対ユーロで99円50銭、対ドルは79円10銭と、円高に振れて帰ってきました。本日の日本株は、CME先物安や円高を嫌気し、指数的にはさえない展開が予想されます。昨晩も書きましたように、まだ弱気ポジションはそのままにしているところも多く、欧州情勢を見ながら買いもどされることになり、比較的底堅い動きになりそうです。指数的には、今日もGLOBEX米国株先物を見ながらの展開。ギリシャ懸念の一巡から、再度、先物の売り攻勢も予想され、昨日のCMEレンジ下限8630円付近への下振れもありそうです。ただ、先週から、個別株を見直す動きが始まっており、来期も連続増益が予想されるものや成長性の高い企業を買う動きが続きそうです。

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ギリシャ選挙結果を受け買戻しで大幅続伸…物色範囲は個別に拡大
 ギリシャ再選挙結果は、市場が望むような結果で終わりました。旧連立与党の新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動を合わせて過半数を制したことで、市場も一安心というところでしょうか。急進左派連合も前回の選挙に比べ得票を伸ばしており、実質的な当選者の差は8議席。得票率を見るとNDの29.7%に対し、急進左派連合は29.6%と、決して楽勝ではなかったものと思われます。とりあえず、NDのサマラス党首は今日中に組閣する方針といいますが、最初の仕事として、月末までに、次回融資の条件になっている追加削減案をまとめてトロイカ(EU,ECB.IMF)に提出しなければなりませんが、選挙期間中に再交渉を公約していますので、すんなり交渉がまとまるかどうかは不透明。ドイツは、一部に流れている期限延長論を頭から否定。約束はしっかり守れ…と先制攻撃をかけています。再選挙で、急進左派連動が議席数を伸ばしたことをみても、高失業率の若者を中心に、不満が拡大しており、財政赤字削減目標達成期限を1~2年延長するか、成長促進策を実施するなど緊縮一辺倒の政策を改めないと、社会不安が増幅する可能性もあります。

 まあ、今回の選挙は、事前の見通しが立たず、昨日のレポート作りも苦労しました。ただ、英国などのブックメーカー(賭け会社)の予想が、平均して3対1で、ND優位としていましたので、これを紹介。みんなが弱気のポジションを取っているときに、大きく崩れることは考えにくい。むしろ、上にいくリスクがあるのでは…としましたが、市場の関心はスペインに移っており、ともに、短期間で流れは小康状態に戻りそう、としました。今日の相場をみていると、短期のポジション調整はありましたが、ユーロ危機全体をヘッジしたポジションの巻き戻しまではいかなかったようですね。売買代金が、8645億円と9000億円にも満たない薄商いだったことをみてもわかります。今日の欧州市場は、選挙結果を好感して、上げてスタートしているものの、イタリア市場は大きく下落するなど、市場の関心はギリシャ以外の債務国に向かっているようです。

 まあ、これから月末にかけては、2回のEUサミット、ユーロ圏財務相会議、G20と重要イベントが山積しています。また、21日には、スペイン銀行への必要支援額がわかる査定結果が発表されますし、あまり注目されていませんが、月末には、EUが域内銀行に要求した自己資本比率9%の達成期限がきます。昨年10月ごろに持ち出された話で、公的資本の導入を嫌った銀行がリスク資産の圧縮に奔走。世界中から貸しはがしや資産処分を行ったことから、世界の景気をおかしくしたいわくつきの政策。この間、高債務国の国債が下落していますから、果たして要求された数字を達成できているかどうか…。目標数字を引き下げるか、公的資本を注入するか、それとも達成期限を延長するか…いずれにしても市場に付け込まれることばかり…。これでは、EU崩壊を前提にしたポジションは外せませんね。まだまだ、一山も二山もありそうです。

 今日の日本市場はギリシャの選挙結果を受けて最初の開いた市場。週末にヘッジしていた先物の買戻しがまとまって入り、これに刺激された裁定買いが入ったことから、日経平均は、前週末比154円高の8723円と高寄りして始まりました。円が対ドル、対ユーロでともに軟化したことから、輸出主力株を中心に買い戻しが入ったほか、シャープに鴻海の株式買い増しの話が流れるなど、主力株中心の流れになりました。ただ、買い一巡後は、ギリシャの選挙で財政緊縮派が勝つとして先物を買い建てていた外資系証券の利食い売りがでて急速に伸び悩んでいました。その一方で、海外有力ファンドマネージャーが注目する日本の成長企業が米国の投資雑誌に掲載されたことから、個別株に物色の手が回り、根を飛ばすものが増えていました。ただ指数的には大きな動きはなく日経平均の終日値幅は55円にとどまっています。結局、日経平均は前週末比151円70銭高の8721円02銭・TOPIXは12.24ポイント高の738.81と、ともに続伸して終わっています。騰落状況は、値上がり1373、値下がり220。

 日経平均サイコロは、7勝5敗、RSIは52、25日線かい離はプラス1.4%と、やっと25日線を上回ってきました。当落レシオは91と、物資範囲は拡大してきました。まあ、伸び悩んだのは、GLOBEX市場の米国株先物で一時100ドル以上上げていたのが、上げ幅を半分くらいに縮めたことが響いているようです。先週の上げは、欧州危機や景況感の悪化から、明日から開催されるFOMCでQE3に踏み切る…との期待が先行してあげげたものです。ただ、財政緊縮派が勝ったことで、追加緩和の必要がなくなり、今回の会合ではツイストオペの延長でお茶を濁されそうなことから、期待感がはげると感じたのでしょう。とりあえず、崩れることはないでしょうから、堅調に帰って来れば、日本では主力より個別株がにぎわう展開になりそう。今週号のレポートで取り上げた銘柄が100円以上上げていましたが、先ほど書いた、海外の成長株発掘のうまいFMのお眼鏡にかなっていたようです。主力はそろそろ13週線に近づくものが増えてきますので、動きに注意が必要です。まあ、今晩の米国市場で世界一周しますが、どのレベルの反応をしてくるか…?

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主要国中銀協調の危機対応やQE3期待から続伸して終了
 おはようございます。 今日は雨の中、廃棄する資料を資源ごみの収集場所に運びました。アナリストジャーナルの中に引いた赤線や書き込みを見ると、また捨てるのが惜しくなってきました。現在の自分の血や肉となって残っているんですから、それで「良し」として割り切っておいてきました。最後の、書類を置いたとき、「ありがとう…」と、つい言ってしまいました。まだ整理したのは3分の1。果たして、どうなるやら…。

 さて、欧州の波乱は、主要国の中央銀行が「危機は起こさせない…」と宣言したことで、とりあえず小康状態を取り戻しました。後は、明日の再選挙の結果を見て市場が、どう反応するかにかかってきます。ただ、財政緊縮派、反緊縮派のどちらが勝っても、次の融資を受けるための追加の財政削減策の提出期限が月末にあり、混乱は続きます。急進左派連合のトロイカとの合意破棄は問題外にしても、新民主主義党(ND)が勝っても、再交渉となり煮え切らない状態が続くことになります。EUとしても、厳しい姿勢を示しながら、提出期限や財政均衡目標達成期限を延長することなど、一定の譲歩をするしかないのでしょう。この点では、急進左派連合のツァイプラス党首の見方は正しいのかもしれません。まあ、今回の危機は、財政均衡主義一辺倒のドイツの考えを、財政統合一段階前の銀行連合に発展させる兆しがでたという意味では、成果(?)があったということかもしれません。

 さて、そもそも論ですが、今回の危機の一因は、成長策を打たず財政緊縮を短期間に進めたことでユーロ圏の不況が促進されたことにあります。結果的に、高債務国の税収見通しが狂いだし、さらに、財政緊縮を強制したために、経済が窒息状態に陥ったことにあります。各国とも消費税にあたる付加価値税を引き揚げましたが、イタリアではわずか1%引き上げただけで不況感が促進されたといいます。また、域内銀行の脆弱な財務体質を改善するために、昨年は、域内銀行の自己資本比率をBIS(世界銀行)基準の8%を上回る9%にすることを要求。その期限が、今月末になります。わずか8か月足らずの間に、達成しろということですから、これは大変なことです。おそらく、最初は公的資金の投入を想定したのでしょうが、政府の介入を嫌う民間銀行は、リスク資産の圧縮による自己資本比率の上げを計画。域内への貸し出しを縮小するだけでなく、海外からの資金引き揚げも実施。インド、ブラジル、中国とつぎつぎと景況感が悪化しています。同時に、世界的な流動性の不足からドルの需要が増加。EUの銀行が資産圧縮を進めて以後、ドルインデックスが上げを加速していることを見ても、流動性不足の状況がわかります。

