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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2012/06 | 07
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欧州情勢と円高を懸念した先物への仕掛け的な売りで反落…個別色を強める
 どうやら台風は近畿を直撃するようです。進路予想図をみると、奈良県北部あたりを中心が通過するようです。このボロ家で耐えれるか心配です。8年前に直撃したときには、室生寺の五重塔が付近の大木が倒れこんできたために破損したはずです。また、県内各地の家の屋根瓦が飛び、ブルーシートをかけた屋根が増えました。そういえば、工事業者にお不足に付け込んで、他県からいい加減な業者が入り込んできて、いい加減な工事や法外な料金で問題になったことを取材したことがありました。また、ちょうど果物が実をつけだすときですが、台風が過ぎると、産地のほうから必ず被害が甚大だから取材してほしいと要望がきます。えらいことだと取材に行くと、実はたいしたことがない…。大げさに書き立ててもらい、保険金の支払いを受けるのが狙いの時もあるといいます。マスコミもいい加減ですが、それを利用して金儲けをたくらむ輩がいることも確か…。まあこの世界どこに落とし穴があるかわかりませんね。

 さて、今日からG20サミットが、メキシコで始まりました。EU危機の真っ最中ですから、関係国は集中砲火を浴びそうです。ギリシャの粉飾がばれて3年になりますが、危機が起きるたびに取り繕うことを続けている間にアイルランド、ポルトガル、ギリシャ、スペインと、次々に、投機筋の血祭りにあげられてきました。このまま、イタリア、フランスへと攻撃去れていったら、EU自体が崩壊しかねまっせんし、最大金主のドイツだって資金は続かなくなってしまいます。まあ、余裕があるうちに、根本的な対策を講じておかねばなりません。ただ、共通通貨の使用は始めていますし、財政統合も話が進み始めました。その手始めに、銀行同盟の話も出てきました。主権を放棄する財政統合は紆余曲折がありそうですが、これに成功し、ユーロ共同債を発行できるまでになると、個別の国のGDP比の債務残高は少ないだけに、一気に優良債権になる可能性もあります。まあ、「主権放棄」という難題がありますから、簡単にはいかないでしょうが…。まあ、すこしづつは前進しているような感じはします。

 問題は目先のことですが、今日行われたスペイン国債の入札は、予定した30億4000万ユーロを無難に消化したようです。12か月物と18か月ものですが、ともに調達金利は5月実施時より2%近い上積みになりました。ただ、調達が成功したことで市場は落ち着きを取り戻し、スペイン10年債金利は低下し始めています。また、続落して始まったイタリア株式も反転してきました。株価が上がっている背景には、この他ギリシャの組閣が本日中に終わりそうなことも影響しているようです。でも、一番大きいのは、この日発表されたドイツのZEW景況感指数ではないでしょうか。数字は予想のプラス2.3に対し、マイナス16.9と大幅に悪化。景気が急速に悪化してきたことからECBの利下げが接近してきたと市場がよんだようです。FRB,日銀など主要国の中央銀行はこれから、じゃぶじゃぶに金を供給してきますから、世界の市場は再び流動性相場に入っていくのかもしれません。

 さて今日の日本株ですが、米国株が高安まちまちで終わったことや、CME日経平均先物安を受け、先物売りから反落して始まりました。スペイン、イタリア国債の金利上昇を受け、ユーロが下落したことから円高が進行。昨日買われた輸出株など,主力株が売られていました。ただ、売り一巡後は、欧州情勢を懸念し手控え気分がつよまり、寄り付き水準で底這いの動きになりました。欧州市場が開き始める2時過ぎになると、「債券先物買い・株先物売り」の仕掛け的な動きが入り、裁定解消売りから指数は下落幅を拡大。一時、日経平均は90円以上下げる場面もありました。ひけにかけては、ややもどしたものの、結局、日経平均は65円15銭安の8655円87銭、TOPIXは4.12ポイント安の734.69ポイントとともに3日ぶりに反落して終わりました。出来高は,14億株台を割り込み13億8330万株落ち込んでいます。騰落状況は、値上がり503、値下がり1020でした。

