FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2012/11 | 12
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -



解散による円安を好感した買いに、自民安倍総裁の超金融緩和発言を好感して急伸
 「衆院解散を16日におこなう…」との、異例の宣言を受けた今日の相場ですが、各政党は一斉に、来月16日の総選挙へ向けて動き始めています。民主党で戦うのは不利と見た議員は、党を離れ、新しい所属先を求めて離合集散がありそうです。おそらく比例区から青天の霹靂で当選したような議員の中には、立候補を見送る人も出てくるでしょうから、今回の選挙は、民主党の解散…といってもいいのかもしれません。

 ただ、野田首相の、意表を突く解散宣言は、「ひたすら時間稼ぎをし、延命を図っている…」と国民が受け取り、ますます信用を失っていく流れに歯止めをかけた…といわれ、これにより、地滑り的な敗戦から免れるのでは…との評価もあるようです。一方で、注目が集まるのは、次期政権を担うかもしれない自民党の安倍総裁の動向ですが、今日は経済団体の集まりで、大きくぶち上げてくれたようです。伝わるところでは、デフレ克服に向けたインフレターゲットの設定、無制限の金融緩和に加え、マイナス金利も辞さない…というものです。日銀の白川総裁が聞いたら、卒倒しそうな内容でした。もちろん、京大教授が提唱する列島強靭化計画(10年間200兆円を投入する耐震化などの社会インフラ整備)による景気刺激も、話したようです。日銀の専権事項なのにこんなことを言っていいの…?て感じはありますが、相場のほうは素直に反応しました。

 以前から、為替市場では、80円30銭台にストップロスの円売り注文がだされていたといいますが、このオーダーに接近すると、円買いが入り、円高に押し戻される動きが続いていたようです。そこに、次期政権を担うかもしれないトップからの、大盤振る舞いの話し…。これがサプライズになり、円売りが殺到。ストップロスのオーダーを巻き込んで81円近く(80円93銭)まで下落。これを好感した先物買いが入り、裁定買いを刺激。一気に指数を押し上げた…という格好です。まあ、いくら円安になって輸出株にとってプラスでも、問題は、輸出相手国。世界経済が減速すれば、意味はありません。持続的な上昇のためには、中国や米国、欧州などの景気がポイントになってきます。ただ、以前から書いているように、この辺の安値を買っておけば、来年の半ばには、そこそこの利益がでているだろうとの予想に変化はありませんが…。

 まあ、今日は、安倍総裁さまさま…という相場。ただ、いくらはったりにせよ、政治家が、前向きに話をするだけで相場がこんなに反応する…。株価が上がれば、経済のムードも変わるのは、小泉政権時代にも経験したこと…。金融政策が日銀主導で進められた民主党政権時代は、株式市場は完全に蚊帳の外に追いやられていました。どこの政党が政権を担うかわかりませんが、株式市場にやさしい政策をとり、株価が上昇するだけで、世間のムードは大きく変わってきます。「株価の上昇を意識するよな金融政策は、日銀にとっての恥…」という忌まわしい伝統があるようですが、まず、これを改め、新しい時代に即した形に日銀の組織、考え方を改めることから始めるべきでしょうが、果たして、できるのか…な?

 また、今日は中国の常務委員会のメンバーが正式に発表されました。習近平氏、李克強氏ら予想されたメンバーでしたが、定員は9人から7人に削減され、権限の強化が図られました。派閥別にみると、過去の首脳の子弟である太子党が3人、胡錦濤氏につながる共産主義青年同盟が2人、江沢民氏につながる上海閥が2人という構成。常務委員会の人選でも、勢力争いがあったことをうかがわせます。これからこの7人が、中国を動かすことになりますが、上海株式市場では「ご祝儀相場」はなく、株価は2000ポイントの大台割れが近づいてきました。景気のソフトランディングが確実となり、景気指標の面でも裏付けがあるのに、この弱さはどういうことでしょうか。いろいろ、考えてみる必要がありそうです。

 さて、今日の日本株は、久しぶりに明るい相場付きになりました。朝方は、米国株の急落があったものの、円相場が80円台に乗せて帰ってきたことや、米株安に足を引っ張られたものの、CME日経平均先物が8790円近くまで上昇したことを手がかりに先物買いが先行して上昇。これが裁定取引を刺激し、日経平均は8700円台を回復して始まりました。寄り付き後も、円安を好感して外需株が買われたほか、自民党の「列島強靭化計画」を先取りし、建設株や橋梁株が上げたほか、選挙関連株もにぎわいました。ただ、前場中は、先物価格がCMEレンジ上限(8790円)に接近すると、伸び悩み8800円をつけることができませんでしたが、安倍総裁の話が伝わると、一気に円安が進行。これを好感した先物買いや買戻しがまとまって入り、引けにかけ上昇。前場物色された業種に加え不動産や銀行、証券など金融緩和関連も買われるなど、ほぼ全面高となり、結局、日経平均は164円99銭高の8829円72銭、TOPIXは15.10ポイント高の737.51ポイントと急伸して終わりました。主力株が買われたこともあり、出来高は22億2403万株と9億株を超える増加。売買代金も1兆2484億円に拡大しています。騰落状況は、値上がり1350、値下がり250。