 欧州、中国という2極が流動性不足から景況感の悪化に見舞われれば、米国も無事で済むわけはなく、最近になって発表される景気指数は急速に悪化してきました。まあ、副作用があることをわかっていながら、緩和措置を講じずに治療すれば、こうなるのはわかっていたはず…。原因がわかっているのですから、治療法は簡単に見つかるはず。その意味でも週明けに開催されるG20の持つ意味は大きい…と、いろいろと書いてきたのですが、デフレ不況の真っただ中にある日本は、昨日、民自公の3党合意がなり、消費税上げに向けて大きく前進しました。裏で糸を引いている財務省は祝杯を上げたことでしょう。自民党政権時代は、谷垣氏を…、民主党政権では、野田氏を、それぞれ消費税引き上げの推進者にすべく洗脳活動を続けてきたことが、実を結んだということでしょうか。一貫して反対してきた小沢氏に対しては、次から次へとスキャンダル攻勢をかけてきました。それに乗るマスコミもマスコミですが…。

 でも、今のような状態で消費税の引き上げを実施すれば、イタリアの例をみるまでもなく、景気に影響することは必至。海外では食料品などには軽減税率が適用されますが、日本は、いつものようにうやむやにされて、一律課税になるのではないでしょうか。問題は、実際に多くの人が懸念しているように景気が悪化した場合に誰が責任を取るのか…。おそらく、矢面にたった野田氏か谷垣氏が責任を追及され、裏で糸を引いた財務省は誰も責任を取らないで、ほとぼりが冷めたら、海外と比較して日本は税率が低いとか言って、また15%、20%へと政治家を使って、引き上げにかかるのでしょう。今やるべきは肥大した「公」の部分を縮小することなのですが…。今回の消費税の引き上げが前進したことで、国民の負担率は5公5民から、公の取り分のほうが多くなるといわれます。昔なら「土一揆」が起きた水準です。今の日本国民は、なにも感じないのでしょうか。

 15日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2767ドル17セント +115ドル26セント(0.91%)

 NASDAQ総合指数 2872.80ポイント +36.47ポイント(1.29%)
 
 S&P500 13542.84ポイント +13.74ポイント(1.03%)

 CME日経平均先物(円建て) 8610円 +50円

 米国10年物国債金利 1.583% -0.006%
 
 ニューヨーク原油  84.03ドル +0.12ドル

 GOLD 1628.10ドル +8.50ドル

 ドルインデックス 81.59 -0.29


 NYダウは続伸。欧州債務危機への主要国中銀の対応を好感したほか、この日発表された景気指標がいずれも前月水準、予想を下回ったことから、QE3への思惑が強まり、終日上げる展開になりました。中銀の対応を好感し銀行が買われたほか、景気刺激策を期待して景気敏感株も買われるなど幅広く買われ、ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2108、値下がり929と、値上がり数が大幅に上回っています。ただ、ギリシャ再選挙への警戒感は強く、VIX指数の下げ幅は、2.63%と小幅にとどまり、21.11になっていました。
 昨日のNYダウは続伸し、1万2700ドルの大台に乗せてきました。以前から、戻りのめどとしてきた今年2~4月のレンジ相場の下限ゾーンに届きました。来週は売り圧迫が強まりそうですが、一応、レンジ内に戻ったこで投資家の気持ちも変化してくるかもしれません。詳しくは、レポートで解説します。

 米国株は続伸。CME日経平均先物は50円高の8610円。円は、日銀の政策変更がなかった一方、ECBの利下げやQE3期待が強まったことで、対ドル、対ユーロとも強含んで帰ってきました。

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イベント通過待ちで小動き…日銀の現状維持による円上昇にも反応なし
 明日は資源ごみの日です。収納庫から発掘した資料の中から必要ないものを捨てようと思い、昼から選別していました。ほとんどが、処分の対象でしたが、アナリストジャーナルには、往年のアナリストが市場分析したものもあり、後ろ髪が惹かれる思いもありましたが、思い切って処分することにしました。それでもまだ収納庫のやっと3分の1…。確か、昭和40年代のチャートもあるはずですが、果たして処分していいのかどうか…。残りは来月回しにしました。資料類のなかから、昭和50年代に一冊3万円もしたような資料も出てきましたが、何か「秘線」みたいなものがかいてあるのらしいですが、全く、読んだ形跡がありません。昔から、株式投資には、秘法なんてないという信念ですから、いい加減なものには目を通さなかったんでしょう。レポートが終わったら、流し読みでもしてみましょうか。

 さて、日銀は予想通り、なにもしませんでした。ギリシャの選挙後の波乱に備えて、もしもの場合には、主要国の中央銀行が協調して資金供給をすることで合意したようですから、余力を残して置かなければならないということでしょう。まさか、国際協調体制の話が出てくるとは思わなかったものですから、日銀が何か追加緩和した場合に備えて、円売りポジションを作っていたところが、現状維持の発表を受け、円を買い戻したことから円が78円台に急伸しましたが、株式市場のほうは、冷静に受け止めて、売り攻勢がかかることはありませんでした。もっとも、変にポジションを作って、週をまたぐと何が待っているかわからない怖さがありますから、仕掛けたくても仕掛けられなかった、というのが本当のところでしょう。
 
 結局、今日のCME日経平均先物が暗示したように、日経平均は前日比43銭高の8569円32銭、TOPIXは0.91ポイント高の726.57と、ともに横ばいで終わりました。出来高は14億7600万株、売買代金は9340億円と、薄商いでした。騰落状況は、値上がり671.値下がり849。保険、銀行、情報通信など内需系出遅れ業種などを中心に16業種が上昇。昨日上げた証券が売られたほか、円の上昇を嫌気して輸送用機器や精密、電気機器など17業種が売られました。今日の引け値での日経平均サイコロは6勝6敗、RSIは49、25日線かい離はマイナス0.5%、騰落レシオは82でした。やはり下落中の25日線を意識してももたもたしています。まあ、指数の予想をしても、先物筋は前日のCMEの日経平均先物のレンジをなぞるだけで、積極的な売買をしていないようです。昨日のCME日経平均のレンジは8495円~8605円。今日の日経平均先物のレンジは、8490円~9620円。こんな状態ですから、今の指数が日本経済のファンダメンタルを繁栄しているとはとても思えません。

 いずれ指数と個別銘柄とのかい離が起きてくるはずです。今日、四季報と会社情報が発売されましたが、来週、相場が落ち着けば、13年の数字を織り込む動きが始まるかもしれません。レポート直近号では、今季の利益が216円から255円に拡大することや、常に新たな収益源を求めて多角化している経営を評価しナックを取り上げましたが、今日発売の四季報予想ではEPSは14年3月には340円に拡大すると予想。今日は111円高し、新値を更新していました。週刊で200円以上の上げになりました。指数は、先物筋の目先売買の対象にされて、まったくファンダメンタルを反映しなくなっていますが、今の相場は個別の材料には素直に反応するようになっています。この意味では、相場の質は変わってきた…といえそうですね。

 あと気になるのは、大量の先物売り玉を抱えたまま越週するゴールドマンザックスの動き…。今週に入っても、小口に売り越しているのが気になります。来週以降、リーマンショック型の下げがくるとでも考えているんでしょうか。まあ、すべて来週になっての市場の反応を見ないことには何もわからない…。日米ともに25日線との力勝負が始まる?詳しくはレポートで分析して見ます。

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QE3への期待感と、危機時の主要国中銀の国際協商体制確認を好感し急反発
おはようございます。 昨日から術後3年目を迎える検査が始まりました。来月にかけて、いろんな検査が続きます。昨年は無罪放免でしたが、いまのところ、体調も万全ですから、大丈夫でしょう。でも、昨晩は気疲れで、6時過ぎには寝てしまい書き込みができませんでした。

 さて、ギリシャの再選挙を控え、様々な動きが出てきました。下馬評では新民主主義党(ND)が優位に選挙戦を進めているとして、昨日のギリシャ・アテネ総合指数は10%上昇しています。一方、急進左派連合のツァイプラス党首は、相変わらず強気の発言を継続。トロイカとの財政削減合意案の破棄を提唱。引き続き、EUにとどまることを主張しています。また、1000億ユーロの支援が決まったスペインを引き合いに出し、「スペインは、見返りに一層の緊縮財政を求められていない…。EUは、ギリシャへの支援を続けるはずだ」と希望的な観測を訴えています。ただ、国民の反応は正直です。実際に、トロイカとの合意を破棄すれば、EUからの支援は停止。否応なしにデフォルトに追い込まれる、国内の金融や経済生活は混乱する…と国民が感じ、銀行からの預金引き出しは今週に入り急増。食料品の買いだめにも走っているといいます。一時の勘定で耳触りのいい主張をする政党を選択したものの、いざ、究極の選択…となると理性が働き出した、というところでしょうか。まあ、ふたを開けてみるまで、結果はわかりませんね。むしろ、問題は、どちらが勝っても、いずれ離脱に追い込まれる可能性が強いということは確かでしょう。

 一方、ここまで市場の対応はリスクオフ一辺倒でしたが、イベント通過後の市場の反応が読めず、リスクオフのポジションを取る投資家のリスクが高まっています。最近になってユーロを買い戻す動きが強まっていることや、ムーディーズによるスペインの三段階格下げにも関わらず、欧州市場が堅調に推移していることを見ても、イベント通過後のリスクオンの動きを警戒して、一方向に傾けすぎたポジションを減らす動きが始まっています。このところ、米国の景況感が悪化しているにも関わらず、債券市場で金利がじり高していることでもわかります。今日は、リスクオフのポジションを取る投資家が最も警戒する、危機の際の主要中央銀行による国際協調による資金供給の話が出てきました。リスクオフ一辺倒の市場は、週明けからどう変化していくんでしょうか?