 朝の書き込みで、CME日経平均先物の下限レンジが8635円でしたので、先物に仕掛けが入り、下振れする局面があるかもしれないと書きましたが、やはり、入りましたね。先物の安値は8620円と、CMEレンジ下限の8635円付近まで売られたあと買戻しで8650円で終わりました。まあ、こんな薄商いですから、先物のちょっとした売りで、指数が上下に振れやすくなっています。前日のCMEレンジをコンピューターにインプットし、ロボットが債券市場や為替市場を見ながら自動売買するため、こんな動きになるんでしょう。

 ただ、個人を中心に指数離れを起こし個別株物色が強まるとしたように、今日は仕手系株や好業績株、高配当率銘柄が個別に買われ、相場的には面白い動きになりました。レポート前週号の銘柄は、本日も上げ、昨年3月高値更新に王手をかけてきました。すでに300円幅近くになってきました。また、直近号で取り上げた銘柄も、本日も続伸。年初来高値が視野に入ってきました。まあ、以前から書いているように指数は崩れなければよし。そうなれば、安心して個別株を買う環境が出てきますから、そちらを狙うべきでしょう。つい先ごろまで、小型科株も無差別に売られましたが、歯止めになる材料がなく、だらだら下げる展開になっていました。ただ、先週末に、会社四季報と会社情報が売り出され、業績面で歯止めが出てきたことから、新たに、来期業績を織り込無動きが始まったとみることもできます。先週号の銘柄は、今季の予想EPS255円が来期は340円に拡大する予想になっており、サプライズ効果があったのでしょう。しばらくは、こんな相場が続きそうです。指数は米国株次第…。
 じんましんの薬が効いて、あくびをしながら書いています。支離滅裂ですがご容赦。

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スペイン、イタリアへの懸念から高安まちまちの動き…ハイテク株の見直しが始まる?
 おはようございます。

 ギリシャ再選挙というハードルを通過した欧州は、相変わらず「悲観」と「懐疑」の間を行ったり来たりしています。ギリシャで財政緊縮派が勝利したとの報が伝わると同時に、スペイン銀行の4月の不良債権比率が前月の9.37%から8.72%へと増加。また、返済が滞っている債権も前月から47億ユーロ増加し1530億ユーロになったことが伝わり、楽観から悲観の現実に引き戻されてしまいました。スペイン10年債は、再度売りなおされ、金利は7.29%に上昇。引けでも前週末比0.28%上昇の7.16%で終わってきました。つれてイタリアにも波及。10年債金利は0.25%上げ6.17%に上昇。FTSE MIB株価指数は2.85%急落してしまいました。金利上昇に見舞われたスペインの首相は、国債買い取りなど金利上昇の鎮静化に動かないECB(欧州中央銀行)に対し、不満をぶつけています。ECBは先週まで14週連続で国債の買い取りを実施していません。このあたりも、投機筋がかさにかかって売り攻勢を強める原因になっているんでしょう。

 まだ、スペイン銀行への1000億ユーロ支援の方法は決まらないようですね。EUなどが提唱したEFSF(欧州金融安定化基金)から、スペイン銀行に直接支援すれば、すんなり片が付いていたはずなのに、ドイツが、ESMから、スペインの政府機関を通じて支援することを主張したことから、おかしくなってしまいました。この方式ですと、スペインの財政負担は増しますし、デフォルト時の債務返済で一般国債が劣後することから、投機筋に付け込まれることになってしまっています。ドイツが教条主義を押し通せば押し通すほど、事態が悪化する…という悪循環を生んでいるようです。欧州最大の金主として、国民へも配慮しなければならないことは、わかりますが、選挙が近いだけに国民の信頼を損なうことはできないということなんでしょう。21日には、スペイン政府が外部監査機関を通して査定してきた結果がでて、資本の必要額がわかる予定ですが、果たして、どんな支援方式がとられることやら…まだまだ気をもむことが続きます。

 ただ、EU内でも危機対応へむけ動きは出始めています。どうやら法改正を伴わずにできる、銀行同盟の設立に動くようです。ドイツなどはECBの権限強化を考えているようですが、この背景には、ロンドンに本拠を置くEBA(欧州銀行監督機構)の権限を、大陸に取り戻すという狙いもあるといわれます。G20も銀行同盟に向けた取り組みを支持するようですが、金融取引税の導入に前向きな大陸欧州と対立する英国としては、監督権限まで取られてはだまっておられないところ…。欧米とEUの間で、いろいろな政治的駆け引きもはじまりそうです。まだまだ、この問題は長引く…?

