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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2012/10 | 11
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前原財政相の日銀金融政策決定会合出席から追加緩和を思惑し、5日ぶりに反発
 今日の日本株は、5立会日ぶりに反発して終わりました。前原経済財政相が明日の日銀金融政策決定会合にお出席することが決まり、外債購入など新たな円高対策が実施されるのでは…との期待が高まり、円安が進行。米国での販売が伸びた輸送用機器や追加緩和策がETFや不動産リート購入になる可能性から不動産株が上昇するなど、市場は、さっそくこのニュースに飛びつきました。ただ、10兆円の追加緩和を実施してひと月もたたないのに、果たして、追加緩和に踏み切れるものかどうか…。レポートでは、実体経済への市場刺激効果のあるETF、不動産リートの購入枠の拡大はあるかもしれないとはしましたが、決定会合に行政が足を踏み込んで露骨に圧力をかける動きに、独立性を重視する日銀の審議委員が素直に従うものかどうか…。2003年に出席した小泉政権時代の竹中経済財政相は、それなりの理論武装ができていましたが、「言うだけ番長」の前原氏に、金融調節のプロを説得できるだけの資質があるのかどうか…。そろそろ、両資産の買い取り枠が減少していますので、前原大臣のメンツを保つため1兆円くらいの枠の拡大もあるかもしれません。

 ただ、追加供給をするにしても、FRBやECBが目的を達成するためには「無制限」に実施したように、インフレ率1%を達成するまで、無制限に実施するくらいのインパクトを与えないと効果は上がらないでしょう。とにかく、リーマンショックが起きて以降の4年間で、FRBは通貨供給を3倍に拡大、ECBも2倍に拡大しているのです。さらに、米国はQE3でさらに供給を増やそうとしています。一方の日銀は、この間20%しか供給を増やしていません。4年間もサボってきて、絶対量にとんでもない格差がついているのに、小刻みに実施しても、投機筋になめられるだけ…。日銀が国債を買い値上がりさせてくれるとして、投機筋は日本国債を買い、それで円高が進行。また、値上がり益も確保できるので、彼らは2重に儲けられる状態になっているようです。少なくとも、円高が期待できなくなるくらいの規模の供給増をしないと、いつまでたっても円の高止まりは続いたままになります。果たして、日銀がプライドをかなぐり捨てて、外債購入など思い切った策に踏み出せるかどうか…。明日は見ものです。なにもしなければ、今日の円安を手掛かりに買われた株は梯子を外されることになりますが…。 

 さて、今日の日本株は、米国株が堅調な経済指標を背景に反発したことや、景気への信頼からドルが上昇。これを受け、CME日経平均先物が大証先物を上回って帰ってきたことから、先物買いが先行。日経平均は、前日終値を37円上回る8783円と高寄りしてスタートしました。昨日、米国でに自動車販売が大きく伸びたトヨタや日産、富士重工業などが買われたものの、明日の米国雇用統計への警戒感や中国の対日経済制裁の動向などを懸念した売りもあり、一時は小幅に下落する局面もありました。ただ全引け近くに、前原経済財政相が日銀金融政策決定会合へ出席する意向であることが伝わると、一気に円安が進行。同時に先物市場にまとまった買い物が入ると、裁定買いから指数も急伸。日経平均は昼過ぎにはこの日の高値8865円(前日比119円高)する場面もありました。追加緩和を思惑して、不動産や建設、セメントなど内需関連が買われたほか、円安を思惑して機械や海運、電気機器などに買戻しの動きも入り、一時は全面高する局面もありました。ただ、買い一巡後は、模様眺め気分が強まり、引けにかけ上げ幅を縮めて終わっています。結局、日経平均は、77円72銭高の8824円59銭、TOPIXは7.99ポイント高の735.38ポイントと、ともに5立会日ぶりに反発して終わっています。出来高は、前日比2億4000万株増の16億3692万株、売買代金は1兆円大台を回復。騰落状況は、値上がり1047、値下がり459.

 今日の終値での、日経平均サイコロは5勝7敗、RSIは41、25日線かい離は-1.1%、騰落レシオは86%でした。三本新値の陽転など、明確な底入れサインはまだ出ていません。当面、明日の金融政策決定会合の結果待ち…というところでしょうか。今日の上げで、昨日下回った7月25日安値と9月6日安値を結ぶ下値支持線を回復すると期待しましたが、結局、回復できずに終わっています。上髭を残したことから、このラインを上値抵抗として意識している感じもします。やはり、指数とつながる主力株の出直りには日柄が足りない感じを受けます。ただ、以前からレポートでも解説しているように主力株のなかでも真剣に事業再構築に取り組む企業は、それなりの評価を受けるようになってきました。中国など見向きもせず米国のユーザー開拓を進めてきたスバル(富士重工業)は販売台数の増加を受け、本日700円大台代わりと、年初来高値を更新。NEも戻り高値を更新。同社のクラウド部門や工事を受け持つNECネッツエスアイも高値を更新。日銀緩和を先取りして注目しれきた東急リバブルも年初来高値を更新しています。まあ、情けない市場でも、見るべきところは見ているということでしょう。
今日はこれから出かけ無ければなりませんので、この辺で筆をおきます。前原さん、頑張って日銀を説得してください。たまには「うどん屋の窯(湯だけ=言うだけ)」を返上してくださいね。

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堅調な景気指標の発表を受け強含むも、雇用統計結果待ちで頭の重い動き…NASDAQの出直りに注目
 おはようございます。 