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2651ドル91セント +155ドル53セント(1.24%)

 NASDAQ総合指数 2836.33ポイント +17.72ポイント(0.63%)

 S&P500 1329.10ドル +14.22ポイント(1.06%)

 CME日経平均先物(円建て) 8580円 +10円

 米国10年物国債金利 1.643% +0.048%

 ニューヨーク原油 83.91ドル +1.29ドル

 GOLD 1619.10ドル +0.20ドル

 ドルインデックス 81.32 -0.32 


 昨日の米国株は、朝方発表された新規失業保険申請件数が、前週、予想をともに上回ったものの、この日発表された消費者物価指数が前日比で下落したことから、QE3への期待が高まり、反発しテスターとしました。為替市場でユーロの買戻しが進んだことや、QE3への思惑が高まったことで国際商品価格が上昇。これを受け、資源株や素材株が上げたことが指数を押し上げました。その後、ロイターが「ギリシャ再選挙後に市場が混乱した場合、主要先進国が強調して危機収束にあたる…」と報道。G20関係者もこの報道を認めたことから、一気にリスクオフの巻き戻しが進み、債券は下落。株価も急伸して終わっています。景気刺激を期待し、銀行株が買われたほか、住宅部門へのテコ入れ(MBS買取?)を期待して住宅関連が買われるなどしています。結局、主力3指数とも反発して終わりましたが、主力株を中心にしたNYダウ、S&P500に比べ、NASDASQの上昇率の低さが目立ちました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比7397万株増の7億7730万株。騰落状況は、値上がり2166、値下がり920。VIX指数は、前日比10.67%下げ、21.68に低下しています。

 「鯨幕相場」と予想したように、昨日のNYダウは反発して終わりました。ダウ30種は値上がり28、値下がり2。業種別は、住宅建設、食品小売り、酒類販売、住宅リフォーム、ギャンブルなどが上昇。一方、靴、通信、インターネット、自動車部品、産業機械などが下落していました。
 昨日までミニ三角持ち合いを形成していたNYダウは上離れてきました。まだ、25日線の下落が続く(下落率は緩和)ことから、予断は許しませんが、日足のパターンを見ると「逆三尊型」をつけており、相場の先行きに期待を抱かせます。ただ、以前から、今回の戻りのめどは、前回レンジ相場の下限1万2700ドル付近と書いてきましたが、昨日は高値1万2698ドルを付けた後、値を消しており、レンジ下限を上値ゾーンとして意識していることがわかります。いよいよ、正念場です。

 米国株は反発。CME日経平均は大証終値を10円上回る8580円で帰ってきました。レンジは8495円~8605円。円は、国際協調体制への期待感からユーロが買い戻された流れを受け、対ユーロは100円20銭台に軟化。対ドルは米国景気指標の悪化を受け79円30銭台に強含んで終わっています。本日の日本株は、CME先物に大きな動きはなく、先物次第の動きになりそうですが、「リスクオフのオフ」の流れから米国債券市場が軟調に推移。これを受けに日本でも「債券先物売り・株先物買い」が入る可能性もあり、意外に指数は上昇するかもしれません。欧州向け比率が高い精密や自動車、海運などに加え、復興工事発注方式の変更に伴うゼネコンなど、今日は幅広く買われそうです。日銀金融政策決定会合は、ギリシャ危機対応の協調行動もあり、ETFの買い増し枠の拡大程度でお茶を濁すか?短期売買の流れは変わらず…?

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追加緩和期待で一時続伸するも、スペイン格下げを受け、反落して終了
 おはようございます。 

 朝新聞を開いて、週刊誌の広告を見て目が点になりました。民主党・小沢代表が昨年離婚していたことが伝えられていました。昨年11に小沢氏の後援会あてに送られた元夫人の挨拶状の内容が報じられているようです。震災時に、放射能が怖いと地元を放り出して逃げたことに愛想を尽かしたことなどが掲載されているようです。これが事実なら、小沢氏に取っては致命傷にもなりかねません。まあ、どうでもいいことですね。でも、昨年11月にわかっていたことなのに、なぜ今なんでしょう。おそらく今日はワイドショーも(事前の予定通りに)取り上げ、ネガティブキャンペーンをはるんでしょうね。民主と自民とどちらが絵を描いたのか知りませんが、有無を言わさず小沢離れをおこし、一気に消費税成立へ持ち込みたいという勢力の流したものかもしれません。大阪市長選のおりにも、同じ週刊誌が、橋本候補の父親の過去を暴き出して記事にしたことがありました。この時には、あからさまなネガティブキャンペーンであることを有権者が見抜き、それまで五分五分だった情勢が、一気に橋本優位に傾いたという例があります。

 まあ、すでに終わった人ですから、どうでもいいんですが、今の時期の消費税引き上げがまずいことや、マニフェストで消費税の引き上げをしないと公約していることへのこだわりなど、納得できる主張も多いようです。とにかく、問題は、今この時期にこんなスキャンダラスな記事を掲載したマスコミ側にあります。大阪市長選挙での記事、民主党マニフェストの順守を求めながら消費税の引き上げをやるべき…とわけのわからない論理を展開する大手経済紙など、このところ偏向的な記事が多いことが気になります。記者時代にも、ためにするような情報提供が多くありました。裏がわかっていたことから、放置しておいたら、別の記者がわけもわからないで(わかっていて?)書き、一面トップに乗り、相手が葬り去られたこともありました。ニュースが上から流れてくることが問題。今回のケースも、おそらくこんな感じで掲載されたのでしょう。

 マスコミは報道の自由や取材の自由の権利を口にしますが、この裏には厳正中立な立場で記事を構成するという義務があります。でも、最近のマスゴミの報道は、厳正中立とは程遠い内容です。今日の記事を見て、ますます報道が信じられなくなりました。大阪の市長選挙でもわかるように体制派の人間が考えているほど、有権者はバカではありません。記事の裏はわかりませんが、少なくとも、マスゴミが、体制の御用報道機関になっていることだけは間違いないところですね。

 昨日は、信用格付けでは一番信頼性が高いといわれるムーディーズが、スペイン国債の格付けを、投資適格の最下位に三段階格下げ。かつ、見通しを「弱含み」としたことから、実質的にはジャンク債になったことが米国市場を動揺させましたが、われわれ日本国民に取っては、記事の裏にあるマスコミの欺瞞的な体質のほうが問題…。誰が何のために流したニュースソースか?これからは、まずこれを疑って記事を読むようにしましょう。

 13日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2496ドル38セント -77ドル42セント(0.62%)

 NASDAQ総合指数 2818.61ポイント -24.46ポイント(0.86%)

 S&P500 1314.88ポイント -9.30ポイント(0.70%)

 CME日経平均先物(円建て) 8530円 -60円

 米国10年物国債金利 1.595% -0.067%

 ニューヨーク原油 82.62ドル -0.70ドル

 GOLD 1619.40ドル +5.6ドル

 ドルインデックス 82.19 -0.19
 

 昨日の米国株は、朝方発表された5月の小売り売上高が前月比で減少するなど、さえない景気指標を受け、反落してスタートしました。ギリシャ再選挙が接近していることからポジション調整の売りが出るなどし、下落幅を拡大しました。ただ、卸売物価が発表され、下落幅が予想を上回ったことがわかると、来週開催されるFOMCでの追加緩和期待が強まり買いものが増加。ニューヨークダウは、前日比25ドル高とプラス圏に浮上する場面もありました。その後は、前日引け値を挟んで神経質な動きが続いていましたが、引け近くスペイン格下げの話が伝わると、急速に売られ、結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1767万株減の7億333万株。騰落状況は、値上がり993、値下がり2073。VIX指数は、前日比0.87%高し24.27と、意想外の伸びになりました。