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2741ドル82セント -25ドル35セント(0.20%)

 NASDAQ総合指数 2895.33ポイント +22.53ポイント(0.78%)

 S&P500 1344.75ポイント +1.94ポイント(0.24%)

 CME日経平均先物(円建て) 8680円 -50円

 米国10年物国債金利 1.578% -0.005%

 ニューヨーク原油 83.27ドル -0.76ドル

 GOLD 1627.00ドル -1.10ドル

 ドルインデックス 81.95 +0.36


 昨日の米国株は、ギリシャ再選挙で財政緊縮派が勝利したものの。スペイン、イタリア国債金利が上昇したことを嫌気。反落してスタートしました。スペイン問題を嫌気してユーロが売られドルが上昇したことから資源価格が下落。これを受け資源株が軟調に推移したことや、欧州危機を嫌気して金融株が売られるなどし、ニューヨークダウは、寄り付き直後この日の安値1万2696ドル(前週末比71ドル安)をつける場面もありました。ただ、今晩から始まるFOMCでの追加緩和期待や、この日発表された建設業者指数(6月)が前月水準、予想をともに上回ったことを好感し関連株が買われるなどし、指数は上昇。一時、前週末比プラス圏に浮上する場面もありました。その後は、。前週末の終値を挟んだ神経質な動きとなったものの、引け際に売られ、結局、ニューヨークダウは反落しています。ただ、個別のハイテク株に評価引き上げなどの好材料が相次いだことからNASDAQ総合指数やS&P500は続伸しています。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比8億646万株減の7億463万株。騰落状況は、値上がり1756,値下がり1255。VIX指数は、先週末のヘッジの外しもあり、13.2%下げ、18.32に急落しています。

 NYダウは反落。ダウ30種は、値上がり11、値下がり19。銀行、資源、輸出関連の下落が目立ちました。先週末のSQにからみ上昇した分のポジション調整も関係していそうです。業種別では、住宅建設、鉄道、空運、トラックなどが上昇。一方、石油探査、生保、石炭、アルミ、家電などの下落が目立ちました。
 3指数のうち、NYダウだけが下落しましたが、ここまで同指数が上げを牽引してきました。ただ、先週も指摘しましたように今年前半に形成したレンジ相場の下限ラインである1万2700~1万2800ドルに到達したことから、上値抵抗を意識する動きもあるようです。3か月近くもみ合った場面ですから、上値抵抗も強いちお思われ、この日も2度、ゾーン抜けにチャレンジしたものの押し戻されています。当面、フェイスブックの切り返しに代表されるように、物色の中心はNASDAQ市場に向かう公算が大きいものと思われます。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は、大証終値を50円下回る8680円で帰ってきました。レンジは、8635円~8750円。円は、ユーロが売りなおされたことや、FOMCの追加緩和期待から、対ユーロで99円50銭、対ドルは79円10銭と、円高に振れて帰ってきました。本日の日本株は、CME先物安や円高を嫌気し、指数的にはさえない展開が予想されます。昨晩も書きましたように、まだ弱気ポジションはそのままにしているところも多く、欧州情勢を見ながら買いもどされることになり、比較的底堅い動きになりそうです。指数的には、今日もGLOBEX米国株先物を見ながらの展開。ギリシャ懸念の一巡から、再度、先物の売り攻勢も予想され、昨日のCMEレンジ下限8630円付近への下振れもありそうです。ただ、先週から、個別株を見直す動きが始まっており、来期も連続増益が予想されるものや成長性の高い企業を買う動きが続きそうです。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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