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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2012/11 | 12
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欧州情勢、中東地政学要因を懸念し軟調に始まるも、財政の崖交渉の進展を期待し反発して終了
 おはようございます。 風邪をひいてしまいました。家族のなかに二人風邪引きがいて、注意しなければ…と思っていたのですが、やはりだめでしたね。今も頭が重い状態です。

 さて、昨日は衆議院の解散が行われ、議員は「万歳」を唱え、国会を後にしましたが、森元首相ら今季限りで引退する議員が、名残惜しそうに握手する姿や、退出する時に、振り返ってたたずみ、記憶に焼き付けるように議場を見つめる議員など、様々な動きがありました。比例下位選出の議員などは、再選の見込みも少なく、新たな人生設計を描かねばならない人も多いと思われます。そこそこの蓄えもできたでしょうが、ちやほやされた生活から一転、ただの人になった時、ギャップに耐えられるのでしょうか。他人事ながら、心配になってしまいます。

 さて、昨日の株式市場は、日経平均が200円近い大幅な上げになりました。社会主義的な考え方が強い民主党政権になって以来、株式市場は一顧だにされてきませんでしたが、衆議院解散を機に、デフレ解消を唱える政党が増加。安倍自民党総裁が、マイナス金利に踏み込んでもデフレを解消させるべき…と、資産価格の上昇に理解ある発言をしたことが、株式市場にやさしい…として、投資家の共感を呼んだんでしょう。日銀は、以前から、緩和姿勢を示すアリバイとして基金を設定。資金を供給しながら、日銀本体の資産は縮小。トータルでは、資金供給は増えない…というごまかしを続けてきました。その結果が、通貨供給を続けてきた米国やEUとの量的緩和の総量の差となり、当然のように、量の少ない円の価値が上昇。円高、デフレを促進し、国民生活を窮乏化させています。にもかかわらず、いまだに、「日銀の政策は、物価の安定にあり、為替の水準や景気政策は日銀の仕事ではない…」と時代錯誤的な考えを続けています。それどころか、量的緩和を通じ、米国の景気をここまで回復させてきたFRBの政策を「インフレを招来する…」と公の場で批判する始末…。

 まったく度し難い存在でした。また、昔から、株式投資にかかわるような政策に加担するのは、日銀の恥…みたいな伝統的な考えもあるようです。本来、生きた資金を供給し経済を活性化しなければならないのに、銀行から国債を買い取る形で資金供給を実施。買い取りで資金が入った銀行は貸出先がないから、再び国債を買う…という格好で、いつまでたっても産業界や国内に資金が還流せず、日銀と銀行の間で資金が循環しているだけ…という弊害を生み出しています。国債市場に資金が滞留している限り、いくらお金を増やしても、その資金は「死に金」。解散宣言以後の、相場は「死に金」が「生きた金」に変わるとの期待感がでてきたようです。ようやく、金融政策が株式市場にやさしいものに変わるかもしれないという期待感です。

 これに、一番早く反応したのが海外投資家。まだ、世界景気の減速感があり、長期のスタンスを持つにはリスクがありますから、とりあえず先物から手当してきたようです。そのため、先物買いが先行する格好になり、これが裁定買いを誘発。TOPIX型、円安を好感した225型の双方が買われましたから、外需株や大型株が大きく伸びる…という結果になりました。また、先週末にオプションSQが終わったばかりですが、SQ値は8745円…。景況感は悪化の度合いを強めていましたから、弱気のポジションが多かったはずです。その後、大きく流れが変わりましたから、この二日間の上げには、ヘッジの先物買いもかなり含まれているはず。裁定買い残の増加が懸念されますが、週末にかけての上げの勢いや、デフレ解消への期待感から、週明けから国内投資家の買い姿勢が高まると思われ、解消売りは吸収できるものと思われます。
 
 週末段階で日経平均日足サイコロは、5勝7敗、RSIは54%、25日線かい離は+1.5%、騰落レシオは108%と、一斉に拡大傾向へと動いています。ただ。以前から書いている9100円~9200円の3年間の壁や直近でもみ合いアイランドリバーサル(離れ小島)を形成したテーブルを更新できるか…来週は、解散サプライズの衝撃度と持続力が試される展開になりそうです。個別を見ても、下落中の26週線まで戻ってきたものが多く見られます。

 16日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万2588ドル31セント +45ドル73セント(0.37%)

 NASDAQ総合指数 2853.13ポイント +16.19ポイント(0.57%)

 S&P500 1359.88ポイント +6.55ポイント(0.48%)

 CME日経平均先物(円建て) 9090円 +80円

 米国10年もの国債金利 1.579% -0.017%

 ニューヨーク原油 86.67ドル +1.22ドル

 GOLD 1717.7ドル +0.90ドル

 ドルインデックス 81.19 +0.17


 昨日の米国株は、ギリシャ支援問題の不透明感や中東情勢の緊迫化にくわえ、財政の崖への懸念が尾を引き、朝方から売りが先行。ニューヨークダウは続落してスタートしました。税負担増を回避する売りが幅広くでたほか、この日発表された鉱工業生産指数にもハリケーン「サンディ」禍の影響が出ていたことから、売りが増加。昼ごろまでに、ニューヨークダウはこの日の安値1万2471ドル(前日比71ドル安)をつける場面もありました。ただ、オバマ大統領が議会代表者と会談。財政の崖解消への取り組みが本格化したことから、期待感から押し目買いが増加。底堅い動きに変わったところに、ウォールストリートジャーナルが、歳出削減と歳入増を組み合わせた代替え案が提唱され検討中…と伝わると、買い物が増加。引けにかけ値を戻し、結局、主力3指数とも反発して終わっています。ニューヨーク市場の出来高は前日比1億7113万株増の9億4599万株。騰落状況は、値上がり2287、値下がり800。VIX指数は、8.78%下げ、16.41に低下しています。

 ダウ30種は、値上がり22、値下がり8。財政の崖解消への期待感から、アルコアやキャタピラなど景気敏感株が上昇したほか、住宅関連のホームデポも買いなおされ上昇しました。一方、携帯端末機器の増加を写しヒューレッドパッカードが下落。決算の悪かったウォールマートが続落しました。
 ダウは底値模索を始めています。25日線のマイナスかい離が15日段階で4.4%に拡大。6月安値時の4.6%に接近するなど、テクニカル指標が6月安値時に近づいていることが手がかり材料になっています。昨日は個人投資家のメンタル面から底が近いとしましたが、どうやら本格的に底値を模索する動きが始まってきたようです。昨日のアップルは、ザラバ安値、引け値とも5月18日の安値を切ってきました。今後の投資家の判断が注目されます。

 米国株は反発。CME日経平均は、大証終値を80円上回る9090円で帰ってきました。レンジは8860円~9095円。円は、対ドルで81円30銭台、対ユーロは103円60銭台と、ともに円安水準で帰ってきました。週明けの日本株は、CME終値にさや寄せし堅調な始まりが予想されます。今週は、直近レポートでも、上げの第一ポイント8698円付近が急所、また15日付近が変化点になりそう…としましたが、やはりこの付近で相場が転換してきました。また、マツダや野村証券、日東電工、新明和工業、日本M&Aセンターなど注目株も順調に値を上げています。来週は、一気に、下向きの移動平均線を突っ切って上げトレンドに入り、2月型の相場に入れるかどうかが注目されます。詳しくは、明日発信のレポートで注目株とともに、検討してみます。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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