 ダウは反落。ダウ30種は、値上がり7、値下がり20、変わらず3。ダイモンCEOが議会証言をうまく乗り切ったJPモルガンが1.67%上昇。個人消費を懸念し、AMEXが2.44%下落したほか、ウォルマートなど小売りが低調。キャタピラーやデュポンなど、景気敏感株も売られました。業種別で買われたのは、空運とOA機器だけ。靴、レジャー用品、装飾品、住宅リフォームなどの下落が目立ちました。
 ニューヨークダウは、昨日「鯨幕相場」を予想しましたが、やはり下落して終わりました。25日線を上回っているものの、25日線の対応点の状況からみて、以前下落圧力が強いまま…。日足ベースで三角持ち合いを形成しつつありますが、やはり、焦点は17日のギリシャ再選挙にあるようです。VIXの上昇率が大きく、イベントに備えヘッジする動きが強まっているようです。まだ、神経質な動きでレンジ相場が続きそう。

 米国株は反落。CME日経平均先物は、大証終値を60円下回る8530円で帰ってきました。レンジは8495円~8600円。円は、ギリシャ再選挙を前にユーロ売りを手仕舞う動きがあり対ユーロで99円80銭台とよわ含んだものの、対ドルは追加緩和期待から79円40銭台とやや強含んで帰ってきました。本日の日本株は、軟調に推移しそうです。CME終値にさや寄せして先物が売られるほか、政局の混乱うぃお嫌気した海外投資家の売りも予想されます。当面、売り一巡後の状況を見て、昨日のように日計り感覚で、材料株が買われることになりそうです。GLOBEXの米国株先物の動きを見ながらの展開か…?

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イベント通過待ちで見送り気分が強いものの、先物リードで反発して終了…物色の主役は日計り銘柄
 世界中重要イベント控えで身動き取れない、といった感じですね。海外市場の動きしか手がかり材料がない日本株ですが、今日の日経平均の寄り付いてからの終日値幅は61円。指数のほうはこう着感を強めています。国内的には明日から日銀の金融政策決定会合ですが、何かやろうと思っても17日には何が起こるかわからないギリシャ総選挙。来週19日~20日は、米国FOMCが控えています。今月末でQE2が終わりますから、来月以降どうするか決めなければいけません。今日の国会での証言では、「ETFを頑張って購入し、資金供給をしています」と、説明。「円高やデフレを克服するため金融緩和を続けなくちゃ…」と殊勝な発言を繰り返していました。まあ、バリバリの証券マンを送りこまれて、もっと市場を意識した金融政策をしろ…とあてこすられたわけすから、内心面白くないはずですが…。とにかく、ギリシャ総選挙とFOMCの結果を見ないと円の動きは判断できず、FOMC後に臨時の金融政策決定会合を開く、ということでお茶を濁すかもしれません。

 まあ、イベントリスクがある以上、ここは軽々しく動けないというところ。EUはプロジェクトチームを作ってギリシャの離脱に備え、ATMからのユーロの引き出し制限、国境でのユーロ持ち出しチェックなど想定される事態に備えているようです。また、ギリシャ国民も、大手銀行からユーロを引き出し、ドイツ国債の購入や海外に送金するなど資産保全に動いているようで、銀行からの引き出し額は一日当たり5億~8億ユーロに上っており、特に選挙が近づいた今週になって引き出しが激しくなっているといいます。相場的には、EU離脱まで織り込んだとは言うものの、どういう政権が誕生するかわからないし、市場が望む旧連立政権が勝ったとしても、トロイカとの再交渉を公約しており、これももめることは必至。急進左派連合が政権樹立した場合は、トロイカとの合意破棄。銀行の国有化など過激な公約をしており、いくらEU離脱をしないといってもEU内にとどまったままデフォルトを起こすことは、これまた必至。相場的にはやはり「現実悪」が怖く、手を出せないのが本音でしょう。

 スペインの銀行支援問題も、まだ、EFSFが出すのか、それとも7月に発足するESMに任せるのかがまだ決まっていません。市場は、この債券が国債に優先した場合、取りはぐれるケースも出てくることを懸念しています。これも来週まで引っ張られそうです。リーマンショック後の米国は、市場が望むことを先回りして実行し、危機の進行を未然に防ぎましたが、EUはこの時に」手を抜いていたことが今回のショックにつながりました。嫌いな米国の言うとおりにできるか…というのが本音なんでしょう。変なプライドで意地をはって、おかしくなった中小企業経営者をたくさん見てきましたが、それとよく似た感じがします。話がそれましたが、今日、行われたスペインの一年国債の入札は、5月実施時の2.34%から3.91%に急上昇。倍率も1.7倍しかなく、実質的には失敗に終わったようです。おかげで、昨日のスペイン銀行18行の格下げを乗り切った欧州市場も今日は下落してスタートしています。

 日本の場合、消費税をめぐって与野党が談合していますが、お互いの党内でも意見が分かれ、このままいくと、解散含みになりそうです。海外投資家が最も嫌うパターンです。昨日、円が安かったにも関わらずCME先価格が米国ほど上げなかったのも、政変を気にしているところがあるようです。今日の日本株も、GLOBEX米国株先物など海外の動向を見ながらの神経質な動きでした。円安を受け外需株がしっかりだったものの、腰の据わった買いは入らず、値を飛ばしているのは、日ばかり感覚で帰る軽量級のものばかり…。とにかくイベントが通過しないと、長めのポジションの買いが入れられないのも事実。まあ、今週から、週明けにかけたは回転商い中心の流れで行くんでしょう。また、今日の朝も、米国の主要3指標がいずれも25日線との勝負になっていると書きましたが、日本も、25日セントのかい離率はマイナス0.7%と急接近。同様に目先の正念場に入ってきました。ただ、あまり指数にこだわっても仕方がない。5月後半から取り上げてきた内需関連の成長株には値を伸ばすものが増えています。また、構造転換で注目しているNECとパナソニックはともに25日線を上回っています。この辺で頑張ってくれれば25日線が上向きに転じ、新たな局面入りがあるかもしれません。指数は頼りない動きですが、個別ではしっかりした動きをする株が、結構、増えています。まあ、森を見るより、木を見て大木に育ちそうなのをじっくり育てれば、そのうち森よりも大きい大木に育つかも。夢のない指数売買より、夢のある成長株探しのほうが、ここでは正解だと思うのですが…。まあ、今晩の米国に期待…ですが、この環境で25日線を引き揚げるだけの力を発揮できるかどうか…。乞う、ご期待!

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追加的な景気刺激策へ期待感から幅広く買われ反発…鯨幕相場の兆し?
 おはようございます。

 欧州情勢は相変わらずです。昨日は、お騒がせ屋の格付け会社フィッチが、スペイン銀行18行の格下げを実施。これを嫌気してスペイン国債は叩き売られ、昨年11月のEU発足後の最高利回りを上回り6.857%に上昇。とうとう制御不能の7%にリーチがかかりました。まあ、いいタイミングですね。以前も書きましたが状況が改善しかかると、すかさず格下げを実施してきます。ムーディーズやスタンダードプアーズは、格下げの警告はするものの、まだ状況を見極めている段階というのに、矢継ぎ早にやってきます。弱気ポジションを取っている投機筋にとっては、天使のような存在ですね。あまり頑張って仕事しなくてもいいのに…。

 また、このところ、EU関係者の間の発言が相違するようになってきました。ECBの副総裁は、銀行監督統一組織(銀行同盟)を作る必要があるといい、ドイツは、その前に政策同盟がいる…ときます。また、柔軟な対応で市場を懐柔しようとするEUの動きに、教条主義を持ち出し反対するドイツに対し、(文句言うなら)早く財政合意を批准しろと反論しています。ギリシャ問題に関しては、出ていくなら、いつでもどうぞ…ということでは一致しているようですが…。フランスのオランド大統領は、どうやら総選挙を有利に進めているようで、政権基盤が安定しそうなことから、このところドイツに対する発言のトーンも上がったきたように思われます。意見百出で勝手なことを言い出され、会議は踊る状態になっては困りますが、欧州共同債や財政政策の共通化などの懸案事項は、ドイツ包囲網の高まりから、進展するのかもしれません。株式市場がスペイン問題に影響されなくなったのは救いです。

 12日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2573ドル80セント +162ドル57セント(1.31%)
 
 NASDAQ総合指数 2843.07ポイント +33.34ポイント(1.19%)

 S&P500 1324.18ポイント +15.25ポイント(1.17%)

