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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2012/06 | 07
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スペイン救済スキームの進展、ECB利下げ期待の持続、今晩のFRBN議長の議会証言への期待で続伸…リスクオフの巻き戻しが始まった?
 おはようございます。「日本罫線史」に目を通してみました。牧野盛蔵、大山健次、清瀬茂樹、池田守、木佐森吉太郎など、当時のそうそうたるテクニカルアナリストが筆をとり自説や罫線の歴史を解説しています。一目山人も「わが相場観の研究過程」と題し寄稿されていますが、わずか6ページにとどまっていたのは残念でした。主要な執筆者の単行本はすでに読みましたが、これまでの知識を再確認するうえでは、役に立ちそうです。ただ、これまでの経験からわかったことは、こねくりまわした分析法よりも、大衆の動きを把握しやすい誰でもが使える簡単な指標を使うのが一番ということ。ただ、同じように動いていてはなんにもならないので、数字を先読みすることが大事ということ…。

 さて、スペインですが、「助けてくれ」といったのどうかがはっきりしません。ラホイ首相は、議会演説で、「金利が上がりすぎて、市場からの資金調達ができないよ」と話し、EUによる救済が必要な段階に来ていることを示唆。でも、EU側から、早く救済要請をしろ…と催促されているのに、「これは、われわれ次第の問題ではない」と、暗にEU側から歩み寄ってくれることを期待する始末。ドイツが、「早く要請しろ」と言っているところを見ると、EU側は、正式に要請があったとは見ていないようです。なんなのでしょうね。駆け引きなんかしている場合じゃないようなきがするにですが。ただ、EU側では、着々と支援準備を進めているようです。月末に結果がでる外部監査法人の資産査定結果を見て、7月から稼働を始めるESM(欧州恒久的安定化基金)からの、銀行への直接支援を考えているようです。この方策ならスペイン政府の借入増加とはならず、融資見返りの「財政緊縮」強化などの負担が減少すると、スペイン政府に配慮したものになっているようです。まあ、市場は、セーフティネットが一応整ったとみたようで、昨日の欧州株は主要市場が2%を超える上げになっていました。

 結局、ECBは、景気刺激のための利下げは見送ったのですが、まだギリシャの情勢が決まっていないのに、切り札は使えない…ということなんでしょう。ただ、市場の期待を裏切らないように、「少数の委員から利下げの要請があった」と話しています。この辺りは前総裁とは違いますね、FRBのバーナンキ議長ばりに、市場への配慮を忘れていません。この総裁、なかなかやりそうです。言いたくはありませんが、市場との対話なんか頭の片隅にもないどこかの国の総裁とは違いますね。昨日の上げのなかには、利下げ期待感が持続したことも大きな割合を占めているよいうに思われます。金融も政治も、人材不足ですね…日本は。

 6日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2414ドル79セント +286ドル84セント(2.37%)
 
 NASDAQ総合指数 2844.72ポイント +66.61ポイント(2.40%)

 S&P500 1315.13ポイント +29.63ポイント(2.30%)

 CME日経平均先物(円建て) 8665円 +135円

 米国10年物国債金利 1.664% +0.083%

 ニューヨーク原油 85.02ドル +0.73ドル

 GOLD 1634.40ドル +17.5ドル
 
 ドルインデックス 82.14 -0.66 


 昨日の米国株は、スペイン救済スキームの進展やECBの利下げ期待持続を受け欧州株が全面高になった流れを受け、大幅続伸してスタートしました。欧州でドイツ国債が急落するなどリスクオフの巻き戻しが始まったことから、米国でも債券が急落。株式市場でも「株売り・債券買い」の反対売買が活発化し、終日買われる展開になりました。また、ドルが下落したことから原油をはじめとする国際商品の価格も反発。資源・エネルギー株が買われたことも指数の押し上げに寄与していました。この日発表された地区連銀経済報告(ベージュブック)は、「多少、慎重さが増している」と、警戒感を込めた表現になったものの、雇用や景気の拡大は続いている、としたことも市場の安心感を支えました。業種に関係なく終日買われる展開で、結局、主力3指数とも大幅続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億5149万株増の8億5803万株。騰落状況は、値上がり2691、値下がり378。VIX指数は、前日比10.21%下げ、22.16に低下しています。

 ニューヨークダウは続伸。ダウ30種はすべてが上昇。バンクオブアメリカが7.6%上げるなど売り込みのきつかった金融株の上げが目立ちました。また、ドルが下落したことから、キャタピラやGEなど輸出主導株が上昇。3%超えあげたものが10社に達しています。業種別では、ほぼ全面高。家具とパイプライン運営が下落。タイヤ、貴金属、損保、生保、人材派遣などが値上がり上位。
 ニューヨークダウは続伸。上値圧迫が懸念された200日線を一気に上方突破してきました。当面は、リスクオフの買戻しがどこまで続くかが焦点。欧州情勢への懸念は、まだ残っており、リスクオフの巻き戻しは終わっていないと思われます。今晩のバーナンキ議長の議会証言で市場を意識した発言がでるかどうかが焦点になりそうです。デフレ色がないため、QE3への言及はなさそうですが、何か示唆的な発言がでれば、一段のリスクオフポジションの巻き戻しも期待できます。当面、前回レンジ相場の下限ゾーン、1万2700ドル付近の動きが注目されます。

 米国株は大幅続伸。CME日経平均先物も大証終値を135円上回る8665円で帰ってきました。レンジは、8415円~8665円。円は、ECBが利下げを見送ったことや、リスクオフの巻き戻しから米国債金利が上昇したことを受け、対ドルで79円20銭台、対ユーロで99円60銭台と円安が進行しています。本日の日本株は、海外株高や、CME高を受け、急伸して始まりそうです。特に、リスクオフで買われたドイツ、米国の国債が急落。日本でも国債への売り圧迫が強まりそうです。つれて「債券先物買い・株先物売り」のポジションの巻き戻しが進むこともあり、先物買いが入ることやオプション筋の損失回避の先物買いも予想され、裁定買いから指数は予想外に上昇することもありそうです。当面は、売込みのきつい主力株の買いもどしによる戻りと、短期狙いの材料株(まだ期間の長いポジションを作るにはリスクがある)がにぎわいそうです。金関連に注目。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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