 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗、RSIは43%、25日線かい離は-0.4%、騰落指数は104%になりました。今回も、一昨日の日経平均サイコロ25%、昨日のRSI26%で反発しましたね。当面、25日線がポイントになりますが、これまで弱かったTOPIXが日経平均に先行して、本日三本新値が陽転し、強気に転換しました。日経平均は、8837円の陽転値に一歩足りませんでした。明日が週末になりますが、終値が26週移動平均線(8815円付近)を上回って終われるかどうか…。レポートでは下値めどは、計算上の①ポイント8698円付近としましたが、今のところは正解みたいですね。まあ、明日は、海外次第ですが、欧州市場は安く始待っています。また、GLOBEX米国株先物は、小反発…。読みがむつかしくなってきましたね。長い目で見れば問題はないのですが、目先となるとね…。個別は、なんでも上がっていますから、今日はいいでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



中東情勢の緊迫化やオバマ大統領の富裕層増税へのこだわりを嫌気し大幅続落して終了
 おはようございます。

 世界はなんだか蜂の巣をつついたみたいになってきましたね。昨日は、南欧各地で緊縮財政に反対する国民のデモがあり、警察と衝突。EUのメンバーは、口ではギリシャの残留に全力を挙げている…といいながら、支援は全く前進しない。ドラギマジックで、金利が低下したことで、熱さがのど元過ぎたスペインは、EU支援要請に知らん顔…。中東では、シリアの内戦が相変わらず。それどころか、トルコとの関係は悪化。レバノンなどシリア周辺国にも、飛び火し始めた…。また、イスラエルは、昨日、パレスチナガザ地区に爆撃…。イスラエルとエジプトの関係も悪化の度合いを強め、外交関係に危機が生じている…。東アジアでは、政権交代から中国がプレゼンスを高めるための外交軋轢を強める…。米国では、選挙後の議会が再開され、財政の崖解消の、交渉が始まったものの、オバマ大統領は、富裕層減税の持続には、断固反対の姿勢…で、これを嫌気し、米国株は改めて売られる…など、混沌とした世界情勢は市場を揺さぶるようになってきました。国内的にも、党内外から追い込まれた野田首相が、党首会談で、解散日時を予告。一気に総選挙モードに突入しました。ただ、従来の自民、民主という2極の対立から、新興政党の誕生で、政局も多極化しており、新たな政治体制が決まったとしても、「再編」が待っている状態…。こちらも結果は見通せない…。いやはや、大変な時代になってきましたね。

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2570ドル95セント -185ドル23セント(1.45%)

 NASDAQ総合指数 2846.81ポイント -37.08ポイント(1.29%)

 S&P500 1355.49ポイント -19.04ポイント(1.29%)

 CME日経平均先物(円建て) 8675円 +5円

 米国10年物国債金利 -0.008%

 ニューヨーク原油 86.38ドル +0.94ドル

 GOLD 1730.1ドル +5.30ドル

 ドルインデックス 81.11 変わらず


 昨日の米国株は、前日引け後に発表されたシスコシステムズの決算が予想を上回る好調なものだったことや、中國経済のソフトランディングの可能性などから、買いが先行。ニューヨークダウは反発スタートになりました。寄り後すぐに、この日の高値1万2797ドル(前日比41ドル高)を付けましたが、その後発表された小売売上高(10月)が3か月ぶりに減少したことや、9月の企業在庫が大幅に増加するなど、冴えない経済指標を受け、売り物が増加。株価は下落に転じています。ただ、この日引け後に発表されるFOMC議事録への期待から、下げ渋る動きとなりました。しかし、議会指導者との会合ののちオバマ大統領が行った会見で、富裕層減税の継続に改めて難色が示されたことから、負担増を嫌気した売りが急増。引けにかけ下落幅を拡大。結局、主力3指数とも大幅続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億5119万株増の8億2765万株。騰落状況は、値上がり314、値下がり2778万株と全面安の状態でした。ただ、VIX指数は、7.6%上げ、17.92に上昇したものの、冷静な状態を保っています。

 ダウ30種は、値上がり1、値下がり29。昨日引け後に好決算を発表したシスコシステムズが4.8%上昇。下落銘柄では、バンクオブアメリカが3.6%下落、前日好決算を背景に上昇したホームデポが3%超えの下落になったほか、大統領が、財政見直しからメディケア(福祉)関連の見直しを行うとしたことから、ユナイテッドヘルスも指数の下落幅を上回る下落になりました。
 ダウは、下値抵抗として意識してきた3~4月レンジ相場の下限を昨日下回ってきました。さらに、52週線も切ってきましたが、こちらは週末段階の位置が問題。昨年10月安値、今年6月安値を結ぶ、「QE3」相場のバンドを下回っており、ちょっと心配な動きもでています。日足の下落パターンも「瀑布型」をつけていることも…。当面、リーマンショック後の安値を起点にする基本バンドの下限ラインが意識されてきそうです。ただ、25日線かい離が-4.5%に拡大、DMI+が6月安値水準に接近するなど、テクニカル的には底値水準に近づいていることは、見ておく必要がありそうです。今週末のオプションなどのSQ後の動きが焦点…。

 米国株は続落。CME日経平均先物は、円安を好感し大幅高になったものの、米株安に引っ張られ、大証先物終値を5円上回る8675円で帰ってきました。レンジは8660円~8785円。円は、衆院解散を受け、対ドルは80円20銭台。対ユーロは102円10銭台にそれぞれ下落して帰ってきました。本日の日本株は、円安を受け堅調な始まりになりそうですが、米国株への懸念から大きくは動けない展開になりそうです。GLOBEX市場での米国株(FOMC議事録が緩和が多数を占めたことを示唆…)の動向や、中国株の動きを見ながらの神経質な動きか…。総選挙を受け、プレハブリース会社、放送機器会社など選挙関連銘柄、取り組み仕手株など、短期資金が手掛ける材料株が賑わうことになりそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