 CME日経平均先物(円建て) 8565円 +35円

 米国10年もの国債金利 1.652% +0.072%

 ニューヨーク原油 83.32ドル +0.62ドル

 GOLD 1613.80ドル +17.0ドル

 ドルインデックス 82.36 -0.31


 昨日の米国株は、スペイン銀行の格下げやギリシャのEU離脱懸念などから見送り気分が強まるなか、景気刺激策への期待感から小反発してスタートしました。世界的な景況感の悪化から来週19日~20日に開催されるFOMCへの期待感が強まっていますが、この日は、シカゴ連銀総裁が追加緩和に前向きな姿勢を示したことを好感。また、ドルがユーロに対し下落したことから原油など商品市況が堅調隣資源・エネルギー株が上昇したことも指数の上げに寄与しています。このほか、ドル安を好感した輸出関連株や半導体需要の回復を期待してフィラデルフィア半導体株指数(SOXX)が2%超え上昇するなどハイテク株も上昇。引けにかけ物色範囲が拡大。つれて指数の上げ幅も拡大し高値圏で取引を終えました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1782万株減の7億2100万株と依然薄商い状態。騰落状況は、値上がり2385、値下がり667。VIX指数は、前日比6.22%下げ、22.09に低下しています。

 NYダウは反発。ダウ30種は、値上がり29、値下がり1。ドル安を好感し、ボーイングが3.5%、キャタピラーが2.1%上げたほか、アルコア2.4%、デュポン2.5%など景気敏感株の上げも目立ちました。業種別では、貴金属、タイヤ、商用車、鉄道、レジャーサービスなどが上昇。一方、家電、出版、空運、海運、インターネットなどが下落していました。
 ダウはこのところ日替わりで上げ下げを繰り返し、鯨幕相場のパターンを呈しています。週末にオプションや先物のクアドロプル・ウイッチングを控えており、このポジション調整が関係しているのかもしれません。昨年10月~1月にかけて形成したテーブルの下値支持と25日線の下落圧力の綱引き…と書いてきましたが、昨日はドル安を好感したニューヨークダウの上昇率が他の指数を上回り、引け値で25日線を上回ってきました。ただ、NASDAQ総合指数、S&P500は25日線を上回れていません。25日線の下落圧力は強く、どこかで、一気に平均線を引き揚げるような上げ局面が必要になっています。

 米国株は反発。CME日経平均先物は、大証終値を35円上回る8565円で帰ってきました。レンジは8435円~8570円。円は、ユーロが買い戻された流れを受け、対ユーロは99円50銭台に軟化。対ドルも米株高や金利上昇を受け79円50銭台にやや下落して帰ってきました。本日の日本株は、CME先物高を受け、堅調に推移しそうです。引き続き先物リードのパターンですが、今週に入り先物筋にお商いが細っており、イベントリスクを警戒している印象を受けます。円がやや軟化しており、輸出株にも見直し買いが入りそうですが、上値は限定的か。昨日から、好業績ものやゼネコンなどこれまでと異なる銘柄が動きはじめたことが注目されます。大量生産・大量消費に依存しなければ生き残れない企業は淘汰され、自らマーケットを切り開いていける企業が生き残る…。企業経営の真剣度が問われます。

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水ペイン問題のUターンで反落するも、為替の落ち着きを好感し、下落幅を縮めて終了
 小用があり出かけていました。初夏だというのに、寒かったです。時間が時間ですから簡単に書いておきます。

 マスコミの株式関係の記事をみると「上がれば強気、下がれば弱気…」という、一般投資家の気持ちに沿う内容が取り上げられます。株が下がっているときに強気の記事を書いても新聞は売れませんが、弱気の記事が乗ると心配になって新聞を買うといいます。上昇するときは、この逆になります。新聞の編集をするとき、下げ相場では弱気の意見を集め、上げ相場では強気の証券関係者の意見を集めて紙面づくりをします。そのため、一般紙の一面トップに株の関係の記事が載ったら相場の流れが変わる…という、典型的な逆張り指標としてかなりの確立があります。

 まあ、今のヨーロッパに関する記事も同じようなもの。みんなが心配していますから、意識的に懸念をあおるような発言ばかりを集めてきているんでしょう。昨日の欧州は、スペインの銀行問題に道筋がついたと安心して、寄り付きから買いついたら、いきなりあのスキームではスペインの財政赤字が膨らむだけでなく、敬遠してスペイン国債を買わなくなる…とどこかが話を流し、一転して下落。梯子に上った投資家はつかまってしまったという格好です。状況は今日も同じ。格付け会社フィッチのアナリストが、どこかの会合で、12年と13年に関しスペインは財政赤字の削減目標を達成できない…といったことが伝えられ、昨日に続き、スペイン国債は売られ、金利は朝方から6.63%に上昇。制御不能の7%にまた近づき始めました。また、オーストリアの財務相が「イタリアの金利も上昇しており、政府は資金調達難からEUに支援を要請することになるかもしれない」と話したことが伝えられ、イタリア国債の金利も急騰。6.16%に上昇してきています。ただ、昨日と異なり当事国の株価は軟調に推移しているものの、他の主要市場はいずれも堅調に始まっており、市場のほうは、EUが1000億ユーロ支援することが決まったことで、一応「終わった…」と見たようです。もっと違う話も流れているはずですが、弱気の話ばかりチョイスされて流されてもね~。

 さて、今日の日本株ですが、CME先物価格のレンジをなぞって動く…と書いたように、レンジ下限の8450円を目指して先物が売りたたかれ、それに伴った裁定解消売りがでて、日経平均はいきなり前日比146円安の8478円で寄り付いてきました。ただ、先物価格がCMEレンジ下限(8450円)付近の8440円まで下げたところから買戻しが入り、流れは反転しています。スペイン問題が一段落したことから、ドルやユーロを買い戻す動きがあり、円がやや軟化したことも好感され、内需株中心に買い戻され、引けにかけ下落幅を縮めていました。建設や不動産など内需大型株に加え好業績の割安株も個別に買われ、引けた段階では、値上がりと値下がりがほぼ半々になるという腰の強さを見せました。結局、日経平均は、前日比88円18銭安の8536円72銭、TOPIXは5.70ポイント安の724.37ポイントと、ともに反落して終わりましたが、日経平均は寄り付きに比べ引けが高く陽線で終わるという堅調な動きなっています。

 まだ出来高は15億株を少し出たくらいで、模様眺め気分は抜け切れませんが、GLOBEX米国株先物が堅調に推移していたことも相場を支えたようです。まあ、日本株は米国株次第。前日のCME先物のレンジでその日の相場が決まってしまう情けない市場ですが、今日の動きは、ちょっと違ってきました。レポートでは、NECやパナソニック、富士重工業など、業容改革に真剣に取り組む主力株に注目していますが、3社とも25日線を上回り、評価しなおす動きが出てきたようです。特に、NECは、ルネサンスエレクトロニクスの支援要請に対して、資金提供を拒否するなど、本気で改革に取り組んでいることがわかり安心させてくれました。昔の仲間意識が強いころなら、お大尽さまのように資金提供したのでしょうが、もうそういう時代ではなくなっています。まあ、真剣に改革に取り組んでいるということでしょいう。ITソリューション部門も順調に売り上げを伸ばしており、改革の仕上げの段階では、レノボとのパソコン合弁も解消し、」切り離すんでしょう。IBM張りの変身を期待したいところですが、どこまでドラスチックな改革ができるか継続して注目していきたいと思います。

 まあ、指数売買の陰に隠れてはいましたが、上がるべき株が上がっていたということでは、それなりに評価できる一日だったように思われます。書き殴りで、わかりにくけレがご容赦!

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スペインへの支援をめぐる思惑で欧州市場が乱高下した流れを受け、米国株は反落スタート
※会員の皆様へのお願い…パソコンの更新による操作不慣れのため、レポートが不着になるケースがでています。もし、ありましたら急ぎご連絡ください。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。 おはようございます。 昨晩は欧州株を見て早めに寝ましたが、朝起きたら景色は一変していました。昨晩の書き込みで先物筋の動きがおかしいと書きましたが、答えはこれだったんですね。イタリア株の下落が2.8%に達しており、「次はお前だ」と言わんばかりの動きがでていました。

 さて、スペイン銀行の支援は決まったんですが、まだ具体的な支援スキームは決まっていなかったんですね。EUは、現行のEFSF(欧州金融安定化基金)が債券を発行し、これをスペインの銀行に直接融資し、それを担保にECB(欧州中央銀行)が融資する方式をとりたいようですが、ドイツはこれに反対し、7月に発足するESM(欧州恒久的安定化基金)を通じ、スペインの銀行再編基金((FROB)を通して支援することを主張しているようです。この方式ですと、融資分はスペインの財政負担の増加になり、いずれ資金調達に苦心することになるとして、昨日はスペイン国債は売られ、前日比0.25%金利が上昇。6.5%で終わっています。朝方は0.2%低下して6.05%になっていただけに、まさにジェットコースターみたいな激しい動きになっています。また、ドイツか…という感じですね。