 昨晩、CATVを見ていると、中国の文化大革命の当事者たちの証言をもとにしたドキュメンタリーを再放送していました。おそらく、今では取材さえ無理なものだと思われます。これを見ていて、共産党一党独裁体制下、上層部の方針で人民が一斉に一方向に動き出し、神格化された毛沢東の方針で、党幹部や企業経営者・幹部、地方行政官、学校関係者らが次々と反革命分子として、粛清されていく様子が、実際に暴力を受け総括を迫られた経営者や文化人らの証言が生々しく取り上げられていました。企業や集落、家族がお互いに猜疑心を持ち、分裂。粛清の嵐が吹き荒れましたが、これに油を注いだのがもいう毛沢東の妻の江青女子の言動。破壊的な活動に根拠を与えたことから、さらに、粛清の嵐が激化。拷問や耐え切れず自殺した人が数えきれないほどいた…と、実際に叔父の首つり死体を下したという、少年期の体験を交えて話がされていました。まさに、毛主席が、こう考えておられると勝手に解釈して、これを錦の御旗にし暴走する行為は、戦前、日本の軍部が天皇の統帥権を盾に暴走した動きと通じるものがあります。

 このなかで、お互いに猜疑心が高まり、少しでも考え方が異なると、昨日まで同志だった相手を異端分子とみて攻撃する動きに転換。やがて派閥対立に移行。学生を中心に暴力がエスカレート。最終的には、地方の軍隊の武器庫から重火器を持ち出し、互いに相手を攻撃しあう内戦状態に移行しています。ここに至って、毛沢東が動き、軍隊を差し向け、対立している当時者を呼び出し説得。「毛主席は、対立するのではなく、連合することを望んでおられる」と、話し、これを受け入れ事態が沈静化していったという経緯が描かれていました。拷問の様子や家族がお互いに猜疑心を抱き分裂していく様子が描かれていましたが、この流れを見ると、今回のデモで毛沢東の肖像が掲げられたことに、党中央部が「恐怖」を感じたであろうことは、容易に想像がつきます。

 毛沢東の肖像を掲げていた若者に、老人が抗議し暴行を受けた…という報道がありましたが、この若者に、番組を見せたらどんな反応が返ってくるのでしょうか。まさに、狂気の世界でした。今の中国政府は、文化大革命の悪夢の再来を一番懸念しています。その矢先に、のこのこつけ入るすきを見せた日本の野田政権…。飛んで火にいる夏の虫ではないですが、しばらくは国内の不満をそらす材料として使われそうです。それとともに、狂気に陥りやすい中国人民がエスカレートした場合、日本との間に何が起きるかわからない…という底知れない怖さを感じました。次は、農村への下放が取り上げられるようですが、中国を知る上でも、見てみたいと思います。

 3日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3494ドル61セント +12ドル25セント(0.09%)

 NASDAQ総合指数 3135.23ポイント +15.19ポイント(0.49%)

 S&P500 1450.99ポイント +5.24ポイント(0.36%)

 CME日経平均先物(円建て) 8790円 +40円

 米国10年物国債金利 1.620% +0.01%

 ニューヨーク原油 88.52ドル -3.75ドル

 GOLD 1779.8ドル +4.2ドル

 ドルインデックス 79.94 +0.19


 昨日の米国株は、朝方発表された雇用統計の先行指標になるADP全米雇用報告で、民間の雇用者数の増加が予想を上回ったことを好感。買いが先行し反発スタートになりました。また、その後発表されたISM非製造業景況指数が前月水準・予想ともに上回ったことから買いが増加。ニューヨークダウは昼までにこの日の高値1万3525ドル(前日比43ドル高)をつける場面もありました。ただ、ADP報告で、7月、8月の数字が下方修正されたことや、明日の雇用統計への警戒感も強く、引けにかけては前日引け値を挟んだ神経質な動きとなり、結局、ニューヨークダウは小幅反発。新型アイパッド生産の開始報道を受けアップルが上昇したことを受け、NASDAQ総合指数、S&P500は続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比6977万株増の6億6415万株。騰落状況は、値上がり1512、値下がり1513とほぼ同数。VIX指数は、1.78%下げ、15.43に低下しています。

 ダウ30種は、値上がり21、値下がり9。来期業績見通しの下方修正やCEOがリストラ策の遅れを認めたパソコン大手ヒューレッドパッカードが約13%急落したほか、原油価格の下落を受けシェブロンやエクソンの下落も目立ちました。一方、住宅株の上げを受け、バンクオブアメリカやJPモルガンなど銀行株の上げが目立っています。
 NYダウは、引き続き3~4月のレンジ相場の上限ライン上で下値を固める動きが続いています。材料待ちの展開ですが、ここにきて、テクニカルな調整が先行したNASDAQ市場の動きが良くなってきました。アップル、グーグル、アマゾンなど主力株が買われているほか、クラウド関連のF5、アカマイ、VMウエアなども堅調で、短期的な運用成果の上げを狙って、ファンド勢が原油などからの乗り換えを図った可能性もありそうです。目先は、成長株の動きに注目。

 米国株は小幅反発。CME日経平均先物は、大証終値比40円高の8790円で帰ってきました。レンジは8720円~8785円。円は、好調な景気指標を映しドルが買われた流れを受け、対ユーロは101円20銭台、対ドルは78円40銭台にそれぞれ軟化して帰ってきました。本日の日本株は、CME高や円安に支えられ堅調に推移しそうです。米経済誌が新型アイパッドの発売を報じたことや、KDDIの小型アイパッド発売参入など刺激材料が出ていることから関連株が人気化しそうです。ただ、明日に雇用統計の発表や3連休を控えていることから、上値を買いあがるリスクは高く、頭の重い動きには変化はなさそうです。米国市場を重点に開拓している富士重工業や事業再構築が成果を上げつつあるNECなどレポート銘柄が注目されます。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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