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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2012/10 | 11
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指数寄与度の多き銘柄の下げで続落するも、中国株高や円安を受け、相場実体は堅調
 なんでも米国の真似をする必要はないと思うのですが、今日の日本株の指数と相場実体のかい離は、米国と同じでした。昨日のニューヨークダウ30種は18ドル58セント安でしたが、ニューヨーク市場の騰落状況を見ると、値上がり2001、値下がりは1021…値上がり数は値下がりの倍近くに達していました。実際、ニューヨークダウ総合指数は、27.41ポイント(0.33%)の値上がりでした。ソフトバンクの携帯大手スプリントネクステルの買収報道を受け、競争激化が予想されるとして、ATTやベライゾンが大幅に下落したことがダウ30種の足を引っ張ったようです。ただ、より構成銘柄が多いS&P500は、大統領選でのロムニー候補の巻き返しから、金融規制強化法案の緩和を期待した金融株の上げなどを受け、上昇して終わっています。マスコミは、ニューヨークダウを取り上げ、米国株は安かった…と書きますが、騰落状況をみると強かったことがわかります。

 一方、今日の日本株です。日経平均株価は、4日連続で下落しました。しかし、相場全体をみるTOPIXは4.37ポイントの上昇。騰落状況は、値上がり839、値下がり650。一時、値上がり数は1000を超えていました。明らかに指数と、実体のかい離が起きています。今日は、日本でもソフトバンクの米国携帯大手の買収が話題になりましたが、買収資金は、日本の三大メガバンクが1.8兆円を融資する方針と伝えられ、財務の悪化懸念が出たことや、買収相手であるスプリントネクステルの中身を懸念する動きから、同社を売る動きが強まり、結局、486円安(16.86%)しています。また、昨日、決算見通しを発表したファーストリテーリングが、海外部門の不振から、大きく売られ、1770円安(9.93%)しています。問題は、両社が日経225採用銘柄で、指数寄与度の上位銘柄のため、今日の急落でファーストリテーリングが70円、ソフトバンクが53円。両社合計で123円も指数を押し下げています。もし、という話はありませんが、両社が変わらずだった場合、少なくとも今日の終値より、123円上…111円高して終わっていた可能性もあったわけですね。

 今日の動きを見ても、日経平均の指数としての信頼性のなさがはっきりしてきます。以前から、指数寄与度の高い銘柄を売り崩したり、買い上げたりすれば、指数の操作が可能…と、指摘してきましたが、今日の動きに典型的に出てきました。この点は、1988年に先物売買が開始される以前から、学識経験者などから一部の史巣寄与度の高い銘柄を動かせば指数の操作が可能になる…として、単純平均型の日経225を先物取引の対象にすることに強い反対があったことも確かです。その後、1989年のバブル相場のピーク時には、あまりの過熱ぶりに、玉の手当てができなかった投資信託などが先物買いに走り、現物との間のさやが拡大。この鞘取りを狙って裁定買いが急増。連日外資系証券の225採用銘柄買いが積み増されていきました。

 1990年に入ると、為替が円安転換し、一方で金利上昇ピッチが速まるとともに、外資系証券の先物売りが急増。たまりにたまった裁定買い残の解消売りと、先物売りが交互にでて、下げを加速…。一気にバブル崩壊へ向かっていきました。当時の、投資家は、裁定取引のことなんか知りませんら(私を含めて…)、なにがなんだかわからないうちに、株価は急落。学識経験者が懸念した通りの結果になっています。海外の投資家にしてみれば、倍率25倍という省エネで日本株を売り崩せるのですから、まさに「ウハウハ」状態。当時、米系証券に巨額の利益を上げさせた日本人ディラーが並み居る不動産長者を押さえて、高額所得のトップになったことが話題になりました。結局、どこの圧力かはわかりませんが、十分な検証をしないままに、先物を導入した(させられた)結果が、日本の失われた20年につながったとも言えます。その後、日銀の政策失敗で、円高・デフレに突っ込み、指数寄与度の高かった輸出株がダメージを受け、日経平均型の銘柄は、会社存亡の危機にさらされる状態になっています。こんな状態の指数を先物売買の対象にしているのですから、指数が上昇するはずはありません。先行きの見通しがないから、常に売り圧力がかかることになります。

 長くなるからもう書きませんが、要は、問題を抱え込む企業で構成する指数に、25倍ものレバレッジを効かせて取引させているわけですから、株価には下落圧力がかかり、ますます、経済の活性力が落ちていくことになります。それが、もし操作されていたら…。そろそろ、何らかの改善策を講じるところに来ているような気がするのですが…。たった2社の株価の下げで、指数が130円近くも下げる…。これに何の問題意識も持たないようなら、当局の責任は重いと言わざるを得ませんね。

 まあ、今日の日本株は、2社の株価を除けば、円安や中国株の堅調を受け、これまで売られてきた中国関連株や輸出関連に見直し買いが入ったほか、政府の月例経済報告が、3か月連続下方修正されたことで、月末の日銀金融政策決定会合での追加緩和の可能性が高まったとして、不動産など内需関連も買われ、堅調に推移しました。ただ、引けにかけ、ソフトバンクが下落幅を拡大したほか、週末控えの手じまい売りもあり、上げ幅を縮めて終わっています。出来高は、17億3194万株と前日並みだったものの、売買代金は、値嵩株が売られたこともあり、前日に比べ2000億円近く増加しています。