 これに対し、欧州委員会のレーン委員は、ESMから直接スペインの銀行に行われる可能性もある…とコメント。市場の動揺を鎮める動きをしていますが、市場としては、救済の額は決まったものの、具体的には何も決まっていないじゃないか…と受け取ってしまったんでしょう。そうなると、17日のギリシャ総選挙で急伸左派連合が勝利し、いずれEU離脱…ということになったら、スペイン、イタリア、フランスの銀行に影響すると市場は判断。昨日の欧州市場で、この三国の株価が安くなっていました。まあ、21日にはスペインの銀行資産査定結果が出るようですが、FROBを経過するかどうかで、結果は大きく異なってきます。まだまだ、一荒れも二荒れもありそうです。

 11日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2411ドル23セント -142ドル97セント(1.14%)

 NASDAQ総合指数 2809.73ポイント -48.69ポイント(1.70%)

 S&P500 1308.93ポイント -16.73ポイント(1.26%)

 CME日経平均先物(円建て) 8465円 -145円

 米国10年物国債金利 1.590% -0.045%

 ニューヨーク原油 82.70ドル -1.40ドル

 GOLD 1596.8ドル +5.40ドル

 ドルインデックス 82.64 +0.20
 

 昨日の米国株は、スペイン銀行支援の道筋ができたことへの安心感から欧州株が上昇するなか、続伸してスタートしました。ユーロが買い戻され、ドルが下落したことを好感。輸出関連や資源関連が買われ、ニューヨークダウは寄り付き直後、この日の高値1万2650ドル(前週末比96ドル高)をつけています。しかし、支援スキームやギリシャ離脱懸念から、欧州株が波乱含みになると、先行き警戒感が強まり売り物が増加。リスクオフの動きが強まり、債券市場が上げに転じるとともに、じりじりと下げる展開になったあと、引け間際に大きく売られ、結局、主力3指数とも大幅反落して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5328万株増の7億3882万株。騰落状況は、値上がり566、値下がり1928。VIX指数は、10.98%上げ、23.56に上昇。
 
 週明けのダウは反落。ダウ30種は値上がり4、値下がり26。欧州の金融懸念を映しバンクオブアメリカが3.7%、JPモルガンが2.5%それぞれ下落したのが目立ったほか、景気敏感株、輸出関連など幅広く売られました。業種別では、値上がり無し。石炭、鉄鋼、家電、住宅建設、資本財などの下落が大。
 前週末に主力3指数とも下落中の25日線に届いており、週明けの相場は25日線の下落圧力との勝負になる…と書きましたが、S&P500などは上回って始まったものの、欧州の軟化を受け下落。形としては25日線に抑え込まれる格好になってしまいました。ただ、安値は、昨年10月~12月に形成したテーブルの上でとまっており下値も堅い感じ…。対応点の状況から見て25日線の下落圧力はまだ強まってきますので、引き続き、下値のテーブルの支持力との綱引きが続きそうです。欧州市場の落ち着き待ち…というところでしょうか。

 米国株は反落。CME日経平均先物は、大証終値を145円下回る8465円で帰ってきました。レンジは8450円~8700円。円は、スペインへの懸念が再び強まりユーロが売られたことから、対ユーロが98円40銭台に上昇。対ドルは79円40銭台と前日水準で終わっています。本日の日本株は、昨日のCME終値にさや寄せする格好で先物が売られ、裁定解消売りも入ることから急落スタートになりそうです。CMEのレンジ下限が8450円ですから、本日の下値はこのゾーンになりそうですが、主力株は昨日買われただけに、売り物を浴びそうです。売り一巡後は、手控え気分が強まりそうですが、当面、中国市場、GLOBEX米国株先物の動きが焦点に…。結局、今週はこんな感じで欧州情勢に一喜一憂する展開になりそうです。三本新値の陽転など底入れを暗示する指標もでていますので、とりあえずは動きを見守るだけで良いと思うのですが…。 

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欧州情勢の落ち着きや中国経済の底堅さを好感し、急反発…商いは薄く買い戻し中心?
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 さて、複数ある市場の懸念要因の一つであるスペインの銀行支援問題が、ようやく一息つけそうな感じになってきました。スペインの銀行には、不動産バブルの後始末のため、不良債権を抱えた中小金融機関を合併させたいわゆるバッドバンクが多くあります。その代表格がバンキアですが、不良債権の増加から資本不足となり、最初に政府に支援を要請しました。これに対し、政府は190億ユーロの支援をおこないましたが、悪い状況は他の銀行も五十歩百歩…。この支援で政府は巨額の支援を迫られ、財政状況が悪化する、として投機筋が同国国債を売り始めたのが危機の発端。おかげで金利が急騰し、政府が支援のための資金を市場から調達するにしてもコストが高くてできなくなってしまいました。

 結局、EUに支援を仰ぐことになったのですが、政府借入にすると、財政赤字が拡大。ポルトガルやギリシャのように、緊縮財政を押し付けられてはたまったものではありませんから、ECBに国債買い入れをしてもらい金利が低下したら、資金調達しようなど、虫のいい交渉をのらりくらりしていたため、ついに市場がぶちきれて国債金利が制御不能といわれる7%に接近することになりました。これで、ついにスペイン政府もギブアップしたという格好です。EUでは、勝手に銀行を救済することはできませんから、スペイン政府が救済を要請する必要がありますが、これも時間稼ぎに使われ、先週IMFが概算の必要資金を算出したところで救済を要請。EUが1000億ユーロの資金をスペインの銀行に投入することになりました。

 とりあえず、スペインの問題は、収束する兆しが見えましたが、問題は、不動産価格。景気が悪化したままだと、さらに不動産価格が下落し、また追加の資金投入が必要になります。これは、日本でも経験したことですね。徹底して不良債権処理をしない限り、いたちごっこは続きます。また、不動産バブルが発生したのは、イタリア南部でも同様。スペインやポルトガルと同様に大型のリゾート開発が行われており、いずれ投機筋が目を攻勢をかけてくるものと思われます。

 また、みな忘れたような状態になっていますが、昨年の金融危機の時、EUが合意して、6月末までに、銀行の自己資本比率9%を目指す…としたはず。いま、世界の景気がおかしくなっていますが、EU経済がが財政緊縮で窒息状態にあるだけでなく、短期間の自己資本目標達成のため、リスク資産の圧縮を進めたことも世界の経済の首を絞めています。一説には、欧州銀行の海外与信残は19兆ドル(1900兆円)あるといわれ、シェアは60%に達するといわれています。このうち、10%の資金を引き揚げただけでもその額は190兆円。これでは、資金を引き揚げられた国の景気がおかしくならないほうが不思議ですね。ここにきて、世界の景気が腰折れ状態になり始めたことを見ても、いかに、欧州の自己資本強化の影響が大きいかがわかります。まあ、6月末に、とてもとても9%なんて達成できませんと、銀行が大ブーイングをし、数字を落としたほうが、株価への影響は大きいかもしれません。まあ、次から次へと悩みの種は尽きません。

 さて、今日の日本株は、スペインがEUに支援を要請。EUが具体的な救済額とスキームを決めたことから市場に安心感が戻ったことや、5月の中国貿易統計で、輸出入とも二けたの伸びになったことで、中国の景気の底堅さを確認できたことや、輸出の仕向け先である米国の景気の強さも確認されたことから、海運株など景気敏感株が上昇。ユーロが買い戻されたことにより円安が進行したことを受け、自動車、電気、精密など輸出関連が買われたことも指数の押し上げに寄与しました。日経平均は、週末のCME終値が大証終値を85円上回る8515円で帰ってきていたことから、先物がさや寄せする格好で先物買いが先行。裁定買いが入ったことから、日経平均は高よりしてスタート。買い一巡後は伸び悩み、終日値幅は約70円にとどまりましたが、GLOBEX夜間取引市場でニューヨークダウgは200ドル以上上げるなど、強基調だったことから終日買い戻しが入り、高値圏でこう着したままで、この日の取引を終えました。結局、日経平均は165円674銭高の8624円90銭、TOPIXは12.33ポイント高の730.07とともに反発して終わりました。ただ、週明けで、海外市場の反応を見たいということから手控え気分が強く、出来高は14億株台の薄商いでした。騰落状況は、値上がり1118、値下がり455。

