FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2012/06 | 07
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30



欧州情勢の落ち着きや中国経済の底堅さを好感し、急反発…商いは薄く買い戻し中心?
 ※会員様へのお願い

 パソコンを更新にともない、レポートが不着になるケースがでています。もし、そのような方がおられれば、ご面倒ですが、当方までメール番号を送信ください。あまり、パソコンに詳しくないため、ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします。

 さて、複数ある市場の懸念要因の一つであるスペインの銀行支援問題が、ようやく一息つけそうな感じになってきました。スペインの銀行には、不動産バブルの後始末のため、不良債権を抱えた中小金融機関を合併させたいわゆるバッドバンクが多くあります。その代表格がバンキアですが、不良債権の増加から資本不足となり、最初に政府に支援を要請しました。これに対し、政府は190億ユーロの支援をおこないましたが、悪い状況は他の銀行も五十歩百歩…。この支援で政府は巨額の支援を迫られ、財政状況が悪化する、として投機筋が同国国債を売り始めたのが危機の発端。おかげで金利が急騰し、政府が支援のための資金を市場から調達するにしてもコストが高くてできなくなってしまいました。

 結局、EUに支援を仰ぐことになったのですが、政府借入にすると、財政赤字が拡大。ポルトガルやギリシャのように、緊縮財政を押し付けられてはたまったものではありませんから、ECBに国債買い入れをしてもらい金利が低下したら、資金調達しようなど、虫のいい交渉をのらりくらりしていたため、ついに市場がぶちきれて国債金利が制御不能といわれる7%に接近することになりました。これで、ついにスペイン政府もギブアップしたという格好です。EUでは、勝手に銀行を救済することはできませんから、スペイン政府が救済を要請する必要がありますが、これも時間稼ぎに使われ、先週IMFが概算の必要資金を算出したところで救済を要請。EUが1000億ユーロの資金をスペインの銀行に投入することになりました。

 とりあえず、スペインの問題は、収束する兆しが見えましたが、問題は、不動産価格。景気が悪化したままだと、さらに不動産価格が下落し、また追加の資金投入が必要になります。これは、日本でも経験したことですね。徹底して不良債権処理をしない限り、いたちごっこは続きます。また、不動産バブルが発生したのは、イタリア南部でも同様。スペインやポルトガルと同様に大型のリゾート開発が行われており、いずれ投機筋が目を攻勢をかけてくるものと思われます。

 また、みな忘れたような状態になっていますが、昨年の金融危機の時、EUが合意して、6月末までに、銀行の自己資本比率9%を目指す…としたはず。いま、世界の景気がおかしくなっていますが、EU経済がが財政緊縮で窒息状態にあるだけでなく、短期間の自己資本目標達成のため、リスク資産の圧縮を進めたことも世界の経済の首を絞めています。一説には、欧州銀行の海外与信残は19兆ドル(1900兆円)あるといわれ、シェアは60%に達するといわれています。このうち、10%の資金を引き揚げただけでもその額は190兆円。これでは、資金を引き揚げられた国の景気がおかしくならないほうが不思議ですね。ここにきて、世界の景気が腰折れ状態になり始めたことを見ても、いかに、欧州の自己資本強化の影響が大きいかがわかります。まあ、6月末に、とてもとても9%なんて達成できませんと、銀行が大ブーイングをし、数字を落としたほうが、株価への影響は大きいかもしれません。まあ、次から次へと悩みの種は尽きません。

 さて、今日の日本株は、スペインがEUに支援を要請。EUが具体的な救済額とスキームを決めたことから市場に安心感が戻ったことや、5月の中国貿易統計で、輸出入とも二けたの伸びになったことで、中国の景気の底堅さを確認できたことや、輸出の仕向け先である米国の景気の強さも確認されたことから、海運株など景気敏感株が上昇。ユーロが買い戻されたことにより円安が進行したことを受け、自動車、電気、精密など輸出関連が買われたことも指数の押し上げに寄与しました。日経平均は、週末のCME終値が大証終値を85円上回る8515円で帰ってきていたことから、先物がさや寄せする格好で先物買いが先行。裁定買いが入ったことから、日経平均は高よりしてスタート。買い一巡後は伸び悩み、終日値幅は約70円にとどまりましたが、GLOBEX夜間取引市場でニューヨークダウgは200ドル以上上げるなど、強基調だったことから終日買い戻しが入り、高値圏でこう着したままで、この日の取引を終えました。結局、日経平均は165円674銭高の8624円90銭、TOPIXは12.33ポイント高の730.07とともに反発して終わりました。ただ、週明けで、海外市場の反応を見たいということから手控え気分が強く、出来高は14億株台の薄商いでした。騰落状況は、値上がり1118、値下がり455。

 今日は先物筋も見送りで、久しぶりに平穏な一日でした。ただ、このところ売りを増やしている米系証券の手口が売り買いトントンというのは君が悪い。まだ何か悪材料を持っているんではないかと勘繰りたくもなってしまいます。とりあえず、先週末のSQ値8613円を回復したのは今日の好材料。ただ、今日の先物もCMEのレンジ(8385円~8660円)をなぞる動きが続き、高値8650円を取ったところから伸び悩んでいます。とりあえず欧米市場も高くなりそうですから、先物筋は今晩の米国を見て、明日の動きを決めるんでしょう。とらえず、外部環境がおちつきましたから、リバウンド相場が始まりそうです。案外簡単に25日線をぬいているものもありますし、当面13週線へ向けての戻りがありそうです。ただ、一段高には日銀の緩和などの支援材料がほしいところ。ここは逆張り相場と順張り相場の方針をしっかり決めて臨むことが大事でしょう。主力株のなかでも、「大量生産・大量消費」に依存しないと生き残れない企業は株価面でも淘汰されつことになりそう。市場の関心は、世界の景気に移っていく。日経平均の戻りめどは、レポートに図示しておきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