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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2012/10 | 11
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イベント待ちで小幅続落して終了…内需関連と外需株がまた裂き状態に
 中国も簡単に政権交代が進む…とは言えないようですね。重慶市民の人気を博した簿熙来氏を失脚させたことが、毛沢東主義の信奉者を刺激してしまいました。対日批判デモでは、毛沢東氏の肖像を掲げるデモ参加者が増加。保守派が組織的に動いた可能性があり、現体制派は政治綱領から毛沢東思想を一掃しようと動き始めました。ところが、これを察知した保守派は、毛主席の実績を礼賛するような動きを強め、国民をあおろうとしています。ニューヨークタイムズ(電子版)が、温家宝首相一族の蓄財が2700億円に達する…との報道を行い、中国政府はこの記事に関するネットを遮断。国民の体制批判を封じようとの動きに出ています。どうせ、保守派が巻き返しを狙うため、情報をリークしたんでしょう。

 もともと、簿氏失脚の大きな理由は、共産党最高幹部入りを狙っていた簿氏が、現幹部たちの汚職や蓄財の情報を集め、これを取引材料にして、指導部入りを狙おうとしたことが、温家宝首相の耳に入ったことだった…といわれます。この時調べたのが、温首相周辺だったといいますから、情報の出どころも想像がつきますね。新指導部の人事は固まったものと思われますが、幹部に関しては、まだこれから人事が進むはず。このところ、軍部に影響力を残したい胡主席は、改革派を重用し影響力を維持しようとしているそうです。まさに、今の中国は、保守派と改革解放派がしのぎを削り、勢力を維持しようとする戦闘状態にあるようです。負ければ粛清されるわけですから、お互いに必死…。そんな時に、尖閣問題で絶好の獲物を与えた野田首相はピエロというしかありません。

 聞いたところでは、中国と日本の間では、尖閣問題に関して、様々な口頭の約束があった、といいます。外務官僚は当然知っていたはずですが、この取り決めは自民党時代の合意事項。政治主導、自民党政治否定の立場から、おそらくそんな取決めなんか無視したんでしょう。東京都が買収して、問題がエスカレートするよりは、国有化して現状維持にしたほうが丸く収まると考えたんでしょうが、事前の根回しがなされていなかったみたいですね。結局、胡主席としては、今は微妙な時期だから尖閣問題はエスカレートさせてくれるな…と、くぎを刺したつもりだったのに、その二日後に国有化の発表。これでは、胡主席が起こるのも無理はありません。「自民党政権時代からの取り決めが、あったのに裏切り行為だ…」と烈火のごとく怒ったとも言われています。中国の内情を考えると、国民の反指導部批判を避けるためにも、対日政策はエスカレートさせなければすみません。外交ルートを通じて、問題を解消しようとしても、中国側から見たら、合意を破った野田政権(民主党政権)とは、交渉ができないのが本音。結局、次期政権と交渉するしかおさめる手段はなくなっています。それでも野田首相は辞めようとはしません。もし、任期いっぱい、居座った場合、中国はどんどんエスカレートさせていきますから、偶発的に何が起きるかわからないリスクがどんどン高まっています。いまや、尖閣問題の最大のリスクは、民主党政権が居座ることになってしまいました。

 まあ、明日の日銀金融政策決定会合は、ふたを開けてみるまでわかりません。少しでも、市場を意識するなら、サプライズを与えるような配慮をするんでしょうが、「株価に貢献するような政策をなんで取らなければならないの…」というのが本音。いままで、裏切られ続けてきましたから、さすがに今回は模様眺めになりました。「もうだまされないぞ…」という投機筋は、さっさと先週末に処分していますね。

 …ということで、今日は外部環境よりも決算発表に左右される展開になりました。先週末のCME日経平均先物が、大証終値を35円上回って帰ってきていましたから、先物買いが先行。これを受け、日経平均は週末終値を25円上回る8958円と反発してスタートしました。明日の日銀会合への期待感から、先物を中心に買われ、寄り後まもなく、日経平均はこの日の高値8986円(前日比53円高)をつけています。ただ、海外市場を受けて、円高が進んだことや、GLOBEX市場で米国株が軟調に推移したこと、中国市場が軟調に推移したことを受け、後場から一転売りが優勢になっています。特にホンダが業績の下方修正をしたことから、自動車株全般が値を崩したことが市場のムードを悪くし、輸出主力株を中心に売られ、マイナス圏に転じました。ただ、日銀の追加緩和を期待して、不動産や建設など内需系が堅調になったほか、好業績株を個別に買う動きが強まり、指数の下落幅は限定的になりました。結局、日経平均は、3円72銭安の8929円34銭、tOPIXは0.93ポイント安の740.30ポイントと、ともに小幅続落して終わりました。出来高は、週明けの手がかり材料難などから、前週末から4億株近く減少し14億1600万株になりました。ただ、小型株や低位株など個別株を中心にした物色意欲は強く、値上がり銘柄は803、値下がり数は693と、上昇銘柄が上回っています。

 今日の終値での日経平均サイコロは、8勝4敗(TOPIX7勝5敗)、RSI57%、25日線かい離は+0.9%、騰落レシオは96%…。前週と大きな違いはありません。明日から、日経平均7連騰の+分が落ちていきますから、サイコロの改善は早そうです。まあ、日銀の会合が終わっても、次は、米国の大統領選挙が待っています。特に、今週末の雇用統計の数字は、拮抗状態にある大統領選の結果に影響を与える…といいますから、大口の投資家は身動きできないのが本音。だから、個人資金の動きが表に出てくる…ということでしょう。今日も指数が続落するなか、新値銘柄は61出ています。レポート銘柄も、パラマウントベッド、物語コーポレーション、良品計画が連続して新値更新したほか、21日号でも注目した新明和工業、NECネッツエスアイ、日本M&Aセンターが新値を更新しています。

 まあ、指数の動きは、あまり関係ないという感じです。また、14日号、直近号で注目したNECも本日は148円高値引けしてきました。いよいよ、大きな壁に届きましたが、この株の本当の勝負はここからが本番。IBM型の企業変身をめざし、着々と成果があがりつつあります。日本経済の構造が変化する中、企業も、変身を迫られますが、大きな図体を維持するために、のこのこ中国に出て行った結果が今回の騒動。レポートでは、NECと並んで、地道に米国の開拓を進め、ユーザーの人気を集めるようになった富士重工業を一貫して注目してきましたが、大幅に値上がりした上、まだ、700円大台をキープしたまま。次のステップをうかがっています。
 とにかく、今の日本株は指数をみていると実体はわかりません。痛みを我慢して事業変革に地道にと選り組む企業が、やがて評価されてきます。まあ、とりあえずは、明日の日銀金融決定会合の結果と為替市場の反応に注目…というところでしょうか。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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