 今日は先物筋も見送りで、久しぶりに平穏な一日でした。ただ、このところ売りを増やしている米系証券の手口が売り買いトントンというのは君が悪い。まだ何か悪材料を持っているんではないかと勘繰りたくもなってしまいます。とりあえず、先週末のSQ値8613円を回復したのは今日の好材料。ただ、今日の先物もCMEのレンジ(8385円~8660円)をなぞる動きが続き、高値8650円を取ったところから伸び悩んでいます。とりあえず欧米市場も高くなりそうですから、先物筋は今晩の米国を見て、明日の動きを決めるんでしょう。とらえず、外部環境がおちつきましたから、リバウンド相場が始まりそうです。案外簡単に25日線をぬいているものもありますし、当面13週線へ向けての戻りがありそうです。ただ、一段高には日銀の緩和などの支援材料がほしいところ。ここは逆張り相場と順張り相場の方針をしっかり決めて臨むことが大事でしょう。主力株のなかでも、「大量生産・大量消費」に依存しないと生き残れない企業は株価面でも淘汰されつことになりそう。市場の関心は、世界の景気に移っていく。日経平均の戻りめどは、レポートに図示しておきました。

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スペイン格下げや中国景気への懸念から下落スタートもスペイン銀行支援の進展期待で上昇して終了
 おはようございます。このところ、収納庫から発掘した資料の整理に追われています。まだ、収納庫には段ボール箱が数個残っており、来週末の資源ごみの日まで、急ピッチで整理しなければなりません。しかし、昔は真面目に仕事してたんだな~。

 さて、欧州では、スペインが銀行救済をEUに要請するかどうかに関心が集まっています。これに備えて、EU側では緊急のユーロ圏財務相の電話会談を準備しているといいますが、今の段階ではまだ要請がないといいます。スペイン側は、IMFと外部監査法人の資産査定の結果がわかる21日とより詳細な結果が判明する7月末の数字を見てから…と、副首相が支援要請を否定しています。ただ、フィッチの格下げを受けたことから、同国銀行が市場から資金を調達するときの保証金率の引き上げ懸念もでるなど、もう時間稼ぎをする余裕はなくなっているはずなのですが…。

 また、このところ、「EU成長協定への賛同」や「ある程度のインフレは容認して、成長刺激を…」など、ドイツの変節ぶりが目立っていました。昨日発表された同国の4月の輸出は、前月比1.7%減となり、前月の0.8%増から大きく落ちこみ、市場予想の0.7%減も大幅に上回る悪化を示しました。ドイツにしてみれば、このところ発表される国内生産関連指標の落ち込みから、景気が変調をきたしていることはわかっていたでしょうから、これだけ輸出が落ち込んでくると、急ぎ欧州の債務危機を収束させ、ECB(欧州中央銀行)に、景気刺激に踏み切らせたいはず…。前段の発言はこれを受けたものなのでしょう。これまで、ドイツ主導で、財政均衡主義が欧州を席巻。各種税金の引き上げや公務員の削減、年金引き下げなどが実施されてきましたが、成長政策が並行して行われなかったことから、景気が急速に腰折れしてしまいました。まさに、リーマンショック後の財政出動の折に日銀が指摘した、「偽りの夜明け」にだまされ、早すぎる財政改善をするという日本と同じ失敗を繰り返したことになります。米国からも警告されていましたが、本来、米国嫌いの欧州のこと。無視した結果が、今回の危機を引き起こす結果になってしまいました。

 欧州のメンバーは口には出しませんが、危機はドイツの失政による…と言いたいのではないでしょうか。おかげで、景気刺激で金融政策を主導するリーダーシップはECBに移りました。ECBのドラギ総裁は市場との対話など、FRBのバーナンキ議長ばりの手腕を発揮し始めました。利下げの方向は間違いないと思われますが、果たしていつこのカードを切ってくるのか…。ECB、FRB、中国、ブラジルなど、世界各国が緩和に踏み出す中、大胆な緩和策が行えない日銀。政策を小出しにすればするほど円高がすすんでいくことになります。日銀は金融政策を従来の理論で正当化する前に、市場というものを一から勉強しなおしたほうがいいと思いますが…。少なくとも世界の潮流に乗り遅れることだけはしてはならないとおもうのですが…。

 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2554ドル20セント +93ドル24セント(0.75%)

 NASDAQ総合指数 2858.42ポイント +27.40ポイント(0.97%)

 S&P500 1325.66ポイント +10.67ポイント(0.81%)

 CME日経平均先物(円建て) 8515円 +85円

 米国10年物国債金利 1.6356% -0.006%

 ニューヨーク原油 84.10ドル -0.72ドル

 GOLD 1591.40ドル +3.4ドル

 ドルインデックス 82.40 +0.19  


 昨日の米国株は、スペイン国債の格下げを嫌気したほか中国景気への警戒感などから、前日終値水準を下回ってスタートしました。週はじめから大幅に上昇したことを受け、週末のポジション整理をする動きも手伝い下落幅を拡大。ニューヨークダウは、寄り付き後、この日の安値1万2398ドル(前日比62ドル安)をつける場面もありました。ただ、スペイン政府が、EUに支援を要請、臨時の財務相電話会議が開催される可能性があることや、支援スキームとして、EFSF(欧州金融安定化基金)債が使われるなど具体的な支援策が伝わると、市場に安心感が生じ買いものが増加。ひけにかけ、じょじょに買い上げられ、結局、主力3指数ともほぼ高値圏で終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億6199万株減の6億8854万株。騰落状況は、値上がり2140、値下がり900。VIX指数は、前日比2.3%下げ21.23に低下しています。

 NYダウは4日続伸。ダウ30種は、値上がり16、値下がり4。ウォルマートやホームデポなど小売やJPモルガンやバンクオブアメリカなど金融株がダウの上昇率を上回りました。一方、月間売り上げが減少したマクドナルドが0.7%下落しています。業種別では、家具、タイヤ、携帯、OA機器、モーゲージjファイナンスなどが上昇。一方、鉄鋼、パイプライン運営、レストラン、石炭、オイル周辺サービスなどが下落しています。
 この日は、主力3指数ともあげましたが、そろって下落中の25日線にタッチしたところで取引を終えています。来週はいよいよ25日線の下落圧力との勝負になります。昨日のNYダウの動きをみると、再び、昨年10月^12月のテーブルを意識した動きを見せ始めており、底値は意外に硬いかもしれません。25日線を突破するには、サプライズが必要ですが、今日発表される中国の景気指標、ECBの利下げなどが候補として上がりますが、何しろ来週末には、ギリシャの再選挙を控えているだけに大きな期待は禁物なのかもしれません。詳しくは、レポートで考察してみます。

 米国株は上昇。CME日経平均先物は、大証終値を85円上回る8515円で帰ってきました。レンジは、8385円~8660円。円は、スペイン格下げやドイツの輸出減少、米国長期金利低下などを受け、対ドルは79円40銭台、対ユーロは99円40銭台と、ともに小幅に上昇して帰ってきました。週明けの日本株は、CME先物終値にさや寄せし堅調なスタートが予想されますが、今日明日発表される中国の経済指標によっては振幅が拡大するかも…。

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中国への懸念、スペイン格下げを材料にした先物売りで急反落して終了
 なんとか底入れしてれるのではないか…との期待感を打ち砕いてくれた一日でした。昨日引け後に、中国が3年半ぶりの利下げを実施。一時は好材料視されたものの、アジアに帰ってくるとシナリオが変わっていて、景気の状況が悪いから利下げするのではないか…と、何時の間にか売り材料に変られていました。昨日も書きましたように、状況が悪いことはすでにわかりきったこと。むしろ、中国政府が年初から取っている刺激的な政策のほうを評価しないといけないと思うのですが。まあ、明日、あさってと重要な景気指標が発表されますが、週明けの市場がどう反応してくるかが注目されます。もしかしたら、今週逃げ遅れた弱気筋がためにしようとして流した話かもしれません。ある欧州系の証券会社は、今後中国株が40%近く上昇するのでは…とする話を流したのかもしれません。まだ投資家心理は、弱気に傾いたままですから、悪い話が出てくるとすぐに萎縮してしまいます。

 また、欧米市場がしまった後、お騒がせやの格付け会社フィッチがスペインの格付けを一気に三段階も引き下げ「BBB]としました。見通しは「ネガティブ」ですから、今後さらに引き下げられる可能性がつよまっています。後、2段階引き下げられたら、投資不適格になり、まともな投資家はスペイン債を買うことができなくなってしまいます。なんだか、ECBが国債の買い入れを再開する前に先手を打ってやったような感じを受けます。同社の見通しでは、スペイン銀行の救済に必要な額は1000億ユーロを超え、スペインの財政を悪化させることなどが格下げの理由になっているようです。昨日はスペインの国債入札が予定分(21億ユーロ)を消化し、利回りも市場利回りを下回る順調ぶりで、市場もこれを好感して上昇したのですが、完全に頭から氷水をぶっかけることになってしまいました。おかげで、落ち着いていた高債務国のCDSが上昇。株式市場も急反落してはじまっています。