 今日の引け値での、日経平均サイコロは3勝9敗、RSIは19%、25日線かい離は-4.2%と、ほぼ底値圏を暗示。騰落レシオは96%に上昇。指数の低迷と、物色範囲の拡大という相反する動きが進行しています。
今後の動きなど、詳しいことは、日曜日発信のレポートで解説します。
 今日は、指数と相場実体のかい離があまりにひどかったので腹立ちまぎれに、余計なことをかいてしまいました。
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M&A,ギャラクシー販売差し止め破棄・差し戻しを受け通信株が波乱し、高安まちまちの動きへ
 おはようございます。 昨日は、秋の陽気に誘われてサイクリングに出かけましたが、途中休みも取らずに走り続けていたら、疲労困憊し、夕食も取らず朝まで寝てしまいました。

 さて、日本株の弱さが目立っています。日経平均は昨日まで3日連続安。TOPIXも同様ですが、こちらのほうは、大きな三角持ち合いを下放れ、700ポイント割れに近づいています。日経平均の週足RSIは40%ですが、TOPIXは35%とTOPIXの弱さが目立っています。今日がオプションSQで、清算値をめぐる仕掛け的な動きがあったのかもしれませんが、日本株全体の指標であるTOPIXの弱さを見ると、日本売りが進んでいるのかもしれません。デフレに対し、政府も日銀も互いに相手の責任にして有効な手を打てず、デフレで国力を衰退させ、日米安全保障条約で安全が保障されていたはずが、普天間やオスプレイの問題で日米間に亀裂を生じさせています。また、原発ゼロを打ち出しましたが、これは日本の潜在的な核保有能力(世界はそう見ていた…)の放棄を意味します。おまけに、デフレ下の消費税引き上げで、さらに経済的な体力を奪おうとしている…。体力(喧嘩するエネルギー)はどんどん落ちている、おまけに、防衛の面では裸同然。これでは、中国ならずとも日本にちょっかいを出してみたくなるのも当然でしょう。さらに、政権交代で日本が立ち直る機会は、民主党政権が居座るつもりのようですので、来年の夏まで日本はもっと悪くなっているかもしれない…。

 米国では財政の崖、欧州では、一向に改善しない高債務国問題、中国の景気減速…どうやら、リスクオフの動きが再度強まってきた感じです。そのなかで、ファンダメンタルの悪化が著しい日本株のウエートを落としている…今週の、まとまった先物売りの中には、こんな投資家の素直な反応が含まれている感じがします。ただ、昨日の段階で、日経平均サイコロは4勝8敗、RSIは21%、25日線かい離は-4%、騰落レシオは91%…。騰落レシオを除き、底値ゾーンに近づいています。最大懸念材料の中国問題も、これ以上の対立は本当の日本の右傾化を招き、真の脅威に発展するため、落としどころを探っているというところ。ただ、メンツを大事にするお国柄としては、現野田政権とは、握手はできない…というところでしょう。テクニカル的には、もう少し。あとは、野田さんがいつ政権を投げ出すか…いまは、これが最大の好材料。

 11日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3326ドル39セント -18ドル53セント(0.14%)

 NASDAQ総合指数 3049.41ポイント -2.37ポイント(0.08%)

 S&P500 1432.84ポイント +0.28ポイント(0.02%)

 CME日経平均先物(円建て) 8580円 +30円

 米国10年物国債金利 1.677% -0.001%

 ニューヨーク原油 92.07ドル +0.82ドル

 GOLD 1773.00 +7.30ドル

 ドルインデックス 79.78 -0.32 


 昨日の米国株は、スペインの支援申請が近いとして欧州株が上昇した流れに加え、この日発表された新規失業保険申請件数が予想を大幅にした回り33万件台に減少したことを好感。買戻しなどが先行しきゅ反発して始まりました。ユーロ高や地政学要因から原油が上昇。資源株が上げたほか、欧州情勢の好転を期待して金融株が買われるなどし、ニューヨークダウは、寄り付き後、まもなくこの日の高値1万3428ドル(前日比84ドル高)する場面もありました。ただ、新規失業保険申請の急減が特殊要因に基づくものであることから、それほど強い数字ではないとの観測や、ソフトバンクによるスプリントネクステル買収報道がでると、通信各社にとって不利になるとして関連株が売られるなど、徐々に売りが優勢となり上げ幅を圧職。そのご、連邦高裁がサムソン製品の販売差し止め決定を破棄し、地裁に差し戻したことが伝わるとアップルが売られ、全体も売りが先行。引けにかけては、前日引け値を挟んだもみあいになったものの、結局、ニューヨークダウとNASDAQ総合指数は続落。金融株の堅調を受け、TOPIXは小幅反発しておわりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5449万株増の6億4478万株。騰落状況は、値上がり2001、値下がり1021と値上がり数が圧倒的に多く、一部の銘柄の影響で指数が下落したことがわかります。VIX指数は、4.3%さげ、15.57%に低下しています。

 ダウ30種は、値上がり12、値下がり18。ATTやベライソンがそれぞれ1%以上下げる、など通信関連の下落が目立ちました。
 ダウは、引き続きレンジ内の動き。上昇中の50日線と3-4月レンジ相場の上限を下値抵抗とする動きが続いいます。RSIは6月安値時以来の水準に低下してきており、そろそろ根固めから反転する動きに近づいてきたようです。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均先物は大証終値を30円上回る8580円で帰ってきました。レンジは8515円~8635円。円は、ユーロの堅調を受け、対ユーロは101円30銭台、対ドルは78円30銭台に、それぞれ軟化して帰ってきました。本日の日本株は、CME高、円安を受け堅調な始まりが予想されます。週末控えで大きな動きは期待できそうにありませんが、中国市場の動き次第では、関連株株買いもありそうです。当面、指数は、SQ清算値をめぐって神経質な動きになりそうです。その日に材料が出た株を買う個別材料株の落穂ひろい相場…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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