 まあ、もう少しタイミングを考えたら…と思うのですが、いつも、相場の分岐点で弱気に誘導する方向でで動いてきます。以前から、投機筋が弱気ポジションを増やしたあとで、格下げを実施するケースが多かったようですが、フロントランニングがなかったかどうか、監視する機関が必要ではないでしょうか。スペインの支援については、財政負担を増やさないようにと、銀行への直接支援の方策が考えられています。一部では、週末にも、スペインがEUに対し、銀行支援のための金融措置を要請するとの話があり、一方で、週末にユーロ圏財務相の電話会議が開催されるとの話もあります。スペインでは月末に向け、外部監査法人の銀行の資産査定が行われていますが、資本不足額は結果を見てみないとわからないはず。もし、同社が勝手予測したよりも大幅に少なかった場合は、格上げするのでしょうか?とにかく、信用できないことは確か。

 さて、今日の日本株は、朝方発表された1~3月期GDP改定値が4.1%から4.7%に上方修正されるという好材料があったものの、全く斟酌されず、スペインの三段階格下げが材料視され、売られてスタートしました。週末控えだったことから、円の買戻しが強まり、円がドル、ユーロに対し強含んだことから、輸出株から下落幅を拡大。中国市場が弱含むと先物売りが増加。GLOBEX市場の米国株先物も軟調に推移していたことから、次第に先物売りが増加。後場になるとユーロ売り(円買い)と株先物売りをセットにした仕掛け的な売りが増加。これが裁定解消売りを誘発して下落幅が拡大するという、昨日までとは逆のパターンで下落幅を拡大しています。主力株や指数が下落幅を拡大したことを嫌気。全体にも手じまい売りが波及。結局、全面安で週末の取引を終えました。結局、日経平均は、」180円46銭安の8459円26銭、TOPIXは13.01ポイント安の717.04ポイントとともに反落して終わりました。出来高は、23億5664万株に増加しましたが、この中にはSQに伴う商い5億2800万株が含まれています。騰落状況は、値上がり327、値下がり1269。

 日経平均サイコロは7勝5敗、RSIは42、25日線かい離は-2.9%、騰落レシオは78。日経平均の終値は10週ぶりに、前週末の終値を約20円上回って終わりました。昨日段階で、3本新値が陽転。前週の陰線を長大陽線で包み、底入れパターンを示していたのですが、今日の足で、上髭を残してしまい、不安を抱える終わり方になってしまいました。以前から書いているように、売買シェアの70%を海外投資家に占められるようになったら、日本のファンダメンタルなんか関係なし。海外情勢次第で、どうにでもかわってしまいます。特に裁定買い残が多い間は、不安定な状況が続きます。先週の裁定買い残は281億円の減少でしたが、6月限りでみると1900億円近く減少していました。やはり、先週の下落にも裁定解消売りが影響したのですね。まあ、とにかく、400億円の資金があれば、東証一部の売買代金と同じ商いができる先物市場をなんとかしない限り、日本経済の浮上も、主力株の業績繁栄相場もない…ということを、金融当局や政治家は、そろそろわからなくてはいけませんね。詳しくはレポートで、分析してみます。

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アジア、欧州株高を受け戻り高値を更新するもFRB議長証言への失望から高安まちまちの動きに…25日線との力勝負に
 おはようございます。昨晩は、月一の病院通いで待ち時間が長引き、結局、書き込みができませんでした。来週は、3か月に一度の術後検診。いよいよ3年目に向けての検査が始まります。なかなか、落ち着いた生活が送れませんね。

 さて、レポートで中国の利下げが近いことは、短期金利が預金金利を大幅に下回っていることから、早い時期に実施されるのでは…と書いてきましたが、やっと3年半ぶりに0.25%の利下げに踏み切りました。海外ファンドの中には、実際の中国の成長率は5%台に下落しているのではないか…として、売りに回るところもあるくらい、景況感の悪化が目立っていました。ただ、短期金利が預金金利を下回ったのは5月中旬。資金需要が急速に減少し、景気が失速状態に近づいているサインですから、本来はもっと早い時期に利下げが実施されてもよかったはず。不動産価格や物価を意識しすぎて、どうやらオーバーキル(引き締めすぎ)状態になっていたようです。利下げをしても景気が良くなるまでにタイムラグがありますから、今後、景気指標の悪化→追加利下げという流れになっていくのではないでしょうか。ただ、レポート直近号でも書いたように、中国の1~4月の歳出は、リーマンショック時に大型景気刺激策に踏み切った時以来、歳入伸びを上回っており、すでに中国が景気刺激策に転換していることが読みとれます。遅れていた第12次5か年計画の実施についても、温家宝首相gは檄を飛ばしています。流れは、変わっている気がするのですが…?

 昨晩は、米国でもバーナンキFRB議長の議会証言が注目されました。市場は、QE3実施を期待していましたが、「何かあればやるかもよ…」と肩透かしを食らった格好。同議長の政策の中心は、米国経済を日本のようなデフレに陥らせないようにすること。QE1、QE2実施時には、物価が下落しデフレリスクが高かったことがありました。しかし、今回は、昨日の証言で「デフレリスクは低い」と述べ、QE3実施の必要性を否定しています。また、雇用増と並び政策の目的としてきた住宅価格についても、「住宅の状況はよくなってきた…」と述べており、当面はQE3が必要ないことを示唆しています。ただ、欧州の混乱による景気の下押しリスクがあり、影響が及べば対処する準備がある…としており、国内の景気には自信を持っているように見えます。今月末にQE2の期限を迎えますが、欧州の情勢を見ながら、数か月程度延長されるとの観測もでています。まあ、今は必要ないけれども、何かあればいつでもやる用意はある、と市場に向けてサインを出しているのは、同議長独特の市場を意識したやり方でもありますが…。

7日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2460ドル96セント +46ドル17セント(0.37%)

 NASDAQ総合指数 2831.02ポイント -13.70ポイント(0.48%)

 S&P500 1314.99ポイント -0.14ポイント(0.01%)

 CME日経平均先物(円建て)=9月限= 8620円 +10円

 米国10年物国債金利 1.641% -0.023%

 ニューヨーク原油 84.82ドル -0.20ドル

 GHOLD 1588.00ドル -46.20ドル

 ドルインデックス 82.28 +0.08
 

 昨日の米国株は、スペイン国債入札が成功裡に終わったことを受け欧州株式市場が続伸した流れを受け堅調に始まりました。また、朝方発表された新規失業保険申請件数が減少したことも好感され、買い物が増加。寄り付き直後には、この日の高値1万2555ドル(前日比141ドル高)をつけています。ただ、バーナンキ議長の議会証言を見たいという動きが強く、その後は高値波乱の動きになりました。中国の利下げ実施を受け一時上げ幅を拡大する場面もありましたが、バーナンキ議長の議会証言でQE3への言及がなかったことが伝わると、引けにかけ急速に上げ幅を縮めて終わっています。結局、ニューヨークダウは続伸したものの、半導体株の不振からNASDAQ総合指数が、銀行株の下落を受けS&P500がそれぞれ反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比1050万株減の8億4753万株。騰落状況は、値上がり1386、値下がり1665。VIX指数は、前日比1.99%下げ、21.72に低下しています。

 ニューヨークダウは3日続伸。ダウ30種は、値上がり16、値下がり13、変わらず1。ドル安傾向を好感して、ボーイングやスリーエム、GE,キャタピラーなど輸出関連がダウの上昇率を上回りました。一方、QE3後退を受けバンクオブアメリカが2.8%下落するなどし指数の足を引っ張っています。業種別では、タイヤ、非耐久消費財、軍用機、住宅リフォームなどが上昇。一方、貴金属、金鉱山、家電、空運、アパレル小売などが下落しました。
 昨日は、FRB議長の議会証言への失望感から高安まちまちの動きになりましたが、テクニカルから見ると、NASDAQ総合指数、S&P500とも、当面の戻りのめどである25日に到達。これを機に急速に利食い売り機運が強まり下落に転じています。ニューヨークダウも、下落中の25日線が接近中で、他の指標が25日線を意識して下落に転じたのを見て、警戒感を強めたものと思われます。当面は、25日線の下落圧力をしのぎながら、次の上げの手がかりを待つ動きになりそうです。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均は実質限月交替し、9月限に。終値は大証終値を10円上回る8620円で帰ってきました。レンジは8575円~8700円。円は、欧州情勢の好転を受け、対ユーロは99円99銭台と100円に接近。対ドルも79円60銭台と円安気味に推移していました。本日の日本株は底堅い動きに推移しそうです。中国の利下げは、まだ織り込まれておらず、中国関連株の動きを刺激しそうですが中国株の反応が焦点。週末控えで後場の動きが懸念されますが、当面は、SQ清算値をめぐり神経質な駆け引きが続きそう。GLOBEX市場の米国株先物の動きに注目。昨日に続き、手垢のついていない銘柄での期値幅取り相場になるか…? 

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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